JP2002174395A - 細径厚肉配管用防塵保護キャップ - Google Patents
細径厚肉配管用防塵保護キャップInfo
- Publication number
- JP2002174395A JP2002174395A JP2000371612A JP2000371612A JP2002174395A JP 2002174395 A JP2002174395 A JP 2002174395A JP 2000371612 A JP2000371612 A JP 2000371612A JP 2000371612 A JP2000371612 A JP 2000371612A JP 2002174395 A JP2002174395 A JP 2002174395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection head
- plug body
- protective cap
- thick
- dust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Buffer Packaging (AREA)
Abstract
の確保と、輸送時等におけるシート面の保護を可能とす
る防塵保護キャップの提供。 【解決手段】 比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部
に、外側周面を相手座部への截頭円錐状もしくは截頭円
弧状のシート面とする接続頭部が設けられた細径厚肉配
管の前記接続頭部防塵保護キャップを、前記接続頭部の
管内に内嵌されるプラグ体と、該プラグ体と着脱可能と
なす接続頭部被覆キャップ体とで構成する。
Description
内燃機関における燃料の供給路等として配設多用される
管径4m/m乃至20m/m、肉厚1m/m乃至8m/
m程度の高圧燃料噴射管のように、比較的細径からなる
厚肉鋼管による接続頭部を有する細径厚肉配管用防塵保
護キャップに関するものである。
燃料噴射管は、その内面や端面に金属粉やごみなどが侵
入してインジェクタに詰まるとエンジントラブルの原因
となるため、常に清浄度が保たれなければならない。ま
た流体洩れを防止するためにシート面に疵が付かないよ
うにする必要がある。そこで従来は燃料噴射管の管端部
や管内面へのごみなどの侵入、付着防止とシート面の保
護手段として、管端部にキャップを嵌合するのが一般的
である。図19はその一例を示したもので、比較的細径
からなる厚肉鋼管11の接続端部に、外側周面を相手座
部への截頭円錐状もしくは截頭円弧状のシート面とする
接続頭部12が設けられた細径厚肉配管の前記接続頭部
12の部分に断面凹形の厚手のゴムキャップ13を嵌合
している。なおこの種の細径厚肉配管の接続頭部は、外
方からのパンチ部材による軸芯方向への押圧による挫屈
加工によって成形されるのに関連して、該押圧による挫
屈加工に伴う周壁の外側への拡がりによって、該頭部内
周面に環状のポケット14ができ、この状態で使用に供
されている現状にある。
うな従来の接続頭部を有する細径厚肉配管の防塵、保護
用ゴムキャップ13では、管体の曲げ加工作業時や形状
確認作業時の基準面とすることができないため当該キャ
ップを取り外してこれらの作業を行わなければならず、
その間に細径厚肉配管内へのごみの侵入を余儀なくさ
れ、管内清浄度を確保することが容易でないという問題
があった。
で、管体の曲げ加工作業時や形状確認作業時に基準面と
することができるとともに管内清浄度を確保することが
でき、かつ輸送時等におけるシート面の保護も十分にで
きる防塵保護キャップを提供しようとするものである。
管用防塵保護キャップは、比較的細径からなる厚肉鋼管
の接続端部に、外側周面を相手座部への截頭円錐状もし
くは截頭円弧状のシート面とする接続頭部が設けられた
細径厚肉配管の前記接続頭部防塵保護キャップであっ
て、前記接続頭部の管内にきつく内嵌されるプラグ体
と、該プラグ体と着脱可能となす接続頭部被覆キャップ
体とからなることを特徴とするものである。また前記プ
ラグ体は前記接続頭部とほぼ同一長さを有し外側開口端
部端面に係合突起を有し、前記接続頭部被覆キャップ体
は背面に把持部を有しかつ内端面中央に前記プラグ体の
係合突起が凹凸嵌合し得る組付け穴を有する構造となし
たものを用いることができる。さらに前記プラグ体は先
端部から付根部近傍まで設けられた少なくとも1つのス
リットと、前記接続頭部内周面に形成された環状のポケ
