JP2002179381A - コンクリート製品の吊上具 - Google Patents

コンクリート製品の吊上具

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JP2002179381A
JP2002179381A JP2000380766A JP2000380766A JP2002179381A JP 2002179381 A JP2002179381 A JP 2002179381A JP 2000380766 A JP2000380766 A JP 2000380766A JP 2000380766 A JP2000380766 A JP 2000380766A JP 2002179381 A JP2002179381 A JP 2002179381A
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leg
lifting
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lifting rod
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JP2000380766A
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Masami Nyuraiin
正己 入来院
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NICHIEI SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート製品の側壁面とU字体の脚部の
側壁面との接触を防止して側壁面の損傷を防止すること
ができる吊り上げ具を提供する。 【解決手段】 コンクリート製品11に埋設した定着部
材12の雌ネジ12aに螺合される吊り上げロッド21
の外周面に対しU字体24を回動可能に、取り外し可能
に嵌合する。吊り上げロッド21の外周面と第1脚部2
5の貫通孔25aとの間にスリーブ27を嵌合し、スリ
ーブ27の先端部を貫通孔25aから突出して、突出部
27aを形成する。その突出長さLを小寸法とし、スリ
ーブ27の先端面を定着部材12の外端面に接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、U字溝等のコンク
リート製品の吊上具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の吊り上げ具は、コンクリート製品
に埋設された定着部材の挿入孔に螺合される吊り上げロ
ッドと、吊り上げロッドを軸方向に所定距離をおいて二
箇所で貫通支持する貫通孔を有するU字体と、吊り上げ
ロッドの基端部に連結した操作部材とにより構成されて
いる。
【0003】前記吊り上げ具の使用状態においては、作
業基準によりU字体のコンクリート製品側の脚部の側壁
面をコンクリート製品の側壁面に接触させて、U字体を
クレーンのワイヤー等により吊り上げるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
吊り上げ具は、U字体がコンクリート製品に接触してい
るので、吊り上げ作業中に接触部の摩擦によりコンクリ
ート製品の側壁面に傷がつくという問題があった。又、
作業基準を順守するため吊り上げロッドの螺合動作を無
理矢理行って前記接触状態を保持することもあり、この
場合には定着部材の内底面が破壊されるという問題が生
じた。
【0005】上記の問題を解消するものとして、実公平
4−2950号公報に示す吊り上げ具が提案されてい
る。この吊り上げ具は、吊り上げロッドの所定位置にU
字体を保持し、吊り上げロッドを定着部材に螺合した状
態でU字体とコンクリート製品との間に十分な間隔を保
持するようになっている。
【0006】ところが、上記従来の吊り上げ具は、コン
クリート製品とU字体との間隔が大きくなるので、作業
基準を満たすことができないという問題があった。さら
に、大重量のコンクリート製品を吊り上げる際、U字体
に過大な外力が作用し、一対の脚部が互いに引き寄せら
れる力を受ける。このため、吊り上げロッドを貫通する
一対の脚部の貫通孔の軸心がずれて該吊り上げロッドの
回動操作を円滑に行うことができないという問題もあっ
た。
【0007】本発明の主たる目的は、コンクリート製品
の側壁面を損傷することなく吊り上げることができると
ともに、作業基準を満足することができるコンクリート
製品の吊上具を提供することにある。
【0008】本発明の別の目的は、上記の目的に加え
て、U字体の脚部の変形を防止して吊り上げロッドの回
