JP2808387B2 - 羽根車の可動翼 - Google Patents

羽根車の可動翼

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JP2808387B2
JP2808387B2 JP33163692A JP33163692A JP2808387B2 JP 2808387 B2 JP2808387 B2 JP 2808387B2 JP 33163692 A JP33163692 A JP 33163692A JP 33163692 A JP33163692 A JP 33163692A JP 2808387 B2 JP2808387 B2 JP 2808387B2
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克巳 林
卓司 津川
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、羽根車の可動翼に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9および図10に示すよう
に、主軸1に固着された羽根車2のボス3に、主軸1の
半径方向にのびる翼軸4を介して該翼軸4の軸まわりに
回動可能に複数(たとえば4枚)の羽根車翼5,5……
を取付け、たとえば主軸1およびボス3などの内部に装
備した翼操作装置(図示省略)によって、羽根車翼5,
5……を図10の一点鎖線矢印で示す開き側もしくは
二点鎖線矢印で示す閉じ側に回動させて所望の姿勢で
羽根車翼5,5……を保持するように構成した羽根車の
可動翼はよく知られている。
【0003】しかし、従来の羽根車の可動翼では、翼操
作装置の故障等により翼操作力が消失した場合、つまり
羽根車翼5,5……を開き姿勢または閉じ姿勢で保持す
る羽根車翼5,5……の保持機能が無くなった場合、羽
根車翼5,5……は自由状態になって翼軸4の軸まわり
に自在に回動することになり、羽根車翼5,5……の姿
勢を開き姿勢または閉じ姿勢に特定することができな
い。そのために、開き姿勢で羽根車翼5,5……を保持
したいのにもかかわらず、閉じ側に回動して流量を低
下させたり、閉じ姿勢で羽根車翼5,5……を保持した
いのにもかかわらず、開き側に回動して流量を著しく
増大させる等の不都合が生じる。したがって、翼操作装
置の翼操作力が消失したとても、羽根車翼5,5……の
姿勢を特定して流量の低下や過剰な増大を避けることの
できる羽根車の可動翼の開発が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、翼操作装置の翼操作力が故障等により消失した場
合に、羽根車翼を開き姿勢または閉じ姿勢に特定するこ
とができないので、翼操作力消失後の流量が翼操作力の
消失前よりも低下したり、あるいは著しく増大する等の
不都合が生じる点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、主軸に固着さ
れた羽根車のボスに、主軸の半径方向にのびる翼軸を介
して該翼軸の軸まわりに回動可能に羽根車翼が取付けら
れた羽根車の可動翼において、前記羽根車翼を回動可能
に取付ける翼軸をその軸線が主軸に直交する軸線に対し
て主軸から遠ざかるほど羽根車翼への流体入口側または
出口側に変位するように傾斜させたことを特徴とし、翼
操作力消失後における羽根車翼の姿勢を開き姿勢または
閉じ姿勢に特定して、翼操作力の消失後における流量を
大流量側に移行させるかまたは小流量側に移行させるか
いずれか一方の傾向に安定させる目的を達成した。
【0006】
【作用】本発明によれば、羽根車翼を回動可能に取付け
る翼軸をその軸線が主軸に直交する軸線に対して主軸か
ら遠ざかるほど羽根車翼への流体出口側に変位するよう
傾斜させることで、翼軸の軸線から羽根車翼の入口側
の圧力面の投影面積が翼軸の軸線から羽根車翼の出口側
の圧力面の投影面積よりも大きくなって、運転中の羽根
車翼の圧力面に負荷される流体力は翼軸の軸線から入口
側の圧力面の方が翼軸の軸線から出口側の圧力面よりも
大きくなる。したがって、翼操作装置の翼操作力が故障
等により消失しても、翼軸の軸線から入口側の圧力面に
負荷される大きい流体力によって、羽根車翼を翼軸の軸
まわりで開き方向に回動させるモ−メントが発生し、翼
操作力消失後における羽根車翼の姿勢を開き姿勢に特定
できる。また、翼軸をその軸線が主軸に直交する軸線に
対して主軸から遠ざかるほど羽根車翼への流体入口側
変位するように傾斜させることで、翼軸の軸線から羽根
車翼の出口側の圧力面の投影面積が翼軸の軸線から羽根
車翼の入口側の圧力面の投影面積よりも大きくなって、
運転中の羽根車翼の圧力面に負荷される流体力は翼軸の
軸線から出口側の圧力面の方が翼軸の軸線から入口側の
圧力面よりも大きくなる。したがって、翼操作装置の翼
操作力が故障等により消失しても、翼軸の軸線から出口
側の圧力面に負荷される大きい流体力によって、羽根車
翼を翼軸の軸まわりで閉じ方向に回動させるモ−メント
が発生し、翼操作力消失後における羽根車翼の姿勢を閉
じ姿勢に特定できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明を適用した羽根車翼の実施例を示す
平面図、図2は図1の左側面図である。なお、図9およ
び図10の従来例と同一もしくは相当部分には同一符号
を付して説明する。図1および図2において、羽根車翼
5の翼軸4をその軸線C4が、主軸1の軸線Cに直交す
る軸線C1に対して主軸1から遠ざかるほど羽根車翼5
への流体出口側6に変位するように傾斜させている。こ
のように、翼軸4の軸線C4が傾斜された羽根車翼5
は、図3および図4に示すように、主軸1に固着された
羽根車2のボス3に、傾斜した翼軸4を介して該翼軸4
の軸まわりに回動可能に複数(たとえば4枚)取付けら
れ、従来と同様に、たとえば主軸1およびボス3などの
内部に装備した翼操作装置(図示省略)によって、羽根
