JP2002179293A - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置

Info

Publication number
JP2002179293A
JP2002179293A JP2000380716A JP2000380716A JP2002179293A JP 2002179293 A JP2002179293 A JP 2002179293A JP 2000380716 A JP2000380716 A JP 2000380716A JP 2000380716 A JP2000380716 A JP 2000380716A JP 2002179293 A JP2002179293 A JP 2002179293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
skew
feeding
unit
reference wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000380716A
Other languages
English (en)
Inventor
Moriyoshi Inaba
守巧 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Aptex Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Aptex Inc filed Critical Canon Aptex Inc
Priority to JP2000380716A priority Critical patent/JP2002179293A/ja
Publication of JP2002179293A publication Critical patent/JP2002179293A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの種類にかかわらず確実な斜行補正を
行うことのできるシート給送装置及びこれを備えた画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 シート積載手段23に積載されたシート
Pを1枚づつ分離して給送し、さらに斜行補正手段6に
より、分離給送されたシートPを斜送させて基準壁Gに
突き当てることによってシートPの斜行を補正する。ま
た、斜行補正制御手段は、入力手段により入力されたシ
ートの情報に応じて斜行補正手段6のシートPを基準壁
Gに突き当てる時間又はシートPを基準壁Gに突き当て
る力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート給送装置及
びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシートを基準
壁に押し付けてシートの斜行を補正するようにしたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ等の画像形成装置は、シ
ート積載手段に積載されているシートをシート給送手段
により送り出した後、このシートを分離手段により1枚
ずつ分離して画像形成部に給送するシート給送装置を備
えたものがある。
【0003】そして、このようなシート給送装置として
は、分離したシートを斜送ローラ等を用いて一定時間ま
たは一定区間、特定の力で基準壁に突き当てることによ
り、斜行したシートの補正を行うようにしたものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシート給送装置において、分離したシートを斜送ロ
ーラによって一定時間または一定区間、特定の力で基準
壁に突き当てながら走行させるといった一様な斜行補正
を行った場合、シートのサイズや厚み、材質によっては
斜行を補正できない場合がある。
【0005】特に、給送方向のサイズが短いシートの場
合や、剛性が低いシートの場合等では、シートを基準壁
に突き当て過ぎると、シートの角折れや、更なる斜行を
引き起こす場合があることから、多種多様なシートに対
して確実な斜行補正を行うことができなかった。
【0006】なお、シートに対する突き当て時間或いは
突き当て力の微調整を行うことにより、異なるシートに
対しての斜行補正は可能となるが、このような微調整に
より斜行補正を行う場合には、異なるシートを給送する
度に、使用者がそのシートに適した微調整を行わねばな
らず、作業効率が悪くなる。
【0007】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、シートの種類にかかわらず確実
な斜行補正を行うことのできるシート給送装置及びこれ
を備えた画像形成装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート積載手
段に積載されたシートを1枚づつ分離して給送するシー
ト給送装置において、前記分離給送されたシートを斜送
して基準壁に突き当てることにより前記シートの斜行を
補正する斜行補正手段と、前記給送されたシートの情報
を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された
シートの情報に応じて前記斜行補正手段の前記シートを
基準壁に突き当てる時間又は前記シートを基準壁に突き
当てる力を制御する斜行補正制御手段と、を備えたこと
を特徴とするものである。
【0009】また本発明は、前記斜行補正手段に向けて
シートを搬送する一方、前記シートが前記斜行補正手段
