JP2002179065A - 合成樹脂製パレット - Google Patents
合成樹脂製パレットInfo
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Abstract
外側壁面1a1に、デッキボード周縁突出部p1’、p
2’と略平行に、連続した凸条3が、複数本、略等間隔
に形成されているとともに、デッキボード周縁突出部を
含め凸条の間隔P1、P2が、凸条の幅H一の2倍以上
に形成されている合成樹脂製パレットに関するものであ
る。 【効果】デッキボード周縁突出部と凸条の間及び凸条間
に位置する隅桁の外側壁面に、確実に所定量のストレッ
チフィルムを密着するので、ストレッチフィルムのパレ
ットからの外れを防止することができる。
Description
合成樹脂製パレットを、物品ごと、ストレッチフィルム
で梱包するのに適した合成樹脂製パレットに関するもの
である。
の上部及び下部に、巻回されるストレッチフィルムが引
っ掛かるように、凸部を形成した合成樹脂製パレットが
知られている(例えば、実用新案登録第2520455
号公報等)。
脂製パレットにおいては、合成樹脂製パレットを物品ご
と梱包したストレッチフィルムは、上部に位置する凸部
に引っ掛かっているだけであるので、合成樹脂製パレッ
トのフォーク差し込み口にフォークを差し込んで、合成
樹脂製パレットを持ち上げる際のフォークの上方への移
動により、フォーク差し込み口に懸かっているストレッ
チフィルムが捲くり上げられて、凸部に引っ掛かってい
るストレッチフィルムが、凸部から外れるという問題が
あった。また、ストレッチフィルムが、上部に位置する
凸部に引っ掛かっているだけであるので、合成樹脂製パ
レットの移送中に合成樹脂製パレットに載置されている
物品が揺れて、ストレッチフィルムが弛み、凸部に引っ
掛かっているストレッチフィルムが、凸部から外れると
いう問題があった。
製パレットが有する課題を解決することにある。
を達成するために、合成樹脂製パレットにおいて、隅桁
の外側角部を挟んで位置する外側壁面に、デッキボード
周縁突出部と略平行に、連続した凸条が、複数本、略等
間隔に形成されているとともに、デッキボード周縁突出
部を含め凸条の間隔を、凸条の幅の2倍以上に形成した
ものである。
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。
樹脂製パレット(以下、単に、パレットともいう。)の
一例として、合成樹脂で、それぞれ、一体に成形された
半製品である上部スキッドS1と下部スキッドS2と
を、桁部で溶着することにより形成されるパレットにつ
いて説明する。
四隅に形成された隅桁部1a’と、隅桁部1a’の中間
に形成された中間桁部1b’と、中央部に形成された中
央桁部(図示されていない。)とを有し、また、同じ
く、平面形状が方形状の下部スキッドS2は、四隅に形
成された隅桁部1a”と、隅桁部1a”の中間に形成さ
れた中間桁部1b”と、中央部に形成された中央桁部
(図示されていない。)とを有しており、上部スキッド
S1と下部スキッドS2とは、それぞれ、合成樹脂で一
体に成形されている。そして、上部スキッドS1の隅桁
部1a’の端面、中間桁部1b’の端面及び中央桁部の
端面と、下部スキッドS2の隅桁部1a”の端面、中間
桁部1b”の端面及び中央桁部の端面とを、それぞれ、
互いに溶着することによりパレットが形成される。
は、上部デッキボードp1と下部デキイボードp2と、
四隅に形成された隅桁部1a’、1a”からなる筒状の
隅桁1aと、隅桁1aの中間に形成された中間桁部1
b’、1b”とからなる筒状の中間桁1bと、中央桁部
(図示されていない。)とからなる筒状の中央桁1cと
を有するとともに、隅桁1aと中間桁1bとの間及び中
間桁1bと中央桁との間には、フォークリフトのフォー
クが挿入可能なフォーク差し込み口2が形成されてい
る。
p1の周縁p1aと下部デッキボードp2の周縁p2a
は、隅桁1aの外側壁面(フォーク差し込み口2に面し
ていない壁面、換言すれば、パレットの4つの角部を構
成する隅桁1aの外側角部1a2を形成する2つの壁
面)1a1及び中間桁1bの外側壁面(フォーク差し込
み口2に面していない壁面)1b1より、若干、水平方
向に張り出している。以下、この水平方向に張り出した
部分を、デッキボード周縁突出部p1’、p2’と称す
る。
る2つの外側壁面1a1には、所定の間隔で略等間隔
に、且つ、デッキボード周縁突出部p1’、p2’と略
平行な連続した凸条3が形成されている。外側角部1a
2及び外側角部1a2を挟んで位置する2つの外側壁面
1a1に連続して形成された凸条3は、隅桁1aの外側
壁面1a1の幅W1の全域に亘たって形成されておら
ず、凸条3の長さL1は、隅形1aの外側壁面1a1の
幅W1の5%〜50%の範囲内、好ましくは、10%〜
30%の範囲内にある。また、外側角部1a2から、外
側角部1a2を挟んで位置する2つの外側壁面1a1内
に位置する凸条3のそれぞれの長さL1a、L1bは、
実質的に同じ長さに形成されている。
外側壁面1a1の凸条3が形成されていない平坦な部分
の面積が少なくなり、パレットに巻回されたストレッチ
フィルムの密着面積が少なくなり、パレットからストレ
ッチフィルムが外れ易くなる。また、凸条3の長さL1
が、50%を越えると、外側壁面1a1の凸条3が形成
されていない平坦な部分の面積が少なくなり、ラベルを
貼付したり、文字等を記載する表示面積が減少し好まし
くないし、凸条3の長さL1が5%未満になると、スト
レッチフィルムの引っ掛かり抵抗が小さくなり過ぎ、ス
トレッチフィルムが、凸条3から外れ易くなる。
突出量D1は、2mm〜10mm、好ましくは、2mm
