JP2002109131A

JP2002109131A - サーバ装置及び抽選方法

Info

Publication number: JP2002109131A
Application number: JP2000299504A
Authority: JP
Inventors: Masaki Kase; 正樹加▲瀬▼
Original assignee: Nifty Corp
Current assignee: Nifty Corp
Priority date: 2000-09-29
Filing date: 2000-09-29
Publication date: 2002-04-12

Abstract

(57)【要約】【課題】より応募者の興味を引く形で応募者に抽選を
行わせることが出来るサーバ装置を提供する。【解決手段】応募者のＷｅｂ端末から所定の手順のア
クセスがなされた場合、幾つかの選択肢が当たりに対応
づけられた複数の選択肢を有するとともに、当たりに対
応づけられている選択肢が選択された場合に当たった旨
が表示される抽選ページ用のＨＴＭＬソース（抽選ペー
ジ用ソース）を返送し、その抽選ページに対する選択結
果等を当該Ｗｅｂ端末から収集するように、サーバ装置
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用して抽選を行うためのサーバ装置、抽選方法に関す
る。

【０００１】

【従来の技術】周知のように、近年、多くのサイトによ
って、景品が当たるキャンペーンがインターネット上で
行なわれている。

【０００２】そのようなサイトには、景品の抽選に参加
するための手続をＷｅｂページ（入力フォーム）で行う
ものと、メールにて行うものとが知られている。いずれ
の形式で抽選に参加するための手続が行われるサイトに
おいても、キャンペーンの基本的な内容は、抽選への応
募者の募集をキャンペーン期間内に行い、そのキャンペ
ーン期間の終了後に抽選を行うことにより応募者の中か
ら当選者を決定して、当選者の発表や景品の当選者への
発送を行うといったものとなっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の抽選が行われるキャンペーンにおいて応募者が行える
ことは、応募するための作業（入力フォームに名前等を
入力する作業や、必要な情報を記したメールを作成、送
信する作業）だけである。また、当落が判明するのはキ
ャンペーン期間の終了後であるので、従来のインターネ
ットが利用された抽選は、応募者が行えることがデータ
の単純な入力作業だけであり、かつ、その入力作業を行
ったことを忘れたころに結果が通知されるもの、換言す
れば、盛り上がりに欠けるもの、となっていた。

【０００４】また、従来のインターネットが利用された
抽選は、応募時には、応募者にとって魅力的なものであ
った景品が、当たったことが判明したときには、魅力的
なものでなくなっていること（例えば、景品を購入して
しまった場合や、景品として“旅行”が当たったが、そ
の旅行用の日程がとれなくなってしまっている場合）が
あるものともなっていた。

【０００５】そこで、本発明の課題は、より応募者の興
味を引く形で応募者に抽選を行わせることが出来るサー
バ装置、抽選方法を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、インターネットに接続されて使用され
るサーバ装置を、Ｗｅｂブラウズが可能な端末に、幾つ
かの選択肢が当たりに対応づけられた複数の選択肢を有
するとともに、当たりに対応づけられている選択肢が選
択された場合に当たった旨が表示されるＷｅｂページで
ある抽選ページを提供する抽選ページ提供手段と、この
抽選ページ提供手段によって抽選ページが提供された各
端末から、その端末のユーザに関する情報とそのユーザ
が抽選ページから選択した選択肢を表す情報とを収集し
て記憶する情報収集手段とを備えたものとする。

【０００７】このサーバ装置によれば、ユーザ（抽選ペ
ージへのアクセス者）が即座に当落がわかる形で抽選が
行えることになる。また、応募者の作業（選択肢の選
択）の結果として当たり／はずれが決定するので、本サ
ーバ装置を用いれば、より応募者の興味を引く形の抽選
を提供できることになる。従って、本サーバ装置を用い
れば、景品が当たるキャンペーンなどをより効果的な形
（参加者が多くなる形）で行えることになる。

【０００８】なお、本発明のサーバ装置を実現するに際
しては、情報収集手段によって記憶された情報に基づ
き、当たりに対応づけられている選択肢を選択したユー
ザの数を把握し、その数が所定値以上となったときに、
抽選ページ提供手段による抽選ページの提供を停止させ
る当選者数管理手段を、付加しておくことが望ましい。

