JP2000130087A - トンネル掘進機 - Google Patents
トンネル掘進機Info
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- JP2000130087A JP2000130087A JP30215498A JP30215498A JP2000130087A JP 2000130087 A JP2000130087 A JP 2000130087A JP 30215498 A JP30215498 A JP 30215498A JP 30215498 A JP30215498 A JP 30215498A JP 2000130087 A JP2000130087 A JP 2000130087A
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- Japan
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- spoke
- tunnel
- cutter head
- excavation
- section
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地山保持に優れたトンネル掘進機とする。
【解決手段】 掘進機本体10の前端部に円形断面を掘
削する第1スポーク形カッタヘッド20と略鼓状断面を
掘削する第2スポーク形カッタヘッド30を取付け、こ
の第1スポーク22と第2スポーク32を掘進機本体1
0の前方に突出させる。これによって、円形断面の掘削
部と略鼓状断面の掘削部が連続したトンネルを掘削でき
る。また、掘進機本体10の前方に第1・第2スポーク
22,32が突出しているだけであるから掘進機本体1
0で地山を確実に保持できる。
削する第1スポーク形カッタヘッド20と略鼓状断面を
掘削する第2スポーク形カッタヘッド30を取付け、こ
の第1スポーク22と第2スポーク32を掘進機本体1
0の前方に突出させる。これによって、円形断面の掘削
部と略鼓状断面の掘削部が連続したトンネルを掘削でき
る。また、掘進機本体10の前方に第1・第2スポーク
22,32が突出しているだけであるから掘進機本体1
0で地山を確実に保持できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大断面トンネルの
外殻を掘削するトンネル掘進機に関する。
外殻を掘削するトンネル掘進機に関する。
【0002】
【従来の技術】大断面トンネルを構築する工法としては
リングシールド工法、Sルーフ工法等が知られている。
前述のリングシールド工法は、筒状のトンネル掘進機で
大断面トンネルの外殻部のみをリング状に先行掘削し、
セグメントで覆工体を構築した後に内部の土砂を掘削し
て大断面トンネルを構築する工法である。
リングシールド工法、Sルーフ工法等が知られている。
前述のリングシールド工法は、筒状のトンネル掘進機で
大断面トンネルの外殻部のみをリング状に先行掘削し、
セグメントで覆工体を構築した後に内部の土砂を掘削し
て大断面トンネルを構築する工法である。
【0003】前述のSルーフ工法は、大断面トンネルの
外殻部に沿って小口径の先行トンネルを、裏込めコンク
リートを打設するシールド式の小口径トンネル掘進機に
より1本おきに掘進し、次に先行トンネルの裏込めコン
クリートを一部を切削しながら小口径の後行トンネルを
掘進し、裏込めコンクリートを打設して先行トンネルと
後行トンネルを重ね合せ一体化してリング状のトンネル
覆工構造体とし、その内部を掘削して大断面トンネルを
構築する工法である。
外殻部に沿って小口径の先行トンネルを、裏込めコンク
リートを打設するシールド式の小口径トンネル掘進機に
より1本おきに掘進し、次に先行トンネルの裏込めコン
クリートを一部を切削しながら小口径の後行トンネルを
掘進し、裏込めコンクリートを打設して先行トンネルと
後行トンネルを重ね合せ一体化してリング状のトンネル
覆工構造体とし、その内部を掘削して大断面トンネルを
構築する工法である。
【0004】リングシールド工法は筒状のトンネル掘進
機を必要とし、そのトンネル掘進機は大断面トンネルの
外殻形状に合致した非常に大きな筒状となるので、その
トンネル掘進機を製作することは大変困難であるし、大
変高価なものとなる。
機を必要とし、そのトンネル掘進機は大断面トンネルの
外殻形状に合致した非常に大きな筒状となるので、その
トンネル掘進機を製作することは大変困難であるし、大
変高価なものとなる。
【0005】これに対してSルーフ工法は小口径トンネ
ル掘進機を用いれば良いから、そのトンネル掘進機を容
易に製作できるし、安価なものとなる。しかしながら、
小口径トンネル掘進機により掘進したトンネル断面は円
形となり、先行トンネルと後行トンネルをリング状に連
続させるには先行トンネルを掘進した後に、その先行ト
ンネルの一部分を重複しながら後行トンネルを掘進する
ので、余分に掘進することになってトンネル掘進の作業
効率が悪い。
ル掘進機を用いれば良いから、そのトンネル掘進機を容
易に製作できるし、安価なものとなる。しかしながら、
小口径トンネル掘進機により掘進したトンネル断面は円
形となり、先行トンネルと後行トンネルをリング状に連
続させるには先行トンネルを掘進した後に、その先行ト
ンネルの一部分を重複しながら後行トンネルを掘進する
ので、余分に掘進することになってトンネル掘進の作業
効率が悪い。
【0006】このことを解消した大断面トンネルの外殻