ット部に凹凸嵌合もしくはその奥に圧接し得る環状突起
を有するものや、接続頭部被覆キャップ体側に設けた組
付け穴に凹凸嵌合する係合突起に少なくとも1つのスリ
ットを有するものを用いることができる。一方、前記接
続頭部被覆キャップ体は前記プラグ体の係合突起が凹凸
嵌合し得る組付け穴の入口と接続頭部外嵌部に複数のス
リットを有するものを用いることができる。また前記接
続頭部とほぼ同一長さを有する有底筒状となしたプラグ
体に、前記接続頭部被覆キャップ体側に突設した突起を
ねじ込んで接続する構造や、前記接続頭部とほぼ同一長
さを有する有底筒状となしたプラグ体に、前記接続頭部
被覆キャップ体側に突設したアンカーボルト状の突起を
差込んで接続する構造とすることができる。さらに前記
各プラグ体は接続頭部前面部を被覆する薄い保護キャッ
プ部を有するものを用いることができる。なお防塵保護
キャップの材質としては、プラグ体および接続頭部被覆
キャップ体共にゴム製、樹脂製とすることできる。
プを、接続頭部の管内にきつく内嵌されるプラグ体と、
該プラグ体と着脱可能となす接続頭部被覆キャップ体の
2つの部材で構成したことにより、管内に対する防塵は
プラグ体で行うことができ、シート面に対する保護は接
続頭部被覆キャップ体で行うことができる。また管体の
曲げ加工作業時や形状確認作業時には、接続頭部被覆キ
ャップ体をプラグ体から切り離すことができるので接続
頭部の基準面を確保することができると共に、プラグ体
が管に内嵌したままであるため管内へのごみ等の侵入も
防止できる。
用防塵保護キャップの第1実施例を示す縦断側面図、図
2は同上防塵保護キャップの使用状態を示す縦断側面
図、図3は同上防塵保護キャップの使用状態において接
続頭部被覆キャップ体をプラグ体から切離した状態を示
す縦断側面図、図4は本発明に係る細径厚肉配管用防塵
保護キャップの第2実施例を示す縦断側面図、図5は図
4に示す防塵保護キャップの使用状態を示す縦断側面
図、図6は本発明に係る細径厚肉配管用防塵保護キャッ
プの第3実施例を示す縦断側面図、図7は図6に示す防
塵保護キャップの使用状態を示す縦断側面図、図8は本
発明に係る細径厚肉配管用防塵保護キャップの第4実施
例を示す接続頭部被覆キャップ体の縦断側面図、図9は
同上接続頭部被覆キャップ体の正面図、図10は図8、
図9に示す防塵保護キャップの使用状態を示す縦断側面
図、図11は本発明に係る細径厚肉配管用防塵保護キャ
ップの第5実施例を示す縦断側面図、図12は図11に
示す防塵保護キャップの使用状態を示す縦断側面図、図
13は本発明に係る細径厚肉配管用防塵保護キャップの
第6実施例を示す縦断側面図、図14は図13に示す防
塵保護キャップの使用状態を示す縦断側面図、図15は
本発明に係る細径厚肉配管用防塵保護キャップの第7実
施例を示す縦断側面図、図16は図15に示す防塵保護
キャップの使用状態を示す縦断側面図、図17は本発明
に係る細径厚肉配管用防塵保護キャップの第8実施例を
示す縦断側面図、図18は図17に示す防塵保護キャッ
プの使用状態を示す縦断側面図であり、21〜28は細
径厚肉配管用防塵保護キャップである。
管用防塵保護キャップ21は、厚肉鋼管11の接続端部
に設けられた接続頭部12の管内にきつく内嵌されるプ
ラグ体21−1と、該プラグ体と着脱可能となす接続頭
部被覆キャップ体21−2とからなるもので、前記プラ
グ体21−1は前記接続頭部12とほぼ同一長さを有
し、外側開口端部に係合突起21−1aを有する。一
方、接続頭部被覆キャップ体21−2は、背面に把持部
21−2aを有しかつ内端面中央に前記プラグ体21−
1の係合突起21−1aが着脱可能に凹凸嵌合し得る組
付け穴21−2bを有する。前記プラグ体21−1の係
合突起21−1aは、接続頭部被覆キャップ体21−2
側に設けた組付け穴21−2bに入りやすく抜けにくい
ように頭部が台形状となしており、かつこの係合突起2
1−1aと組付け穴21−2bのサイズもその点を考慮
して設定される。
に装着する際は、先にプラグ体21−1を厚肉鋼管11
の接続頭部12の管内に内嵌する。その際図3に示すご
とくプラグ体21−1の後端面が接続頭部12の開口端
面と好ましくは面一になるように管内に挿入する。しか
る後、接続頭部被覆キャップ体21−2を接続頭部12
に外嵌するとともに組付け穴21−2bにプラグ体21
−1の係合突起21−1aを押し込んで凹凸嵌合させて
接続する(図2)。これにより接続頭部12の管内が防
塵されるとともに外側のシート面も完全に保護される。
