JP2002177202A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

Info

Publication number
JP2002177202A
JP2002177202A JP2001232164A JP2001232164A JP2002177202A JP 2002177202 A JP2002177202 A JP 2002177202A JP 2001232164 A JP2001232164 A JP 2001232164A JP 2001232164 A JP2001232164 A JP 2001232164A JP 2002177202 A JP2002177202 A JP 2002177202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
endoscope
curving
bending portion
curved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001232164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3776767B2 (ja
Inventor
Takeshi Ogura
剛 小倉
Toshio Nakamura
俊夫 中村
Masanori Hamazaki
昌典 濱▲崎▼
Haruhiko Kaiya
晴彦 海谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001232164A priority Critical patent/JP3776767B2/ja
Publication of JP2002177202A publication Critical patent/JP2002177202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3776767B2 publication Critical patent/JP3776767B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1湾曲部及び第2湾曲部の両方を湾曲さ
せ、挿入部先端部を体腔壁に正面視させた際の観察性、
処置性を向上させることが可能な内視鏡を実現する。 【解決手段】 内視鏡2は、細長な挿入部の先端側に、
体腔内の観察のための撮像部を有する先端部21と、複
数の関節駒を回動自在に連結して構成した第1湾曲部2
4及び第2湾曲部25と、前記第1湾曲部24及び第2
湾曲部25の基端側に連設され、軟性な可撓管部23と
を備えている。前記内視鏡2は、前記第2湾曲部25を
θ、前記第1湾曲部24を前記第2湾曲部25の湾曲方
向と反する方向へθ+90°以上湾曲させ、且つ、前記
挿入部の先端部21をこの挿入部の長手軸方向に対して
略垂直方向へ向けたときに、前記挿入部の先端部21が
前記可撓管部23の接線軸に対して距離を取れるよう
に、前記第1湾曲部24の湾曲角度及び前記第2湾曲部
25の湾曲角度を設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1湾曲部及び第
2湾曲部の二箇所の湾曲部を有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、胃腸その他の生体内または屈
曲した機械の内部などの立体的に複雑に屈曲した細い管
腔内へその形状に沿って細長な挿入部を挿入させるため
に前記挿入部を立体的に細かく屈曲する必要がある。
【0003】細長な挿入部に第1湾曲部及び第2湾曲部
の二箇所の湾曲部を設けた内視鏡は、前記第1湾曲部及
び前記第2湾曲部をそれぞれに湾曲させることによっ
て、内視鏡先端を観察対象に対して正面に向けることが
できる。体腔内の観察において、正面から観察すること
は、画面全体に歪みのない鮮明な画像を捉えるという点
において非常に有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の内視鏡は、前記第1湾曲部及び前記第2湾曲部の角
度を設定し挿入部の先端部を正面に向けた際に、挿入部
が体腔壁に密着した状態では、前記先端部が挿入部の可
撓管部(体腔壁に密着している部分)の長手軸の延長線
上付近に位置することになる。このため、上記従来の内
視鏡は、先端部と観察対象部位との間に所定の距離をと
れない。
【0005】内視鏡検査において、従来の内視鏡は、挿
入部先端部と観察対象部位とは所定の距離がとれないと
観察を行うことができず、また、内視鏡的処置を行う際
にも、処置具などを突出させることができず、内視鏡的
処置が困難であった。
【0006】また、この問題を解決するために従来の内
視鏡は、第2湾曲部の長さを長くし、第1湾曲部を第2
湾曲部の湾曲操作によって体腔壁に対して大きく持ち上
げて所定の距離がとれるように構成することも考えられ
るが、この場合湾曲部全体の長さが長くなってしまう。
【0007】一般に、湾曲部は、複数の湾曲駒を連接し
たものにブレード,湾曲ゴムなどを被せて構成してい
る。このため、内視鏡は、湾曲部を長くすると、この湾
曲部の表面に微妙な凹凸が生じ、平滑にはなりにくくな
るので、湾曲部を必要最低限の長さにする必要がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、第1湾曲部及び第2湾曲部の両方を湾曲させ、
挿入部先端部を体腔壁に正面視させた際の観察性、処置
性を向上させることが可能な内視鏡を実現することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明における内視鏡は、細長な挿入部の
先端側に、体腔内の観察のための撮像部を有する先端部
と、複数の関節駒を回動自在に連結して構成した第1湾
曲部及び第2湾曲部と、前記第1湾曲部及び第2湾曲部
の基端側に連設され、軟性な可撓管部とを備えており、
前記第2湾曲部をθ、前記第1湾曲部を前記第2湾曲部
の湾曲方向と反する方向へθ+90°以上湾曲させ、且
つ、前記挿入部の先端部をこの挿入部の長手軸方向に対
して略垂直方向へ向けたときに、前記挿入部の先端部が
前記可撓管部の接線軸に対して距離を取れるように、前
記第1湾曲部の湾曲角度及び前記第2湾曲部の湾曲角度
