JP2006193863A - 耐炎化処理炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前駆体繊維ストランドの耐炎化処理を均一に行うことができ、品質を低下させることなく生産性を向上させうる耐炎化熱処理炉を提供する。
【解決手段】 炉内を水平走行する前駆体繊維ストランド6の垂直方向に熱風を送り前記ストランド6を耐炎化する熱処理室4と、上方流路8と、下方流路10と、熱風循環路12と、上方通気性プレート18と、下方通気性プレート20とを有する耐炎化処理炉2であって、前記上方通気性プレート18及び下方通気性プレート20のうち少なくとも一方の通気性プレートが、熱処理室4内の前記熱風循環路12側から前記熱風循環路12と対向する外壁16側にかけて複数に区分された各区画22、24、26の開口率を有し、その開口率が区画により変化していることで耐炎化処理炉2を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は炭素繊維の前駆体である繊維を耐炎化する耐炎化処理炉、より詳しくは生産性に優れた炭素繊維の製造に適した前駆体繊維の耐炎化処理炉に関する。
炭素繊維の製造工程においては、前駆体繊維を耐炎化し、得られた耐炎化繊維を炭素化して炭素繊維とする。前駆体繊維を耐炎化する方法として、酸化雰囲気中で熱風を循環させ、この中に前駆体繊維を通過させる方法がある(例えば、特許文献1参照)。この耐炎化処理方法において、前駆体繊維は通常束ねられたストランドとして耐炎化炉に投入される。
図3(a)は従来の耐炎化処理炉の一例を示す概略正面断面図である。図3(a)中、62は耐炎化処理炉で、熱処理室64内には多数本のストランド66が水平に並んだストランド群(パス)を形成して走行している。このパスを形成しているストランド66は、熱処理室64の外部に配設された所定組の折返しローラー(不図示)によって折り返されて熱処理室64に繰り返し供給される。
上記パスに高温の酸化性気体を垂直方向に通過させることによって、ストランド66の酸化反応を促進すると共に、ストランド66の反応熱を除去し、耐炎化繊維を生産することが出来る。
熱処理室64は、その上方に上方流路(熱風吐出側流路)68が形成され、その下方に下方流路70(熱風吸引側流路)が形成されている。また、熱処理室64は、同室内を走行するストランド66の幅方向の片側に隔壁74を設けることにより、熱風循環路72が形成されている。
熱処理室64の熱風循環路72と対向する側には、熱処理室64と炉外とを隔てる外壁76が形成されている。
熱処理室64と上方流路68とは上方通気性プレート78によって仕切られている。熱処理室64と下方流路70とは下方通気性プレート80によって仕切られている。
図3(b)は、図3(a)の従来例の耐炎化処理炉における上方通気性プレートを示す概略平面図である。上方通気性プレート78には、複数の孔82が、何れも同じ寸法で且つ等間隔に穿設されている。下方通気性プレート80にも、上方通気性プレート78と同様に複数の孔84が、何れも同じ寸法で且つ等間隔に穿設されている。
熱風循環路72内にはヒーター86が備えられている。このヒーター78で加熱された熱風がファン等の熱風循環手段88により熱処理室64の上方流路68から上方通気性プレート78の孔82を通過して熱処理室64内に送られ、ここで前記パスを形成して走行しているストランド66が耐炎化処理される。次いで熱風は下方通気性プレート80の孔84を通過して下方流路70を通った後、熱風循環路72に戻り、これを通って前記ヒーター86で加熱されることを繰返す。
耐炎化繊維の生産性を上げるために走行するストランド66の量を増やし、その幅を広げていくと、それに伴って熱処理室64の幅を広げることになる。
しかし、熱処理室64の幅が広くなると、上方流路68の幅も広くなり、上方流路68における隔壁74側と外壁76とでは、熱風温度、熱風風速の差が大きくなる。しかも、熱処理室64内における隔壁74側と外壁76とでは、パスの通気抵抗が加わり熱風温度、熱風風速の差は更に大きくなる。
なお熱風は、これを循環させることによりストランドを加熱すると同時に除熱する役割も担っている。
そのため、熱処理室64の幅が2.5m以上と幅広の耐炎化処理炉62では、熱処理室64内におけるストランドの温度分布は不均一なものになる。その結果、ストランドの温度が低い部分では反応速度が低下し、生産性が落ちる問題がある。ストランドの温度が高い部分では蓄熱による繊維の切断が発生し、この切断した繊維が他のストランドの繊維に絡み合い、トラブルが増大する問題がある。
特開2001−288623号公報 (特許請求の範囲)
本発明者は、上記問題を解決するために種々検討しているうちに、上方通気性プレート及び下方通気性プレートのうち少なくとも一方の通気性プレートについて、熱処理室内の前記熱風循環路側から前記熱風循環路と対向する外壁側にかけて複数に区分された各区画を設け、各区画の開口率を変化させることにより、熱処理室内における熱風の流速を均一に制御でき、熱処理室内を走行するストランドが均一な温度になることにより、耐炎化繊維の安定した生産ができることを知得し、本発明を完成するに到った。
従って、本発明の目的とするところは、上述した問題点を解決した耐炎化熱処理炉、より具体的には前駆体繊維ストランドの耐炎化処理を均一に行うことができ、品質を低下させることなく生産性を向上させうる耐炎化熱処理炉を提供することにある。
上記目的を達成する本発明は、以下に記載するものである。
〔1〕 炉内を水平走行する前駆体繊維ストランドの垂直方向に熱風を送り前記ストランドを耐炎化する熱処理室と、熱処理室の上方に形成した上方流路と、熱処理室の下方に形成した下方流路と、前記上方流路及び下方流路を連通する熱風循環路と、前記熱処理室と上方流路とを仕切っている上方通気性プレートと、前記熱処理室と下方流路とを仕切っている下方通気性プレートとを有する耐炎化処理炉であって、前記上方通気性プレート及び下方通気性プレートのうち少なくとも一方の通気性プレートが、熱処理室内の前記熱風循環路側から前記熱風循環路と対向する外壁側にかけて複数に区分された各区画の開口率を有し、その開口率が区画により変化している耐炎化処理炉。
〔2〕 熱処理室内における最大熱風風速と最小熱風風速との差が平均熱風風速の20%以内である〔1〕に記載の耐炎化処理炉。
〔3〕 通気性プレートが複数の孔を有し、孔径を変えることにより、各区画の開口率を調節する〔1〕に記載の耐炎化処理炉。
〔4〕 通気性プレートが複数の孔を有し、孔の間隔を変えることにより、各区画の開口率を調節する〔1〕に記載の耐炎化処理炉。
本発明の耐炎化処理炉は、前記のように構成したので、熱処理室内を走行するストランドの温度が均一になり、耐炎化繊維の安定した生産が出来る。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図1(a)は本発明耐炎化処理炉における正面断面の一例を示す概略図である。
図1(a)中、2は耐炎化処理炉で、熱処理室4内には多数本のストランド6が水平面(本紙面に垂直方向の面)に並んだストランド群(パス)を形成して走行している。このパスを形成しているストランド6は、熱処理室4の外部に配設された所定組の折返しローラー(不図示)によって折り返されて熱処理室4に繰り返し供給され、複数段のパスを形成している。
熱処理室4は、その上方に上方流路(熱風吐出側流路)8が形成され、その下方に下方流路(熱風吸引側流路)10が形成されている。また、熱処理室4は、同室内を走行するストランド6の幅方向の片側に熱風循環路12が形成されている。
熱処理室4の熱風循環路12側には、熱処理室4と熱風循環路12とを隔てる隔壁14が形成されている。熱処理室4の熱風循環路12の向かい側には、熱処理室4と炉外とを隔てる外壁16が形成されている。
熱処理室4と上方流路8とは上方通気性プレート18によって仕切られている。熱処理室4と下方流路10とは下方通気性プレート20によって仕切られている。
上方通気性プレート18及び下方通気性プレート20のうち少なくとも一方の通気性プレートは、熱処理室4内の熱風循環路12側から熱風循環路12と対向する外壁16側にかけて複数の異なる開口率を有する区画に区分されている。開口率は、熱風循環路12側の区画の開口率ほど大きく調節されている。開口率は、各区画の孔径を違えることにより行う。
図1(b)は本例の耐炎化処理炉2における上方通気性プレート18を示す概略平面図である。なお、本例では上方通気性プレート18を、熱処理室4内の熱風循環路12側から熱風循環路12と対向する外壁16側にかけて区分線α、βにより3区画22、24、26に区分している。各区画内は均一の開口率になっている。上方通気性プレート18に穿設した複数の孔28について、孔径を変えることにより、各区画の開口率が調節されている。
上方通気性プレート18における各区画の開口率は、区画26の開口率に対して、区画24の開口率を好ましくは1.15〜1.35倍、更に好ましくは1.2〜1.3倍、区画22の開口率を好ましくは1.9〜2.3倍、更に好ましくは2〜2.2倍とする。本例では、平面図には示していないが、下方通気性プレート20に穿設した複数の孔30についても、上方通気性プレート18と同様に孔径を変えることにより、各区画の開口率を調節している。
熱風循環路12に備えられたヒーター32で加熱された熱風がファン等の熱風循環手段34により熱処理室4の上方流路8から上方通気性プレート18を経て熱処理室4内に送られ、ここで前記パスを形成して走行しているストランド6が耐炎化処理される。次いで熱風は下方通気性プレート20を経て下方流路10を通った後、熱風循環路12に戻り、これを通って前記ヒーター32で加熱されることを繰返す。
上記構成の耐炎化処理炉2を用い、熱処理室4内における熱風の流速について、最大熱風風速と最小熱風風速との差を平均熱風風速の20%以内に制御できる。最大熱風風速と最小熱風風速との差が平均熱風風速の20%を超える場合は、火災などのトラブルが発生し、安全操業に支障が出る虞があるので好ましくない。上記の流速制御された熱風を供給することにより、熱処理室4内を走行するストランド6は均一な温度になり、耐炎化繊維の安定した生産ができる。
図2(a)は本発明耐炎化処理炉における正面断面の他の例を示す概略図である。図2(b)は本例の耐炎化処理炉42における上方通気性プレート44を示す概略平面図である。なお、本例では上方通気性プレート44を、熱処理室4内の熱風循環路12側から熱風循環路12と対向する外壁16側にかけて区分線γ、δにより3区画46、48、50に区分している。上方通気性プレート18に穿設した複数の同一孔径の孔52について、孔の間隔を変えることにより、各区画の開口率を調節している。
上方通気性プレート18における各区画の開口率は、区画50の開口率に対して、区画48の開口率を好ましくは1.15〜1.35倍、更に好ましくは1.2〜1.3倍、区画22の開口率を好ましくは1.9〜2.3倍、更に好ましくは2〜2.2倍とする。本例では、平面図には示していないが、下方通気性プレート54に穿設した複数の孔56についても、上方通気性プレート18と同様に孔径を変えることにより、各区画の開口率を調節している。
その他の構成は図1(a)と同様であるので、同一箇所に同一参照符号を付してその説明を省略する。
なお、本発明耐炎化処理炉の上記各例においては区画を3区画としたが、これに限られず、2区画以上の任意の区画数とすることができ、その他本発明の要旨を変更しない限り、適宜変形して差支えない。
また、上記各区画の開口率調節条件については、熱処理室の幅、ストランドの走行間隔、ストランドの配置、送風量が異なる耐炎化処理炉では、隔壁側区画の熱風風速、外壁区画の熱風風速の何れとも、壁面の粘性抵抗により中央部区画の熱風風速よりも小さくなる場合がある。
この場合、上方通気性プレート及び/又は下方通気性プレートにおける各区画の開口率を、耐炎化処理炉の熱風風量に応じて適宜変更すれば良い。この変更は運転条件の設定事項である。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説明する。
実施例1
耐炎化繊維及び炭素繊維製造用原料の前駆体繊維について、図1(a)及び(b)に示す耐炎化処理炉を用いて加熱空気中耐炎化処理し、耐炎化繊維を得た。
本例の耐炎化処理炉2において、上方通気性プレート18は、熱処理室4内の熱風循環路12側から熱風循環路12と対向する外壁16側にかけて区分線α、βにより3区画22、24、26に区分している。区分線α、βは、内壁14と外壁16との距離に対して内壁14から、それぞれ20%、60%のところで引いている。
区画26の開口率は20%、区画24の開口率は25%(区画26の開口率の1.25倍)、区画22の開口率は40%(区画26の開口率の2倍)に調節している。上方通気性プレート18に穿設した複数の孔28について、内壁14に最も近い列の孔28が最大の孔径を有し、その孔径は14mmφである。外壁16に最も近い列の孔28が最小の孔径を有し、その孔径は10mmφである。なお、複数の孔28は等間隔(列の孔28と隣の列の孔28との間隔は何れも20mm)に穿設されている。
下方通気性プレート20も、上方通気性プレート18と同じ構造の通気性プレートを用いている。
熱処理室4の縦、横、高さはそれぞれ12m、4m、1.6mである。折返しローラーによる折返し数は8パスである。このパスは水平面に並んだ400本のストランドから構成されており、このストランドは前駆体繊維が12000本束ねられて構成されている。
熱風循環手段34の吹出し口で温度250℃、風速8m/秒の熱風を循環させ、上方通気性プレート18の各区画における熱風風量を測定したところ、区画の単位断面積当りの風量(風速)で区画22が1.0m/秒、区画24が1.1m/秒、区画26が1.2m/秒となり、ストランドの温度は、隔壁14側の地点Aで250℃、中央付近の地点Bで251℃、外壁16側の地点Cで249℃と均一な分布を示し、耐炎化繊維の安定した生産が出来た。
実施例2
図2(a)及び(b)に示す耐炎化炉を用いた以外は、実施例1と同様に耐炎化処理した。
本例の耐炎化処理炉42において、上方通気性プレート44は、熱処理室4内の熱風循環路12側から熱風循環路12と対向する外壁16側にかけて区分線γ、δにより3区画46、48、50に区分している。区分線γ、δは、内壁14と外壁16との距離に対して内壁14から、それぞれ30%、60%のところで引いている。
区画50の開口率は12%、区画48の開口率は15%(区画50の開口率の1.25倍)、区画46の開口率は24%(区画50の開口率の2倍)に調節している。上方通気性プレート44に穿設した複数の孔52について、内壁14に最も近い列の孔52と内壁14に次に近い列の孔52との間隔が最短であり、その間隔は15mmである。外壁16に最も近い列の孔52と外壁16に次に近い列の孔52との間隔が最長であり、その間隔は30mmである。なお、複数の孔52は何れも同じ寸法(孔径は何れも10mmφ)である。
下方通気性プレート54も、上方通気性プレート44と同じ構造の通気性プレートを用いている。
熱風循環手段20の吹出し口で温度250℃の熱風を循環させ、上方通気性プレート44の各区画における熱風風量を測定したところ、区画の単位断面積当りの風量(風速)で区画46が1.1m/秒、区画48が1.0m/秒、区画50が1.1m/秒となり、ストランドの温度は、隔壁14側の地点Aで251℃、中央付近の地点Bで252℃、外壁16側の地点Cで253℃と均一な分布を示し、耐炎化繊維の安定した生産が出来た。
比較例1
図3(a)及び(b)に示す従来の耐炎化炉を用いた以外は、実施例1と同様に耐炎化処理した。
本例の耐炎化処理炉62において、上方通気性プレート78には、複数の孔82が、何れも同じ寸法(孔径は何れも10mmφ)で且つ等間隔(列の孔82と隣の列の孔82との間隔は何れも15mm)に穿設されている。
本例の耐炎化処理炉62において、上方通気性プレート78を、熱処理室64内の熱風循環路72側から熱風循環路72と対向する外壁76側にかけて区分線ε、ζにより3区画90、92、94に区分する。即ち、区分線ε、ζは、内壁74と外壁76との距離に対して内壁74から、それぞれ30%、60%のところで引く。
下方通気性プレート80も、上方通気性プレート78と同じ構造の通気性プレートを用いている。
熱風循環手段88の吹出し口で温度250℃の熱風を循環させ、上方通気性プレート78の各区画における熱風風量を測定したところ、区画の単位断面積当りの風量(風速)で区画90が0.7m/秒、区画92が1.0m/秒、区画94が1.3m/秒となり、ストランドの温度は、隔壁74側の地点Aで257℃、中央付近の地点Bで253℃、外壁76側の地点Cで250℃と不均一な分布を示し、隔壁74側近くでは繊維の切断が発生し、耐炎化繊維の生産は不安定であった。
本発明耐炎化処理炉の一例を示す概略図であって、(a)は炉の正面断面図であり、(b)は上方通気性プレートの平面図である。 本発明耐炎化処理炉の他の例を示す概略図であって、(a)は炉の正面断面図であり、(b)は上方通気性プレートの平面図である。 従来の耐炎化処理炉の一例を示す概略図であって、(a)は炉の正面断面図であり、(b)は上方通気性プレートの平面図である。
符号の説明
2、42、62 耐炎化処理炉
4、64 熱処理室
6、66 ストランド
8、68 上方流路
10、70 下方流路
12、72 熱風循環路
14、74 隔壁
16、76 外壁
18、44、78 上方通気性プレート
20、54、80 下方通気性プレート
22、24、26、46、48、50、90、92、94 上方通気性プレートの区画
28、52、82 上方通気性プレートの孔
30、56、84 下方通気性プレートの孔
32、86 ヒーター
34、88 熱風循環手段
A、B、C ストランド温度の測定地点
α、β、γ、δ、ε、ζ 区分線

Claims (4)

  1. 炉内を水平走行する前駆体繊維ストランドの垂直方向に熱風を送り前記ストランドを耐炎化する熱処理室と、熱処理室の上方に形成した上方流路と、熱処理室の下方に形成した下方流路と、前記上方流路及び下方流路を連通する熱風循環路と、前記熱処理室と上方流路とを仕切っている上方通気性プレートと、前記熱処理室と下方流路とを仕切っている下方通気性プレートとを有する耐炎化処理炉であって、前記上方通気性プレート及び下方通気性プレートのうち少なくとも一方の通気性プレートが、熱処理室内の前記熱風循環路側から前記熱風循環路と対向する外壁側にかけて複数に区分された各区画の開口率を有し、その開口率が区画により変化している耐炎化処理炉。
  2. 熱処理室内における最大熱風風速と最小熱風風速との差が平均熱風風速の20%以内である請求項1に記載の耐炎化処理炉。
  3. 通気性プレートが複数の孔を有し、孔径を変えることにより、各区画の開口率を調節する請求項1に記載の耐炎化処理炉。
  4. 通気性プレートが複数の孔を有し、孔の間隔を変えることにより、各区画の開口率を調節する請求項1に記載の耐炎化処理炉。
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