JP2002175853A - 等長ライトアングルコネクタ及びその製造方法 - Google Patents

等長ライトアングルコネクタ及びその製造方法

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JP2002175853A JP2000365733A JP2000365733A JP2002175853A JP 2002175853 A JP2002175853 A JP 2002175853A JP 2000365733 A JP2000365733 A JP 2000365733A JP 2000365733 A JP2000365733 A JP 2000365733A JP 2002175853 A JP2002175853 A JP 2002175853A
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
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    • HELECTRICITY
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部のコンタクトの先端部が基板表面よりも
一段下がった位置に設定される場合でも、各コンタクト
の電気伝導路の長さを等しくすると共に、加工性及び組
み立て性にも優れた等長ライトアングルコネクタを提供
すること。 【解決手段】 絶縁性のインシュレータ1によって保持
される複数のコンタクト10を備え、各コンタクトの基
端部11は基板K1に接続され、先端部12は基板と交
差するバックプレーンK2側のコンタクトに接続される
等長ライトアングルコネクタである。各コンタクト10
はその基端部11と先端部12との間の中間部13で折
り曲げられた状態でインシュレータによって保持され
る。各コンタクトのうち一部のコンタクトの先端部が基
板K1の表面よりも一段下がった位置に設定される。各
コンタクトにはその基端部11から先端部12に至る電
気伝導路の長さをそれぞれ等長にするための屈曲部1
4、15が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アングルタイプの
カードエッジコネクタ等に好適に用いられる、等長ライ
トアングルコネクタ及びその製造方法の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】アングルタイプのカードエッジコネクタ
として、複数のコンタクトの長さを等しくして各コンタ
クトにおける信号の伝送時間に差を生じさせないように
した、等長ライトアングルコネクタが知られている。
【0003】例えば、特開平7−85938号公報に
は、コンタクトの形成方法及びそれを用いて形成される
等長ライトアングルコネクタの技術が記載されている。
この公報に記載の技術は、特にコンタクトの製造技術を
改善したものである。即ち、次のような従来の問題点を
改善したものである。等長とするために形状を異ならせ
た複数のコンタクトに対応する数の金型が必要となって
いた問題点。複数のコンタクトの組み立て時間がかかり
作業性が悪いという問題点。
【0004】同公報記載の製造技術では、具体的に以下
の工程を実施している。
【0005】板材をプレス加工又はエッチング加工し
て、各々の長手方向の長さが等しい複数の芯部(コンタ
クト)とその芯部の両端に連結されている連結部とから
なるコンタクト板を得る。このコンタクト板の両面で、
各芯部の両端部を除いた領域に絶縁テープを貼り付け
る。次いで、コンタクト板をその長手方向に対して45
度の方向に芯部の両端部が同一平面にくるまで各芯部を
一括して曲げ加工を行う。そして、各芯部と連結部を切
断してコンタクトを形成する。
【0006】このコンタクトの製造方法によれば、各芯
部を一括して曲げ加工する方法を採用することで、芯数
が多くても組み立て時間を短縮して、コストダウンを図
ることができる。
【0007】ところで、近年におけるコネクタの小型化
や薄型化の要求に伴い、図7に示すようなライトアング
ルタイプのコネクタが用いられる場合もある。これは、
基板K1に搭載されるリセプタクルコネクタ300の例
を示す。このリセプタクルコネクタ300は、複数のコ
ンタクト301が樹脂製のインシュレータ300aに保
持されている。各コンタクト301の基端部302は基
板K1に対して電気的に接続されている。各コンタクト
301の先端部303は基板の厚さ方向(上下方向)に
間隔をおいて縦一列に配置されている。各コンタクト3
01の基端部302は基板の長さ方向(横方向)に間隔
をおいて横一列に配置されている。
【0008】さらに、各コンタクト301の先端部30
3のうち、最下段又は最下段を含む下側2段の先端部3
03は、基板K1の表面よりも下方に下がった位置に配
置されている。そのため、各コンタクト301相互の長
さ(電気伝導路の長さ)も全て相違している。したがっ
て、このリセプタクルコネクタ300自体は等長ライト
アングルコネクタとしての機能を備えていないため、各
コンタクト301における信号の伝送時間に差が生じる
という問題がある。この問題を解決するために、基板K
1の設計、システム設計等において、電気伝導路の長さ
の不均一性を補正する対策をとっていた。
【0009】この点について検討してみると、前記公報
記載の既存の等長ライトアングルコネクタでは、各コン
タクトは全て同一の寸法及び形状とし、全体を中間部か
ら一括して折り曲げることで、等長ライトアングルコネ
クタ用のコンタクトを製作する方法が採られている。
【0010】しかし、このようにコンタクト全体を中間
部から折り曲げて製作する技術は、図7に示すようなコ
ネクタには適用し難い課題がある。なぜなら、最下段の
コンタクト301の先端部303を基板K1の表面より
も下方に位置させる関係で、それら各コンタクト301
の長さ寸法及び屈曲形状が何れも相違するからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、一部
のコンタクトの先端部が基板表面よりも一段下がった位
置に設定される場合でも、コンタクトの形状自体に工夫
することで、各コンタクトの電気伝導路の長さを等しく
すると共に、加工性及び組み立て性にも優れた等長ライ
トアングルコネクタ及びその製造方法を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、絶縁性のイ
ンシュレータによって保持される複数のコンタクトを備
え、各コンタクトの基端部は基板に接続され、先端部は
前記基板と交差するバックプレーン側のコンタクトに接
続される等長ライトアングルコネクタであって、前記各
コンタクトはその基端部と先端部との間の中間部で折り
曲げられた状態で前記インシュレータによって保持さ
れ、前記各コンタクトのうち一部のコンタクトの先端部
が前記基板表面よりも一段下がった位置に設定され、前
記各コンタクトにはその基端部から先端部に至る電気伝
導路の長さをそれぞれ等長にするための屈曲部が形成さ
れている構成とした。
【0013】本発明によれば、一部のコンタクトの先端
部が基板表面よりも一段下がった位置に設定される場合
でも、各コンタクトに屈曲部を設けることで、各コンタ
クトの電気伝導路の長さを等しくすると共に、加工性及
び組み立て性にも優れた等長ライトアングルコネクタを
得ることができる。
【0014】本発明では、前記インシュレータは絶縁性
樹脂により形成され、前記各コンタクトの基端部及び先
端部を除く中間部にモールドされていることが望まし
い。インシュレータを樹脂モールドすることで、特に加
工性や組み立て性が良くなる。さらにインシュレータの
薄型化にも寄与する。
【0015】前記各コンタクトとしては、それぞれの中
間部が直線状に形成されていることが望ましい。直線状
の中間部を利用して一括して折り曲げることができるか
らである。
【0016】前記屈曲部は、前記各コンタクトの中間部
と基端部の間又は中間部と先端部の間の少なくとも一方
に設けられていることが望ましい。各コンタクトの基端
部と先端部との間に直線状の中間部を設けることができ
るからである。
【0017】前記各コンタクトの屈曲部は、ほぼ同一平
面状において屈曲していることが望ましい。各コンタク
トを折り曲げて重ねたときに、全体が厚くならないよう
にすることができるからである。
【0018】前記各コンタクトの先端部がソケットコン
タクトを構成し、前記各コンタクトの基端部がピンコン
タクトを構成していることも望ましい。基端部をピンコ
ンタクトとすることで、基端部を基板に対して差し込
み、電気的に接続する作業が容易になるからである。
【0019】本発明に係る等長ライトアングルコネクタ
の製造方法は以下の第1工程〜第4工程を有する。
【0020】板材を加工して、電気伝導路の長さを等し
くする屈曲部を設けた複数のコンタクトとそれら各コン
タクトの基端部を連結している連結部とを有するコンタ
クト板を得る第1工程。前記コンタクト板を長手方向に
対して斜め方向に各コンタクトの基端部と先端部とがほ
ぼ同一平面上にくるまで各コンタクトを一括して曲げ加
工する第2工程。前記各コンタクトを前記連結部から切
り離す第3工程。前記各コンタクトの基端部と先端部と
の間の中間部を絶縁性樹脂でモールドしてインシュレー
タを形成する第4工程。
【0021】本発明の方法によれば、一部のコンタクト
の先端部が基板表面よりも一段下がった位置に設定され
る場合でも、各コンタクトに屈曲部を設けることで、各
コンタクトの電気伝導路の長さを等しくすると共に、加
工性及び組み立て性にも優れた等長ライトアングルコネ
クタの製造方法を得ることができる。特に、屈曲部は板
材を加工して複数のコンタクトを形成するときに同時に
加工することができる。
【0022】前記第2工程の前に、前記コンタクト板の
片面側の前記中間部に相当する位置に絶縁テープを貼り
付けておき、前記第2工程では、前記絶縁テープが内側
になるように前記各コンタクトを一括して曲げ加工する
方法を採用することもできる。この方法を採用すれば、
各コンタクト同士の曲げ加工部分の絶縁性を得ることが
でき、その後にインシュレータをモールドする作業も簡
易になる。
【0023】前記絶縁テープの両面には、接着剤又は粘
着剤が設けられていることが望ましい。絶縁テープの一
方の面側の接着剤又は粘着剤は各コンタクトを整列状態
に維持する機能を発揮する。他方の面側の接着剤又は粘
着剤は絶縁テープ同士を接着又は粘着させて、各コンタ
クト同士の絶縁性を保持しつつ、各コンタクトが折り曲
げ部から広がらないように保持することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】図1は本発明に係る等長ライトアングルコ
ネクタの実施の形態を示す側面図であり、基板K1に実
装した状態を示す。図2〜図4はコンタクトの製造工程
を示す工程図である。
【0026】この実施の形態に係る等長ライトアングル
コネクタCは、絶縁性のインシュレータ1によって保持
される複数のコンタクト10を備える。各コンタクト1
0の基端部11は基板K1に接続され、先端部12は基
板K1と交差するバックプレーンK2側のピンコンタク
ト(図示せず)に接続される。
【0027】各コンタクト10は、図2に示すように、
その基端部11と先端部12との間の中間部13で折り
曲げられた状態でインシュレータ1によって保持されて
いる。各コンタクト10の先端部12は基板K1の厚さ
方向(上下方向)に間隔をおいて縦一列に配置される。
各コンタクト10の基端部11は基板の長さ方向(横方
向)に間隔をおいて横一列に配置される。
【0028】各コンタクト10のうち、一部のコンタク
ト10の先端部12は基板K1の表面よりも一段下がっ
た位置に設定されている。各コンタクト10には、その
基端部11から先端部12に至る電気伝導路の長さをそ
れぞれ等長にするための屈曲部14、15が形成されて
いる。
【0029】これらの屈曲部14、15は、各コンタク
ト10の中間部13と基端部11の間、又は中間部13
と先端部12の間の少なくとも一方に設けられている。
図示例では、両側のコンタクト10、10について、一
方に屈曲部が設けられ、残りのコンタクトには両方に屈
曲部が設けられている。これにより、各コンタクト10
の基端部11と先端部12との間に直線状の中間部13
が設けられている。この直線状の中間部13を利用して
各コンタクト10を一括して折り曲げることができる。
【0030】インシュレータ1は絶縁性樹脂により形成
され、各コンタクト10の基端部11及び先端部12を
除く残りの部分(中間部13及び屈曲部14、15を含
む部分)にモールドされている。インシュレータ1を樹
脂モールドすることで、特に加工性や組み立て性を良く
することができる。さらにインシュレータ1の薄型化も
図ることができる。
【0031】各コンタクト10の屈曲部14、15は、
ほぼ同一平面状において屈曲するように設定されてい
る。各コンタクト10を折り曲げて重ねたときに、全体
が厚くならないようにするためである。この構成は金属
板の加工により容易に実現することができる。この実施
の形態においては、各コンタクト10の先端部12がソ
ケットコンタクトを構成し、各コンタクト10の基端部
11がピンコンタクトを構成している。基端部11をピ
ンコンタクトとすることで、基端部11を基板に対して
電気的に接続する作業が容易になる。
【0032】次に、この等長ライトアングルコネクタC
の製造方法について、図2〜図4を参照して説明する。
【0033】まず、板材を加工して、電気伝導路の長さ
を等しくする屈曲部14、15を設けた複数のコンタク
ト10とそれら各コンタクト10の基端部11を連結し
ている連結部16とを有するコンタクト板17を得る第
1工程を行う(図2参照)。この第1工程では、コンタ
クト製造における通常の加工技術を用いることができ
る。例えば、金属板の打ち抜き加工や曲げ加工技術を用
いて行う。その際、金属板の打ち抜き加工時に、各コン
タクト10に屈曲部14、15が形成されるように加工
する。
【0034】次に、コンタクト板17を、その長手方向
に対して斜め方向の折り曲げ線20(図2参照)に沿っ
て折り曲げ、各コンタクト10の基端部11と先端部1
2とがほぼ同一平面上にくるまで各コンタクト10を一
括して曲げ加工する第2工程を行う。この折り曲げ線2
0は、各コンタクト10の直線部13に対してθ=45
度に設定してある。なお、折り曲げ線20に沿って各コ
ンタクト10を折り曲げた場合、各コンタクト10同士
が接触して電気的に短絡されてしまう場合も考えられ
る。
【0035】そこで、この第2工程を実施する前に、図
3に示すように、コンタクト板17の片面側の中間部1
3に相当する位置に絶縁テープ30を貼り付けておくこ
とが好ましい。そして、この第2工程では、絶縁テープ
30が内側になるように各コンタクト10を一括して曲
げ加工する(図4参照)。
【0036】なお、絶縁テープ30としては、その両面
に、接着剤又は粘着剤が設けられているものを用いるこ
とが好ましい。そうすれば、絶縁テープ30の一方の面
側の接着剤又は粘着剤は各コンタクト10を整列状態に
維持する機能を発揮する。他方の面側の接着剤又は粘着
剤は、絶縁テープ30同士を接着又は粘着させて、各コ
ンタクト10同士の絶縁性を保持しつつ、各コンタクト
10が折り曲げ部から広がらないように保持する作用を
発揮する。
【0037】このようにして、各コンタクト20を折り
曲げ線20に沿って折り曲げたら、次に、各コンタクト
10を連結部16から切り離す第3工程を行う。この第
3工程は、コンタクト板17の片面側に絶縁テープ30
を貼り付けた直後に行っても良い。即ち、各コンタクト
10を一括して曲げ加工する前に行っても良い。各コン
タクト10は絶縁テープ30により保持されているから
である。
【0038】各コンタクト10を絶縁テープ30により
保持する作用を高めるためには、絶縁テープ30をコン
タクト板17の両面から貼り付けても良い。しかし、各
コンタクト10の曲げ加工の精度に配慮した場合、曲げ
加工後において各コンタクト10を連結部16から切り
離す加工手順とする方が望ましい。
【0039】この第3工程を終えたら、最後に、各コン
タクト10の基端部11と先端部12との間の中間部1
3及び屈曲部14、15を含む部分を絶縁性樹脂でモー
ルドして樹脂製のインシュレータ1を形成する第4工程
を行う。この第4工程では、通常の樹脂モールド技術を
用いて行うことができる。
【0040】この製造方法によれば、一部のコンタクト
10の先端部12が基板K1の表面よりも一段下がった
位置に設定される場合でも、各コンタクト10に屈曲部
14、15を設けることで、各コンタクト10の電気伝
導路の長さを等しくすることができる。また、直線部1
3の部分から折り曲げ線20に沿って曲げ加工すること
により、加工性及び組み立て性にも優れた等長ライトア
ングルコネクタの製造方法を得ることができる。さら
に、屈曲部14、15は板材を加工して複数のコンタク
ト10を形成するときに同時に加工することができるの
で、屈曲部14、15の存在が製造性を低下させること
もない。
【0041】なお、以上の製造方法では、インシュレー
タ1を樹脂モールドにより形成する前に、折り曲げた各
コンタクト10が電気的にショートしないように絶縁テ
ープを用いる例を示したが、この絶縁テープを使用しな
いでインシュレータ1を樹脂モールドする方法を採用す
ることもできる。この方法を図5及び図6に示す。
【0042】図5及び図6はインサート成形に用いる金
型を利用して行う方法を示している。この方法では、曲
げ加工済みの各コンタクト10を、インサート成形用金
型の上型51、下型52で形成されるキャビティー内に
位置決めする。その際、折り曲げ加工してある各コンタ
クト10が互いにショート(接触)しないように、金型
に設けた支持面や複数の位置決めピン(図示せず)によ
って、各コンタクト10をキャビティー内の定位置に保
持しつつ位置決めする。
【0043】支持面や位置決めピンによって各コンタク
ト10を保持する領域を図5においてそれぞれ一点鎖線
60、61で示している。60は金型の支持面によって
各コンタクト10が一重となっている部分を両側から挟
んで保持する領域を示している。61は各コンタクト1
0が一重となっている部分を両側から位置決めピンで押
さえて保持する領域を示している。この状態でキャビテ
ィー内にインシュレータ1用の樹脂を注入してモールド
すれば、図6に示すように各コンタクト10間に充填さ
れた樹脂で絶縁することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、一部のコンタクトの先
端部が基板表面よりも一段下がった位置に設定される場
合でも、コンタクトの形状自体に工夫することで、各コ
ンタクトの電気伝導路の長さを等しくすると共に、加工
性及び組み立て性にも優れた等長ライトアングルコネク
タ及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る等長ライトアングルコネクタの側
面図
【図2】本発明に係る等長ライトアングルコネクタの製
造方法を示す工程図
【図3】本発明に係る等長ライトアングルコネクタの製
造方法を示す工程図
【図4】本発明に係る等長ライトアングルコネクタの製
造方法を示す工程図
【図5】本発明に係る等長ライトアングルコネクタの他
の製造方法を示す工程図
【図6】図5のX−X線に沿った断面を金型と共に示す
断面図
【図7】従来のライトアングルコネクタを示す側面図
【符号の説明】
1 インシュレータ 10 コンタクト 11 基端部 12 先端部 13 中間部 14、15 屈曲部 16 連結部 17 コンタクト板 20 折り曲げ線 30 絶縁テープ 51 上型 52 下型 60 支持面でのコンタクト保持領域 61 位置決めピンでのコンタクト保持領域 C コネクタ K1 基板 K2 バックプレーン
フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 BB22 BB27 CC12 CC22 EE04 EE12 FF11 GG01 GG14 GG15 HH01 HH05 HH11 HH17 HH18 HH28 5E051 BA08 BB03 BB05 5E063 GA03 JB01 JB02 JB09 XA01 XA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性のインシュレータによって保持さ
    れる複数のコンタクトを備え、各コンタクトの基端部は
    基板に接続され、先端部は前記基板と交差するバックプ
    レーン側のコンタクトに接続される等長ライトアングル
    コネクタであって、 前記各コンタクトはその基端部と先端部との間の中間部
    で折り曲げられた状態で前記インシュレータによって保
    持され、 前記各コンタクトのうち一部のコンタクトの先端部が前
    記基板表面よりも一段下がった位置に設定され、 前記各コンタクトにはその基端部から先端部に至る電気
    伝導路の長さをそれぞれ等長にするための屈曲部が形成
    されている、等長ライトアングルコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記インシュレータは絶縁性樹脂により
    形成され、前記各コンタクトの基端部及び先端部を除く
    中間部にモールドされている、請求項1記載の等長ライ
    トアングルコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記各コンタクトは、それぞれの中間部
    が直線状に形成されている、請求項1記載の等長ライト
    アングルコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記屈曲部は、前記各コンタクトの中間
    部と基端部の間又は中間部と先端部の間の少なくとも一
    方に設けられている、請求項1記載の等長ライトアング
    ルコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記各コンタクトの屈曲部は、ほぼ同一
    平面状において屈曲している、請求項4記載の等長ライ
    トアングルコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記各コンタクトの先端部がソケットコ
    ンタクトを構成し、前記各コンタクトの基端部がピンコ
    ンタクトを構成している、請求項1記載の等長ライトア
    ングルコネクタ。
  7. 【請求項7】 板材を加工して、電気伝導路の長さを等
    しくする屈曲部を設けた複数のコンタクトとそれら各コ
    ンタクトの基端部を連結している連結部とを有するコン
    タクト板を得る第1工程と、前記コンタクト板を長手方
    向に対して斜め方向に各コンタクトの基端部と先端部と
    がほぼ同一平面上にくるまで各コンタクトを一括して曲
    げ加工する第2工程と、前記各コンタクトを前記連結部
    から切り離す第3工程と、前記各コンタクトの基端部と
    先端部との間の中間部を絶縁性樹脂でモールドしてイン
    シュレータを形成する第4工程とを含む、等長ライトア
    ングルコネクタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2工程の前に、前記コンタクト板
    の片面側の前記中間部に相当する位置に絶縁テープを貼
    り付けておき、前記第2工程では、前記絶縁テープが内
    側になるように前記各コンタクトを一括して曲げ加工す
    る、請求項7記載の等長ライトアングルコネクタの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記絶縁テープの両面に、接着剤又は粘
    着剤が設けられている、請求項8記載の等長ライトアン
    グルコネクタの製造方法。
JP2000365733A 2000-11-30 2000-11-30 等長ライトアングルコネクタ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4260357B2 (ja)

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