を設定したことを特徴とする。また、請求項2の発明に
おける内視鏡は、請求項1の発明における内視鏡におい
て、前記第1湾曲部の全長を前記第2湾曲部の全長より
長く形成したことを特徴とする。また、請求項3の発明
における内視鏡は、請求項1の発明における内視鏡にお
いて、前記第1湾曲部は4方向に湾曲可能に、第2湾曲
部は2方向に湾曲可能に構成されていることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1乃至図9は本発明の一実施形
態に係る図である。図1は本発明の一実施形態の内視鏡
を備えた内視鏡装置の全体構成を示す全体構成図であ
る。図2は図1の内視鏡挿入部の湾曲部を示す構成断面
図である。図3は第1湾曲部及び第2湾曲部を構成する
湾曲駒を示す説明図であり、図3(a)は第1湾曲部に
用いる湾曲駒を示す説明図、図3(b)は第2湾曲部に
用いる湾曲駒を示す説明図である。図4はコイルパイプ
の構造を示す構造説明図である。図5は内視鏡の把持部
付近を示す外観図である。図6は図5の内視鏡の把持部
を把持した際の説明図である。図7は第2湾曲操作部に
第2湾曲部の湾曲操作ノブを設けた内視鏡の把持部付近
を示す外観図である。図8は第1湾曲操作部と第2湾曲
操作部とのそれぞれの操作軸を直交した内視鏡の把持部
付近を示す外観図である。図9は第2湾曲操作部の湾曲
操作ノブに二つのアングルノブを設けた内視鏡の把持部
付近を示す外観図である。
【0011】図1に示すように本発明の一実施形態を備
えた内視鏡装置1は、図示しない撮像手段を備えた電子
内視鏡(以下、単に内視鏡)2と、前記内視鏡2に着脱
自在に接続され、この内視鏡2に照明光を供給する光源
装置3と、前記内視鏡2に着脱自在に接続され、前記内
視鏡2の前記撮像手段を制御すると共に、この撮像手段
から得られた信号を処理して標準的な映像信号を出力す
るビデオプロセッサ4と、前記ビデオプロセッサ4で信
号処理して得られた内視鏡画像を表示するモニタ5とか
ら主に構成される。前記ビデオプロセッサ4には、図示
しないVTRデッキ,ビデオプリンタ,ビデオディス
ク,画像ファイル記録装置などが接続できるようになっ
ている。
【0012】前記内視鏡2は、観察対象部位へ挿入する
細長の挿入部11と、この挿入部11の基端部に連設さ
れ、後述する第1,第2湾曲部の湾曲操作などが可能な
操作部12aを有する把持部12と、この把持部12の
側面より延設され、図示しない撮像手段に接続する信号
ケーブルや照明光を伝達するライトガイドなどを内蔵し
たユニバーサルコード13と、このユニバーサルコード
13の端部に設けられ、前記光源装置3及びビデオプロ
セッサ4に着脱自在に接続されるコネクタ部14とを有
している。前記挿入部11は、先端に設けられた先端部
21と、この先端部21の後部に設けられた湾曲自在の
湾曲部22と、この湾曲部22の後部に設けられ、軟性
の管状の部材より形成される長尺で可撓性を有する可撓
管部23とが連設されることで構成されている。
【0013】前記先端部21は、撮像手段としてCCD
などの図示しない固体撮像素子及びこの固体撮像素子を
駆動するための回路基板などが組み込まれた撮像部や、
体腔内の観察対象部位を照明するための照明光を伝達す
る図示しないライトガイドなどを内蔵して構成されてい
る。前記湾曲部22は、先端側の湾曲部(以下、第1湾
曲部と称す)24,基端側の湾曲部(以下、第2湾曲部
と称す)25の、二つの湾曲部より構成されている。
【0014】まず、図2乃至図5を用いて前記第1湾曲
部24及び第2湾曲部25で構成される湾曲部22の構
造を説明する。図2に示すように前記第1湾曲部24及
び前記第2湾曲部25は、それぞれ複数の湾曲駒31を
回動自在に連設され、これら複数の湾曲駒31に細線の
ワイヤなどを筒状に編み込んだ湾曲ブレード32を被せ
ると共に、前記湾曲ブレード32上に水密に湾曲ゴム3
3を被せて構成される。なお、前記湾曲ブレード32及
び前記湾曲ゴム33は、前記第1湾曲部24及び前記第
2湾曲部25を合わせた湾曲部22全長にわたって被せ
ても良く、また、第1湾曲部24及び第2湾曲部25に
別々に被せてもよい。
【0015】前記第1湾曲部24は、先端側よりこの第
1湾曲部24を牽引して湾曲させるための第1湾曲操作
ワイヤ(以下、第1ワイヤと称す)34が延出されてい
る。同様に、前記第2湾曲部25は、先端側よりこの第
2湾曲部25を牽引して湾曲させるための第2湾曲操作
ワイヤ(以下、第2ワイヤと称す)35が延出されてい
る。
【0016】前記第1ワイヤ34は、前記第2湾曲部2
5先端側付近に固定された第1コイルパイプ36内を通
り、前記挿入部11内を介して後述の第1湾曲操作部4
2に連設される。一方、前記第2ワイヤ35は、前記可
撓管部23の先端側に固定された第2コイルパイプ37
内を通り、前記挿入部11内を介して後述の第2湾曲操
作部44に連設される。
【0017】また、前記湾曲ゴム33の肉厚は、前記第
1湾曲部24にかかる部分と、第2湾曲部25にかかる
部分おいて、第2湾曲部25の方が第1湾曲部24にか
かる部分よりも薄肉に形成している。このことにより、
湾曲部22は、第2湾曲部25の部分で湾曲させやすく
なるため、第2湾曲部25内で内蔵物が多くなっても湾
曲部外径を太くすることなく、湾曲性能を劣化させな
い。
【0018】また、前記湾曲部22は、湾曲させる場
合、内蔵物の多さから第1湾曲部24よりも第2湾曲部
25の方が高い負荷がかかることが多い。このため、図
3に示すように前記湾曲部22は、前記第1湾曲部24
及び前記第2湾曲部25をそれぞれ構成する湾曲駒31
の肉厚を、第1湾曲部24よりも第2湾曲部の方が肉厚
になるように構成する。
【0019】即ち、前記湾曲部22は、図3(a)に示
す第1湾曲部24に用いる湾曲駒31aよりも図3
(b)に示す第2湾曲部25に用いる湾曲駒31bを肉
厚に構成している。このことにより、第2湾曲部25
は、第1湾曲部24よりも大きな力がかかる際にも湾曲
駒31が変形しづらくなり、結果として湾曲角度が初期
状態より小さくなることを防止している。
【0020】また、前記第1コイルパイプ36及び前記
第2コイルパイプ37などに用いられるコイルパイプ
は、図4に示すように細線のワイヤをパイプ状に密着巻
きした構造であるが、構造上圧縮荷重によりその全長が
縮む可能性がある。このため、より多くの荷重のかかる
