JP2002173833A - 耐炎化繊維の製造方法、及びその装置 - Google Patents

耐炎化繊維の製造方法、及びその装置

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JP2002173833A JP2000368599A JP2000368599A JP2002173833A JP 2002173833 A JP2002173833 A JP 2002173833A JP 2000368599 A JP2000368599 A JP 2000368599A JP 2000368599 A JP2000368599 A JP 2000368599A JP 2002173833 A JP2002173833 A JP 2002173833A
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正直 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量に短時間にストランドを効率よく耐炎化
処理するための耐炎化繊維の製造方法及び製造装置、ひ
いては、炭素繊維の生産性を飛躍的に向上させ得る耐炎
化繊維の製造方法及び製造装置を提供する。 【解決手段】 熱処理室4内に、互いに所定間隔離間し
て平行にして走行するストランド6の列を有し、ストラ
ンド断面の長軸8方向から熱風10をストランド6に供
給し、熱処理室4の外部に、ストランド6を折り返して
熱処理室4に出し入れする折返しローラー14a、14
b、14c、14d、14eを有し、ストランド6をね
じる手段として、熱処理室4と折返しローラー14a、
14b、14c、14d、14eとの間に、切欠きロー
ラー18a、18b、18c、18d、18eを有する
耐炎化繊維製造装置2、並びに、その装置を用いる耐炎
化繊維の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、耐炎化繊維の製
造方法及び製造装置に関するものである。更に詳しく
は、多数本の炭素繊維前駆体繊維ストランドを短時間に
安定的に耐炎化し得る生産性の高い耐炎化繊維の製造方
法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、炭素繊維の製造工程におい
て、特にポリアクリロニトリル系炭素繊維の製造工程に
おいて、炭素繊維の前駆体繊維を耐炎化処理する方法と
して、酸化雰囲気中で熱風を循環し、熱処理する方法が
採られている。しかし、この耐炎化処理の効率が悪いた
め、炭素繊維は高価な繊維として扱われている。
【0003】耐炎化処理の効率の悪さは、炭素繊維の前
駆体繊維における耐炎化反応の性質によるところが大き
いものである。
【0004】耐炎化処理において、高温で熱処理を行え
ば反応がより速くなり、短時間処理が可能になる。しか
し、急速に耐炎化処理を行うと、酸化反応に伴う反応熱
が繊維内に蓄積しやすく、このため繊維内温度が急上昇
し、糸切れや発火を伴う暴走反応が誘発され易い。よっ
て耐炎化反応を暴走反応の手前で抑制する必要がある。
【0005】このような耐炎化反応の性質から、炭素繊
維の前駆体繊維においては、耐炎化処理の効率は悪いも
のである。
【0006】さらに、耐炎化処理は繊維を束ねたストラ
ンドの状態で行うのが通常で、耐炎化熱処理ストランド
の本数が多い場合、繊維の反応熱を効率よく除去しなけ
れば、高温、短時間で目的の耐炎化ストランドを効率よ
く得ることはできない。
【0007】耐炎化処理に要する時間、並びにエネルギ
ー消費量は極めて大きいので、耐炎化工程における生産
性の向上は必要不可欠である。
【0008】図10は従来の耐炎化繊維を製造する装置
の一例を示す概略図であって、側面断面を示す概略図で
ある。
【0009】図11は、図10におけるストランドの側
面部分及び断面部分を拡大した概略斜視図である。
【0010】図10及び11において、52は耐炎化繊
維製造装置で、熱処理室54内には多数本の扁平なスト
ランド56が、ストランド断面の長軸58を水平面に並
べて走行している。なお図11中60はストランド断面
の短軸を示す。
【0011】熱処理室54の一方の側面から、ヒータ6
2で加熱された熱風64がファン66により熱処理室5
4に送られ、ここで前記走行しているストランド56が
耐炎化処理される。
【0012】なお熱風64は、ストランド56を加熱す
ると同時に除熱する役割も担っている。
【0013】上記耐炎化繊維製造装置52を用いてシー
ト状のストランド56を耐炎化処理する場合、ストラン
ド間に隙間が少ないため、ストランドの酸化反応に伴っ
て発生する反応熱が除熱されにくく、更に熱風上流側の
ストランドから発生した反応熱は熱風により熱風下流側
に運ばれるため、下流側のストランドが高温になり、そ
の結果下流側ストランドが暴走反応を起こして発火する
場合がある。
【0014】そのため、熱処理室54の一方の側面か
ら、水平面に並んで走行している多数本のストランド5
6に平行に熱風を供給することは上記の問題を生ずる。
【0015】図12は従来の耐炎化繊維を製造する装置
の他の例において、熱処理室内を走行するストランドの
側面部分及び断面部分を示す概略斜視図である。
【0016】この図12に示すストランド72の熱処理
は、ストランド断面の長軸74が水平面に並んで走行し
ている多数本のストランド72に、水平面の上方から熱
風76を供給して多数本のストランドの前駆体繊維を耐
炎化処理するものである。なお図12中78はストラン
ド断面の短軸を示す。
【0017】この図12に示すストランドの熱処理にお
いても、ストランド間の空隙は狭いため、熱風の通過が
妨げられ、十分な除熱が出来ないといった問題は解決さ
れていない。
【0018】したがって、多数本のストランドの前駆体
繊維を耐炎化処理する場合、前駆体繊維内の反応熱によ
る発熱を効率よく除去しなければ、高温、短時間で目的
の耐炎化ストランドを得ることか出来ない。
【0019】即ち、わずかな時間でも除熱作用が悪化す
ると上記暴走反応が誘発されるため、炉内に投入するス
トランドの本数が過剰になると、ストランド間を通過す
る熱風の追加が悪化し、暴走反応を引き起してしまう。
そのため前駆体繊維ストランドを構成している単繊維個
々の間隔を広げて開繊するなどの良好な除熱条件を維持
しながら耐炎化焼成を行うことが必須となる。
【0020】しかしながら、前駆体繊維ストランドを開
繊すると、そのストランド幅が広くなり、隣り合うスト
ランドに接触し、ストランド同士が絡み合うといった問
題や、ストランド間の空隙が無くなり、熱風の通過を妨
げ、十分な除熱が出来ないといった問題があった。その
ため、ストランド間のピッチを広げ、十分な熱風の通り
道を作ってやる必要があり、投入本数を上げることが出
来ず、各段に生産性を向上することができたとは言い難
いものであった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、大量に短時間にストランドを効率よく耐炎化焼成す
るための製造方法及び製造装置、ひいては、炭素繊維の
生産性を飛躍的に向上させ得る製造方法及び製造装置を
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、以下に記載するものである。
【0023】〔1〕 互いに所定間隔離間してストラン
ド断面の長軸を平行にして走行するストランド列に、長
軸方向に平行に熱風を供給することを特徴とする耐炎化
繊維の製造方法。
【0024】〔2〕 互いに所定間隔離間して平行にし
て走行するストランド列のストランドを、熱処理室内で
ストランドの周方向に90゜以上回転させ熱風を供給す
ることを特徴とする耐炎化繊維の製造方法。
【0025】〔3〕 ストランド断面の長軸/短軸比が
1.5以上である〔1〕又は〔2〕に記載の耐炎化繊維
の製造方法。
【0026】〔4〕 所定方向からその内部に熱風を供
給する手段を備えた熱処理室と、熱処理室に互いに所定
間隔離間して平行にして走行するストランド列を折り返
して供給する前記熱処理室の外部に配設された所定組の
折返しローラーと、前記熱処理室と所定組の折返しロー
ラーとの間にそれぞれ配設された周方向に溝幅/溝深さ
の比率が1/2以下のストランド開繊溝を形成した切欠
きローラーとを備えた耐炎化繊維製造装置。
【0027】〔5〕 熱風がストランド断面の長軸方向
に平行に供給される〔4〕に記載の耐炎化繊維製造装
置。
【0028】〔6〕 所定方向からその内部に熱風を供
給する手段を備えた熱処理室と、熱処理室に互いに所定
間隔離間して平行にして走行するストランド列を折り返
して供給する前記熱処理室の外部に配設された所定組の
折返しローラーと、前記熱処理室と所定組の折返しロー
ラーとの間にそれぞれ配設されたコニカルガイドとを備
えた耐炎化繊維製造装置。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至9を参照して本発
明を詳細に説明する。
【0030】図1は本発明の耐炎化繊維を製造する装置
の一例を示す概略図であって、側面断面を示す概略図で
ある。
【0031】図2は、図1におけるストランドの側面部
分及び断面部分を拡大した概略斜視図であって、熱処理
室内におけるストランドと熱風との方向関係の一例を示
す概略斜視図である。
【0032】図3は、図1における折返しローラー、切
欠きローラー、及びその周辺部を拡大した概略斜視図で
ある。
【0033】図4は、図1及び3における切欠きローラ
ーの周方向に切欠いたローラー溝断面を示す概略断面図
である。
【0034】図5は、図1及び3における折返しローラ
ーの周方向に切欠いたローラー溝断面を示す概略断面図
である。
【0035】図1乃至5において、耐炎化繊維製造装置
2の熱処理室4内には、互いに所定間隔離間して平行な
ストランド6の列が走行している。ストランド6には、
ストランド断面の長軸8方向から熱風10が供給され
る。なお図2中12はストランド断面の短軸を示す。
【0036】熱処理室4の外部には、ストランド6を折
り返して熱処理室4に出し入れする折返しローラー14
a、14b、14c、14d、14eが設けられてい
る。ストランド6は、熱処理室4と折返しローラー14
a、14b、14c、14d、14eとの間に、ローラ
ーの周方向に切欠いた溝幅/溝深さの比率が1/2以
下、好ましくは1/30〜1/2のストランド開繊溝1
6a(16b、16c、16d、16eは不図示)を形
成した切欠きローラー18a、18b、18c、18
d、18eからなるストランドをねじる手段により、ね
じられる。なお、図4のストランド開繊溝16aにおい
て、wは溝深さ、hは溝幅を示す。
【0037】図1乃至5に示すように、本発明の耐炎化
繊維の製造装置、製造方法の一形態は、互いに所定間隔
離間して長軸8を平行にして走行するストランド6の列
に、ストランド断面の長軸8方向から熱風10を供給す
ることを特徴とするものである。
【0038】熱処理室4内におけるストランド6と熱風
10との方向関係において、上記のようにストランドの
扁平面を垂直に立て、隣り合うストランドとの空隙を十
分にとることにより、炭素繊維の製造におけるストラン
ドの耐炎化処理に際して、十分な熱風が通過し、除熱が
促進され、十分な蓄熱除去が可能となる。
【0039】図6は、本発明の耐炎化繊維を製造する装
置の他の例において、熱処理室内におけるストランドと
熱風との方向関係の一例を示す概略斜視図である。
【0040】図6に示すように、本発明の耐炎化繊維の
製造装置、製造方法の他の形態は、互いに所定間隔離間
して平行にして走行するストランド22の列のストラン
ドを、熱処理室内において、一端のストランド断面の長
軸24aに対して、他端のストランド断面の長軸24b
を、ストランドの周方向に90゜以上、好ましくは90
〜360゜回転させ、熱風26を供給することを特徴と
するものである。なお、図6において、28aは一端の
ストランド断面の短軸を示し、28bは他端のストラン
ド断面の短軸を示す。
【0041】図6に示すように、互いに所定間隔離間し
て平行にして走行するストランド列のストランドを、熱
処理室内でストランドの周方向に90゜以上回転させ熱
風を供給し、部分的に扁平面が熱風と平行になるように
することによってストランドを耐炎化処理する場合も、
隣り合うストランドとの空隙を十分にとることができ
る。
【0042】また、互いに所定間隔離間して長軸を平行
にして走行するストランド列に、ストランド断面の長軸
方向から熱風を供給する場合も、互いに所定間隔離間し
て平行にして走行するストランド列のストランドを、熱
処理室内でストランドの周方向に90゜以上回転させ熱
風を供給する場合も、ストランド断面の長軸/短軸比は
1.5以上とすることが好ましく、1.5〜20とする
ことが更に好ましい。なお、上記熱風温度は200〜3
50℃であることが好ましい。
【0043】本発明の耐炎化繊維製造装置において、熱
処理室を主要部とする耐炎化炉は、ストランドを走行さ
せ、熱風を供給する炉であれば、特に限定されるもので
はないが、ストランドが並んで形成する水平面に対して
上方から熱風を供給するためには、垂直流式炉が好まし
い。
【0044】図7は本発明の耐炎化繊維を製造する装置
の更に別の例を示す概略図であって、側面断面を示す概
略図である。
【0045】図8は、図7におけるストランドの側面部
分及び断面部分を拡大した概略斜視図であって、熱処理
室内におけるストランドと熱風との方向関係の一例を示
す概略斜視図である。
【0046】図9は、図7における折返しローラー、コ
ニカルガイド、及びその周辺部を拡大した概略斜視図で
ある。
【0047】図7乃至9において、耐炎化繊維の製造装
置32は、熱処理室34内に、互いに所定間隔離間して
平行にして走行するストランド36の列を有する。スト
ランド36には、ストランド断面の長軸38方向から熱
風40が供給される。なお図8中42はストランド断面
の短軸を示す。
【0048】熱処理室34の外部には、ストランド36
を折り返して熱処理室34に出し入れする折返しローラ
ー44a、44b、44c、44d、44eを有する。
ストランド36をねじる手段としては、熱処理室34と
折返しローラー44a、44b、44c、44d、44
eとの間に、コニカルガイド46a、46b、46c、
46d、46e、46f、46g、46hを有する。
【0049】図7乃至9に示す本発明の装置で耐炎化繊
維の製造する場合も、上記の図1乃至5に示す本発明の
装置で耐炎化繊維の製造する場合と同様に、互いに所定
間隔離間して長軸38を平行にして走行するストランド
36の列に、ストランド断面の長軸38方向から熱風4
0を供給することを特徴とするものである。
【0050】熱処理室34内におけるストランド36と
熱風40との方向関係において、上記の図1乃至5に示
す形態と同様に、ストランドの扁平面を垂直に立て、隣
り合うストランドとの空隙を十分にとることができる。
【0051】なお、コニカルガイドは、ストランドを所
望の角度にねじる手段として適している。そのため、図
6に示すように、ストランドを熱処理室内で90度以上
ねじることにより、隣り合うストランドとの空隙を十分
にとり、このストランドに熱風を供給して耐炎化繊維を
製造する場合は、図7乃至9に示す本発明の耐炎化繊維
の製造装置、製造方法を用いることが特に好ましいもの
である。
【0052】
【発明の効果】本発明の耐炎化繊維の製造方法、製造装
置では、炭素繊維の製造における前駆体繊維ストランド
を熱処理室内に供給して耐炎化処理するに際し、前記熱
処理室内の前駆体繊維ストランドを熱風の方向に対し、
全て扁平面が熱風と平行になるようにするか、ストラン
ドを熱処理室内で90度以上ねじることにより、部分的
に扁平面が熱風と平行となるようにしているので、隣り
合うストランドとの空隙を十分にとることができる。そ
の結果、炭素繊維の製造におけるストランドの耐炎化処
理に際して、何れのストランドにも、十分な熱風が通過
し、前駆体繊維内の反応熱による発熱を効率よく除去す
ることができ、高温、短時間で目的の耐炎化ストランド
を大量に得ることか出来る。
【0053】よって、本発明の耐炎化繊維の製造方法、
及び製造装置によれば、ストランドの投入本数を多くす
ることが出来るため、各段に耐炎化繊維の生産性を向上
することができ、ひいては、炭素繊維の生産性を飛躍的
に向上させ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐炎化繊維を製造する装置の一例を示
す概略図であって、側面断面を示す概略図である。
【図2】図1におけるストランドの側面部分及び断面部
分を拡大した概略斜視図であって、熱処理室内における
ストランドと熱風との方向関係の一例を示す概略斜視図
である。
【図3】図1における折返しローラー、切欠きローラ
ー、及びその周辺部を拡大した概略斜視図である。
【図4】図1及び3における切欠きローラーの周方向に
切欠いたローラー溝断面を示す概略断面図である。
【図5】図5は、図1及び3における折返しローラーの
周方向に切欠いたローラー溝断面を示す概略断面図であ
る。
【図6】本発明の耐炎化繊維を製造する装置の他の例に
おいて、熱処理室内におけるストランドと熱風との方向
関係の一例を示す概略斜視図である。
【図7】本発明の耐炎化繊維を製造する装置の更に別の
例を示す概略図であって、側面断面を示す概略図であ
る。
【図8】図7におけるストランドの側面部分及び断面部
分を拡大した概略斜視図であって、熱処理室内における
ストランドと熱風との方向関係の一例を示す概略斜視図
である。
【図9】図7における折返しローラー、コニカルガイ
ド、及びその周辺部を拡大した概略斜視図である。
【図10】従来の耐炎化繊維を製造する装置の一例を示
す概略図であって、側面断面を示す概略図である。
【図11】図10におけるストランドの側面部分及び断
面部分を拡大した概略斜視図である。
【図12】従来の耐炎化繊維を製造する装置の他の例に
おいて、熱処理室内を走行するストランドの側面部分及
び断面部分を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
2 耐炎化繊維製造装置 4 熱処理室 6 ストランド 8 ストランド断面の長軸 10 熱風 12 ストランド断面の短軸 14a、14b、14c、14d、14e 折返しロー
ラー 16a(16b、16c、16d、16e ストランド
開繊溝 18a、18b、18c、18d、18e 切欠きロー
ラー w 溝深さ h 溝幅 22 ストランド 24a 一端のストランド断面の長軸 24b 他端のストランド断面の長軸 26 熱風 28a 一端のストランド断面の短軸 28b 他端のストランド断面の短軸 32 耐炎化繊維製造装置 34 熱処理室 36 ストランド 38 ストランド断面の長軸 40 熱風 42 ストランド断面の短軸 44a、44b、44c、44d、44e 折返しロー
ラー 46a、46b、46c、46d、46e、46f、4
6g、46h コニカルガイド 52 耐炎化繊維製造装置 54 熱処理室 56 ストランド 58 ストランド断面の長軸 60 ストランド断面の短軸 62 ヒータ 64 熱風 66 ファン 72 ストランド 74 ストランド断面の長軸 76 熱風 78 ストランド断面の短軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定間隔離間してストランド断面
    の長軸を平行にして走行するストランド列に、長軸方向
    に平行に熱風を供給することを特徴とする耐炎化繊維の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 互いに所定間隔離間して平行にして走行
    するストランド列のストランドを、熱処理室内でストラ
    ンドの周方向に90゜以上回転させ熱風を供給すること
    を特徴とする耐炎化繊維の製造方法。
  3. 【請求項3】 ストランド断面の長軸/短軸比が1.5
    以上である請求項1又は2に記載の耐炎化繊維の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 所定方向からその内部に熱風を供給する
    手段を備えた熱処理室と、熱処理室に互いに所定間隔離
    間して平行にして走行するストランド列を折り返して供
    給する前記熱処理室の外部に配設された所定組の折返し
    ローラーと、前記熱処理室と所定組の折返しローラーと
    の間にそれぞれ配設された周方向に溝幅/溝深さの比率
    が1/2以下のストランド開繊溝を形成した切欠きロー
    ラーとを備えた耐炎化繊維製造装置。
  5. 【請求項5】 熱風がストランド断面の長軸方向に平行
    に供給される請求項4に記載の耐炎化繊維製造装置。
  6. 【請求項6】 所定方向からその内部に熱風を供給する
    手段を備えた熱処理室と、熱処理室に互いに所定間隔離
    間して平行にして走行するストランド列を折り返して供
    給する前記熱処理室の外部に配設された所定組の折返し
    ローラーと、前記熱処理室と所定組の折返しローラーと
    の間にそれぞれ配設されたコニカルガイドとを備えた耐
    炎化繊維製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006804A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Mitsubishi Rayon Co Ltd 炭素繊維束の製造方法、および炭素繊維束の製造装置
RU2648316C2 (ru) * 2016-07-28 2018-03-23 Общество с ограниченной ответственностью Научно-производственный центр "УВИКОМ" (ООО НПЦ "УВИКОМ") Печь окисления полиакрилонитрильных волокон для изготовления углеродных волокон

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