〜6mmに形成されており、デッキボード周縁突出部p
1’、p2’の外側壁面1a1からの突出量D2と実質
的に同じ突出量に形成されている。凸条3の突出量D1
が、2mm未満であると、ストレッチフィルムの引っ掛
かり抵抗が小さくなり過ぎ、ストレッチフィルムが、凸
条3から外れ易くなり、また、凸条3の突出量D1が、
10mmを越えると、巻回されたストレッチフィルムの
隅桁1aの外側壁面1a1への密着面積が少なくなり、
ストレッチフィルムがパレットから外れ易くなる。
に沿った長さ)H1は、20mm以内、好ましくは、3
mm〜10mmに形成されている。凸条3の幅H1が、
20mmを越えると、デッキボード周縁突出部p1’、
p2’と凸条3の間及び凸条3間に位置する隅桁1aの
外側壁面1a1に密着するストレッチフィルムが少なく
なり、従って、ストレッチフィルムがパレットから外れ
易くなる。
幅H1以下に形成されており、凸条3の幅H1方向の垂
直断面形状は、台形や三角形や矩形や半円形状に形成さ
れており、凸条3の先端部には、ストレッチフィルムが
損傷しないように、丸み、即ち、アールが形成されてい
る。
m、凸条3の根元部の幅H1を、20mm以内及び凸条
3の突出量D1を、凸条3の根元部の幅H1以下に形成
することにより、パレットの重量増加を抑えることがで
きるとともに、射出成型の際の冷却過程における凸条3
付近のひけによる変形を防止することができる。特に、
凸条3の突出量D1を、凸条3の根元部の幅H1以下に
形成することにより、凸条3に衝撃が加わった際等の凸
条3の損傷を防止することができる。
2’を含め凸条3の間隔、即ち、デッキボード周縁突出
部p1’、p2’と凸条3の間隔P1及び凸条3の間隔
P2は、略等間隔で、その間隔P1、P2は、凸条3の
根元部の幅H1の2倍以上に形成されている。このよう
に構成することにより、デッキボード周縁突出部p
1’、p2’と凸条3の間及び凸条3間に位置する隅桁
1aの外側壁面1a1に、確実に所定量のストレッチフ
ィルムが密着し、ストレッチフィルムのパレットからの
外れを防止することができる。また、フォーク差し込み
口2を覆っているストレッチフィルムを突き破って、フ
ォークを、パレットのフォーク差し込み口2に挿入した
後、フォークを上昇させた際に、ストレッチフィルムが
上方に引っ張られることになるが、上記のように、デッ
キボード周縁突出部p1’、p2’と凸条3の間及び凸
条3間の位置する隅桁1aの外側壁面1a1に、確実に
所定量のストレッチフィルムが密着しているので、スト
レッチフィルムが、パレットから簡単に外れるようなこ
とが防止できる。
んで位置する2つの外側壁面1a1に連続して形成され
た凸条3は、上述したような条件で、デッキボード周縁
突出部p1’、p2’を含めて略等間隔に形成されてい
るが、その本数は、パレットの厚さ、換言すれば、パレ
ットの高さH2にもよるが、デッキボード周縁突出部p
1’、p2’間に少なくとも3本以上形成する。突設さ
れる凸条3が、3本未満であると、ストレッチフィルム
の引っ掛かりが十分ではなく、ストレッチフィルムが、
パレットから簡単に外れることになる。
部1a2を挟んで位置する2つの外側壁面1a1に、略
等間隔に凸条3が形成されているので、パレットの角部
を強度が増加する。
上部スキッドS1と下部スキッドS2と溶着するとによ
り形成される例が示されているが、パレットを一体に成
形することもできる。
るので、いかに記載する効果を奏するものである。
条間に位置する隅桁の外側壁面に、確実に所定量のスト
レッチフィルムを密着するので、ストレッチフィルムの
パレットからの外れを防止することができる。
トレッチフィルムを突き破って、フォークを、パレット
のフォーク差し込み口に挿入した後、フォークを上昇さ
せた際に、ストレッチフィルムが上方に引っ張られるこ
とになるが、デッキボード周縁突出部と凸条の間及び凸
条間に位置する隅桁の外側壁面に、確実に所定量のスト
レッチフィルムが密着しているので、ストレッチフィル
ムが、パレットから簡単に外れるようなことが防止でき
る。
トの全体斜視図である。
部分斜視図である。
部分正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】隅桁の外側角部を挟んで位置する外側壁面
に、デッキボード周縁突出部と略並行に、連続した凸条
が、複数本、略等間隔に形成されているとともに、デッ
キボード周縁突出部を含め凸条の間隔が、凸条の幅の2
倍以上に形成されていることを特徴とする合成樹脂製パ
レット。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004168336A (ja) * | 2002-11-19 | 2004-06-17 | Sanko Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
JP2017171331A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | Jfe環境株式会社 | 平パレット |
JP2018177232A (ja) * | 2017-04-03 | 2018-11-15 | 日本プラパレット株式会社 | パレット |
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- 2000-12-13 JP JP2000378294A patent/JP3954303B2/ja not_active Expired - Fee Related
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