JP2002172458A - ダイカスト鋳造における返り材除去システム - Google Patents

ダイカスト鋳造における返り材除去システム

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JP2002172458A
JP2002172458A JP2000365896A JP2000365896A JP2002172458A JP 2002172458 A JP2002172458 A JP 2002172458A JP 2000365896 A JP2000365896 A JP 2000365896A JP 2000365896 A JP2000365896 A JP 2000365896A JP 2002172458 A JP2002172458 A JP 2002172458A
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JP2000365896A
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Atsushi Tateishi
敦士 立石
Katsuyoshi Asahina
勝義 朝比奈
Koichi Yamamoto
耕一 山本
Kunio Yoshida
邦夫 吉田
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Ahresty Corp
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Ahresty Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのシステムで複数台のダイカスト機か
ら鋳造される製品に対して同時に対応することが可能で
あり、イニシャルコストの低減化を図ることが可能であ
ると共に、段取り替えの時間を大幅に短縮することが可
能なダイカスト鋳造における返り材除去システムを提供
すること。 【解決手段】 ダイカスト機毎に設備された製品取出し
機1a,1bから鋳造製品を受け取る製品受渡し機2
a,2bと、製品受渡し機から鋳造製品を受け取って返
り材部分を分離する返り材分離機4a,4b,4cの間
を持ち回る搬送ロボット3と、上記各機器を制御するた
めの制御盤11とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカスト機で鋳
造された製品(これを鋳造製品と言う。)から、製品部
以外の返り材部分を取り除く(分離する)ための返り材
除去システムに関するものである。ちなみに、ダイカス
ト機で鋳造された鋳造製品を金型から取出すと、図3に
例示した如く、目的の製品となる製品部A1の外周に、
湯だまり部(オーバーフロー部とも称される)A2と、
ガス抜きランナー部A3と、押し湯部(ビスケット部と
も称される)A4に連なる湯口ランナー部A5が張り出
し形成された状態になっており、製品部A1以外の部分
を総称して返り材と言う。尚、真空ダイカスト法によら
ない場合には、上記ガス抜きランナー部A3は存在しな
い。
【0002】
【従来の技術】従来では、ダイカスト機の金型より取出
された鋳造製品から返り材部分を取り除く場合、人手に
よりハンマーで分離するケースを除いて、湯口ランナー
部を折るための湯口折り機と湯だまり部やガス抜きラン
ナー部を分離するためのトリミングプレス機等を、各ダ
イカスト機毎に設備していた。すなわち従来では、ダイ
カスト機と同じ台数分の湯口折り機及びトリミングプレ
ス機等の設備を必要とするだけでなく、1つの鋳造製品
に対して専用のプレス金型及びクランプ機(鋳造製品保
持機)を必要とするなど汎用性に欠けるため、イニシャ
ルコストが高く、鋳造製品の段取り替え時にもいちいち
手間がかかる不具合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の不具合に鑑みてなされたものであり、ダイカスト機
毎に設備する必要がなく、1つのシステムでもって複数
台のダイカスト機から鋳造される製品に対して同時に対
応することが可能であり、もってイニシャルコストの低
減化を図ることが可能であると共に、段取り替えの時間
を大幅に短縮することが可能なダイカスト鋳造における
返り材除去システムを提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のダイカスト鋳造における返り材除去システムは、ダ
イカスト機毎に設備された1台以上の製品取出し機から
鋳造製品を受け取る製品受渡し機と、該製品受渡し機か
ら上記鋳造製品を受け取って持ち回る搬送ロボットと、
該搬送ロボットに保持された上記鋳造製品から返り材部
分を分離する返り材分離機と、上記各機器を制御するた
めの制御盤とからなる事を特徴としたものである。この
際、前記システムに、返り材部分が分離された製品部を
受けとめる製品受け台と、該製品受け台上に受けとめら
れた製品部を作業台に導く製品シューターを備えること
が好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な好適実施
例を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は図示実
