JP6081641B1 - アイボルト - Google Patents

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Abstract

【課題】アンカーボルトの螺合に対しては、特別な治具がなくともアンカーボルトを旋回させることが可能なアイボルトを提供すること。【解決手段】U字状の頭部と脚部を有するリンク6と、下向きに開放された凹部4aを備えたキャップ4と、吊下げられる取付対象物に螺合されるアンカーボルト2と、アンカーボルト2のまわりに回転自在であり、キャップ4の下側に固定されて凹部4aの下向きの開放を閉鎖し、アンカーボルト2の頭部とリンク6の脚部をスリーブとキャップの内側に形成される空間に収容するスリーブ3とを有し、リンク6の脚部とアンカーボルト2の頭部には、互いに雌雄の嵌合関係となる嵌合部DH、SHが夫々設けられており、リンク6の脚部は、キャップ4の凹部4aの中で上下動可能であり、リンク6の脚部を降ろした際には嵌合部DH、SHが嵌合し、引き上げた際には分離する。【選択図】図1

Description

本発明は、機械等の取付対象物にアンカーボルトを螺合し,頭部のリンクにフックやワイヤーなどを通してつり上げ,移動するのに用いるアイボルトに係り、特に取付対象物に特別な治具を用いずに容易にねじ込み可能なアイボルトに関する。
アイボルトは、機械等の取付対象物に螺合自在なアンカーボルトとリンクが一体となったものや、アンカーボルト部とリンクが別体となっているものなどが知られている。例えば、特許文献1においては、一体状のアイボルトが、特許文献2には別体状のアイボルトが開示されている。特許文献2に示すような別体状のアイボルトでは、リンクは中空のシリンダを有しており、アンカーボルトをシリンダの中空に差し込んでボルト頭部を治具(例えば六角レンチ等)により回転して、機械等の取付対象物にアンカーボルトを螺合する。別体状のアイボルトの他の例として、特許文献3にはリンクが取付面に対して180度自由に回転できるようにし、重量物の引き起しや反転作業等にも使用されてもアイボルトが変形しにくいようにしている。
特開2012−51684号公報 特開2006−118676号公報 特許2761660号公報
一体状のアイボルトは、手で回転させて取付対象物に螺合することが可能であるが、別体状のアイボルトはアンカーボルトを螺合させるために、特別な治具が必要である。アイボルトのボルト頭部の形状が大きくなると、リンクに干渉するために、必然的に小さなボルト頭部を治具により回転させて螺合しているのである。
本発明は、アンカーボルトとリンクが別体となっているアイボルトであって、アンカーボルトの螺合に対しては、特別な治具がなくともアンカーボルトを旋回させることが可能なアイボルトを提供することを目的とする。
本発明に係るアイボルトは、脚部とU字状の頭部とを有するリンクと、
前記脚部の上側が揺動可能に当接する、下向きに開放された凹部を備えたキャップと、
吊下げられる取付対象物に軸部が螺合されるアンカーボルトと、
前記アンカーボルトのまわりに回転自在であり、前記キャップの下側に固定されて前記凹部の下向きの開放を閉鎖し、前記アンカーボルトの頭部と前記リンクの脚部をスリーブと前記キャップの内側に形成される空間に収容するスリーブとを有し、
前記リンクの脚部と前記アンカーボルトの頭部には、互いに雌雄の嵌合関係となる嵌合部が夫々設けられており、
前記リンクの脚部は、前記スリーブとキャップに収容された状態において、前記キャップの凹部の中で上下動可能であり、前記リンクの脚部を降ろした際には、前記リンクとアンカーボルトの嵌合部同士が嵌合し、前記リンクの脚部を引き上げた際には、嵌合部同士が分離し、
さらに、前記スリーブは内周側では前記アンカーボルトの軸部を外環し、外周側では雄螺子山が設けられ、頭頂面には前記アンカーボルト頭部が載せられる円筒状の固定部を有しており、
前記キャップの内側に形成される空間であって、前記キャップの凹部の中で前記リンクの脚部が上下動可能とする空間の下側の空間内周には前記雄螺子山が螺合される雌螺子山が設けられていることを特徴とする。
本発明のアイボルトによれば、特別な治具がなくともアンカーボルトを旋回させることが可能になる。
本実施例によるアイボルトの斜視図である。 アイボルトの構成と、組立てる様子を示す図である。 アイボルトの使用状態を示す図である。
図1は、本実施例によるアイボルト1を示している。図1Aにおいて、本実施例によるアイボルト1は、吊下げられる取付対象物に螺合されるアンカーボルト2と、アンカーボルト2のまわりに回転自在な中空円筒のスリーブ3と、スリーブの下側に固定されるキャップ4と、キャップ4の下向きに開放された凹部4aに対して回転可能に当接するリンク6とを備えている。
図2は、アイボルトの構成と、組立てる様子を示している。図2Aは、リンク6の正面を示し、図2BはX―X断面を示している。図2Cはリンク60を示し、図2Dはアイボルト1の各構成の一部断面を示している。図2Aにおいて、リンク6は、対称線sに対して左右線対称であって、頭部6dがU字状であって、フックやワイヤなどが掛けられる。一方、脚部6aが閉脚しており、リンク6の全体として一周する輪状となっている。脚部6aの下側であって、対称線sの位置に、アンカーボルト2を回転させる治具の頭部形状が付与されている。本実施例においては、後に説明するようにアンカーボルト2がマイナス螺子の頭部形状を有していることに対応して、脚部6aにはX―X断面を示す図2Bに表れるように、マイナス螺子に対するマイナスドライバーのような嵌合部DHが設けられている。脚部6aの上側は、キャップ4の下向きの凹部4aに揺動可能に当接する箇所である。リンク6は、輪状であるため、座屈しにくい。