第2湾曲部25に用いられる第2コイルパイプ31を構
成するワイヤの素線径は、第1コイルパイプ36のワイ
ヤの素線径よりも太く形成している。このことにより、
第2湾曲部25用の第2コイルパイプ37は、第1湾曲
部24用の第1コイルパイプ36よりも素線径が太く圧
縮されにくい。よって、第2湾曲部25は、第1湾曲部
24よりも大きな力がかかる際にもコイルパイプの縮み
が生じること無く、従って湾曲角度が初期状態より小さ
くなることがない。
【0021】本実施形態では、上述した前記第1湾曲部
24と前記第2湾曲部25とをそれぞれ独立して湾曲操
作可能なように、前記把持部12の前記操作部12aに
前記第1湾曲部24の湾曲操作を行うための第1湾曲操
作部42と、前記第2湾曲部25の湾曲操作を行うため
の第2湾曲操作部44とを設けて構成する。
【0022】即ち、図5に示すように前記把持部12の
操作部12aは、前記第1湾曲部24の湾曲操作を行う
ための湾曲操作ノブ42a,42a′と、この湾曲操作
ノブ42aを所望の回転位置で固定するための第1固定
レバー42b,42b′を設けた第1湾曲操作部42
と、観察画像のフリーズ,レリーズなどを前記ビデオプ
ロセッサ4に対して操作指示するためのリモートスイッ
チ43aを設けた電気スイッチ部43と、前記第2湾曲
部25の湾曲操作を行うための第2湾曲操作レバー44
a及びこの第2湾曲操作レバー44aを所望の位置で固
定するための第2固定レバー44bを設けた第2湾曲操
作部44とを設けて構成されている。
【0023】ここで、前記湾曲操作ノブ42aは、第1
湾曲部24をUP/DOWN方向に湾曲させるためのノ
ブであり、湾曲操作ノブ42a′は、第1湾曲部24を
RIGHT/LEFT方向に湾曲させるためのノブであ
る。第1固定レバー42bは操作されることにより湾曲
操作ノブ42aを所望の回転位置で保持するためのレバ
ーであり、第1固定レバー42b′は湾曲操作ノブ42
a′を所望の回転位置で保持するためのレバーである。
なお、前記第1湾曲操作部42には、送気・送水操作を
行うための送気・送水ボタン42cや吸引操作を行うた
めの吸引ボタン42dが設けられている。
【0024】このように構成された内視鏡2を用いて内
視鏡検査を行う。
【0025】術者が湾曲操作を行う際には、一般的に、
図6に示すように左手にて把持部12を把持する。この
場合、例えば、左手の親指の付け根と薬指及び小指で把
持部12を支え、親指や、リモートスイッチ43aや送
気・送水ボタン42c,吸引ボタン42dなどのボタン
類の操作を行なっていないときの人差指,中指によって
湾曲操作ノブ42a及び第2湾曲操作レバー44aの操
作を行う。
【0026】まず、術者が第1湾曲部24の湾曲操作を
行うときには、左手の親指の付け根と薬指及び小指で把
持部12を支えた状態で、通常届く範囲内の親指または
人差指や中指にて湾曲操作ノブ42aの操作を行う。ま
た、術者が第2湾曲部25の湾曲操作を行うときには、
把持部12を保持していない右手にて、第2湾曲操作レ
バー44aの操作を行う。上記した状態で通常届かない
位置に親指または人差指や中指を伸ばして第2湾曲操作
レバー44aの操作を行なっても良い。
【0027】ここで、リモートスイッチ43aの操作時
や内視鏡的な処置時には、必要に応じて第1固定レバー
42b,42b′と第2固定レバー44bの操作によっ
て、湾曲操作ノブ42a,42a′と第2湾曲操作レバ
ー44aとをそれぞれ所望の位置に固定し、親指を離し
た状態で所望の湾曲形状を維持しながら操作を行うこと
も可能である。
【0028】また、前記第2湾曲操作部44は、第1湾
曲操作部42との間に電気スイッチ部43を介して配さ
れているため、湾曲操作ノブ42aの操作時に、操作す
る手指が第2湾曲操作レバー44aに容易に触れること
がない。
【0029】第2湾曲操作レバー44aの形状は、図1
0(a)に平面図で示した如く、第2湾曲操作レバー4
4aを、湾曲操作ノブ42の一群が設けられた箇所とは
逆の方向に突出させて構成しても良い。この構成は、例
えば右手による第2湾曲操作レバー44aの操作性を考
慮し、図10(b),図10(c)に示すように、湾曲
操作ノブ42が設けられた箇所に向けて突出させても良
い。
【0030】なお、図5及び図6中では、第2湾曲操作
部44は、第2湾曲部25の第2湾曲操作レバー44a
をレバーの形状で図示したが、この形状に限定される必
要はなく、図7に示すように湾曲方向の自由度によって
は湾曲操作ノブ42aのような形状の湾曲操作ノブ44
cであっても良い。また、第1湾曲操作部42と第2湾
曲操作部44との操作軸の位置関係は、図5に示される
ような平行な位置関係でも良く、あるいは図8に示すよ
うに角度を付けるような構成であっても良い。図8で
は、第1湾曲操作部42と第2湾曲操作部44との操作
軸が直交した例を示している。また、第2湾曲部25の
湾曲方向を4ヶ所にする場合は、図9に示すように第2
湾曲操作部44の湾曲操作ノブ44cに二つのアングル
ノブを設けることで、4方向の湾曲操作に対応すること
も可能である。
【0031】この結果、本実施形態の内視鏡2は、第1
湾曲部24,第2湾曲部25の各湾曲部を独立に操作可
能であり、それぞれの湾曲部の操作を通常の湾曲操作と
同等に扱える。従って、本実施形態の内視鏡2では、湾
曲操作性が向上する。
【0032】また、本実施形態の内視鏡2は、第2湾曲
操作部44を第1湾曲操作部42から離れた部位に設け
ているため、第1湾曲操作部42の操作による通常の内
視鏡操作の際に、第2湾曲操作部44が邪魔にならず、
通常使用される一つの湾曲部を有する内視鏡と同等な湾
曲操作が可能である。
【0033】さらに、本実施形態の内視鏡2は、第2湾
曲操作部44と第1湾曲操作部42との間に電気スイッ
チ部43を設けて両者を離間することで、通常の内視鏡
操作性を損なわないことに加え、第1湾曲操作部42及
び電気スイッチ部43の操作の際に第2湾曲操作部44
を誤操作することがない。
【0034】また、本実施形態の内視鏡2は、第1湾曲
操作部42と第2湾曲操作部44とのそれぞれの操作軸
に角度をつけることで、第1湾曲操作部42を把持する
手と反対の手で第2湾曲操作部44を操作する際の操作
性が良くなる。
【0035】なお、本実施形態の内視鏡2は、挿入部1
1の先端部21に撮像装置を内蔵した電子内視鏡に本発
明を適用しているが、図示しないイメージガイドを挿入
