JP2002174093A - 特殊断面シールド掘進機 - Google Patents

特殊断面シールド掘進機

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JP2002174093A
JP2002174093A JP2000373197A JP2000373197A JP2002174093A JP 2002174093 A JP2002174093 A JP 2002174093A JP 2000373197 A JP2000373197 A JP 2000373197A JP 2000373197 A JP2000373197 A JP 2000373197A JP 2002174093 A JP2002174093 A JP 2002174093A
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克美 門田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性が高く、簡単な構造で未切削部を切削
できる特殊断面シールド掘進機を提供する。 【解決手段】 回転カッタ3と掘削範囲が一部重複する
ように揺動カッタ11を設け、上記揺動カッタ11の外
周部外側に、隣接する上記回転カッタ3と上記揺動カッ
タ11との重複部19の外方両側に位置する未切削部1
7を切削する張出部18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転カッタと、そ
の回転カッタと掘削範囲が一部重複するように配置され
た揺動カッタとを備えた特殊断面シールド掘進機に係
り、隣接する上記回転カッタと上記揺動カッタとの重複
部の外方両側に位置する未切削部を切削することができ
る特殊断面シールド掘進機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非円形断面のトンネルを掘削するシール
ド掘進機の一例として、特殊断面シールド掘進機があ
る。
【0003】特殊断面シールド掘進機は、複数の回転カ
ッタ或いは揺動カッタを有しており、隣接するカッタの
掘削範囲が一部重複するように配置されている。これら
カッタの外周線に沿って土砂が掘削される。
【0004】ところで、回転カッタ或いは揺動カッタの
組み合わせで土砂を掘削すると、重複部の外方両側に、
回転カッタと揺動カッタのみでは切削できない略三角形
の未切削部が残されてしまう。この未切削部を残したま
までは、セグメントの形状及び組付けが複雑になるため
に、未切削部を直線状或いは曲線状に切削する必要があ
る。
【0005】そこで、従来の特殊断面シールド掘進機で
は、(1)カッタ後方の未切削部の位置に、直線状に往
復運動する揺動カッタを設けて未切削部を切削するか、
(2)カッタの外周部に出没自在のコピーカッタを設け
て、このコピーカッタの出没をカッタの回転に応じて行
うことによって未切削部を切削するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
(1)の特殊断面シールド掘進機では、回転カッタ或い
は揺動カッタの他に、直線状に往復運動する揺動カッタ
を設けなければならないので、その設置スペース分機長
が長くなる他、構成部品点数が増加し、製造コスト及び
手間が増加してしまうといった問題があった。
【0007】また、上述の(2)の特殊断面シールド掘
進機では、コピーカッタの突出量が大きくなるため、コ
ピーカッタが長細くなり、その長細いコピーカッタに土
圧がかかるので、その耐久性が悪くなってしまうといっ
た問題があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題を解決するため
に案出されたものであって、その目的は、耐久性が高
く、簡単な構造で未切削部を切削できる特殊断面シール
ド掘進機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回転カッタと掘削範囲が一部重
複するように揺動カッタを設け、上記揺動カッタの外周
部外側に、隣接する上記回転カッタと上記揺動カッタと
の重複部の外方両側に位置する未切削部を切削する張出
部を設けたものである。
【0010】上記構成によれば、揺動カッタの外周部外
側に張出部を設けたことによって、その張出部が揺動範
囲のストローク端部位置までしか移動せず、非円形断面
である未切削部を切削することができる。また、張出部
は、移動機構等を必要とせず、簡単な構造であるので、
製造コスト及び手間の増加を抑えることができると共
に、耐久性の向上が図れる。さらに、張出部は揺動カッ
タと同等の厚さで形成できるので、特殊断面シールド掘
進機の機長が長くなることもない。
【0011】請求項2の発明は、上記揺動カッタを上記
回転カッタの後方に配置し、その揺動カッタに上記回転
カッタの回転軸と干渉する部分から所定長さ周方向に広
がる切欠部を形成し、上記揺動カッタの外周部で上記切
欠部の両端部分に上記未切削部を切削する張出部をそれ
ぞれ設け、上記揺動カッタが上記回転カッタの回転軸と
干渉しない範囲で揺動するものである。
【0012】請求項3の発明は、隣接する上記回転カッ
タと上記揺動カッタとの重複部の外方両側に位置する未
切削部のうち一方の未切削部を切削する第1張出部と、
他方の未切削部を切削する第2張出部とを一体で、上記
揺動カッタの外周部外側に設けたものである。
【0013】請求項4の発明は、上記揺動カッタを上記
回転カッタの後方に配置し、その揺動カッタに上記回転
カッタの回転軸と干渉する部分から周方向に所定長さ円
弧状に延びる長穴を形成し、その長穴の略中央部の径方
向外側に位置する外周部外側に、上記回転カッタと上記
揺動カッタとの重複部の外方両側に位置する未切削部の
うち一方の未切削部を切削する第1張出部と、他方の未
切削部を切削する第2張出部とを一体で設けたものであ
る。
【0014】請求項5の発明は、上記張出部に、掘削ラ
インの外側に出没する余掘装置を当該張出部の外周線に
沿って設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明に係る特殊断面シールド掘進
機の第一の実施の形態を示した正面図、図2は本発明に
係る特殊断面シールド掘進機の第一の実施の形態を示し
た平面図である。
【0017】なお、本実施の形態においては、面盤状の
カッタヘッドを有する特殊断面シールド掘進機を例に挙
げて説明する。
【0018】まず、係る特殊断面シールド掘進機の構成
を説明する。
【0019】図2に示すように、本実施の形態に係る特
殊断面シールド掘進機1は、バルクヘッド2の前方先端
に、メインカッタとなる回転カッタ3が設けられてい
る。回転カッタ3は、回転軸4に支持された円形の面盤
5の表面に複数のカッタビット6を設けたカッタヘッド
7を有している。
【0020】バルクヘッド2の後方には、回転軸4を回
転させる駆動モータ8が設けられている。回転カッタ3
の外周面には、径方向外側に出没するコピーカッタ9が
設けられている。
【0021】バルクヘッド2の前方で、回転カッタ3の
後方には、サブカッタとなる揺動カッタ11が設けられ
ている。揺動カッタ11は、回転軸12に支持された一
部が切り欠かれた面盤14の表面に複数のカッタビット
6を設けたカッタヘッド15を有している。なお、図中
13は、回転軸12を回転させる駆動モータを示す。
【0022】図1に示すように、本実施の形態では、回
転カッタ3の面盤5と揺動カッタ11の面盤14とは、
同等の径を有しており、水平方向に偏平した断面長円状
のトンネルを掘削するようになっている。
【0023】回転カッタ3の回転軸4と揺動カッタ11
の回転軸12との水平距離は、各面盤5,14の半径よ
りも狭くなっており、揺動カッタ11の面盤14が回転
カッタ3の回転軸4に干渉することとなる。
【0024】そのため、揺動カッタ11の面盤14に
は、揺動カッタ11と回転カッタ3の回転軸4との干渉
を防止するために切欠部16が形成されている。切欠部
16は、揺動カッタ11と回転カッタ3の回転軸4とが
干渉する部分、すなわち回転軸4の位置から、面盤14
の周方向上下両側に、所定長さを有して広がって形成さ
れている。切欠部16の両端は、面盤14の径方向に沿
って形成されており、切欠部16は、略扇形形状となっ
ている。
【0025】揺動カッタ11の外周部で、切欠部16の
両端部分には、後述する未切削部17を切削する張出部
18が設けられている。
【0026】未切削部17は、隣接する回転カッタ3と
揺動カッタ11との重複部19の外方両側に位置した略
三角形状の部分を示す。具体的には、回転カッタ3の面
盤5と揺動カッタ11の面盤14とを互いに接線で結ん
で、その接線と各面盤5,14の外周線とで囲まれた部
分が、回転カッタ3と揺動カッタ11とでは切削できな
い未切削部17となる。
【0027】張出部18は、上記未切削部17と同等の
形状に形成されており、未切削部17の上記接線の部分
に相当する張出部18の外側端部20が直線状に形成さ
れている。張出部18は、揺動カッタ11が揺動範囲の
ストローク端部に位置するときに、未切削部17に相当
する部分に位置するように形成されている。
【0028】張出部18の前面には複数のカッタビット
6が配設されている。
【0029】なお、本実施の形態では、張出部18の外
側端部20が直線状に形成されているが、これに限られ
るものではない。張出部18の外側端部20を求められ
る形状、例えば曲線状に形成すれば、その形状に合わせ
て切削することができる。
【0030】張出部18には、掘削外周ラインの外側に
出没する余掘装置21が設けられている。余掘装置21
は張出部18の外側端部20の外周線に沿って設けられ
ている。余掘装置21の張出部18の先端側位置は、そ
の先端から所定の距離をあけて形成されている。これ
は、張出部18の先端側の余掘は、回転カッタ3のコピ
ーカッタ9によって行われるためである。
【0031】余掘装置21は、図3に示すように、その
先端の出没部分22にカッタビット23が複数配設され
たカッタブロック24を有している。カッタブロック2
4は、張出部18に設けられた軸受けシール部25にス
ライド自在に支持されており、張出部18の内部には、
カッタブロック24を出没させるための伸縮ジャッキ2
6が設けられている。
【0032】カッタブロック24を出没させる機構は、
上述のものに限られるものではなく、例えば、図4や図
5に示すような機構であってもよい。
【0033】図4に示す出没機構は、張出部18の内部
に平行リンク27と伸縮ジャッキ28とが設けられてお
り、カッタブロック29を出没自在に支持するようにな
っている。なお、カッタブロック29の軸受けシール部
25は、紙面表裏方向両側に設けられている。
【0034】図5に示す出没機構は、カッタブロック3
1が断面扇形形状に形成されており、その中心部がピン
32により軸支されている。この軸部分は、張出部18
の内部に収容されている。張出部18の内部には、カッ
タブロック31を回動させて出没させるための伸縮ジャ
ッキ33が設けられている。なお、カッタブロック31
の軸受けシール部25は、紙面表裏方向両側に設けられ
ている。
【0035】揺動カッタ11の円周部分には、径方向外
側に出没自在のコピーカッタ10が設けられている。コ
ピーカッタ10は、揺動カッタ11の揺動ストロークよ
りも小さい角度の間隔で複数設けられている。
【0036】次に上記構成に係る特殊断面シールド掘進
機1の動作状態を説明しながら、その作用を説明する。
【0037】本実施の形態では、回転カッタ3を回転さ
せて円形に土砂を掘削しつつ、その後方で、揺動カッタ
11を揺動させて回転カッタ3の側部を掘削するように
なっている。これによって、回転カッタ3でトンネルの
多くの断面積を掘削することができるので、掘削効率が
高くなると共に、掘削土砂を効率よく撹拌でき、その土
砂の排出を円滑に行うことができる。
【0038】このとき、揺動カッタ11は、図1の
(a)と(b)の範囲で揺動する。図1(a)では、揺
動カッタ11が上方でのストローク端部に位置した状態
を表しており、上側の張出部18が、上側の未切削部1
7に位置してその部分を切削するようになっている。ま
た、図1(b)では、揺動カッタ11が下方でのストロ
ーク端部に位置した状態を表しており、下側の張出部1
8が、下側の未切削部17に位置してその部分を切削す
るようになっている。
【0039】このように、張出部18は、揺動カッタ1
1の揺動範囲のストローク端部位置までしか移動しない
ので、そのストローク端部に位置した非円形断面である
未切削部17を切削することができる。
【0040】また、揺動カッタ11の外周部外側に張出
部18を設けたことによって、揺動カッタ11を揺動さ
せるだけで、未切削部17を切削することができる。
【0041】さらに、張出部18は、揺動カッタ11に
設けられているため、従来のように、未切削部17を切
削するための別個の移動機構等を必要とせず、特殊断面
シールド掘進機1の構造を複雑化することはない。よっ
て、製造コスト及び手間の増加を抑えることができると
共に、耐久性の向上が図れる。また、張出部18は揺動
カッタ11と同等の厚さで形成できるので、特殊断面シ
ールド掘進機1の機長が長くなることもない。
【0042】トンネルのカーブ施工を行う際には、余掘
装置21を張出部18から突出させると共に、コピーカ
ッタ9,10を突出させる。回転カッタ3の周囲では、
コピーカッタ9が回転することによって余掘りを行う。
未切削部17では、張出部18の切削と共に、余掘装置
21が揺動してストローク端部で余掘りを行う。揺動カ
ッタ11の周囲では、揺動ストロークに合わせて複数設
けられたコピーカッタ10が揺動することによって余掘
りを行う。
【0043】未切削部17の余掘りは、従来では未切削
部17の切削と同様に、コピーカッタを突出させて行っ
ていたため、コピーカッタの突出量が大きくなる。その
ため、コピーカッタが長細くなり、その長細いコピーカ
ッタに土圧がかかるので、その耐久性が悪くなってしま
うといった問題があったが、本発明では、張出部18の
外周線に沿って余掘装置21を設けたことによって、そ
のカッタブロック24の突出距離を短くすることができ
るので、耐久性の高い余掘装置21とすることができ
る。
【0044】図6は本発明に係る特殊断面シールド掘進
機の第二の実施の形態を示した正面図である。
【0045】本実施の形態の特殊断面シールド掘進機3
5は、揺動カッタ36に、回転カッタ3の回転軸4と干
渉する部分から周方向に所定長さ円弧状に延びる長穴3
7が形成されている。
【0046】すなわち、図1の特殊断面シールド掘進機
1が、揺動カッタ11と回転カッタ3の回転軸4と揺動
カッタ11との干渉を防止するために、揺動カッタ11
に切欠部16を形成しているのに対して、特殊断面シー
ルド掘進機35は、切欠部16の代わりに、揺動カッタ
36に、回転カッタ3の回転軸4が貫通する長穴37が
形成されている。
【0047】長穴37の長手方向(周方向)の中央部の
径方向外側に位置する外周部外側には、張出部41が設
けられている。張出部41は、回転カッタ3と揺動カッ
タ36との重複部の外方両側に位置する未切削部17の
うち一方の未切削部17を切削する第1張出部38と、
他方の未切削部17を切削する第2張出部39とを一体
で形成して構成されている。
【0048】張出部41の前面には、複数のカッタビッ
ト43が配設されている。
【0049】本実施の形態の特殊断面シールド掘進機3
5によれば、回転カッタ3の回転軸4と揺動カッタ36
との干渉を防止するために、揺動カッタ36に長穴37
を形成したことによって、その外周を連続した状態にす
ることができる。これによって、第1張出部38と第2
張出部39とを一体にした張出部41を形成することが
でき、揺動カッタ36の揺動ストロークを大きくするこ
とができる。よって、掘削効率が向上して、円滑でより
スピードの早いトンネル施工を行うことができる。
【0050】図7は本発明に係る特殊断面シールド掘進
機の第三の実施の形態を示した概略正面図である。
【0051】本実施の形態の特殊断面シールド掘進機4
5では、メインカッタとなる回転カッタ3と比較して、
サブカッタとなる揺動カッタ46が小径に形成されてお
り、全体で断面たまご形のトンネルを掘削するものであ
る。
【0052】ここでは、揺動カッタ46の外周部外側に
設けられる張出部47が、回転カッタ3の回転軸4に干
渉するため、二つに分割されて設けられている。また、
揺動カッタ46には、切欠部48が設けられているが、
これは軽量化のためであって、設けられない場合もあ
る。
【0053】図8は本発明に係る特殊断面シールド掘進
機の第四の実施の形態を示した概略正面図である。
【0054】本実施の形態の特殊断面シールド掘進機5
1では、メインカッタとなる回転カッタ3の両側に、サ
ブカッタとなる小径の揺動カッタ52がそれぞれ設けら
れている。
【0055】ここでは、揺動カッタ52及び揺動カッタ
52に設けられる張出部53と、回転カッタ3の回転軸
4とは互いに干渉しないので、張出部53が、重複部5
4の外方両側に位置する未切削部17のうち一方の未切
削部17を切削する第1張出部55と、他方の未切削部
17を切削する第2張出部56とを一体で形成されてい
る。この張出部53は、その外側端部57が曲線状に形
成されたものである。
【0056】図9は本発明に係る特殊断面シールド掘進
機の第五の実施の形態を示した概略正面図である。
【0057】本実施の形態の特殊断面シールド掘進機5
9では、メインカッタとなる回転カッタ3の両側に、サ
ブカッタとなる小径の揺動カッタ61が90°ピッチ
で、4箇所にそれぞれ設けられている。
【0058】揺動カッタ61には、図8の揺動カッタ5
2と同様に、一方の未切削部17を切削する第1張出部
62と、他方の未切削部17を切削する第2張出部63
とを一体とした張出部64が設けられている。これによ
って、特殊断面シールド掘進機59は、全体として、コ
ーナが丸まった断面略正方形のトンネルを掘削するもの
である。
【0059】以上、本発明の特殊断面シールド掘進機の
複数の実施の形態を示したが、本発明は、さらに他の形
態でも適用できるのは、勿論である。
【0060】また、上記実施の形態では、回転カッタ3
及び揺動カッタ11が面盤式のものを例にあげて説明し
たが、これに限られるものではない。本発明は、例えば
スポーク式のカッタにも適用できるのは勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、揺動カッ
タの外周部外側に張出部を設けたことによって、その張
出部が揺動範囲のストローク端部位置までしか移動せ
ず、非円形断面である未切削部を切削することができる
といった優れた効果を発揮する。また、張出部は、移動
機構等を必要とせず、簡単な構造であるので、製造コス
ト及び手間の増加を抑えることができると共に、耐久性
の向上が図れる。さらに、張出部は揺動カッタと同等の
厚さで形成できるので、特殊断面シールド掘進機の機長
が長くなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る特殊断面シールド掘進機の第一の
実施の形態を示した正面図である。
【図2】本発明に係る特殊断面シールド掘進機の第一の
実施の形態を示した平面図である。
【図3】余掘装置を示した断面図である。
【図4】余掘装置を示した断面図である。
【図5】余掘装置を示した断面図である。
【図6】本発明に係る特殊断面シールド掘進機の第二の
実施の形態を示した概略正面図である。
【図7】本発明に係る特殊断面シールド掘進機の第三の
実施の形態を示した概略正面図である。
【図8】本発明に係る特殊断面シールド掘進機の第四の
実施の形態を示した概略正面図である。
【図9】本発明に係る特殊断面シールド掘進機の第五の
実施の形態を示した概略正面図である。
【符号の説明】
1 特殊断面シールド掘進機 3 回転カッタ 4 回転軸 11 揺動カッタ 16 切欠部 17 未切削部 18 張出部 19 重複部 21 余掘装置 35 特殊断面シールド掘進機 36 揺動カッタ 37 長穴 38 第1張出部 39 第2張出部 41 張出部 45 特殊断面シールド掘進機 46 揺動カッタ 47 張出部 48 切欠部 51 特殊断面シールド掘進機 52 揺動カッタ 53 張出部 54 重複部 55 第1張出部 56 第2張出部 59 特殊断面シールド掘進機 61 揺動カッタ 62 第1張出部 63 第2張出部 64 張出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能手 晴雄 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内 Fターム(参考) 2D054 AA05 AB00 AC01 BA03 BA20 BA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転カッタと掘削範囲が一部重複するよ
    うに揺動カッタを設け、上記揺動カッタの外周部外側
    に、隣接する上記回転カッタと上記揺動カッタとの重複
    部の外方両側に位置する未切削部を切削する張出部を設
    けたことを特徴とする特殊断面シールド掘進機。
  2. 【請求項2】 上記揺動カッタを上記回転カッタの後方
    に配置し、その揺動カッタに上記回転カッタの回転軸と
    干渉する部分から所定長さ周方向に広がる切欠部を形成
    し、上記揺動カッタの外周部で上記切欠部の両端部分に
    上記未切削部を切削する張出部をそれぞれ設け、上記揺
    動カッタが上記回転カッタの回転軸と干渉しない範囲で
    揺動する請求項1記載の特殊断面シールド掘進機。
  3. 【請求項3】 隣接する上記回転カッタと上記揺動カッ
    タとの重複部の外方両側に位置する未切削部のうち一方
    の未切削部を切削する第1張出部と、他方の未切削部を
    切削する第2張出部とを一体で、上記揺動カッタの外周
    部外側に設けた請求項1記載の特殊断面シールド掘進
    機。
  4. 【請求項4】 上記揺動カッタを上記回転カッタの後方
    に配置し、その揺動カッタに上記回転カッタの回転軸と
    干渉する部分から周方向に所定長さ円弧状に延びる長穴
    を形成し、その長穴の略中央部の径方向外側に位置する
    外周部外側に、上記回転カッタと上記揺動カッタとの重
    複部の外方両側に位置する未切削部のうち一方の未切削
    部を切削する第1張出部と、他方の未切削部を切削する
    第2張出部とを一体で設けた請求項1記載の特殊断面シ
    ールド掘進機。
  5. 【請求項5】 上記張出部に、掘削ラインの外側に出没
    する余掘装置を当該張出部の外周線に沿って設けた請求
    項1から4いずれかに記載の特殊断面シールド掘進機。
JP2000373197A 2000-12-07 2000-12-07 特殊断面シールド掘進機 Expired - Fee Related JP4411780B2 (ja)

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