図2Cに示すリンク60は、リンク6に代えて変形例として用いるものであり、脚部6b、6cに開脚し互いに対向する形状している。リンク60では、脚部6b若しくは6cを延長した先にはマイナス螺子に対するドライバーヘッドDHが設けられており、脚部6b及び6cの上側は、キャップ4の下向きの凹部4aに揺動可能に当接する箇所である。
図2Dにおいて、キャップ4は、釣り鐘状で下に向けて開口している凹部4aを有している。キャップ4、図中高さ方向に頭頂部となる部位41と、その下の部位42、43、44とに分割できる。部位42においては、凹部4aはリンク6の脚部6a(若しくはリンク60の脚部6b及び6c)が上下動可能な内側の空間を有している。部位43は、凹部4aによる空間がキャップ4内側で拡大しており、アンカーボルト2の頭部21を収容可能な内側の空間を有している。部位43も同様に、凹部4aによる空間がキャップ4内側で拡大しており、スリーブ3が螺合可能なように内周に雌螺子山4bを有する中空円筒状の内側の空間を有している。さらに、部位43の下端には円周状に脚4cが設けられている。
アンカーボルト2は、図中高さ方向に頭部21と軸部22、23とを有している。頭部21はスリーブ3の中空3dよりも大きい部位であり、軸部22はスリーブ3が自在に回転する軸心となる部位であり、軸部23は取付対象物に螺合される部位である。頭部21の頭頂には、マイナス螺子の頭部形状のような嵌合部SHが設けられている。嵌合部SHはリンク6の嵌合部DHに対して、雌雄の嵌合可能な関係にある。頭部21から軸部22に到るネック2cは、断面が円弧状となっており、ネックの一点に応力が集中しないようになっている。また、軸部22、23の間においても、面が円弧状となっている。この箇所は、取付対象物に埋まる軸部23との境界の位置となるため、軸部23の螺子の谷部のような急峻な形状を避けて、一点に応力が集中しないようになっている。
スリーブ3は、軸部22に対して回転自在に外環する中空3dを有した円筒状をしており、図中高さ方向に固定部31とフランジ部32とを有している。固定部31の外周には雄螺子山3aが設けられており、キャップ4の雌螺子山4bと螺合する。フランジ部32の外周には円周状に突起3cが設けられており、キャップ4と螺合した際にキャップ4の脚部4cの周囲を取り囲んで保持する。固定部31の頭頂面から中空3dに到る境界部3eは、断面円弧状であり、頭部21から軸部22に到る円弧状のネック2cと面接触が可能なようになっている。
アンカーボルト2をスリーブ3の中空3dに差し込み、一方リンク6の脚部6aをキャップ4の凹部4aに挿入し、スリーブ3の雄螺子山3aとキャップ4の雌螺子山4bを螺合する。凹部4aの下側の開放はスリーブ3により閉塞され、キャップ4とスリーブ3の内側に形成された空間に、リンク6の脚部6a(若しくは6b、6c)とアンカーボルト2の頭部41とが収容される。この状態において、リンク6の嵌合部DHとアンカーボルト2の嵌合部SHが互いに対向した状態になっている。
図3は、アイボルト1の使用状態を示している。リンク6(具体的にはリンク6の脚部6a)は軸部42における凹部4aの中で上下動が可能である。アイボルト1を取付対象物OBに螺合する際には、リンク6(の脚部6a)を起立状態のまま下降させてアンカーボルト2の頭部21に押し当て、嵌合部SHと嵌合部DHとを嵌合させる。この状態でリンク6を回転させると、回転力はアンカーボルト2に伝達されて、アンカーボルト2は取付対象物OBに螺合する。アンカーボルト2を回転させるための特別な治具は必要がない。アンカーボルト2を取付対象物OBに対して、締め付け、その後逆に少し回転させれば、取付対象物OBにスリーブ3のフランジ部32が接触しながら締め付けトルクが殆ど無い状態となり、アンカーボルト2の軸部22の廻りでスリーブ3が自由に回転可能である。
図3Bにおいて、リンク6(の脚部6a)を上に引き上げると嵌合部SHと嵌合部DHの嵌合が外れ、リンク6は凹部4aの湾曲部に当接して、方向rに対して回転可能になる。アンカーボルト2を取付対象物OBから取り外すときには、再度、嵌合部SHと嵌合部DHを嵌合させれば良い。
このような実施例の構成によれば、アンカーボルト2の螺合に対しては、特別な治具がなくともアンカーボルト2を旋回させることができる。なお、嵌合部DHと嵌合部SHとは、マイナスドライバーとマイナス螺子の関係であったが、例えば、プラスドライバーとプラス螺子あるいは、六角ボルトとスパナ等のような他の関係の嵌合構造であっても良い。また、本実施例では、アンカーボルト2を取付対象物OBに対して締め付けトルクを加えた状態で締結すると、スリーブの回転はほぼ不可能になる。しかし、アンカーボルト2とスリーブ3の間に、特許文献3に示されるようなスリーブをさらに挿入すれば、取付対象物OBに対して締め付けトルクを加えた状態で締結してもスリーブ3は回転可能である。上記実施例においては、リンク6の嵌合部DHは、リンク6又は60自体を削り出して形成したが、嵌合部DHを別途作成して、取り付けるようにしても良い。
図1Bは、リング7によりキャップ4の下側の部位44の周囲を一周取り囲み、補強した例を示す。リング7は、キャップ4あるはスリーブ3にまで到った雌螺子孔9にボルト8を螺合して固定される。リング7を設けたことにより、凹部4aが広がることが抑止される。
1 アイボルト
2 アンカーボルト
3 スリーブ
4 キャップ
6 リンク
7 リング