部11に挿通して、このイメージガイドで導光された被
写体像を操作部12aに内蔵した撮像装置で撮像する構
成の電子内視鏡や、イメージガイドで導光された被写体
像を操作部12aの上部に設けた接眼部で観察できるい
わゆる光学式内視鏡に適用しても良い。いずれにしろ第
1湾曲部24及び第2湾曲部25の両方で構成される湾
曲部22を備えた内視鏡であれば良い。
【0036】また、本発明は、上記した実施形態にのみ
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。例えば、図11に示すよ
うに、通常の内視鏡において鉗子起上レバーを設ける位
置に、第2湾曲操作レバー44aを設けても良い。
【0037】ところで、体腔内の観察において、観察対
象部位を正面から観察することは、画面全体に歪みのな
い鮮明な画像をとらえるという点において非常に有効で
ある。上述したような細長な挿入部11に第1湾曲部2
4及び第2湾曲部25で構成される湾曲部22を有した
内視鏡は、これら第1湾曲部24と第2湾曲部25とを
それぞれ湾曲させることで、挿入部先端部21を観察対
象部位に対して正面に向けることができる。
【0038】例えば、図21に示すように挿入部11が
体腔壁に密着した状態では、第2湾曲部25を挿入部1
1の長手軸に対して上方向にθだけ湾曲させ、且つ第1
湾曲部24を挿入部11の長手軸に対して下方向にθ+
90°湾曲させることで、挿入部先端部21を体腔壁上
の観察対象部位に対して正面視させることが可能であ
る。なお、図21は、第1湾曲部及び第2湾曲部で構成
される湾曲部を備えた従来の内視鏡挿入部を示す説明図
である。
【0039】しかしながら、このように挿入部11が体
腔壁に密着した状態では、挿入部先端部21を体腔壁に
対して正面に向けた際に、この先端部21が挿入部11
の可撓管部23(体腔壁に密着している部分)の長手軸
の延長線上付近に位置することになり、先端部21と観
察対象部位とは所定の距離をとれない。内視鏡検査にお
いて、挿入部先端部21と観察対象部位との間に所定の
距離がとれないと、観察を行うことができず、また、内
視鏡的処置を行う際にも、挿入部先端部21から体壁に
向けて処置具などを突出させることができず、内視鏡的
処置が困難であるという問題があった。
【0040】また、この問題を解決するために第2湾曲
部25の寸法を長くし、第1湾曲部24を第2湾曲部2
5の湾曲操作によって体腔壁に対して大きく持ち上げて
所定の距離がとれるようにすると、湾曲部22全体の長
さが長くなってしまう。なお、湾曲部22は図2で説明
したように複数の湾曲駒25を連設したものにブレード
32,湾曲ゴム33などを被せているため、湾曲部22
の表面に微妙な凹凸が生じ、平滑になりにくくなる。こ
のため、湾曲部22は、必要最低限の長さにする必要が
ある。そこで、第1湾曲部24及び第2湾曲部25の両
方を湾曲させ、挿入部先端部21を体腔壁に正面視させ
た際の観察性,処置性を向上させることが可能な内視鏡
の提供が望まれていた。
【0041】図12乃至図20を参照して2ヶ所の湾曲
部を有する内視鏡の構成例を説明する。図12乃至図2
0は2ヶ所の湾曲部を有する内視鏡の構成例に係る図で
ある。図12は第1湾曲部と第2湾曲部との湾曲角度を
設定した際の湾曲部を有する挿入部の説明図である。図
15は図12の湾曲部を他の内視鏡などに設けた際の説
明図であり、図15(a)は従来の拡大内視鏡における
挿入部の説明図、図15(b)は従来の鉗子挿通チャン
ネルを2本有する内視鏡の挿入部の説明図、図15
(c)は図15(a)の拡大内視鏡や図15(b)の鉗
子挿通チャンネルを2本有する内視鏡に図7の湾曲部を
設けた際の挿入部の説明図である。図16は第2湾曲部
を第1湾曲部より短く形成した際の説明図であり、図1
6(a)は第2湾曲部を第1湾曲部より短く形成した挿
入部の説明図、図16(b)は図16(a)の挿入部を
屈曲の多い管腔内に使用している際の説明図である。図
18は第1湾曲部を第2湾曲部より短く形成した際の説
明図であり、図18(a)は第1湾曲部を第2湾曲部よ
り短く形成した際の挿入部の説明図、図18(b)は図
18(a)の挿入部を屈曲がほとんどない管腔内に使用
している際の説明図である。図19は第2湾曲部の湾曲
方向を必要最低限に限定した挿入部を観察対象が限られ
る管腔内に使用している際の説明図である。図20は第
2湾曲部の湾曲操作ワイヤを斜め方向の操作を行ないや
すい位置に設けた際の説明図であり、図20(a)は第
2湾曲部の第2ワイヤをUP方向とRIGHT方向の2
ヶ所の位置に設けた際の第2湾曲部の湾曲操作ワイヤ固
定部付近の断面図、図20(b)は第2湾曲部の第2ワ
イヤをDOWN方向とLEFT方向の2ヶ所の位置に設
けた際の第2湾曲部の湾曲操作ワイヤ固定部付近の断面
図、図20(c)は第2湾曲部の第2ワイヤをUP方向
とRIGHT方向の中間位置及びDOWN方向とLEF
T方向の中間位置に設けた際の第2湾曲部の湾曲操作ワ
イヤ固定部付近の断面図である。
【0042】図12に示すように第1湾曲部24と第2
湾曲部25とをそれぞれ湾曲させ、且つ挿入部先端部2
1を挿入部11の長手軸に対して垂直方向、即ち体腔壁
を正面視させた状態にする際に、挿入部先端部21が挿
入部11の長手軸の延長線上よりも必ず上に位置する
(先端部21と観察対象部位とは距離をとることが可
能)ように、湾曲部22を構成する第1湾曲部24と第
2湾曲部25との湾曲角度を設定可能に構成する。な
お、図12中では、例えば第2湾曲部25の湾曲角度θ
を略90度、第1湾曲部24の湾曲角度(θ+90°)
を略180度まで湾曲可能に設定している。
【0043】このように構成した第1湾曲部24及び第
2湾曲部25で構成される湾曲部22は、例えば図15
(a)に示すような挿入部先端部21に焦点切替可能な
撮像部(不図示)を内蔵する従来の拡大内視鏡2Aや、
図15(b)に示すような鉗子挿通チャンネル51を2
本有する従来の内視鏡2Bなどに設けられる。
【0044】図15(a)に示すように従来の拡大内視
鏡2Aは、挿入部11に1ヶ所の湾曲部のみ有している
ので、挿入部先端部21が体腔壁に対して可撓管部23
(体腔壁に密着している部分)の長手軸の延長線上付近
に位置し、接線方向の病変部に対して観察が困難であ
る。また、図15(b)に示すように鉗子挿通チャンネ