車翼5,5……を図4の一点鎖線矢印で示す開き側
しくは二点鎖線矢印で示す閉じ側に回動させて所望の
姿勢で羽根車翼5,5……を保持するように構成され
る。
【0008】このような構成であれば、図2に示すよう
に、翼軸4の軸線C4から羽根車翼5の入口側7の圧力
面51の投影面積(右上がりの斜線参照)が翼軸4の軸
線C4から羽根車翼5の出口側6の圧力面52の投影面
積(右下がりの斜線参照)よりも大きくなる。そのため
に、主軸1と羽根車2が図3および図4の矢印R方向に
回転している運転中の羽根車翼5,5……の圧力面50
に負荷される流体力は、入口側の圧力面51の方が出口
側の圧力面52よりも大きくなる。したがって、翼軸4
の軸線C4を主軸1の軸線Cに直交する軸線C1に対し
て主軸1から遠ざかるほど羽根車翼5への流体出口側6
側に変位するように傾斜させた羽根車翼5,5……であ
れば、何等かの原因で翼操作装置の翼操作力が消失した
としても、翼軸4の軸線C4から入口側の圧力面51に
負荷される大きい流体力によって、羽根車翼5,5……
を図1および図4の一点鎖線矢印Mで示すように、翼軸
4の軸まわりで開き方向に回動させるモ−メントが発生
し、翼操作力消失後における羽根車翼5,5……の姿勢
を開き姿勢に特定できる。したがって、翼操作力消失後
における流量の低下を避けて運転を継続することができ
る。
【0009】図5は本発明を適用した羽根車翼の他の実
施例を示す平面図、図6は図5の左側面図である。これ
らの図において、羽根車翼5の翼軸4をその軸線C4
が、主軸1の軸線Cに直交する軸線C1に対して主軸1
から遠ざかるほど羽根車翼5への流体入口側7に変位す
るように傾斜させている。このように、翼軸4の軸線C
が傾斜された羽根車翼5は、図7および図8に示すよ
うに、主軸1に固着された羽根車2のボス3に、傾斜し
た翼軸4を介して該翼軸4の軸まわりに回動可能に複数
(たとえば4枚)取付けられ、従来と同様に、たとえば
主軸1およびボス3などの内部に装備した翼操作装置
(図示省略)によって、羽根車翼5,5……を図8の
点鎖線矢印で示す開き側もしくは二点鎖線矢印で示す
閉じ側に回動させて所望の姿勢で羽根車翼5,5……
を保持するように構成される。
【0010】このような構成であれば、図6に示すよう
に、翼軸4の軸線C4から羽根車翼5の出口側6の圧力
面52の投影面積(右下がりの斜線参照)が翼軸4の軸
線C4から羽根車翼5の入口側7の圧力面51の投影面
積(右上がりの斜線参照)よりも大きくなる。そのため
に、主軸1および羽根車2が図7の矢印R方向に回転し
ている運転中の羽根車翼5,5……の圧力面50に負荷
される流体力は、出口側の圧力面52の方が入口側の圧
力面51よりも大きくなる。したがって、翼軸4の軸線
C4を主軸1の軸線Cに直交する軸線C1に対して主軸
1から遠ざかるほど羽根車翼5への流体入口側7側に傾
斜させた羽根車翼5,5……であれば、何等かの原因で
翼操作装置の翼操作力が消失したとしても、翼軸4の軸
線C4から出口側の圧力面52に負荷される大きい流体
力によって、羽根車翼5,5……を図5および図8の一
点鎖線矢印Mで示すように、翼軸4の軸まわりで閉じ方
向に回動させるモ−メントが発生し、翼操作力消失後に
おける羽根車翼5,5……の姿勢を閉じ姿勢に特定でき
る。したがって、翼操作力消失後における流量の増大を
避けて運転を継続することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、羽根車
翼の翼軸をその軸線が主軸に直交する軸線に対して主軸
から遠ざかるほど羽根車翼への流体入口側または出口側
に変位するように傾斜させることで、翼操作装置の翼操
作力が故障等により消失したとしても、羽根車翼の姿勢
を開き姿勢または閉じ姿勢に特定でき、所定の流量を安
定保持することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した羽根車翼の実施例を示す平面
図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1の羽根車翼によって構成される羽根車の一
例を示す正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】本発明を適用した羽根車翼の他の実施例を示す
平面図である。
【図6】図5の左側面図である。
【図7】図5の羽根車翼によって構成される羽根車の一
例を示す正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】従来の羽根車翼によって構成される羽根車の一
例を示す正面図である。
【図10】図9の平面図である。
【符号の説明】
1 主軸C 主軸の軸線 2 羽根車 3 ボス 4 翼軸C1 主軸の軸線に直交する軸線 C4 翼軸の軸線 5 羽根車翼 6 出口側 7 入口側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−227898(JP,A) 実開 平1−119880(JP,U) 実開 昭56−117092(JP,U) 実開 昭55−49031(JP,U) 実開 昭48−16403(JP,U) 実開 昭48−5304(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 29/18 - 29/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸に固着された羽根車のボスに、主軸
    の半径方向にのびる翼軸を介して該翼軸の軸まわりに回
    動可能に羽根車翼が取付けられた羽根車の可動翼におい
    て、前記羽根車翼を回動可能に取付ける翼軸をその軸線
    が主軸に直交する軸線に対して主軸から遠ざかるほど
    根車翼への流体入口側または出口側に変位するように
    斜させたことを特徴とする羽根車の可動翼。
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