【０００９】また、本発明の抽選方法では、抽選を希望
する者のＷｅｂブラウズが可能な複数の端末に、幾つか
の選択肢が当たりに対応づけられた複数の選択肢を有す
るとともに、当たりに対応づけられている選択肢が選択
された場合に当たった旨が表示されるＷｅｂページであ
る抽選ページがそれぞれ提供され、抽選ページが提供さ
れた各端末から、その端末のユーザに関する情報とその
ユーザが抽選ページから選択した選択肢を表す情報とを
収集して記録され、記録した情報に基づき、当たりに対
応づけられている選択肢を選択したユーザの数を把握
し、その数が所定値以上となったときに、抽選ページの
提供が停止される。

【００１０】この抽選方法によれば、ユーザ（抽選ペー
ジへのアクセス者）が即座に当落がわかる形で抽選が行
えることになる。また、応募者の作業（選択肢の選択）
の結果として当たり／はずれが決定するので、本抽選方
法を用いれば、より応募者の興味を引く形の抽選を、当
選者がほぼ所定値となる形態で、提供できることにな
る。従って、本抽選方法を用いれば、景品が当たるキャ
ンペーンなどをより効果的な形（参加者が多くなる形）
で行えることになる。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。

【００１２】まず、図１を用いて、本発明の一実施形態
に係るサーバ装置の概要を説明する。

【００１３】本発明の一実施形態にかかるサーバ装置１
０は、賞品が当たるキャンペーンをインターネット上で
行うための装置である。サーバ装置１０は、一般的なサ
ーバ装置と同様に、高機能なコンピュータに各種のプロ
グラムをインストールすることにより実現されている。
また、サーバ装置１０は、パーソナルコンピュータ（Ｐ
Ｃ）２０，ＰＤＡ(Personal Digital Assistant）３０
等のｊａｖａ対応のＷｅｂブラウズ機能を有する機器
（以下、Ｗｅｂ端末と表記する）によってアクセスされ
ることを想定して構成されている。

【００１４】サーバ装置１０を利用して行われるキャン
ペーンは、特定の手続により、ユーザＩＤ及びパスワー
ドが付与された者（以下、会員と表記する）のみが、賞
品を当てるための抽選を行えるものとなっている。その
ため、サーバ装置１０のＨＤＤ１２には、各会員に関す
るユーザＩＤ及びパスワードを保持した応募者情報デー
タベース（ＤＢ）が記憶されている。この応募者情報Ｄ
Ｂは、ユーザＩＤ及びパスワードに対応づけた形で、各
種の情報（セッションＩＤ、応募履歴情報等）を保持す
ることができるデータベースとなっている。

【００１５】サーバ装置１０のＨＤＤ１２には、キャン
ペーン定義情報も記憶されている。キャンペーン定義情
報は、サーバ装置１０によって参照される情報（サーバ
装置１０の動作を規定する情報）であり、キャンペーン
を行う期間を規定する期間規定情報と、賞品を得るため
の抽選を行える条件を規定する応募条件規定情報と、当
選確率を規定する確率規定情報と、当選者目標数（詳細
は後述）を規定する当選者目標数規定情報とからなる。

【００１６】キャンペーン定義情報を構成する応募条件
規定情報及び当選者目標数規定情報は、例えば、“各会
員は、キャンペーン期間内であれば、毎日、１回、抽選
を行え、平日の当選者目標数はＭであり、休日の当選者
目標数はＭ′である”（Ｍ、Ｍ′は、自然数）といった
ような条件を満たす形で、サーバ装置１０を動作させる
ことが出来る情報となっている。また、確率規定情報
は、実際の抽選に用いられるＷｅｂページである抽選ペ
ージに、総計何個の選択肢を含め、それらのうちの何個
（１個以上）の選択肢を“あたり”とするかを指定する
情報となっている。

【００１７】以下、サーバ装置１０の動作を具体的に説
明する。なお、説明の便宜上、以下では、ＨＤＤ１２内
のキャンペーン定義情報によって、“各会員は、キャン
ペーン期間内であれば、Ｎ（Ｎは、自然数）回、抽選を
行え、キャンペーン期間内の当選者目標数がＭ（Ｍは、
自然数）である”ことが規定されているものとする。