ル51を2本有する内視鏡2Bは、内視鏡的処置を行う
際に挿入部先端部21と観察対象部位との間で所定の距
離がとれないので、処置具52などを突出させることが
できず、内視鏡的処置が困難である。
【0045】そこで、図12で示したように、第1湾曲
部24及び第2湾曲部25で構成される湾曲部22を構
成することで、図15(c)に示すような、先端部21
と観察対象部位との距離調整や内視鏡的処置時に処置具
を2本使用可能とすることができる。
【0046】また、図13に示すように、病変部の観察
時に、第1湾曲部24及び第2湾曲部25を湾曲させ、
第2固定レバー44bを操作して第2湾曲操作レバー4
4aの位置を所望の回転位置に保持することで第2湾曲
部25の湾曲状態を所望の状態に保持し、その状態で第
1湾曲部24を上下左右に湾曲させることにより、病変
部と内視鏡先端部との距離を保ちつつ内視鏡先端部を矢
印方向に移動させることが可能となる。すなわち、病変
部と内視鏡先端部との相対位置を変化させながらの観察
が可能となる。
【0047】さらに、図14に示すように、第1固定レ
バー42b,42b′を操作して湾曲操作ノブ42の位
置を所望の回転位置に保持することで第1湾曲部24の
湾曲状態を所望の状態に保持し、その状態で第2湾曲部
25を2方向に湾曲させることにより、病変部を正面視
した状態で内視鏡先端部を矢印方向に移動させることが
可能となる。すなわち、病変部に内視鏡先端部を向けた
まま、これらの距離を調節することが可能となる。
【0048】図13,図14に示したように、第1湾曲
部24,第2湾曲部25の湾曲状態をそれぞれを独立し
て保持可能としたことにより、内視鏡による観察時にお
ける操作性が向上する。
【0049】さらに、このような第1湾曲部24及び第
2湾曲部25で構成される湾曲部22は、例えば図16
(a)に示すように第2湾曲部25を第1湾曲部24よ
り短く設定すると、図16(b)に示すように例えば大
腸のような屈曲の多い管腔内に使用する場合、第2湾曲
部25を湾曲する際に第2湾曲部25が腸壁に干渉する
こと無く湾曲部22全体を機能させることができる。
【0050】一方、図16(a)に示した構成とは逆
に、図18(a)に示すように第2湾曲部25を第1湾
曲部24より長く設定すると、図18(b)に示すよう
に、例えば胃のような屈曲のほとんどない管腔内におい
ては、上述したように内視鏡的処置の際に使用する処置
具の挿通性や、挿入部先端部21を細かく動かせるなど
処置性を向上させることが可能となる。
【0051】また、図17(a)に示した如く、湾曲部
が一つしか設けられていない内視鏡では、湾曲部を湾曲
させて内視鏡先端部を胃の噴門部付近に近接させること
は可能であるが、胃の噴門部付近を斜めから観察するこ
とになってしまい、噴門部付近を正面視することは困難
になる。
【0052】図17(b)に示したように、第2湾曲部
25の長さがある程度長い場合には、 第2湾曲部25
を食道から完全に出すことが必要なことから、第1湾曲
部24が胃の噴門部付近から離れてしまう。このため、
第1湾曲部を湾曲させて噴門部付近を観察しようとして
も、内視鏡先端部と噴門部との距離が遠くなってしま
い、観察が非常にやり辛くなる。
【0053】図17(c)に示した内視鏡は、第2湾曲
部25の挿入軸方向の寸法を、第1湾曲部24の挿入軸
方向の寸法よりも小さくしたものである。第1湾曲部2
4と第2湾曲部25の寸法関係をこのように設定するこ
とにより、第1湾曲部24と第2湾曲部25とをそれぞ
れ湾曲させて胃の噴門部付近を観察する場合、内視鏡先
端部を噴門部付近に近接させて観察を行うことが可能と
なる。
【0054】また、図19に示すように、例えば十二指
腸のみを観察対象とする目的に特定される内視鏡では、
第2湾曲部25の湾曲方向を例えば1方向(UPまたは
DOWN)に限定するというように、湾曲方向を必要最
低限に限定することで、湾曲機構自体を簡略化すること
が可能となる。なお、図19は、挿入部先端部21を十
二指腸乳頭に対してアプローチする様子を示している。
【0055】また、十二指腸における乳頭切開などの処
置においては、内視鏡先端を斜め方向からアプローチさ
せる方が処置を行ないやすい場合がある。このような目
的の場合には、第2湾曲部25の湾曲操作用の第2ワイ
ヤ35を図20に示すように構成しても良い。
【0056】図20(a),(b)に示すように第2湾
曲部25の第2ワイヤ35は、UP方向とRIGHT方
向の2ヶ所、あるいはDOWN方向とLEFT方向の2
ヶ所というように、斜め方向の操作を行ないやすい位置
に設けても良い。また、図20(c)に示すように第2
湾曲部25の第2ワイヤ35は、UP方向とRIGHT
方向の中間位置や、DOWN方向とLEFT方向の中間
位置に設けても良い。
【0057】ところで、上述したような細長な挿入部1
1に第1湾曲部24及び第2湾曲部25で構成される湾
曲部22を有した内視鏡は、例えば第2湾曲部25によ
り湾曲操作を行なって、図2で説明した第2ワイヤ35
のUP側ワイヤにより牽引して第2湾曲部25をUP方
向に湾曲させていた。そして、この後、第2湾曲部25
をストレート状態に戻す場合、第2湾曲部25を覆って
いる湾曲ゴム33だけでは復元力が弱いので、前記第2
ワイヤ35のDOWN側ワイヤにより牽引し、第2湾曲
部25を直線化していた。このため、湾曲操作機構は非
常に複雑になっていた。そこで、構造を簡略化し、第2
湾曲部25を直線化させることが可能な内視鏡の提供が
望まれていた。
【0058】図22及び図23を参照して第2湾曲部を
直線化可能な内視鏡の構成例を説明する。図22及び図
23は第2湾曲部を直線化可能な内視鏡の構成例に係る
図である。図22は第2湾曲部を直線化可能な湾曲部を
有する挿入部の概略説明図である。図23は図22の変
形例を示す挿入部の概略説明図である。なお、図22及
び図23は挿入部11の概略図である。
【0059】図22に示すように湾曲部22において、
第1湾曲部24は複数の湾曲駒31を回動自在に連結
し、連結された湾曲駒31の上にワイヤの細線を筒状に
編み込んだ湾曲ブレード32を被せ、さらにその上に湾
曲ゴム33を被せている。
【0060】前記第2湾曲部25は、第1湾曲部24と
同様に複数の湾曲駒31を回動自在に連結し、湾曲駒3
1の上のブレード32を被せており、さらにこのブレー
ド32の上に可撓管部23で用いるポリエステルなどの
