JP2002173559A - テープ - Google Patents
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- JP2002173559A JP2002173559A JP2000372188A JP2000372188A JP2002173559A JP 2002173559 A JP2002173559 A JP 2002173559A JP 2000372188 A JP2000372188 A JP 2000372188A JP 2000372188 A JP2000372188 A JP 2000372188A JP 2002173559 A JP2002173559 A JP 2002173559A
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract
シン発生の報告がある。自動車の電線を結束するPVC
系のテープに替わる非ハロゲンテープが望まれる。 【解決手段】 フイルム基材をテープ状に形成したテー
プにおいて、該フイルム基材の配合が、PO系樹脂10
0重量部、水和物系難燃剤100重量部に対して硼酸亜
鉛系難燃剤を30〜60重量部混合した複合難燃剤20
〜250重量部、相溶化剤0.1〜10重量部を有す
る。
Description
などで使用される電線ケーブルに電気絶縁材として巻き
付けられる電線結束用のテープに係り、特に従来使用さ
れているポリ塩化ビニル(以下PVCという)系のテー
プと同等の引張強度、破断伸度、難燃性及び電気絶縁性
を備えたポリオレフィン(以下POという)系のテープ
に関する。
VC系樹脂組成物を基材としたものが使用されている。
これは、電線結束用として必要とされる物理的性質(引
張強度、破断伸度、難燃性及び電気絶縁性)を考えた
上、選択されたためである。
材中に含有される塩素量は30〜45重量%の範囲にあ
り、通常35重量%に近いものが多い。
有物質を燃焼させると、その燃焼条件によってはダイオ
キシンが発生する可能性があり、且つ、該燃焼によって
塩化水素が発生し酸性雨の原因になるという課題があ
る。
5−345881号には、フィルム基材としてPO系樹
脂を採用したテープが提案されている。しかし、該技術
にあっては、無機難燃剤がフィルム基材中に均一に分散
されず、該フィルム基材をテープ状に形成して得られた
テープを、延伸させながら巻芯に巻き付けた際に、ピン
ホールが発生してしまう場合があった。
のテープの上記物理的性質を有するPO系のテープにお
いて、該テープを延伸させながら巻芯に巻き付けた際に
もピンホールが発生しないテープを得ることにある。
基材をテープ状に形成したテープにおいて、該フイルム
基材の配合が、PO系樹脂100重量部、水和物系難燃
剤100重量部に対して硼酸亜鉛系難燃剤を30〜60
重量部混合した複合難燃剤20〜250重量部、相溶化
剤0.1〜10重量部を有することを特徴とするテープ
である。
系難燃剤と該硼酸亜鉛系難燃を所定の割合で混合したも
のである。これらの難燃剤は、混合することにより相互
作用を発揮し、それぞれの難燃剤を単独で配合した場合
に比べて、フィルム基材の難燃性をより向上させること
ができる。このため、該複合難燃剤は、フィルム基材に
配合する難燃剤の量を減少させることができる。
いと難燃性が向上せず、あまりにも多いとピンホールが
発生してしまうため、PO系樹脂100重量部に対し2
0〜250重量部、好ましくは50〜150重量部が良
い。
燃剤の混合量は、あまりに少なくても多くても該相互作
用が発揮されないため、該水和物系難燃剤100重量部
に対して30〜60重量部、好ましくは40〜50重量
部が良い。
ニウム、水酸化マグネシウム、水酸化ジルコニウム、水
酸化カルシウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム等が
ある。
無水硼酸亜鉛、メタ硼酸亜鉛、メタ硼酸バリウム等があ
る。
樹脂と該複合難燃剤のバインダーとなり、これらの配合
物をフィルム基材中に均一に分散させるためのものであ
る。そのため、該相溶化剤を配合することにより、フィ
ルム基材を安定して製造することができる。
とその効果が発揮されず、あまりにも多いと破断伸度が
低下してしまうため、PO系樹脂100重量部に対し
0.1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部が良い。
ルメタアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−エチルアクリレート−無水マレイン酸共重合体等
がある。
ム基材に適度な引張強度、破断伸度、難燃性及び電気絶
縁性を持たせるためのものである。さらに、該PO系樹
脂は分子中に塩素含有物を含まないため、該フィルム基
材を非塩素化することができる。
適宜選択して採用でき、高密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、超低密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリ
エチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレンープロ
ピレン共重合体ゴム、エチレンープロピレンージエン共
重合体ゴム、エチレンーブテンー1共重合体ゴムなどの
オレフィン系ゴム、エチレンー酢酸ビニル共重合体など
のエチレンービニルエステル共重合体、エチレンーエチ
ルーアクリレート共重合体、エチレンー(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル共重合体などのエチレンーα,β
―カルボン酸またはその誘導体との共重合体などのエチ
レン系(共)重合体、ポリプロピレン、プロピレンーエ
チレン共重合体などのポリプロピレン系共重合、ポリブ
テン系重合体等があり、これらを単独あるいは複数種を
併用して使用しても良い。
温度依存性がある。しかし、該テープのフィルム基材に
電子線を照射して架橋することにより、この温度依存性
を少なくすることができる。なお、この際の電子線の照
射量は10〜30Mrad(メガ・ラド)、好ましくは
15〜25Mradが良い。
必要に応じて本発明の効果を阻害しない範囲で着色剤、
紫外線吸収剤、滑剤、安定剤、その他の添加剤を配合す
ることができる。
らフィルム基材の片面又は両面に粘着剤層を形成しても
よい。該粘着剤層を構成するための粘着剤としては、一
般的に用いられている粘着剤を適宜使用することがで
き、例えばゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤等を用いる
ことができる。
のフィルム基材の配合を、PO系樹脂100重量部、水
和物系難燃剤100重量部に対して硼酸亜鉛系難燃剤を
30〜60重量部混合した複合難燃剤20〜250重量
部、相溶化剤0.1〜10重量部にすることにより、延
伸させながら巻芯に巻き付けた際にもピンホールの発生
しないテープが得られた。
しつつ、比較例と対比しながら説明する。
を幅25mmのテープ状に形成したテープであり、表1
の特性値を測定してその評価を行なった。
て超低密度ポリエチレン樹脂90重量部と低密度ポリエ
チレン樹脂10重量部、水和物系難燃剤として水酸化マ
グネシウム90重量部、硼酸亜鉛系難燃剤として硼酸亜
鉛40重量部、相溶化剤としてエチレン−グリシジルメ
タアクリレート共重合体2重量部、その他少量の安定
剤、滑剤、着色剤を含有させたものである。なお、表1
中、配合の欄における値の単位はすべて重量部である。
バンバリーミキサーで混練した後カレンダー加工にて約
0.1mm厚さに形成して得たものである。
100mmに形成した該テープを引張速度300mm/
分で長さ200mmになるまで延伸し、該テープ表面の
ピンホールの有無を目視で判定したものである。ピンホ
ールがないものを○とし、1つ以上発生したものを×と
して判定した。
であり、JIS K 7201(酸素指数法による高分
子材料の燃焼試験方法)により測定したものであり、2
2以上を○とした。
2に準じてPO系のテープの長手方向で測定したもので
あり、150%以上を示したものを○とした。
ったものを○とし、いずれかの特性値に×がついたもの
を×とした。
評価され、目的とするテープが得られた。なお、以下に
説明する比較例は、特に記載しない限り本実施例と同様
のものである。
燃剤の配合量をそれぞれ5重量部に変更した比較例1で
は、目標とするJIS法OI値が得られなかった。ま
た、実施例の水和物系難燃剤及び硼酸亜鉛系難燃剤の配
合量をそれぞれ130重量部に変更した比較例2では、
耐ピンホール性が得られなかった。
重量部に変更した比較例3及び実施例の硼酸亜鉛系難燃
剤の配合量を65重量部に変更した比較例4では、目標
とするJIS法OI値が得られなかった。
部に変更した比較例5では、耐ピンホール性が得られな
かった。また、実施例の相溶化剤の配合量を20重量部
に変更した比較例6では、耐ピンホール性及び目標とす
るJIS法OI値が得られたが、テープの基本性能とし
て必要な破断伸度が得られなかった。
形率は−41%であった。この加熱変形率は、140℃
で5分間熱処理した後、23℃で30分以上放置したテ
ープと処理前のテープの、長手方向における長さの変形
率であり、該テープの温度依存性を示したものである。
他の実施例として、該実施例のフィルム基材に20Mr
adの電子線を照射して架橋させると、その加熱変形率
が−7%となり温度依存性が少なくなった。
び各比較例共、従来と同様の電気絶縁性(体積固有抵抗
値で1×1012Ω・cm以上)を備えていた。
合が、PO系樹脂100重量部、水和物系難燃剤100
重量部に対して硼酸亜鉛系難燃剤を30〜60重量部混
合した複合難燃剤20〜250重量部、相溶化剤0.1
〜10重量部を有することにより、PVC系のテープの
物理的性質(引張強度、破断伸度、難燃性及び電気絶縁
性)を維持しつつ、該テープを延伸してもピンホールの
発生しないテープが得られた。
Claims (1)
- 【請求項1】 フイルム基材をテープ状に形成したテー
プにおいて、該フイルム基材の配合が、ポリオレフィン
系樹脂100重量部、水和物系難燃剤100重量部に対
して硼酸亜鉛系難燃剤を30〜60重量部混合した複合
難燃剤20〜250重量部、相溶化剤0.1〜10重量
部を有することを特徴とするテープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000372188A JP2002173559A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000372188A JP2002173559A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002173559A true JP2002173559A (ja) | 2002-06-21 |
Family
ID=18841772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000372188A Pending JP2002173559A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002173559A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021009931A1 (ja) * | 2019-07-18 | 2021-01-21 | 良輔 福田 | 絶縁テープ、ソリッドケーブル、送電線路、及びソリッドケーブルの製造方法 |
-
2000
- 2000-12-07 JP JP2000372188A patent/JP2002173559A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021009931A1 (ja) * | 2019-07-18 | 2021-01-21 | 良輔 福田 | 絶縁テープ、ソリッドケーブル、送電線路、及びソリッドケーブルの製造方法 |
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