【００１８】サーバ装置１０を利用して行われるキャン
ペーンに参加して景品を得たいと考えた者（以下、応募
者と表記する）は、サーバ装置１０がそのＨＴＭＬソー
スを保持しているＷｅｂページであるキャンペーントッ
プページを、自身のＷｅｂ端末に表示させる。すなわ
ち、応募者は、Ｗｅｂ端末をインターネットに接続した
後、Ｗｅｂ端末に表示されるＷｅｂページ上のリンクを
クリックする操作を何回か実行するといった作業や、キ
ャンペーントップページのＵＲＬをＷｅｂ端末に入力す
るといった作業を行う。

【００１９】一方、サーバ装置１０は、常時、処理すべ
きＨＴＴＰリクエストが送信されてくるのを待機（監
視）している。

【００２０】そして、サーバ装置１０は、キャンペーン
トップページを要求するＨＴＴＰリクエスト（上記作業
によりＷｅｂ端末から送信されるＨＴＴＰリクエスト：
以下、トップページリクエストと表記する）を受信した
際には、図２に示したように、現当選者数が当選者目標
数以上であるか否かを比較する（ステップＳ１０１）。
ここで、現当選者数とは、キャンペーン期間の開始時に
“０”に初期化され、当選者が現れる度にその値が
“１”増加される情報のことである。なお、キャンペー
ン定義情報によって、キャンペーン期間が、個別に当選
者目標数が設定された複数の期間区分（１日や１週間）
に分割されている場合、現当選者数は各期間区分が開始
される度に“０”に初期化される。また、このステップ
Ｓ１０１において、現当選者数が当選者目標数以上であ
るか否かが判断されている（現当選者数と当選者目標数
とが一致しているか否かが判断されていない）のは、サ
ーバ装置１０は、複数名からのアクセスを同時に受ける
ことが出来る装置として構成されているため、現当選者
数が当選者目標数を超えていることがあるためである。
換言すれば、当選者目標数は、当選者数の上限の規定値
としてではなく、上限の目安として設定される情報とな
っている。

【００２１】現当選者数が当選者目標数以上であった場
合（ステップＳ１０１；ＹＥＳ）、サーバ装置１０は、
全ての景品の当選者が確定してしまったので抽選を行え
ないことを応募者に通知するためのＨＴＭＬソースを、
トップページリクエストの送信元に返送（ステップＳ１
０２）し、受信したトップページリクエストに対する処
理を終了する。

【００２２】これに対して、現当選者数が当選者目標数
未満であった場合（ステップＳ１０１；ＮＯ）、サーバ
装置１０は、ユーザＩＤ入力欄、パスワード入力欄、送
信ボタン等を備えるキャンペーントップページをＷｅｂ
ブラウザに表示させるためのＨＴＭＬソースであるトッ
プページ用ソースを、トップページリクエストの送信元
に返送（ステップＳ１０３）し、受信したトップページ
リクエストに対する処理を終了する。

【００２３】応募者は、このトップページ用ソースの受
信によりＷｅｂ端末に表示されるキャンペーントップペ
ージ上のユーザＩＤ入力欄、パスワード入力欄に、それ
ぞれ、自身のユーザＩＤ、パスワードを入力した後、送
信ボタンを押下する。なお、キャンペーントップページ
は、抽選に参加できる者は会員に限られている旨のテキ
ストや、会員になる手続を行えるＷｅｂページへのリン
クを含むものとなっており、非会員である応募者は、当
該リンクを操作することによって、会員になる手続（当
該手続により、ユーザＩＤ及びパスワードが応募者に付
与され、応募者情報ＤＢにそれらの組合せが記憶され
る）を行った後、再び、キャンペーントップページを、
自身のＷｅｂ端末に表示させる。

【００２４】応募者によって送信ボタンが押下される
と、キャンペーントップページの表示を行っているＷｅ
ｂ端末は、ユーザＩＤ入力欄に入力されているユーザＩ
Ｄ，パスワード入力欄に入力されているパスワード，サ
ーバ装置１０が保持している所定のオブジェクトを指定
するＵＲＬ等からなるＨＴＴＰリクエスト（以下、ログ
インリクエストと表記する）を、インターネット上に送
信する。

【００２５】このログインリクエストを受信したサーバ
装置１０は、図３に示したように、ログインリクエスト
に含まれるユーザＩＤとパスワードの組合せが、応募者
情報ＤＢに記憶されているか否かを調べることにより、
応募者が会員であるか否かを判断する（ステップＳ２０
１）。応募者が会員であるとは認められなかった場合
（ステップＳ２０１；ＮＯ）、サーバ装置１０は、パス
ワード等が間違っている可能性があることを応募者に通
知するためのＨＴＭＬソースを、ログインリクエストの
送信元に返送する（ステップＳ２０２）。そして、サー
バ装置１０は、受信したログインリクエストに対する処
理を終了する。

【００２６】一方、応募者が会員であることが確認でき
た場合（ステップＳ２０１；ＹＥＳ）、サーバ装置１０
は、応募者情報ＤＢから、ログインリクエスト内のユー
ザＩＤに対応づけられている応募履歴情報を、取得する
（ステップＳ２１１）。応募履歴情報の更新手順につい
ては後述するが、応募者情報ＤＢ内の応募履歴情報は、
対応するユーザＩＤを有する者がサーバ装置１０に対し
て所定種類のアクセスを行なう度にその内容を示す情報
が追加される情報となっている。換言すれば、応募履歴
情報は、対応するユーザＩＤを有する者が過去に何回抽
選を行ったかが判る情報となっており、応募履歴情報を
取得したサーバ装置１０は、その応募履歴情報とキャン
ペーン定義情報（主として応募条件規定情報）とに基づ
き、応募者が抽選を行える者であるか否かを判断する
（ステップＳ２１２）。

【００２７】応募者が抽選を行える者でなかった場合
（ステップＳ２１２；ＮＯ）、サーバ装置１０は、抽選
を行えない旨を応募者に通知するためのＨＴＭＬソース
を、ログインリクエストの送信元に返送（ステップＳ２
１３）し、処理を終了する。ここでは、ＨＤＤ１２内の
キャンペーン定義情報によって、“各会員は、キャンペ
ーン期間内であれば、Ｎ回、抽選を行え、キャンペーン
期間内の当選者目標数がＭである”ことが規定されてい
ると仮定しているので、ステップＳ２１２では、応募者
が既にＮ回抽選を行っていたときに、“ＮＯ”側への分
岐が行われることになる。

【００２８】応募者が抽選を行える者であった場合（ス
テップＳ２１２；ＹＥＳ）、サーバ装置１０は、応募者
からの今回のアクセスに付与する、ユニークなセッショ
ンＩＤを決定する（ステップＳ２１５）。そして、サー
バ装置１０は、そのセッションＩＤ及び受信したログイ
ンリクエストのヘッダに含まれる、ログインリクエスト
が経由したサーバに関する情報（ＨＴＴＰリクエストに
原則として含まれる情報；以下、経由情報と表記する）
を、ログインリクエストに含まれるユーザＩＤに対応づ
けて応募者情報ＤＢに記憶する（ステップＳ２１６）。
次いで、サーバ装置１０は、決定したセッションＩＤ，
そのセッションＩＤをＨＴＴＰリクエストに含ませるＨ
ＴＴＰリクエストの送信先を指定する情報（自身を指定
する情報）等からなるクッキーの設定の指示情報を含む
ヘッダ、発券ページ用のＨＴＭＬソース（以下、発券ペ
ージ用ソースと表記する）等を含むＨＴＴＰリプライ
を、ログインリクエストの送信元に返送する（ステップ
Ｓ２１７）。

【００２９】発券ページ用ソースは、景品の説明文等が
示される発券ページをＷｅｂブラウザに表示させるため
のソースである。また、発券ページ用ソースが表す発券
ページは、発券ページに記された情報を読んだ後、応募
者が押下すべき発券ボタンを備えており、発券ボタンが
押下された場合、発券ページを表示しているＷｅｂ端末
は、サーバ装置１０にて受信、処理されることになるＨ
ＴＴＰリクエストである発券リクエスト（クッキーが設
定されているので、ヘッダにセッションＩＤが含まれ
る）を、送信する。

【００３０】図４に示したように、発券リクエストを受
信したサーバ装置１０は、その発券リクエストに含まれ
るセッションＩＤに対応づけられて応募者情報ＤＢに記
憶された経由情報を取得する（ステップＳ３０１）。次
いで、サーバ装置１０は、その経由情報が、発券リクエ
ストのヘッダに含まれる経由情報と一致しているか否か
を判断する（ステップＳ３０２）。

【００３１】両者が一致していなかった場合（ステップ
Ｓ３０２；ＮＯ）、換言すれば、不正なアクセスである
ことが考えられる場合、サーバ装置１０は、何らかの異
常が発生しているため、発券できない旨を応募者に通知
するためのＨＴＭＬソースを返送する（ステップＳ３０
３）。そして、サーバ装置１０は、受信した発券リクエ
ストに対する処理を終了する。

【００３２】一方、応募者情報ＤＢから取得した経由情
報が、発券リクエスト内の経由情報と一致していた場合
（ステップＳ３０２；ＹＥＳ）、サーバ装置１０は、ス
テップＳ３０３及びステップＳ３０４において、応募者
が選択可能な複数の選択肢が、送信ボタン等と共に示さ
れるＷｅｂページである抽選ページ用のＨＴＭＬソース
を作成して発券リクエストの送信元に返送する処理を行
なう。

【００３３】具体的には、サーバ装置１０は、ステップ
Ｓ３０４において、当選確率規定情報を参照して、抽選
ページに設ける選択肢の数及び当選選択肢（あたりとす
る選択肢）の数を認識するとともに、抽選ページ上のい
ずれの選択肢を当選選択肢とするかを決定する。そし
て、サーバ装置１０は、その（或いはそれらの）選択肢
を表す当選選択肢情報を、処理対象セッションＩＤに対
応づけて応募者情報ＤＢに記憶する。また、サーバ装置
１０は、ステップＳ３０４において、処理対象セッショ
ンＩＤに対応づけられて応募者情報ＤＢに記憶された応
募履歴情報に、発券を行ったことを示す情報を追加する
処理も行なう。そして、ステップＳ３０５において、サ
ーバ装置１０は、決定した選択肢を当選選択肢とした抽
選ページを表示させるための抽選ページ用ソースを作成
し、発券リクエストの送信元に返送する。

【００３４】なお、本実施形態のサーバ装置１０が、こ
のステップＳ３０５にて作成する抽選ページ用ソース
は、複数のマスクが選択肢として示されるとともに、マ
ウスの操作によりマスクを削ることができ、マスクを削
ると当たり／はずれのマークが現れるＷｅｂページ（い
わゆるスクラッチカードのようなＷｅｂページ）を、ｊ
ａｖａ対応Ｗｅｂブラウザに表示させることが出来るも
の（ｊａｖａアプレットが利用されたＨＴＭＬソース）
となっている。換言すれば、抽選ページは、応募者が、
景品が当たったか否かが即座にわかるＷｅｂページとな
っている。

【００３５】そして、抽選ページが表示されているＷｅ
ｂ端末は、抽選ページ上の送信ボタンが押下された場合
には、選択されている選択肢（削られたマスク）がいず
れの選択肢であるかを示す選択肢指示情報を含む、サー
バ装置１０によって受信される結果通知リクエストを送
信する。

【００３６】この結果通知リクエストを受信したサーバ
装置１０は、図５に示したように、受信した結果通知リ
クエストに含まれるセッションＩＤ（以下、処理対象セ
ッションＩＤと表記する）に対応づけられて応募者情報
ＤＢに記憶された経路情報、当選選択肢情報を取得する
（ステップＳ４０１）。

【００３７】そして、サーバ装置１０は、応募者情報Ｄ
Ｂから取得した情報と、結果通知リクエストに含まれる
情報とに基づき、結果通知リクエストが、異常なもの、
はずれたことを示すもの、当たったことを示すもののい
ずれであるかを判断する（ステップＳ４０２）。具体的
には、サーバ装置１０は、応募者情報ＤＢから取得した
経路情報と結果通知リクエストに含まれている経路情報
とが一致していなかった場合には、結果通知リクエスト
が異常なものであると判断する。また、サーバ装置１０
は、応募者情報ＤＢから取得した経路情報と結果通知リ
クエストに含まれている経路情報とが一致していた場合
には、さらに、応募者情報ＤＢから取得した当選選択肢
情報と結果通知リクエストに含まれている選択肢指示情
報とが一致しているか否かを判断することにより、結果
通知リクエストが、当たったことを示すものであるか、
はずれたことを示すものであるかを判断する。

【００３８】結果通知リクエストが異常なものであると
判断した場合（ステップＳ４０２；異常）、サーバ装置
１０は、その旨を応募者に通知するためのＨＴＭＬソー
スを返送（ステップＳ４０３）して、受信した結果通知
リクエストに対する処理を終了する。

【００３９】結果通知リクエストが、はずれたことを示
すものであった場合（ステップＳ４０２；はずれ）、サ
ーバ装置１０は、応募者情報ＤＢ内の、処理対象セッシ
ョンＩＤに対応づけられた応募履歴情報に、はずれたこ
とを示す情報を追加する（ステップＳ４０４）。

【００４０】次いで、サーバ装置１０は、２次抽選への
応募手続用の２次抽選ページをＷｅｂブラウザに表示さ
せるためのＨＴＭＬソースを、結果通知リクエストの送
信元に返送する（ステップＳ４０５）。なお、２次抽選
とは、落選者（抽選ページで当たりを選択できなかった
応募者）の中から、落選者用賞品をプレゼントする者を
選ぶために、後日、行われる抽選のことであり、２次抽
選ページには、各種の情報（主として連絡先関連の情
報）の入力欄が設けられている。

【００４１】結果通知リクエストが、当たったことを示
すものであった場合（ステップＳ４０２；あたり）、サ
ーバ装置１０は、応募者情報ＤＢに、その旨を記憶（ス
テップＳ４０６）し、現当選者数を“１”増加させる
（ステップＳ４０７）。次いで、サーバ装置１０は、景
品の受け渡し方に関する情報等を当選者（抽選ページで
当たりを選択できた応募者）に知らせるための、各種の
情報（主として景品の送付先関連の情報）の入力欄を含
む詳細通知ページ用のＨＴＭＬソースを、結果通知リク
エストの送信元に返送する（ステップＳ４０８）。

【００４２】そして、サーバ装置１０は、ステップＳ４
０５或いはステップＳ４０８の実行後、結果通知リクエ
ストに対する処理を終了する。

【００４３】サーバ装置１０は、発券リクエストに対し
てこのように動作するので、応募者が、抽選ページ上の
ある選択肢を選択し、当たり或いははずれを確認した後
に送信ボタンを押下すると、詳細通知ページ或いは２次
抽選ページがＷｅｂ端末に表示される。応募者は、その
表示されたＷｅｂページにて要求されている情報を入力
する操作を行った後、送信ボタンを押下する。これによ
り、入力された各種情報を含むＨＴＴＰリクエスト（以
下、入力結果通知リクエストと表記する）がサーバ装置
１０に対して送信される。

【００４４】詳細通知ページ或いは２次抽選ページ上の
送信ボタンの操作の結果として送信される入力結果通知
リクエストを受信した際、サーバ装置１０は、その入力
結果通知リクエストに含まれるセクションＩＤに対応づ
けた形で、その入力結果通知リクエストに含まれる各種
の情報を、応募者情報ＤＢに記憶する。次いで、サーバ
装置１０は、キャンペーンへの参加のお礼を記したＷｅ
ｂページ用のＨＴＭＬソースを返送して、入力結果通知
リクエストに対する処理を終了する。

【００４５】そして、サーバ装置１０側では、応募者情
報ＤＢに記憶された各種情報に基づき、景品を実際に発
送する作業や、２次抽選が行われる。

【００４６】すなわち、本実施形態に係るサーバ装置１
０が用いられたシステムでは、図６に模式的に示したよ
うに、応募者によるキャンペーントップページへのアク
セスに対して、サーバ装置１０にて、現当選者数が発券
を行って良い数であるかの確認が行われる。そして、そ
の確認が行えた場合には、トップページ用ソースの返送
が行われる。

【００４７】そのトップページ用ソースを受信したＷｅ
ｂ端末が表示するキャンペーントップページに対して、
応募者が、ユーザＩＤ等の情報入力を行って、その送信
を指示した場合、Ｗｅｂ端末は、ユーザＩＤ等を含むロ
グインリクエストを送信する。このログインリクエスト
を受信したサーバ装置１０は、そこに含まれる情報を用
いて、応募者の応募資格の確認、セッションＩＤの決
定、経路情報の記憶等を行うとともに、発券ページ用ソ
ースを返送する。この際、サーバ装置１０は、応募者の
Ｗｅｂ端末に、決定したセッションＩＤを自身に対する
ＨＴＴＰリクエストに含ませることを指示する。

【００４８】発券ページ用ソースを受信したＷｅｂ端末
が表示する発券ページの内容を読んで、送信（処理の続
行）を指示した場合、Ｗｅｂ端末は、セッションＩＤを
含む発券リクエストを送信する。この発券リクエストを
受信したサーバ装置１０は、そこに含まれる情報を用い
て、セッションＩＤと経路情報の組合せの正当性の確認
（発券リクエストが不正なものでないことの確認）を行
う。そして、サーバ装置１０は、複数のマスク（選択
肢）を備え、そのうちの幾つかが当たりであるスクラッ
チカード形式の抽選ページをＷｅｂ端末に表示させるた
めの抽選ページ用ソースを作成、返送する。この際、サ
ーバ装置１０は、当たりとする選択肢をランダムに決定
し、決定した選択肢に関する情報をセッションＩＤに対
応づけて応募者情報ＤＢに記憶する。

【００４９】抽選ページ用ソースを受信したＷｅｂ端末
は、複数の選択肢（マスク）を有する抽選ページを表示
するので、応募者は、マウスを用いて、いずれかの選択
肢を選択する（選択するマスク上で、左マウスボタンを
押下した状態でマウスカーソルを移動させる）これによ
り、当たり、はずれの別が表示されるので、ユーザは、
景品が当たったか否かを認識した上で、抽選ページに設
けられている送信ボタンを押下する。

【００５０】この操作により、選択された選択肢を示す
情報を含む結果通知リクエストがＷｅｂ端末から送信さ
れ、サーバ装置１０に受信される。サーバ装置１０は、
受信した結果通知リクエストの内容を応募者情報ＤＢに
記憶するとともに、当落に応じた内容のＷｅｂページ用
ソースを返送する。当たっていた場合、サーバ装置１０
は、景品の送付先に関する情報等を得るための詳細通知
ページ用ソースを返送する。そして、そのソースの表示
を行ったＷｅｂ端末に対して応募者が入力した情報を取
得して、応募者情報ＤＢに記憶する。また、はずれてい
た場合（図示せず）、サーバ装置１０は、２次抽選の参
加手続を行うための２次抽選ページ用ソースを返送す
る。そして、そのソースの表示を行ったＷｅｂ端末に対
して応募者が入力した情報を取得して、応募者情報ＤＢ
に記憶する。

【００５１】そして、サーバ装置１０側では、このよう
な手順で応募者情報ＤＢに記憶された各種情報に基づ
き、景品を実際に発送する作業や、２次抽選が行われ
る。

【００５２】このように、本実施形態に係るサーバ装置
１０が用いられたシステムでは、応募者が景品が当たっ
たか否かを即座に知ることが出来る。また、当たり／は
ずれが、サーバ装置１０にて決定されて応募者に通知さ
れるのではなく、応募者の作業（選択肢の選択）の結果
として当たり／はずれが決定するので、本サーバ装置１
０を用いれば、より応募者の興味を引く形で応募者に景
品を提供できることになる。

【００５３】＜変形形態＞本実施形態に係るサーバ装置
１０は、スクラッチカード形式の抽選ページを応募者の
Ｗｅｂ端末に表示させるものであったが、抽選ページ
は、複数の選択肢を有するものであれば、どのようなも
のであっても良く、例えば、抽選ページとして、あみだ
くじ形式のものを用いて良い。

【００５４】また、本実施形態に係るサーバ装置１０
は、ｊａｖａ対応のＷｅｂブラウザを有する機器を対象
とするものであったが、携帯電話等からもアクセスでき
るようにサーバ装置１０を構成しても良い。すなわち、
アクセスしてきた機器がｊａｖａ対応でない場合には、
抽選ページ用ソースとして、それぞれ、操作されたとき
に特定のリクエストを送信する複数の選択肢が表示され
ることになるＨＴＭＬソースが渡され、当該機器からの
リクエストの内容に基づきサーバ装置１０にて当たり／
はずれの判定が行われた後に、その判定結果が応募者に
通知されるようにサーバ装置１０を構成しておいても良
い。