弾発性の樹脂61によって覆っている。これにより、第
2湾曲部25に被せたブレード32の上から第2湾曲部
25が可撓管部23と同じ弾発性の樹脂61で覆われて
いるので、第2湾曲部25を湾曲させた後、直線化する
場合に湾曲をかけていた方向の第2ワイヤ35を開放す
るのみで、第2湾曲部25を直線化することが可能であ
る。
【0061】また、図23に示すように前記第2湾曲部
25に用いる第2ワイヤ35は、一方向のみに接続する
ようにしても良い。なお、図2で説明したように第2ワ
イヤ35は、可撓管部23を介して第2湾曲部25の基
端側までは第2コイルパイプ37を挿通されている。
【0062】そして、第2湾曲部25自体は、例えば可
撓管部23と同様の構造(例えば図22で示したように
可撓管部23と同じ樹脂61を用いて成形するなど)と
するなど直線化しやすい構造としている。このため、前
記第2ワイヤ35にテンションがかからない状態では、
第2湾曲部25が自動的に直線化するため、一方向のみ
の第2ワイヤ35(湾曲操作ワイヤ)によって湾曲動作
及び直線化を行うことが可能となる。
【0063】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0064】(付記項1) 細長な挿入部の先端側に、
体腔内の観察のための撮像部を有する先端部と、複数の
関節駒を回動自在に連結して構成した第1湾曲部及び第
2湾曲部と、前記第1湾曲部及び第2湾曲部の基端側に
連設され、軟性な可撓管部とを備えており、前記第2湾
曲部をθ、前記第1湾曲部を前記第2湾曲部の湾曲方向
と反する方向へθ+90°以上湾曲させ、且つ、前記挿
入部の先端部をこの挿入部の長手軸方向に対して略垂直
方向へ向けたときに、前記挿入部の先端部が前記可撓管
部の接線軸に対して距離を取れるように、前記第1湾曲
部の湾曲角度及び前記第2湾曲部の湾曲角度を設定した
ことを特徴とする内視鏡。
【0065】(付記項2) 前記第1湾曲部の全長を前
記第2湾曲部の全長より長く形成したことを特徴とす
る、付記項1に記載の内視鏡。
【0066】(付記項3) 前記第2湾曲部の全長を前
記第1湾曲部の全長より長く形成したことを特徴とす
る、付記項1に記載の内視鏡。
【0067】(付記項4) 前記第1湾曲部は4方向に
湾曲可能に、第2湾曲部は2方向に湾曲可能に構成され
ていることを特徴とする、付記項1に記載の内視鏡。
【0068】
【発明の効果】本発明においては、第1湾曲部及び第2
湾曲部の両方を湾曲させることにより、挿入部先端部を
体腔壁に正面視させた際の観察性、処置性を向上させる
ことが可能な内視鏡を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の内視鏡を備えた内視鏡
装置の全体構成を示す全体構成図である。
【図2】 図1の内視鏡挿入部の湾曲部を示す構成断面
図である。
【図3】 第1湾曲部及び第2湾曲部を構成する湾曲駒
を示す説明図である。
【図4】 コイルパイプの構造を示す構造説明図であ
る。
【図5】 内視鏡の把持部付近を示す外観図である。
【図6】 図5の内視鏡の把持部を把持した際の説明図
である。
【図7】 第2湾曲操作部に第2湾曲部の湾曲操作ノブ
を設けた内視鏡の把持部付近を示す外観図である。
【図8】 第1湾曲操作部と第2湾曲操作部とのそれぞ
れの操作軸を直交した内視鏡の把持部付近を示す外観図
である。
【図9】 第2湾曲操作部の湾曲操作ノブに二つのアン
グルノブを設けた内視鏡の把持部付近を示す外観図であ
る。
【図10】 第2湾曲操作部における湾曲操作ノブの、
他の例を示す平面図である。
【図11】 第2湾曲操作部における湾曲操作ノブの、
他の例を示す外観図である。
【図12】 第1湾曲部と第2湾曲部との湾曲角度を設
定した際の湾曲部を有する挿入部の説明図である。
【図13】 図12に示した挿入部における動作の説明
図である。
【図14】 図12に示した挿入部における他の動作の
説明図である。
【図15】 図12の湾曲部を他の内視鏡等に設けた際
の説明図である。
【図16】 第2湾曲部を第1湾曲部より短く形成した
際の説明図である。
【図17】 内視鏡を用いて胃の噴門部付近を観察して
いる状態の説明図である。
【図18】 第1湾曲部を第2湾曲部より短く形成した
際の説明図である。
【図19】 第2湾曲部の湾曲方向を必要最低限に限定
した挿入部を観察対象が限られる管腔内に使用している
際の説明図である。
【図20】 第2湾曲部の湾曲操作ワイヤを斜め方向の
操作を行ないやすい位置に設けた際の説明図である。
【図21】 第1湾曲部及び第2湾曲部で構成される湾
曲部を備えた従来の内視鏡挿入部を示す説明図である。
【図22】 第2湾曲部を直線化可能な湾曲部を有する
挿入部の概略説明図である。
【図23】 図22の変形例を示す挿入部の概略説明図
である。
【符号の説明】
1 …内視鏡装置 2 …内視鏡 11 …挿入部 12 …把持部 12a …操作部 21 …先端部 22 …湾曲部 23 …可撓管部 24 …第1湾曲部 25 …第2湾曲部 31 …湾曲駒 41 …把持部 42 …第1湾曲操作部 42a …湾曲操作ノブ 43 …電気スイッチ部 43a …リモートスイッチ(電気スイッチ) 44 …第2湾曲操作部 44a …湾曲操作レバー
フロントページの続き (72)発明者 濱▲崎▼ 昌典 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 海谷 晴彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA01 AA29 BB02 CC06 DD03 FF32 FF33 FF43 HH32 HH35 HH39 LL02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長な挿入部の先端側に、体腔内の観察
    のための撮像部を有する先端部と、複数の関節駒を回動
    自在に連結して構成した第1湾曲部及び第2湾曲部と、
    前記第1湾曲部及び第2湾曲部の基端側に連設され、軟
    性な可撓管部とを備えており、 前記第2湾曲部をθ、前記第1湾曲部を前記第2湾曲部
    の湾曲方向と反する方向へθ+90°以上湾曲させ、且
    つ、前記挿入部の先端部をこの挿入部の長手軸方向に対
    して略垂直方向へ向けたときに、前記挿入部の先端部が
