JP2002176663A - ダイヤルパルス送出回路 - Google Patents

ダイヤルパルス送出回路

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JP2002176663A
JP2002176663A JP2000371746A JP2000371746A JP2002176663A JP 2002176663 A JP2002176663 A JP 2002176663A JP 2000371746 A JP2000371746 A JP 2000371746A JP 2000371746 A JP2000371746 A JP 2000371746A JP 2002176663 A JP2002176663 A JP 2002176663A
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JP
Japan
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transistor
circuit
dial pulse
loop
resistor
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JP2000371746A
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English (en)
Inventor
Masafumi Ootsuchi
雅史 大土
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤルパルス送出波形の歪を防ぐととも
に、小型化が可能なダイヤルパルス送出回路を提供す
る。 【解決手段】 ダイヤルパルス送出回路10は、直流ル
ープ回路11と直流ループ開閉素子12とを備え、グラ
ンドとなるTip線と、−48Vの直流電圧が供給され
るRing線とからなるトランク回路の二線式通話線に
接続される。なお、直流ループ回路11は、両端に加わ
る音声信号に対して高インピーダンス値を示し、直流ル
ープ開閉素子12は、直流ループ回路11を経由して二
線式通話線にダイヤルパルスを送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤルパルス送
出回路に関し、例えば直流二線式中継線に接続されるト
ランク回路におけるダイヤルパルス送出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のダイヤルパルス送出回路
を示す回路図である。ダイヤルパルス送出回路50は、
直流ループ回路51、直流ループ開閉素子52とを備
え、グランドとなるTip線と、−48Vの直流電圧が
供給されるRing線とからなるトランク回路の二線式
通話線に接続される。そして、直流ループ回路51の開
閉によってダイヤルパルスを送出する。
【0003】直流ループ回路51は、トランジスタQ5
1、フォトカプラPC、コンデンサC51及び抵抗R5
1〜R54を備える。トランジスタQ51のベース・エ
ミッタ間には、コンデンサC51が接続され、コンデン
サC51には抵抗R51,R52が並列に接続される。
また、トランジスタQ51のベース・コレクタ間には、
抵抗R53が接続され、抵抗R53には、充電経路であ
るフォトカプラPC及び抵抗R54からなる直列回路が
並列に接続される。
【0004】直流ループ回路51が、加入者電話機から
の信号によって直流的に閉にすると、二線式通話線を介
して交換機に対して直流ループが形成され、交換機側の
ループ検出回路がループ閉を検出して所定の交換機動作
を制御し、以後この直流ループ電流に音声信号が重畳さ
れて、音声信号の送受が行われる。この直流ループ形成
時に、音声信号のインピーダンス整合に悪影響を与えな
いにようにするためには、二線式通話線に並列に接続さ
れている直流ループ回路51の音声信号に対する高イン
ピーダンスにすることが望ましい。
【0005】このようなインピーダンス条件を満足させ
るための直流ループ回路51を説明する。直流ループ回
路51は、抵抗R52を介してトランジタQ51によっ
て直流ループを形成するようになっている。抵抗R53
はコンデンサC51への充電時間を制御するためのバイ
アス抵抗、抵抗R51はベース抵抗であり、コンデンサ
C51は直流ループ回路の閉時に音声信号に対して高イ
ンピーダンスに見せるためのコンデンサである。フォト
カプラPCは、マイクロプロセッサ(図示せず)からの
制御信号で開閉し、コンデンサC51への音声信号の充
電時間を短くする。
【0006】フォトカプラPCが閉になっている状態で
は、抵抗R51と抵抗R53との抵抗値の比で決まるベ
ース電圧がトランジスタQ51のベースに加わるため、
トランジスタQ51は動作状態となり、抵抗R52で決
まる所定のコレクタ電流をループ電流として流す。一
方、通話線の直流ループ電流に重畳されている音声信号
はコンデンサC51によって、トランジスQ51のベー
スには現れないため、トランジスタQ51に流れる交流
成分は極めて小さいものとなり、直流ループ回路のイン