施例のものに限定されるものではなく、いろいろなバリ
エーションが考えられる。図1は、本発明に係る返り材
除去システムBの実施の一例を示す各構成機器の配置図
である。
【0006】図中の符号1a,1bは製品取出し機、2
a,2bは製品受渡し機、3は搬送ロボット、4a,4
b,4cは返り材分離機、5は返り材シューター、6は
返り材バケット、7は製品受け台、8はスライド式払出
し機、9は製品シューター、10は作業台、11は制御
盤、Cは作業員、をそれぞれ示す。
【0007】製品取出し機1a,1bは、ダイカスト機
で鋳造された鋳造製品Aを金型から取出して、本返り材
除去システムBの製品受渡し機2a,2bに渡すための
ものであり、鋳造製品Aの押し湯部A4を挟持するため
のクランプ(保持機構部)を備え、アーム型ロボット取
出し機またはダイカスト機の上部に配置されたガントレ
ールに沿って移動する門型取出し機など従来から通常に
使用されている取出し機を用いることが可能であり、各
ダイカスト機毎にそれぞれ設備される。
【0008】製品受渡し機2a,2bは、製品取出し機
1a,1bから受け取った鋳造製品Aを搬送ロボット3
に渡すためのものであり、鋳造製品Aの湯口ランナー部
A5を挟持し得るクランプ(保持機構部)を備え、製品
取出し機1a,1bに向って進退自在に設置される。
尚、図示実施例では複数台(2台)の製品取出し機1
a,1bに対して個別に対応できるように複数台(2
台)の製品受渡し機2a,2bを設備したが、複数台
(2台)の製品取出し機1a,1bに対して1台の製品
受渡し機だけでも対応可能であることは理解されるべき
である。
【0009】搬送ロボット3は、製品受渡し機2a,2
bから受け取った鋳造製品Aを保持した状態で返り材分
離機4a,4b,4cの間を持って回るためのものであ
り、鋳造製品Aの押し湯部A4を挟持しえるクランプ
(保持機構部)を備えてなる。この搬送ロボット3とし
ては、自走型のロボットでも良いが、図示実施例のもの
は、床に定置状に固定設置された設置台31に対してア
ーム32を、3次元的に自由に動作する(上下及び左右
に動作する)ように取付けたアーム型ロボットを用いて
いる。
【0010】返り材分離機4a,4b,4cは、搬送ロ
ボット3で保持された状態の鋳造製品A(の製品部A
1)から返り材部分(湯だまり部A2と、ガス抜きラン
ナー部A3と、押し湯部A4に連なる湯口ランナー部A
5等)を分離するためのものであり、具体的には、製品
部A1と返り材部分との境界部を途中で切断するように
して分離するカッター式のものや、製品部A1と返り材
部分との境界部に打撃を与えて折るようにして分離する
打撃ハンマー式のもの等がある。図2に、打撃ハンマー
式の返り材分離機を用いて、製品部A1と湯口ランナー
部A5の境界部に打撃を与えることにより折るようにし
て分離する例を示す。尚、カッター式のものでは、製品
部A1から返り材部分を分離するだけでなく、返り材部
分が長尺な場合にそれを途中で適当な長さに切断するの
にも利用される。
【0011】そうして、これらの各機器、すなわち製品
取出し機1a,1bと、製品受渡し機2a,2bと、搬
送ロボット3と、返り材分離機4a,4b,4c等は、
制御盤11に組込まれたプログラムより制御される。具
体的には、リレーやタイマー等を用いたシーケンス制御
や、或いはコンピュータを用いたコンピュータプログラ
ム制御などによってコントロールされる。
【0012】次に、本返り材除去システムBの動作につ
いて説明する。始めに、各ダイカスト機毎にそれぞれ設
備された複数台の製品取出し機1a,1bから鋳造製品
Aを受け取る順番や、鋳造製品Aの受け渡し位置(受け
渡し前進限位置や高さ等)や、どこの返り材分離機4
a,4b,4cでどこの返り材部分を取り除くか等の設
定を、予め制御盤11で行なっておく。
【0013】ダイカスト機で鋳造された鋳造製品Aは、
製品取出し機1a,1bでもって押し湯部A4部分が挟
持(クランプ)されて金型から取出され、そのまま本返
り材除去システムB内へと搬送されて、そこで製品受渡
し機2a,2bに受け渡される。製品受渡し機2a,2
bは鋳造製品Aの湯口ランナー部A5部分を挟持するこ
とにより製品取出し機1a,1bから鋳造製品Aを受け
取り、製品受渡し機2a,2bによる鋳造製品Aの受け
取りを完了すると、製品受け渡し完了信号が出力され、
返り材除去プログラムがスタートする。
【0014】すると、搬送ロボット3が動作を開始し、
製品受渡し機2a,2bにクランプされている鋳造製品
Aの押し湯部A4部分を挟持して、製品受渡し機2a,
2bから鋳造製品Aを受け取り、その状態で返り材分離
機4a,4b,4cの間を順番に持って回ると、鋳造製
品Aから返り材部分が分離除去される。すなわち、1番
目の返り材分離機4aでは、例えばガス抜きランナー部
A3が製品部A1から分離され、2番目の返り材分離機
4bでは、例えば湯だまり部A2が製品部A1から分離
され、そして最後に3番目の返り材分離機4cで、例え
ば押し湯部A4に連なる湯口ランナー部A5が製品部A
1から分離されるものである。
【0015】一方、1番目及び2番目の返り材分離機4
a,4bでもって製品部A1から分離された返り材(例
えばガス抜きランナー部A3及び湯だまり部A2)は、
その場で返り材シューター5を通して返り材バケット6
