JPH07312637A - 直流負荷回路 - Google Patents

直流負荷回路

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JPH07312637A
JPH07312637A JP10542694A JP10542694A JPH07312637A JP H07312637 A JPH07312637 A JP H07312637A JP 10542694 A JP10542694 A JP 10542694A JP 10542694 A JP10542694 A JP 10542694A JP H07312637 A JPH07312637 A JP H07312637A
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JP
Japan
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signal
load
circuit
voltage
capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10542694A
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English (en)
Inventor
Naoki Suhara
直樹 栖原
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】交流信号の損失を少なくしてダイヤルパルスの
波形のなまりを改善する。 【構成】直流電圧に重畳された交流信号をこの直流電圧
から分離する直流負荷回路10において、直流電圧と交
流信号を含む信号源18に対して直流カット用のコンデ
ンサCを介して接続された交流負荷24と、交流阻止回
路30を介して接続された直流負荷22とを有する。交
流阻止回路30は定電圧ダイオードDが接続された急速
充電回路32と制御トランジスタQとで構成される。交
流信号が供給された瞬間、コンデンサCaが急速充電さ
れると共に、トランジスタQをオンさせて信号源18と
の直流通路が閉成される。コンデンサCaは急速充電さ
れるため、スイッチ26のオンオフによって形成される
ダイヤルパルスの波形のなまりが改善され、スイッチ2
6のメーク後直ちにツェナーダイオードDによって急速
充電回路32が遮断されるため、交流信号の損失が少な
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電話機などに適用して
好適な直流負荷回路に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆基地局(交換機)と電話機との間の
通信回線には公衆基地局から所定の直流電圧と交流信号
である通話信号(音声信号)が供給され、受信局である
電話機側にはその内部でこの直流電圧と交流信号を分離
するための直流負荷回路が設けられている。
【0003】図3はこの直流負荷回路10の従来例を示
すもので、公衆基地局12側には機能的には基地局側の
交換機を動作させるために必要な所定の直流電圧源14
と、交流信号である通話信号源16で構成された信号源
18を有する。
【0004】電話機20には直流カット用のコンデンサ
Cを介して交流負荷24が信号源18に接続される。交
流負荷24は送受話器である。また、交流カット用のイ
ンダクタンスLを介して直流負荷22が接続される。直
流負荷22としては具体的には抵抗器が使用され、通信
回線8が閉成されたとき交換機を動作させるための直流
電圧がこの通信回線8を流れることになる。
【0005】インダクタンスLは交流信号をカットする
ために設けられているから、この交流信号の周波数が通
話信号のように比較的低いものであるときはインダクタ
ンスLの値を大きくしないと、交流信号を完全に分離で
きなくなる。そうするためにはインダクタンス素子が大
きくなるので、一般にはこのインダクタンス素子の代わ
りに、インダクタンス素子と同等の働きをする交流阻止
回路を使用している。
【0006】図4はその一例を示す従来の具体例であっ
て、30がこの交流阻止回路を示す。交流阻止回路30
は通信回線8に並列接続されるものであって、直流負荷
22と通信回線8との間には制御トランジスタQが接続
され、またこの通信回線8にはRCの時定数回路28が
接続される。抵抗器R1とコンデンサC1の接続中点p
はトランジスタQのベースに接続されている。26は電
話番号を送信するときに動作するオンオフスイッチであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す構成で、受
信された交流信号(通話信号)は交流負荷24と交流阻
止回路30とに分流するので、抵抗器R1とコンデンサ
C1の時定数回路28にも交流信号が流れ、この分流に
よって交流付加24に流れる交流信号の一部が損失す
る。
【0008】交流損失を少なくして交流負荷24のS/
Nを高め、通話品質を向上させるためにはR1,C1の
値を大きくすればよいが、そうすると接続中点pに得ら
れる平滑された直流電圧の値が小さくなるため、制御ト
ランジスタQとしてはhfeの大きなトランジスタを使用
する必要がある。hfeの大きなトランジスタは周知のよ
うに高価で、しかも素子自体大型化する。
【0009】また、このように時定数を大きくするとコ
ンデンサC1への充電時間がかかり、接続中点pにおけ
る直流電位の過渡特性が劣化するため、スイッチ26を
メーク(オン)させてからトランジスタQをオンさせる
までに時間がかかってしまう。例えば、メークとブレー
ク(オフ)とを交互に繰り返えすようにスイッチ26を
制御したときの通信回線8の電位変化は図5Aのように
急峻に立ち下がり、また立ち上がる特性となるのが理想
的である。しかし、上述したように時定数回路28の時
定数を大きくしてしまうと、図5Bに示すような過渡特
性が劣化したものとなってしまう。
【0010】このように過渡特性が劣化すると、ダイヤ
ルパルス式で電話番号を交換機側に送信するパルスダイ
ヤル方式のものでは、ダイヤルパルスの波形がなまって
しまってダイヤルパルス数を交換機側で正しく認識でき
なくなってしまう。例えば図6Aのダイヤルパルスであ
るのが理想的であるのに対して、時定数を大きくすると
極端な場合同図Bのようになるので、誤動作を引き起こ
す原因となる。
【0011】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、交流信号の損失を最小限にし
つつ、過渡特性を改善した直流負荷回路を提案するもの
である。
【0012】
【発明を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1に記載したこの発明では、所定の直流電
圧に重畳された交流信号をこの直流電圧から分離する直
流負荷回路において、上記直流電圧と交流信号を含む信
号源に対して直流カット用のコンデンサを介して接続さ
れた交流負荷と、交流阻止回路を介して接続された直流
負荷とを有し、上記交流阻止回路は直列接続された急速
充電回路と定電圧ダイオードおよび上記直流負荷に接続
された制御トランジスタとで構成され、上記交流信号が
供給された瞬間、上記コンデンサが急速充電されると共
に、上記トランジスタをオンさせて上記信号源との直流
通路が閉成されるようになされたことを特徴とするもの
である。
【0013】
【作用】図1に示す構成で、この発明では急速充電回路
32が設けられる。急速充電回路32の時定数は小さく
選ばれているのでスイッチ26をメークするとコンデン
サCaは急速充電される。この急速充電によって接続中
点pの直流電位が急速に立ち上がり、制御トランジスタ
Qはスイッチ26のメークと同時にオンする。
【0014】トランジスタQがオンすると直流負荷であ
る抵抗器22に電流が流れ、通信回線8の直流電位は急
速に低下する。この電位低下によって通信回線8の直流
電位がツェナーダイオードDのツェナー電圧Vz以下に
なると、ツェナーダイオードDがオフするため抵抗器R
bを通してコンデンサCaに流れ込む電流Ibが殆どゼ
ロの状態で急速充電回路32の動作が停止する。
【0015】このように急速充電回路32の時定数を小
さくすると、交流阻止回路30の過渡特性が改善され、
スイッチ26がブレークしても通信回線8の電位変化が
緩慢になるようなことはない。急速充電回路32はツェ
ナーダイオードDの存在でスイッチ26のメーク後直ち
にオフし、また抵抗器Rbは大きな値であるので分流に
よる交流信号の損失も最小限にすることができる。
【0016】
【実施例】続いてこの発明に係る直流負荷回路の一例を
電話機に適用した場合について図を参照して詳細に説明
する。
【0017】図1は電話機20に内蔵されたこの発明に
係る直流負荷回路10の一例である。この発明において
も局側交換機12には信号源18として上述したような
直流電圧源14と通話信号である通話信号源16を有す
る。電話機20側には交流カット用のコンデンサCaを
介して交流負荷24が、また交流阻止回路30を介して
直流負荷22がそれぞれ通信回線8に並列接続されてい
る。
【0018】交流阻止回路30は直流負荷となる抵抗器
22に接続された制御トランジスタQを有し、また通信
回線8には直列抵抗回路34が並列接続される。この直
列抵抗回路34は一対の抵抗器Rb,Rcが直列接続さ
れて構成され、その接続点には抵抗器Rdを介して制御
トランジスタQのベースが接続される。
【0019】この発明ではさらに通信回線8に対して急
速充電回路32が接続される。この急速充電回路32は
抵抗器RaとコンデンサCaの急速充電部と、その間に
接続された定電圧ダイオード、この例ではツェナーダイ
オードDとがそれぞれ直列接続されて構成され、ツェナ
ーダイオードDとコンデンサCaとの接続中点pが直列
抵抗回路34の接続点と結ばれている。
【0020】急速充電部の抵抗器Raは必要に応じて設
ければよく、設けた場合でもその値は十分小さな値に選
ばれ、抵抗器RaとコンデンサCaとで決まる時定数τ
aを小さく設定している。これに対して直列抵抗回路3
4を構成する一方の抵抗器Rbは十分に大きな抵抗値に
選定され、これとコンデンサCaによって決まる時定数
τbをτaよりも十分大きくなるように設定している。
【0021】ここで、スイッチ26がブレーク状態にあ
って通信回線8が開成しているときの通信回線8の直流
電位DCbは通常48ボルト程度であり、スイッチ26
がメーク状態にあるときの直流電位DCmは15〜17
ボルト程度である。そのため、上述したツェナーダイオ
ードDのツェナー電圧Vzは、 DCm〈Vz〈DCb ・・・・(1) のような値に選ばれる。
【0022】このような関係にツェナーダイオードDを
選んであれば、スイッチ26がメークされた瞬間はツェ
ナーダイオードDの両端にはツェナー電圧Vz以上の直
流電圧が印加されることになるので、これがオンする。
したがってコンデンサCaは急速に充電され接続中点p
の直流電位は急速に立ち上がり、スイッチ26のメーク
とほぼ同じタイミングにトランジスタQがオンとなる。
【0023】トランジスタQがオンすると通信回線8は
直流負荷である抵抗器22によってシャントされるた
め、通信回線8の直流電位はメーク電位DCmに急激に
低下する(図2参照)。通信回線8の直流電位がメーク
電位DCmに低下すると、この電位はツェナーダイオー
ドDのツェナー電圧Vz以下になるのでこれによってツ
ェナーダイオードDはオフとなる。つまり、急速充電回
路32はスイッチ26がメークしてから極く僅かの時間
しか動作しない。次にメークされるまでの間はその動作
はオフ状態となる。したがって、交流阻止回路30の過
渡特性が改善され、図2のように電位波形のなまりは殆
どなくなり、図6Bのような電位変化は発生しない。
【0024】一方、スイッチ26のメーク後直ちにツェ
ナーダイオードDによって急速充電回路32が遮断され
るので、ここを交流信号が流れることによって発生する
であろう交流損失はゼロである。
【0025】これと共にスイッチ26がメークしている
期間中は抵抗器Rbを通る通路によって電流Ibがコン
デンサCaに流れる。しかし、この電流ループの時定数
τbは時定数τaよりも遥かに大きいので、流れてもそ
の交流電流は極く僅かである。つまり、交流電流が抵抗
器Rb側に分流したとしても極く僅かであるから、この
分流による交流信号の損失は無視できる。交流信号の損
失が少なくなると、交流負荷である送受話器24に供給
される交流信号のS/Nが大きくなり、それだけ音声の
明瞭度も改善される。
【0026】上述した実施例はこの発明を電話機の直流
負荷回路に適用したが、電車や送電などの電力搬送系の
ように所定の直流電圧に通信用の交流信号を重畳して伝
送するようなシステムに使用される直流負荷回路にもこ
の発明を適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明では充電回路と
定電圧ダイオードを巧みに利用して急速充電回路を構成
し、これを直流負荷を制御する交流阻止回路に組み入れ
たものである。
【0028】これによれば、交流阻止回路の過渡特性を
劣化させることなく、交流阻止回路に流入する交流信号
の損失を最小限に食い止めることができるため、分離し
た交流信号のS/Nが改善され、また過渡特性が改善さ
れるため交流信号の波形劣化を防止できるなどの特徴を
有する。したがってこの発明は上述した電話機の直流負
荷回路などに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る直流負荷回路の一例を示す系統
図である。
【図2】その動作説明に供する波形図である。
【図3】直流負荷回路の概念図である。
【図4】従来の直流負荷回路の系統図である。
【図5】その動作説明に供する波形図である。
【図6】同じく、その動作説明に供する波形図である。
【符号の説明】
10 直流負荷回路 12 局側中継機 14 直流電圧源 16 交流信号源 18 信号源 20 電話機 22 直流負荷 24 交流負荷 30 交流阻止回路 32 急速充電回路 D ツェナーダイオード Q 制御トランジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の直流電圧に重畳された交流信号を
    この直流電圧から分離する直流負荷回路において、 上記直流電圧と交流信号を含む信号源に対して直流カッ
    ト用のコンデンサを介して接続された交流負荷と、交流
    阻止回路を介して接続された直流負荷とを有し、 上記交流阻止回路は直列接続された急速充電回路と定電
    圧ダイオードおよび上記直流負荷に接続された制御トラ
    ンジスタとで構成され、 上記交流信号が供給された瞬間、上記コンデンサが急速
    充電されると共に、上記トランジスタをオンさせて上記
    信号源との直流通路が閉成されるようになされたことを
    特徴とする直流負荷回路。
  2. 【請求項2】 上記交流信号は通話信号であり、上記交
    流負荷は送受話器であることを特徴とする請求項1記載
    の直流負荷回路。
JP10542694A 1994-05-19 1994-05-19 直流負荷回路 Pending JPH07312637A (ja)

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