JP2002174451A - 平行翼型ダンパー - Google Patents
平行翼型ダンパーInfo
- Publication number
- JP2002174451A JP2002174451A JP2000374037A JP2000374037A JP2002174451A JP 2002174451 A JP2002174451 A JP 2002174451A JP 2000374037 A JP2000374037 A JP 2000374037A JP 2000374037 A JP2000374037 A JP 2000374037A JP 2002174451 A JP2002174451 A JP 2002174451A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blades
- blade
- damper
- flow path
- type damper
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ダクト等の流路内に複数の羽根を回転可能に支
持した構成の平行翼型ダンパーでは、従来、夫々の羽根
の回転軸は中央に構成しているため、開状態において風
速が速くなると、支持駆動機構によって羽根を開状態に
保持することができなくなって、流路が閉じてしまう事
故が発生したり、閉状態において大きな静圧で引かれた
場合や押された場合にダクトがバーストする等の事故を
発生する場合がある。 【解決手段】そこで本発明では、流路内に複数の羽根2
を回転可能に支持した構成の平行翼型ダンパーにおい
て、夫々の羽根の回転軸3は中央から一端側に偏倚させ
て構成した平行翼型ダンパーを提案する。
持した構成の平行翼型ダンパーでは、従来、夫々の羽根
の回転軸は中央に構成しているため、開状態において風
速が速くなると、支持駆動機構によって羽根を開状態に
保持することができなくなって、流路が閉じてしまう事
故が発生したり、閉状態において大きな静圧で引かれた
場合や押された場合にダクトがバーストする等の事故を
発生する場合がある。 【解決手段】そこで本発明では、流路内に複数の羽根2
を回転可能に支持した構成の平行翼型ダンパーにおい
て、夫々の羽根の回転軸3は中央から一端側に偏倚させ
て構成した平行翼型ダンパーを提案する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平行翼型ダンパー
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダクト系において風量調整を行うダンパ
ーとして、ダクト等の流路内に複数の羽根を回転可能に
支持した構成の平行翼型ダンパーがある。従来の平行翼
型ダンパーでは、図3、図4に示すように、夫々の羽根
aの回転軸bは中央に構成し、この回転軸bをダクトc
等に設けた支持駆動機構(図示省略)により回転させて
風量調整する構成である。
ーとして、ダクト等の流路内に複数の羽根を回転可能に
支持した構成の平行翼型ダンパーがある。従来の平行翼
型ダンパーでは、図3、図4に示すように、夫々の羽根
aの回転軸bは中央に構成し、この回転軸bをダクトc
等に設けた支持駆動機構(図示省略)により回転させて
風量調整する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】中央に回転軸bを構成
した羽根aは、風に対して直交するように向いて流路を
閉じる方向の力が生じる特性がある。このため、このよ
うな複数の羽根aを有する平行翼型ダンパーでは、図3
に示すような開状態や図4の2点鎖線で示すような開状
態において風速が速くなると、支持駆動機構によって羽
根を開状態に保持することができなくなって、図4に示
すように流路が閉じてしまう事故が発生することがあ
る。
した羽根aは、風に対して直交するように向いて流路を
閉じる方向の力が生じる特性がある。このため、このよ
うな複数の羽根aを有する平行翼型ダンパーでは、図3
に示すような開状態や図4の2点鎖線で示すような開状
態において風速が速くなると、支持駆動機構によって羽
根を開状態に保持することができなくなって、図4に示
すように流路が閉じてしまう事故が発生することがあ
る。
【0004】また、上記羽根aは、図4に示すような閉
状態において大きな静圧で引かれた場合や押された場合
に、開となる特性がないため、ダンパーの締め切り運転
時に大きな静圧によってダクトがバーストする等の事故
が発生することがあった。本発明はこのような課題を解
決することを目的とするものである。
状態において大きな静圧で引かれた場合や押された場合
に、開となる特性がないため、ダンパーの締め切り運転
時に大きな静圧によってダクトがバーストする等の事故
が発生することがあった。本発明はこのような課題を解
決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、流路内に複数の羽根を回転可能に支
持した構成の平行翼型ダンパーにおいて、夫々の羽根の
回転軸は中央から一端側に偏倚させて構成した平行翼型
ダンパーを提案する。
ために本発明では、流路内に複数の羽根を回転可能に支
持した構成の平行翼型ダンパーにおいて、夫々の羽根の
回転軸は中央から一端側に偏倚させて構成した平行翼型
ダンパーを提案する。
【0006】本発明の平行翼型ダンパーでは、羽根は風
や静圧を受ける面積が回転軸を挟んだ両側で異なり、風
や静圧に対しては開となる力が生じるため、開状態にお
いて速い風速の時にも開状態が安定に保持され、支持駆
動機構に抗して閉じてしまうということが全くなく、ま
た閉状態において大きな静圧が加わった場合には開とな
って圧力を逃がすことができる。
や静圧を受ける面積が回転軸を挟んだ両側で異なり、風
や静圧に対しては開となる力が生じるため、開状態にお
いて速い風速の時にも開状態が安定に保持され、支持駆
動機構に抗して閉じてしまうということが全くなく、ま
た閉状態において大きな静圧が加わった場合には開とな
って圧力を逃がすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図1、
図2を参照して説明する。図1、図2において、符号1
はダンパーを構成する流路、例えばダンパー器体であ
り、このダンパー器体1内に複数の羽根2を回転軸3に
より回転可能に支持して平行翼型ダンパーを構成してい
る。この際、本発明では、夫々の羽根2の回転軸3は、
中央から一端側に偏倚させて構成している。従って、回
転軸3から羽根2の一端側fまでの距離Aと、他端側s
までの距離Bとは等しくなく、A<Bとなる。
図2を参照して説明する。図1、図2において、符号1
はダンパーを構成する流路、例えばダンパー器体であ
り、このダンパー器体1内に複数の羽根2を回転軸3に
より回転可能に支持して平行翼型ダンパーを構成してい
る。この際、本発明では、夫々の羽根2の回転軸3は、
中央から一端側に偏倚させて構成している。従って、回
転軸3から羽根2の一端側fまでの距離Aと、他端側s