また、接続頭部被覆キャップ体21−2を装着する前の
プラグ体21−1を管内に挿入した状態は図3に示すご
とく、接続頭部12の開口端面およびシート面が基準面
となるので、この状態で当該厚肉鋼管11の曲げ加工お
よび形状確認作業(型合せ作業)を行うことができる。
したがって厚肉鋼管11の曲げ加工および形状確認作業
中に当該鋼管11内へのごみの侵入は完全に防止され
る。また厚肉鋼管11の曲げ加工および形状確認作業完
了後、接続頭部被覆キャップ体21−2を組付けること
により、製品の移送中における主にシート面への疵の発
生も防止できる。防塵保護キャップ21を厚肉鋼管11
より取外す際は、把持部21−2aを掴んで接続頭部被
覆キャップ体21−2を外方へ引っ張ると、管内のプラ
グ体21−1も同時に引き抜かれる。
キャップ22は、接続頭部12の管内へのプラグ体の嵌
入を容易にすることと、当該プラグ体の離脱を完全に防
止するための工夫を凝らしたもので、プラグ体22−1
の先端部から付根部近傍まで少なくとも1つのスリット
22−1bを設けて弾性力を持たせるとともに、接続頭
部12の内周面に形成された環状のポケット14に凹凸
嵌合し得る環状突起22−1cを設けたものである。2
2−1aは係合突起、22−2aは把持部、22−2b
は組付け穴である。上記構造の防塵保護キャップ22の
場合は、プラグ体22−1にスリット22−1bを設け
たことにより弾性力の作用により接続頭部12の管内へ
の当該プラグ体の嵌入が容易であるとともに、ポケット
14に凹凸嵌合する環状突起22−1cの作用により当
該プラグ体が振動や衝撃等で抜け出ることがない。なお
この防塵保護キャップ22も前記と同様、先にプラグ体
22−1を厚肉鋼管11の接続頭部12の管内にその後
端面が接続頭部12の開口端面と好ましくは面一になる
ように管内に挿入した後、接続頭部被覆キャップ体22
−2を接続頭部12に外嵌するとともに組付け穴22−
2bにプラグ体22−1の係合突起22−1aを押し込
んで凹凸嵌合させて接続する(図5)。防塵保護キャッ
プ22を厚肉鋼管11より取外す際も前記と同様、把持
部22−2aを掴んで接続頭部被覆キャップ体22−2
を外方へ引っ張ると、管内のプラグ体22−1も同時に
引き抜かれる。
キャップ23は、接続頭部被覆キャップ体側に設けた組
付け穴へのプラグ体側の係合突起の嵌入を容易にするた
めに、プラグ体23−1の係合突起23−1aに少なく
とも1つのスリット23−1bを設けて弾性力を持たせ
たものである。23−2は接続頭部被覆キャップ体、2
3−2aは把持部、23−2bは組付け穴である。上記
構造の防塵保護キャップ23の場合は、プラグ体23−
1の係合突起23−1aにスリット23−1bを設けた
ことにより弾性力の作用により係合突起23−1aの接
続頭部被覆キャップ体側の組付け穴23−2bへの嵌入
が容易となる。なおこの防塵保護キャップ23も前記と
同様、先にプラグ体23−1を厚肉鋼管11の接続頭部
12の管内にその後端面が接続頭部12の開口端面と好
ましくは面一になるように管内に挿入した後、接続頭部
被覆キャップ体23−2を接続頭部12に外嵌するとと
もに組付け穴23−2bにプラグ体23−1の係合突起
23−1aを押し込んで凹凸嵌合させて接続する。また
防塵保護キャップ23を厚肉鋼管11より取外す際も前
記と同様、把持部23−2aを掴んで接続頭部被覆キャ
ップ体23−2を外方へ引っ張ると、管内のプラグ体2
3−1も同時に引き抜かれる。
防塵保護キャップ24は、接続頭部被覆キャップ体の装
着を容易にするために、当該接続頭部被覆キャップ体2
4−2の組付け穴24−2bの入口に複数のスリット2
4−2cを放射状に設けるとともに、接続頭部外嵌部に
管軸方向に複数のスリット24−2dを設けて、組付け
穴24−2bの入口と接続頭部外嵌部に弾性力を持たせ
たものである。24−1はプラグ体、24−1aは係合
突起、24−2aは把持部である。上記構造の防塵保護
キャップ24の場合は、接続頭部被覆キャップ体24−
2の組付け穴24−2bの入口に設けた複数のスリット
24−2cの作用により、接続頭部被覆キャップ体24
−2をプラグ体24−1へ押しつけると組付け穴24−
2bの入口が外側へ湾曲し屈曲片24−2eがつくられ
ることにより、係合突起24−1aの組付け穴24−2
bへの嵌入が容易となる。また同時に、接続頭部外嵌部
に設けた複数のスリット24−2dの作用により、接続
頭部12の外周への被覆キャップ体24−2の外嵌も容
易となる。なおこの防塵保護キャップ24も前記と同
