JP2002172777A - インクジェットヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッド及びその製造方法

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JP2002172777A
JP2002172777A JP2000373711A JP2000373711A JP2002172777A JP 2002172777 A JP2002172777 A JP 2002172777A JP 2000373711 A JP2000373711 A JP 2000373711A JP 2000373711 A JP2000373711 A JP 2000373711A JP 2002172777 A JP2002172777 A JP 2002172777A
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insulating film
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Koji Onishi
晃二 大西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極基板上への電極パターン及び絶縁膜形成
において、工程の短縮、簡略化を実現し、さらに振動板
と電極基板の接合不良、及び振動と電極間ギャップの精
度向上を図る。 【構成】 インクジェットヘッドのアクチュエータ部
は、ノズルに連通する液室9の一部を構成する振動板1
0と、振動板10と対向して電極基板1上に配置されて
た個別電極5からなり、振動板10を静電気力により変
形させ記録液を吐出する。個別電極5は融解温度が15
00℃以上の高融点金属(Ta,Ti,Nb,Zr)ま
たはその窒化物(TiN)の電極パターン6で形成さ
れ、電極パターン6には保護膜として高融点金属または
その窒化物を熱酸化または陽極酸化によって得られる絶
縁膜7が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ、コピー、
ファクシミリ等の記録装置に用いられるインクジェット
ヘッド及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、静電
気力を利用した静電型インクジェットヘッドの電極構造
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静電気力を利用して振動板を駆動し、イ
ンク滴を吐出するインクジェットヘッドの従来例として
例えば特開平6−71882号公報、特開平9−193
375号公報等が提案されている。特開平6−7188
2号公報には、オンデマンド方式のインクジェットプリ
ンタヘッドのアクチュエータ部構造として、個別電極は
振動板との間に空隙を存して対向配置され、さらに絶縁
膜により被覆される構造を有しており、個別電極と振動
板との間に電圧を印加し、前記振動板を静電気力により
変形させインク液を加圧し、ノズルからインク液滴を吐
出するようにした静電型インクジェットヘッドが記載さ
れている。個別電極を絶縁膜で被覆する目的は、インク
ジェットヘッド駆動時の絶縁破壊、ショートを防止する
ためであり、スパッタ法により形成することが記されて
いる。
【0003】また、特開平9−193375号公報に
は、個別電極上に絶縁膜を形成することが記載されてい
るが、絶縁膜に関する詳細は特に記載されてない。電極
材料として窒化チタン等の比較的溶解温度が高く、かつ
抵抗率の低い材料が良く用いられており、個別電極を被
覆する絶縁膜の形成方法としてCVD法による酸化膜形
成が広く用いられている。
【0004】静電気力を利用してインクを吐出する静電
型インクジェットヘッドは、ノズルと、ノズルに連通す
るインク液室の一部を構成する振動板と、振動板に所定
のギャップを介して対向配置された電極を有し、振動板
と電極間に電圧を印加することにより、振動板を静電気
力により変形させ、ノズルからインクを吐出するもので
ある。
【0005】図4は、従来から用いられているインクジ
ェットヘッドのアクチュエータ部を示す断面図であり、
インクジェットヘッド構成する複数ノズルのうち単一ノ
ズルの短辺方向断面を示している。アクチュエータ部の
主要部分は図4に示すように、電極基板21を形成する
シリコン基板22上の絶縁膜23に凹形状にパターン形
成して凹部24とし、さらに凹部24内に電極パターン
26を形成した後、絶縁膜27として電極パターン26
の酸化膜を形成し、酸化膜をパターニングし、電極パタ
ーン26を絶縁膜27で被覆して電極25を形成するも
のである。
【0006】図5(A)〜(H)は、図4に示す従来の
インクジェットヘッドの製作工程を経時的に示す概略断
面図である。以下、従来のインクジェットヘッドの製作
工程を説明する。 (A) まず、シリコン基板22に約2μm厚の熱酸化
膜23を成膜する。 (B) 熱酸化膜23に対して、電極を配置する部分に
リソグラフィでマスク形成後、BHF溶液によるエッチ
ングにより、約0.6μm深さの凹部24を形成する。 (C) 反応式スパッタにより、電極膜26aを約0.
2μm厚成膜する。 (D) 電極膜26aに対して、リソグラフィでマスク
31を形成する。 (E) マスク31を形成後、プラズマエッチングによ
り電極パターン26を形成する。 (F) 電極パターン26形成後、絶縁膜27として酸
化膜27aをプラズマCVD法により、約0.2μm厚
成膜する。 (G) 電極パターン26を覆うように絶縁膜27のマ
スク32をリソグラフィで形成する。 (H) 絶縁膜27のマスク32を形成後、エッチング
により絶縁膜27のパターンを形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のインク
ジェットヘッドにおいては、電極パターン26上に形成
する絶縁膜27として、通常CVD法による酸化膜27
aが用いられている。さらに絶縁膜27aを成膜後、リ
ソグラフィ及びエッチング工程を要することで、製作工
程が多く、工程が複雑化するといった問題点があった。
またCVD法による酸化膜27aは、水分等不純物を多
く含有しており、直接接合工程の高温処理の際に脱ガス
が生じ、そのため接合不良を引き起こす要因となってい
る問題点があった。
【0008】また、静電型インクジェットヘッドで安定
した振動特性を得るには、振動板と電極間ギャップを1
0分の数ミクロンレベルで精度よく制御する必要があ
る。しかし、電極上に絶縁膜を形成するには、酸化膜形
成工程、リソグラフィー工程、エッチング工程等の工程
を経ることから、ギャップ制御ばらつきの要因となる。
また、ギャップ間に発生する微粒子等のパーティクルも
振動特性へ影響が大きいことから、ギャップ形成工程を
出来るだけ簡素化することが望まれる。さらに、CVD
法によって形成された酸化膜と電極材料との接着性が優
れないことから、酸化膜が剥がれるあるいは酸化膜にク
ラックが生じる等の工程不良を引き起こす場合がある。
【0009】本発明の目的は、電極として高融点金属材
料を用い、かつ高融点金属材料を直接酸化させることで
電極上に絶縁膜を形成し、工程の短縮、簡略化を実現
し、さらに振動板と電極基板の接合不良及び振動と電極
間ギャップの精度向上を図ることにより、信頼性の高い
インクジェットヘッドを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するためになされたものであって、その第1の技術手
段は、記録液を吐出するノズルに連通する液室の一部を
構成する振動板と、該振動板に対して電極が対向配置さ
れた電極基板を有し、前記振動板と前記電極間に電圧を
印加し、前記振動板を静電力により変形させ記録液をノ
ズルから吐出するインクジェットヘッドにおいて、前記
電極は融解温度が1500℃以上の高融点金属または該
高融点金属の窒化物で形成され、前記電極には前記高融
点金属または高融点金属の窒化物の酸化物からなる絶縁
膜が形成されていることを特徴とする。
【0011】第2の技術手段は、第1の技術手段のイン
クジェットヘッドにおいて、前記電極を形成する高融点
金属は、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、ニオブ
(Nb)、ジルコニウム(Zr)であり、また前記高融
点金属の窒化物は、窒化チタン(TiN)であることを
特徴とする。
【0012】第3の技術手段は、記録液を吐出するノズ
ルに連通する液室の一部を構成する振動板と、該振動板
に対して電極が対向配置された電極基板を有し、前記振
動板と前記電極間に電圧を印加し、前記振動板を静電力
により変形させ記録液をノズルから吐出するインクジェ
ットヘッドの製造方法において、前記電極基板に融解温
度が1500℃以上の高融点金属または該高融点金属の
窒化物で前記電極を形成し、前記高融点金属または該高
融点金属の窒化物を酸化して絶縁膜を形成することを特
徴とする。
【0013】第4の技術手段は、第3の技術手段のイン
クジェットヘッドの製造方法において、前記電極の絶縁
膜は、前記電極を形成する高融点金属または該高融点金
属の窒化物を陽極酸化して形成することを特徴とする。
【0014】第5の技術手段は、第3の技術手段のイン
クジェットヘッドの製造方法において、前記電極の絶縁
膜は、前記電極を形成する高融点金属または該高融点金
属の窒化物を熱酸化して形成することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図3に示す実施例に基づいて説明する。 (実施例1)実施例1は、請求項1〜4のインクジェッ
トヘッド及びその製造方法に対応し、図1は、実施例1
によるインクジェットヘッドのアクチュエータ部の短辺
方向の断面図である。図1では、インクジェットヘッド
を構成する複数ノズルのうちの単一ノズルについてその
短辺方向の断面を示している。アクチュエータ部の主要
部分は、図1に示すように電極基板1と振動基板8から
構成される。電極基板1はシリコン基板2上に熱酸化膜
3が形成され、熱酸化膜3に形成された凹部4にはタン
タル膜からなる電極パターン6及び酸化タンタルからな
る保護絶縁膜7電極パターン6の積層構造からなる電極
5が形成されている。なお、電極5を形成する電極パタ
ーン6としては、融解温度が1500℃以上のタンタル
(Ta)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、ジルコニ
ウム(Zr)等の高融点金属材料を用いるか、または窒
化チタン(TiN)等の高融点金属の窒化物を用いるこ
とができる。また、電極パターン6の保護膜としての絶
縁膜7は、電極パターン6を形成する高融点金属材料ま
たはその窒化物を陽極酸化法または熱酸化法によって酸
化して得られる。また、振動基板8は電極基板1と直接
接合により接合され、シリコン基板の個別電極5に対向
する部分に液室9及び振動板10が形成されている。
【0016】実施例1のインクジェットヘッドの電極基
板1の作製工程を図2(A)〜(F)に基づいて説明す
る。 (A) 〈100〉方位のシリコン基板2上に約2μm
厚の熱酸化膜3を形成する。 (B) 熱酸化膜3に対してグラデーションマスク法に
より、所定の勾配とギャップ約0.6μmを有した凹部
4を形成する。 (C) その後、反応性スパッタ法により、電極パター
ン6となるタンタル膜6aを約0.3μm成膜する。 (D) 凹部4にのみ電極パターン6を残すようレジス
ト11を塗布する。 (E) CF4を用いたプラズマエッチング法で電極パ
ターン6を形成する。 (F) その後、ほう酸アンモニウムあるいは酒石酸ア
ンモニウム等の有機酸系の電解液を使用した陽極酸化法
により、タンタル膜6aからなる電極パターン6の表面
層を酸化させることによって、約0.2μmの酸化タン
タルからなる絶縁膜7を形成する。
【0017】陽極酸化後、タンタル膜約0.2μm及び
酸化タンタル約0.2μmの積層構造が形成され、電極
5が形成される。ここで、陽極酸化法によって形成され
た酸化タンタル膜はピンホールの発生がなく、電気的に
も耐電圧性が高く安定した被覆性が得られる。また、陽
極酸化によってセルフアラインで電極パターン6周辺に
酸化膜が形成できるため、従来のような酸化膜のパター
ニングが不要であり、工程の簡略化を図ることができ
る。電極材料にタンタルを用いた場合には、形成される
絶縁膜7はTa25(五酸化タンタル)を主成分とする
酸化タンタルからなる。また、チタンを用いた場合に
は、TiO2(二酸化チタン)を主成分とする絶縁膜か
らなる。
【0018】次に、振動基板8の作製工程について説明
する。図3(A)〜(D)は、振動基板8の作製工程を
経時的に示す断面図である。 (A) 絶縁膜7で被覆された個別電極5を形成した電
極基板1と〈110〉方位のシリコン基板8aを直接接
合法により接合する。 (B) CVD法によって0.1〜0.2μm厚のマスク
窒化膜12を形成し、リソグラフィによりマスクパター
ン形成する。 (C) アルカリ系溶液で液室9及び振動板10に相当
する部分をエッチング加工する。 (D) マスク窒化膜12を除去する。
【0019】以上のようにして作製された実施例1のイ
ンクジェットヘッドによると、振動板10と電極5間に
駆動電圧を印加することによって、静電気力により振動
板10を電極5側に撓ませる。駆動電圧を0Vに戻した
際、振動板10が弾性力で元に戻ることによって、液室
9から図示しないノズル流路を経由し図示しないノズル
より記録液を吐出する。振動板10と電極5を当接する
ように駆動させる場合においても、耐電圧性に優れた酸
化絶縁膜7を介しているため短絡故障を防止することが
できる。
【0020】さらに、電極パターン6上の絶縁膜7を陽
極酸化により形成するため、インクジェットヘッドでキ
ーとなる振動板10と電極5間のギャップが、酸化膜凹
部4のエッチング、及びタンタル膜のデポジション及び
酸化工程によって決定されることから、高精度なギャッ
プ制御が実現可能である。また、高品質な絶縁膜が形成
できることから、CVD膜と比較して膜中に含まれる水
分等含有不純物量に影響される接合不良の問題が解消で
きる。
【0021】(実施例2)実施例2は、請求項1〜3,
5のインクジェットヘッド及びその製造方法に対応し、
その図面は実施例1のインクジェットヘッドと同様であ
るので省略している。実施例2のアクチュエータ部の主
要部分は、図1に示すようにシリコン基板2上に形成し
た熱酸化膜3の凹部4に、タンタル膜等高融点金属材料
またはその窒化物からなる電極パターン6及び酸化タン
タル等電極パターンを形成する材料の酸化物からなる絶
縁膜7を積層構造とした電極5を配置した電極基板1
と、該電極基板1と直接接合により接合されたシリコン
基板の電極5に対向する部分を、液室9及び振動板10
として形成した振動基板8から構成される。
【0022】しかし、実施例2のインクジェットヘッド
は、酸化タンタル等高融点金属材料またはその窒化物の
酸化物からなる絶縁膜7の形成において、陽極酸化に代
えて熱酸化による方法を用いることで、実施例1のイン
クジェットヘッドと相違している。熱酸化による酸化タ
ンタル7の形成は、電気炉によって500〜700℃の
ドライ酸化法によって実現することができる。酸化タン
タルを形成後、さらに800〜1000℃の窒素アニー
ルを行なうことで膜組成の安定化を図ることができる。
熱酸化法による形成によれば、実施例1の陽極酸化法に
よる形成と比較して、工程が簡素になり、コストメリッ
トの効果が大きい。
【0023】
【発明の効果】請求項1及び3のインクジェットヘッド
及びその製造方法によれば、セルフアラインで電極周辺
の保護膜となる絶縁膜が形成できるため、従来のような
酸化膜のパターニングが不要であり、工程の簡略化を図
ることができる。また、インクジェットヘッドでキーと
なる振動板と電極間のギャップが、酸化膜凹部のエッチ
ング、タンタル膜のデポジション及び酸化工程によって
決定されることから、高精度なギャップ制御が実現で
き、振動板変位量の安定化が実現でき、高品質及び信頼
性の高いインクジェットヘッドが製造可能である。
【0024】請求項2記載のインクジェットヘッドによ
れば、電極材料の融解温度が高いことから、電極形成以
降での高温熱処理が可能となり、振動基板との接合工程
において、従来の低温接合時に見られた出ガス等に影響
した接合不良が解消でき、高品質及び信頼性の高いイン
クジェットヘッドが製造可能である。
【0025】請求項4記載のインクジェットヘッドの製
造方法によれば、従来のプラズマCVD法によって形成
された絶縁膜と比較して、陽極酸化法によって形成され
た酸化タンタル膜はピンホールの発生がなく、電気的に
も耐電圧性が高く安定した絶縁膜が形成され、電極被覆
の長期信頼性が向上し、高品質及び信頼性の高いインク
ジェットヘッドが製造可能である。
【0026】請求項5記載のインクジェットヘッドの製
造方法によれば、前記陽極酸化法と比較して、熱酸化法
を用いることで絶縁膜の形成工程が簡素化できることか
ら、製造コストの低減が図れ、量産性に優れるインクジ
ェットヘッドが製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1によるインクジェットヘッ
ドのアクチュエータ部を示す断面図である。
【図2】 実施例1のインクジェットヘッドの電極基板
1の作製工程を経時的に示す断面図である。
【図3】 実施例1のインクジェットヘッドの振動基板
8の作製工程を経時的に示す断面図である。
【図4】 従来のインクジェットヘッドのアクチュエー
タ部の短辺方向の断面図を示す。
【図5】 図4のインクジェットヘッドの製作工程を経
時的に示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…電極基板、2…シリコン基板、3…熱酸化膜、4…
凹部、5…個別電極、6…電極パターン(タンタル
膜)、7…絶縁膜(酸化タンタル)、8…振動基板、9
…液室、10…振動板。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録液を吐出するノズルに連通する液室
    の一部を構成する振動板と、該振動板に対して電極が対
    向配置された電極基板を有し、前記振動板と前記電極間
    に電圧を印加し、前記振動板を静電力により変形させ記
    録液をノズルから吐出するインクジェットヘッドにおい
    て、 前記電極は融解温度が1500℃以上の高融点金属また
    は該高融点金属の窒化物で形成され、前記電極には前記
    高融点金属または高融点金属の窒化物の酸化物からなる
    絶縁膜が形成されていることを特徴とするインクジェッ
    トヘッド。
  2. 【請求項2】 前記電極を形成する高融点金属は、タン
    タル(Ta)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、ジル
    コニウム(Zr)であり、また前記高融点金属の窒化物
    は、窒化チタン(TiN)であることを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 記録液を吐出するノズルに連通する液室
    の一部を構成する振動板と、該振動板に対して電極が対
    向配置された電極基板を有し、前記振動板と前記電極間
    に電圧を印加し、前記振動板を静電力により変形させ記
    録液をノズルから吐出するインクジェットヘッドの製造
    方法において、 前記電極基板に融解温度が1500℃以上の高融点金属
    または該高融点金属の窒化物で前記電極を形成し、前記
    高融点金属または該高融点金属の窒化物を酸化して絶縁
    膜を形成することを特徴とするインクジェットヘッドの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記電極の絶縁膜は、前記電極を形成す
    る高融点金属または該高融点金属の窒化物を陽極酸化し
    て形成することを特徴とする請求項3記載のインクジェ
    ットヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記電極の絶縁膜は、前記電極を形成す
    る高融点金属または該高融点金属の窒化物を熱酸化して
    形成することを特徴とする請求項3記載のインクジェッ
    トヘッドの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7581824B2 (en) 2004-12-14 2009-09-01 Seiko Epson Corporation Electrostatic actuator, droplet discharge head and method for manufacturing the droplet discharge head, droplet discharge apparatus, and device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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