に到達した後は所定時間、該斜行補正手段によるシート
の斜送を阻止しながら斜行補正手段と共にシートを搬送
した後、前記シートから離間する搬送手段を備え、前記
斜行補正制御手段は前記シートを基準壁に突き当てる時
間を変更するよう前記シートの情報に応じて前記搬送手
段がシートから離間するタイミングを変更することを特
徴とするものである。
【0010】また本発明は、前記斜行補正手段は、前記
シートを基準壁の方向に向かわせる斜送手段と、前記斜
送手段に圧接してシートを挟持する圧接部材とを有し、
前記斜行補正制御手段は前記シートを基準壁に突き当て
る時間を変更するよう前記シートの情報に応じて前記圧
接部材と前記斜送手段との圧接を解除することを特徴と
するものである。
【0011】また本発明は、前記圧接部材と前記斜送手
段との圧接を解除する圧接解除手段を備えたことを特徴
とするものである。
【0012】また本発明は、前記圧接解除手段はカムで
あることを特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記斜行補正手段は、前記
シートを基準壁の方向に向かわせる斜送手段と、前記斜
送手段に圧接する圧接部材とを有し、前記斜行補正制御
手段は前記シートを基準壁に突き当てる力を変更するよ
う前記シートの情報に応じて前記圧接部材と前記斜送手
段との圧接圧を変更することを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記圧接部材と前記斜送手
段との圧接圧を変更する変更手段を有し、前記斜行補正
制御手段は前記シートの情報に応じて前記変更手段を介
して前記圧接部材と前記斜送手段との圧接圧を変更する
ことを特徴とするものである。
【0015】また本発明は、前記変更手段はカムである
ことを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記入力手段が入力する前
記シートの情報はシートのサイズ、シート厚、材質であ
り、前記斜行補正制御手段は該入力手段により入力され
る前記情報に基づいて前記斜行補正手段の前記シートを
基準壁に突き当てる時間又は前記シートを基準壁に突き
当てる力を制御することを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記入力手段はホストコン
ピュータであることを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、画像形成部と、前記画像形
成部にシートを給送するシート給送装置とを備えた画像
形成装置において、前記シート給送装置は上記のいずれ
かに記載のものであることを特徴とするものである。
【0019】また本発明のように、シート積載手段に積
載されたシートを1枚づつ分離して給送し、さらに斜行
補正手段により、分離給送されたシートを斜送させて基
準壁に突き当てることによってシートの斜行を補正す
る。また、斜行補正制御手段は、入力手段により入力さ
れたシートの情報に応じて斜行補正手段のシートを基準
壁に突き当てる時間又はシートを基準壁に突き当てる力
を制御する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
シート給送手段を備えた画像形成装置の一例であるカー
ドプリンタの全体的な構成を示す側面図である。
【0022】同図において、1はカードプリンタであ
り、このカードプリンタ1は画像形成部2と、この画像
形成部2にシートPを1枚ずつ分離して給送するシート
給送装置3等を備えている。
【0023】ここで、画像形成部2は、矢印で示すシー
ト搬送方向に並設され、シート搬送方向に直交する方向
(幅方向)に、シートPの画像形成幅にほぼ等しい長さ
に多数のインクジェットノズル4aを配置したインクジ
ェットヘッド4と、シート給送装置3により搬送されて
きたシートPを載置してインクジェットヘッド4の下方
を通過させる搬送ベルト13とを備えている。
【0024】なお、この搬送ベルト13は、駆動軸12
と、従動プーリ15と、駆動プーリ20とに掛け渡され
ると共に、駆動モータ19により回転駆動される駆動プ
ーリ20によりシート搬送方向に周回運動するようにな
っている。
【0025】また、この搬送ベルト13は図2に示すよ
うに駆動軸12と、従動プーリ15と、駆動プーリ20
とに複数本(4本)掛け渡されている。なお、同図にお
いて、14は搬送ベルト13で搬送されるシートPを搬
送ベルト13に押し付ける拍車ユニット、31は拍車ユ
ニット14に設けられた拍車クリーナーユニットであ
る。
【0026】そして、このような搬送ベルト13と、所
定の間隔で配置された拍車ユニット14とによりシート
Pを一定速度で搬送し、その間にインクジェットノズル
4aからホストコンピュータより送信された記録画像に
従いインクが吐出されてシート上に画像が形成されるよ
うになっている。
【0027】また、シート給送装置3は、昇降可能に設
けられたシート積載手段であるシート積載台23に積載
されたシートPをピックアップするシート給送手段であ
る給紙ローラ24と、給紙ローラ24によりピックアッ
プされたシートPを1枚ずつ分離する分離手段5と、分
離手段5により1枚ずつ分離されたシートPの斜行を補
正する斜行補正手段6と、斜行補正手段6により斜行が
補正されたシートPに対してカール付けを行うカール付
け手段7とを備えている。
【0028】ここで、シート積載台23は、不図示の昇
降手段により、積載されたシートPの最上面が給紙ロー
ラ24によって給送される所定の高さになるまで上昇す
るようになっている。
【0029】なお、同図において、29はシート積載台
