JP2002178301A - 走行丸鋸盤 - Google Patents

走行丸鋸盤

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JP2002178301A
JP2002178301A JP2000380236A JP2000380236A JP2002178301A JP 2002178301 A JP2002178301 A JP 2002178301A JP 2000380236 A JP2000380236 A JP 2000380236A JP 2000380236 A JP2000380236 A JP 2000380236A JP 2002178301 A JP2002178301 A JP 2002178301A
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Tamotsu Himoto
保 樋本
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に被切断材の切断加工を行なうことがで
きる走行丸鋸盤を提供すること。 【解決手段】 走行丸鋸盤1は、上面に被切断材11が
載置されるテーブル10と、このテーブル10の上面に
突出して往復直線運動することにより被切断材11を切
断する丸鋸21を備えた移動切断機構20と、丸鋸21
の直線運動方向に平行に設けられて被切断材11が当接
される位置決め部材40と、この位置決め部材40の位
置を丸鋸21の直線運動方向と直交する方向に移動させ
る位置調節機構50と、被切断材11の切断加工寸法の
情報が記録された指示カード60と、この指示カード6
0に記録された情報を読み取る読取り手段70と、この
読み取った情報から位置調節機構50を制御する制御手
段80とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被切断材を細幅状
に切断加工する走行丸鋸盤に関する。
【0002】
【背景技術】従来、被切断材、例えば木材を細幅状に切
断加工するため、走行丸鋸盤が用いられている。走行丸
鋸盤は、例えば、上面に木材が載置されるテーブルと、
このテーブルの上面に突出して一直線上を往復運動する
ことにより木材を切断加工する丸鋸を備えた移動切断機
構と、丸鋸の直線運動方向に平行に設けられて木材の一
端面が当接される位置決め部材とを備えている(特開平
6-126705号公報参照)。このような走行丸鋸盤によれ
ば、木材の切断加工を行なうに当たって、まず、作業者
が、木材の切断加工寸法に合わせて、位置決め部材の位
置を、丸鋸から位置決め部材までの距離が木材の切断加
工寸法に等しくなるように調整する。その後、テーブル
に木材を載置し、位置決め部材にその一端面を当接させ
て切断加工を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の走行丸
鋸盤では、木材を切断加工寸法を変更する度に手動で位
置決め部材の位置を調整しなければならないため、木材
の切断加工作業に多大な労力と時間を要していた。
【0004】本発明の目的は、容易に被切断材の切断加
工を行なうことができる走行丸鋸盤を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の走行丸鋸盤は、次の構成を採用する。本発
明を図面を参照して説明すると、請求項1に記載の走行
丸鋸盤1は、上面に被切断材11が載置されるテーブル
10と、このテーブルの上面に突出して往復直線運動す
ることにより前記被切断材を切断する丸鋸21を備えた
移動切断機構20と、前記丸鋸の直線運動方向に平行に
設けられて前記被切断材の一端面11Aが当接される位
置決め部材40とを備えた走行丸鋸盤において、前記位
置決め部材の位置を前記丸鋸の直線運動方向に対して直
交する方向に移動させる位置調節機構50と、前記被切
断材の切断加工寸法の情報が記録された指示カード60
と、この指示カードに記録された切断加工寸法の情報を
読み取る読取り手段70と、この読み取った切断加工寸
法の情報から前記位置調節機構を制御する制御手段80
とを備えていることを特徴とする。ここで、指示カード
に被切断材の切断加工寸法の情報を記録する手段として