ピーダンスは音声信号に対して高インピーダンスが実現
される。このような動作により直流ループ回路51を開
閉し、ダイヤルパルス送出回路50からダイヤルパルス
を送出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ダイヤルパルス送出回路によれば、ダイヤルパルス送出
回路が備える直流ループ回路の開閉によるダイヤルパル
スの送出時に、直流ループ回路のコンデンサへの充電時
間を短縮させる充電経路がフォトカプラで構成されるた
め、マイクロプロセッサのような外部の制御部やその制
御部との絶縁等が必要となり、トランク回路が大型化し
やすいといった問題があった。
【0008】また、充電経路にリレーを用いた場合に
は、リレー接点の磨耗や接点不良などにより、ダイヤル
パルス送出回路の特性劣化を招くといった問題もあっ
た。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、ダイヤルパルス送出波形の歪
を防ぐとともに、小型化が可能なダイヤルパルス送出回
路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明のダイヤルパルス送出回路は、両端に加わ
る音声信号に対して高インピーダンス値を示す直流ルー
プ回路と、該直流ループ回路を経由して二線式通話線に
ダイヤルパルスを送出する直流ループ開閉素子とを備え
たダイヤルパルス送出回路であって、前記直流ループ回
路が、第1のトランジスタと、該第1のトランジスタの
ベース・エミッタ間に接続されたコンデンサと、前記第
1のトランジスタのベース・コレクタ間に接続された第
1の抵抗と、該第1の抵抗に並列に接続され、かつ前記
第1の抵抗よりも低抵抗である充電経路とを有し、前記
充電経路が、第2のトランジスタ、ダイオード、第2の
抵抗及び第3の抵抗からなることを特徴とする。
【0011】また、本発明のダイヤルパルス送出回路
は、前記第2のトランジスタのコレクタが前記第2の抵
抗を介して前記第1のトランジスタのコレクタに、前記
第2のトランジスタのエミッタが前記第1のトランジス
タのベースに、前記第2のトランジスタのベースが前記
ダイオード及び第3の抵抗を介して前記第1のトランジ
スタのコレクタに、それぞれ接続されることを特徴とす
る。
【0012】本発明のダイヤルパルス送出回路によれ
ば、ダイヤルパルス送出回路が備える直流ループ回路の
開閉によるダイヤルパルスの送出時に、直流ループ回路
のコンデンサへの充電時間を短縮させる充電経路が、ト
ランジスタ、ダイオード及び抵抗からなるため、マイク
ロプロセッサのような外部の制御部やその制御部との絶
縁等が不必要となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0014】図1は、本発明のダイヤルパルス送出回路
に係る一実施例の回路図である。なお、図1には、ダイ
オードブリッジ1、2線4線変換回路2を含めた構成を
図示している。
【0015】ダイヤルパルス送出回路10は、直流ルー
プ回路11と直流ループ開閉素子12とを備え、グラン
ドとなるTip線と、−48Vの直流電圧が供給される
Ring線とからなるトランク回路の二線式通話線に接
続される。
【0016】なお、直流ループ回路11は、両端に加わ
る音声信号に対して高インピーダンス値を示し、直流ル
ープ開閉素子12は、直流ループ回路11を経由して二
線式通話線にダイヤルパルスを送出する。
【0017】直流ループ回路11は、第1のトランジス
タQ1、コンデンサC1、第1の抵抗R1、及び充電経
路13を備える。
【0018】第1のトランジスタQ1のベース・エミッ
タ間には、音声信号を遮断するためのコンデンサC1が
接続され、コンデンサC1にはエミッタ抵抗RE、抵抗
Rが並列に接続される。また、トランジスタQ1のベー
ス・コレクタ間には、コンデンサC1への充電時間を制
御するための第1の抵抗R1が接続され、第1の抵抗R
1には、第1の抵抗R1よりも低抵抗である充電経路1
3が並列に接続される。
【0019】充電経路13は、第2のトランジスタQ
2、ツェナーダイオードZD、第2の抵抗R2及び第3
の抵抗R3からなる。そして、第2のトランジスタQ2
のコレクタが第2の抵抗R2を介して第1のトランジス
タQ1のコレクタに、第2のトランジスタQ2のエミッ
タが第1のトランジスタQ1のベースに、第2のトラン
ジスタQ2のベースがツェナーダイオードZD及び第3
の抵抗R3を介して第1のトランジスタQ1のコレクタ
に、それぞれ接続される。
【0020】次いで、直流ループ回路11の動作につい
て説明する。
【0021】直流ループ回路11の閉時には、コンデン
サC1が充電されるまでは、第2のトランジスタQ2の
エミッタよりベースの電位が高くなり、第2のトランジ
スタQ2はオン状態となる。よって、第2の抵抗R2を
経由してコンデンサC1は急速に充電される。
【0022】コンデンサC1が充電されることにより、
第1のトランジスタQ1のベースの電位が上昇し、第1
のトランジスタQ1はオン状態となる。第1のトランジ
スタQ1がオン状態となった後は、第2のトランジスタ
Q2のベースの電位は下がるため、第2のトランジスタ
Q2はオフ状態となる。
【0023】したがって、Tip線あるいはRing線
より、直流ループ開閉素子2、第1のトランジスタQ1
及び抵抗REを経由してRing線あるいはTip線へ
ループ電流が流れる。その結果、Tip線・Ring線
間の電圧は瞬時に一定となり、ダイヤルパルス送出波形
に歪が生じない。
【0024】なお、コンデンサC1が急速に充電されな
いと、Tip線・Ring線間の電圧が一定になるまで
時間がかかり、その結果、ダイヤルパルス送出波形に歪
が生じる。
【0025】コンデンサC1が充電された後は、ツェナ
ーダイオードZDにより第2のトランジスタQ2は動作
しなくなり、第2のトランジスタQ2及び第2の抵抗R
2はダイヤルパルス送出波形に影響を与えない。
【0026】直流ループ回路11の開時(直流ループ開
閉素子2の閉時)には、Tip線・Ring線間の電圧
は直流ループ回路11に影響されないため、ダイヤルパ
ルス送出波形に歪が生じない。
【0027】なお、通話中は、直流ループ回路11は閉
(直流ループ開閉素子2は開)であり、コンデンサC1
は充電されているため、第2のトランジスタQ2は動作
せず、第2のトランジスタQ2及び第2の抵抗R2はダ
イヤルパルス送出波形に影響を与えない。
【0028】図2は、コンデンサの充電波形とダイヤル
パルス送出波形との関係を示した図である。なお、直流
ループ開閉素子のオンは直流ループ回路の閉時、直流ル
ープ開閉素子のオフは、直流ループ回路の開時である。
【0029】この図から、直流ループ開閉素子12がオ
フからオン、すなわち直流ループ回路11の開時から閉
時になった時(図中矢印)、コンデンサC1が急速に充
電され、直流ループ回路11の開閉時ともに、ダイヤル
パルス送出波形に歪が生じていないことが解る。
【0030】なお、上述の実施例では、直流ループ回路
を構成する充電経路がツェナーダイオードを備える場合
について説明したが、図3のように、充電経路がツェナ
ーダイオードの代わりに複数のダイオードDを備えてい
ても同様の効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】本発明のダイヤルパルス送出回路によれ
ば、ダイヤルパルス送出回路が備える直流ループ回路の
開閉によるダイヤルパルスの送出時に、直流ループ回路
のコンデンサへの充電時間を短縮させる充電経路が、ト
ランジスタ、ダイオード及び抵抗からなるため、コンデ
ンサが瞬時に充電され、ダイヤルパルス送出波形の歪を
防ぐことができる。その結果、直流ループ回路が用いら
れる加入者線デジタル多重伝送方式の局装置の特性劣化
を防ぐことができる。
【0032】また、マイクロプロセッサのような外部の
制御部やその制御部との絶縁等が不必要となる。したが
って、小型化が可能となる。
【0033】さらに、リレーを用いた場合のように、リ
レー接点の磨耗や接点不良などが生じないため、ダイヤ
ルパルス送出回路の特性劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイヤルパルス送出回路に係る一実施
例の回路図である。
【図2】図1に示すダイヤルパルス送出回路のコンデン
サの充電波形とダイヤルパルス送出波形との関係を示し
た図である。
【図3】本発明のダイヤルパルス送出回路に係る他の実
施例の回路図である。
【図4】従来のダイヤルパルス送出回路を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
10,20 ダイヤルパルス送出回路 11,21 直流ループ回路 12,22 充電経路 Q1,Q2 トランジスタ C1 コンデンサ R1〜R3 抵抗 D,ZD ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に加わる音声信号に対して高インピ
    ーダンス値を示す直流ループ回路と、該直流ループ回路
    を経由して二線式通話線にダイヤルパルスを送出する直
    流ループ開閉素子とを備えたダイヤルパルス送出回路で
    あって、 前記直流ループ回路が、第1のトランジスタと、該第1
    のトランジスタのベース・エミッタ間に接続されたコン
    デンサと、前記第1のトランジスタのベース・コレクタ
    間に接続された第1の抵抗と、該第1の抵抗に並列に接
    続され、かつ前記第1の抵抗よりも低抵抗である充電経
    路とを有し、 前記充電経路が、第2のトランジスタ、ダイオード、第
    2の抵抗及び第3の抵抗からなることを特徴とするダイ
    ヤルパルス送出回路。
  2. 【請求項2】 前記第2のトランジスタのコレクタが前
    記第2の抵抗を介して前記第1のトランジスタのコレク
    タに、前記第2のトランジスタのエミッタが前記第1の
    トランジスタのベースに、前記第2のトランジスタのベ
    ースが前記ダイオード及び第3の抵抗を介して前記第1
    のトランジスタのコレクタに、それぞれ接続されること
    を特徴とする請求項1に記載のダイヤルパルス送出回
    路。
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