    前記可撓管部の接線軸に対して距離を取れるように、前
    記第1湾曲部の湾曲角度及び前記第2湾曲部の湾曲角度
    を設定したことを特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記第1湾曲部の全長を前記第2湾曲部
    の全長より長く形成したことを特徴とする、請求項1に
    記載の内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記第1湾曲部は4方向に湾曲可能に、
    第2湾曲部は2方向に湾曲可能に構成されていることを
    特徴とする、請求項1に記載の内視鏡。
JP2001232164A 2000-10-02 2001-07-31 内視鏡 Expired - Fee Related JP3776767B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001232164A JP3776767B2 (ja) 2000-10-02 2001-07-31 内視鏡

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000302470 2000-10-02
JP2000-302470 2000-10-02
JP2001232164A JP3776767B2 (ja) 2000-10-02 2001-07-31 内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002177202A true JP2002177202A (ja) 2002-06-25
JP3776767B2 JP3776767B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=26601376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001232164A Expired - Fee Related JP3776767B2 (ja) 2000-10-02 2001-07-31 内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3776767B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037566A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡
WO2007052354A1 (ja) * 2005-11-04 2007-05-10 Olympus Medical Systems Corp. 内視鏡システム、内視鏡、支持部材、内視鏡システムの使用方法
JP2009045499A (ja) * 2008-12-03 2009-03-05 Gyrus Acmi Inc 可撓性内視鏡
USRE41475E1 (en) 1999-10-26 2010-08-03 Gyrus Acmi, Inc. Flexible ureteropyeloscope
JP2010252842A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Hoya Corp 内視鏡の湾曲装置
JP2011516221A (ja) * 2008-04-18 2011-05-26 フォルティメディクス・ベスローテン・フェンノートシャップ 内視鏡用途等のための器具
WO2011092899A1 (ja) * 2010-01-28 2011-08-04 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 十二指腸用内視鏡
WO2012014532A1 (ja) * 2010-07-28 2012-02-02 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡と、この内視鏡の挿通湾曲方法
JP2015023951A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 オリンパス株式会社 マニピュレータおよびマニピュレータシステム
WO2015194317A1 (ja) * 2014-06-19 2015-12-23 オリンパス株式会社 内視鏡装置
CN105358038A (zh) * 2014-02-18 2016-02-24 奥林巴斯株式会社 内窥镜用弯曲管
WO2016056417A1 (ja) * 2014-10-06 2016-04-14 オリンパス株式会社 内視鏡
JPWO2021145418A1 (ja) * 2020-01-16 2021-07-22
WO2023277141A1 (ja) * 2021-07-01 2023-01-05 国立大学法人 東京医科歯科大学 喉頭内視鏡

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE41475E1 (en) 1999-10-26 2010-08-03 Gyrus Acmi, Inc. Flexible ureteropyeloscope
JP2007037566A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡
JP4981680B2 (ja) * 2005-11-04 2012-07-25 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡システム、内視鏡、支持部材
WO2007052354A1 (ja) * 2005-11-04 2007-05-10 Olympus Medical Systems Corp. 内視鏡システム、内視鏡、支持部材、内視鏡システムの使用方法
JPWO2007052354A1 (ja) * 2005-11-04 2009-04-30 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡システム、内視鏡、支持部材、内視鏡システムの使用方法
US8523762B2 (en) 2005-11-04 2013-09-03 Olympus Medical Systems Corp. Endoscope system, endoscope, supporting member, and method of using endoscope system