動操作を円滑に行うことができるコンクリート製品の吊
上具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記主たる目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、コンクリート製品
に埋設された定着部材の挿入孔に係合される吊り上げロ
ッドと、上記吊り上げロッドを軸方向に所定距離をおい
て二箇所で貫通支持する貫通孔を有するU字体と、前記
吊り上げロッドの基端部に連結した操作部材とを備えた
コンクリート製品の吊り上げ具において、前記吊り上げ
ロッドに対し前記U字体の軸方向への移動を阻止する移
動阻止手段を取り外し可能に装着し、前記U字体のコン
クリート製品側の脚部側壁面がコンクリート製品の側壁
面に接触するのを小距離で阻止する接触阻止手段を設け
たことを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記移動阻止手段は、前記吊り上げロッドの外周面
に対し該ロッドの先端部から嵌合されたスリーブと、該
スリーブを吊り上げロッドの所定位置に締め付け固定す
るボルトとにより構成され、前記U字体の前記操作部材
側の脚部は該操作部材と前記スリーブの基端面との間で
位置規制され、前記スリーブの先端部は前記U字体のコ
ンクリート製品側の脚部の貫通孔を貫通して小寸法だけ
突出され、該突出部に前記接触阻止手段としての機能が
付与されていることを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記スリーブの突出部の外周面には脚部の貫通孔の
直径よりも大径のフランジが形成されていることを要旨
とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
において、前記操作部材側の脚部とスリーブの基端面及
び操作部材との間には座金がそれぞれ介在されているこ
とを要旨とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の
いずれか一項において、前記両脚部の貫通孔は同一直径
に形成され、前記吊り上げロッドの基端部は操作部材側
の脚部の貫通孔に緩く挿入され、該貫通孔の内周面とロ
ッドの外周面との間には、前記スリーブの外径寸法と同
じ外径寸法の補助スリーブが嵌入されていることを要旨
とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項2又は3
において、前記両脚部の貫通孔は同一直径に形成され、
前記吊り上げロッドの基端部には前記スリーブの外径寸
法と同外径寸法の大径部が一体形成され、該大径部が操
作部材側の脚部の貫通孔に挿入されていることを要旨と
する。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項2又は3
において、前記両脚部の貫通孔は同一直径に形成され、
スリーブの基端部はU字体の操作部材側の脚部の貫通孔
に挿入されていることを要旨とする。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項1におい
て、前記移動阻止手段は、前記吊り上げロッドの外周面
に形成された雄ねじ部に対し該ロッドの先端部から螺合
されたねじ孔を有するスリーブであって、前記U字体の
前記操作部材側の脚部は該操作部材と前記スリーブの基
端面との間で位置規制され、前記スリーブの先端部は前
記U字体のコンクリート製品側の脚部の貫通孔を貫通し
て小寸法だけ突出され、該突出部に前記接触阻止手段と
しての機能が付与されていることを要旨とする。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項1におい
て、前記移動阻止手段は、前記U字体の二つの脚部の間
に介在された状態で前記吊り上げロッドの外周面に嵌合
されたスリーブであって、ボルトにより吊り上げロッド
の所定位置に取り外し可能に取り付けられ、前記吊り上
げロッドの先端部が前記定着部材の挿入孔に係合された
状態でコンクリート製品の側壁面と該側壁面と対向する
U字体の脚部との間に小間隙が形成されるように吊り上
げロッドの突出寸法を設定して前記接触阻止手段として
の機能を付与したことを要旨とする。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項9にお
いて、前記U字体のコンクリート製品側の脚部側壁面に
は前記小間隙に突出して定着部材の外端面に接触する突
部が設けられていることを要旨とする。
【0019】請求項11に記載の発明は、コンクリート
製品に埋設された定着部材の挿入孔に係合される吊り上
