JP2002175385A - サーバ装置、抽選実施装置及び抽選実施方法 - Google Patents

サーバ装置、抽選実施装置及び抽選実施方法

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JP2002175385A
JP2002175385A JP2000372533A JP2000372533A JP2002175385A JP 2002175385 A JP2002175385 A JP 2002175385A JP 2000372533 A JP2000372533 A JP 2000372533A JP 2000372533 A JP2000372533 A JP 2000372533A JP 2002175385 A JP2002175385 A JP 2002175385A
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Japan
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lottery
event
service
probability
given
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Application number
JP2000372533A
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English (en)
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Yutaka Sako
裕 佐古
Shigeru Oizumi
繁 大泉
Masaki Kase
正樹 加瀬
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Nifty Corp
Original Assignee
Nifty Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 参加者とってより魅力的な形の抽選が実施さ
れる環境を実現することができるサーバ装置を提供す
る。 【解決手段】 サーバ装置は、抽選にて、ある参加手続
者の当落を決定する際、その参加手続者が当選確率向上
に利用することを指定したサービスポイントの量を示す
利用SP指定値と、そのメンバが抽選に参加したが落選
した回数である落選回数ポイントに応じた当選確率を算
出する(ステップS302)。そして、その当選確率に
て当落が決定するアルゴリズムを用いて参加手続者の当
落を決定(ステップS304)した後、決定した当落に
応じた処理を行なう(ステップS305〜311)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抽選を行う機能を
有するサーバ装置及び抽選実施装置と、抽選を行うため
の抽選実施方法とに関する。
【0002】周知のように、近年、景品が当たるさまざ
まなキャンペーンがインターネット上で行なわれるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高価な景品や、稀少価
値がある景品が当たるキャンペーンでは、用意されてい
る景品の数と同数の当選者が、極めて多くの参加者の中
から抽選にてランダムに決定されることになるので、そ
のようなキャンペーンにおける、各参加者の当選確率
は、極めて低いものとなる。
【0004】このため、そのようなキャンペーンにかな
りの回数参加しているが一度も当選したことがない者
が、他数、存在しているのが現状である。また、そのよ
うな者の中には、抽選を伴うキャンぺーンに参加しなく
なってしまった者も存在している。
【0005】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たものであり、本発明の課題は、参加者とってより魅力
的な形の抽選が実施されるコンピュータネットワークを
構築することが出来るサーバ装置と、参加者とってより
魅力的な形の抽選を実施できる抽選実施方法とを、提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様のサーバ装置は、それぞれ、利
用者に何点かのサービスポイントが与えられる1種以上
のサービスが行われるコンピュータネットワークに接続
されて使用される装置であって、複数のメンバのそれぞ
れについて、そのメンバがサービスを利用することによ
って獲得しているサービスポイントの総和である総ポイ
ント数を、記憶する総ポイント数記憶手段と、コンピュ
ータネットワークに含まれるコンピュータとの間で通信
を行うことにより、自イベントへの参加者に所定の権利
が抽選にて確率的に与えられる抽選イベントへの参加を
希望しているメンバとそのメンバが抽選時の当選確率向
上のために利用することを指定したサービスポイント数
とを認識する認識手段と、この認識手段によって抽選イ
ベントへの参加を希望していると認識されたメンバに所
定の権利を与えるか否かを、認識手段で認識されたサー
ビスポイント数に応じた分だけ基準確率よりも高い確率
で参加者に所定の権利を与えることが決定される決定ア
ルゴリズムを用いて決定するとともに、総ポイント数記
憶手段内のそのメンバに関する総ポイント数からサービ
スポイント数を減ずる抽選手段とを備える。
【0007】この本発明の第1の態様のサーバ装置を含
めた、それぞれ、利用者に何点かのサービスポイントが
与えられる1種以上のサービスが行われるコンピュータ
ネットワークでは、各メンバが、所定の権利をそのメン
バに与えるか否かを決定するための抽選時の当選確率
(所定の権利を与えるとの決定が成される確率)を、各
種サービスを利用することにより集めておいたサービス
ポイントを利用することにより、向上させることが出来
る。換言すれば、各メンバは、当選確率を、自らの意思
によって、向上させることが出来る。従って、本発明の
第1の態様のサーバ装置によれば、参加者とってより魅
力的な形の抽選が実施されるコンピュータネットワーク
を構築できることになる。
【0008】この第1の態様のサーバ装置を実現するに
際しては、認識手段によって抽選イベントへの参加を希
望していると認識されたメンバに関する情報(例えば、
メンバが参加を希望したという事実のみを示す情報や、
メンバが参加を希望したという事実を示すとともに、参
加を希望したメンバの何らかの属性を示す情報)を、コ
ンピュータネットワークに含まれる特定のコンピュータ
に通知する通知手段を、付加しておくことが出来る。
【0009】このような構成を採用しておけば、他者
(特定のコンピュータの運用者)から、抽選イベントの
実施の委託を受ける形態での運用が容易なサーバ装置が
得られることになる。
【0010】また、複数のメンバのそれぞれについて、
そのメンバに権利を与えないことが抽選手段によって決
定された回数である落選回数を記憶する落選回数記憶手
段を、付加するとともに、抽選手段として、認識手段に
よって抽選イベントへの参加を希望していると認識され
たメンバに所定の権利を与えるか否かを、認識手段で認
識されたサービスポイント数と落選回数記憶手段内のそ
のメンバに関する落選回数とに応じた分だけ基準確率よ
りも高い確率で参加者に所定の権利が与えることが決定
される決定アルゴリズムを用いて決定する手段を採用し
ておくことも出来る。
【0011】このような構成を採用しておけば、落選回
数に応じて自動的に当選確率が向上されることになるの
で、この構成を採用した第1の態様のサーバ装置が用い
られたコンピュータネットワークは、落選が続くことが
少ないコンピュータネットワークとしても機能すること
になる。
【0012】なお、落選回数記憶手段を付加した形で、
本発明の第1の態様のサーバ装置を実現する場合には、
抽選手段として、メンバに所定の権利を与えると決定し
た場合には、落選回数記憶手段内のそのメンバに関する
落選回数を“0”とし、メンバに所定の権利を与えない
と決定した場合には、落選回数記憶手段内のそのメンバ
に関する落選回数に“1”を加算する手段を採用してお
くことが望ましい。
【0013】また、本発明の第1の態様のサーバ装置
を、認識手段によって抽選イベントへの参加を希望して
いると認識されたメンバに所定の権利を与えないと決定
した場合には、総ポイント数記憶手段内のそのメンバに
関する総ポイント数に所定数を加算する抽出手段を用い
て構成することも出来る。
【0014】本発明の第2の態様のサーバ装置は、それ
ぞれ、利用者に何点かのサービスポイントが与えられる
1種以上のサービスが行われるコンピュータネットワー
クに接続されて使用される装置であって、複数のメンバ
のそれぞれについて、そのメンバがサービスを利用する
ことによって獲得しているサービスポイントの総和であ
る総ポイント数を、記憶する総ポイント数記憶手段と、
コンピュータネットワークに含まれるコンピュータとの
間で通信を行うことにより、自イベントへの参加者に所
定の権利が、所定の期日に実施される抽選にて、確率的
に与えられる抽選イベントへの参加を希望しているメン
バとそのメンバが抽選時の当選確率向上のために利用す
ることを指定したサービスポイント数とを認識して管理
するとともに、総ポイント数記憶手段内のそのメンバに
関する総ポイント数からサービスポイント数を減ずる認
識管理手段と、所定の期日となったときに、認識管理手
段によって抽選イベントへの参加を希望していることが
管理されている1名以上のメンバのそれぞれに所定の権
利を与えるか否かを、各メンバに所定の権利を与えると
決定される確率が、認識管理手段にてそのメンバについ
て管理されているサービスポイント数と正の相関を有す
る確率となる決定アルゴリズムを用いて決定する抽選手
段とを備える。
【0015】この本発明の第2の態様のサーバ装置を含
めた、それぞれ、利用者に何点かのサービスポイントが
与えられる1種以上のサービスが行われるコンピュータ
ネットワークでは、各メンバが、所定の権利をそのメン
バに与えるか否かを決定するために、所定の期日に行わ
れる抽選時の当選確率(所定の権利を与えるとの決定が
成される確率)を、各種サービスを利用することにより
集めておいたサービスポイントを利用することにより、
向上させることが出来る。従って、本発明の第2の態様
のサーバ装置によれば、参加者とってより魅力的な形の
抽選が実施されるコンピュータネットワークを構築でき
ることになる。
【0016】また、本発明の第3の態様のサーバ装置
は、自イベントへの参加者に所定の権利を与えるか否か
が確率的に決定される抽選イベントが実施されるコンピ
ュータネットワークを構築するためのサーバ装置であっ
て、複数のメンバのそれぞれについて、そのメンバが抽
選イベントに参加したが所定の権利を与えられなかった
回数である落選回数を記憶する落選回数記憶手段と、コ
ンピュータネットワークに含まれるコンピュータとの間
で通信を行うことにより、抽選イベントへの参加を希望
しているメンバを認識する認識手段と、この認識手段に
よって抽選イベントへの参加を希望していると認識され
たメンバに所定の権利を与えるか否かを、落選回数記憶
手段内のそのメンバに関する落選回数に応じた分だけ基
準確率よりも高い確率で参加者に所定の権利を与えるこ
とが決定される決定アルゴリズムを用いて決定する抽選
手段とを備える。
【0017】この本発明の第3の態様のサーバ装置を含
めたコンピュータネットワークでは、各メンバの当選確
率が、落選回数に応じた向上分を含む確率とされるの
で、第3の態様のサーバ装置によれば、落選が続くこと
が少ないが故に、参加者とってより魅力的な形の抽選が
実施されるコンピュータネットワークを構築できる。
【0018】本発明の第4の態様のサーバ装置は、それ
ぞれ、利用者に何点かのサービスポイントが与えられる
1種以上のサービスが行われるコンピュータネットワー
クに接続されて使用される装置であって、複数のメンバ
のそれぞれについて、そのメンバがサービスを利用する
ことによって獲得しているサービスポイントの総和であ
る総ポイント数を、記憶する総ポイント数記憶手段と、
各メンバが、それぞれ、特定の権利を得るためにコンピ
ュータネットワークに含まれるコンピュータを用いて参
加することができるとともに、特定の権利が得られる確
率を自身が獲得しているサービスポイントを使用するこ
とにより向上させることができる複数種類の抽選イベン
トを、コンピュータネットワーク上で実施する抽選イベ
ント実施手段と、あるメンバがコンピュータネットワー
クに含まれるコンピュータを利用して出した所定の要求
を受信したときに、複数種類の抽選イベントのそれぞれ
について、その抽選イベントに参加することにより得る
ことが可能な権利の内容を示す情報と、その権利を当該
ユーザが得ることができる確率に関する情報とを含む抽
選イベント一覧情報を、そのコンピュータに返送する返
送手段とを備える。
【0019】換言すれば、本発明の第1、第2の態様の
サーバ装置を複数の抽選イベントを実施する装置として
実現するに際しては、この第4の態様のサーバ装置のよ
うな構成を採用することが出来る。そして、この第4の
態様のサーバ装置によれば、各メンバに、サービスポイ
ントの利用法を決定しやすい環境を提供できることにな
る。
【0020】第4の態様のサーバ装置を実現する際に
は、抽選イベント実施手段として、確率向上に使用する
サービスポイントを入力できる複数種類のWebページ
を提供することにより、複数種類の抽選イベントを実施
する手段を採用し、返送手段は、抽選イベント一覧情報
を含むとともに、複数種類のWebページにリンクされ
たWebページをコンピュータに返送する手段を採用し
ておくことが望ましい。
【0021】また、本発明の抽選実施装置は、参加者に
所定の権利が抽選にて確率的に与えられる抽選イベント
を実施するための装置であって、抽選イベントへの参加
者から各種情報を取得するための情報取得手段と、抽選
イベントに過去に参加したことがある参加者のそれぞれ
について、その参加者が抽選イベントに参加したが所定
の権利が得られなかった回数に応じた量のサービスポイ
ントを表す総ポイント数を、記憶する総ポイント数記憶
手段と、情報取得手段によって取得された情報に基づ
き、抽選イベントへの参加を希望している参加者とその
参加者が抽選時の当選確率向上のために利用することを
指定したサービスポイント数とを認識する認識手段と、
この認識手段によって抽選イベントへの参加を希望して
いると認識された参加者に所定の権利を与えるか否か
を、認識手段で認識されたサービスポイント数に応じた
分だけ基準確率よりも高い確率で参加者に所定の権利を
与えることが決定される決定アルゴリズムを用いて決定
するとともに、総ポイント数記憶手段内のその参加者に
関する総ポイント数からサービスポイント数を減ずる抽
選手段とを備える。
【0022】この抽選実施装置を用いれば、各メンバの
当選確率が、落選回数に応じた向上分を含む確率とされ
るので、落選が続くことが少ないが故に、参加者とって
より魅力的な形の抽選が実施できることになる。
【0023】そして、本発明の抽選実施方法では、それ
ぞれ、利用者に何点かのサービスポイントが与えられる
1種以上のサービスが実施され、複数のメンバのそれぞ
れについて、そのメンバがサービスを利用することによ
って獲得しているサービスポイントの総和である総ポイ
ント数が、管理され、あるメンバが所定の権利の抽選に
よる取得を希望したときに、そのメンバから抽選時の当
選確率向上のために使用するサービスポイント数の指定
が受けられて、そのメンバに所定の権利を与えるか否か
が、当該サービスポイント数に応じた分だけ基準確率よ
りも高い確率で参加者に所定の権利が与えることが決定
される決定アルゴリズムを用いて決定されるとともに、
そのメンバについて管理されている総ポイント数からサ
ービスポイント数が減算される。
【0024】この抽選実施方法を用いれば、各メンバ
が、所定の権利をそのメンバに与えるか否かを決定する
ための抽選時の当選確率(所定の権利を与えるとの決定
が成される確率)を、各種サービスを利用することによ
り集めておいたサービスポイントを利用することによ
り、向上させることが出来るので、参加者とってより魅
力的な形の抽選を実施できることになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。
【0026】図1に、本発明の一実施形態に係るサーバ
装置としての抽選装置10の概略構成、及び、抽選装置
10を含むコンピュータネットワークであるネットワー
ク抽選システムの概略構成を、示す。
【0027】本実施形態に係る抽選装置10は、さまざ
まな抽選イベントを、インターネット上で開催(インタ
ーネットを利用して実施)するための装置であり、図示
したように、何台かの抽選装置20と、パーソナルコン
ピュータ31,PDA(Personal Digital Assistant)
32等の、Webブラウズ機能を有する何台かの機器
(以下、Web端末と表記する)と、バックボーンネッ
トワークとしてのインターネットを介して接続された状
態で使用(運用)される。
【0028】ここで、抽選イベントとは、メンバが、W
eb端末を利用して抽選装置10にアクセスし、所定の
手続きを行うことにより、何らかの権利(コンサート等
のチケットを有料或いは無料で取得できる権利、総枚数
に制限がある何らかの割引券を無料で取得できる権利、
数に限りのある商品或いは景品を有料或いは無料で取得
できる権利等の抽選イベントに固有の権利)を抽選にて
(場合によっては無抽選で)取得できるイベントのこと
である。また、メンバとは、抽選装置10の運営者(以
下、抽選装置運営者と表記する)との間で所定の契約を
行なうことにより、本人認証のための情報であるメンバ
ID及びパスワードが付与されている者のことである。
【0029】本ネットワーク抽選システム(抽選装置1
0を中心とした図1に示してあるコンピュータネットワ
ーク)は、メンバが参加手続を行ったときに抽選が行わ
れる抽選イベント(以下、即時抽選イベントと表記す
る)と、参加手続を行うことが出来る期間が終了したと
きに抽選が行われる抽選イベント(以下、期間終了時抽
選イベントと表記する)とが実施されるシステムとなっ
ている。なお、本ネットワーク抽選システムにて実施さ
れる抽選イベントには、抽選装置10の運営者(以下、
抽選装置運営者と表記する)自身がメンバに与えること
を決めた権利をメンバに与えるためのものと、抽選装置
運営者とは異なる者がメンバに与えることを決めた権利
をメンバに与えるためのものとがある。換言すれば、抽
選装置10は、抽選装置運営者自身が計画した抽選イベ
ントや、他者(以下、抽選委託者と表記する)が計画
し、その開催を抽選装置運営者に委託した抽選イベント
を、インターネット上で開催する装置となっている。
【0030】さらに、本ネットワーク抽選システムは、
自システムを利用したメンバに、その利用内容に応じた
量のサービスポイントを与え、各メンバに与えられてい
る(各メンバが獲得している)サービスポイントが抽選
装置10にて管理されるシステムとなっている。具体的
には、あるメンバが、抽選装置運営者或いは抽選委託者
が運用しているWebページを訪れ、アンケートに回答
する作業や、商品を購入する作業などを行った場合、行
った作業に応じた量のサービスポイントがそのメンバに
付与される。すなわち、そのメンバにある量のサービス
ポイントが付与された事実が、何らかの形で、そのメン
バ及び抽選装置10に通知される。なお、当該事実の抽
選装置10への通知は、通常、そのメンバのメンバID
とそのメンバが獲得したサービスポイントの量を示すデ
ータとが、そのメンバがサービスポイントを得たWeb
ページを提供しているサーバ装置20から抽選装置10
に供給されることによって行われる。
【0031】そして、本ネットワーク抽選システムは、
各メンバが、自身が獲得しているサービスポイントを、
各抽選イベントにて権利を取得できる確率(以下、当選
確率と表記する)の向上のために利用できるシステムと
なっている。また、本ネットワーク抽選システムは、各
メンバの当選確率が、そのメンバの過去の抽選イベント
への参加実績(主として抽選イベントへ参加したが権利
が取得できなかった回数)に応じた確率とされるシステ
ムともなっている。
【0032】以下、ネットワーク抽選システム(主とし
て抽選装置10)の構成、動作を、具体的に説明する。
【0033】まず、上記のような動作を実現するために
抽選装置10に設けられているサービスポイントデータ
ベース11、抽選イベントデータベース12、抽選セッ
ション管理テーブル13の構成を、説明する。
【0034】サービスポイントデータベース11は、図
2(a)に模式的に示したように、メンバIDに対応づ
けて、パスワードとメンバ属性情報とサービスポイント
獲得値(図では、SP獲得値)と幾つかの抽選履歴情報
とを記憶するためのデータベースである。
【0035】サービスポイントデータベース11内の、
あるメンバIDとそのメンバIDに対応づけられている
パスワードとは、既に説明したように、メンバとなる手
続を行った者に付与されている本人認証のための情報で
ある。メンバ属性情報は、メンバとなる手続を行った者
が、その手続時に入力した名前(メンバ名)、E−Ma
ilアドレス、性別を示す性別情報等からなる情報であ
る。サービスポイント獲得値は、対応するメンバID
(及びパスワード)によって識別されるメンバがその時
点において獲得(保有)しているサービスポイントの量
を示す数値情報である。
【0036】抽選履歴情報は、メンバが抽選イベントへ
の参加手続を行ったときに、サービスポイントデータベ
ース11に記憶(追加)される情報である。抽選履歴情
報は、図2(b)に模式的に示したように、抽選ID、
主催者ID、手続日情報、利用SP指定値、抽選状況情
報、発送状況情報、採否フラグ等から構成されている。
【0037】抽選履歴情報を構成する抽選IDは、メン
バが参加手続を行った抽選イベントの識別情報である。
主催者IDは、抽選IDで識別される抽選イベントの主
催者(抽選装置運営者或いは抽選委託者)の識別情報で
ある。手続日情報は、参加手続が行われた日時を示す情
報である。利用SP指定値は、参加手続時にメンバが当
選確率を向上させるために利用することを宣言(指定)
したサービスポイント値である。
【0038】抽選状況情報は、行われた参加手続に対す
る処理状況が、当落が確定していない状況、当選が確定
した状況、落選が確定した状況、当選が一旦確定した後
に権利が放棄された状況のいずれにあるかを示す情報で
ある。発送状況情報は、権利の実体をなす物品(チケッ
ト、商品、景品等;以下、抽選対象物と表記する)の発
送手続の進行状況を示す情報である。
【0039】メンバが参加手続を行った抽選イベントが
即時抽選イベントであり、かつ、メンバが当選した場合
には、当選が確定した状況にあることを示す抽選状況情
報と、発送すべき抽選対象物があることを示す発送状況
情報とを含む抽選履歴情報が、サービスポイントデータ
ベース11に記憶される。メンバが参加手続を行った抽
選イベントが即時抽選イベントであり、かつ、メンバが
落選した場合には、落選が確定した状況にあることを示
す抽選状況情報と、発送すべき抽選対象物がない(何ら
作業を行なわなくても良い)ことを示す発送状況情報と
を含む抽選履歴情報が、サービスポイントデータベース
11に記憶される。メンバが参加手続を行った抽選イベ
ントが期間終了時抽選イベントであった場合には、当落
が確定していない状況にあることを示す抽選状況情報
と、何ら作業を行なわなくても良いことを示す発送状況
情報とを含む抽選履歴情報が、サービスポイントデータ
ベース11に記憶される。
【0040】採否フラグは、その採否フラグを含む抽選
履歴情報が当選確率の向上に有効に利用されているか否
かを管理するための2値情報(オン/オフのいずれかを
とる情報)である。この採否フラグは、通常、抽選状況
情報と組み合わせることにより、抽選イベントに参加し
て落選したことが当選確率の向上に既に使用されている
か否かを管理するために使用される。なお、メンバがあ
る抽選イベント(即時抽選イベント或いは期間終了時抽
選イベント)への参加手続を行った際には、採否フラグ
がオフとなっている抽選履歴情報がサービスポイントデ
ータベース11に記憶される。
【0041】抽選イベントデータベース12は、図3に
模式的に示したように、複数の抽選IDのそれぞれに対
して、受付期間規定情報、当選者数規定情報、個別受付
条件規定情報、現当選者数、計数条件規定情報とが記憶
されたデータベースである。
【0042】受付期間規定情報は、対応する抽選IDで
識別される抽選イベントへの参加手続を受け付ける期間
を規定する情報である。当選者数規定情報は、受付期間
規定情報にて指定される期間内に出す当選者(権利を付
与する者)の数の上限(以下、予定当選者数と表記す
る)を規定する情報である。個別受付条件規定情報は、
参加手続を実際に行うために参加希望者が満たしていな
ければならない条件(以下、個別受付条件と表記する)
を規定する情報である。この個別受付条件規定情報とし
ては、同じメンバからは1回だけ参加手続を受け付ける
といった個別受付条件や、過去の所定期間(例えば、1
週間)内に参加手続を行っていない場合だけに参加手続
を受け付けるといった個別受付条件や、参加希望者が特
定の性別であった場合だけに参加手続を受け付けるとい
った個別受付条件を規定する情報が、設定される。
【0043】現当選者数は、対応する抽選イベントにて
権利を既に取得している者(当選者)の数である。計数
条件規定情報は、当選確率を定めるパラメータの1つで
ある落選回数ポイントの求め方を規定した情報である。
この計数条件規定情報としては、通常、抽選状況情報が
落選している状況にあることを示しており、かつ、採否
フラグがオフとなっている抽選履歴情報(応募結果が落
選に終わった事実が当選確率の向上に未だ利用されてい
ない抽選履歴情報)の中から、特定の条件(主催者ID
が特定の主催者IDであるという条件、抽選IDが特定
の抽選IDであるという条件、手続日情報の内容を規定
する条件、そのような条件を幾つか組み合わせた条件)
を満たす抽選履歴情報を検索し、その数を落選回数ポイ
ントとすべきことを規定する情報が、設定される。
【0044】抽選セッション管理テーブル13は、セッ
ション管理を行うためのテーブルである。本抽選装置1
0では、図4に模式的に示したように、抽選セッション
管理テーブル13として、セッションIDと、メンバI
Dと、落選回数ポイントと、要設定値(詳細は後述)と
を含むレコードを記憶することが出来るテーブルが用い
られている。
【0045】以下、本実施形態に係るネットワーク抽選
システムの動作を、抽選装置10の動作を中心に、具体
的に説明する。
【0046】まず、複数の抽選イベントをインターネッ
ト上で開催するために、抽選装置10によって各メンバ
に提供されるWebページ群の概要説明を行う。
【0047】図5に模式的に示したように、抽選装置1
0によって各メンバに提供されるWebページ(主なも
の)には、ログインページ、抽選イベント選択ページ、
複数の抽選条件設定ページ、及び、キャンセル手続ペー
ジがある。
【0048】ログインページは、抽選イベントへの参加
手続を行いたい者(以下、参加希望者と表記する)が最
初に訪れるべきWebページであり、メンバID入力
欄、パスワード入力欄及び送信ボタンを備えている。ま
た、このログインページは、抽選イベントに応募できる
者はメンバに限られている旨を示す文や、ログイン(適
性なメンバIDとパスワードの組合せの入力)を行うこ
とにより、メンバが参加することができる複数の抽選イ
ベントの簡単な説明文を、含むものとなっている。
【0049】抽選装置10によって各メンバに提供され
る複数の参加手続ページは、それぞれ、特定の抽選イベ
ントへの参加手続を実際に行うためのWebページであ
る。抽選イベント選択ページは、各抽選イベントについ
て、その説明文と、その抽選イベント用の参加手続ペー
ジにリンクされた参加手続ページボタンとを含むWeb
ページである。この抽選イベント選択ページには、その
内容をより詳細なものに変更するための詳細化ボタンも
設けられている。また、キャンセル手続ページは、当選
を辞退する手続を行うためのWebページであり、抽選
イベント選択ページには、キャンセル手続ページにリン
クされたキャンセル手続ページボタンも設けられてい
る。
【0050】次に、これらのWebページの機能、抽選
装置10によるこれらのWebページの提供手順、並び
に、メンバの抽選イベントへの参加手順(抽選装置10
へのアクセス方法)を、具体的に説明する。
【0051】抽選イベントへの参加手続を行いたい者
(以下、参加希望者と表記する)は、ログインページ
を、自身のWeb端末に表示させる。すなわち、参加希
望者は、自身のWeb端末をインターネットに接続した
後、Web端末に表示されるWebページ上のリンクを
クリックする操作を何回か実行するといった作業や、ロ
グインページのURL(URI)をWeb端末(Web
ブラウザ)に入力するといった作業を行う。
【0052】一方、抽選装置10は、常時、各種のHT
TPリクエストが送信されてくるのを待機(監視)して
おり、ログインページを要求するHTTPリクエスト
(上記のような作業の結果として、Web端末から送信
されるHTTPリクエスト:以下、ログインページリク
エストと表記する)を受信した際には、ログインページ
用ソースデータを、ログインページリクエストの送信元
に返送する。
【0053】このログインページ用ソースデータは、自
身を受信したWeb端末(Web端末にて実行されてい
るWebブラウザ)に、以下のような動作を行わせるも
のとなっている。
【0054】ログインページ用ソースデータを受信した
Web端末は、既に説明したような内容のログインペー
ジ、すなわち、メンバID入力欄、パスワード入力欄及
び送信ボタンを備えたログインページを表示する。
【0055】メンバである参加希望者は、Web端末の
入力装置(キーボード、マウス)を操作することによ
り、Web端末に表示されているログインページ上のメ
ンバID入力欄、パスワード入力欄に、それぞれ、自身
のメンバID、パスワードを入力する作業と、送信ボタ
ンを押下する作業とを行う。一方、メンバでない参加希
望者は、メンバとなる手続用のWebページをWeb端
末に表示させ、所定の手続を行うことにより、メンバI
D及びパスワードを得た後、上記作業を行う。なお、こ
のメンバとなる手続が行われた際に、メンバID、パス
ワード及びメンバ属性情報が、サービスポイントデータ
ベース11に登録される。
【0056】ログインページの表示を行っているWeb
端末は、上記のような作業が行われた場合、メンバID
入力欄に入力されているメンバID,パスワード入力欄
に入力されているパスワード,抽選装置10が保持して
いる所定のオブジェクトを指定するURL等からなるロ
グインリクエストを、インターネット上に送信する。
【0057】このログインリクエストを受信した抽選装
置10は、図6に示したように、サービスポイントデー
タベース11を参照することにより、ログインリクエス
トに含まれるメンバIDとパスワードの組合せが、正当
なものであるかを調査する(ステップS101)。そし
て、その組合せが正当なものであることが確認できなか
った場合(ステップS102;NO)、抽選装置10
は、参加希望者にログイン作業のやり直し等を促す(パ
スワード等が間違って入力されている可能性があること
を通知する)ために、所定のHTMLソースデータをロ
グインリクエストの送信元に返送する(ステップS10
3)。そして、抽選装置10は、受信したログインリク
エストに対する処理を終了する。
【0058】一方、メンバIDとパスワードの組合せが
正当なものであること(参加希望者がメンバであるこ
と)が確認できた場合(ステップS102;YES)、
抽選装置10は、抽選イベントデータベース12を参照
することにより、参加希望者が参加できない状況にある
抽選イベントを全て特定する(ステップS104)。す
なわち、抽選装置10は、現当選者数が当選者数規定情
報にて規定されている予定当選者数と一致している抽選
イベントや、受付期間規定情報が示している期間が既に
経過している抽選イベントを、特定する。
【0059】そして、抽選装置10は、特定した各抽選
イベントへの参加手続を抽選希望者が開始できない抽選
イベント選択ページを、Web端末に表示させるための
抽選イベント選択ページ用ソースデータを作成する(ス
テップS105)。
【0060】具体的には、このステップS105におい
て、抽選装置10は、抽選イベント選択ページ用ソース
データの雛型データに基づき、参加できない状況にある
抽選イベントに関する参加手続ページボタンが機能せ
ず、その説明文が参加できない理由(期間終了or全当選
者確定)を示す文となっている抽選イベント選択ページ
をWeb端末(Webブラウザ)に表示させるための抽
選イベント選択ページ用ソースデータを、作成する。な
お、本抽選装置10では、抽選イベント選択ページの全
体的なレイアウトの変更(抽選イベント選択ページ用ソ
ースデータの雛型データの変更)は、各抽選イベントの
受付期間の始期、終期とは無関係に、適宜、行われる。
【0061】抽選イベント選択ページ用ソースデータの
作成後、抽選装置10は、参加希望者からの今回の参加
手続に割り当てるユニークなセッションIDを決定する
(ステップS106)。そして、抽選装置10は、その
セッションIDと、ログインリクエストに含まれていた
メンバIDとを含むレコードを、抽選セッション管理テ
ーブル13に追加する(ステップS107)。次いで、
抽選装置10は、決定したセッションID,そのセッシ
ョンIDを含ませるHTTPリクエストの送信先を指定
する情報(自身を指定する情報)等からなるクッキーの
設定指示情報をHTTPヘッダに含ませた形で、作成し
た抽選イベント選択ページ用ソースデータをログインリ
クエストの送信元に返送(ステップS108)し、ログ
インリクエストに対する処理を終える。
【0062】抽選イベント選択ページ用ソースデータを
受信したWeb端末は、抽選イベント選択ページを表示
する。そして、その抽選イベント選択ページ上のある参
加手続ページボタンが押下された場合、Web端末は、
その参加手続ページボタンに応じた内容(URL)の参
加手続ページリクエスト(クッキーが設定されているの
で、HTTPヘッダにセッションIDが含まれる)を、
インターネット上に送信する。なお、抽選イベント選択
ページに設けられている詳細化ボタンが押下された場合
のWeb端末、抽選装置10の動作については後ほど説
明する。
【0063】抽選装置10の参加手続ページリクエスト
受信時の動作は、即時抽選イベントに関する参加手続ペ
ージリクエスト受信時の動作と、期間終了時抽選イベン
トに関する参加手続ページリクエスト受信時の動作と
に、大別される。
【0064】まず、図7〜図10を用いて、即時抽選イ
ベントに関する参加手続ページリクエストを受信した時
の抽選装置10の動作を、説明する。
【0065】これらの図のうち、図7は、ある抽選ID
(以下、割当抽選IDと表記する)にて識別される即時
抽選イベントに関する参加手続ページリクエストを受信
したときに、抽選装置10が実行する処理の流れ図(当
該参加手続ページリクエストの処理のために抽選装置1
0にインストールされている、割当抽選IDがパラメー
タとして与えられているプログラムによる制御の流れを
示した図)である。換言すれば、図7の流れ図は、受信
した参加手続ページリクエストの種類を判別した後に、
抽選装置10が実行する処理の流れ図となっている。
【0066】また、図8は、図7にその手順が示された
処理が実行されたときに、あるWeb端末に表示される
ことになる参加手続ページの説明図であり、図9は、そ
の参加手続ページを表示しているWeb端末の動作手順
を示した流れ図である。図10は、図8に示した参加手
続ページ上の送信ボタンの押下によりWeb端末から送
信される参加条件通知リクエストを受信した際に、抽選
装置10が実行する処理の流れ図(当該参加条件通知リ
クエストの処理のために抽選装置10にインストールさ
れている、割当抽選IDがパラメータとして与えられて
いるプログラムによる制御の流れを示した図)である。
【0067】図7に示したように、ある参加手続ページ
リクエストに関する実際の処理を開始する際、抽選装置
10は、割当抽選IDに対応づけられて抽選イベントデ
ータベース12に記憶されている現当選者数と当選者数
規定情報とを取得して、現当選者数が当選者数規定情報
にて規定されている予定当選者数と一致しているか否か
を判断する(ステップS201)。換言すれば、抽選装
置10は、参加希望者に参加手続を行わせて良いか否か
を、現当選者数の観点から判断する。
【0068】現当選者数が予定当選者と一致していた場
合(ステップS201;YES)、抽選装置10は、参
加希望者に抽選イベントへ参加できないことをその理由
とともに通知するためのHTMLソースデータを、参加
手続ページリクエストの送信元に返送(ステップS20
3)し、参加手続ページリクエストに対する処理を終了
する。
【0069】一方、現当選者数が予定当選者数以下であ
った場合(ステップS201;NO)、抽選装置10
は、参加希望者に参加手続を行わせて良いか否かを、個
別受付条件に基づき判断する(ステップS202)。
【0070】すなわち、抽選装置10は、このステップ
S202において、まず、参加手続ページリクエストに
含まれるセッションIDに基づき、抽選セッション管理
テーブル13を参照して参加希望者のメンバIDを特定
するとともに、割当抽選IDに対応づけられて抽選イベ
ントデータベース12に記憶されている個別受付条件規
定情報を読み出す。次いで、抽選装置10は、特定した
メンバID(以下、処理対象メンバIDと表記する)に
対応づけられてサービスポイントデータベース11に記
憶されている情報(主として抽選履歴情報)を参照する
ことにより、参加希望者に参加手続を行わせることが、
個別受付条件規定情報にて規定されている個別受付条件
を満たしているか否かを判断する。
【0071】例えば、割当抽選IDに関する個別受付条
件規定情報が、各メンバに抽選イベントへの参加を1回
だけ許可するものであった場合、抽選装置10は、サー
ビスポイントデータベース11から、処理対象メンバI
Dに対応づけられており、かつ、抽選IDが割当抽選I
Dと一致している抽選履歴情報を、検索する。そして、
抽選装置10は、そのような抽選履歴情報が検索できな
かったときに、参加希望者に参加手続を行わせることが
個別受付条件を満たしていると判断し、そのような抽選
履歴情報が検索できたときに、参加希望者に参加手続を
行わせることが個別受付条件を満たしていないと判断す
る。
【0072】また、個別受付条件規定情報が、過去の1
週間内に参加手続を行っていない場合だけに参加手続を
受け付けることを指示するものであった場合、抽選装置
10は、サービスポイントデータベース11から、処理
対象メンバIDに対応づけられており、かつ、抽選ID
が割当抽選IDと一致しており、かつ、手続日情報が1
週間以内の過去を表している抽選履歴情報を、検索す
る。そして、抽選装置10は、そのような抽選履歴情報
が検索できなかったときに、参加希望者に参加手続を行
わせることが個別受付条件を満たしていると判断し、そ
のような抽選履歴情報が検索できたときに、参加希望者
に参加手続を行わせることが個別受付条件を満たしてい
ないと判断する。
【0073】また、個別受付条件規定情報が、参加希望
者が男性であった場合だけに参加手続を受け付けること
を指示するものであった場合、抽選装置10は、サービ
スポイントデータベース11内に処理対象メンバIDに
対応づけられて記憶されているメンバ属性情報を読み出
すことにより、参加希望者の性別情報を取得し、取得し
た性別情報が男性を表すものであった場合に、参加希望
者に参加手続を行わせることが個別受付条件を満たして
いると判断し、当該性別情報が女性を表すものであった
場合に、参加希望者に参加手続を行わせることが個別受
付条件を満たしていないと判断する。
【0074】そして、参加希望者に参加手続を行わせる
ことが個別受付条件規定情報にて規定されている個別受
付条件を満たしていなかった場合(ステップS202;
NO)、抽選装置10は、既に説明したステップS20
3の処理を実行することによって、参加希望者に抽選イ
ベントへ参加できないことをその理由とともに通知す
る。
【0075】一方、参加希望者に参加手続を行わせるこ
とが個別受付条件を満たしていた場合(ステップS20
2;YES)、抽選装置10は、処理対象メンバIDに
対応づけられていてサービスポイントデータベース11
に記憶されている抽選履歴情報と、割当抽選IDに対応
づけられて抽選イベントデータベースに記憶されている
計数条件規定情報とに基づき、落選回数ポイントを決定
する(ステップS204)。すなわち、抽選装置10
は、処理対象メンバIDに対応づけられてサービスポイ
ントデータベース11内に記憶されている抽選履歴情報
の中から、割当抽選IDに対応づけられて抽選イベント
データベース12に記憶されている計数条件規定情報に
て規定されている条件を満たした抽選履歴情報(例え
ば、抽選状況情報が落選している状況にあることを示し
ており、かつ、採否フラグがオフとなっており、かつ、
主催者IDが特定の主催者IDである抽選履歴情報)を
検索し、検索した抽選履歴情報の数を、落選回数ポイン
トとする。
【0076】その後、抽選装置10は、決定した落選回
数ポイントに基づき、要設定値及び上限値を算出すると
ともに、抽選セッション管理テーブル13に、落選回数
ポイント、要設定値を記憶する(ステップS205)。
要設定値、上限値の算出手順、意味については後述す
る。
【0077】次いで、抽選装置10は、決定した落選回
数ポイント、要設定値及び上限値等を利用して、参加希
望者に応じた内容の参加手続ページ用ソースデータを、
その雛型データを加工することにより、作成する(ステ
ップS206)。このステップS206の詳細について
も後述する。
【0078】その後、抽選装置10は、作成した参加手
続ページ用ソースデータを、参加手続ページリクエスト
の送信元に返送(ステップS207)し、受信した参加
手続ページリクエストに対する処理を終了する。
【0079】参加手続ページ用ソースデータを受信した
Web端末は、そのソースデータに基づき、図8に模式
的に示したような参加手続ページ、すなわち、第1〜第
3ラジオボタン51〜53と、利用SP指定値欄54、
送信ボタン55を有するとともに、参加希望者の抽選環
境に関する情報や自ページの利用法を示す情報が記され
た参加手続ページを、表示する。
【0080】図中に示されているテキストから明らかな
ように、第1ラジオボタン51は、サービスポイントを
今回の抽選に利用しない場合に、ユーザが選択すべきラ
ジオボタンである。第2ラジオボタン52は、サービス
ポイントを利用して当選確率を100%としたい場合
に、ユーザが選択すべきラジオボタンである。第3ラジ
オボタン53は、サービスポイントを利用して当選確率
を向上させたい場合に、ユーザが選択すべきボタンであ
る。利用SP指定値欄54は、その時点における利用S
P指定値が表示される欄である。
【0081】上記したステップS206(図7)では、
参加手続ページ用ソースデータの雛型データに基づき、
この図8にて、○○○○と示してある部分に、処理対象
メンバIDに関するメンバ名が示され、X、Yと示して
ある部分にそれぞれSP獲得値、落選回数ポイントが示
され、Pa、n、mと示されている部分に、落選回数ポ
イント等から算出された値(詳細は後述)が示され、P
bと示してある部分に、予め定められている値(処理対
象メンバIDに依存しない値であるが、変更可能な値)
が示されることになる参加手続ページ用ソースデータ
が、作成される。また、ステップS206では、SP獲
得値と要設定値との大小関係もチェックされ、SP獲得
値が要設定値未満であった場合、ラジオボタン52が機
能しない(参加希望者が選択できない)参加手続ページ
をWeb端末に表示させるための参加手続ページ用ソー
スデータが、作成される。
【0082】そして、この参加手続ページ用ソースデー
タは、自身を受信したWeb端末に、参加手続ページを
表示させるとともに、図9に示した手順の処理を実行さ
せるものとなっている。
【0083】すなわち、参加手続ページを表示している
Web端末(参加手続ページ用ソースデータを受信し、
それに基づく参加手続ページを表示を終えたWeb端
末)は、ユーザによって有効な操作がなされるのを待機
する状態(ステップS1001)をとっている。そし
て、Web端末は、送信ボタン55の押下とは異なる有
効な操作がなされた場合(ステップS1001;その
他)には、なされた操作に応じた処理を実行する(ステ
ップS1002)。そして、その完了後、Web端末
は、ステップS1001に戻り、再び、ユーザによって
有効な操作がなされるのを待機する状態(ステップS1
001)をとる。
【0084】具体的には、第1ラジオボタン51を選択
する操作がなされた場合(ステップS1001;その
他)、Web端末は、ステップS1002において、第
1ラジオボタン51等の表示形態を変更する処理(第1
ラジオボタン51の表示形態を内部にドットが示された
ものに変更するとともに、それまで内部にドットが示さ
れていた第2ラジオボタン52或いは第3ラジオボタン
53の表示形態を、ドットが示されてものに変更する処
理)と、自身が記憶している利用SP指定値を“0”に
変更し、利用SP指定値欄54に変更後の利用SP指定
値(=“0”)を表示する処理とを行なう。第2ラジオ
ボタン52を選択する操作がなされた場合(ステップS
1001;その他)、Web端末は、ステップS100
2において、第2ラジオボタン52等の表示形態を変更
する処理と、利用SP指定値を、抽選装置10から参加
手続ページ用ソースデータにて通知されている要設定値
に変更するとともに、利用SP指定値欄54に変更後の
利用SP指定値(=要設定値)を表示する処理を行な
う。
【0085】第3ラジオボタン53を選択する操作がな
された場合(ステップS1001;その他)、Web端
末は、ステップS1002にて、利用SP指定値を
“0”クリアするとともに、利用SP指定値欄54の表
示内容をブランクとする。そして、Web端末は、キー
ボードのテンキーの押下を有効な操作と判断する状態
(テンキー入力を受け付ける状態)に移行して、ステッ
プS1002を終了する。
【0086】テンキー入力を受け付ける状態にあるとき
に、テンキーが押下された場合(ステップS1001;
その他)、Web端末は、押下されたキーに応じた演算
(通常、利用SP指定値を10倍した値に押下されたキ
ーが表す数値を加算する演算)を利用SP指定値に対し
て施すとともに、処理後の利用SP指定値を利用SP指
定値欄54内に表示する。なお、テンキー入力を受け付
ける状態にあるときに、第1ラジオボタン51或いは第
2ラジオボタン52を選択する操作がなされた場合、W
eb端末は、既に説明した処理を行なうとともに、テン
キー入力を受け付けない状態に移行する。
【0087】送信ボタン55を選択する操作がなされた
場合(ステップS1001;送信)、Web端末は、そ
の時点における利用SP指定値が、要設定値と一致して
いる、或いは、利用SP指定値が、上限値以下、かつ、
SP獲得値以下の値(上限値とSP獲得値の小さい方の
値以下の値)となっているという利用SP指定値拘束条
件が満たされているか否かを判断する(ステップS10
03)。なお、上限値及びSP獲得値は、いずれも、抽
選装置10から参加手続ページ用ソースデータにて通知
されている情報(参加手続ページリクエストを受信した
抽選装置10が用意した情報)である。
【0088】利用SP指定値が利用SP指定値拘束条件
を満たしていなかった場合(ステップS1003;N
O)、Web端末は、入力内容の確認を促すダイアログ
ボックスを、参加手続ページ上に、所定時間、表示(ス
テップS1004)した後、ステップS1001に戻
る。
【0089】一方、利用SP指定値が利用SP指定値拘
束条件を満たしていた場合(ステップS1003;YE
S)、Web端末は、利用SP指定値を含む参加条件通
知リクエスト(クッキーが設定されているので、ヘッダ
にセッションIDが含まれる)を、インターネット上に
送信(ステップS1005)し、図示した処理を終了す
る。
【0090】この参加条件通知リクエストを受信した抽
選装置10は、図10に示したように、参加手続者(参
加条件通知リクエストに含まれるセッションIDに対応
づけられて抽選セッション管理テーブル13に記憶され
ているメンバIDにて識別されるメンバ;つまり、参加
手続を終えた参加希望者のこと)に関する落選回数ポイ
ント、要設定値を、抽選セッション管理テーブル13か
ら取得する(ステップS301)。すなわち、抽選装置
10は、受信した参加条件通知リクエストに含まれるセ
ッションIDに対応づけられて抽選セッション管理テー
ブル13に記憶されている落選回数ポイント、要設定値
を取得する。そして、抽選装置10は、取得した落選回
数ポイント及び要設定値と、参加条件通知リクエストに
含まれる利用SP指定値とに基づき、参加手続者に関す
る当選確率を算出(決定)する(ステップS302)。
【0091】ここで、このステップS302における当
選確率の算出手順の説明、前述したステップS205
(図5参照)における要設定値及び上限値の算出手順の
説明、前述したステップS206にて作成される抽選イ
ベント選択ページ用ソースデータのより具体的な説明
を、行っておくことにする。
【0092】ステップS302において、抽選装置10
は、まず、参加条件通知リクエストに含まれていた利用
SP指定値と、抽選セッション管理テーブル13から読
み出した要設定値とが一致しているか否かを判断する。
そして、両者が一致していた場合、抽選装置10は、当
選確率を100%とする。
【0093】一方、利用SP指定値と要設定値とが一致
していなかった場合、抽選装置10は、以下に記する
(1)式にて算出される値PWを、当選確率とする。 PW = P0+dL×NL+dP×NP …(1)
【0094】この(1)式において、NL、NPは、それ
ぞれ、抽選セッション管理テーブル13から読み出した
落選回数ポイント、参加条件通知リクエストに含まれて
いた利用SP指定値が代入される変数であり、P0
L、dPは、予め定められている値である。より具体的
には、P0は、NL=NP =0のときの当選確率を規定す
るために予め定められている値である。また、dLは、
落選回数ポイントに対する当選確率の向上率を規定する
ために予め定められている値であり、dPは、利用SP
指定値に対する当選確率の向上率を規定するために予め
定められている値である。
【0095】一方、ステップS205において、抽選装
置10は、以下に示す関数F(NL)、G(NL)に、それぞ
れ、NLとして落選回数ポイントを代入することによ
り、利用SP規定値、上限値を算出している。 F(NL)=(P1 −(P0+dL×NL))/dP G(NL)=(P2 −(P0+dL×NL))/dP なお、P1は、予め定められているP0以上、“100”
未満の実数であり、P 2は、予め定められている“10
0”以上の実数である。
【0096】すなわち、ステップS205では、上限値
として、(1)式で表されるPW を規定値P1(<10
0)とすることが出来るNP値が算出され、要設定値と
して、(1)式で表されるPW を規定値P2(≧10
0)とすることが出来るNP値が算出されている。そし
て、ステップS205では、ステップS302の処理に
必要とされる落選回数ポイント(当選確率の算出に必
要)、要設定値(当選確率を100%とすることが指示
されているか否かを判断するのに必要)を、再決定、再
算出しなくとも良いようにするために、落選回数ポイン
トと要設定値とが、抽選セッション管理テーブル13に
記憶されているのである。
【0097】そして、ステップS206では、参加手続
ページ用ソースデータの雛型データに基づき、図8にお
いて、Pa、n、mと示されている部分に、それぞれ、
(P 0+dL×NL)、上限値、要設定値が示されること
になる参加手続ページ用ソースデータが、作成されてい
るのである。
【0098】図10に戻って、抽選装置10の、参加条
件通知リクエスト受信時の動作の説明を続ける。
【0099】決定した当選確率が100%であった場合
(ステップS303;YES)、抽選装置10は、抽選
イベントデータベース12内の割当抽選ID(この図の
処理が関係している抽選イベントの抽選ID)に関する
現当選者数を“1”増加させ(ステップS306)、続
くステップS307において、以下の処理を行う。ま
ず、抽選装置10は、参加手続者の手続内容(利用SP
指定値)並びに抽選結果等を設定した抽選履歴情報を、
サービスポイントデータベース11に追加する。また、
抽選装置10は、参加手続者に関してサービスポイント
データベース11内に記憶されている抽選履歴情報の中
から、割当抽選IDに対応づけられて抽選イベントデー
タベースに記憶されている計数条件規定情報にて規定さ
れている条件を満たした抽選履歴情報を検索し、検索し
た各抽選履歴情報の採否フラグをオフとする。換言すれ
ば、抽選装置10は、落選回数ポイントの決定時(図7
のステップS204の実行時)にカウントした各抽選履
歴情報の採否フラグをオンとすることにより、それらの
抽選履歴情報が当選確率向上のために既に有効に利用さ
れたものであることをサービスポイントデータベース1
1に記憶する。
【0100】このような処理をステップS307にて実
行した後、抽選装置10は、当選通知ページ用ソースデ
ータ(詳細は後述)を、受信した参加条件通知リクエス
トの送信元に返送(ステップS308)し、当該参加条
件通知リクエストに対する処理を終了する。
【0101】一方、決定した当選確率が100%でなか
った場合(ステップS303;NO)、抽選装置10
は、その当選確率で参加手続者が当選者となるアルゴリ
ズムにて、参加手続者の当落(当選、落選の別)を決定
する(ステップS304)。
【0102】ステップS304における抽選結果が当選
であった場合(ステップS305;当選)、抽選装置1
0は、既に説明したステップS306からの処理を実行
する。これに対して、抽選結果が落選であった場合(ス
テップS305:落選)、抽選装置10は、サービスポ
イントデータベース11に、参加手続者の手続内容(利
用SP指定値)並びに抽選結果等を設定した抽選履歴情
報(落選が確定した状況にあることを示す抽選状況情報
を含むもの)を追加する(ステップS310)。その
後、抽選装置10は、落選通知ページ用ソースデータを
送信元に返送(ステップS311)して、受信した参加
条件通知リクエストに対する処理を終了する。
【0103】このステップS311の処理により、参加
手続者のWeb端末に供給される落選通知ページ用ソー
スデータは、当該Web端末を以下のように動作させる
ものとなっている。まず、落選通知ページ用ソースデー
タは、自身を受信したWeb端末に、参加手続者が権利
を取得できなかったこと(落選したこと)が記されたW
ebページであるとともに、抽選イベント選択ページを
再表示させるための第1ボタン、ログオフするための第
2ボタン等を備えたWebページである落選通知ページ
を表示させる。そして、落選通知ページ用ソースデータ
は、第1ボタンが押下された際、Web端末に、抽選装
置10にてステップS104〜S108(図6)相当の
処理が実行されることになるリクエストを、送信させ
る。さらに、落選通知ページ用ソースデータは、第2ボ
タンが押下された際、Web端末に、抽選装置10にて
抽選セッション管理テーブル13内の、当該Web端末
を操作しているメンバに関するレコードが消去されるこ
とになるリクエストを送信させる。
【0104】また、前述したステップS308の処理に
より、参加手続者のWeb端末に供給される当選通知ペ
ージ用ソースデータは、当該Web端末を以下のように
動作させるものとなっている。まず、当選通知ページ用
ソースデータは、自身を受信したWeb端末に、参加手
続者が権利を取得できたこと(当選したこと)が記され
たWebページであるとともに、参加手続者が抽選対象
物の配布先に関する情報を入力することができるWeb
ページである当選通知ページを表示させる。そして、当
選通知ページ用ソースデータは、Web端末に、参加手
続者の入力装置に対する操作を通じて、参加手続者から
抽選対象物の送り先に関する情報(抽選対象物が有料で
ある場合には、送り先に関する情報と料金の支払いに関
する情報)を取得させるとともに、所定のボタンが押下
されたときには、それらの情報を含む、抽選装置10に
て処理されることになるリクエストを送信させる。
【0105】このリクエストを受信した抽選装置10
は、そのリクエストに含まれる情報を、サービスポイン
トデータベース11内の、参加手続者が権利を取得した
抽選イベントに関する抽選履歴情報に追加する。その
後、抽選装置10は、上記した落選通知ページ用ソース
データと同様の機能の手続完了通知ページ用ソースデー
タ(落選したことではなく、手続が完了したことが記さ
れたもの)を、受信したリクエストの送信元に返送す
る。
【0106】抽選装置10が、他の即時抽選イベントの
実施のために実行する処理も、細部の動作は異なる(例
えば、第2トリガーボタン52相当のボタンを備えない
(当選確率を100%とできない)参加手続ページを提
供する、利用SP指定値として任意の値を設定できず、
予め定められている何種類かの値から、利用SP指定値
とする値を選択する、落選回数ポイントが当選確率向上
のために利用されず、落選時にSP獲得値に所定値が加
算される、等)ものの、その基本的な処理手順は上記し
たものと同様のものであるので、それらの詳細の説明は
省略することにする。
【0107】次に、期間終了時抽選イベントに関する抽
選装置10の動作を説明する。
【0108】本ネットワーク抽選システムにて実施され
る各期間終了時抽選イベント(参加手続を行うことが出
来る期間が終了したときに抽選が行われる抽選イベン
ト)は、サービスポイントの利用により当選確率を10
0%とすることができず、落選回数ポイントによる当選
確率向上もなされないものとなっている。また、各期間
終了時抽選イベントは、利用SP指定値が、当選確率を
相対的に向上させるためのパラメータとして用いられる
イベントとなっている(予定当選者数が定められている
期間終了時抽選イベントでは、参加手続者総数が確定し
ないと当選確率を求めることが出来ない)。従って、期
間終了時抽選イベント用の参加手続ページは、SP獲得
値と、利用SP指定値が上記のように使用されるもので
あることを示す文と、利用SP指定値を入力(あるいは
選択)できるアイテムと、送信ボタンとを備えたものと
されている。
【0109】そして、抽選装置10は、期間終了時抽選
イベントに関する参加手続ページリクエストを受信した
際、図7のステップS204〜S207に相当する部分
で、上記のような参加手続ページ用ソースデータを作
成、送信するための処理のみを行なう。すなわち、抽選
装置10は、参加手続ページリクエストに含まれるセッ
ションIDを基に、抽選セッション管理テーブル13、
サービスポイントデータベース11を参照して、参加希
望者のメンバ名、SP獲得値を特定する処理は行なう
が、落選回数ポイントの決定、要設定値等の算出、落選
回数ポイント等の抽選セッション管理テーブル13への
記憶は行わない。
【0110】そして、期間終了時抽選イベントに関する
参加手続ページを表示しているWeb端末からの参加条
件通知リクエストを受信した場合、抽選装置10は、ま
ず、その参加条件通知リクエストに含まれるセッション
IDをキーに抽選セッション管理テーブル14を参照す
ることにより、参加希望者のメンバIDを特定する。次
いで、抽選装置10は、参加条件通知リクエストに含ま
れている利用SP指定値を設定した抽選履歴情報(抽選
状況情報を含むもの)を、そのメンバIDに対応づけた
形で、サービスポイントデータベース11に記憶すると
ともに、サービスポイントデータベース11内の、その
メンバIDに対応づけられているSP獲得値を、利用S
P指定値分、減少させる。その後、抽選装置10は、上
記した手続完了通知ページ用ソースデータと同様の機能
を有する手続完了通知ページ用ソースデータ(記された
文の内容が異なるもの)を、受信した参加条件通知リク
エストの送信元に返送して、当該参加条件通知リクエス
トに対する処理を終了する。
【0111】そして、抽選装置10は、ある期間終了時
抽選イベントの参加受付期間が終了したとき、図11に
その手順を示した処理を、実行する。
【0112】すなわち、抽選装置10は、まず、サービ
スポイントデータベース11から、抽選を行うべき抽選
イベントに関する抽選履歴情報内の利用SP指定値を、
メンバIDとの対応関係が分かる形で、全て抽出する
(ステップS401)。
【0113】次いで、抽選装置10は、それらの利用S
P指定値に基づき、各参加手続者の相対的当選確率を算
出する(ステップS402)。具体的には、以下に記す
(2)式に基づき、各参加手続者#i(i=1〜参加手
続者総数)の相対的当選確率P(i)(P(i)・予定当選
者数が、当選確率)を算出する。 P(i)=100・(1+RP・NP(i))/Σ(1+RP・NP(j)) …(2)
【0114】なお、この(2)式において、RPは、予
め定められている比例計数であり、NP(i)は、参加手
続者#iに関する利用SP指定値である。なお、Σ(1
+RP・NP(j))は、jの初期値等の表記を省略してあ
るが、(1+RP・NP(j))におけるjを、1〜参加手続
者総数までの各自然数として得られる各演算結果の総和
を表す項である。
【0115】次いで、抽選装置10は、各参加手続者が
当選者となる確率が、各参加手続者について算出された
相対的当選確率に応じた確率となり、かつ、総当選者数
が予定当選者数と一致することになるアルゴリズムに
て、参加手続者の中から、予定当選者数と一致する数の
当選者を決定する(ステップS403)。
【0116】そして、抽選装置10は、ステップS40
3における処理結果を、抽選イベントデータベース12
とサービスポイントデータベース13とに反映させ(ス
テップS404、S405)、各当選者に当選通知メー
ルを、各落選者に当選通知メールを送信する処理(ステ
ップS406)を行って、図示した処理を終了する。
【0117】なお、当選通知メールは、当選者がアクセ
スすべきWebページのURLが記されたメールとなっ
ており、各当選者は当該URLにて識別されるWebペ
ージを自身のWeb端末に表示させ、当該Webページ
に要求されている各種情報を入力することによって、抽
選にて取得した抽選対象物を実際に手に入れるための手
続を行う。
【0118】最後に、抽選装置10の抽選対象物の発送
手続関連の動作、キャンセル手続ページ関連の動作、抽
選イベント選択ページに設けられている詳細化ボタンの
機能等を、説明する。
【0119】抽選装置10では、定期的に、サービスポ
イントデータベース11から、発送すべき抽選対象物が
あることを示している発送状況情報を含む抽選履歴情報
を、抽出する処理が行われる。そして、抽出した各抽選
履歴情報の内容に応じた抽選対象物の発送作業が行われ
た後、各抽選履歴情報内の発送状況情報が抽選対象物の
発送が完了したことを示す情報に変更される(実際に
は、発送状況情報に発送した日時等を示す情報が加えら
れる)。なお、抽選対象物の発送作業は、抽選イベント
によっては、その主催者側で行われることもあり、その
ような抽選イベントに関しては、上記のような作業の代
わりにその主催者との間で情報交換を行う処理(ある者
に対して発送すべき抽選対象物が存在していることを主
催者へ通知し、当該抽選対象物の発送が完了した旨の通
知を主催者から受けた際にサービスポイントデータベー
ス11の内容を更新する処理)が行われる。
【0120】なお、抽選装置10には、このような発送
手続に関する処理とは独立した処理として、各抽選イベ
ントへの参加状況(参加手続ページへのアクセス頻度)
を、その抽選イベントの主催者によって指定されている
周期で、当該主催者に通知する(当該主催者が運用して
いるサーバ装置20に送信する)処理を実行する機能も
付与されている。
【0121】そして、キャンセル手続ページは、当選を
辞退する抽選イベントをリストから選択できるWebペ
ージとなっており、当選を辞退したくなった場合、メン
バ(以下、辞退要求者と表記する)は、このキャンセル
手続ページは表示させて、当選を辞退する抽選イベント
を当該リストから選択する操作を含む一連の操作を行
う。当該一連の操作がなされると、キャンセル手続ペー
ジを表示しているWeb端末は、セッションIDと、当
選を辞退する抽選イベントとして選択した抽選イベント
の抽選IDを含む、抽選装置10にて処理されることに
なるキャンセルリクエストを、送信する。
【0122】このキャンセルリクエストを受信した抽選
装置10は、キャンセルリクエストに含まれるセッショ
ンIDと抽選IDとに基づき、抽選セッション管理テー
ブル13及びサービスポイントデータベース11を参照
することにより、辞退要求者が出した当選辞退要求が受
け付けられるものであるか否か(当該メンバが抽選ID
にて識別される抽選イベントにて当選しており、かつ、
抽選対象物の発送手続が行われていない状態にある、と
いった条件等が満たされているか否か)を、判断する。
そして、抽選装置10は、辞退要求者が出した当選辞退
要求が受け付けられるものであると判断した場合には、
サービスポイントデータベース11の内容を更新する処
理(当選辞退要求に対応する抽選履歴情報内の抽選状況
情報を変更する処理)と、抽選イベントデータベース1
2内の当選が辞退された抽選イベントに関する現当選者
数を“1”デクリメントする処理とを行うとともに、辞
退を受け付けた旨を通知するためのWebページを、辞
退要求者に提供する。一方、メンバが出した当選辞退要
求が受け付けられないものであると判断した場合、抽選
装置10は、その旨を通知するためのWebページを辞
退要求者に提供する。
【0123】また、抽選イベント選択ページを表示して
いるWeb端末は、詳細化ボタンが押下された場合、抽
選装置10が受信して処理することになる所定内容のリ
クエスト(以下、詳細化リクエストと表記する)をイン
ターネット上に送信する。
【0124】この詳細化リクエストを受信した抽選装置
10は、それに含まれるセッションIDに基づき、自装
置にアクセスしてきたメンバ(以下、処理対象メンバと
表記する)のメンバIDを特定する。そして、特定した
メンバIDに基づき、サービスポイントデータベース1
1に記憶されているその処理対象メンバに関する各種情
報(主として、SP獲得値と抽選履歴情報)を取得し、
既に説明した手順と同様の手順で、処理対象メンバが参
加可能な全ての抽選イベントのそれぞれについて、処理
対象メンバのSP獲得値が全て当選確率の向上のために
使用された場合の当選確率である最大当選確率を、算出
する。その後、抽選装置10は、算出した最大当選当選
確率の降順で参加手続ページボタンが並び、最大当選確
率も示された抽選イベント選択ページを、Web端末に
表示させるためのソースデータを作成して、詳細化リク
エストの送信元に返送する。
【0125】すなわち、抽選イベント選択ページ上の詳
細化ボタンを押下した場合、Web端末には、本質的な
機能は全く変わらないが、参加手続ページボタンが当選
確率順に並べかえられ、当選確率も示された形態の抽選
イベント選択ページが表示される。
【0126】以上、詳細に説明したように、このネット
ワーク抽選システムでは、メンバが保有しているサービ
スポイントを当選確率の向上に利用することができる環
境であり、過去の落選回数に応じて当選確率が向上する
環境が実現されている。従って、本ネットワーク抽選シ
ステムは、参加者とってより魅力的な形の抽選が実施さ
れるコンピュータネットワークとして機能していること
になる。
【0127】<変形形態>実施形態に係るネットワーク
抽選システムは、抽選装置10において、当落が決定さ
れ、その結果が、メンバに通知されるシステムであった
が、参加手続ページの送信ボタンを押すと、利用SP指
定値等から算出された当選確率に応じた数の“当たり”
を含むスクラッチカード形式のWebページがメンバに
提供されるように、システムを構成しても良い。
【0128】また、実施形態に係る抽選装置10は、セ
ッションの管理のために、クッキーを用いる装置であっ
たが、他の手段により、セッションの管理を行うよう
に、抽選装置10を構成しても良いことは当然である。
【0129】また、上記した方式の抽選が行える装置
を、ネットワークを利用することなく実現することも出
来る。例えば、サービスポイント関連の処理が行われな
いようにしておく(落選回数関係の管理のみが行われる
ようにしておく)、或いは、落選した事実がポイントと
して取り扱われるようにしておくとともに、各Webペ
ージ用のソースデータの送信時に、自身が備えるディス
プレイに同内容の画面を表示するようにプログラムを変
更しておけば、落選回数が当選確率に反映される形の抽
選が行える装置を、実現できることになる。
【0130】また、実施形態に係るネットワーク抽選シ
ステム(抽選装置10)は、抽選イベント選択ページ上
の詳細化ボタンを押したときに、抽選イベント選択ペー
ジが、参加手続ページボタンが当選確率順に並んだもの
に変更されるように構成されているが、ログインリクエ
スト受信時に、そのような抽選イベント選択ページ用の
ソースデータを作成して返送するように、抽選装置10
を構成しておいても良いことは当然である。
【0131】
【発明の効果】本発明によれば、参加者とってより魅力
的な形の抽選が実施される環境を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る抽選装置を含むコン
ピュータネットワークであるネットワーク抽選システム
の構成図である。
【図2】抽選装置が備えるサービスポイントデータベー
スの説明図である。
【図3】抽選装置が備える抽選イベントデータベースの
説明図である。
【図4】抽選装置が備える抽選セッション管理テーブル
の説明図である。
【図5】抽選装置が提供する主用なWebページの説明
図である。
【図6】ログインリクエスト受信時に抽選装置が実行す
る処理の流れ図である。
【図7】参加手続ページリクエスト受信時に抽選装置が
実行する処理の流れ図である。
【図8】参加手続ページの説明図である。
【図9】参加手続ページ表示時のWeb端末の動作手順
を示した流れ図である。
【図10】参加条件通知リクエスト受信時に、抽選装置
が実行する処理の流れ図である。
【図11】終了時抽選イベントの抽選時に、抽選装置が
実行する処理の流れ図である。
【符号の説明】
10 抽選装置 11 サービスポイントデータベース 12 抽選イベントデータベース 13 抽選セッション管理テーブル 20 サーバ装置 31 パーソナルコンピュータ(Web端末) 32 PDA(Web端末)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加瀬 正樹 東京都品川区南大井六丁目26番1号 ニフ ティ株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB36 EE00 GG00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ、利用者に何点かのサービスポ
    イントが与えられる1種以上のサービスが行われるコン
    ピュータネットワークに接続されるサーバ装置であっ
    て、 複数のメンバのそれぞれについて、そのメンバが前記サ
    ービスを利用することによって獲得しているサービスポ
    イントの総和である総ポイント数を、記憶する総ポイン
    ト数記憶手段と、 前記コンピュータネットワークに含まれるコンピュータ
    との間で通信を行うことにより、自イベントへの参加者
    に所定の権利が抽選にて確率的に与えられる抽選イベン
    トへの参加を希望しているメンバとそのメンバが抽選時
    の当選確率向上のために利用することを指定したサービ
    スポイント数とを認識する認識手段と、 この認識手段によって前記抽選イベントへの参加を希望
    していると認識されたメンバに前記所定の権利を与える
    か否かを、前記認識手段で認識された前記サービスポイ
    ント数に応じた分だけ基準確率よりも高い確率で参加者
    に前記所定の権利を与えることが決定される決定アルゴ
    リズムを用いて決定するとともに、前記総ポイント数記
    憶手段内のそのメンバに関する前記総ポイント数から前
    記サービスポイント数を減ずる抽選手段とを備えること
    を特徴とするサーバ装置。
  2. 【請求項2】 前記認識手段によって前記抽選イベント
    への参加を希望していると認識されたメンバに関する情
    報を、前記コンピュータネットワークに含まれる特定の
    コンピュータに通知する通知手段を、さらに、備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のメンバのそれぞれについて、
    そのメンバに前記権利を与えないことが前記抽選手段に
    よって決定された回数である落選回数を記憶する落選回
    数記憶手段を、さらに、備え、 前記抽選手段は、前記認識手段によって前記抽選イベン
    トへの参加を希望していると認識されたメンバに前記所
    定の権利を与えるか否かを、前記認識手段で認識された
    前記サービスポイント数と前記落選回数記憶手段内のそ
    のメンバに関する落選回数とに応じた分だけ基準確率よ
    りも高い確率で参加者に前記所定の権利が与えることが
    決定される決定アルゴリズムを用いて決定することを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 【請求項4】 前記抽選手段は、前記メンバに前記所定
    の権利を与えると決定した場合には、前記落選回数記憶
    手段内のそのメンバに関する落選回数を“0”とし、前
    記メンバに前記所定の権利を与えないと決定した場合に
    は、前記落選回数記憶手段内のそのメンバに関する落選
    回数に“1”を加算することを特徴とする請求項3記載
    のサーバ装置。
  5. 【請求項5】 前記抽選手段は、前記認識手段によって
    前記抽選イベントへの参加を希望していると認識された
    メンバに前記所定の権利を与えないと決定した場合に
    は、前記総ポイント数記憶手段内のそのメンバに関する
    前記総ポイント数に所定数を加算することを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のサーバ装置。
  6. 【請求項6】 それぞれ、利用者に何点かのサービスポ
    イントが与えられる1種以上のサービスが行われるコン
    ピュータネットワークに接続されるサーバ装置であっ
    て、 複数のメンバのそれぞれについて、そのメンバが前記サ
    ービスを利用することによって獲得しているサービスポ
    イントの総和である総ポイント数を、記憶する総ポイン
    ト数記憶手段と、 前記コンピュータネットワークに含まれるコンピュータ
    との間で通信を行うことにより、自イベントへの参加者
    に所定の権利が、所定の期日に実施される抽選にて、確
    率的に与えられる抽選イベントへの参加を希望している
    メンバとそのメンバが抽選時の当選確率向上のために利
    用することを指定したサービスポイント数とを認識して
    管理するとともに、前記総ポイント数記憶手段内のその
    メンバに関する前記総ポイント数から前記サービスポイ
    ント数を減ずる認識管理手段と、 前記所定の期日となったときに、前記認識管理手段によ
    って前記抽選イベントへの参加を希望していることが管
    理されている1名以上のメンバのそれぞれに前記所定の
    権利を与えるか否かを、各メンバに前記所定の権利を与
    えると決定される確率が、前記認識管理手段にてそのメ
    ンバについて管理されている前記サービスポイント数と
    正の相関を有する確率となる決定アルゴリズムを用いて
    決定する抽選手段とを備えることを特徴とするサーバ装
    置。
  7. 【請求項7】 自イベントへの参加者に所定の権利を与
    えるか否かが確率的に決定される抽選イベントが実施さ
    れるコンピュータネットワークを構築するためのサーバ
    装置であって、 複数のメンバのそれぞれについて、そのメンバが前記抽
    選イベントに参加したが前記所定の権利を与えられなか
    った回数である落選回数を記憶する落選回数記憶手段
    と、 前記コンピュータネットワークに含まれるコンピュータ
    との間で通信を行うことにより、前記抽選イベントへの
    参加を希望しているメンバを認識する認識手段と、 この認識手段によって前記抽選イベントへの参加を希望
    していると認識されたメンバに前記所定の権利を与える
    か否かを、前記落選回数記憶手段内のそのメンバに関す
    る落選回数に応じた分だけ基準確率よりも高い確率で参
    加者に前記所定の権利を与えることが決定される決定ア
    ルゴリズムを用いて決定する抽選手段とを備えることを
    特徴とするサーバ装置。
  8. 【請求項8】 それぞれ、利用者に何点かのサービスポ
    イントが与えられる1種以上のサービスが行われるコン
    ピュータネットワークに接続されるサーバ装置であっ
    て、 複数のメンバのそれぞれについて、そのメンバが前記サ
    ービスを利用することによって獲得しているサービスポ
    イントの総和である総ポイント数を、記憶する総ポイン
    ト数記憶手段と、 各メンバが、それぞれ、特定の権利を得るために前記コ
    ンピュータネットワークに含まれるコンピュータを用い
    て参加することができるとともに、特定の権利が得られ
    る確率を自身が獲得しているサービスポイントを使用す
    ることにより向上させることができる複数種類の抽選イ
    ベントを、前記コンピュータネットワーク上で実施する
    抽選イベント実施手段と、 あるメンバが前記コンピュータネットワークに含まれる
    コンピュータを利用して出した所定の要求を受信したと
    きに、前記複数種類の抽選イベントのそれぞれについ
    て、その抽選イベントに参加することにより得ることが
    可能な権利の内容を示す情報と、その権利を当該ユーザ
    が得ることができる確率に関する情報とを含む抽選イベ
    ント一覧情報を、そのコンピュータに返送する返送手段
    とを備えることを特徴とするサーバ装置。
  9. 【請求項9】 前記抽選イベント実施手段は、確率向上
    に使用するサービスポイントを入力できる複数種類のW
    ebページを提供することにより、前記複数種類の抽選
    イベントを実施し、 前記返送手段は、前記抽選イベント一覧情報を含むとと
    もに、前記複数種類のWebページにリンクされたWe
    bページを前記コンピュータに返送することを特徴とす
    る請求項8記載のサーバ装置。
  10. 【請求項10】 参加者に所定の権利が抽選にて確率的
    に与えられる抽選イベントを実施するための抽選実施装
    置であって、 前記抽選イベントへの参加者から各種情報を取得するた
    めの情報取得手段と、 前記抽選イベントに過去に参加したことがある参加者の
    それぞれについて、その参加者が前記抽選イベントに参
    加したが前記所定の権利が得られなかった回数に応じた
    量のサービスポイントを表す総ポイント数を、記憶する
    総ポイント数記憶手段と、 前記情報取得手段によって取得された情報に基づき、前
    記抽選イベントへの参加を希望している参加者とその参
    加者が抽選時の当選確率向上のために利用することを指
    定したサービスポイント数とを認識する認識手段と、 この認識手段によって前記抽選イベントへの参加を希望
    していると認識された参加者に前記所定の権利を与える
    か否かを、前記認識手段で認識された前記サービスポイ
    ント数に応じた分だけ基準確率よりも高い確率で参加者
    に前記所定の権利を与えることが決定される決定アルゴ
    リズムを用いて決定するとともに、前記総ポイント数記
    憶手段内のその参加者に関する前記総ポイント数から前
    記サービスポイント数を減ずる抽選手段とを備えること
    を特徴とする抽選実施装置。
  11. 【請求項11】 それぞれ、利用者に何点かのサービス
    ポイントが与えられる1種以上のサービスを実施し、 複数のメンバのそれぞれについて、そのメンバが前記サ
    ービスを利用することによって獲得しているサービスポ
    イントの総和である総ポイント数を、管理し、 あるメンバが所定の権利の抽選による取得を希望したと
    きに、そのメンバから抽選時の当選確率向上のために使
    用するサービスポイント数の指定を受け、そのメンバに
    前記所定の権利を与えるか否かを、当該サービスポイン
    ト数に応じた分だけ基準確率よりも高い確率で参加者に
    前記所定の権利が与えることが決定される決定アルゴリ
    ズムを用いて決定するとともに、そのメンバについて管
    理している総ポイント数から前記サービスポイント数を
    減ずることを特徴とする抽選実施方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010015358A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Ichihime Shoji:Kk 価値ポイント運用システム
JP7522288B1 (ja) 2023-11-20 2024-07-24 playground株式会社 プログラム、方法、および情報処理装置

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JP2010015358A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Ichihime Shoji:Kk 価値ポイント運用システム
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