KR101336377B1 (ko) * 2008-04-18 2013-12-04 포티메딕스 서지컬 비.브이. 내시경 용례 등을 위한 장비
USRE49359E1 (en) 2008-04-18 2023-01-10 Fortimedix Assets Ii B.V. Instrument for endoscopic applications or the like
JP2011516221A (ja) * 2008-04-18 2011-05-26 フォルティメディクス・ベスローテン・フェンノートシャップ 内視鏡用途等のための器具
US9848858B2 (en) 2008-04-18 2017-12-26 Fortimedix Surgical B.V. Instrument for endoscopic applications or the like
JP2009045499A (ja) * 2008-12-03 2009-03-05 Gyrus Acmi Inc 可撓性内視鏡
JP2010252842A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Hoya Corp 内視鏡の湾曲装置
WO2011092899A1 (ja) * 2010-01-28 2011-08-04 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 十二指腸用内視鏡
JPWO2011092899A1 (ja) * 2010-01-28 2013-05-30 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 乳頭を正面視可能な十二指腸用内視鏡
WO2012014532A1 (ja) * 2010-07-28 2012-02-02 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡と、この内視鏡の挿通湾曲方法
JP2015023951A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 オリンパス株式会社 マニピュレータおよびマニピュレータシステム
CN105358038A (zh) * 2014-02-18 2016-02-24 奥林巴斯株式会社 内窥镜用弯曲管
US9955857B2 (en) 2014-06-19 2018-05-01 Olympus Corporation Endoscope device
WO2015194317A1 (ja) * 2014-06-19 2015-12-23 オリンパス株式会社 内視鏡装置
JP5985104B2 (ja) * 2014-06-19 2016-09-06 オリンパス株式会社 内視鏡装置
JP6043027B2 (ja) * 2014-10-06 2016-12-14 オリンパス株式会社 内視鏡
WO2016056417A1 (ja) * 2014-10-06 2016-04-14 オリンパス株式会社 内視鏡
JPWO2021145418A1 (ja) * 2020-01-16 2021-07-22
JP7302026B2 (ja) 2020-01-16 2023-07-03 オリンパス株式会社 医療システム、制御装置、および医療システムの作動方法
WO2023277141A1 (ja) * 2021-07-01 2023-01-05 国立大学法人 東京医科歯科大学 喉頭内視鏡

Also Published As

Publication number Publication date
JP3776767B2 (ja) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3600194B2 (ja) 内視鏡
JP2002177201A (ja) 内視鏡
JP2002177199A (ja) 内視鏡
JP2002177198A (ja) 内視鏡
US8100825B2 (en) Endoscope and supportive member for bending operation of the same
US10918365B2 (en) Medical retrieval systems and related methods
JP3776767B2 (ja) 内視鏡
JP6395973B1 (ja) 内視鏡操作部およびこれを具備する内視鏡
US8998800B2 (en) Endoscope
US20230018783A1 (en) Endoscope operation portion and endoscope
JP2004283618A (ja) 内視鏡
JP2006320501A (ja) 内視鏡
KR100881811B1 (ko) 내시경, 내시경용 만곡 조작 보조 부재 및 1세트의 만곡 조작 노브
US9895052B2 (en) Insertion instrument and insertion apparatus comprising this insertion instrument
JP3722732B2 (ja) 内視鏡
WO2005006965A1 (ja) 内視鏡
JP7064012B2 (ja) 内視鏡
JP2002058629A (ja) 電子内視鏡
WO2015174128A1 (ja) 内視鏡
US20240065534A1 (en) Endoscope operation part and endoscope
JP5872882B2 (ja) 内視鏡
JP4515237B2 (ja) 内視鏡
JP2006149878A (ja) 内視鏡の操作部
JP2006149879A (ja) 内視鏡の操作部

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050523

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060223

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3776767

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees