JP2002174440A - 傾斜濡れ壁型加湿装置 - Google Patents

傾斜濡れ壁型加湿装置

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JP2002174440A
JP2002174440A JP2000374788A JP2000374788A JP2002174440A JP 2002174440 A JP2002174440 A JP 2002174440A JP 2000374788 A JP2000374788 A JP 2000374788A JP 2000374788 A JP2000374788 A JP 2000374788A JP 2002174440 A JP2002174440 A JP 2002174440A
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Toyotaro Kawabe
豊太郎 河辺
Masakatsu Yamawaki
正勝 山脇
Yasumasa Yamamoto
康正 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の精密空調機用の加湿方法では、気流に
高い精度の温度・湿度条件が与えられるものではその条
件に達するまでの時間的応答性に問題があり、時間的応
答性が優れているものでは温度・湿度条件の精度に問題
があったが、温度・湿度条件および時間的応答性の両方
の条件を満足させることのできる加湿装置を提供する。 【解決手段】 空気の流動するダクト1内に傾斜熱板2
を配置し、ダクト1外に設けたタンク5とポンプ6など
を備える循環式給水経路3により前記傾斜熱板2上に水
を供給して濡れ壁4aを発生させ、この濡れ壁4aにダ
クト1内を流動する空気を接触させて、ダクト1内に精
密空調機に適した加湿空気を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程等
で使用される精密空調機用の加湿手段として好適に使用
される傾斜濡れ壁型の加湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体製造工場等で使用され
る精密空調機としては、±0.05°C以下の温度精
度、±0.10%以下の関係湿度精度が、10秒台の応
答性をもって対応できるようなものであることが望まれ
ている。
【0003】従来におけるこの種の加湿装置としては、
スプレーノズルや超音波を利用した微粒子液滴を気流中
に噴霧する方法であるとか、水槽内の水を電熱ヒータ
ー、赤外線ヒーターなどにより加熱し、発生した水蒸気
を気流本体より高い圧力で気流中に送り込む方法、ある
いは、液滴や蒸気中に気流を送り込んで混合させる方法
などが広く知られている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】上記の方法のうち、スプレー
ノズルや超音波により発生させた微粒子液滴を気流中に
噴霧する方法は、ノズルの弁の開閉や、振動子のオン・
オフまたは電圧変動によって制御することができるの
で、秒単位での応答が可能であり、応答性がきわめてよ
いという利点を有する反面、液滴を気流中に直接噴霧す
ることによる温度・湿度の精度低下を免れないという問
題を有している。
【0005】また、超音波により発生させた微粒子液滴
を気流中に噴霧する方法では、装置の一部に水の滞留部
分が生ずるため、これがレジオネラ菌を増殖させる原因
となり、閉空間であるクリーンルーム内を汚染し、作業
者の健康を損なうという危険性を有している。
【0006】一方、水槽内の水を電熱ヒーターなどによ
り加熱し、発生した水蒸気を気流本体より高い圧力で気
流中に送り込む方法においては、蒸気化のために水槽に
蓄えられた水の量に相当する熱容量分を与えなければな
らないので、蒸気化に2乃至10分の時間を必要とし、
応答性に遅れが生ずるという問題を有している反面、水
蒸気を気流中に的確に送り込むこができるため、液滴に