23に積載されたシートPの最上面の高さを検知する紙
面検知フラグであり、この紙面検知フラグ29の位置を
検知する紙面検知センサS1からの信号によりシートP
の最上面の高さが所定の高さに上昇したと判断すると、
図3に示す制御装置50は不図示の昇降手段を停止する
ようにしている。これにより、シートPの最上面は、常
に給紙ローラ24によって給送される高さに保持される
ようになる。
【0030】また、給紙ローラ24は、給紙モータ27
の駆動により回転すると共に、ピックアップソレノイド
42を通電状態にすることで下降してシートの給紙を行
う一方、シートを分離手段5に受け渡した後、ピックア
ップソレノイド42を非通電状態とすることで上昇する
ようになっている。
【0031】また、分離手段5は、図4に示すように高
摩擦部材である分離パッド8と、この分離パッド8に圧
接する分離回転体である分離ローラ25と、この分離ロ
ーラ25と分離パッド8との圧接部よりも上流側に位置
する前捌き手段である分離斜面ユニット28とを備えて
いる。なお、同図において、S3はシートPの通過を検
知するシートセンサである。
【0032】ここで、シートPを斜行補正手段6に向け
て搬送する搬送手段を構成する分離ローラ25は、分離
パッド8に接離可能となるように上下方向に移動自在に
設けられており、シートPを搬送する際は、下方に移動
して分離パッド8に圧接するようになっている。
【0033】また、この分離ローラ25は、シートPを
1枚ずつ分離して斜行補正手段6に受け渡した後は、所
定時間、斜行補正手段6によるシートPの斜送を阻止し
ながら斜行補正手段6と共にシートを搬送した後、上方
に移動するようになっている。なお、このように分離ロ
ーラ25が上方に移動すると、斜行補正手段6のみにて
シートPが斜行しながら搬送されるようになる。
【0034】さらに、この分離ローラ25は、図5で示
すように給紙モータ27の駆動により回転し、分離カム
48の作用によりシートPに対し当接、離間を行うよう
になっている。なお、この分離カム48の位置制御は、
制御装置50が給紙モータ27の駆動を用い、分離クラ
ッチ49とカムセンサS2とにより行うようになってい
る。
【0035】また、斜行補正手段6は、図4に示すよう
にシートの搬送方向と平行でかつ、画像形成部2におけ
る印字の基準位置の延長線上に配置されている基準壁で
ある基準ガイドGと、シート搬送方向に対してシートP
を斜めに基準ガイドG側に向けて搬送する斜送ローラ2
6と、この斜送ローラ26に斜送ピンチバネ40により
圧接している斜送ピンチコロ39とにより構成されてい
る。
【0036】そして、この斜行補正手段6は、分離手段
5により分離されたシートPを受け取ると、このシート
Pを斜送ローラ26により斜めに送り、基準ガイドGに
突き当てるようにしている。ここで、このように基準ガ
イドGに突き当てられたシートP1は、その剛性により
基準ガイドGに沿ってシート搬送方向と平行になるよう
に補正されて搬送されるようになっている。これによ
り、分離手段5によって分離されたシートPが斜行した
場合でも、シートPは画像形成部2に斜行が補正された
状態で送られるようになる。
【0037】次に、このように構成されたカードプリン
タ1の画像形成動作について説明する。
【0038】給紙動作が開始されると、図1に示すシー
ト給送装置3のシート積載台23に積載されたシートP
の最上位のシートP1は、まず給紙ローラ24によりピ
ックアップされた後、分離手段5により1枚ずつ分離さ
れる。そして、この後、分離手段5により1枚ずつ分離
されたシートP1は、斜行補正手段6により斜行補正が
行われた後、カール付け手段7によりカール付けされて
画像形成部2に搬送される。
【0039】次に、このようにしてシート給送装置3か
ら画像形成部2に給送されたシートP1は、ピンチ前コ
ロ16、ピンチローラ17及び拍車ユニット14によっ
て押圧された状態で搬送ベルト13上に載置され、この
搬送ベルト13の周回運動により、各インクジェットヘ
ッド4の下方を通過する。
【0040】そして、このようにシートP1が各インク
ジェットヘッド4の下方を通過する際、制御装置50は
各インクジェットヘッド4を制御してインクを吐出さ
せ、シートP1の表面に画像を形成する。なお、このよ
うにシートP1の表面に画像を形成した後、排紙拍車1
8によりシートP1を装置本体1Aの側壁面に設けられ
た排紙トレイ21上に排紙する。
【0041】ところで、斜行補正手段6は、分離手段5
により分離されたシートP1を斜送ローラ26によって
斜めに送って基準ガイドGに突き当てることにより、シ
ートP1の斜行を補正するようにしているが、既述した
ように一定時間または一定区間、特定の力で基準ガイド
Gに突き当てながらシートPを走行させるといった一様
な斜行補正ではシートPのサイズや厚み材質によっては
斜行を補正できない場合がある。
【0042】そこで、本実施の形態においては、例えば
ホストコンピュータを入力手段としてシートPのサイ
ズ、厚み及び材質等の情報を斜行補正制御手段である制
御装置50に入力するようにしている。そして、制御装
置50は、このホストコンピュータにより入力されたシ
ートPのサイズ、厚み及び材質等の情報と、予め実験等
で求められて図3に示す記憶部51に記憶されている図
6に示すような斜行補正時間テーブルとにより、シート
Pのサイズ、厚み及び材質に応じた最適な斜行補正時間
を求めるようにしている。なお、図3において、52は
ホストコンピュータとの送受信を行うためのホストイン
ターフェースである。
【0043】ところで、斜行補正時間は、斜送ローラ2
6のみでシートP1を走行させてシートP1を基準ガイ
ドGに突き当てる時間であり、この斜行補正時間は図7
に示すようにシートセンサS3がシートP1を検知して
からシートP1がカール付け手段7まで走行する搬送時
間T3から、シートセンサS3によりシートP1を検知
してから分離ローラ25を離間させるまでの時間、言い
換えればシートP1が斜送ローラ26と分離ローラ25
とにより、かつ分離ローラ25により斜送を阻止されな
がら搬送される時間(以下、斜送阻止時間という)T1
を差し引いたものである。
【0044】そして、本実施の形態においては、ホスト
コンピュータより受信したシートP1のサイズ、厚み及
び材質に関する情報と斜行補正時間テーブルとにより、
斜行補正時間T2を最適なものとする斜送阻止時間T1
を求め、この斜送阻止時間T1を搬送時間T3から差し
引くことにより、最適な斜行補正時間T2を設定するよ
うにしている。
【0045】なお、本実施の形態では、シートセンサS
3によりシートP1の通過を検知すると、制御装置50
は、シートP1の種類に応じた斜送阻止時間T1が経過
した後、分離ローラ25を上方に移動するようにしてい
る。これにより、シートP1は斜送ローラ26のみによ
り、最適な斜行補正時間T2だけ斜送されるようにな
り、確実に斜行補正が行われるようになる。
【0046】このように、シートサイズ、シート厚、シ
ート種類等のシート情報に応じて最適な斜行補正時間T
2を変更させることにより、シートの種類にかかわらず
確実な斜行補正を行うことが可能になり、使用者が斜行
補正の微調整を行うことなく、多種多様のシートを給送
することができるようになる。
【0047】ところで、これまでの説明においては、分
離ローラ25を上方移動させる時間(タイミング)を変
更することにより斜行補正時間を変更する場合について
述べてきたが、本発明はこれに限らず、例えば斜送ロー
ラ26と圧接している斜送ピンチコロを上下動させるこ
とにより、斜行補正時間を制御することができる。
【0048】次に、このような本発明の第2の実施の形
態について説明する。
【0049】図8は、本実施の形態に係るシート給送装
置の構成を示す図である。なお、同図において、図7と
同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0050】同図において、60は上下動することなく
固定された分離ローラであり、61は斜送ローラ26に
圧接すると共に、上下動する斜送補正用の圧接部材であ
る斜送ピンチコロである。なお、本実施の形態において
は、シートP1が分離ローラ60と分離パッド8とによ
り挟持された状態でも斜送ローラ26により、シートP
1は斜送されるようになっている。
【0051】ここで、本実施の形態においては、ホスト
コンピュータより受信したシートPのサイズ、厚み及び
材質に関する情報と斜行補正時間テーブルとにより、斜
行補正時間を最適なものとする斜送ピンチコロ61の上
昇タイミングを求めるようにしている。
【0052】そして、シートセンサS3によりシートP
1の通過を検知すると、制御装置50は、同図に示す斜
行補正時間T4の間、斜送ローラ26によりシートP1
を斜送するようにしている。そして、斜行補正時間T4
が経過すると、斜送ピンチコロ61を上昇させるように
している。これにより、シートP1は最適な斜行補正時
間T4だけ斜送されるようになり、確実に斜行補正が行
われるようになる。
【0053】なお、この斜送ピンチコロ61は、不図示
の圧接解除手段であるカムの作用により斜送ローラ26
に対し圧接、離間を行うようになっている。また、カム
の位置制御は、制御装置50が給紙モータ27の駆動を
用い、既述した図5と同様な不図示のクラッチとカムセ
ンサにより行うようになっている。
【0054】ところで、これまでの説明においては、斜
送ピンチコロ61或いは分離ローラ24をシートP1か
ら離間させるタイミングを変更することにより、斜行補
正時間を変更する場合について述べてきたが、本発明は
これに限らず、シートに対する挟持力を変更し、シート
を基準ガイドGに突き当て力を変更するようにしても良
い。
【0055】次に、このような本発明の第3の実施の形
態について説明する。
【0056】図9は、本実施の形態に係るシート給送装
置の構成を示す図である。なお、同図において、図7と
同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0057】同図において、70は上下動しない固定さ
れた分離ローラ、71は上下位置が可変な斜送補正用の
斜送ピンチコロであり、本実施の形態においては、この
斜送ピンチコロ71の位置を変更することにより、斜送
ローラ26に対する圧接圧を変更し、シートP1の挟持
力を変更するようにしている。
【0058】なお、本実施の形態においては、斜送ピン
チコロ71には、図10に示すように斜送ローラ26に
対する圧接圧を変更するための変更手段であるカム72
が当接しており、斜送ピンチコロ71は、このカム72
の位置P1〜P3によりシートP1の挟持力を変更する
ようになっている。
【0059】また、本実施の形態においては、制御装置
50は、ホストコンピュータより受信したシートPのサ
イズ、厚み及び材質に関する情報と、図11に示す斜行
補正時間テーブルとにより、斜行補正の際、シートP1
を基準ガイドGに突き当てる力を最適なものとするカム
72の位置を求めるようにしている。
【0060】そして、シートセンサS3によりシートP
の通過を検知すると、制御装置50は、カム72を、シ
ートの種類に応じて確実に斜行補正を行うことのできる
挟持力を発生する図10に示すいずれかの位置に移動さ