は、バーコード、パンチ穴、磁性層等の方法を挙げるこ
とができる。
【0006】この発明によれば、位置決め部材の位置を
移動させる位置調節機構と、被切断材、例えば木材の切
断加工寸法の情報が記録された指示カードと、この指示
カードに記録された切断加工寸法の情報を読み取る読取
り手段と、読み取った切断加工寸法の情報から位置調節
機構を制御する制御手段とを含んで走行丸鋸盤を構成し
たので、指示カードに記録された情報を読取り手段に読
取らせるだけで、木材の切断加工寸法の情報が読取り手
段から制御手段に伝達され、制御手段により位置調節機
構が制御されて、木材の切断加工寸法に合わせて位置決
め部材の位置が移動される。つまり、位置決め部材が、
木材の切断加工寸法に対応して丸鋸の直線運動方向に対
して直交する方向に移動することにより、丸鋸から位置
決め部材までの距離が木材の切断加工寸法に等しく設定
される。そして、木材の一端面を位置決め部材に当接さ
せ、この状態で移動切断機構により切断加工すれば、手
動で木材の切断加工寸法に合わせて位置決め部材の位置
を調整する必要がなく、容易に切断加工作業を行なうこ
とができる。
【0007】請求項2に記載の走行丸鋸盤は、請求項1
に記載の切断加工装置において、異なる切断加工寸法の
情報が記録された複数の前記指示カードが用意され、こ
れらが前記読取り手段に近接して配置されていることを
特徴とする。この発明によれば、異なる切断加工寸法の
情報が記録された複数の指示カードを用意して、読取り
手段に近接して配置したので、作業者が複数の指示カー
ドのうち被切断材の切断加工条件に合った指示カードを
選択して取り出し、この選択した指示カードを読取り手
段に読取らせるだけでよいから、迅速に切断加工作業を
行なうことができる。
【0008】請求項3に記載の走行丸鋸盤は、請求項1
または2に記載の走行丸鋸盤において、前記読取り手段
は、前記読取った切断加工寸法の情報を表示する表示手
段74を備えていることを特徴とする。この発明によれ
ば、読取った切断加工寸法の情報を表示する表示手段を
含んで読取り手段を構成したので、目視により指示カー
ドに記録された情報、つまり木材の切断加工寸法を確認
できるから、木材の切断加工作業に際してミスを減らす
ことができ、切断加工作業の生産性を向上できる。ま
た、切断加工寸法の情報をバーコード、パンチ穴、磁性
層等によって指示カードに記録した場合に、指示カード
には記録された情報の内容が記載(表現)されていなく
ても、表示手段によって記録された情報の内容を確認で
きる。
【0009】請求項4に記載の走行丸鋸盤は、請求項1
から3のいずれかに記載の走行丸鋸盤において、前記移
動切断機構は、前記丸鋸の走行領域全域を覆う保護カバ
ー31を昇降自在に設けた保護機構30を備えているこ
とを特徴とする。この発明によれば、丸鋸を覆う保護カ
バーを昇降自在に設けたので、木材の切断加工時に保護
カバーが下降して丸鋸の走行領域全域を覆うことによ
り、切粉の飛散が抑えられ、容易に切断加工作業を行な
うことができる上に、作業者が丸鋸に巻き込まれるのを
防止できるから、切断加工作業の安全性を向上できる。
【0010】請求項5に記載の走行丸鋸盤は、請求項1
から4のいずれかに記載の走行丸鋸盤において、前記テ
ーブルの上面に突出することによって、前記被切断材を
切断加工して形成された切断部材を上昇させる上昇機構
90を備えていることを特徴とする。この発明によれ
ば、木材を切断加工して形成された切断部材を上昇させ
る上昇機構を設けたので、切断部材が上昇機構により持
ち上げられ、作業者が切断部材の下面に容易に手を入れ
ることができるから、切断部材の取り出しが容易にな
り、切断加工作業の作業効率を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、走行丸鋸盤1の全体斜
視図が示されている。走行丸鋸盤1は、略直方体状のテ
ーブル10と、このテーブル10の内部に設けられた移
動切断機構20および上昇機構90と、テーブル10の
上面に設けられた位置決め部材40および位置調節機構
50と、テーブル10の上部に設けられた保護機構3
0、複数の指示カード60が収納された指示カードホル
ダ62、読取り装置70および制御装置80とを備えて
いる。
【0012】テーブル10は、略直方体状に組み立てら
れた金属製のフレーム12と、このフレーム12の上に
固定された平板状の加工台13と、この加工台13の中
央に、加工台13を2分割するように設けられたスリッ
ト14と、スリット14を跨ぐようにフレーム12に設
けられた門形の支持フレーム15で構成されている。
【0013】移動切断機構20は、被切断材としての木
材11を切断加工する切断機構(図示省略)と、切断機
構をスリット14に沿って往復直線運動させる移動機構
(図示省略)とを備えている。切断機構は、スリット1
4から加工台13の表面に木材11の厚みよりも突出し
た丸鋸21を備え、この丸鋸21は、切断機構に設けら
れたモータとベルト等で連結されて高速回転することに
より、木材11を切断加工するようになっている。移動
機構は、スリット14に沿って水平に設けられたガイド
レール(図示省略)を備え、移動機構に設けられたモー
タにより切断機構がガイドレール上を移動して、丸鋸2
1がスリット14に沿って往復直線運動するようになっ
ている。
【0014】位置決め部材40は、断面四角形の長尺部
材であって、加工台13の図中左奥側にスリット14、
つまり丸鋸21の直線運動方向に平行に設けられ、この
位置決め部材40の両端は位置調節機構50に連結され
て、その側面40Aに木材11の一端面11Aが当接さ
れるようになっている。
【0015】位置調節機構50は、加工台13上に位置
決め部材40を挟んで設けられ、スリット14に対して
直交する方向に延びる2条の互いに平行なガイドレール
51,52を備え、位置決め部材40の両端が位置調節
機構50に設けられたモータにチェーン等を介して連結
されることにより、このガイドレール51,52に沿っ
て位置決め部材40を水平移動させるようになってい
る。
【0016】保護機構30は、断面門形でスリット14
に略等しい長さを有する保護カバー31と、門形の支持
フレーム15に設けられ、保護カバー31を昇降させる
シリンダ機構32とを備え、このシリンダ機構32によ
って、切断加工作業時には保護カバー31が下降して丸
鋸21およびスリット14全体、つまり丸鋸21の走行
領域全域を覆い、切断加工作業完了後に保護カバー31
が上昇するようになっている。
【0017】上昇機構90は、スリット14の位置決め
部材40側に、スリット14に沿って一定間隔で複数設
けられた上昇部材91を備え、この上昇部材91は、ピ
ン92を介して加工台13の内部に回動自在に設けられ
ている(図5および図6参照)。上昇部材91は、切断
加工作業中は、加工台13の内部に収納されていて、そ
の表面は加工台13の表面と同一平面を形成している
が、切断加工作業完了後に、ピン92を支点として回転
することにより、加工台13の表面から突出し、木材1
1を切断して形成された切断部材を持ち上げるようにな
っている。
【0018】図2には、指示カード60が収納された指
示カードホルダ62、読取り装置70および制御装置8
0の正面図が示され、図3には、指示カード60の拡大
平面図が示されている。指示カードホルダ62、読取り
装置70および制御装置80は、門形の支持フレーム1
5に並設されている、つまり指示カードホルダ62は読
取り装置70に近接している。指示カードホルダ62に
は、指示カード60が、複数まとめられ整理されて収納
されている。各指示カード60は、略四角形のプラスチ
ック製の板材であって、図3(A)に示すように、複数の
パンチ穴63を穿設することによって木材11の切断加
工寸法の情報が記録されており、その上部には、個々の
指示カード60に記録された情報の内容、具体的には、
木材11の厚みおよび切断加工寸法が記載されたラベル
64が貼設されている。
【0019】読取り装置70は、読取り手段を構成する
ものであって、図4にも示すように、略直方体状の筐体
72と、筐体72の上面に設けられた差込口73と、こ
の差込口73に挿入された指示カード60に記録された
切断加工寸法の情報を読み取る読取り部75と、読取っ
た切断加工寸法の情報を表示する表示手段としての表示
パネル74とを備えている。
【0020】制御装置80は、制御手段を構成するもの
であって、図4にも示すように、略直方体状の筐体82
と、筐体82の正面に設けられた操作パネル84と、筐
体82の内部に設けられ、読取り装置70で読取った切
断加工寸法の情報および操作パネル84の押しボタン8
3の押下操作により移動切断機構20、保護機構30、
上昇機構90および位置調節機構50を制御する制御部
85とを備えている。
【0021】走行丸鋸盤1の使用方法は、以下のように
なる。まず、指示カードホルダ62に収納された複数の
指示カード60の中から、ラベル64を手掛かりとし
て、例えば、切断加工寸法S1に適した指示カード60
を選択し、この選択した指示カード60を読取り装置7
0の差込口73に差し込む。
【0022】すると、読取り部75によって指示カード
60に記録された切断加工寸法S1の情報が読み取ら
れ、この情報が表示パネル74に表示されるとともに、
制御装置80の制御部85に伝送される。すると、制御
部85からの指令により、読取り部75によって読取ら
れた切断加工寸法S1の情報に基づいて位置調節機構5
0が制御され、位置決め部材40が移動される。例え
ば、図5に示すように、位置決め部材40の側面40A
が、スリット14からS2だけ離れた位置からS1だけ
離れた位置になるように移動される。
【0023】そして、木材11を加工台13上に載置
し、その一端面11Aを位置決め部材40の側面40A
に押し当てて、制御装置80の押しボタン83を押す。
すると、制御部85からの指令により、保護機構30、
移動切断機構40および上昇機構90が起動される。つ
まり、保護カバー31が下降して、木材11を加工台1
3に押し付けるとともに丸鋸21およびスリット14を
覆った後、丸鋸21により木材11が切断される。この
切断作業完了後、保護カバー31の上昇に伴って、図6
に示すように、上昇機構90により木材11を切断して
形成された切断部材が持ち上げられる。作業者は、この
切断部材の下に手を入れて取り出す。以上に述べた作業
を繰り返すことにより、切断部材を複数本生産できる。
【0024】したがって、本実施形態によれば以下の効
果がある。 (1)位置決め部材40の位置を移動させる位置調節機
構50と、木材11の切断加工寸法S1の情報が記録さ
れた指示カード60と、この指示カード60に記録され
た切断加工寸法の情報を読み取る読取り部75と、読み
取った切断加工寸法の情報から位置調節機構50を制御
する制御部85とを含んで走行丸鋸盤1を構成したの
で、指示カード60を読取り装置70の差込口73に差
し込むだけで、指示カード60に記録された情報を読取
り部75が読取り、木材11の切断加工寸法S1の情報
が読取り部75から制御部85に伝達され、制御部85
により位置調節機構50が制御されて、木材11の切断
加工寸法S1に合わせて位置決め部材40の位置が移動
される。つまり、位置決め部材40が、木材の切断加工
寸法S1に対応して丸鋸21の直線運動方向に対して直
交する方向に移動することにより、丸鋸21から位置決
め部材40の側面40Aまでの距離が木材11の切断加
工寸法S1に等しく設定される。そして、木材11の一
端面11Aを位置決め部材の側面40Aに当接させ、こ
の状態で移動切断機構20により切断加工すれば、手動
で木材11の切断加工寸法S1に合わせて位置決め部材
40の位置を調整する必要がなく、容易に切断加工作業
を行なうことができる。
【0025】(2)異なる切断加工寸法の情報が記録さ
れた複数の指示カード60を用意して、読取り装置70
に近接して配置したので、作業者が複数の指示カード6
0のうち被切断材の切断加工条件に合った指示カード6
0を選択して取り出し、この選択した指示カード60を
読取り装置70の差込口73に差し込むだけでよいか
ら、迅速に切断加工作業を行なうことができる。
【0026】(3)読取り部75により読取った切断加
工寸法の情報を表示する表示パネル74を含んで読取り
装置70を構成したので、目視により指示カード60に
記録された情報、つまり木材11の切断加工寸法S1を
確認できるから、木材11の切断加工作業に際してミス
を減らすことができ、切断加工作業の生産性を向上でき
る。
【0027】(4)丸鋸21の走行領域全域を覆う保護
カバー31を昇降自在に設けたので、木材11の切断加
工時に保護機構30が下降して丸鋸21を覆うことによ
り、切粉の飛散が抑えられ、容易に切断加工作業を行な
うことができる。さらに、作業者が丸鋸21に巻き込ま
れるのを防止できるから、切断加工作業の安全性を向上
できる。
【0028】(5)木材11を切断加工して形成された
切断部材を上昇させる上昇機構90を設けたので、切断
部材が上昇機構90により持ち上げられるから、作業者
が切断部材の下面に容易に手を入れて取り出すことがで
き、切断加工作業の作業効率を向上できる。
【0029】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、本
実施形態では、指示カード60に複数のパンチ穴63を
穿設することによって木材11の切断加工寸法の情報を
記録したが、図3(B)に示すように、バーコード65に
よって木材11の切断加工寸法の情報を記録してもよ
く、また、指示カードの表面に磁性層を設けて、この磁
性層に木材11の切断加工寸法の情報を記録してもよ
い。
【0030】また、本実施形態では、押しボタン83に
より一括して移動切断機構20、保護機構30および上
昇機構90を操作したが、それぞれ別のボタンにより操
作してもよい。
【0031】また、本実施形態では、上昇機構90の上
昇部材91をピン92を介して回動自在に設けたが、上
昇部材を油圧シリンダ機構等によって昇降自在に設けて
もよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の走行丸鋸盤によれば、次のよう
な効果が得られる。請求項1に記載の走行丸鋸盤によれ
ば、位置決め部材の位置を移動させる位置調節機構と、
被切断材、例えば木材の切断加工寸法の情報が記録され
た指示カードと、この指示カードに記録された切断加工
寸法の情報を読み取る読取り手段と、読み取った切断加
工寸法の情報から位置調節機構を制御する制御手段とを
含んで走行丸鋸盤を構成したので、例えば、バーコー
ド、パンチ穴、磁性層等の方法によって指示カードに記
録された情報を、読取り手段に読取らせるだけで、木材
の切断加工寸法の情報が読取り手段から制御手段に伝達
され、制御手段により位置調節機構が制御されて、木材
の切断加工寸法に合わせて位置決め部材の位置が移動さ
れる。つまり、位置決め部材が、木材の切断加工寸法に
対応して丸鋸の直線運動方向に対して直交する方向に移
動することにより、丸鋸から位置決め部材までの距離が
木材の切断加工寸法に等しく設定される。そして、木材
の一端面を位置決め部材に当接させ、この状態で移動切
断機構により切断加工すれば、手動で木材の切断加工寸
法に合わせて位置決め部材の位置を調整する必要がな
く、容易に切断加工作業を行なうことができる。
【0033】請求項2に記載の走行丸鋸盤によれば、異
なる切断加工寸法の情報が記録された複数の指示カード
を用意して、読取り手段に近接して配置したので、作業
者が複数の指示カードのうち被切断材の切断加工条件に
合った指示カードを選択して取り出し、この選択した指
示カードを読取り手段に読取らせるだけでよいから、迅
速に切断加工作業を行なうことができる。
【0034】請求項3に記載の走行丸鋸盤によれば、読
取った切断加工寸法の情報を表示する表示手段を含んで
読取り手段を構成したので、目視により指示カードに記
録された情報、つまり木材の切断加工寸法を確認できる
から、木材の切断加工作業に際してミスを減らすことが
でき、切断加工作業の生産性を向上できる。また、切断
加工寸法の情報をバーコード、パンチ穴、磁性層等によ
って指示カードに記録した場合に、指示カードには記録
された情報の内容が記載されていなくても、表示手段に
よって記録された情報の内容を確認できる。
【0035】請求項4に記載の走行丸鋸盤によれば、丸
鋸を覆う保護カバーを昇降自在に設けたので、木材の切
断加工時に保護カバーが下降して丸鋸の走行領域全域を
覆うことにより、切粉の飛散が抑えられ、容易に切断加
工作業を行なうことができる上に、作業者が丸鋸に巻き
込まれるのを防止できるから、切断加工作業の安全性を
向上できる。
【0036】請求項5に記載の走行丸鋸盤によれば、木
材を切断加工して形成された切断部材を上昇させる上昇
機構を設けたので、切断部材が上昇機構により持ち上げ
られ、作業者が切断部材の下面に容易に手を入れること
ができるから、切断部材の取り出しが容易になり、切断
加工作業の作業効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る走行丸鋸盤を示す全体
斜視図である。
【図2】前記実施形態に係る指示カードが収納された指
示カードホルダ、読取り手段、表示手段および制御手段
の正面図である。
【図3】前記実施形態および変形例に係る指示カードの
拡大平面図である。
【図4】前記実施形態に係る走行丸鋸盤のブロック図で
ある。
【図5】前記実施形態に係る走行丸鋸盤の使用方法を説
明するための拡大平面図である。
【図6】前記実施形態に係る走行丸鋸盤の使用方法を説
明するための拡大断面図である。
【符号の説明】
1 走行丸鋸盤 10 テーブル 11 被切断材としての木材 11A 木材の一端面 20 移動切断機構 21 丸鋸 30 保護機構 31 保護カバー 40 位置決め部材 50 位置調節機構 60 指示カード 70 読取り手段としての読取り装置 74 表示手段としての表示パネル 80 制御手段としての制御装置 90 上昇機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に被切断材が載置されるテーブル
    と、このテーブルの上面に突出して往復直線運動するこ
    とにより前記被切断材を切断する丸鋸を備えた移動切断
    機構と、前記丸鋸の直線運動方向に平行に設けられて前
    記被切断材の一端面が当接される位置決め部材とを備え
    た走行丸鋸盤において、 前記位置決め部材の位置を前記丸鋸の直線運動方向に対
    して直交する方向に移動させる位置調節機構と、前記被
    切断材の切断加工寸法の情報が記録された指示カード
    と、この指示カードに記録された切断加工寸法の情報を
    読み取る読取り手段と、この読み取った切断加工寸法の
    情報から前記位置調節機構を制御する制御手段とを備え
    ていることを特徴とする走行丸鋸盤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の走行丸鋸盤において、
    異なる切断加工寸法の情報が記録された複数の前記指示
    カードが用意され、これらが前記読取り手段に近接して
    配置されていることを特徴とする走行丸鋸盤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の走行丸鋸盤に
    おいて、前記読取り手段は、前記読取った切断加工寸法
    の情報を表示する表示手段を備えていることを特徴とす
    る走行丸鋸盤。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の走行
    丸鋸盤において、前記移動切断機構は、前記丸鋸の走行
    領域全域を覆う保護カバーを昇降自在に設けた保護機構
    を備えていることを特徴とする走行丸鋸盤。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の走行
    丸鋸盤において、前記テーブルの上面に突出することに
    よって、前記被切断材を切断加工して形成された切断部
    材を上昇させる上昇機構を備えていることを特徴とする
    走行丸鋸盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101117672B1 (ko) 2009-08-21 2012-03-07 조규오 이동식 분진제거 안전 판재 면취기
KR101170099B1 (ko) 2012-03-07 2012-08-01 이내우 목재 재단기
KR101205980B1 (ko) 2008-07-01 2012-11-28 삼성중공업 주식회사 재단 장치
CN105690458A (zh) * 2016-04-06 2016-06-22 佛山市盛凯瑞塑料专用设备有限公司 纵横切割机
JP2021183377A (ja) * 2018-03-07 2021-12-02 有限会社ヨシダ 騒音と振動を下げる回転鋸

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