げロッドと、上記吊り上げロッドを軸方向に所定距離を
おいて二箇所で貫通支持する貫通孔を有するU字体と、
前記吊り上げロッドの基端部に連結した操作部材とを備
えたコンクリート製品の吊り上げ具において、前記U字
体のコンクリート製品側の脚部側壁面に対しコンクリー
ト製品の側壁面に露出する前記定着部材の外端面に接触
する突部を設けたことを要旨とする。
【0020】請求項12に記載の発明は、請求項11に
おいて、前記突部は樹脂又はゴム等のコンクリート製品
の硬度よりも小さい硬度の材料により前記脚部と別体に
形成されて取り付けられたものであることを要旨とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したコンク
リート製品の吊上具の一実施形態を図1〜図4に従って
説明する。
【0022】図4に示すようにコンクリート製品11の
側壁部には定着部材12が埋設固定されている。この定
着部材12には雌ネジ12aが形成され、吊り上げ具1
3を構成する吊り上げロッド21の雄ネジ21aを螺合
するようになっている。前記吊り上げ具13を構成する
U字体24には吊下ワイヤー14が掛け止められ、フッ
ク15によって図示しないクレーン等により吊り上げら
れるようになっている。
【0023】図1に示すように前記吊り上げロッド21
の基端部には鍔部22が一体に形成され、鍔部22の外
側壁面には操作部材としての操作レバー23が溶接され
ている。U字体24はコンクリート製品11側に近接配
置される第1脚部25と、操作レバー23側に位置する
第2脚部26を備え、第1脚部25には大径の貫通孔2
5aが形成され、第2脚部26には貫通孔25aよりも
小径の貫通孔26aが形成されている。吊り上げロッド
21の外周部には移動阻止手段及び接触阻止手段を構成
するスリーブ27が嵌合され、該スリーブ27の先端部
外周面が前記貫通孔25aに貫通され、第1脚部25の
側壁面から小寸法だけ突出する突出部27aが形成され
ている。前記吊り上げロッド21の外周面には雌ネジ2
1bが形成され、スリーブ27に形成した透孔27bか
らボルト28を雌ネジ21bに螺合し、スリーブ27を
吊り上げロッド21の所定位置に係止している。ボルト
28にはスプリングワッシャー29が設けられている。
【0024】スリーブ27の突出部27aの外周面には
貫通孔25aの直径よりも大径のフランジ部27cが一
体に形成されている。この突出部27aの突出長さL寸
法は例えば1〜5mmに設定されている。第2脚部26
とスリーブ27の基端面との間にはワッシャー30が介
在され、第2脚部26と鍔部22との間にもワッシャー
31が介在されている。
【0025】図4はコンクリート製品11の左右一対の
定着部材12,12に対し吊り上げ具13の吊り上げロ
ッド21,21を螺合した使用状態を示す。この状態に
おいては、図1に示すようにU字体24の第1脚部25
の側壁面とコンクリート製品11の側壁面11aとの間
隔が小間隔に保持され、スリーブ27の突出部27aの
先端面が定着部材12の外端面に接触されている。この
状態でクレーン等によりフック15を持ち上げると、吊
下ワイヤー14及び吊り上げ具13を介してコンクリー
ト製品11が持ち上げられ、目的の場所に移し換えられ
る。
【0026】次に、前記のように構成した吊り上げ具1
3の効果を構成とともに列記する。 (1)吊り上げロッド21に対しスリーブ27を嵌合し
てボルト28により所定位置に取り付け、スリーブ27
の先端部を第1脚部25の側壁面から小寸法突出させて
定着部材12の外端面に接触するようにした。このた
め、吊り上げ移送作業中において、コンクリート製品1
1とU字体24,24との間に吊り上げロッド21,2
1を中心に相対回動が生じてもコンクリート製品11の
側壁面11aと第1脚部25が接触することはないの
で、側壁面11aの損傷が防止される。
【0027】(2)突出部27aの突出長さL寸法が1
〜5mmと短く設定されているので、コンクリート製品
11の側壁面11aと第1脚部25の側壁面との間隔が
小間隔に保持され、吊り上げ作業中に吊り上げロッド2
1に作用する曲げ荷重を低減し、作業基準にほぼ沿って
コンクリート製品11の吊り上げ作業を行うことができ
る。
【0028】(3)吊り上げロッド21に対しスリーブ
27がボルト28により取り外し可能に装着されてい
る。このため、吊下ワイヤー14の下端部がループ状を
なしている場合にはボルト28を外し、吊り上げロッド
21からスリーブ27を外すことによりU字体24にル
ープ状の吊下ワイヤー14を係止することができる。
【0029】(4)第2脚部26とスリーブ27及び鍔
部22の間にワッシャー30,31を介在したので、吊
