JP4138368B2 - 耐炎化熱処理装置、及び耐炎化熱処理方法 - Google Patents

耐炎化熱処理装置、及び耐炎化熱処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は炭素繊維の前駆体である繊維を耐炎化する熱処理装置、より詳しくは生産性に優れた炭素繊維の製造に適した前駆体繊維の耐炎化熱処理装置、及び耐炎化熱処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
炭素繊維の製造工程において、炭素繊維の前駆体である繊維を耐炎化する方法として、酸化雰囲気中で熱風を循環させ、前駆体繊維を熱処理する方法がある。この耐炎化熱処理方法において、前駆体繊維は通常束ねられたストランドとして耐炎化熱処理装置に投入される。
【0003】
この耐炎化熱処理装置は、上記ストランドが耐炎化炉内外に出入する複数のスリットを有する耐炎化炉を備えており、この耐炎化炉内には多数本のストランドが水平面に並んだストランド群(パス)を形成して走行している。このパスを形成しているストランドは、耐炎化炉の外部に配設された所定組の折返しローラーによって折り返されて耐炎化炉に繰り返し供給され、複数段のパスを形成している。
【0004】
上記パスに高温の酸化性気体を通過させることによって、ストランドの酸化反応を促進すると共に、ストランドの反応熱を除去して耐炎化繊維を生産することが出来る。
【0005】
耐炎化繊維の安定した生産をするためには、パスには均一な温度の熱風を与える必要がある。
【0006】
しかし、従来の耐炎化熱処理装置は、耐炎化炉に投入されるストランドや、折返しローラーによって折り返されて耐炎化炉に繰り返し供給されるストランドが低温であるため、耐炎化炉内におけるパスの温度分布が不均一であり、特に上記スリット近傍は炉中央部に比較して低温である。
【0007】
このような部分的な温度の不均一は、耐炎化炉内におけるストランドの有効反応長が短くなって反応不足になったり、生産効率の低下を起したり、若しくは異常な発熱によりストランドが切断する問題を生ずる。
【0008】
また、生産速度が高い場合、ストランドの反応開始までの時間が長いと、耐炎化炉内での有効反応長が短くなるといった問題を生ずる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、上記問題について鋭意検討しているうち、耐炎化熱処理装置における耐炎化炉に投入されるストランドや、折返しローラーによって折り返されて耐炎化炉に繰り返し供給されるストランドを、耐炎化炉に入る前に加熱することにより、又は、耐炎化炉をストランドの走行方向に3室以上の熱処理室を設け、これら熱処理室のうち耐炎化炉の両側に位置する熱処理室に設けられた熱風送風手段を、耐炎化炉の両側以外の熱処理室に設けられた熱風送風手段よりも高速で送風運転することにより、上記問題を解決できることを知得した。このようにすることにより、耐炎化繊維の生産性を上げるためにストランドの走行速度を上げても、耐炎化炉内におけるパスのスリット近傍が低温にならず、耐炎化炉内全域で温度分布は均一になり、有効反応長が長くなり、熱効率良く、良品質の耐炎化繊維を製造でき、更には、ストランドの反応開始までの時間を短くすることにより、耐炎化炉内での有効反応長を長く取ることが出来ることを知得し、本発明を完成するに至った。
【0010】
従って、本発明の目的とするところは、上述した問題点を解決した、より具体的にはストランドの耐炎化処理を均一に行うことができ、品質を損うことなく生産性を向上させうる耐炎化熱処理装置、及び耐炎化熱処理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、以下に記載するものである。
【0012】
〔1〕 折返して水平走行する炭素繊維前駆体ストランドに鉛直方向から熱風を送り耐炎化する耐炎化炉であって前記ストランドが耐炎化炉内外に出入する複数のスリットを有する耐炎化炉と、前記耐炎化炉の両側に備えられた折返しローラーであって前記複数のスリットから出入するストランドを折返して耐炎化炉に戻す折返しローラーとを具備する耐炎化熱処理装置において、前記ストランドが耐炎化炉内外に出入する複数のスリットのうち、ストランドが耐炎化炉内に入るスリットの上流に、ストランドの加熱手段を備えた耐炎化熱処理装置。
【0013】
〔2〕 加熱手段が遠赤外線ヒータである〔1〕に記載の耐炎化熱処理装置。
【0014】
〔3〕 加熱手段が熱風吹出し手段であって熱風の吹出し口がスリット状である〔1〕に記載の耐炎化熱処理装置。
【0015】
〔4〕 折返して水平走行する炭素繊維前駆体ストランドに鉛直方向から熱風を送り耐炎化する耐炎化炉であって前記ストランドが耐炎化炉内外に出入する複数のスリットを有する耐炎化炉と、前記耐炎化炉の両側に備えられた折返しローラーであって前記複数のスリットから出入するストランドを折返して耐炎化炉に戻す折返しローラーと、前記耐炎化炉と折返しローラーとの間に備えられたシール室であって前記ストランドがシール室内外に出入する複数のスリットを有すると共に各シール室に熱風を循環させる熱風送風手段を有し前記ストランドに鉛直方向から熱風を送り加熱するシール室とを具備してなる耐炎化熱処理装置。
【0016】
〔5〕 折返して水平走行する炭素繊維前駆体ストランドに鉛直方向から熱風を送り耐炎化する耐炎化炉であって前記ストランドが耐炎化炉内外に出入する複数のスリットを有する耐炎化炉と、前記耐炎化炉の両側に備えられた折返しローラーであって前記複数のスリットから出入するストランドを折返して耐炎化炉に戻す折返しローラーとを具備する耐炎化熱処理装置において前記ストランドを耐炎化熱処理する方法であって、前記耐炎化炉がストランドの走行方向に3室以上の熱処理室で形成され、各熱処理室は熱風を循環させる熱風送風手段が設けられ、前記耐炎化炉の両側の熱処理室に設けられた熱風送風手段を、他の熱処理室に設けられた熱風送風手段よりも高速で送風運転することを特徴とする耐炎化熱処理方法。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至3を参照して本発明を詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の一形態を示す耐炎化処理装置の構造を表した概略断面図である。
【0019】
図1中、2は本発明の一形態の耐炎化熱処理装置で、この耐炎化熱処理装置2は、炭素繊維前駆体ストランド4が耐炎化炉6内外に出入する複数のスリット8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h、8i、8jを有する耐炎化炉6を備えている。この耐炎化炉6内には多数本のストランド4が水平面に並んだストランド群(パス)を形成して走行している。このパスを形成しているストランド4は、耐炎化炉6の両側に備えられた所定組の折返しローラー10a、10b、10c、10dによって折り返されて耐炎化炉6に繰り返し供給され、複数段のパス(本図では5段のパス)を形成している。
【0020】
折返して水平走行するストランド4は、耐炎化炉6内において鉛直方向から熱風が送られ耐炎化熱処理される。
【0021】
本発明の一形態の耐炎化熱処理装置2は、上記ストランド4が耐炎化炉6内外に出入する複数のスリット8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h、8i、8jのうち、ストランド4が耐炎化炉6内に入るスリット8a、8c、8e、8g、8iの上流に、ストランド4の加熱手段12a、12b、12c、12d、12eが備えられている。
【0022】
上記加熱手段12a、12b、12c、12d、12eは、特に限定されるものではないが、熱効率が高いことから、遠赤外線ヒータ、又は熱風吹出し手段であって熱風の吹出し口がスリット状のものが好ましい。
【0023】
本発明の一形態の耐炎化熱処理装置は上記の構成をしているので、ストランドが耐炎化炉内に入る前に予めストランドを充分に昇温しておくことができる。
【0024】
よって、本発明の一形態の耐炎化熱処理装置を用いて前駆体繊維の耐炎化熱処理をする場合、耐炎化繊維の生産性を上げるためにストランドの走行速度を上げても、耐炎化炉内におけるパスのスリット近傍が低温になったりせず、温度分布は均一であり、有効反応長が短くなることもなく、熱効率良く、良品質の耐炎化繊維を製造できる。
【0025】
図2は本発明の他の形態を示す耐炎化処理装置の構造を表した概略断面図である。
【0026】
図2中、22は本発明の他の形態の耐炎化熱処理装置で、この耐炎化熱処理装置22は、炭素繊維前駆体ストランド24が耐炎化炉26内外に出入する複数のスリット28a、28b、28c、28d、28e、28f、28g、28h、28i、28jを有する耐炎化炉26を備えている。この耐炎化炉26内には多数本のストランド24が水平面に並んだストランド群(パス)を形成して走行している。このパスを形成しているストランド24は、耐炎化炉26の両側に備えられた所定組の折返しローラー30a、30b、30c、30dによって折り返されて耐炎化炉26に繰り返し供給され、複数段のパス(本図においては5段のパス)を形成している。
【0027】
折返して水平走行するストランド24は、耐炎化炉26内において鉛直方向から熱風が送られ耐炎化熱処理される。
【0028】
この耐炎化熱処理装置22は、上記耐炎化炉26が、スリット28a、28d、28e、28h、28iを有する炉壁32aからスリット28b、28c、28f、28g、28jを有する炉壁32bまでストランド24の走行方向に3室以上の熱処理室(本図においては4室の熱処理室34a、34b、34c、34d)を形成している。これら熱処理室34a、34b、34c、34dには熱風を循環させる熱風送風手段がそれぞれ設けられている。
【0029】
本発明の一形態の耐炎化熱処理方法は、これら熱処理室34a、34b、34c、34dのうち耐炎化炉の両側に位置する熱処理室34a、34dに設けられた熱風送風手段を、耐炎化炉の両側以外の熱処理室34b、34cに設けられた熱風送風手段よりも高速で送風運転することを特徴とする。両側の熱処理室の熱風送風速度は、他の熱処理室の熱風送風速度の1.1〜3.0倍、特に1.2〜1.8倍にすることが好ましい。
【0030】
本発明の一形態の耐炎化熱処理方法によれば、耐炎化炉の両側に位置する熱処理室における熱風の風速を高速にしているので、耐炎化炉内におけるパスのスリット近傍での昇温が速い。その結果、耐炎化繊維の生産性を上げるためにストランドの走行速度を上げても、耐炎化炉内におけるパスのスリット近傍も低温になったりせず、温度分布は均一であり、有効反応長が短くなることもなく、熱効率良く、良品質の耐炎化繊維を製造できる。
【0031】
図3は本発明の他の形態を示す耐炎化処理装置の構造を表した概略断面図である。
【0032】
図3中、42は本発明の他の形態の耐炎化熱処理装置で、この耐炎化熱処理装置42は、炭素繊維前駆体ストランド24が耐炎化炉46内外に出入する複数のスリット48a、48b、48c、48d、48e、48f、48g、48h、48i、48jを有する耐炎化炉46を備えている。この耐炎化炉46内には多数本のストランド44が水平面に並んだストランド群(パス)を形成して走行している。このパスを形成しているストランド44は、耐炎化炉46の両側に備えられた所定組の折返しローラー50a、50b、50c、50dによって折り返されて耐炎化炉46に繰り返し供給され、複数段のパス(本図においては5段のパス)を形成している。
【0033】
上記耐炎化炉46と折返しローラー50b、50dとの間、及び耐炎化炉46と折返しローラー50a、50cとの間に、それぞれシール室52a及び52bが耐炎化炉46の両側壁に取付けられている。これらシール室52a及び52bは、耐炎化炉46との間で、スリット48a、48b、48c、48d、48e、48f、48g、48h、48i、48jを共有し、外部との間には、スリット54a、54b、54c、54d、54e、54f、54g、54h、54i、54jを有する。
【0034】
上記シール室52a及び52bには、熱風を循環させる熱風送風手段が設けられている。
【0035】
この図3に示す耐炎化熱処理装置も、前述した図1に示す耐炎化熱処理装置と同様に、ストランドが耐炎化炉内に入る前に予めストランドを充分に昇温しておくことができる。
【0036】
よって、図3に示す耐炎化熱処理装置を用いて前駆体繊維の耐炎化熱処理をする場合も、耐炎化繊維の生産性を上げるためにストランドの走行速度を上げても、耐炎化炉内におけるパスのスリット近傍が低温になったりせず、温度分布は均一であり、有効反応長が短くなることもなく、熱効率良く、良品質の耐炎化繊維を製造できる。
【0037】
なお、シール室52a及び52b内を循環させる熱風温度は、耐炎化炉46内の最高温度とほぼ同じ温度とすることが好ましいが、このより耐炎化炉46内の最高温度も下がっても、その温度降下は8℃以内とすることが好ましい。
【0038】
炭素繊維前駆体としては、レーヨン系、ピッチ系、アクリル系等の任意の繊維が使用できる。耐炎化炉の温度は従来と同様で200〜300℃程度が好ましい。熱風風速等の運転条件は公知の条件による。
【0039】
【実施例】
以下、本発明の耐炎化熱処理装置及び耐炎化熱処理方法等を実施例及び比較例を用いて説明するが、本発明はこれら実施例及び比較例に限定されるものではない。
【0040】
(実施例1)
耐炎化炉内に入るスリットの上流におけるストランドの加熱手段として遠赤外線ヒータを備えた図1に示す耐炎化熱処理装置を用い、熱風風速0.8m/秒、熱風温度250℃、ストランド供給量5kg/分、耐炎化炉の寸法:幅2m×長さ12m、パス数7の条件で炭素繊維前駆体を耐炎化熱処理した。
【0041】
その結果、耐炎化炉内において、最高温度250℃、最低温度244℃と均一な温度分布が得られた。なお、得られた耐炎化繊維は比重1.35と良品質のものであった。
【0042】
(実施例2)
熱処理室数が4室である図2に示す耐炎化熱処理装置を用い、両側の熱処理室の熱風風速1.4m/秒、中央の熱処理室の熱風風速0.8m/秒、熱風温度250℃、ストランド供給量5kg/分、耐炎化炉の寸法:幅2m×長さ12m、パス数7の条件で炭素繊維前駆体を耐炎化熱処理した。
【0043】
その結果、耐炎化炉内において、最高温度250℃、最低温度246℃と均一な温度分布が得られた。なお、得られた耐炎化繊維は比重1.35と良品質のものであった。
【0044】
(実施例3)
耐炎化炉両側にシール室を有する図3に示す耐炎化熱処理装置を用い、両側のシール室における熱風風速1.5m/秒、熱風温度260℃、中央の耐炎化炉における熱風風速0.8m/秒、熱風温度250℃、ストランド供給量5kg/分、シール室の寸法:幅2m×長さ0.8m、耐炎化炉の寸法:幅2m×長さ12m、パス数7の条件で炭素繊維前駆体を耐炎化熱処理した。
【0045】
その結果、耐炎化炉内において、最高温度250℃、最低温度245℃と均一な温度分布が得られた。なお、得られた耐炎化繊維は比重1.35と良品質のものであった。
【0046】
(比較例1)
図1に示す耐炎化熱処理装置において耐炎化炉内に入るスリットの上流におけるストランドの加熱手段を備えていない以外は、実施例1と同様の条件で炭素繊維前駆体を耐炎化熱処理した。
【0047】
その結果、耐炎化炉内において、最高温度250℃、最低温度238℃と均一な温度分布が得られなかった。なお、得られた耐炎化繊維は比重1.25と良品質のものではなかった。
【0048】
【発明の効果】
本発明の耐炎化熱処理装置を用いて前駆体繊維の耐炎化熱処理をする場合、又は本発明の耐炎化熱処理方法によって前駆体繊維の耐炎化熱処理をする場合、ストランドが耐炎化炉内に入る直前、又は入った直後にストランドを充分に昇温することができるので、耐炎化炉内におけるパスのスリット近傍が低温にならず、耐炎化炉内全域で温度分布は均一になり、有効反応長が長くなり、熱効率良く、良品質の耐炎化繊維を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態を示す耐炎化処理装置の構造を表した概略断面図である。
【図2】本発明の他の形態を示す耐炎化処理装置の構造を表した概略断面図である。
【図3】本発明の他の形態を示す耐炎化処理装置の構造を表した概略断面図である。
【符号の説明】
2 耐炎化熱処理装置
4 炭素繊維前駆体ストランド
6 耐炎化炉
8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h、8i、8j スリット
10a、10b、10c、10d 折返しローラー
12a、12b、12c、12d、12e ストランドの加熱手段
22 耐炎化熱処理装置
24 炭素繊維前駆体ストランド
26 耐炎化炉
28a、28b、28c、28d、28e、28f、28g、28h、28i、28j スリット
30a、30b、30c、30d 折返しローラー
32a、32b 炉壁
34a、34b、34c、34d 熱処理室
42 耐炎化熱処理装置
44 炭素繊維前駆体ストランド
46 耐炎化炉
48a、48b、48c、48d、48e、48f、48g、48h、48i、48j、54a、54b、54c、54d、54e、54f、54g、54h、54i、54j スリット
50a、50b、50c、50d 折返しローラー
52a、52b シール室

Claims (1)

  1. 折返して水平走行する炭素繊維前駆体ストランドに鉛直方向から熱風を送り耐炎化する耐炎化炉であって前記ストランドが耐炎化炉内外に出入する複数のスリットを有する耐炎化炉と、前記耐炎化炉の両側に備えられた折返しローラーであって前記複数のスリットから出入するストランドを折返して耐炎化炉に戻す折返しローラーと、前記耐炎化炉と折返しローラーとの間に備えられたシール室であって前記ストランドがシール室内外に出入する複数のスリットを有すると共に各シール室に熱風を循環させる熱風送風手段を有し前記ストランドに鉛直方向から熱風を送り加熱するシール室とを具備してなる耐炎化熱処理装置を用い、シール室内を循環させる熱風温度を、耐炎化炉内の最高温度から前記最高温度より10℃高い温度までの範囲に制御することを特徴とする耐炎化繊維の製造方法
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