JP2002172720A - 内装基材 - Google Patents

内装基材

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JP2002172720A
JP2002172720A JP2000372797A JP2000372797A JP2002172720A JP 2002172720 A JP2002172720 A JP 2002172720A JP 2000372797 A JP2000372797 A JP 2000372797A JP 2000372797 A JP2000372797 A JP 2000372797A JP 2002172720 A JP2002172720 A JP 2002172720A
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Japan
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fiber
mat
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polyurethane resin
heat
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JP2000372797A
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Shinji Watanabe
真司 渡邊
Yasuto Higuchi
靖人 樋口
Toshihaya Iwai
敏逸 岩井
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Takanichi Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/02Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C44/12Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements
    • B29C44/1209Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements by impregnating a preformed part, e.g. a porous lining

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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリウレタン樹脂の含浸性および表面の平滑
性に優れ、且つ、低密度で軽量性にも優れた内装基材を
提供すること。 【解決手段】 天然繊維2を主材とする繊維ウェブを圧
縮成形した繊維マット1に形成される無数の連通空隙に
ポリウレタン樹脂4を含浸発泡させた弾性マット体表面
に表皮材料5を被装一体化した内装基材であって、前記
繊維マット1として、主材である天然繊維2に対して副
材料として熱融着性と浸透性がない高剛性の極太化繊3
と適量の熱融着性繊維との混合繊維ウェブに熱圧を加え
て少なくとも表面が加熱溶融された前記熱融着性繊維に
より前記天然繊維2と極太化繊3とを部分的に融着一体
化したものを用いてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面が平滑に仕上
げられ、且つ、低密度で軽量な内装基材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車等の内装基材として、
図5に示されるような細い麻繊維31のウェブを圧縮成
形した高密度の繊維マット30の連通空隙にポリウレタ
ン樹脂33を含浸発泡させたものが広く利用されてい
た。ところが、前記した繊維マット30は高密度で繊維
31間の連通空隙は隙間が小さいためにポリウレタン樹
脂33の含浸性が悪く、しかも、表面部分の麻繊維31
がポリウレタン樹脂を吸収してしまうため、表面にポリ
ウレタン樹脂の溜まり部が形成されて内部まで深く浸透
しないという問題点があった。この結果、両面からポリ
ウレタン樹脂を塗布する必要があって成形工程が複雑化
するとともに生産コストも高くなるという問題点があっ
た。
【0003】そこで、図6に示されるように、細い麻繊
維31中に太い麻繊維32を混入させることにより麻繊
維間に隙間を確保した繊維マット30を成形し、これに
ポリウレタン樹脂33を含浸発泡させたものも提案され
ているが、この場合にはポリウレタン樹脂の含浸性は向
上するものの、目付にバラツキが生じるため、後工程で
表皮材を一体化した場合、表面層が潰れて表皮材料に凹
凸ができ外観不良を発生させるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、ポリウレタン樹脂の含浸性に
優れていて片側からの塗布処理だけで全体にポリウレタ
ン樹脂を含浸させることができるとともに、目付のバラ
ツキがなくて密度も均一であり、しかも表面の平滑性に
優れたものを得ることができ、更には低密度で軽量性に
も優れている内装基材を提供することを目的として完成
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の内装基材は、天然繊維を主材とす
る繊維ウェブを圧縮成形した繊維マットに形成される無
数の連通空隙にポリウレタン樹脂を含浸発泡させた弾性
マット体表面に表皮材料を被装一体化した内装基材であ
って、前記繊維マットとして、天然繊維に対して副材料
として熱融着性と浸透性がない高剛性の極太化繊と適量
の熱融着性繊維との混合繊維ウェブに熱圧を加えて少な
くとも表面が加熱溶融された前記熱融着性繊維によって
前記天然繊維と極太化繊とを部分的に融着一体化したも
のを用いたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図中1は、細い麻繊維な
どの天然繊維2を主材としてこれに熱融着性とポリウレ
タン樹脂材料の浸透性がない高剛性の極太化繊3を副材
料として混在させるとともに適量の熱融着性繊維を混在
させた繊維ウェブを型内で熱圧により圧縮成形すること
により、少なくとも表面が加熱溶融された前記熱融着性
繊維により前記天然繊維と極太化繊とを部分的に融着一
体化した繊維マットを示すものである。天然繊維2とし
ては細い麻繊維などの植物繊維類が主として使用され、
また、極太化繊3としては太さが3tex以上の前記し
た天然繊維2よりも太い一般的な化学繊維が使用され
る。なお、前記した繊維マット1は、主材としての天然
繊維2を40〜70%(重量%、以下同じ)、副材料と
しての極太化繊3を40〜20%に加え20〜10%程
度の熱融着性化繊を混在させた繊維ウェブを、目付量が
400〜500g/m2 (厚み:10mm)のマット状
に圧縮成形したものとされている。この場合、前記極太
化繊3の太さを3tex以上としたのは、従来のように
細い天然繊維のみで形成すると、各繊維間の隙間が小さ
く後工程でポリウレタン樹脂を十分に含浸させることが
できなかったが、太さが3tex以上の極太化繊3を混
入することで繊維の混合が緻密でなく各繊維間にある程
度の隙間を確保しポリウレタン樹脂の含浸を促進すると
ともに、低密度であるにも拘らずマットとしての十分な
強度を確保するためである。更には、非含浸性の化繊を
用いることで極太化繊3内へのポリウレタン樹脂の含浸
を防止し流通性を向上させている。
【0007】また、極太化繊3としては、太さが3te
x以上の中実体を用いる外にも、図2(a) に示されるよ
うに、中空構造の繊維を用いることもでき、この場合に
は、より軽量化と剛性を高めることが可能となる。その
他、図2(b) 、(c) に示されるように、断面を非円形の
種々の形状(中実体でも中空体でもよい)とすることも
でき、この場合にも十分な強度、ポリウレタン樹脂の含
浸性等を確保することができる。
【0008】次に、本発明の内装基材を生産する工程に
ついて説明する。先ず、図3に示されるように、天然繊
維2に熱融着性化繊とともに高剛性の極太化繊3を混入
し熱融着して形成した繊維マット1を成形する。次い
で、イソシアネートを主剤としポリオールを硬化剤とし
たポリウレタン樹脂原料を、それぞれ330g/m2
220g/m2 の割合で上面側に塗布すると、表面にポ
リウレタン樹脂が層状に形成され、その後、所定時間放
置すると前記ポリウレタン樹脂が徐々に繊維マット1内
に浸透していき、ポリウレタン樹脂原料を片面側からの
み塗布したにもかかわらず、最終的にはマット体1内全
体にポリウレタン樹脂4が均一に含浸して徐々に発泡さ
れるマット材料が得られるから、その後は、図4に示さ
れるように、例えば、目付が180〜200g/m2
度の不織布からなる表皮材料5を表面に敷設し、130
℃程度の加熱型で2〜5kgf/cm2の圧力をかけて
(プレス時間:約1分)発泡終了させれば、繊維マット
1上に浸出したポリウレタン樹脂薄層を介して表皮材料
5を繊維マット1の表面に被着されて厚みが4〜7mm
の装飾用基材とすればよい。
【0009】以上のように本発明では、天然繊維2に熱
融着性と浸透性がない高剛性の極太化繊3を混入し、同
じく混入させた熱融着性繊維の表面の加熱溶融により熱
融着して形成した繊維マット1にポリウレタン樹脂4を
含浸発泡させたものとしたので、ポリウレタン樹脂原料
を繊維マット1の片面側からのみ塗布した場合でも、前
記極太化繊3がポリウレタン樹脂原料を含浸することな
く、しかも、極太化繊3の周囲にできた連通隙間を通じ
てポリウレタン樹脂がマット体1の内部まで確実に浸透
していくこととなり、従来に比べて密度の低い基材が得
られる結果、大幅な軽量化を達成できることとなる。し
かも、低密度にもかかわらず、高剛性の極太化繊3を均
一に混入しているので、基材としての強度も十分に確保
することができ、熱プレス成形によって表面に表皮材料
5を一体成形したときにツブレ等を生じることがなく平
滑面を有する高品質の基材が得られることとなる。ま
た、前記極太化繊3の断面形状、長さ、混入量等を変え
ることによりポリウレタン樹脂4の浸透量や機械的強度
等も任意に調節することができ、用途に応じた種々の基
材を提供することも可能である。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上の説明からも明らかなよう
に、ポリウレタン樹脂の含浸性に優れていて片側からの
塗布処理だけで全体にポリウレタン樹脂を含浸させるこ
とができるとともに、目付のバラツキがなくて密度も均
一であり、しかも表面の平滑性に優れたものを得ること
ができ、更には低密度で軽量性にも優れたものである。
よって、本発明は従来の問題点を一掃した内装基材とし
て、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】極太化繊の具体例を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかる内装基材の成形工程を示す説明
図である。
【図4】表皮材を設けた基材を示す断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】その他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 繊維マット 2 天然繊維 3 極太化繊 4 ポリウレタン樹脂 5 表皮材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AJ01A AK51A AT00B BA02 DC11A DG00A DG06A DG17A DG19A DG20A DJ01A EJ02A EJ17A EJ42 EJ82A GB08 JA15 JD05A JK07 JK15 JL03 JL12A YY00A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然繊維を主材とする繊維ウェブを圧縮
    成形した繊維マット(1) に形成される無数の連通空隙に
    ポリウレタン樹脂(4) を含浸発泡させた弾性マット体表
    面に表皮材料(5) を被装一体化した内装基材であって、
    前記繊維マット(1) として、天然繊維(2) に対して副材
    料として熱融着性と浸透性がない高剛性の極太化繊(3)
    と適量の熱融着性繊維との混合繊維ウェブに熱圧を加え
    て少なくとも表面が加熱溶融された前記熱融着性繊維に
    よって前記天然繊維(2) と極太化繊(3) とを部分的に融
    着一体化したものを用いたことを特徴とする内装基材。
  2. 【請求項2】 極太化繊の太さが3tex以上であり、
    天然繊維が極太化繊より細い麻繊維である請求項1に記
    載の内装基材。
  3. 【請求項3】 極太化繊として、中空構造のものを用い
    る請求項1または2に記載の内装基材。
JP2000372797A 2000-12-07 2000-12-07 内装基材 Withdrawn JP2002172720A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5034946B2 (ja) * 2005-08-29 2012-09-26 味の素株式会社 栄養組成物

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