り上げロッド21、鍔部22及び第2脚部26の接触摩
擦抵抗を低減でき、吊り上げロッド21を定着部材12
の雌ネジ12aに螺合する際の操作レバー23の回動操
作をスムースに行うことができる。
【0030】(5)前記スリーブ27の突出部27aに
対し貫通孔25aの直径よりも大きいフランジ部27c
を形成したので、スリーブ27の取付作業時の方向性を
一見して確認でき、吊り上げロッド21に対するスリー
ブ27の組み付け作業を容易に行うことができる。
【0031】次に、この発明の別の実施形態を図5〜図
11に基づいて順次説明する。 ○ 図5に示す別例は、第2脚部26の貫通孔26aの
直径を貫通孔25aと同じにし、吊り上げロッド21の
基端外周面にスリーブ27の外径寸法と同外径の補助ス
リーブ32を嵌合している。この別例では貫通孔25
a,26aの直径が同じとなっているので、吊り上げロ
ッド21に対するU字体24の嵌合作業においてU字体
24の向きを考慮することなく容易に組み付けることが
できる。
【0032】○ 図6に示す別例は、吊り上げロッド2
1の基端部に大径部21cを一体に形成し、第2脚部2
6の貫通孔26aと貫通孔25aを同じ直径にしてい
る。この別例でも吊り上げロッド21に対するU字体2
4の組み付け作業を該U字体24の向きを気にすること
なく容易に行うことができる。
【0033】○ 図7に示す別例は、スリーブ27の基
端部を貫通孔26a内に挿入するように延長形成してい
る。この別例でも貫通孔25aと貫通孔26aの直径を
同じにすることができ、吊り上げロッド21に対するU
字体24の組み付け作業を該U字体24の向きを気にす
ることなく容易に行うことができる。
【0034】○ 図8に示す別例は、吊り上げロッド2
1の中間部外周面に雄ネジ21dを形成し、スリーブ2
7の基端内周面にネジ孔27dを形成し、スリーブ27
を吊り上げロッド21に螺合するようにしている。この
別例では前記ボルト28及びスプリングワッシャー29
を省略して部品点数を少なくし、製造及び組み付けを容
易に行うことができる。
【0035】○ 図9に示す別例は、吊り上げロッド2
1の外周面に対しU字体24の第1脚部25と第2脚部
26の間に位置するようにスリーブ33を嵌合してい
る。又、スリーブ33に形成した貫通孔33aから吊り
上げロッド21に形成した雌ネジ21bにボルト28を
螺合することにより所定位置に係止している。さらに、
前記吊り上げロッド21を定着部材12の雌ネジ12a
に螺合した状態で、コンクリート製品11の側壁面11
aと第1脚部25の側壁面との間に所定の小間隙Gが形
成されるようにしている。
【0036】この別例では、小間隙Gによりコンクリー
ト製品11の側壁面11aと第1脚部25の側壁面との
接触がなくなり、側壁面11aの損傷を防止することが
できる。又、第1脚部25と第2脚部26の間にスリー
ブ33が介在されているので、U字体24を吊り上げた
ときに第1脚部25と第2脚部26が互いに接近するよ
うに変形することはない。従って、U字体24の形状を
適正形状に保持し、U字体24に対する吊り上げロッド
21の組み付け状態を適正に保持し、操作レバー23の
回動操作を容易に行うことができる。
【0037】上記別例において、図9の二点鎖線で示す
ように第1脚部25の外側壁面に対し突部25bを一体
又は別体で形成し、定着部材12の外端面に突部25b
の先端面を接触するようにしてもよい。この別例でもコ
ンクリート製品11の側壁面11aの損傷を防止するこ
とができる。
【0038】○ 図10に示す別例は、第1脚部25及
び第2脚部26の外側壁面に対し環状の突部25b,2
6bを一体に形成したものである。この別例では、構造
を簡素化することができるとともに、コンクリート製品
11の側壁面11aと第1脚部25の側壁面との接触を
阻止して側壁面11aの損傷を防止することができる。
【0039】○ 図11に示す別例は、第1及び第2脚
部25,26の外側壁面に対し合成樹脂或いはゴムより
なる環状の突部34を嵌合固定し、定着部材12の外端
面に接触するようにしたものである。この別例において
も、第1脚部25が側壁面11aに接触するのをなくし
て損傷を防止することができる。
【0040】○ 図示しないが、前記突部25b,26
b,34を局部的に形成してもよい。 ○ 図示しないが定着部材12の雌ネジ12aと吊り上
げロッド21の雄ネジ21aの螺合構造に代えて、係合
凹部と係合ピンを使用した構造としてもよい。
【0041】○ この明細書において小距離とは前述し
た1〜5mmの他に、5〜10mm、10〜15mm、
15〜20mmも含むものとする。しかし、10mm以
下が作業基準を満足させる上で望ましく、0.5〜3.