を掘削するトンネル掘進機が提案されている。例えば、
特開平8−165893号公報に示すトンネル掘進機が
提案されている。具体的には図9と図10に示すよう
に、掘進機本体1の前端部に円形カッタヘッド2を、そ
の前面が掘進方向と直角となり、かつ回転軸が推進方向
と平行にして取付け、前記掘進機本体1の前端部に、前
記円形カッタヘッド2の外周面と略同一曲率の鼓形でそ
の軸方向長さが円形カッタヘッド2の直径と略等しいド
ラムカッタヘッド3を、軸方向中央部が円形カッタヘッ
ド2の回転中心と同一位置で回転軸が推進方向と直角、
かつ円形カッタヘッド2の回転軸と平行として取付けた
トンネル掘進機である。
を掘削するトンネル掘進機が提案されている。例えば、
特開平8−165893号公報に示すトンネル掘進機が
提案されている。具体的には図9と図10に示すよう
に、掘進機本体1の前端部に円形カッタヘッド2を、そ
の前面が掘進方向と直角となり、かつ回転軸が推進方向
と平行にして取付け、前記掘進機本体1の前端部に、前
記円形カッタヘッド2の外周面と略同一曲率の鼓形でそ
の軸方向長さが円形カッタヘッド2の直径と略等しいド
ラムカッタヘッド3を、軸方向中央部が円形カッタヘッ
ド2の回転中心と同一位置で回転軸が推進方向と直角、
かつ円形カッタヘッド2の回転軸と平行として取付けた
トンネル掘進機である。
【0007】前述のトンネル掘進機によれば、円形カッ
タヘッド2により円形断面のトンネルを掘削し、ドラム
カッタヘッド3により鼓形断面のトンネルを掘削し、し
かもその両方のトンネルが連続するので、図10に仮想
線で示すように同一曲率の凸湾曲部4と凹湾曲部5を有
するトンネルを掘削できる。
タヘッド2により円形断面のトンネルを掘削し、ドラム
カッタヘッド3により鼓形断面のトンネルを掘削し、し
かもその両方のトンネルが連続するので、図10に仮想
線で示すように同一曲率の凸湾曲部4と凹湾曲部5を有
するトンネルを掘削できる。
【0008】したがって、トンネルを掘進した後に次の
トンネルを掘進すると既に掘進したトンネル(以下先行
トンネルという)と次に掘進したトンネル(以下後行ト
ンネルという)の凸湾曲部4と凹湾曲部5が一致し、先
行トンネルと後行トンネルが連続するので、大断面トン
ネルの外殻に沿ったリング状のトンネルを効率良く掘削
できる。
トンネルを掘進すると既に掘進したトンネル(以下先行
トンネルという)と次に掘進したトンネル(以下後行ト
ンネルという)の凸湾曲部4と凹湾曲部5が一致し、先
行トンネルと後行トンネルが連続するので、大断面トン
ネルの外殻に沿ったリング状のトンネルを効率良く掘削
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のトンネル掘進機
は掘進機本体1のドラムカッタヘッド3と対向する部分
を図9に示すように切欠きしてある。その切欠き部6部
分においては常時ドラムカッタヘッド3の側面7が切羽
掘削面と接している。
は掘進機本体1のドラムカッタヘッド3と対向する部分
を図9に示すように切欠きしてある。その切欠き部6部
分においては常時ドラムカッタヘッド3の側面7が切羽
掘削面と接している。
【0010】しかしながら、回転するドラムカッタヘッ
ド3部分に山留め機能がない。このために、掘進機本体
1の切欠き部6部分では地山保持が困難であるので、崩
壊性の高い土質の地山(くずれ易い地山)の掘削には不
向きである。
ド3部分に山留め機能がない。このために、掘進機本体
1の切欠き部6部分では地山保持が困難であるので、崩
壊性の高い土質の地山(くずれ易い地山)の掘削には不
向きである。
【0011】前述のように従来のトンネル掘進機は掘削
対象地山がくずれ難い地山に制約されるので、使用範囲
が狭く、シールドに不向きで使いにくい。このために、
実際にくずれ易い地山や曲線施工のある大断面トンネル
の外殻を掘削することは困難である。
対象地山がくずれ難い地山に制約されるので、使用範囲
が狭く、シールドに不向きで使いにくい。このために、
実際にくずれ易い地山や曲線施工のある大断面トンネル
の外殻を掘削することは困難である。
【0012】そこで、本発明は前述の課題を解消して崩
壊性の高い土質の地山においても地山保持に優れたトン
ネル掘進機を提供することを目的とする。
壊性の高い土質の地山においても地山保持に優れたトン
ネル掘進機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1の発
明は、筒状の掘進機本体10と、この掘進機本体10の
前端部に設けた掘進方向と平行の第1軸21を中心とし
て揺動し掘進機本体10よりも前方に突出した複数の第
1スポーク22を備え、円形断面を掘削する第1スポー
ク形カッタヘッド20と、前記掘進機本体10の前端部
に設けた掘進方向と平行の第2軸31を中心として揺動
し掘進機本体10よりも前方に突出した複数の第2スポ
ーク32を備え、前記第1スポーク形カッタヘッド20
の掘削部とクロスして略鼓状断面を掘削する第2スポー
ク形カッタヘッド30を有し、前記円形断面と略鼓状断
面がほぼ同一曲率となるようにしたトンネル掘進機であ
る。
明は、筒状の掘進機本体10と、この掘進機本体10の
前端部に設けた掘進方向と平行の第1軸21を中心とし
て揺動し掘進機本体10よりも前方に突出した複数の第
1スポーク22を備え、円形断面を掘削する第1スポー
ク形カッタヘッド20と、前記掘進機本体10の前端部
に設けた掘進方向と平行の第2軸31を中心として揺動
し掘進機本体10よりも前方に突出した複数の第2スポ
ーク32を備え、前記第1スポーク形カッタヘッド20
の掘削部とクロスして略鼓状断面を掘削する第2スポー
ク形カッタヘッド30を有し、前記円形断面と略鼓状断
面がほぼ同一曲率となるようにしたトンネル掘進機であ
る。
【0014】第1の発明によれば第1スポーク形カッタ
ヘッド20で円形断面が掘削される。第2スポーク形カ
ッタヘッド30で略鼓状断面が掘削される。この円形断
面の掘削部と略鼓状断面の掘削部が連続する。これによ
って、略同一曲率の凸湾曲掘削部と凹湾曲掘削部を有す
るトンネルを掘削できる。
ヘッド20で円形断面が掘削される。第2スポーク形カ
ッタヘッド30で略鼓状断面が掘削される。この円形断
面の掘削部と略鼓状断面の掘削部が連続する。これによ
って、略同一曲率の凸湾曲掘削部と凹湾曲掘削部を有す
るトンネルを掘削できる。
【0015】したがって、既に掘削したトンネルと次に
掘削したトンネルが連続するので、大断面トンネルの外
殻を効率良く掘削できる。
掘削したトンネルが連続するので、大断面トンネルの外
殻を効率良く掘削できる。
【0016】また、掘進機本体10よりも第1・第2ス
ポーク形カッタヘッド20,30の第1・第2スポーク
22,32が前方に突出しているだけであるので、掘進
機本体10は切欠き部などを形成せずに前端部まで連続
しているし、第1・第2スポーク22,32の突出寸法
が短かい。
ポーク形カッタヘッド20,30の第1・第2スポーク
22,32が前方に突出しているだけであるので、掘進
機本体10は切欠き部などを形成せずに前端部まで連続
しているし、第1・第2スポーク22,32の突出寸法
が短かい。
【0017】これによって、掘進機本体10により地山
保持が確実で、崩壊性の高い土質の地山においても地山
保持に優れる。
保持が確実で、崩壊性の高い土質の地山においても地山
保持に優れる。
【0018】第2の発明は、第1の発明において、前記
第1スポーク22、第2スポーク32は掘削長さ可変の
余掘装置43を備えているトンネル掘進機である。
第1スポーク22、第2スポーク32は掘削長さ可変の
余掘装置43を備えているトンネル掘進機である。
【0019】第2の発明によれば、カーブ掘進する時に
カーブする方向の地山を余掘りできる。これによって、
カーブ掘進する場合に第1・第2スポーク22,32が
地山に接して抵抗となることがなく確実にカーブ掘進で
きる。
カーブする方向の地山を余掘りできる。これによって、
カーブ掘進する場合に第1・第2スポーク22,32が
地山に接して抵抗となることがなく確実にカーブ掘進で
きる。
【0020】第3の発明は、第1の発明において、前記
第2スポーク32は掘削長さ可変の余掘装置43を備え
ているトンネル掘進機である。
第2スポーク32は掘削長さ可変の余掘装置43を備え
ているトンネル掘進機である。
【0021】第3の発明によれば、第2スポーク32の
揺動角度に応じて余掘装置40による掘削長さを変える
ことで第2スポーク32で直線掘削できる。
揺動角度に応じて余掘装置40による掘削長さを変える
ことで第2スポーク32で直線掘削できる。
【0022】第4の発明は、第1又は第2又は第3の発
明において、第1スポーク形カッタヘッド20と第2ス
ポーク形カッタヘッド30はほぼ同一平面内に配置され
ているトンネル掘進機である。
明において、第1スポーク形カッタヘッド20と第2ス
ポーク形カッタヘッド30はほぼ同一平面内に配置され
ているトンネル掘進機である。
【0023】第4の発明によれば、機長を短かくでき
る。したがって、トンネル掘進機を発進させる立坑の大
きさを小さくできるので施工コストを低減できるばかり
でなく余掘り量も少なくすることができる。
る。したがって、トンネル掘進機を発進させる立坑の大
きさを小さくできるので施工コストを低減できるばかり
でなく余掘り量も少なくすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1と図2に示すように、スキン
プレートと呼ばれる掘進機本体10は半円形の凸湾曲部
11と、半円形の凹湾曲部12と、この凸湾曲部11と
凹湾曲部12を連続する両側部、例えば相互に平行な一
対の直線部13を有する筒状である。凸湾曲部11と凹
湾曲部12は同一曲率(半径)である。
プレートと呼ばれる掘進機本体10は半円形の凸湾曲部
11と、半円形の凹湾曲部12と、この凸湾曲部11と
凹湾曲部12を連続する両側部、例えば相互に平行な一
対の直線部13を有する筒状である。凸湾曲部11と凹
湾曲部12は同一曲率(半径)である。
【0025】前記掘進機本体10はスペーサ管14に連
結した後部10aと前部10bを摺動自在に嵌合し、両
者間にステアリングジャッキ15が連結してある。前記
掘進機本体10の内面における前端寄りに隔壁16が固
着してある。この隔壁16に第1スポーク形カッタヘッ
ド20と第2スポーク形カッタヘッド30が取付けてあ
る。
結した後部10aと前部10bを摺動自在に嵌合し、両
者間にステアリングジャッキ15が連結してある。前記
掘進機本体10の内面における前端寄りに隔壁16が固
着してある。この隔壁16に第1スポーク形カッタヘッ
ド20と第2スポーク形カッタヘッド30が取付けてあ
る。
【0026】前記第1スポーク形カッタヘッド20は第
1軸21に4本の第1スポーク22を90度間隔の放射
状で十文字形状に固着してある。この第1スポーク22
の数は4本以上でも良い。前記第1軸21が隔壁16に
固着した筒体17とハウジング18に軸受19で掘進方
向と平行に回転自在に取付けられ、第1スポーク22が
掘進機本体10の前端面よりも前方に突出している。
1軸21に4本の第1スポーク22を90度間隔の放射
状で十文字形状に固着してある。この第1スポーク22
の数は4本以上でも良い。前記第1軸21が隔壁16に
固着した筒体17とハウジング18に軸受19で掘進方
向と平行に回転自在に取付けられ、第1スポーク22が
掘進機本体10の前端面よりも前方に突出している。
【0027】前記第1軸21は第1揺動機構23でほぼ
90度の範囲で揺動される。これによって円形断面を掘
削する。前記第1揺動機構23は図3に示すように第1
軸21に嵌合して固着したブラケット24と掘進機本体
10の内面に固着したブラケット25に亘って第1・第
2揺動用シリンダ26,27を径方向に対向して連結
し、第3・第4揺動用シリンダ28,29を径方向に対
向して連結してある。この第1・第2・第3・第4揺動
用シリンダ26,27,28,29は第1軸21のほぼ
接線方向に向いている。なお、ハウジング18には揺動
用シリンダが挿通する切欠き部が形成してある。
90度の範囲で揺動される。これによって円形断面を掘
削する。前記第1揺動機構23は図3に示すように第1
軸21に嵌合して固着したブラケット24と掘進機本体
10の内面に固着したブラケット25に亘って第1・第
2揺動用シリンダ26,27を径方向に対向して連結
し、第3・第4揺動用シリンダ28,29を径方向に対
向して連結してある。この第1・第2・第3・第4揺動
用シリンダ26,27,28,29は第1軸21のほぼ
接線方向に向いている。なお、ハウジング18には揺動
用シリンダが挿通する切欠き部が形成してある。
【0028】第1・第2揺動用シリンダ26,27を伸
び作動すると第1軸21は矢印a方向に所定角度回転
し、縮み作動すると第1軸21は矢印b方向に所定角度
回転する。第3・第4揺動用シリンダ28,29を伸び
作動すると第1軸21は矢印b方向に所定角度回転し、
縮み作動すると第1軸21が矢印a方向に所定角度回転
する。
び作動すると第1軸21は矢印a方向に所定角度回転
し、縮み作動すると第1軸21は矢印b方向に所定角度
回転する。第3・第4揺動用シリンダ28,29を伸び
作動すると第1軸21は矢印b方向に所定角度回転し、
縮み作動すると第1軸21が矢印a方向に所定角度回転
する。
【0029】このようであるから、第1・第2揺動用シ
リンダ26,27を伸び作動すると共に、第3・第4揺
動用シリンダ28,29を縮み作動することで第1スポ
ーク形カッタヘッド20は矢印a方向に揺動する。第1
・第2揺動用シリンダ26,27を縮み作動すると共
に、第3・第4揺動用シリンダ28,29を伸び作動す
ることで第1スポーク形カッタヘッド20は矢印b方向
に揺動する。
リンダ26,27を伸び作動すると共に、第3・第4揺
動用シリンダ28,29を縮み作動することで第1スポ
ーク形カッタヘッド20は矢印a方向に揺動する。第1
・第2揺動用シリンダ26,27を縮み作動すると共
に、第3・第4揺動用シリンダ28,29を伸び作動す
ることで第1スポーク形カッタヘッド20は矢印b方向
に揺動する。
【0030】つまり、第1スポーク形カッタヘッド20
は、掘進機本体10の前端部に設けた掘進方向と平行の
第1軸21を中心に揺動する複数の第1スポーク22を
掘進機本体10よりも前方に突出して円形断面に掘削す
る。
は、掘進機本体10の前端部に設けた掘進方向と平行の
第1軸21を中心に揺動する複数の第1スポーク22を
掘進機本体10よりも前方に突出して円形断面に掘削す
る。
【0031】前記第2スポーク形カッタヘッド30は第
2軸31に同一長さの2本の第2スポーク32を放射状
に一文字形状に固着してある。前記第2軸31が第1軸
21と同様に隔壁16に固着した筒体17′、ハウジン
グ18′に軸受19′を介して掘進方向と平行に回転自
在に取付けられ、第2スポーク32が掘削機本体10の
前端面よりも前方に突出している。
2軸31に同一長さの2本の第2スポーク32を放射状
に一文字形状に固着してある。前記第2軸31が第1軸
21と同様に隔壁16に固着した筒体17′、ハウジン
グ18′に軸受19′を介して掘進方向と平行に回転自
在に取付けられ、第2スポーク32が掘削機本体10の
前端面よりも前方に突出している。
【0032】前記第2軸31は第2揺動機構33でほぼ
75度の範囲で揺動される。これによって略鼓状断面を
掘削する。前記第2揺動機構33は第2軸31に嵌合し
て固着したブラケット34と掘進機本体10に固着した
ブラケット35とに亘って第5・第6揺動用シリンダ3
6,37を径方向に対向して連結してある。この第5・
第6揺動用シリンダ36,37は第2軸31のほぼ接線
方向に向いている。なお、ハウジング18′には揺動用
シリンダが挿通する切欠き部が形成してある。
75度の範囲で揺動される。これによって略鼓状断面を
掘削する。前記第2揺動機構33は第2軸31に嵌合し
て固着したブラケット34と掘進機本体10に固着した
ブラケット35とに亘って第5・第6揺動用シリンダ3
6,37を径方向に対向して連結してある。この第5・
第6揺動用シリンダ36,37は第2軸31のほぼ接線
方向に向いている。なお、ハウジング18′には揺動用
シリンダが挿通する切欠き部が形成してある。
【0033】第5揺動用シリンダ36を伸び作動すると
第2軸31は矢印c方向に所定角度回転し、縮み作動す
ると第2軸31は矢印d方向に所定角度回転する。第6
揺動用シリンダ37を伸び作動すると第2軸31は矢印
d方向に所定角度回転し、縮み作動すると第2軸31が
矢印c方向に所定角度回転する。
第2軸31は矢印c方向に所定角度回転し、縮み作動す
ると第2軸31は矢印d方向に所定角度回転する。第6
揺動用シリンダ37を伸び作動すると第2軸31は矢印
d方向に所定角度回転し、縮み作動すると第2軸31が
矢印c方向に所定角度回転する。
【0034】このようであるから、第5揺動用シリンダ
36を伸び作動すると共に、第6揺動用シリンダ37を
縮み作動することで第2スポーク形カッタヘッド30は
矢印c方向に揺動する。第5揺動用シリンダ36を縮み
作動すると共に、第6揺動用シリンダ37を伸び作動す
ることで第2スポーク形カッタヘッド30は矢印d方向
に揺動する。
36を伸び作動すると共に、第6揺動用シリンダ37を
縮み作動することで第2スポーク形カッタヘッド30は
矢印c方向に揺動する。第5揺動用シリンダ36を縮み
作動すると共に、第6揺動用シリンダ37を伸び作動す
ることで第2スポーク形カッタヘッド30は矢印d方向
に揺動する。
【0035】つまり、第2スポーク形カッタヘッド30
は、第1スポーク形カッタヘッド20に隣接して掘進方
向と平行の第2軸31を中心に揺動する複数の第2スポ
ーク32を掘進機本体10よりも前方に突出して、第1
スポーク形カッタヘッド20の掘削部にクロスしてほぼ
鼓状断面を掘削する。このほぼ鼓状断面の曲率は円形断
面の曲率とほぼ同一である。
は、第1スポーク形カッタヘッド20に隣接して掘進方
向と平行の第2軸31を中心に揺動する複数の第2スポ
ーク32を掘進機本体10よりも前方に突出して、第1
スポーク形カッタヘッド20の掘削部にクロスしてほぼ
鼓状断面を掘削する。このほぼ鼓状断面の曲率は円形断
面の曲率とほぼ同一である。
【0036】前記第1スポーク22と第2スポーク32
は図2に示すように、所定の幅と厚さを有する矩形断面
で長尺な本体40に複数のビット41およびビット4
1′を取付けてある。第1スポーク形カッタヘッド20
の揺動中心20a(第1軸21の中心)は凸湾曲部11
の中心に位置している。図2で真上に向う第1スポーク
22と左向きの第1スポーク22は揺動中心20aから
先端部までの距離が凸湾曲面11の半径と同一となる長
さである。
は図2に示すように、所定の幅と厚さを有する矩形断面
で長尺な本体40に複数のビット41およびビット4
1′を取付けてある。第1スポーク形カッタヘッド20
の揺動中心20a(第1軸21の中心)は凸湾曲部11
の中心に位置している。図2で真上に向う第1スポーク
22と左向きの第1スポーク22は揺動中心20aから
先端部までの距離が凸湾曲面11の半径と同一となる長
さである。
【0037】図2で右向きの第1スポーク22と下向き
の第1スポーク22は回転中心20aから先端部までの
距離が凸湾曲面11の半径よりも若干短かい長さであ
る。なお、この2つの第1スポーク22を前述の2つの
第1スポーク22と同一長さとしても良い。
の第1スポーク22は回転中心20aから先端部までの
距離が凸湾曲面11の半径よりも若干短かい長さであ
る。なお、この2つの第1スポーク22を前述の2つの
第1スポーク22と同一長さとしても良い。
【0038】前記第2スポーク形カッタヘッド30の揺
動中心30a(第2軸31の中心)は一対の直線部13
間の中央に位置している。この第2スポーク32は、そ
の先端部が直線部13に合致する長さとなっている。
動中心30a(第2軸31の中心)は一対の直線部13
間の中央に位置している。この第2スポーク32は、そ
の先端部が直線部13に合致する長さとなっている。
【0039】前記各第1・第2スポーク22,32の交
差部分(第1・第2軸21,31の先端部)には中央カ
ッタ42がそれぞれ取付けてある。前記各第1・第2ス
ポーク22,32には余掘装置43がそれぞれ取付けて
ある。
差部分(第1・第2軸21,31の先端部)には中央カ
ッタ42がそれぞれ取付けてある。前記各第1・第2ス
ポーク22,32には余掘装置43がそれぞれ取付けて
ある。
【0040】前記余掘装置43は図4と図5に示すよう
に、杆体44にビット45を取付けた掘削部46を第1
・第2スポーク22,32の本体40のガイド部40b
に長手方向に摺動自在に嵌挿して取付け、シリンダ47
で掘削部46を本体40の先端面40aから突出した位
置と収納された位置に摺動する形状である。なおシリン
ダ47は杆体44の中空部44aに配設してある。この
突出量はシリンダ47の伸びストロークで調整可能であ
る。なお、図4と図5は第2スポーク32に取付けた状
態を示しているが、第1スポーク22にも同様に取付け
られる。つまり、余掘装置40は掘削部46を出入りす
ることで掘削長さを変えることができる。
に、杆体44にビット45を取付けた掘削部46を第1
・第2スポーク22,32の本体40のガイド部40b
に長手方向に摺動自在に嵌挿して取付け、シリンダ47
で掘削部46を本体40の先端面40aから突出した位
置と収納された位置に摺動する形状である。なおシリン
ダ47は杆体44の中空部44aに配設してある。この
突出量はシリンダ47の伸びストロークで調整可能であ
る。なお、図4と図5は第2スポーク32に取付けた状
態を示しているが、第1スポーク22にも同様に取付け
られる。つまり、余掘装置40は掘削部46を出入りす
ることで掘削長さを変えることができる。
【0041】このようであるから、第1・第2スポーク
22,32の掘削長さ(揺動中心からの掘削長さ)を変
えることができる。
22,32の掘削長さ(揺動中心からの掘削長さ)を変
えることができる。
【0042】前記第1スポーク形カッタヘッド20と第
2スポーク形カッタヘッド30はほぼ同一平面内に配置
されている。つまり、第1スポーク22と第2スポーク
32の掘進機本体10の前端面からの突出寸法が同一
で、その前面がほぼ平行となっている。
2スポーク形カッタヘッド30はほぼ同一平面内に配置
されている。つまり、第1スポーク22と第2スポーク
32の掘進機本体10の前端面からの突出寸法が同一
で、その前面がほぼ平行となっている。
【0043】これによって、掘進機本体10と第1・第
2スポーク形カッタヘッド20,30との掘進方向の全
長、つまり機長を短かくできる。
2スポーク形カッタヘッド20,30との掘進方向の全
長、つまり機長を短かくできる。
【0044】次に掘削動作を説明する。図6(a)に示
すように第1スポーク形カッタヘッド20の2つの第1
スポーク22を真上と真下(揺動中心20aと揺動中心
30aを結ぶ直線に合致した向き)に向け、残りの2つ
の第1スポーク22を左右横向き(前記直線と直角で揺
動中心20aを通る直線に合致した向き)とする。
すように第1スポーク形カッタヘッド20の2つの第1
スポーク22を真上と真下(揺動中心20aと揺動中心
30aを結ぶ直線に合致した向き)に向け、残りの2つ
の第1スポーク22を左右横向き(前記直線と直角で揺
動中心20aを通る直線に合致した向き)とする。
【0045】第2スポーク形カッタヘッド30の2つの
第2スポーク32を斜め右上り(前記直線に対して55
度の向き)とする。これによって下向きとなった一方の
第2スポーク32が凹湾曲部12の左下りとなった左側
部分と略合致する。
第2スポーク32を斜め右上り(前記直線に対して55
度の向き)とする。これによって下向きとなった一方の
第2スポーク32が凹湾曲部12の左下りとなった左側
部分と略合致する。
【0046】前記下向きとなった一方の第2スポーク3
2の掘削部46を伸ばして一方の直線部13よりも外方
に突出させる。上向きとなった他方の第2スポーク32
の掘削部46を伸ばして他方の直線部13と合致させ
る。
2の掘削部46を伸ばして一方の直線部13よりも外方
に突出させる。上向きとなった他方の第2スポーク32
の掘削部46を伸ばして他方の直線部13と合致させ
る。
【0047】第1スポーク形カッタヘッド20を矢印e
方向に45度揺動する。この時真上に向う第1スポーク
22の掘削部46を揺動角に応じて順次伸ばす。これに
よって図6(b)に示すよう真上に向う第1スポーク2
2でAの部分を掘削し、右横に向う第1スポーク22で
Bの部分を掘削する。Aの部分は凸湾曲部11から順次
外方に離れる円孤で、Bの部分は凸湾曲部11に沿って
円孤である。
方向に45度揺動する。この時真上に向う第1スポーク
22の掘削部46を揺動角に応じて順次伸ばす。これに
よって図6(b)に示すよう真上に向う第1スポーク2
2でAの部分を掘削し、右横に向う第1スポーク22で
Bの部分を掘削する。Aの部分は凸湾曲部11から順次
外方に離れる円孤で、Bの部分は凸湾曲部11に沿って
円孤である。
【0048】前述の動作と同時に第2スポーク形カッタ
ヘッド30を矢印f方向に35度揺動する。この時2つ
の第2スポーク32の掘削部46を揺動角に応じて順次
縮めて掘削部46の先端部が直線に沿って移動するよう
にする。これによって、図6(b)に示すようにCの部
分とDの部分を掘削する。Cの部分は一方の直線部13
より外方で、かつ一方の直線部13と平行な直線で、D
の部分は他方の直線部13に沿った直線である。
ヘッド30を矢印f方向に35度揺動する。この時2つ
の第2スポーク32の掘削部46を揺動角に応じて順次
縮めて掘削部46の先端部が直線に沿って移動するよう
にする。これによって、図6(b)に示すようにCの部
分とDの部分を掘削する。Cの部分は一方の直線部13
より外方で、かつ一方の直線部13と平行な直線で、D
の部分は他方の直線部13に沿った直線である。
【0049】図6(b)の状態から前述と同様にして第
1スポーク形カッタヘッド20をさらに45度回転す
る。これによって図6(c)に示すようにEの部分とF
の部分を掘削する。Eの部分はAの部分と連続した円孤
で、Fの部分は凸湾曲部11に沿って円孤である。
1スポーク形カッタヘッド20をさらに45度回転す
る。これによって図6(c)に示すようにEの部分とF
の部分を掘削する。Eの部分はAの部分と連続した円孤
で、Fの部分は凸湾曲部11に沿って円孤である。
【0050】この時、図6(b)において右下向きの第
1スポーク22の掘削部46を伸ばしてDの部分を掘削
するようにし、揺動角度に応じて順次縮めて掘削部46
の先端部が直線に沿って移動するようにする。これによ
って、Dの部分とBの部分の間のGの部分を他方の直線
部13に沿って掘削する。つまり、第1スポーク形カッ
タヘッド20と第2スポーク形カッタヘッド30の右側
の掘削部分が交差する。
1スポーク22の掘削部46を伸ばしてDの部分を掘削
するようにし、揺動角度に応じて順次縮めて掘削部46
の先端部が直線に沿って移動するようにする。これによ
って、Dの部分とBの部分の間のGの部分を他方の直線
部13に沿って掘削する。つまり、第1スポーク形カッ
タヘッド20と第2スポーク形カッタヘッド30の右側
の掘削部分が交差する。
【0051】前述の動作とともに第2スポーク形カッタ
ヘッド30をさらに35度揺動する。この時下向きであ
った一方の第2スポーク32の掘削部46を揺動角度に
応じて順次縮めて掘削部46の先端部が直線に沿って移
動するようにする。これによって、Hの部分を掘削し、
このHの部分は一方の直線部13と平行となる。
ヘッド30をさらに35度揺動する。この時下向きであ
った一方の第2スポーク32の掘削部46を揺動角度に
応じて順次縮めて掘削部46の先端部が直線に沿って移
動するようにする。これによって、Hの部分を掘削し、
このHの部分は一方の直線部13と平行となる。
【0052】また、上向きであった他方の第2スポーク
32の掘削部46を揺動角度に応じて順次伸ばして掘削
部46の先端部が直線に沿って移動するようにする。こ
れによって、Iの部分を掘削し、このIの部分は他方の
直線部13に沿った直線である。他方の第2スポーク3
2が凹湾曲部12の右下りの右側部分にほぼ合致する。
32の掘削部46を揺動角度に応じて順次伸ばして掘削
部46の先端部が直線に沿って移動するようにする。こ
れによって、Iの部分を掘削し、このIの部分は他方の
直線部13に沿った直線である。他方の第2スポーク3
2が凹湾曲部12の右下りの右側部分にほぼ合致する。
【0053】図6(c)の状態となったら第1・第2ス
ポーク形カッタヘッド20,30を矢印e、矢印fと反
対方向に前述と同様にして揺動して前述のように各部分
を掘削する。この時、図6(c)で真下に向う第1スポ
ーク22の掘削部46を伸ばしてHの部分を掘削するよ
うにし、その後に掘削部46を揺動角度に応じて順次縮
めて先端部を直線に沿って移動する。これによってHの
部分とEの部分の間のJの部分を掘削する。このJの部
分は一方の直線部13と平行な直線である。
ポーク形カッタヘッド20,30を矢印e、矢印fと反
対方向に前述と同様にして揺動して前述のように各部分
を掘削する。この時、図6(c)で真下に向う第1スポ
ーク22の掘削部46を伸ばしてHの部分を掘削するよ
うにし、その後に掘削部46を揺動角度に応じて順次縮
めて先端部を直線に沿って移動する。これによってHの
部分とEの部分の間のJの部分を掘削する。このJの部
分は一方の直線部13と平行な直線である。
【0054】前述の動作を繰り返すことで凸湾曲部1
1、凹湾曲部12に沿った略同一曲率の凸湾曲掘削部
B,F,A,Eと凹湾曲掘削部K及び一対の直線部13
に沿った一対の直線掘削部G,D,H,Jで囲まれた断
面形状のトンネルを掘削できる。
1、凹湾曲部12に沿った略同一曲率の凸湾曲掘削部
B,F,A,Eと凹湾曲掘削部K及び一対の直線部13
に沿った一対の直線掘削部G,D,H,Jで囲まれた断
面形状のトンネルを掘削できる。
【0055】しかも、ほぼ1/4凸湾曲掘削部A,Eは
ほぼ1/4凸湾曲部11よりも外方で、一方の直線掘削
部H,Jは一方の直線部13よりも外方であるので、掘
削機本体10の左右一方側の外方を図6(c)符号Xで
示すように余分に掘削できる。これによって、確実にカ
ーブ掘進(トンネル掘進機を掘進機本体10と平行な直
線に対して所定の半径で湾曲した曲線に沿って掘進しな
がら掘削すること)できる。
ほぼ1/4凸湾曲部11よりも外方で、一方の直線掘削
部H,Jは一方の直線部13よりも外方であるので、掘
削機本体10の左右一方側の外方を図6(c)符号Xで
示すように余分に掘削できる。これによって、確実にカ
ーブ掘進(トンネル掘進機を掘進機本体10と平行な直
線に対して所定の半径で湾曲した曲線に沿って掘進しな
がら掘削すること)できる。
【0056】例えば、図7に示すように半径Rでカーブ
掘進する場合にカーブする方向の地山を斜線で示すよう
に余掘りできるので、掘進機本体10がスムーズに曲進
し、確実にカーブ掘進できる。
掘進する場合にカーブする方向の地山を斜線で示すよう
に余掘りできるので、掘進機本体10がスムーズに曲進
し、確実にカーブ掘進できる。
【0057】なお、前述の掘削動作において右向きの第
1スポーク22の掘削部46を真向に向う第1スポーク
22の掘削部46と同様に伸び・縮み作動し、右横向き
の第2スポーク32の掘削部46の伸びストロークを長
くすれば、掘進機本体10よりも左右に大きな断面形状
のトンネルを掘進できる。
1スポーク22の掘削部46を真向に向う第1スポーク
22の掘削部46と同様に伸び・縮み作動し、右横向き
の第2スポーク32の掘削部46の伸びストロークを長
くすれば、掘進機本体10よりも左右に大きな断面形状
のトンネルを掘進できる。
【0058】また、前述の掘削動作時に真上に向う第1
スポーク22の掘削部46を縮めたままとすれば凸湾曲
部11に沿って掘削できる。また第2スポーク32の掘
削部46の伸びストロークを小さくすれば左右の直線部
13に沿って掘削できる。したがって、掘進機本体10
と略同一の断面形状のトンネルを掘削できる。
スポーク22の掘削部46を縮めたままとすれば凸湾曲
部11に沿って掘削できる。また第2スポーク32の掘
削部46の伸びストロークを小さくすれば左右の直線部
13に沿って掘削できる。したがって、掘進機本体10
と略同一の断面形状のトンネルを掘削できる。
【0059】また、掘進機本体10は切欠き部等がなく
前端部まで連続した形状である。しかも第1・第2スポ
ーク形カッタヘッド20,30の掘進機本体10から前
方に突出した寸法は短かい。これらが相俟って地山保持
が確実で、崩壊性の高い土質の地山においても地山保持
に優れたトンネル掘進機である。
前端部まで連続した形状である。しかも第1・第2スポ
ーク形カッタヘッド20,30の掘進機本体10から前
方に突出した寸法は短かい。これらが相俟って地山保持
が確実で、崩壊性の高い土質の地山においても地山保持
に優れたトンネル掘進機である。
【0060】前述の第2スポーク32の揺動方向両側面
を凹円孤形状とすれば、凹湾曲部12に正しく沿った凹
湾曲掘削部が得られる。さらに第1スポーク22と第2
スポーク32の干渉をより一層確実に防止できる。
を凹円孤形状とすれば、凹湾曲部12に正しく沿った凹
湾曲掘削部が得られる。さらに第1スポーク22と第2
スポーク32の干渉をより一層確実に防止できる。
【0061】以上の実施の形態ではトンネル掘進機を1
台としたが、複数のトンネル掘進機を重ね合せてトンネ
ル掘進機としても良い。例えば、図8に示すように一方
の掘進機本体10の凹湾曲部12と他方の掘進機本体1
0の凸湾曲部11を重ね合せて1台のトンネル掘進機と
しても良い。
台としたが、複数のトンネル掘進機を重ね合せてトンネ
ル掘進機としても良い。例えば、図8に示すように一方
の掘進機本体10の凹湾曲部12と他方の掘進機本体1
0の凸湾曲部11を重ね合せて1台のトンネル掘進機と
しても良い。
【図1】本発明の実施の形態を示すトンネル掘進機の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】トンネル掘進機の前面図である。
【図3】トンネル掘進機の後面図である。
【図4】余掘装置を備えた第2スポークの前面図であ
る。
る。
【図5】余掘装置を備えた第2スポークの一部破断正面
図である。
図である。
【図6】掘削動作説明図である。
【図7】カーブ掘進の説明図である。
【図8】2つの掘進機本体を組み合せた状態の前面図で
ある。
ある。
【図9】従来のトンネル掘進機の断面図である。
【図10】図9の前面図である。
1…掘進機本体 2…円形カッタヘッド 3…ドラムカッタヘッド 6…切欠き部 7…側面 10…掘進機本体 11…凸湾曲部 12…凹湾曲部 13…直線部 16…隔壁 20…第1スポーク形カッタヘッド 21…第1軸 22…第1スポーク 23…第1揺動機構 30…第2スポーク形カッタヘッド 31…第2軸 32…第2スポーク 33…第2揺動機構 43…余掘装置 46…掘削部
Claims (4)
- 【請求項1】 筒状の掘進機本体(10)と、この掘進
機本体(10)の前端部に設けた掘進方向と平行の第1
軸(21)を中心として揺動し掘進機本体(10)より
も前方に突出した複数の第1スポーク(22)を備え、
円形断面を掘削する第1スポーク形カッタヘッド(2
0)と、 前記掘進機本体(10)の前端部に設けた掘進方向と平
行の第2軸(31)を中心として揺動し掘進機本体(1
0)よりも前方に突出した複数の第2スポーク(32)
を備え、前記第1スポーク形カッタヘッド(20)の掘
削部とクロスして略鼓状断面を掘削する第2スポーク形
カッタヘッド(30)を有し、 前記円形断面と略鼓状断面がほぼ同一曲率となるように
したトンネル掘進機。 - 【請求項2】 前記第1スポーク(22)、第2スポー
ク(32)は掘削長さ可変の余掘装置(43)を備えて
いる請求項1記載のトンネル掘進機。 - 【請求項3】 前記第2スポーク(32)は掘削長さ可
変の余掘装置(43)を備えている請求項1記載のトン
ネル掘進機。 - 【請求項4】 第1スポーク形カッタヘッド(20)と
第2スポーク形カッタヘッド(30)はほぼ同一平面内
に配置されている請求項1又は2又は3記載のトンネル
掘進機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30215498A JP2000130087A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | トンネル掘進機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30215498A JP2000130087A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | トンネル掘進機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000130087A true JP2000130087A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17905572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30215498A Pending JP2000130087A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | トンネル掘進機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000130087A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103233745A (zh) * | 2013-05-13 | 2013-08-07 | 上海盾构设计试验研究中心有限公司 | 掘进机用行星式刀盘 |
-
1998
- 1998-10-23 JP JP30215498A patent/JP2000130087A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103233745A (zh) * | 2013-05-13 | 2013-08-07 | 上海盾构设计试验研究中心有限公司 | 掘进机用行星式刀盘 |
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