【００５５】また、サーバ装置１０は、現当選者数と当
選者目標数との比較を、キャンペーントップページリク
エストの受信時にしか行わない装置であったが、ログイ
ンリクエスト、発券リクエストの受信時にも現当選者数
と当選者目標数との比較を行い、現当選者数が当選者目
標数以上となっていた場合には、発券ページ用ソース、
抽選ページ用ソースの送信を行わないようにサーバ装置
１０を構成しても良い。さらに、サーバ装置１０を、当
たりを示す結果通知リクエストの受信時にも現当選者数
と当選者目標数との比較を行い、両者が一致していた場
合には、その結果通知リクエストを当たりとして取り扱
わないように構成すれば、当選者数を当選者目標数と一
致させることが可能となる。しかしながら、そのように
構成した場合、抽選ページで“当たり”がでたにもかか
わらず、景品が貰えない応募者が出る可能性があること
になるので、発券ページ用ソースの送信後は、現当選者
数のチェックは行わないことが望ましいと思われる。

【００５６】また、実施形態に係るサーバ装置１０は、
セッションの管理のために、クッキーを用いているが、
いわゆるＵＲＬ rewritingによりセッションが管理され
るように、サーバ装置１０を構成しても良いことは当然
である。さらに、抽選ページが、景品を当てるためのも
の（キャンペーン（宣伝活動）用のもの）でなくてもよ
いことも当然であり、例えば、抽選ページを、参加者数
が限定されたチャットの参加者決定のためや、テレビ番
組収録の公開録画への参加者決定のためや、コンサート
のチケット販売のために用いても良い。ただし、当選者
の上限が定められている場合には、結果通知リクエスト
の受信時にも現当選者数のチェックが行われるようにサ
ーバ装置１０を変形する必要がある。

【００５７】また、ある一定の確率で、当たりがない抽
選ページ用のソースを形成するように、サーバ装置１０
を構成しても良く、景品が異なる何種類かの当たりが存
在するように（例えば、１つの抽選ページに何種類かの
当たりが存在するように、或いは、抽選ページに設ける
当たりの種類が何種類かの当たりの中からランダムに決
定されるように）、サーバ装置１０を構成しても良い。

【００５８】

【発明の効果】本発明によれば、より応募者の興味を引
く形で応募者に抽選を行わせることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係るサーバ装置の構成、
使用形態の説明図である。

【図２】実施形態に係るサーバ装置の、キャンペーント
ップページリクエスト受信時の動作の流れ図である。

【図３】実施形態に係るサーバ装置の、ログインリクエ
スト受信時の動作の流れ図である。

【図４】実施形態に係るサーバ装置の、発券リクエスト
受信時の動作の流れ図である。

【図５】実施形態に係るサーバ装置の、結果通知リクエ
スト受信時の動作の流れ図である。

【図６】実施形態に係るサーバ装置とＷｅｂ端末との間
における情報の授受手順の一例を示したシーケンス図で
ある。

【符号の説明】

１０サーバ装置１２ＨＤＤ２０パーソナルコンピュータ３０ＰＤＡ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】インターネットに接続されて使用される
サーバ装置であって、Ｗｅｂブラウズが可能な端末に、幾つかの選択肢が当た
りに対応づけられた複数の選択肢を有するとともに、当
たりに対応づけられている選択肢が選択された場合に当
たった旨が表示されるＷｅｂページである抽選ページを
提供する抽選ページ提供手段とこの抽選ページ提供手段
によって前記抽選ページが提供された各端末から、その
端末のユーザに関する情報とそのユーザが抽選ページか
ら選択した選択肢を表す情報とを収集して記憶する情報
収集手段とを備えることを特徴とするサーバ装置。
【請求項２】前記情報収集手段によって記憶された情
報に基づき、当たりに対応づけられている選択肢を選択
したユーザの数を把握し、その数が所定値以上となった
ときに、前記抽選ページ提供手段による抽選ページの提
供を停止させる当選者数管理手段を、さらに備えること
を特徴とする請求項１記載のサーバ装置。
【請求項３】インターネットを利用して、抽選を行う
ための抽選方法であって、抽選を希望する者のＷｅｂブラウズが可能な複数の端末
に、幾つかの選択肢が当たりに対応づけられた複数の選
択肢を有するとともに、当たりに対応づけられている選
択肢が選択された場合に当たった旨が表示されるＷｅｂ
ページである抽選ページをそれぞれ提供し、前記抽選ページが提供された各端末から、その端末のユ
ーザに関する情報とそのユーザが抽選ページから選択し
た選択肢を表す情報とを収集して記録し、記録した情報に基づき、当たりに対応づけられている選
択肢を選択したユーザの数を把握し、その数が所定値以
上となったときに、前記抽選ページの提供を停止するこ
とを特徴とする抽選方法。