JP2002240271A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents
インクジェット記録ヘッドInfo
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- JP2002240271A JP2002240271A JP2001042964A JP2001042964A JP2002240271A JP 2002240271 A JP2002240271 A JP 2002240271A JP 2001042964 A JP2001042964 A JP 2001042964A JP 2001042964 A JP2001042964 A JP 2001042964A JP 2002240271 A JP2002240271 A JP 2002240271A
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- nitride
- aluminum nitride
- titanium nitride
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 静電インクジェットヘッドの電極材料とし
て、電極材である窒化チタン上に窒化アルミニウム(A
lN)を積層した二層電極構造あるいは窒化チタンと窒
化アルミニウムの混合材料を用いる。 【解決手段】 酸化膜段差パターン形成後、反応式スパ
ッタにより、電極材となる窒化チタン12aを0.1〜
0.15um成膜する。続いて、窒化アルミニウム12b
を0.05〜0.1um連続して全面に成膜する(図1
(A))。窒化アルミニウムの成膜は、純アルミニウム
ターゲットに対しAr,N2ガスをキャリアとして成膜
する。以降、図1(B)〜図1(D)に示すように、レ
ジスト14にて電極パターンを形成し、プラズマエッチ
ングにより、窒化チタンと窒化アルミニウムの二層構造
の個別電極を形成する。耐酸化性の優れた窒化アルミニ
ウムが電極上層に存在するため、電極表面が酸化される
ことによって引き起こされる電極保護膜の剥れなどの問
題が解消される。
て、電極材である窒化チタン上に窒化アルミニウム(A
lN)を積層した二層電極構造あるいは窒化チタンと窒
化アルミニウムの混合材料を用いる。 【解決手段】 酸化膜段差パターン形成後、反応式スパ
ッタにより、電極材となる窒化チタン12aを0.1〜
0.15um成膜する。続いて、窒化アルミニウム12b
を0.05〜0.1um連続して全面に成膜する(図1
(A))。窒化アルミニウムの成膜は、純アルミニウム
ターゲットに対しAr,N2ガスをキャリアとして成膜
する。以降、図1(B)〜図1(D)に示すように、レ
ジスト14にて電極パターンを形成し、プラズマエッチ
ングにより、窒化チタンと窒化アルミニウムの二層構造
の個別電極を形成する。耐酸化性の優れた窒化アルミニ
ウムが電極上層に存在するため、電極表面が酸化される
ことによって引き起こされる電極保護膜の剥れなどの問
題が解消される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録ヘッド、より詳細には、静電力を利用したインクジェ
ット記録ヘッドのヘッド構成に関する。
録ヘッド、より詳細には、静電力を利用したインクジェ
ット記録ヘッドのヘッド構成に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平06−71882号公報には、オ
ンデマンド方式のインクジェットプリンタに用いられる
振動板を静電力によって駆動する静電型インクジェット
ヘッドが開示されている。この特開平06−71882
号公報には、電極が振動板との間に空隙を存して絶縁膜
により被覆された構造を有し、該個別電極に電圧を印加
し、前記振動板を静電力により変形させ、その変形によ
りインク液を加圧し、前記ノズルからインク液滴を吐出
する静電型インクジェットヘッドが開示されている。こ
の公報にはシリコンを用いた電極が示されており、具体
的にはシリコン基板にp型またはn型不純物を導入する
ことで電極を形成している。
ンデマンド方式のインクジェットプリンタに用いられる
振動板を静電力によって駆動する静電型インクジェット
ヘッドが開示されている。この特開平06−71882
号公報には、電極が振動板との間に空隙を存して絶縁膜
により被覆された構造を有し、該個別電極に電圧を印加
し、前記振動板を静電力により変形させ、その変形によ
りインク液を加圧し、前記ノズルからインク液滴を吐出
する静電型インクジェットヘッドが開示されている。こ
の公報にはシリコンを用いた電極が示されており、具体
的にはシリコン基板にp型またはn型不純物を導入する
ことで電極を形成している。
【0003】本出願人は、先に、個別電極に窒化チタン
を用いた静電型インクジェットヘッドの構成を提案した
(特願2000−373711号)。静電力を利用して
インクを吐出するインクジェットヘッドは、ノズルと該
ノズルに連通するインク液室の一部を構成する振動板
と、該振動板に所定のギャップを介して対向配置された
電極を有し、振動板と電極間に電圧を印加することによ
り、振動板を静電力により変形させ、ノズルからインク
を吐出するものである。
を用いた静電型インクジェットヘッドの構成を提案した
(特願2000−373711号)。静電力を利用して
インクを吐出するインクジェットヘッドは、ノズルと該
ノズルに連通するインク液室の一部を構成する振動板
と、該振動板に所定のギャップを介して対向配置された
電極を有し、振動板と電極間に電圧を印加することによ
り、振動板を静電力により変形させ、ノズルからインク
を吐出するものである。
【0004】図3に、従来、広く用いられているインク
ジェットヘッドアクチュエータ部の単一ノズルの短辺方
向の断面概略図で、図中、1は電極側Si基板、11は
熱酸化膜、12は電極材、13は電極保護膜、2は振動板
側Si基板、21は液室、22は振動板を示す。アクチュ
エータ主要部分は、図3に示すように、電極側シリコン
基板1と振動板基板2から構成されており、電極基板1
を形成後に熱酸化膜1 1をギャップスペーサーとして、
ギャップAを介して、振動板基板2を直接接合により接
合し、接合後に振動板基板2に液室21及び振動板22を
形成する。代表的な電極材として、窒化チタンあるいは
チタン上に窒化チタンを積層した構造が使用されてお
り、窒化チタンの効果として1200℃以上の融点を有
することから、接合工程において1200℃までの高温
プロセスを用いることが可能となり、信頼性の高いイン
クジェットヘッドを製造可能としている。
ジェットヘッドアクチュエータ部の単一ノズルの短辺方
向の断面概略図で、図中、1は電極側Si基板、11は
熱酸化膜、12は電極材、13は電極保護膜、2は振動板
側Si基板、21は液室、22は振動板を示す。アクチュ
エータ主要部分は、図3に示すように、電極側シリコン
基板1と振動板基板2から構成されており、電極基板1
を形成後に熱酸化膜1 1をギャップスペーサーとして、
ギャップAを介して、振動板基板2を直接接合により接
合し、接合後に振動板基板2に液室21及び振動板22を
形成する。代表的な電極材として、窒化チタンあるいは
チタン上に窒化チタンを積層した構造が使用されてお
り、窒化チタンの効果として1200℃以上の融点を有
することから、接合工程において1200℃までの高温
プロセスを用いることが可能となり、信頼性の高いイン
クジェットヘッドを製造可能としている。
【0005】個別電極材料12として、タンタル(T
a)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、あるいはジル
コニウム(Zr)等の高融点金属あるいはその窒化物を
用い、電極保護膜13としてそれら高融点金属膜を酸化
させた絶縁膜を用いたインクジェットヘッドの構成及び
製造方法が提案されているが、これらの主目的は形成フ
ローの簡素化を狙ったものである。また、従来より用い
られているCVD法による絶縁膜と比較して、含有不純
物(例:水分)、ピンホール等の膜中の欠陥に対し、有
効であることが記述されている。
a)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、あるいはジル
コニウム(Zr)等の高融点金属あるいはその窒化物を
用い、電極保護膜13としてそれら高融点金属膜を酸化
させた絶縁膜を用いたインクジェットヘッドの構成及び
製造方法が提案されているが、これらの主目的は形成フ
ローの簡素化を狙ったものである。また、従来より用い
られているCVD法による絶縁膜と比較して、含有不純
物(例:水分)、ピンホール等の膜中の欠陥に対し、有
効であることが記述されている。
【0006】図4〜図6は、前記窒化チタンを個別電極
に用いたインクジェットヘッドの形成フローを示す図
で、まず、図4(A)において、電極側シリコン基板1
上に形成された熱酸化膜11に対して、電極の埋め込み
部分に該当する凹部のレジストパターン14を形成す
る。次いで、図4(B)において、ウェットエッチング
あるいはドライエッチング法により、酸化膜11に対し
電極埋め込み部分の段差パターンを形成する。この場
合、さらに、凹部の底面に傾斜をもたせることによっ
て、対向する振動板とのギャップを非平行形状とする。
次いで、図4(C)において、酸化膜11の段差パター
ンを形成後、電極材12となる窒化チタンをスパッタ法
により全面に成膜する。
に用いたインクジェットヘッドの形成フローを示す図
で、まず、図4(A)において、電極側シリコン基板1
上に形成された熱酸化膜11に対して、電極の埋め込み
部分に該当する凹部のレジストパターン14を形成す
る。次いで、図4(B)において、ウェットエッチング
あるいはドライエッチング法により、酸化膜11に対し
電極埋め込み部分の段差パターンを形成する。この場
合、さらに、凹部の底面に傾斜をもたせることによっ
て、対向する振動板とのギャップを非平行形状とする。
次いで、図4(C)において、酸化膜11の段差パター
ンを形成後、電極材12となる窒化チタンをスパッタ法
により全面に成膜する。
【0007】次いで、図5(D),図5(E)におい
て、個別電極のレジストパターン15を形成し、TiN
(電極材12)をエッチングする。図5(F)におい
て、個別電極パターンのレジスト15の除去を行なう。
次いで、図5(G)において、電極保護膜13を全面に
成膜する。
て、個別電極のレジストパターン15を形成し、TiN
(電極材12)をエッチングする。図5(F)におい
て、個別電極パターンのレジスト15の除去を行なう。
次いで、図5(G)において、電極保護膜13を全面に
成膜する。
【0008】図6(H)において、電極保護膜のレジス
トパターン16を形成し、図6(I)において、酸化膜
13をエッチングする。電極基板工程が完了した後、図
6(J)において、電極基板を高温(950〜1050
℃)熱処理した後、直接接合により振動板基板2と接合
させる。
トパターン16を形成し、図6(I)において、酸化膜
13をエッチングする。電極基板工程が完了した後、図
6(J)において、電極基板を高温(950〜1050
℃)熱処理した後、直接接合により振動板基板2と接合
させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構造及び
形成フローでは、図5(F)に示す電極パターン形成後
のO2プラズマによるレジスト除去の際に、図7(A)
に示すように、電極材12の窒化チタンの表面が酸化さ
れTiN酸化物17が形成されるという問題が生じる。
そのため、このTiN酸化物17を介した上に、図7
(B)に示すように、保護絶縁膜13が形成されること
になり、後工程の高温熱処理の際に、図7(D)に示す
ように、TiN酸化物17が電極材である窒化チタン12
から剥れる現象が生じ、結果的に保護絶縁膜である酸化
膜13も同時に電極材から剥れる問題が発生する。窒化
チタンは比較的酸化しやすい材料であることが知られる
が、電極材に用いた場合に、TiN酸化物とCVDによ
り形成される電極保護膜としての酸化膜とでは耐熱特性
が異なり、例えば、高温熱処理を行なった際に、TiN
酸化物が昇華するといった現象等から、電極材と電極保
護膜との密着性に問題をもたらす場合がある。
形成フローでは、図5(F)に示す電極パターン形成後
のO2プラズマによるレジスト除去の際に、図7(A)
に示すように、電極材12の窒化チタンの表面が酸化さ
れTiN酸化物17が形成されるという問題が生じる。
そのため、このTiN酸化物17を介した上に、図7
(B)に示すように、保護絶縁膜13が形成されること
になり、後工程の高温熱処理の際に、図7(D)に示す
ように、TiN酸化物17が電極材である窒化チタン12
から剥れる現象が生じ、結果的に保護絶縁膜である酸化
膜13も同時に電極材から剥れる問題が発生する。窒化
チタンは比較的酸化しやすい材料であることが知られる
が、電極材に用いた場合に、TiN酸化物とCVDによ
り形成される電極保護膜としての酸化膜とでは耐熱特性
が異なり、例えば、高温熱処理を行なった際に、TiN
酸化物が昇華するといった現象等から、電極材と電極保
護膜との密着性に問題をもたらす場合がある。
【0010】本発明は、その対策として、電極材である
窒化チタン上に窒化アルミニウム(AlN)を積層した
二層電極構造あるいは窒化チタンと窒化アルミニウムの
混合材料を電極材として用いた構造を提案するものであ
る。窒化アルミニウムは耐酸化性に優れることから、電
極材が酸化されることによって引き起こる電極保護膜の
剥れなどの問題を解消でき、安定した品質のインクジェ
ットヘッドが製造可能となる。
窒化チタン上に窒化アルミニウム(AlN)を積層した
二層電極構造あるいは窒化チタンと窒化アルミニウムの
混合材料を電極材として用いた構造を提案するものであ
る。窒化アルミニウムは耐酸化性に優れることから、電
極材が酸化されることによって引き起こる電極保護膜の
剥れなどの問題を解消でき、安定した品質のインクジェ
ットヘッドが製造可能となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記録
液を吐出するノズルに連通する液室の一部を構成する振
動板と、該振動板に対してギャップを介して個別電極が
対向配置された電極基板とを有し、前記振動板と前記電
極基板に設けられた電極間に電圧を印加し、前記振動板
を静電力により変形させて前記液室内の記録液を加圧
し、該記録液を前記ノズルから吐出させて記録媒体に記
録を行うインクジェット記録ヘッドにおいて、前記電極
を、融解温度が摂氏1500度以上を有する高融点金属
材料または高融点金属の窒化物と、窒化アルミニウム
(AlN)を用いた材料で構成したことを特徴としたも
のである。
液を吐出するノズルに連通する液室の一部を構成する振
動板と、該振動板に対してギャップを介して個別電極が
対向配置された電極基板とを有し、前記振動板と前記電
極基板に設けられた電極間に電圧を印加し、前記振動板
を静電力により変形させて前記液室内の記録液を加圧
し、該記録液を前記ノズルから吐出させて記録媒体に記
録を行うインクジェット記録ヘッドにおいて、前記電極
を、融解温度が摂氏1500度以上を有する高融点金属
材料または高融点金属の窒化物と、窒化アルミニウム
(AlN)を用いた材料で構成したことを特徴としたも
のである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記電極を形成する高融点金属材料が、チタン(T
i)あるいは窒化チタン(TiN)と、窒化アルミニウ
ム(AlN)を積層した二層構造であることを特徴とし
たものである。
て、前記電極を形成する高融点金属材料が、チタン(T
i)あるいは窒化チタン(TiN)と、窒化アルミニウ
ム(AlN)を積層した二層構造であることを特徴とし
たものである。
【0013】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記電極を形成する材料が、窒化チタン(TiN)
と窒化アルミニウム(AlN)の窒化物との混合あるい
は複合材料を用いた構造であることを特徴としたもので
ある。
て、前記電極を形成する材料が、窒化チタン(TiN)
と窒化アルミニウム(AlN)の窒化物との混合あるい
は複合材料を用いた構造であることを特徴としたもので
ある。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記窒化チタン(TiN)と窒化アルミニウム(A
lN)の混合あるいは複合材料電極において、窒化アル
ミニウムの重量組成比率が30%から50%であること
を特徴としたものである。
て、前記窒化チタン(TiN)と窒化アルミニウム(A
lN)の混合あるいは複合材料電極において、窒化アル
ミニウムの重量組成比率が30%から50%であること
を特徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、請求項1,
2によって形成するインクジェットヘッドアクチュエー
タ部の断面概略図で、アクチュエータの主要部分は、電
極側シリコン基板1上に形成した熱酸化膜11の凹部
に、窒化チタン及び窒化アルミニウムを積層構造とした
個別電極12を配置し、その個別電極を、図3に示した
ように、保護膜13で覆った構成の電極基板とし、この
電極基板と直接接合により接合されたシリコン振動板基
板2の電極に対向する部分を、液室21及び振動板22と
し形成した振動板基板2から構成される。
2によって形成するインクジェットヘッドアクチュエー
タ部の断面概略図で、アクチュエータの主要部分は、電
極側シリコン基板1上に形成した熱酸化膜11の凹部
に、窒化チタン及び窒化アルミニウムを積層構造とした
個別電極12を配置し、その個別電極を、図3に示した
ように、保護膜13で覆った構成の電極基板とし、この
電極基板と直接接合により接合されたシリコン振動板基
板2の電極に対向する部分を、液室21及び振動板22と
し形成した振動板基板2から構成される。
【0016】図1(A)〜図1(D)は、本発明による
電極基板の形成フロー例を示す図であるが、個別電極埋
め込みのための段差パターン形成及び保護絶縁膜形成の
フローは、図4(A),(B)及び図5(G),図6
(H),(I)に示した従来の窒化チタン単層電極と同
様であるため省略する。酸化膜段差パターン形成後、図
1(A)に示すように、反応式スパッタにより、電極材
となる窒化チタン12aを0.1〜0.15um成膜す
る。続いて、窒化アルミニウム12bを0.05〜0.1
um連続して全面に成膜する。窒化アルミニウム12b
の成膜は、純アルミニウムターゲットに対しAr,N2
ガスをキャリアとして成膜する。以降、レジスト14に
より電極パターンを形成し(図1(B))、プラズマエ
ッチングにより(図1(C))、窒化チタンと窒化アル
ミニウムの二層構造の個別電極を形成する(図1
(D))。これによって、耐酸化性の優れた窒化アルミ
ニウムが電極上層に存在するため、電極表面が酸化され
引き起きる電極保護膜の剥れなどの問題が解消される。
電極基板の形成フロー例を示す図であるが、個別電極埋
め込みのための段差パターン形成及び保護絶縁膜形成の
フローは、図4(A),(B)及び図5(G),図6
(H),(I)に示した従来の窒化チタン単層電極と同
様であるため省略する。酸化膜段差パターン形成後、図
1(A)に示すように、反応式スパッタにより、電極材
となる窒化チタン12aを0.1〜0.15um成膜す
る。続いて、窒化アルミニウム12bを0.05〜0.1
um連続して全面に成膜する。窒化アルミニウム12b
の成膜は、純アルミニウムターゲットに対しAr,N2
ガスをキャリアとして成膜する。以降、レジスト14に
より電極パターンを形成し(図1(B))、プラズマエ
ッチングにより(図1(C))、窒化チタンと窒化アル
ミニウムの二層構造の個別電極を形成する(図1
(D))。これによって、耐酸化性の優れた窒化アルミ
ニウムが電極上層に存在するため、電極表面が酸化され
引き起きる電極保護膜の剥れなどの問題が解消される。
【0017】(実施例2)図2は、請求項3,4によっ
て形成されインクジェットヘッドアクチュエータ部の断
面概図を示す図であるが、基本的な構成は、従来の窒化
チタン単層電極と同様であり、電極材に窒化チタンと窒
化アルミニウムの混合あるいは複合材料1 2cを用いる
ことが特徴である。
て形成されインクジェットヘッドアクチュエータ部の断
面概図を示す図であるが、基本的な構成は、従来の窒化
チタン単層電極と同様であり、電極材に窒化チタンと窒
化アルミニウムの混合あるいは複合材料1 2cを用いる
ことが特徴である。
【0018】酸化膜段差パターン形成後、図2(A)に
示すように、反応式スパッタにより、電極材となる窒化
チタンと窒化アルミニウムの混合材料12cを0.15〜
0.2um全面に成膜する。窒化チタンと窒化アルミニ
ウムの混合あるいは複合材料の成膜は、窒化チタンと窒
化アルミニウムを複合したターゲット(例:モザイクタ
ーゲット)を用いることで成膜する。以降、図2(B)
〜図2(D)に示すように、レジスト14により電極パ
ターンを形成し(図2(B))、プラズマエッチングに
より(図2(C))、個別電極を形成する(図2
(D))。窒化チタン中のと窒化アルミニウムの含有量
は30%から50%程度で、窒化アルミニウム単層膜と
ほぼ同等の耐酸化性が得られ、効果が見られる。
示すように、反応式スパッタにより、電極材となる窒化
チタンと窒化アルミニウムの混合材料12cを0.15〜
0.2um全面に成膜する。窒化チタンと窒化アルミニ
ウムの混合あるいは複合材料の成膜は、窒化チタンと窒
化アルミニウムを複合したターゲット(例:モザイクタ
ーゲット)を用いることで成膜する。以降、図2(B)
〜図2(D)に示すように、レジスト14により電極パ
ターンを形成し(図2(B))、プラズマエッチングに
より(図2(C))、個別電極を形成する(図2
(D))。窒化チタン中のと窒化アルミニウムの含有量
は30%から50%程度で、窒化アルミニウム単層膜と
ほぼ同等の耐酸化性が得られ、効果が見られる。
【0019】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に記載の発明によ
れば、窒化チタンと窒化アルミニウムの二層構造の個別
電極が形成でき、これによって、耐酸化性の優れた窒化
アルミニウムが電極上層に存在するため、電極表面が酸
化されることによって引き起こされる電極保護膜の剥れ
などの問題が解消され、安定した品質のインクジェット
ヘッドが製造可能である。
れば、窒化チタンと窒化アルミニウムの二層構造の個別
電極が形成でき、これによって、耐酸化性の優れた窒化
アルミニウムが電極上層に存在するため、電極表面が酸
化されることによって引き起こされる電極保護膜の剥れ
などの問題が解消され、安定した品質のインクジェット
ヘッドが製造可能である。
【0020】請求項3及び4に記載の発明によれば、窒
化チタンと窒化アルミニウムの混合あるいは複合材料で
構成される個別電極が形成できる。これによって、従来
の窒化チタン単層電極と比較して、耐酸化性に優れるこ
とから、電極表面が酸化されることによって引き起こさ
れる電極保護膜の剥れなどの問題が解消され、安定した
品質のインクジェットヘッドが製造可能である。
化チタンと窒化アルミニウムの混合あるいは複合材料で
構成される個別電極が形成できる。これによって、従来
の窒化チタン単層電極と比較して、耐酸化性に優れるこ
とから、電極表面が酸化されることによって引き起こさ
れる電極保護膜の剥れなどの問題が解消され、安定した
品質のインクジェットヘッドが製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるインクジェットヘッドの電極基
板形成フローの一例を説明するための要部工程図であ
る。
板形成フローの一例を説明するための要部工程図であ
る。
【図2】 本発明によるインクジェットヘッドの電極基
板形成フローの他の例を説明するための要部工程図であ
る。
板形成フローの他の例を説明するための要部工程図であ
る。
【図3】 従来のインクジェットヘッドアクチュエータ
部の単一ノズルの短辺方向の断面概略図である。
部の単一ノズルの短辺方向の断面概略図である。
【図4】 窒化チタンを個別電極に用いた従来のインク
ジェットヘッドの形成フローの一部を示す図である。
ジェットヘッドの形成フローの一部を示す図である。
【図5】 図4に示したフローに続くインクジェットヘ
ッドの形成フローの一部を示す図である。
ッドの形成フローの一部を示す図である。
【図6】 図5に示したフローに続くインクジェットヘ
ッドの形成フローを示す図である。
ッドの形成フローを示す図である。
【図7】 従来の窒化チタン電極形成フローにおける問
題点を説明するための図である。
題点を説明するための図である。
1…電極側Si基板、11…熱酸化膜、12…電極材、1
2a…TiN電極材、12b…AlN電極材、12c…A
lN/TiN合金材、13…電極保護膜、14〜16…レジ
スト、17…TiN酸化物、2…振動板側Si基板、21
…液室、22…振動板、A…ギャップ。
2a…TiN電極材、12b…AlN電極材、12c…A
lN/TiN合金材、13…電極保護膜、14〜16…レジ
スト、17…TiN酸化物、2…振動板側Si基板、21
…液室、22…振動板、A…ギャップ。
Claims (4)
- 【請求項1】 記録液を吐出するノズルに連通する液室
の一部を構成する振動板と、該振動板に対してギャップ
を介して個別電極が対向配置された電極基板とを有し、
前記振動板と前記電極基板に設けられた電極間に電圧を
印加し、前記振動板を静電力により変形させて前記液室
内の記録液を加圧し、該記録液を前記ノズルから吐出さ
せて記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドに
おいて、前記電極を、融解温度が摂氏1500度以上を
有する高融点金属材料または高融点金属の窒化物と、窒
化アルミニウム(AlN)を用いた材料で構成すること
を特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項2】 前記電極を形成する高融点金属材料は、
チタン(Ti)あるいは窒化チタン(TiN)と、窒化
アルミニウム(AlN)を積層した二層構造であること
を特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッ
ド。 - 【請求項3】 前記電極を形成する材料は、窒化チタン
(TiN)と窒化アルミニウム(AlN)の窒化物との
混合あるいは複合材料を用いた構造であることを特徴と
する請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項4】 前記窒化チタン(TiN)と窒化アルミ
ニウム(AlN)の混合あるいは複合材料電極におい
て、窒化アルミニウムの重量組成比率が30%から50
%であることを特徴とする請求項3記載のインクジェッ
ト記録ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001042964A JP2002240271A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | インクジェット記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001042964A JP2002240271A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | インクジェット記録ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002240271A true JP2002240271A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18905203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001042964A Pending JP2002240271A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | インクジェット記録ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002240271A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110266594A1 (en) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | Commiss. A L'energie Atom. Et Aux Energ. Alterna. | Method for obtaining a layer of aln having substantially vertical sides |
-
2001
- 2001-02-20 JP JP2001042964A patent/JP2002240271A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110266594A1 (en) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | Commiss. A L'energie Atom. Et Aux Energ. Alterna. | Method for obtaining a layer of aln having substantially vertical sides |
| FR2959597A1 (fr) * | 2010-04-30 | 2011-11-04 | Commissariat Energie Atomique | Procede pour obtenir une couche d'aln a flancs sensiblement verticaux |
| JP2011236121A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-24 | Commissariat A L'energie Atomique & Aux Energies Alternatives | 実質的に垂直な側面を有するAlN層を得る方法 |
| EP2383775A3 (fr) * | 2010-04-30 | 2012-11-07 | Commissariat à l'Énergie Atomique et aux Énergies Alternatives | Procédée pour obtenir une couche d'A1N à flancs sensiblement verticaux |
| US8460987B2 (en) | 2010-04-30 | 2013-06-11 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Method for obtaining a layer of AlN having substantially vertical sides |
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