様、先にプラグ体24−1を厚肉鋼管11の接続頭部1
2の管内にその後端面が接続頭部12の開口端面と好ま
しくは面一になるように管内に挿入した後、接続頭部被
覆キャップ体24−2を接続頭部12に外嵌するととも
に組付け穴24−2bにプラグ体24−1の係合突起2
4−1aを押し込んで凹凸嵌合させて接続する。また防
塵保護キャップ24を厚肉鋼管11より取外す際も前記
と同様、把持部24−2aを掴んで接続頭部被覆キャッ
プ体24−2を外方へ引っ張ると、管内のプラグ体24
−1も同時に引き抜かれる。
保護キャップ25は、接続頭部とほぼ同一長さを有する
有底筒状のプラグ体25−1に、前記接続頭部被覆キャ
ップ体25−2側に突設した突起25−2bをねじ込ん
で接続する構造となしたもので、25−1aは差込み
穴、25−2aは把持部、25−2cは雄ねじである。
25−1bは接続頭部12の内周面に形成された環状の
ポケット14に凹凸嵌合もしくはその奥に圧接する環状
突起である。すなわち、上記構造の防塵保護キャップ2
5の場合は、有底筒状のプラグ体25−1の差込み穴2
5−1aに接続頭部被覆キャップ体25−2側に突設し
た雄ねじ25−2c付き突起25−2bを押しつけなが
らねじ込んでプラグ体25−1と接続頭部被覆キャップ
体25−2を接続する。このキャップの場合、接続頭部
被覆キャップ体25−2側に突設した雄ねじ25−2c
付き突起25−2bをプラグ体25−1側にねじ込むた
め、接続頭部被覆キャップ体25−2はプラグ体25−
1より硬い材質のものが好ましい。あるいは雄ねじ25
−2cの部分に硬い材質のものをインサート成形しても
よい。なおこの防塵保護キャップ25も前記と同様、先
にプラグ体25−1を厚肉鋼管11の接続頭部12の管
内にその後端面が接続頭部12の開口端面と好ましくは
面一になるように管内に挿入した後、接続頭部被覆キャ
ップ体25−2の突起25−2bをプラグ体25−1の
差込み穴25−1aに押しつけながらねじ込んで接続す
る。あるいは先にプラグ体25−1と接続頭部被覆キャ
ップ体25−2を接続した状態で、厚肉鋼管11の接続
頭部12に装着してもよい。防塵保護キャップ25を厚
肉鋼管11より取外す際は前記と同様、把持部25−2
aを掴んで接続頭部被覆キャップ体25−2を外方へ引
っ張ると管内のプラグ体25−1も同時に引き抜かれ
る。
保護キャップ26は、接続頭部とほぼ同一長さを有する
有底筒状のプラグ体26−1の差込み穴26−1aに接
続頭部被覆キャップ体26−2側に突設したアンカーボ
ルト状の突起26−2bを押しつけながら差込んでプラ
グ体26−1と接続頭部被覆キャップ体26−2を接続
する。この防塵保護キャップ26の場合は、アンカーボ
ルト状の突起26−2bが差込み穴26−1aより容易
に抜けないように、差込み穴26−1aの内周面に環状
突起26−1bを設けるのが望ましい。またこのキャッ
プの場合も、アンカーボルト状の突起26−2bをプラ
グ体26−1に押しつけながら差込むため、アンカーボ
ルト状の突起26−2bはプラグ体26−1より硬い材
質のものを用いるか、あるいはアンカーボルト状の突起
26−2bの部分に硬い材質のものをインサート成形し
てもよい。なおこの防塵保護キャップ26も前記と同
様、先にプラグ体26−1を厚肉鋼管11の接続頭部1
2の管内にその後端面が接続頭部12の開口端面と好ま
しくは面一になるように管内に挿入した後、接続頭部被
覆キャップ体26−2のアンカーボルト状の突起26−
2bをプラグ体26−1の差込み穴26−1aに押しつ
けて接続するか、あるいは先にプラグ体26−1と接続
頭部被覆キャップ体26−2を接続した状態で、厚肉鋼
管11の接続頭部12に装着してもよい。防塵保護キャ
ップ26を厚肉鋼管11より取外す際も前記と同様、把
持部26−2aを掴んで接続頭部被覆キャップ体26−
2を外方へ引っ張ると管内のプラグ体26−1も同時に
引き抜かれる。
保護キャップ27は、プラグ体27−1に接続頭部12
の前面部を被覆する薄い保護キャップ部27−1aを設
けたもので、この防塵保護キャップ27を厚肉鋼管11
に装着する際は、先にプラグ体27−1を厚肉鋼管11
の接続頭部12の管内に内嵌した後、接続頭部被覆キャ
ップ体27−2を接続頭部12に外嵌するとともに組付
け穴27−2bにプラグ体27−1の係合突起27−1
aを押し込んで凹凸嵌合させて接続する。この防塵保護
キャップ27の場合は、薄い保護キャップ部27−1b
を基準面として当該厚肉鋼管11の曲げ加工および形状