比べて温度・湿度については高い精度が得られるという
利点がある。
【0007】このように従来の加湿方法においては、気
流に高い精度の温度・湿度条件が与えられるものではそ
の条件に達するまでの時間的応答性に問題があり、反対
に、時間的応答性において優れているものでは温度・湿
度条件の精度に問題があるという、相反する課題を有し
ていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来の加湿装置における相反する課題となる問題点に鑑
み、温度・湿度条件の精度が高く、しかも時間的応答性
も良好であるような両方の条件を満足させることのでき
る加湿装置の提供を目的とするものである。
【0009】本発明は、そのための具体的手段として、
空気の流動するダクト内に傾斜熱板を配置し、ダクト外
に設けたタンクとポンプとを備える循環式給水経路によ
り前記傾斜熱板上に水を連続的に供給して傾斜熱板面上
に濡れ壁を発生させ、この濡れ壁に前記ダクト内を流動
する空気を接触させて、前記ダクト内に精密空調機に適
した加湿空気を形成することを特徴とする。
【0010】傾斜熱板面上の濡れ壁とダクト内の流動空
気を接触させるための具体的手段としては、ダクト内に
配置される傾斜熱板を、ダクト内を流動する空気流に対
して上端が空気流の下流側、下端が上流側に位置するよ
うな向きに傾斜配置して、傾斜熱板上を流下する濡れ壁
面に対して空気が対面する方向に通過するような構造が
好ましい。
【0011】また、傾斜熱板をダクト内に配置する手段
としては、傾斜熱板をダクト内を流動する空気流に対し
て上端及び下端が空気流の方向と直交する同じ面内にあ
るような向きに傾斜配置して、傾斜熱板上を流下する濡
れ壁面に対して空気が平行に通過するような構造として
もよい。
【0012】ダクト内に傾斜熱板を傾斜方向が異なるよ
うに配置する場合であっても、傾斜熱板の傾斜角度は水
平面から20°乃至80°とすることが好ましい。
【0013】傾斜熱板上に適正な条件の濡れ壁を造るた
めには、傾斜熱板の上部から水を0.2乃至3.0cm
/secの流速で流下させて、液流の下端面で液膜の厚
さが50乃至300μmの濡れ壁が形成されるようにす
ることが好ましい。
【0014】傾斜熱板は、上方の給水経路から供給され
る水が傾斜熱板上で飛び散るのを防ぐための手段とし
て、熱板の上端に飛散防止板を備えていることが好まし
い。
【0015】また、傾斜熱板上に水の流下方式による均
一な液膜をつくる手段として、傾斜熱板の上部に熱板表
面から同じ高さ位置に配置した複数個の溝によって水を
オーバーフローさせることのできる堰板を備えているこ
とが好ましい。
【0016】さらに、傾斜熱板上を流下する水の一部が
板上からこぼれてダクト内へ直接侵入することを防止す
るための手段として、傾斜熱板をケース内に収納して、
板上からこぼれ落ちた水がケース内を通して下流へ案内
されるような構造としておくことが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る傾斜濡れ壁型加
湿装置の構成を、図面に示す実施例により説明すると、
本発明は、例えば図1に示すように、空気を一方から他
方へ流動させたダクト1内に傾斜熱板2を配置し、ダク
ト1外に設けたタンク5とポンプ6とを備える循環式給
水経路3により前記傾斜熱板2上に水4を連続的に供給
して、傾斜熱板2の板上に濡れ壁4aを発生させ、この
濡れ壁4aに前記ダクト1内を流動する空気を接触させ
ることで、このダクト1内に精密空調機に適した加湿空
気を形成させることを基本的な構成としている。
【0018】図1に本発明の第一の実施例として示す加
湿装置では、ダクト1内に配置される前記傾斜熱板2
を、ダクト1内の空気流Fに対して熱板上端2aが空気
流の下流側、熱板下端2bが上流側に位置するような向
きに傾斜配置して、傾斜熱板2上に連続的に供給される
水4により熱板2上に流下形成される濡れ壁4aに対
し、空気が対面する方向に通過するように構成されてい
る。
【0019】ダクト1内には、前記傾斜熱板2だけが湿
度を調整するための対象となる空気と接触するように配
置されており、タンク5とポンプ6などを備える循環式
給水経路3は湿度の調整対象となる空気の外側、すなわ
ちダクト1の外部に設けられている。
【0020】循環式給水経路3は、ダクト1の下側に配
置された電気ヒーター7を備えるタンク5と、前記傾斜
熱板2の下端部とタンク5との間を連結する導管8と、
タンク5内で電気ヒーター7により60°C程度に加熱
された水をポンプ6を介してダクト1の上方へ送る管路
9と、管路9の途中に設けられた弁10および流量計1
1と、管路9の末端としてダクト1の天井から前記傾斜
熱板2の上端に設けられた給水ノズル12とから構成さ
れている。
【0021】ダクト1内に適正な湿度条件を発生させる
ためには、傾斜熱板2の板上に形成される水の膜状壁す
なわち濡れ壁4aだけが空気と接触して、この濡れ壁4
aの水分を含む空気がダクト1内に発生するような構成
が必要とされる。そのため、傾斜熱板2の上を流れる水
が正確に熱板2の上端から下端へ流れて、無駄なく導管
8よりタンク5内へ流出してくれればよいが、熱板2の
上端から下端へ流れる途中で傾斜熱板2の側面からダク
ト1の床面上にこぼれ落ちてしまうと、ダクト1の床面
上に水溜まりが生じて、その分、余分な湿度条件や有害
な雑菌を発生させる原因となり、適正な湿度を得るため
の条件に支障を来すこととなる。
【0022】そのため、余分な水がダクト1内に侵入し
ないような機密性をもたせる手段として、図1乃至図3
のように、前記傾斜熱板2を、その外周よりも一回り大
きい内周をもつた箱型のケース13内に支持されるよう
にしてダクト1内に配置すると共に、導管8の上端を傾
斜熱板2の下端とケース13の下端とに適合するように
接合して、熱板2の上を正しく上端から下端へ流れた水
と、途中からケース13内へこぼれてケース13内の下
端に溜まった水とが、一滴も無駄なく導管8を介してタ
ンク5内へ排出できるようにしておくことが好ましい。
【0023】また、給水ノズル12から傾斜熱板2の上
へ供給される水が、傾斜熱板2の上端で跳ねてダクト1
内に飛散することを防ぐために、傾斜熱板2の上端もし
くはケース13の上端に、傾斜熱板2に対してほぼ直角
な方向の飛散防止板14を設けておくことが好ましい。
さらに、傾斜熱板2を流下した水を受けることになる前
記導管8における空気流の上流側に位置する開口縁8a
の高さを、空気流の下流側に位置するケース13の下端
との接合縁8bよりも10mm高く保持しておけば水は
ダクト1内に侵入しない。
【0024】傾斜熱板2の傾斜角度αとしては、水平面
から20°乃至80°、好ましくは30°乃至60°傾
斜させるとよく、濡れ壁4aの液膜厚さとしては、薄い
ほどよいが、熱板2の下端部分で50乃至300μmに
保ち、液の流下速度は0.2乃至3cm/sec程度が
好ましい。また、電気加熱による傾斜熱板2のワット密
度は3乃至10W/cm中でも5乃至7W/cm
程度、水の熱板中央部温度にして80°C程度に保
持することが好ましい。
【0025】傾斜熱板2の上に濡れ壁4aを造るための
手段としては、給水ノズル12から傾斜熱板2の上へ水
を直接供給してもよいが、傾斜熱板2の上にできるだけ
薄くて均一な液膜の濡れ壁4aを造るための手段として
は、図3及び図4に示すような堰板15を使用したオー
バーフロー方式、あるいは図5に示すような多数のニー
ドル弁16による滴下方式を採用し、傾斜熱板2の表面
はできるだけ凹凸が少なくなるようにバフ研磨しておく
ことが好ましい。
【0026】前記のオーバーフロー方式は、図3及び図
4に示すように、傾斜熱板2の上端部に上縁を鋸歯状に
形成した堰板15を、水の流下方向と直交する向きに配
置して、給水ノズル12から供給された水を堰板15の
上方にいったん貯留させ、堰板15の上方に貯留された
水の水面が、傾斜熱板2の表面から同じ高さ位置に設け
られた複数個の溝15aから静かに溢れ出たのちに傾斜
熱板2の表面へ流下するように構成されている。
【0027】一方、ニードル弁による滴下方式は、図5
に示すように、循環式給水経路3の上部管に多数のニー
