JP2002179354A - エレベータ装置 - Google Patents
エレベータ装置Info
- Publication number
- JP2002179354A JP2002179354A JP2000380445A JP2000380445A JP2002179354A JP 2002179354 A JP2002179354 A JP 2002179354A JP 2000380445 A JP2000380445 A JP 2000380445A JP 2000380445 A JP2000380445 A JP 2000380445A JP 2002179354 A JP2002179354 A JP 2002179354A
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- JP
- Japan
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- car
- counterweight
- hoisting
- guide rail
- elevator
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 巻上機械装置6を水没し難くなし、またエレ
ベータシャフト1内の任意高さ箇所の故障を簡便に修理
できるものとする。 【解決手段】 かご用ガイドレール3、3に沿って昇降
する乗りかご2と、釣合錘り用ガイドレール12、12
に沿って昇降する釣合錘り11と、乗りかご2及び釣合
錘り11が吊り下げられた一組の巻上げロープ20と、
トラクションシーブ6aを備えた巻上機械装置6とを含
むエレベータ装置において、巻上機械装置6を乗りかご
枠体4の上部箇所へ取り付けた構成となす。
ベータシャフト1内の任意高さ箇所の故障を簡便に修理
できるものとする。 【解決手段】 かご用ガイドレール3、3に沿って昇降
する乗りかご2と、釣合錘り用ガイドレール12、12
に沿って昇降する釣合錘り11と、乗りかご2及び釣合
錘り11が吊り下げられた一組の巻上げロープ20と、
トラクションシーブ6aを備えた巻上機械装置6とを含
むエレベータ装置において、巻上機械装置6を乗りかご
枠体4の上部箇所へ取り付けた構成となす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】かご用ガイドレールに沿って昇降する乗
りかごと、釣合錘り用ガイドレールに沿って昇降する釣
合錘りと、乗りかご及び釣合錘りが吊り下げられた巻上
げロープと、トラクションシーブを具備した巻上機械装
置とを有するエレベータ装置は存在している。
りかごと、釣合錘り用ガイドレールに沿って昇降する釣
合錘りと、乗りかご及び釣合錘りが吊り下げられた巻上
げロープと、トラクションシーブを具備した巻上機械装
置とを有するエレベータ装置は存在している。
【0003】この種のエレベータ装置において、巻上機
械装置及びこれの設置スペースをエレベータピット内に
設けたものは特公第2877745号公報に、そしてそ
れらをエレベータシャフトの頂部に設けたものは特公第
2889125号公報に記載されている。
械装置及びこれの設置スペースをエレベータピット内に
設けたものは特公第2877745号公報に、そしてそ
れらをエレベータシャフトの頂部に設けたものは特公第
2889125号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のエレベ
ータ装置では、次のような問題点がある。即ち、エレベ
ータピットに巻上機械装置を設置したものでは、水害が
発生したとき、巻上機械装置が水没して、その近傍から
の直接的な操作が不可能となり、緊急時のエレベータ作
動が得られなくなるのであり、また巻上機械装置が水没
して作動不能品となったときは、その交換装着が必要と
なって大きな損害を発生させるのである。
ータ装置では、次のような問題点がある。即ち、エレベ
ータピットに巻上機械装置を設置したものでは、水害が
発生したとき、巻上機械装置が水没して、その近傍から
の直接的な操作が不可能となり、緊急時のエレベータ作
動が得られなくなるのであり、また巻上機械装置が水没
して作動不能品となったときは、その交換装着が必要と
なって大きな損害を発生させるのである。
【0005】またエレベータシャフトの頂部に巻上機械
装置を設置したものでは、巻上機械装置から離れた箇所
の故障時に、巻上機械装置を一人の作業者がその近傍か
ら直接的に操作することによる修理作業が行えず、その
修理に多大な手間が必要となるのである。
装置を設置したものでは、巻上機械装置から離れた箇所
の故障時に、巻上機械装置を一人の作業者がその近傍か
ら直接的に操作することによる修理作業が行えず、その
修理に多大な手間が必要となるのである。
【0006】本発明は斯かる問題点を合理的に解消し得
るものとしたエレベータ装置を提供することを目的とす
る。
るものとしたエレベータ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、請求項1に記載したように、かご用ガ
イドレールに沿って昇降する乗りかごと、釣合錘り用ガ
イドレールに沿って昇降する釣合錘りと、乗りかご及び
釣合錘りが吊り下げられた一組の巻上げロープと、トラ
クションシーブを備えた巻上機械装置とを含むエレベー
タ装置において、巻上機械装置を乗りかご枠体の上部箇
所へ取り付けた構成となす。
め、本発明では、請求項1に記載したように、かご用ガ
イドレールに沿って昇降する乗りかごと、釣合錘り用ガ
イドレールに沿って昇降する釣合錘りと、乗りかご及び
釣合錘りが吊り下げられた一組の巻上げロープと、トラ
クションシーブを備えた巻上機械装置とを含むエレベー
タ装置において、巻上機械装置を乗りかご枠体の上部箇
所へ取り付けた構成となす。
【0008】このようにすれば、乗りかごがエレベータ
ピット内に位置された状態であっても、巻上機械装置は
乗りかご枠体の上部に存在するため、水害から免れるも
のとなり、また巻上機械装置は乗りかごと一体状になっ
てエレベータシャフト内を昇降するので、エレベータシ
ャフト内の任意高さ箇所に故障が生じても、一人の作業
者が乗りかご上に乗って巻上機械装置を直接的に操作す
ることにより、その故障は簡易迅速に修理されるものと
なる。
ピット内に位置された状態であっても、巻上機械装置は
乗りかご枠体の上部に存在するため、水害から免れるも
のとなり、また巻上機械装置は乗りかごと一体状になっ
てエレベータシャフト内を昇降するので、エレベータシ
ャフト内の任意高さ箇所に故障が生じても、一人の作業
者が乗りかご上に乗って巻上機械装置を直接的に操作す
ることにより、その故障は簡易迅速に修理されるものと
なる。
【0009】上記発明は請求項2に記載したように具体
化するのであって、即ち、かご用ガイドレールの上部周
辺に第一方向転換プーリと第二方向転換プーリを設ける
と共に乗りかごの下部に少なくとも2つの乗りかごプー
リを設け、かご用ガイドレールの上部に形成された巻上
げロープ引止め部に巻上げロープの一端を固定すること
によりこの巻上げロープを垂下させて前記乗りかごの一
側面に沿わせ、続いて前記乗りかごプーリを経ることに
より乗りかごの底面を横切るように導き、続いて前記乗
りかごの他側面に沿わせて上方へ導いた後、前記第一方
向転換プーリを経て下方へ導きトラクションシーブに掛
け回し、続いて上方へ導き、前記第二方向転換プーリを
経て釣合錘りに連係させる。
化するのであって、即ち、かご用ガイドレールの上部周
辺に第一方向転換プーリと第二方向転換プーリを設ける
と共に乗りかごの下部に少なくとも2つの乗りかごプー
リを設け、かご用ガイドレールの上部に形成された巻上
げロープ引止め部に巻上げロープの一端を固定すること
によりこの巻上げロープを垂下させて前記乗りかごの一
側面に沿わせ、続いて前記乗りかごプーリを経ることに
より乗りかごの底面を横切るように導き、続いて前記乗
りかごの他側面に沿わせて上方へ導いた後、前記第一方
向転換プーリを経て下方へ導きトラクションシーブに掛
け回し、続いて上方へ導き、前記第二方向転換プーリを
経て釣合錘りに連係させる。
【0010】このようにすれば、乗りかごはかご用ガイ
ドレールを介して4本の巻上げロープにより吊られた状
態となり、従って同一の巻上げロープに作用する荷重は
1本の巻上げロープで乗りかごを吊る場合のそれの凡そ
1/4となり、また乗りかごを昇降させるときの巻上機
械装置のトラクションシーブの駆動力も巻上げロープに
作用する荷重との関連で、1本の巻上げロープで乗りか
ごを吊る場合のそれの凡そ1/4となる。この結果、同
じ能力の巻上げロープ及び巻上機械装置であっても、乗
りかごの積載重量は大幅に増大されるものとなる。
ドレールを介して4本の巻上げロープにより吊られた状
態となり、従って同一の巻上げロープに作用する荷重は
1本の巻上げロープで乗りかごを吊る場合のそれの凡そ
1/4となり、また乗りかごを昇降させるときの巻上機
械装置のトラクションシーブの駆動力も巻上げロープに
作用する荷重との関連で、1本の巻上げロープで乗りか
ごを吊る場合のそれの凡そ1/4となる。この結果、同
じ能力の巻上げロープ及び巻上機械装置であっても、乗
りかごの積載重量は大幅に増大されるものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るエレベータ装
置を示す斜視図、図2は前記エレベータ装置の平面図、
図3は前記エレベータ装置の正面図、図4は前記エレベ
ータ装置の側面図である。
置を示す斜視図、図2は前記エレベータ装置の平面図、
図3は前記エレベータ装置の正面図、図4は前記エレベ
ータ装置の側面図である。
【0012】これらの図において、1は上下方向へ長い
空間で平面視四角状となされたエレベータシャフトであ
り、このエレベータシャフト1内には乗りかご2を上下
方向へ案内するため左右一対のかご側ガイドレール3、
3が上下方向の対向状に配設されている。
空間で平面視四角状となされたエレベータシャフトであ
り、このエレベータシャフト1内には乗りかご2を上下
方向へ案内するため左右一対のかご側ガイドレール3、
3が上下方向の対向状に配設されている。
【0013】乗りかご2は方形箱体となされており、そ
の左右側面及び頂面及び底面を取り囲むように乗りかご
枠体4が固着してある。そして乗りかご枠体4の横向き
部材4a、4bの左右各端部には乗りかご用ガイドシュ
ー5、5が固定されており、また上側の横向き部材4a
の長さ中央の下側部位にはトラクションシーブ6aを備
えた巻上機械装置6が固定され、下側の横向き部材4b
の後面側部位の左右端部には乗りかごプーリ7、7aが
装着されている。
の左右側面及び頂面及び底面を取り囲むように乗りかご
枠体4が固着してある。そして乗りかご枠体4の横向き
部材4a、4bの左右各端部には乗りかご用ガイドシュ
ー5、5が固定されており、また上側の横向き部材4a
の長さ中央の下側部位にはトラクションシーブ6aを備
えた巻上機械装置6が固定され、下側の横向き部材4b
の後面側部位の左右端部には乗りかごプーリ7、7aが
装着されている。
【0014】各かご側ガイドレール3は断面をT形とな
されており、その左右向きの突出部3aが乗りかご用ガ
イドシュー5の上下向き凹み溝に内嵌されており、乗り
かごの上下移動中に乗りかご用ガイドシュー5を水平方
向の特定位置に保持させるように案内して、乗りかご2
を各かご側ガイドレール3に沿わせて移動させるものと
なされている。
されており、その左右向きの突出部3aが乗りかご用ガ
イドシュー5の上下向き凹み溝に内嵌されており、乗り
かごの上下移動中に乗りかご用ガイドシュー5を水平方
向の特定位置に保持させるように案内して、乗りかご2
を各かご側ガイドレール3に沿わせて移動させるものと
なされている。
【0015】左右一対のかご側ガイドレール3、3の上
部は乗りかご側横向き結合部材8で連結してあり、この
結合部材8の右寄り箇所に左右一対からなる第一方向転
換プーリ9、9が装着してある。また左側のかご側ガイ
ドレール3の上部にはかご側巻上げロープ引止め部10
が固設してある。
部は乗りかご側横向き結合部材8で連結してあり、この
結合部材8の右寄り箇所に左右一対からなる第一方向転
換プーリ9、9が装着してある。また左側のかご側ガイ
ドレール3の上部にはかご側巻上げロープ引止め部10
が固設してある。
【0016】エレベータシャフト1内で左右一対のかご
側ガイドレール3、3及び乗りかご2の奥側箇所には釣
合錘り11を上下方向へ案内するための釣合錘り側ガイ
ドレール12、12が配設してある。釣合錘り11は方
形体をなしており、上下面の左右端部に釣合錘り用ガイ
ドシュー13が固定してあり、また上面の左右長さ中央
部に前後一対の釣合錘りプーリ14、14が装着してあ
る。
側ガイドレール3、3及び乗りかご2の奥側箇所には釣
合錘り11を上下方向へ案内するための釣合錘り側ガイ
ドレール12、12が配設してある。釣合錘り11は方
形体をなしており、上下面の左右端部に釣合錘り用ガイ
ドシュー13が固定してあり、また上面の左右長さ中央
部に前後一対の釣合錘りプーリ14、14が装着してあ
る。
【0017】各釣合錘り側ガイドレール12は乗りかご
側ガイドレール3と同様に断面をT形となされており、
その左右向きの突出部12aが釣合錘り用ガイドシュー
13の上下向き凹み溝に内嵌され、釣合錘り11の上下
移動中に釣合錘り用ガイドシュー13を案内し、釣合錘
り11を各釣合錘り側ガイドレール12に沿わせて移動
させるものとなされている。
側ガイドレール3と同様に断面をT形となされており、
その左右向きの突出部12aが釣合錘り用ガイドシュー
13の上下向き凹み溝に内嵌され、釣合錘り11の上下
移動中に釣合錘り用ガイドシュー13を案内し、釣合錘
り11を各釣合錘り側ガイドレール12に沿わせて移動
させるものとなされている。
【0018】左右一対の釣合錘り側ガイドレール12、
12の上部は釣合錘り側横向き結合部材15、15で連
結し、この結合部材15、15の左右方向中央箇所に釣
合錘り11用の方向転換プーリ16を左右方向に対する
傾斜状に装着し、且つこのプーリ16の近傍箇所のガイ
ドレール12上端に対し釣合錘り側巻上げロープ引止め
部17を固定している。
12の上部は釣合錘り側横向き結合部材15、15で連
結し、この結合部材15、15の左右方向中央箇所に釣
合錘り11用の方向転換プーリ16を左右方向に対する
傾斜状に装着し、且つこのプーリ16の近傍箇所のガイ
ドレール12上端に対し釣合錘り側巻上げロープ引止め
部17を固定している。
【0019】そして、乗りかご側横向き結合部材8と釣
合錘り側横向き結合部材15とを前後向き結合部材18
で連結し、この結合部材18に前後一対からなる第二方
向転換プーリ19、19が装着してある。
合錘り側横向き結合部材15とを前後向き結合部材18
で連結し、この結合部材18に前後一対からなる第二方
向転換プーリ19、19が装着してある。
【0020】20は乗りかご2を上下移動させるための
巻上げロープである。このロープ20は次のように張り
掛けられるのであって、即ち、乗りかご側巻上げロープ
引止め部10に一端を止着して垂下させ、次に乗りかご
プーリ7、7aを経ることにより乗りかご2の一側面に
沿わせて下方へ導き、続いて乗りかご2の底面を横切る
ように導いた後にそれの他側面に沿わせて上方へ導き、
次に第一方向転換プーリ9、9により下方へ導いてトラ
クションシーブに掛け回した後に上方へ導き、次に第二
方向転換プーリ19、19を経て下方へ導いた後に釣合
錘りプーリ14を経て上方へ導き、続いて釣合錘り側の
方向転換プーリ16により下方へ導いた後に釣合錘りプ
ーリ14を経て上方へ導き、最後は他端を釣合錘り側巻
上げロープ引止め部17に止着させた状態となす。
巻上げロープである。このロープ20は次のように張り
掛けられるのであって、即ち、乗りかご側巻上げロープ
引止め部10に一端を止着して垂下させ、次に乗りかご
プーリ7、7aを経ることにより乗りかご2の一側面に
沿わせて下方へ導き、続いて乗りかご2の底面を横切る
ように導いた後にそれの他側面に沿わせて上方へ導き、
次に第一方向転換プーリ9、9により下方へ導いてトラ
クションシーブに掛け回した後に上方へ導き、次に第二
方向転換プーリ19、19を経て下方へ導いた後に釣合
錘りプーリ14を経て上方へ導き、続いて釣合錘り側の
方向転換プーリ16により下方へ導いた後に釣合錘りプ
ーリ14を経て上方へ導き、最後は他端を釣合錘り側巻
上げロープ引止め部17に止着させた状態となす。
【0021】上記エレベータ装置において、巻上機械装
置6の作動によりトラクションシーブ6aが正逆へ回転
されると、巻上げロープ20がトラクションシーブ6a
により送り移動されるため、乗りかご2は上下作動する
ものとなる。この際、乗りかご2は4本の巻上げロープ
部分aで吊られた状態となるため、各巻上げロープ20
部分には乗りかごの重量の凡そ1/4が作用し、また釣
合錘り11は4本の巻上げロープ部分bで吊られた状態
となるため、各巻上げロープ部分a、bには釣合錘り1
1の重量のそれの凡そ1/4が作用する。従って乗りか
ご2の重量と釣合錘り11の重量とが略同一となされて
いるときは、乗りかご2を上下移動させるときに必要と
なるトラクションシーブ6aの駆動力は極めて少なくて
済むものとなる。
置6の作動によりトラクションシーブ6aが正逆へ回転
されると、巻上げロープ20がトラクションシーブ6a
により送り移動されるため、乗りかご2は上下作動する
ものとなる。この際、乗りかご2は4本の巻上げロープ
部分aで吊られた状態となるため、各巻上げロープ20
部分には乗りかごの重量の凡そ1/4が作用し、また釣
合錘り11は4本の巻上げロープ部分bで吊られた状態
となるため、各巻上げロープ部分a、bには釣合錘り1
1の重量のそれの凡そ1/4が作用する。従って乗りか
ご2の重量と釣合錘り11の重量とが略同一となされて
いるときは、乗りかご2を上下移動させるときに必要と
なるトラクションシーブ6aの駆動力は極めて少なくて
済むものとなる。
【0022】ところでエレベータシャフト1の最下部が
エレベータピットとして使用されることがあり、このよ
うな構造において、水害が発生すると、このピット内に
水が侵入することがある。このような場合にも、巻上機
械装置6は乗りかご2の上側に存在するため、たとえ乗
りかご2がエレベータピット内に位置していても浸水か
ら免れるのであり、また浸水水位が高いときでも、乗り
かご2を上昇させることにより確実に浸水から免れるの
である。
エレベータピットとして使用されることがあり、このよ
うな構造において、水害が発生すると、このピット内に
水が侵入することがある。このような場合にも、巻上機
械装置6は乗りかご2の上側に存在するため、たとえ乗
りかご2がエレベータピット内に位置していても浸水か
ら免れるのであり、また浸水水位が高いときでも、乗り
かご2を上昇させることにより確実に浸水から免れるの
である。
【0023】またエレベータシャフト1内において故障
が生じたときは、乗りかご2に乗って巻上機械装置6の
近傍からこの巻上機械装置6を直接的に操作することに
より、故障個所が任意高さであってもその故障個所に容
易に手が届く状態となり、故障は安全且つ迅速に修理さ
れるものとなる。
が生じたときは、乗りかご2に乗って巻上機械装置6の
近傍からこの巻上機械装置6を直接的に操作することに
より、故障個所が任意高さであってもその故障個所に容
易に手が届く状態となり、故障は安全且つ迅速に修理さ
れるものとなる。
【0024】上記実施例において、第一方向転換プーリ
9、9、第二方向転換プーリ19、19、及び乗りかご
プーリ7、7aは何れも2つのプーリとなしたが、これ
に限定するものではない。
9、9、第二方向転換プーリ19、19、及び乗りかご
プーリ7、7aは何れも2つのプーリとなしたが、これ
に限定するものではない。
【0025】
【発明の効果】上記した本発明によれば次のような効果
が得られる。即ち、請求項1記載のものによれば、巻上
機械装置が水没し難くなり、従って水害などが発生した
緊急時にも巻上機械装置をこれの近傍から直接的に操作
して作動状態となすことにより迅速に対応できるのであ
り、また巻上機械装置の水没による廃棄処分損失が回避
されるほか、エレベータシャフトの底部に巻上機械装置
を設けないで済むため省スペース化が図れるものとな
る。
が得られる。即ち、請求項1記載のものによれば、巻上
機械装置が水没し難くなり、従って水害などが発生した
緊急時にも巻上機械装置をこれの近傍から直接的に操作
して作動状態となすことにより迅速に対応できるのであ
り、また巻上機械装置の水没による廃棄処分損失が回避
されるほか、エレベータシャフトの底部に巻上機械装置
を設けないで済むため省スペース化が図れるものとな
る。
【0026】請求項2記載のものによれば、同じ巻上げ
ロープや巻上機械装置により乗りかごの積載重量を大幅
に増大させることができる。
ロープや巻上機械装置により乗りかごの積載重量を大幅
に増大させることができる。
【図1】本発明に係るエレベータ装置を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】前記エレベータ装置の平面図である。
【図3】前記エレベータ装置の正面図である。
【図4】前記エレベータ装置の側面図である。
【図5】前記エレベータ装置の一部破断図である。
2 乗りかご 3 かご用ガイドレール 4 乗りかご枠体 6 巻上機械装置 6a トラクションシーブ 7、7a 乗りかごプーリ 9 第一方向転換プーリ 10 巻上げロープ引止め部 11 釣合錘り 12 釣合錘り用ガイドレール 19 第二方向転換プーリ 20 巻上げロープ
Claims (2)
- 【請求項1】 かご用ガイドレールに沿って昇降する乗
りかごと、釣合錘り用ガイドレールに沿って昇降する釣
合錘りと、乗りかご及び釣合錘りが吊り下げられた一組
の巻上げロープと、トラクションシーブを備えた巻上機
械装置とを含むエレベータ装置において、巻上機械装置
を乗りかご枠体の上部箇所へ取り付けた構成となしたこ
とを特徴とするエレベータ装置。 - 【請求項2】 かご用ガイドレールの上部周辺に第一方
向転換プーリと第二方向転換プーリを設けると共に乗り
かごの下部に少なくとも2つの乗りかごプーリを設け、
かご用ガイドレールの上部に形成された巻上げロープ引
止め部に巻上げロープの一端を固定することによりこの
巻上げロープを垂下させて前記乗りかごの一側面に沿わ
せ、続いて前記乗りかごプーリを経ることにより乗りか
ごの底面を横切るように導き、続いて前記乗りかごの他
側面に沿わせて上方へ導いた後、前記第一方向転換プー
リを経て下方へ導きトラクションシーブに掛け回し、続
いて上方へ導き前記第二方向転換プーリを経て釣合錘り
に連係させたことを特徴とする請求項1記載のエレベー
タ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000380445A JP2002179354A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | エレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000380445A JP2002179354A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | エレベータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002179354A true JP2002179354A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=18848625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000380445A Pending JP2002179354A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | エレベータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002179354A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003064309A1 (fr) * | 2002-01-30 | 2003-08-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif d'ascenseur |
WO2003074408A1 (fr) * | 2002-03-06 | 2003-09-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Ascenseur |
JP2010105770A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータシステム |
-
2000
- 2000-12-14 JP JP2000380445A patent/JP2002179354A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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