0mm程度が最もよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜12記
載の発明はコンクリート製品の側壁面とU字体との接触
を阻止してコンクリート製品の損傷を防止することがで
きる。
【0043】又、請求項5記載の発明は、U字体の第1
脚部と第2脚部の間隔が変化するのをなくして、吊り上
げロッド21の組み付け状態を安定化することができ、
吊り上げロッドの定着部材に対する取り付け作業をスム
ースに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の吊り上げ具を具体化した一実施形
態を示す縦断面図。
【図2】 吊り上げ具の右側面図。
【図3】 吊り上げ具の中間部横断面図。
【図4】 吊り上げ具の使用状態を示す正断面図。
【図5】 吊り上げ具の別例を示す縦断面図。
【図6】 吊り上げ具の別例を示す縦断面図。
【図7】 吊り上げ具の別例を示す縦断面図。
【図8】 吊り上げ具の別例を示す縦断面図。
【図9】 吊り上げ具の別例を示す縦断面図。
【図10】 吊り上げ具の別例を示す縦断面図。
【図11】 吊り上げ具の別例を示す縦断面図。
【符号の説明】
G…小間隙、11…コンクリート製品、11a…側壁
面、12…定着部材、12a…挿入孔、21…吊り上げ
ロッド、21c…大径部、21d…雄ねじ部、23…操
作部材としての操作レバー、24…U字体、25,26
…脚部、25a,26a…貫通孔、25b,34…突
部、27,33…移動阻止手段を構成するスリーブ、2
7a…接触阻止手段としての突出部、27c…フラン
ジ、27d…ねじ孔、28…移動阻止手段を構成するボ
ルト、32…補助スリーブ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製品(11)に埋設された
    定着部材(12)の挿入孔(12a)に係合される吊り
    上げロッド(21)と、 上記吊り上げロッド(21)を軸方向に所定距離をおい
    て二箇所で貫通支持する貫通孔(25a,26a)を有
    するU字体(24)と、 前記吊り上げロッド(21)の基端部に連結した操作部
    材(23)とを備えたコンクリート製品の吊り上げ具に
    おいて、 前記吊り上げロッド(21)に対し前記U字体(24)
    の軸方向への移動を阻止する移動阻止手段(27,2
    8)を取り外し可能に装着し、前記U字体(24)のコ
    ンクリート製品側の脚部(25)側壁面がコンクリート
    製品(11)の側壁面(11a)に接触するのを小距離
    で阻止する接触阻止手段(27a)を設けたコンクリー
    ト製品の吊り上げ具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記移動阻止手段
    は、前記吊り上げロッド(21)の外周面に対し該ロッ
    ドの先端部から嵌合されたスリーブ(27)と、該スリ
    ーブ(27)を吊り上げロッドの所定位置に締め付け固
    定するボルト(28)とにより構成され、前記U字体
    (24)の前記操作部材(23)側の脚部(26)は該
    操作部材と前記スリーブ(27)の基端面との間で位置
    規制され、前記スリーブ(27)の先端部は前記U字体
    (24)のコンクリート製品側の脚部(25)の貫通孔
    (25a)を貫通して小寸法だけ突出され、該突出部
    (27a)に前記接触阻止手段としての機能が付与され
    ているコンクリート製品の吊り上げ具。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記スリーブ(2
    7)の突出部(27a)の外周面には脚部(25)の貫
    通孔(25a)の直径よりも大径のフランジ(27c)
    が形成されているコンクリート製品の吊り上げ具。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、前記操作部材
    (23)側の脚部(26)とスリーブ(27)の基端面
    及び操作部材(23)との間には座金(30,31)が
    それぞれ介在されているコンクリート製品の吊り上げ
    具。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか一項において、
    前記両脚部の貫通孔(25a,26a)は同一直径に形