に捕集され、3番目の返り材分離機4cでもって製品部
A1から分離された返り材(押し湯部A4及び湯口ラン
ナー部A5)は、搬送ロボット3でクランプされたまま
返り材シューター5上または返り材バケット6内へと搬
送されて捕集される。返り材分離機4a,4b,4cの
間を順番に持って回った後、搬送ロボット3は原位置に
戻ってプログラムを終了し、次の返り材除去プログラム
がスタートするまで待機する。
【0016】また、3番目の返り材分離機4cで、製品
部A1から湯口ランナー部A5を分離する際には、湯口
ランナー部A5に連なる押し湯部A4部分が搬送ロボッ
ト3にクランプされた状態で製品部A1が分離されるこ
とになるので、製品部A1を損傷しないようにするた
め、製品受け台7を昇降自在に形成して、湯口ランナー
部A5から製品部A1を分離する際にできるだけ製品部
A1の近くに配置するようにすることが好ましい。かく
して湯口ランナー部A5から分離されて製品受け台7上
に受け止められた製品部A1は、スライド式払出し機8
でもって製品シューター9上に払い出され、製品シュー
ター9を通して作業台10に導かれ、そこから作業員C
により製品積込みバケットに収納される。以上の行程を
繰り返して、鋳造製品Aにおける製品部A1から返り材
部分(湯だまり部A2と、ガス抜きランナー部A3と、
押し湯部A4に連なる湯口ランナー部A5)が分離され
る。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るダイカスト鋳造における返
り材除去システムは斯様に、ダイカスト機毎に設備され
た製品取出し機から鋳造製品を受け取る製品受渡し機
と、製品受渡し機から鋳造製品を受け取って持ち回る搬
送ロボットと、搬送ロボットに保持された鋳造製品から
返り材部分を分離する返り材分離機と、上記各機器を制
御するための制御盤とからなるので、1つのシステムで
もって鋳造サイクルや形状の異なる多品種の鋳造製品に
も容易に対応することが可能となる。すなわち、鋳造製
品から返り材部分を分離除去するための機器類をダイカ
スト機毎に設備する必要がなく、且つ1つの鋳造製品に
対して専用のプレス金型及びクランプ機(鋳造製品保持
機)を設備する必要もなくなり、従って1つのシステム
で複数台のダイカスト機から鋳造される製品に対して同
時に対応することが可能であり、もってイニシャルコス
トの大幅な低減化を図ることが出来る。
【0018】しかも、1つの鋳造製品に対して専用のプ
レス金型及びクランプ機(鋳造製品保持機)を設備する
必要がなく、プログラムの設定変更だけで済むので、段
取り替えの時間を大幅に短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る返り材除去システムの実施の一
例を示す各構成機器の配置図。
【図2】 搬送ロボットで鋳造製品を保持し返り材分離
機で製品部を分離している状態を説明する模式図。
【図3】 製品の一例を示す外観図。
【符号の説明】
1a,1b:製品取出し機 2a,2b:製
品受渡し機 3:搬送ロボット 4a,4b,4c:返
り材分離機 5:返り材シューター 6:返
り材バケット 7:製品受け台 8:ス
ライド式払出し機 9:製品シューター 10:作
業台 11:制御盤 A:鋳造製品 A1:製
品部 A2:湯だまり部(オーバーフロー部) A3:
ガス抜きランナー部 A4:押し湯部(ビスケット部) A5:
湯口ランナー部 B:本返り材除去システム C:作
業員

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイカスト機毎に設備された製品取出し
    機から鋳造製品を受け取る製品受渡し機と、該製品受渡
    し機から上記鋳造製品を受け取って持ち回る搬送ロボッ
    トと、該搬送ロボットに保持された上記鋳造製品から返
    り材部分を分離する返り材分離機と、上記各機器を制御
    するための制御盤とからなる事を特徴とするダイカスト
    鋳造における返り材除去システム。
  2. 【請求項2】 返り材部分が分離された製品部を受けと
    める製品受け台と、該製品受け台上に受けとめられた製
    品部を作業台に導く製品シューターを備えてなる請求項
    1記載のダイカスト鋳造における返り材除去システム。
JP2000365896A 2000-11-30 2000-11-30 ダイカスト鋳造における返り材除去システム Pending JP2002172458A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107052295A (zh) * 2017-03-02 2017-08-18 伊之密机器人自动化科技(苏州)有限公司 一种自动化气动折断料柄装置
CN107774946A (zh) * 2017-12-08 2018-03-09 广东铭利达科技有限公司 智能压铸岛装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107052295A (zh) * 2017-03-02 2017-08-18 伊之密机器人自动化科技(苏州)有限公司 一种自动化气动折断料柄装置
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