せるようにしている。なお、カム72の位置制御は、制
御装置50が給紙モータ27の駆動を用い、既述した図
5と同様な不図示のクラッチとカムセンサにより行うよ
うになっている。
【0061】このように、シートサイズ、シート厚、シ
ート種類等のシート情報に応じて斜送ピンチコロ71及
び斜送ローラ26のシート挟持力を変更させてシートP
を基準ガイドGに突き当てる力を変更させることによ
り、シートの種類にかかわらず確実な斜行補正を行うこ
とが可能になり、使用者が斜行補正の微調整を行うこと
なく、多種多様のシートを給送することができる。
【0062】なお、これまでの説明においては、ホスト
コンピュータよりシートPのサイズ、厚み及び材質に関
する情報を入力する場合について述べてきたが、本発明
はこれに限らずカードプリンタに設けられた操作部から
シート情報を入力するようにするようにしても良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力手段により入力されたシートの情報に応じて斜行補正
手段のシートを基準壁に突き当てる時間又はシートを基
準壁に突き当てる力を制御することにより、シートの種
類にかかわらず確実な斜行補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート給送手
段を備えた画像形成装置の一例であるカードプリンタの
全体的な構成を示す側面図。
【図2】上記カードプリンタの構成を示す平面図。
【図3】上記カードプリンタの制御ブロック図。
【図4】上記シート給送装置の構成を示す側面図。
【図5】上記シート給送装置に設けられた分離手段を昇
降させる昇降機構を説明する図。
【図6】上記シート給送装置の斜行補正時間を設定する
ためのテーブル。
【図7】上記シート給送装置に設けられた斜行補正制御
を説明する図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るシート給送手
段の斜行補正制御を説明する図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るシート給送手
段の斜行補正制御を説明する図。
【図10】上記シート給送手段に設けられたカムの作用
を説明する図。
【図11】上記シート給送装置の斜行補正時間を設定す
るためのテーブル。
【符号の説明】
1 カードプリンタ 2 画像形成部 3 シート給送装置 5 分離手段 6 斜行補正手段 8 分離パッド 25 分離ローラ 26 斜送ローラ 27 給紙モータ 39 斜送ピンチコロ 50 制御装置 60 分離ローラ 61 斜送ピンチコロ 70 分離ローラ 71 斜送ピンチコロ 72 カム G 基準ガイド P シート S3 シートセンサ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート積載手段に積載されたシートを1
    枚づつ分離して給送するシート給送装置において、 前記分離給送されたシートを斜送して基準壁に突き当て
    ることにより前記シートの斜行を補正する斜行補正手段
    と、 前記給送されたシートの情報を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力されたシートの情報に応じて前
    記斜行補正手段の前記シートを基準壁に突き当てる時間
    又は前記シートを基準壁に突き当てる力を制御する斜行
    補正制御手段と、 を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記斜行補正手段に向けてシートを搬送
    する一方、前記シートが前記斜行補正手段に到達した後
    は所定時間、該斜行補正手段によるシートの斜送を阻止
    しながら斜行補正手段と共にシートを搬送した後、前記
    シートから離間する搬送手段を備え、 前記斜行補正制御手段は前記シートを基準壁に突き当て
    る時間を変更するよう前記シートの情報に応じて前記搬
    送手段がシートから離間するタイミングを変更すること
    を特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記斜行補正手段は、前記シートを基準
    壁の方向に向かわせる斜送手段と、前記斜送手段に圧接
    してシートを挟持する圧接部材とを有し、前記斜行補正
    制御手段は前記シートを基準壁に突き当てる時間を変更
    するよう前記シートの情報に応じて前記圧接部材と前記
    斜送手段との圧接を解除することを特徴とする請求項1
    記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記圧接部材と前記斜送手段との圧接を
    解除する圧接解除手段を備えたことを特徴とする請求項
    3記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記圧接解除手段はカムであることを特
    徴とする請求項4記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記斜行補正手段は、前記シートを基準
    壁の方向に向かわせる斜送手段と、前記斜送手段に圧接
    する圧接部材とを有し、前記斜行補正制御手段は前記シ
    ートを基準壁に突き当てる力を変更するよう前記シート
    の情報に応じて前記圧接部材と前記斜送手段との圧接圧
    を変更することを特徴とする請求項1記載のシート給送
    装置。
  7. 【請求項7】 前記圧接部材と前記斜送手段との圧接圧
    を変更する変更手段を有し、前記斜行補正制御手段は前
    記シートの情報に応じて前記変更手段を介して前記圧接
    部材と前記斜送手段との圧接圧を変更することを特徴と
    する請求項6記載のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記変更手段はカムであることを特徴と
    する請求項7記載のシート給送装置。
  9. 【請求項9】 前記入力手段が入力する前記シートの情
    報はシートのサイズ、シート厚、材質であり、前記斜行
    補正制御手段は該入力手段により入力される前記情報に
    基づいて前記斜行補正手段の前記シートを基準壁に突き
    当てる時間又は前記シートを基準壁に突き当てる力を制
    御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項
    に記載のシート給送装置。
  10. 【請求項10】 前記入力手段はホストコンピュータで
    あることを特徴とする請求項1又は9記載のシート給送
    装置。
  11. 【請求項11】 画像形成部と、前記画像形成部にシー
    トを給送するシート給送装置とを備えた画像形成装置に
    おいて、 前記シート給送装置は前記請求項1乃至10のいずれか
    1項に記載のものであることを特徴とする画像形成装
    置。
JP2000380716A 2000-12-14 2000-12-14 シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 Withdrawn JP2002179293A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000380716A JP2002179293A (ja) 2000-12-14 2000-12-14 シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000380716A JP2002179293A (ja) 2000-12-14 2000-12-14 シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002179293A true JP2002179293A (ja) 2002-06-26

Family

ID=18848846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000380716A Withdrawn JP2002179293A (ja) 2000-12-14 2000-12-14 シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002179293A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017190198A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017190198A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4577368B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5046508B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP6733257B2 (ja) 印刷装置
JP4588071B2 (ja) インクジェット印刷装置及び印刷方法
JP2005001838A (ja) 紙葉類取出装置及び紙葉類取出方法
JP3849963B2 (ja) 印刷装置の用紙搬送方法
JP2002179293A (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置
JPS59225976A (ja) 印字装置用自動給紙装置
JP6611527B2 (ja) 記録装置
JP4392983B2 (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH10139197A (ja) 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4345873B2 (ja) 画像形成装置
JP3916589B2 (ja) シート搬送装置
JP2007161371A (ja) 給紙装置
JP2504655Y2 (ja) 給紙装置
JP2003260835A (ja) 記録装置
JP3690493B2 (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置
JP3997214B2 (ja) 記録装置
JPH11227978A (ja) シート処理装置及び記録装置
JP2002249259A (ja) シート搬送装置及び記録装置
JPH1035939A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2005001786A (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2018100134A (ja) プリント装置およびプリント方法
JP2007223788A (ja) 被記録媒体給送装置及びこれを備えた記録装置
JP2006160393A (ja) 給紙装置並びに記録装置及び画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304