    成され、前記吊り上げロッド(21)の基端部は操作部
    材側の脚部(26)の貫通孔(26a)に緩く挿入さ
    れ、該貫通孔(26a)の内周面とロッド(21)の外
    周面との間には、前記スリーブ(27)の外径寸法と同
    じ外径寸法の補助スリーブ(32)が嵌入されているコ
    ンクリート製品の吊り上げ具。
  6. 【請求項6】 請求項2又は3において、前記両脚部の
    貫通孔(25a,26a)は同一直径に形成され、前記
    吊り上げロッド(21)の基端部には前記スリーブ(2
    7)の外径寸法と同外径寸法の大径部(21c)が一体
    形成され、該大径部(21c)が操作部材側の脚部(2
    6)の貫通孔(26a)に挿入されているコンクリート
    製品の吊り上げ具。
  7. 【請求項7】 請求項2又は3において、前記両脚部の
    貫通孔(25a,26a)は同一直径に形成され、スリ
    ーブ(27)の基端部はU字体(24)の操作部材側の
    脚部(26)の貫通孔(26a)に挿入されているコン
    クリート製品の吊り上げ具。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記移動阻止手段
    は、前記吊り上げロッド(21)の外周面に形成された
    雄ねじ部(21d)に対し該ロッドの先端部から螺合さ
    れたねじ孔(27d)を有するスリーブ(27)であっ
    て、前記U字体(24)の前記操作部材(23)側の脚
    部(26)は該操作部材と前記スリーブ(27)の基端
    面との間で位置規制され、前記スリーブ(27)の先端
    部は前記U字体(24)のコンクリート製品側の脚部
    (25)の貫通孔(25a)を貫通して小寸法だけ突出
    され、該突出部(27a)に前記接触阻止手段としての
    機能が付与されているコンクリート製品の吊り上げ具。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記移動阻止手段
    は、前記U字体(24)の二つの脚部(25,26)の
    間に介在された状態で前記吊り上げロッド(21)の外
    周面に嵌合されたスリーブ(33)であって、ボルト
    (28)により吊り上げロッド(21)の所定位置に取
    り外し可能に取り付けられ、前記吊り上げロッド(2
    1)の先端部が前記定着部材(12)の挿入孔(12
    a)に係合された状態でコンクリート製品(11)の側
    壁面(11a)と該側壁面と対向するU字体の脚部(2
    5)との間に小間隙(G)が形成されるように吊り上げ
    ロッド(21)の突出寸法を設定して前記接触阻止手段
    としての機能を付与したコンクリート製品の吊り上げ
    具。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記U字体(2
    4)のコンクリート製品側の脚部(25)側壁面には前
    記小間隙(G)に突出して定着部材(12)の外端面に
    接触する突部(25b)が設けられているコンクリート
    製品の吊り上げ具。
  11. 【請求項11】 コンクリート製品(11)に埋設され
    た定着部材(12)の挿入孔(12a)に係合される吊
    り上げロッド(21)と、 上記吊り上げロッド(21)を軸方向に所定距離をおい
    て二箇所で貫通支持する貫通孔(25a,26a)を有
    するU字体(24)と、 前記吊り上げロッド(21)の基端部に連結した操作部
    材(23)とを備えたコンクリート製品の吊り上げ具に
    おいて、 前記U字体(24)のコンクリート製品(11)側の脚
    部(25)側壁面に対しコンクリート製品の側壁面(1
    1a)に露出する前記定着部材(12)の外端面に接触
    する突部(25b,26b,34)を設けたコンクリー
    ト製品の吊り上げ具。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記突部(3
    4)は樹脂又はゴム等のコンクリート製品(11)の硬
    度よりも小さい硬度の材料により前記脚部(25,2
    6)と別体に形成されて取り付けられたものであるコン
    クリート製品の吊り上げ具。
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