JP2002178676A - マグネクリップ - Google Patents

マグネクリップ

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JP2002178676A
JP2002178676A JP2000381512A JP2000381512A JP2002178676A JP 2002178676 A JP2002178676 A JP 2002178676A JP 2000381512 A JP2000381512 A JP 2000381512A JP 2000381512 A JP2000381512 A JP 2000381512A JP 2002178676 A JP2002178676 A JP 2002178676A
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JP
Japan
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holding
hole
magneclip
clip
edge
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Application number
JP2000381512A
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English (en)
Inventor
Mikio Nagai
幹雄 長井
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NAGAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
NAGAI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挟持物の抜け落ちを防止できるマグネクリッ
プを提供する。 【解決手段】 ピン4により回動可能であると共にばね
7により互に接触される挟持端部5、6を備えた一対の
挟持片2、3と、前記挟持片2、3の一方の背面に設け
た窪み12に自らの吸着力により挿入配置したマグネッ
ト8とを備えたマグネクリップにおいて、前記一対の挟
持片2、3の挟持端部5、6近傍に互に対向する滑り止
め部材10を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチール製ボード
等にマグネットにより吸着可能なクリップとしてのマグ
ネクリップに関し、特に、丸断面部材の保持に好適なマ
グネクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁石付きクリップは、二枚のス
チール製の挟持片をピンで互に揺動可能に連結し、ピン
回りに装着したねじりばねにより挟持片の挟持側を互に
接近付勢して挟持側間にペーパ等を挟めるようにしてい
る。
【0003】そして、挟持片の一方の背面の窪みにマグ
ネットを内蔵させ、マグネットの露出する磁極とマグネ
ットの磁路となる挟持片とをスチール製のボード等に吸
引接触させるようにしている。
【0004】しかし、このような磁石付きクリップにお
いては、ボードに吸着させた場合に、それを引き剥がす
には吸引力に打ち勝つ大きい力を必要とするものの、ボ
ードと平行な方向の力に対しては比較的小さい力で滑り
出し、カレンダ等の重量のあるもの保持することができ
ないものであった。
【0005】この移動を防止すべくマグネットに隣接す
る挟持片からゴム等からなる摩擦材を設け、この摩擦材
を吸着すべきボード表面に押付けるようにしたものも存
在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
滑り止め用の摩擦材がボードへの吸着面側のみに設けら
れているため、カレンダ等の重量のあるものにあって
は、クリップ自体が滑り出さないものの、カレンダ自体
がクリップの挟持片間から抜け落ちる不具合を解消する
ものではなかった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、挟持物の抜け落ちを防止できるマグネクリ
ップを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ピンによ
り回動可能であると共にばねにより互に接触される挟持
部を備えた一対の挟持片と、前記挟持片の一方の背面に
設けた窪みに挿入配置したマグネットとを備えたマグネ
クリップにおいて、前記一対の挟持片を磁性金属で形成
する一方、挟持片の挟持端部の内側に互に対向する滑り
止め部材を設け、且つ、マグネットを備えた挟持片の滑
り止め部材は吸着面に膨出していることを特徴とする。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、前記
一対の挟持片は、夫々滑り止め部材の固定用穴が設けら
れ、前記滑り止め部材は固定用穴を貫通して背面に膨出
していることを特徴とする。
【0010】第3の発明は、第2の発明において、前記
滑り止め部材固定用穴は、切欠きにより挟持片の縁に連
通していることを特徴とする。
【0011】第4の発明は、第1ないし第3の発明のい
ずれか一つにおいて、前記挟持片の挟持部を構成する少
なくとも一方の縁には、押さえゴムが被せられているこ
とを特徴とする。
【0012】第5の発明は、第4の発明において、前記
挟持部は、挟持片先端縁に近接する位置に設けた穴およ
びこの穴を前記先端縁に連通させる切欠きが設けられ、
前記押さえゴムは、前記挟持部先端縁に被さる断面コ字
状に形成されると共に前記先端縁の穴に係合する係合部
を有することを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】したがって、第1の発明では、マグネク
リップの一対の挟持片の挟持部近傍に互に対向した滑り
止め部材を設けたため、厚さの厚いカレンダ等であって
も滑り止め部材間で確実に抜け落ちることなく保持でき
る。また、断面が丸い部材であっても上記と同様に抜け
落ちることなく保持できる。
【0014】また、滑り止め部材はマグネットの吸着面
に膨出しているため、マグネクリップのボード上での滑
り出しを防止できる。
【0015】さらに、滑り止め部材は、被挟持物の滑り
止めとクリップの滑り止めとを兼ねているため、構造簡
単でしかも安価に構成できる。
【0016】第2の発明では、第1の発明の効果に加え
て、前記滑り止め部材が一対の挟持片の固定用穴を貫通
して背面に膨出して固定されているため、滑り止め部材
が脱落することなく確実に固定できる。
【0017】また、背面への膨出部は、マグネットが固
定された背面にあっては、吸着されるべきボードに摩擦
力を持って接触するため、クリップのボード平面内での
移動(ずり落ち)を防止できる。
【0018】第3の発明では、第2の発明の効果に加え
て、滑り止め部材を固定する穴が切欠きにより縁に連通
しているため、滑り止め部材を切欠きを通して側面部分
から穴に取付けることができ、取付け作業が簡単であ
る。
【0019】第4の発明では、挟持部一方の縁に押さえ
ゴムが被せられているため、比較的厚さの薄い被挟持物
であっても、抜け出すことなく保持できる。
【0020】第5の発明では、第4の発明の効果に加え
て、押さえゴムの係合部が切欠きを通して穴に係合する
ことで固定されるため、他のねじ等の固定手段を用いる
ことなく固定でき、取付け作業性がよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0022】図1は、本発明を適用したマグネクリップ
の正面図、図2はその側面図、図3はその平面図、図4
はマグネクリップの一方の挟持片の側面図、図5は図4
の挟持部端部の部分拡大図、図6は滑り止め部材の正面
図および側面図、図7は押さえゴムの平面図、側面図お
よび断面図を夫々示す。
【0023】図1〜3において、マグネクリップ1はク
リップを構成するスチール製の2個の挟持片2、3と、
これら挟持片2、3同士を互に回動可能に連結するピン
4と、これらの挟持片2、3の挟持端部5、6を互に接
触させるピン4に巻き付けたばね7と、一方の挟持片2
に設けたマグネット8と、他方の挟持片3に取付けたカ
ラープレート9とで形成され、さらに、両挟持片2、3
の挟持端部5、6近傍に取付けたゴムまたは合成樹脂製
の滑り止め部材10と、挟持端部5、6に取付けたゴム
または合成樹脂製の押さえゴム11とを備えている。
【0024】前記挟持片2、3は、ピン4により結合さ
れる付近において互に接近するよう円形の窪み12、1
3が設けられ、一方の挟持片2の窪み12にはマグネッ
ト8が挿入されると共に、他方の挟持片3の窪み13に
はカラープレート9が取付けられる。そして、これらの
窪み12、13の底部からの切起こし14、15の先端
の図示しない穴にピン4が貫通することで両挟持片2、
3を連結する。
【0025】前記ピン4には捩りばね7が巻付けられ、
捩りばね7の各端部が各挟持片2、3に接触されること
で、挟持片2、3の挟持端部5、6側を互いに捩りばね
4により接触するようにしている。
【0026】前記マグネット8は自らの吸着力で窪み1
2に固定され、一方の極は直接ボードに吸着すると共に
他方の極は挟持片2を介して間接的にボードに吸着する
ようになっている。また、カラープレート9は図示しな
いが前記切起こし15により生ずる孔に図示しない突起
または爪を係合させて固定する。
【0027】前記挟持片2、3には、図4に示すごとく
(両挟持片2、3共に同様の穴が形成されるのである
が、ここでは挟持片2のみについて説明する)、挟持端
部5側にあって挟持片2の側部の縁に近接して夫々第1
の穴21が切欠き22を介することで挟持片2の側部の
縁に連通して設けられ、また、図5に示すように挟持端
部5側の先端縁に近接して複数の第2の孔24が切欠き
25を介することで縁に連通して設けられ、さらに、図
4に戻って挟持端部5とは反対側において複数の第3の
穴27が設けられている。
【0028】前記第1の穴21には、図6に示す滑り止
め部材10が切欠き22を介して側面の縁から挿入され
る。即ち、滑り止め部材10は図6に示すように、円筒
状をなし軸方向中途部は小径部29にされ各端面30に
は微小な凹凸となるよう、例えば、アヤメローレット加
工がされている。そして、前記小径部29を前記第1の
穴21に切欠き22を介して挿入することで、図1、2
に示す装着状態とする。
【0029】前記第2の穴24には、図7に示す押さえ
ゴム11が切欠き25を介して挟持端部5、6の縁から
挿入される。即ち、押さえゴム11は図7に示すごとく
全体として断面「コ」字状に形成され、「コ」字状の両
側の片32は図7の断面図で示すように先端で円形部3
3が形成され「コ」字状の底部34に伸びる補強部35
をもつ係合部36により連結している。そして、係合部
36を挟持端部5、6の縁に開口した切欠き25に挿入
し、更に押込むことで第2の穴24に係合部36の円形
部33が係合すると共に押さえゴム11全体が挟持端部
5、6の縁に被さる状態とする。
【0030】上記により構成された本願発明のマグネク
リップ1においては、図8に示すごとく、スチール製の
ボードBにマグネット8の吸着力を利用して吸着して使
用に供せられる。
【0031】使用時には、滑り止め部材10の各端面3
0には微小な凹凸が設けられているため、微小な突起が
ボードBに接触することで摩擦力を発生し、カレンダ等
の重量のあるものを挟持端部5、6に保持しても、クリ
ップ1自体が滑り出すことがない。
【0032】また、挟持端部5、6は押さえゴム11を
被せているため、挟持端部5、6間に挟むものが薄い場
合や厚い場合においても、被挟持物を滑ることなく保持
できる。
【0033】この場合の押さえゴム11は、挟持片2、
3の両側に被せているが、一方の挟持片5または6のみ
に被せても、充分に被挟持物を保持することができる。
【0034】更に、厚さが嵩張るカレンダ等の被挟持物
においては、図9に示すごとく、滑り止め部材10同士
の間で挟んで保持するようにすることもでき、この場合
に、滑り止め部材10の端面30の凹凸が被挟持物を滑
ることなく保持して確実に保持できる。
【0035】また、図9に示すように、丸棒部材Aを滑
り止め部材10の端面30で挟むことができ、例えば、
壁などに横方向に差し渡した棒材を滑り止め部材10同
士で挟むことで、挟持片5、6の第3の穴27に図示し
ない留め金等により部材を吊るす使用方法も可能であ
る。
【0036】以上説明したごとく、本実施の態様におい
ては、以下に列挙する効果を発揮する。
【0037】マグネクリップ1の一対の挟持片5、6の
挟持端部5、6近傍に互に対向した滑り止め部材10を
設けたため、厚さの嵩張るカレンダ等であっても滑り止
め部材10間で確実に抜け落ちることなく保持できる。
【0038】また、断面が丸い部材であっても上記と同
様に抜け落ちることなく保持できる。
【0039】そして、前記滑り止め部材10が一対の挟
持片5、6の固定用穴21を貫通して背面に膨出して固
定されているため、滑り止め部材10が脱落することも
なく確実に固定できる。
【0040】また、背面への膨出部はマグネット8が固
定された背面にあっては、吸着されるべきボードBに摩
擦力を持って接触するため、クリップ1のボードB平面
内での移動(ずり落ち)を防止できる。
【0041】さらに、滑り止め部材10は、被挟持物A
の滑り止めとクリップ1の滑り止めとを兼ねているた
め、構造簡単でしかも安価に構成できる。
【0042】更に、滑り止め部材10を固定する穴21
が切欠き22により縁に連通しているため、滑り止め部
材10を切欠き22を通して側面部分から穴21に取付
けることができ、取付け作業が簡単である。
【0043】そして、挟持端部5、6の少なくとも一方
の縁に押さえゴム11が被せられているため、比較的厚
さの薄い被挟持物であっても、抜け出すことなく保持で
きる。
【0044】さらに、押さえゴム11の係合部36が切
欠き25を通して穴24に係合することで固定されるた
め、他のねじ等の固定手段を用いることなく固定でき、
取付け作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すマグネクリップの正
面図。
【図2】同じくマグネクリップの側面図。
【図3】同じくマグネクリップの平面図。
【図4】同じくマグネクリップの一方の挟持片の側面
図。
【図5】図4の部分拡大図。
【図6】滑り止め部材の正面図および側面図。
【図7】押さえゴムの平面図、側面図および断面図。
【図8】マグネクリップの使用状態を示す正面図。
【図9】マグネクリップの別の使用状態を示す正面図。
【符号の説明】
A 被挟持物 B ボード 1 マグネクリップ 2、3 挟持片 4 ピン 5、6 挟持端部 7 ばね 8 マグネット 9 カラープレート 10 滑り止め部材 11 押さえゴム 12、13 窪み 21 第1の穴 22 切欠き 24 第2の穴 25 切欠き 27 第3の穴 36 係合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピンにより回動可能であると共にばねに
    より互に接触される挟持部を備えた一対の挟持片と、前
    記挟持片の一方の背面に設けた窪みに挿入配置したマグ
    ネットとを備えたマグネクリップにおいて、 前記一対の挟持片を磁性金属で形成する一方、挟持片の
    挟持端部の内側に互に対向する滑り止め部材を設け、且
    つ、マグネットを備えた挟持片の滑り止め部材は吸着面
    に膨出していることを特徴とするマグネクリップ。
  2. 【請求項2】 前記一対の挟持片は、夫々滑り止め部材
    の固定用穴が設けられ、前記滑り止め部材は固定用穴を
    貫通して背面に膨出していることを特徴とする請求項1
    に記載のマグネクリップ。
  3. 【請求項3】 前記滑り止め部材固定用穴は、切欠きに
    より挟持片の縁に連通していることを特徴とする請求項
    2に記載のマグネクリップ。
  4. 【請求項4】 前記挟持片の挟持部を構成する少なくと
    も一方の縁には、押さえゴムが被せられていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載
    のマグネクリップ。
  5. 【請求項5】 前記挟持部は、挟持片先端縁に近接する
    位置に設けた穴およびこの穴を前記先端縁に連通させる
    切欠きが設けられ、 前記押さえゴムは、前記挟持部先端縁に被さる断面コ字
    状に形成されると共に前記先端縁の穴に係合する係合部
    を有することを特徴とする請求項4に記載のマグネクリ
    ップ。
JP2000381512A 2000-12-15 2000-12-15 マグネクリップ Pending JP2002178676A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105374493A (zh) * 2014-08-08 2016-03-02 普乐士株式会社 磁体组件
CN111806118A (zh) * 2020-07-14 2020-10-23 临沂大学 一种古代文献标记方法及装置

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TWI667002B (zh) * 2014-08-08 2019-08-01 日商普樂士股份有限公司 magnet
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