確認作業(型合せ作業)を行う際、薄い保護キャップ部
27−1bによりシート面を保護することができる。な
お、薄い保護キャップ部27−1bは前記したごとく厚
肉鋼管11の曲げ加工および形状確認のための基準面と
なるので、可及的に硬い材質のものが好ましい。
保護キャップ28は、前記図14、図15に示す防塵保
護キャップ22の管軸方向のずれを考慮したものであ
る。すなわち、図14、図15に示す防塵保護キャップ
22の場合は、環状のポケット14の位置が軸方向にば
らつきが生じた場合にプラグ体22−1が管端側にず
れ、環状突起22−1cによってキャップ内端面と管端
の間に隙間ができる可能性があるため、かかる対策とし
て前記環状突起22−1cに替えて、環状のポケット1
4より確実に奥側になる位置に管内径よりも大きい環状
突起28−1cをプラグ体28−1に設けたものであ
る。この防塵保護キャップ28の構造は、プラグ体28
−1の先端部から付根部近傍まで少なくとも1つのスリ
ット28−1bを設けて弾性力を持たせるとともに、環
状のポケット14より奥に位置するプラグ体28−1の
先端近傍に管内径よりも大きい環状突起28−1cを設
けたものである。28−1aは係合突起、28−2aは
把持部、28−2bは組付け穴である。上記構造の防塵
保護キャップ28の場合は、前記図14、図15に示す
防塵保護キャップ22と同様プラグ体28−1にスリッ
ト28−1bを設けたことにより弾性力の作用により接
続頭部12の管内への当該プラグ体の嵌入が容易である
とともに、環状のポケット14より奥に位置して管内周
面に圧接する環状突起28−1cの作用により保持力が
高められて、当該プラグ体が振動や衝撃等で抜け出るこ
とがないばかりか、環状のポケット14の位置が管軸方
向にばらつきを生じてもキャップ内端面と管端の間に隙
間ができることがないためごみの侵入は皆無である。な
おこの防塵保護キャップ28も前記と同様、先にプラグ
体28−1を厚肉鋼管11の接続頭部12の管内にその
後端面が接続頭部12の開口端面と好ましくは面一にな
るように管内に挿入した後、接続頭部被覆キャップ体2
8−2を接続頭部12に外嵌するとともに組付け穴28
−2bにプラグ体28−1の係合突起28−1aを押し
込んで凹凸嵌合させて接続する。防塵保護キャップ28
を厚肉鋼管11より取外す際も前記と同様、把持部28
−2aを掴んで接続頭部被覆キャップ体28−2を外方
へ引っ張ると、管内のプラグ体28−1も同時に引き抜
かれる。
配管用防塵保護キャップは厚肉配管の接続頭部の管内に
きつく内嵌されるプラグ体と、該プラグ体と着脱可能と
なす接続頭部被覆キャップ体の2つの部材で構成したこ
とにより、管内に対する防塵はプラグ体で行うことがで
き、シート面に対する保護は接続頭部被覆キャップ体で
行うことができる上、管体の曲げ加工作業時や形状確認
作業時には、接続頭部被覆キャップ体をプラグ体から切
り離すことによりプラグ体を管に内嵌した状態で接続頭
部の基準面を確保することができるので、管体の曲げ加
工作業時や形状確認作業時に管内へごみ等が侵入するこ
とも皆無となりより高い管内清浄度を確保することがで
き、かつ輸送時等におけるシート面の保護も十分にでき
るという優れた効果を奏し、さらにキャップの取外しも
把持部を掴んで引っ張るだけのワンタッチ動作で行うこ
とができるという利点もある等、極めて有用性に富むも
のである。
の第1実施例を示す縦断側面図である。
面図である。
頭部被覆キャップ体をプラグ体から切離した状態を示す
縦断側面図である。
の第2実施例を示す縦断側面図である。
縦断側面図である。
の第3実施例を示す縦断側面図である。
縦断側面図である。
の第4実施例を示す接続頭部被覆キャップ体の縦断側面
図である。
態を示す縦断側面図である。
プの第5実施例を示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
プの第6実施例を示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
プの第7実施例を示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
プの第8実施例を示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
例を示す縦断側面図である。
26−1、27−1、28−1 プラグ体 21−2、22−2、23−2、24−2、25−2、
26−2、27−2、28−2 接続頭部被覆キャップ