ドル弁16を設けたパイプ17を傾斜熱板2の上方に水
平に取り付けて、各ニードル弁16の下方に、これらの
ニードル弁16から流出する水をフラットな膜状に流下
させるためのアダプター18を取り付けた構造からなっ
ている。
【0028】図6〜図8は、本発明の加湿装置の第二の
実施例を示している。この加湿装置では、ダクト21内
に配置される傾斜熱板22を、ダクト21内を流動する
空気流Fに対して熱板上端22a及び熱板下端22bが
空気流Fの方向と直交する同じ面内にあるような向きに
傾斜配置して、傾斜熱板22上の水を空気流Fの方向と
直交する方向に流下させることにより、傾斜熱板22上
に発生する濡れ壁24aの液膜面に空気が平行に通過す
るような構造となっている。
【0029】この実施例の場合では、前記のように傾斜
熱板22をダクト21内を流動する空気流Fに対して熱
板上端22a及び熱板下端22bが空気流Fの方向と直
交する同じ面内にあるような向きに傾斜配置するため、
図6に示すように、空気流Fの方向と直交するダクト2
1の断面内には、傾斜熱板22の傾斜角度αに伴った小
さいスペース幅Tがあれば、ダクト21内に空気流Fの
方向に沿って複数個の傾斜熱板22を配置することがで
きる。
【0030】この実施例の加湿装置の場合も、傾斜熱板
22自体の構成は第一の実施例の場合と基本的に異なる
ものではなく、図6に示すように、各傾斜熱板22の外
周に箱型のケース33が設けられ、各傾斜熱板22の下
端に設けた導管28が循環式給水経路23のタンク25
と接続されていて、循環式給水経路23は、電気ヒータ
ー27を備えるタンク25とポンプ26とを有し、弁3
0および流量計31を備えた管路29から給水ノズル3
2を通して各傾斜熱板22の上端へ水が供給されて、各
傾斜熱板21上に濡れ壁24aが形成される。
【0031】また、傾斜熱板22の上端もしくはケース
33の上端には飛散防止板34が設けられるが、この実
施例の場合には、図8に示すように、空気流Fの下流側
に位置する傾斜熱板22の側辺にも飛散防止板39を設
けておくことが好ましい。さらに、この傾斜熱板22の
場合も傾斜熱板22の上端部に鋸歯状のオーバーフロー
式堰板35を設けておくことが好ましい。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記のように、ダクト内に傾斜
熱板を配置してこの熱板上に水を供給することにより濡
れ壁を形成し、この濡れ壁の薄い液膜を加熱しつつダク
ト内を流動する空気流と接触させるので、ダクト内にお
ける水の蒸発効率をいちじるしく向上することができ、
しかもダクト内では傾斜熱板上の濡れ壁液面だけが空気
流により蒸発されるので、目的とする関係湿度条件に容
易に調整することができる。
【0033】また、傾斜熱板をケース内に収納したり、
飛散防止板を設ける等の方法によって、ダクト内には常
に蒸発の対象となる傾斜熱板上の濡れ壁だけが発生する
ようにすれば、熱板上からこぼれ落ちた水がダクト内に
滞留することがないのでレジオネラ菌の発生を抑制する
ことができ、クリーンルーム内の汚染防止に役立つとい
う効果がある。
【0034】さらに、本発明では傾斜熱板の傾斜角度
や、加熱条件、給水量、水の流下速度、液膜の厚さなど
を、目的とする条件に応じて適宜選択することで幅広い
用途に利用することができる。その結果、本発明によれ
ば、従来の加湿方法のように、高い精度の温度・湿度条
件が得られるものでは、その条件に達するまでの時間的
応答性が低く、反対に時間的応答性が優れているもので
は温度・湿度条件の精度に問題があるという相反する課
題を確実に解消し、温度・湿度条件の精度が高くしかも
時間的応答性も良好な、両方の条件を満足することので
きる加湿装置を提供することができる。
【0035】本発明の加湿装置を、空気量15m
min、加湿量1.0L/hrの精密空調機に設けた実
験例によれば、幅240mm×長さ100mm、厚さ1
0mmの大きさの傾斜熱板を30°乃至45°の傾斜角
度に維持させ、ワット密度5W/cm、給水量2.