Claims (2)

  1. 脚部とU字状の頭部とを有するリンクと、
    前記脚部の上側が揺動可能に当接する、下向きに開放された凹部を備えたキャップと、
    吊下げられる取付対象物に軸部が螺合されるアンカーボルトと、
    前記アンカーボルトのまわりに回転自在であり、前記キャップの下側に固定されて前記凹部の下向きの開放を閉鎖し、前記アンカーボルトの頭部と前記リンクの脚部をスリーブと前記キャップの内側に形成される空間に収容するスリーブとを有し、
    前記リンクの脚部と前記アンカーボルトの頭部には、互いに雌雄の嵌合関係となる嵌合部が夫々設けられており、
    前記リンクの脚部は、前記スリーブとキャップに収容された状態において、前記キャップの凹部の中で上下動可能であり、前記リンクの脚部を降ろした際には、前記リンクとアンカーボルトの嵌合部同士が嵌合し、前記リンクの脚部を引き上げた際には、嵌合部同士が分離し、
    さらに、前記スリーブは内周側では前記アンカーボルトの軸部を外環し、外周側では雄螺子山が設けられ、頭頂面には前記アンカーボルト頭部が載せられる円筒状の固定部を有しており、
    前記キャップの内側に形成される空間であって、前記キャップの凹部の中で前記リンクの脚部が上下動可能とする空間の下側の空間内周には前記雄螺子山が螺合される雌螺子山が設けられていることを特徴とするアイボルト。
  2. 前記アンカーボルトの頭部から軸部に到るネックは断面が円弧状となっており、一方、前記固定部の頭頂面から前記固定部内部の中空に到る境界部は断面円弧状であり、前記中空に差し込まれた前記アンカーボルトの前記円弧状のネックと前記断面円弧状の境界部とが面接触可能なようになっていることを特徴とする請求項1のアイボルト。
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