体 21−1a、22−1a、23−1a、24−1a、2
7−1a、28−1a係合突起 21−2a、22−2a、23−2a、24−2a、2
5−2a、26−2a、27−2a、28−2a 把持
部 21−2b、22−2b、23−2b、24−2b、2
7−2b、28−2b組付け穴 22−1b、23−1b、24−2c、24−2d、2
8−1b スリット 22−1c、25−1b、28−1c 環状突起 24−2 屈曲片 25−2b 雄ねじ付き突起 25−2c 雄ねじ 26−2b アンカーボルト状の突起 27−1b 薄い保護キャップ部
Claims (8)
- 【請求項1】 比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部
に、外側周面を相手座部への截頭円錐状もしくは截頭円
弧状のシート面とする接続頭部が設けられた細径厚肉配
管の前記接続頭部防塵保護キャップであって、前記接続
頭部の管内にきつく内嵌されるプラグ体と、該プラグ体
と着脱可能となす接続頭部被覆キャップ体とからなるこ
とを特徴とする細径厚肉配管用防塵保護キャップ。 - 【請求項2】 前記プラグ体は前記接続頭部とほぼ同一
長さを有し外側開口端部端面に係合突起を有し、前記接
続頭部被覆キャップ体は背面に把持部を有しかつ内端面
中央に前記プラグ体の係合突起が凹凸嵌合し得る組付け
穴を有する構造となしたことを特徴とする請求項1記載
の細径厚肉配管用防塵保護キャップ。 - 【請求項3】 前記プラグ体は先端部から付根部近傍ま
で設けられた少なくとも1つのスリットと、前記接続頭
部内周面に形成された環状のポケット部に凹凸嵌合もし
くはその奥に圧接し得る環状突起を有することを特徴と
する請求項2記載の細径厚肉配管用防塵保護キャップ。 - 【請求項4】 前記プラグ体は接続頭部被覆キャップ体
側に設けた組付け穴に凹凸嵌合する係合突起に少なくと
も1つのスリットを有することを特徴とする請求項2ま
たは3記載の細径厚肉配管用防塵保護キャップ。 - 【請求項5】 前記接続頭部被覆キャップ体は前記プラ
グ体の係合突起が凹凸嵌合し得る組付け穴の入口と接続
頭部外嵌部に複数のスリットを有することを特徴とする
請求項2乃至4のうちいずれか1項記載の細径厚肉配管
用防塵保護キャップ。 - 【請求項6】 前記接続頭部とほぼ同一長さを有する有
底筒状のプラグ体に、前記接続頭部被覆キャップ体側に
突設した突起をねじ込んで接続する構造となしたことを
特徴とする請求項1記載の細径厚肉配管用防塵保護キャ
ップ。 - 【請求項7】 前記接続頭部とほぼ同一長さを有する有
底筒状のプラグ体に、前記接続頭部被覆キャップ体側に
突設したアンカーボルト状の突起を差込んで接続する構
造となしたことを特徴とする請求項1記載の細径厚肉配
管用防塵保護キャップ。 - 【請求項8】 前記プラグ体は前記接続頭部前面部を被
覆する薄い保護キャップ部を有することを特徴とする請
求項2記載の細径厚肉配管用防塵保護キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000371612A JP4693077B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 細径厚肉配管用防塵保護キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000371612A JP4693077B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 細径厚肉配管用防塵保護キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002174395A true JP2002174395A (ja) | 2002-06-21 |
JP4693077B2 JP4693077B2 (ja) | 2011-06-01 |
Family
ID=18841308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000371612A Expired - Fee Related JP4693077B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 細径厚肉配管用防塵保護キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4693077B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007010151A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Eaton Corp | 流体カップリング用キャップ |