0L/hrで、熱板上の濡れ壁の液膜厚さを150〜1
80μ、水の流下速度を1.3〜1.5cm/secに
調整した結果、温度23°C±0.03°C、関係湿度
50%±0.08%の調整された空気を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る傾斜濡れ壁型加湿装置の第一の実
施例の構成を示す側面図。
【図2】図1のA−A線方向から見た平面図。
【図3】傾斜熱板の構成を示す側方から見た断面図。
【図4】傾斜熱板の構成を示す斜視図。
【図5】傾斜熱板の別の構成を示す斜視図。
【図6】本発明に係る傾斜濡れ壁型加湿装置の第二の実
施例の構成を示す正面図。
【図7】図6のB−B線方向から見た平面図。
【図8】第二の実施例における傾斜熱板の構成を示す斜
視図。
【符号の説明】
1,21:ダクト 2,22:傾斜熱板 3,23:循環式給水経路 4,24:水 4a,24a:濡れ壁 5,25:タンク 6,26:ポンプ 7,27:電気ヒータ 8,28:導管 9,29:管路 10,30:弁 11,31:流量計 12,32:給水ノズル 13,33:ケース 14,34:飛散防止板 15,35:堰板 16:ニードル弁 17:パイプ 18:アダプター 39:堰板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 康正 長崎県大村市雄ケ原町1313−46 伸和コン トロールズ株式会社九州事業所内 Fターム(参考) 3L055 AA10 BA01 CA04 DA01 DA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気の流動するダクト内に傾斜熱板を配
    置し、ダクト外に設けたタンクとポンプとを備える循環
    式給水経路により前記傾斜熱板上に水を連続的に供給し
    て傾斜熱板面上に濡れ壁を発生させ、この濡れ壁に前記
    ダクト内を流動する空気を接触させて、前記ダクト内に
    精密空調機に適した加湿空気を形成する傾斜濡れ壁型加
    湿装置。
  2. 【請求項2】 ダクト内に配置される傾斜熱板を、ダク
    ト内を流動する空気流に対して上端が空気流の下流側、
    下端が上流側に位置するような向きに傾斜配置して、傾
    斜熱板上を流下する濡れ壁面に対して空気を対面する方
    向に通過させる請求項1の傾斜濡れ壁型加湿装置。
  3. 【請求項3】 ダクト内に配置される傾斜熱板を、ダク
    ト内を流動する空気流に対して上端及び下端が空気流の
    方向と直交する同じ面内にあるような向きに傾斜配置し
    て、傾斜熱板上を流下する濡れ壁面に対して空気を平行
    に通過させる請求項1の傾斜濡れ壁型加湿装置。
  4. 【請求項4】 傾斜熱板の傾斜角度を水平面から20°
    乃至80°とした請求項1〜請求項3のいずれか1項に
    記載の傾斜濡れ壁型加湿装置。
  5. 【請求項5】 傾斜熱板の上部から、水を0.2乃至
    3.0cm/secの流速で流下させて、液流の下端面
    で液膜の厚さが50乃至300μmの濡れ壁を形成させ
    る請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の傾斜濡れ
    壁型加湿装置。
  6. 【請求項6】 傾斜熱板の上端に、給水経路から供給さ
    れる水が傾斜熱板上で飛び散るのを防ぐための手段とし
    て飛散防止板を備えている請求項1〜請求項3のいずれ
    か1項に記載の傾斜濡れ壁型加湿装置。
  7. 【請求項7】 傾斜熱板上に水の流下方式による均一な
    液膜をつくる手段として、傾斜熱板の上部に熱板表面か
    ら同じ高さ位置に配置した複数個の溝によって水をオー
    バーフローさせる堰板を備えている請求項1〜請求項3
    のいずれか1項に記載の傾斜濡れ壁型加湿装置。
  8. 【請求項8】 傾斜熱板上を流下する水の一部が板上か
    らこぼれてダクト内へ直接侵入することを防止するため
    に、傾斜熱板をケース内に収納して、板上からこぼれ落
    ちる水がケース内を通して下流へ案内されるようになっ
    ている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の傾斜
    濡れ壁型加湿装置。
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