までの距離Bとは等しくなく、A<Bとなる。
【0008】このような構成においては、羽根2は風や
静圧を受ける面積が回転軸3を挟んだ両側で異なり、他
端側sに対応する部分に、より大きな力が加わるため、
羽根2は風又は静圧に対しては、この他端側sに対応す
る部分が下流側になる方向に力を受ける。即ち、羽根2
は、風や静圧に対しては、むしろ開状態となるような力
が生じるため、図1又は図2の2点鎖線で示すような開
状態において風速が速くなると、むしろ開状態がさらに
安定に保持され、流路が閉じてしまう事故の発生を防止
することができる。
静圧を受ける面積が回転軸3を挟んだ両側で異なり、他
端側sに対応する部分に、より大きな力が加わるため、
羽根2は風又は静圧に対しては、この他端側sに対応す
る部分が下流側になる方向に力を受ける。即ち、羽根2
は、風や静圧に対しては、むしろ開状態となるような力
が生じるため、図1又は図2の2点鎖線で示すような開
状態において風速が速くなると、むしろ開状態がさらに
安定に保持され、流路が閉じてしまう事故の発生を防止
することができる。
【0009】また図2に示すような閉状態において、大
きな静圧で引かれた場合や押された場合には、羽根2は
2点鎖線に示すように開となって圧力を逃がすことがで
きるため、ダンパーの締め切り運転時に大きな静圧によ
ってダクトがバーストする等の事故の発生を防止するこ
とができる。
きな静圧で引かれた場合や押された場合には、羽根2は
2点鎖線に示すように開となって圧力を逃がすことがで
きるため、ダンパーの締め切り運転時に大きな静圧によ
ってダクトがバーストする等の事故の発生を防止するこ
とができる。
【0010】尚、本発明においては、回転軸3の位置、
即ち上記距離の比A:Bを変更することにより、風や静
圧に対して羽根に生じる回転方向の力を調節することが
できる。
即ち上記距離の比A:Bを変更することにより、風や静
圧に対して羽根に生じる回転方向の力を調節することが
できる。
【0011】
【発明の効果】本発明の平行翼型ダンパーは以上のとお
りであるので、次に示すような効果がある。 a.開状態において風速が速くなっても、むしろ開状態
がさらに安定に保持されるため、流路が閉じてしまう事
故の発生を防止することができる。 b.閉状態において、大きな静圧で引かれた場合や押さ
れた場合には、羽根は開となって圧力を逃がすことがで
きるため、ダンパーの締め切り運転時に大きな静圧によ
ってダクトがバーストする等の事故の発生を防止するこ
とができる。
りであるので、次に示すような効果がある。 a.開状態において風速が速くなっても、むしろ開状態
がさらに安定に保持されるため、流路が閉じてしまう事
故の発生を防止することができる。 b.閉状態において、大きな静圧で引かれた場合や押さ
れた場合には、羽根は開となって圧力を逃がすことがで
きるため、ダンパーの締め切り運転時に大きな静圧によ
ってダクトがバーストする等の事故の発生を防止するこ
とができる。
【図1】 本発明による平行翼型ダンパーの構成及び動
作を開状態において概念的に示す説明図である。
作を開状態において概念的に示す説明図である。
【図2】 本発明による平行翼型ダンパーの構成及び動
作を閉状態において概念的に示す説明図である。
作を閉状態において概念的に示す説明図である。
【図3】 従来の平行翼型ダンパーの構成及び動作を開
状態において概念的に示す説明図である。
状態において概念的に示す説明図である。
【図4】 従来の平行翼型ダンパーの構成及び動作を閉
状態において概念的に示す説明図である。
状態において概念的に示す説明図である。
1 ダンパー器体 2 羽根 3 回転軸
Claims (1)
- 【請求項1】 流路内に複数の羽根を回転可能に支持し
た構成の平行翼型ダンパーにおいて、夫々の羽根の回転
軸は中央から一端側に偏倚させて構成したことを特徴と
する平行翼型ダンパー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000374037A JP2002174451A (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 平行翼型ダンパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000374037A JP2002174451A (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 平行翼型ダンパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002174451A true JP2002174451A (ja) | 2002-06-21 |
Family
ID=18843312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000374037A Pending JP2002174451A (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 平行翼型ダンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002174451A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100441965C (zh) * | 2003-08-26 | 2008-12-10 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 除湿器排放口的开关装置 |
JP2009023585A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Honda Motor Co Ltd | 車両のエアダンパ装置 |
CN102339964A (zh) * | 2011-10-25 | 2012-02-01 | 中联重科股份有限公司 | 用于电动底盘上的电池箱 |
-
2000
- 2000-12-08 JP JP2000374037A patent/JP2002174451A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100441965C (zh) * | 2003-08-26 | 2008-12-10 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 除湿器排放口的开关装置 |
JP2009023585A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Honda Motor Co Ltd | 車両のエアダンパ装置 |
CN102339964A (zh) * | 2011-10-25 | 2012-02-01 | 中联重科股份有限公司 | 用于电动底盘上的电池箱 |
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