JP2008029144A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-02-07 | Jtekt Corp | モータ |
JP2017145846A (ja) * | 2016-02-15 | 2017-08-24 | 株式会社パロマ | ガス導入管の閉栓構造 |
WO2017198361A1 (de) * | 2016-05-19 | 2017-11-23 | Robert Bosch Gmbh | Fluidpumpe, sowie schutzkappe für eine fluidpumpe |
JP2018518633A (ja) * | 2015-05-19 | 2018-07-12 | ミレニアム インダストリーズ コーポレイション | 圧力容器用の補強エンドキャップ組立体 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120990U (ja) * | 1984-07-11 | 1986-02-06 | 積水樹脂株式会社 | 樹脂被覆金属管 |
JPS6434818U (ja) * | 1987-08-26 | 1989-03-03 | ||
JPH03107596U (ja) * | 1990-02-22 | 1991-11-06 | ||
JPH057652U (ja) * | 1991-07-15 | 1993-02-02 | 豊田合成株式会社 | プラグ |
JPH06280713A (ja) * | 1993-03-18 | 1994-10-04 | Toshida Kogyo Kk | 燃料噴射管の製造方法 |
JPH08500876A (ja) * | 1992-09-05 | 1996-01-30 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 電磁石操作式の燃料噴射弁 |
JPH0864022A (ja) * | 1994-08-24 | 1996-03-08 | Tec Corp | 照明器具 |
JPH08215311A (ja) * | 1994-12-09 | 1996-08-27 | Fresenius Ag | 導管を閉鎖するための保護キャップ及び閉鎖部材と、導管から閉鎖部材を分離する方法と、前記保護キャップ及び閉鎖部材を使用する方法 |
-
2000
- 2000-12-06 JP JP2000371612A patent/JP4693077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120990U (ja) * | 1984-07-11 | 1986-02-06 | 積水樹脂株式会社 | 樹脂被覆金属管 |
JPS6434818U (ja) * | 1987-08-26 | 1989-03-03 | ||
JPH03107596U (ja) * | 1990-02-22 | 1991-11-06 | ||
JPH057652U (ja) * | 1991-07-15 | 1993-02-02 | 豊田合成株式会社 | プラグ |
JPH08500876A (ja) * | 1992-09-05 | 1996-01-30 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 電磁石操作式の燃料噴射弁 |
JPH06280713A (ja) * | 1993-03-18 | 1994-10-04 | Toshida Kogyo Kk | 燃料噴射管の製造方法 |
JPH0864022A (ja) * | 1994-08-24 | 1996-03-08 | Tec Corp | 照明器具 |
JPH08215311A (ja) * | 1994-12-09 | 1996-08-27 | Fresenius Ag | 導管を閉鎖するための保護キャップ及び閉鎖部材と、導管から閉鎖部材を分離する方法と、前記保護キャップ及び閉鎖部材を使用する方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007010151A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Eaton Corp | 流体カップリング用キャップ |
JP2008029144A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-02-07 | Jtekt Corp | モータ |
JP2018518633A (ja) * | 2015-05-19 | 2018-07-12 | ミレニアム インダストリーズ コーポレイション | 圧力容器用の補強エンドキャップ組立体 |
JP2017145846A (ja) * | 2016-02-15 | 2017-08-24 | 株式会社パロマ | ガス導入管の閉栓構造 |
WO2017198361A1 (de) * | 2016-05-19 | 2017-11-23 | Robert Bosch Gmbh | Fluidpumpe, sowie schutzkappe für eine fluidpumpe |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4693077B2 (ja) | 2011-06-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0376691B1 (en) | Hose fixture device | |
US6435568B1 (en) | Tube joint having tightening member for accommodating tubes of varying wall thickness | |
US7980601B2 (en) | Coupler for corrugated pipe | |
JPH06193787A (ja) | コレット及び該コレットを備える管継手 | |
US4923220A (en) | Tube couplings | |
KR970007039A (ko) | 이탈방지 파이프이음매 | |
JP2002174395A (ja) | 細径厚肉配管用防塵保護キャップ | |
EP0009368B1 (en) | Pipe coupling and pipe joint connection | |
JP5581079B2 (ja) | 管継手 | |
KR101414388B1 (ko) | 인젝터 탈거 장치 | |
JP4683206B2 (ja) | 管継手および配管取り外し方法 | |
JP4045305B1 (ja) | 管継手 | |
JP2003227592A (ja) | 管継手 | |
JP2000191023A (ja) | 管端部保護装置 | |
JP2017133676A (ja) | ユニオンナット付き管継手と継手に用いる栓体 | |
JP2006077837A (ja) | ホース接続用のコネクタ | |
WO2024219197A1 (ja) | 細径厚肉配管用保護キャップ | |
JP3857495B2 (ja) | ホース接続金具のフィルタ構造 | |
JP2004106895A (ja) | コネクタ−内への異物侵入防止キャップ | |
JP3014523U (ja) | 防水型の電線管接続装置 | |
JP3777555B2 (ja) | 急速取付ゲートルを設けたブースタ | |
JP4189587B2 (ja) | 配線・配管材のカバー体、配線・配管材用連結具及び配線・配管材用連結装置 | |
JPH05346191A (ja) | 管継手 | |
JP2005337269A (ja) | 離脱防止管継手 | |
JP4725852B2 (ja) | 取り外し防止具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071205 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080527 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080530 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100824 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110217 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |