JP2002171936A - 健康食品及びその製造方法 - Google Patents
健康食品及びその製造方法Info
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Abstract
s )の菌糸体由来物質(メシマコブ菌糸体の培養濾液を
含む)が、アレルギー反応抑制作用を有するという知見
に基づき、健康食品を製造することを目的とする。 【解決手段】(1)メシマコブ菌糸体の熱水抽出物、メ
シマコブ菌糸体の培養濾液を乾燥粉末とし、これを健康
食品とする。
Description
ellinus linteus 、以下単にPLともいう) の菌糸体由
来物質(メシマコブ菌糸体の培養濾液を含む)含有し、
アレルギー反応抑制作用を有する健康食品に関するもの
である。
ノコシカケ科のキノコの中でも最も高い抗腫瘍効果が認
められているものである(J.Cancer Res. (Gann). 59 :
155-157) 。
コブの子実体又は菌糸体に関し、アレルギー反応抑制作
用は知られていない。そこで発明者は、メシマコブの薬
理効果として、アレルギー反応抑制作用に着目して鋭意
研究したところ、メシマコブの菌糸体由来物質、又はメ
シマコブ菌糸体の培養濾液には、顕著なアレルギー反応
抑制作用が存在することを知り本発明を完成した。
項1〜請求項6により構成されている。 請求項1: メシマコブの菌糸体由来物質を含有するこ
とを特徴とする健康食品。 請求項2: メシマコブの菌糸体由来物質が、下記の
(1)〜(3)に記載する工程を順次経て得られるメシ
マコブ菌糸体の熱水抽出物である請求項1に記載する健
康食品。 (1)液体培地でメシマコブの菌糸体を培養する工程 (2)培養液からメシマコブの菌糸体を分離する工程 (3)メシマコブの菌糸体から熱水抽出物を得る工程 請求項3: メシマコブの菌糸体由来物質が、メシマコ
ブ菌糸体培養濾液である請求項1に記載する健康食品。 請求項4: メシマコブ菌糸体、又はメシマコブ菌糸体
培養濾液が、下記の(1)〜(4)の条件を採用したメ
シマコブ菌糸体の培養方法により得られるものを用いる
請求項1〜請求項3に記載する健康食品。 (1)液体培地にメシマコブ菌糸体を接種して、22℃
〜35℃で培養すること。 (2)液体培地の炭素源として、グルコース、マンノー
ス、ガラクトース、スクロース、トレハロース、セロビ
オース、マルトース、ラクトース、ラフィノースから選
択される1以上の糖類を使用すること。 (3)好気的条件下で培養すること。 (4)培養開始時の培地のpHを4.5〜6.5とする
こと。 請求項5: メシマコブ菌糸体の培養方法として、培
養期間が10日以上であり、通気培養を行ない、かつ
炭素源として3〜5%のグルコース、スクロース、又
は/及びトレハロースを含有させた培養基を用いる請求
項4記載の健康食品。 請求項6: 請求項2、請求項4、又は請求項5で得ら
れるメシマコブ菌糸体の熱水抽出物、又はメシマコブの
菌糸体培養濾液を乾燥粉末とし、これを他の食品粉末、
又は健康食品粉末と混合することを特徴する健康食品の
製造方法。
は、メシマコブの子実体を栽培しようとする研究は、現
在活発に行われているものの、未だ大型の子実体を得る
までには数年を要するので、大量培養が比較的容易な菌
糸体及びその培養液に着目したことによる。なお、本願
発明に係るメシマコブ菌糸体の培養濾液とは、液体培地
にメシマコブ菌糸体を接種して培養したものから、遠心
分離機、又は濾過装置により菌糸体を分離した残りの培
養液をいう。本願発明に係るメシマコブ菌糸体の熱水抽
出物、又はメシマコブの菌糸体培養濾液は、その成分の
まま、又は適宜賦形剤(乳糖、デキストリン等)を添加
して乾燥粉末とすることにより、保存性が向上し、又他
の一般食品や健康食品に混入するのに適したものとな
る。
(熱水抽出物)の乾燥粉末の製造 (イ)炭素源としてグルコースを4.0%、天然物由来
窒素源イーストエキス、及びポリぺプトンを各0.3
%、初発培地pH5.5の培養液1000lにメシマコ
ブの菌糸体を接種し、強制的に0.22μmフィルター
を通した無菌空気を通気量2l/minで培地内へ通気
し、温度28℃で12日間培養した。 (ロ)この培養液を遠心分離機を用いて(38,800
×G)、菌糸体と培養(濾)液に分離した。得られたペ
レット状の菌糸体80kg(含水率約90%)を大型の
ミキサーを用いて破砕した後、約10倍容の水を加えて
オートクレーブ内で加熱(121℃、90分、2回処
理)した。 (ハ)前記加熱物を、遠心分離機を用いを用いて(3
8,800G)、残渣を除き、メシマコブ菌糸体の熱水
抽出物を得た。 (ニ)この熱水抽出物を約70℃で、約1/10容まで
減圧濃縮した。 (ホ)濃縮物をスプレードライヤを用いて乾燥し、約
2.5kgの乾燥粉末を得た。この粉末は、そのまま、
又は他の任意の食品(粉末)又は任意の健康食品(粉
末)と混合して摂取することができる。なお、前記乾燥
粉末の製造においては、熱水抽出物又はその濃縮物に、
賦形剤(通常、デキストリン、乳糖等の糖質)を添加し
てスプレードライヤにかけると粉末化が容易となる。
液)の乾燥粉末の製造 前記(A)(ロ)で得られる培養(濾)液(固形分約
1.3%)を、約70℃で、約1/20容まで減圧濃縮
し、これをスプレードライヤを用いて乾燥し、約11.
5kgの乾燥粉末を得た。この粉末も、前記メシマコブ
菌糸体の熱水抽出物の乾燥粉末と同様にそのまま、又は
他の任意の食品(粉末)、又は任意の健康食品(粉末)
と混合して摂取することができる。なお、この乾燥粉末
の製造においても、培養(濾)液又はその濃縮物に、賦
形剤(通常、デキストリン、乳糖等の糖質)を添加して
スプレードライヤにかけると粉末化が容易となる)。
試験結果 下記の3種のメシマコブ(Phellinus linteus;PL) 菌
糸体由来成分の乾燥粉末を検査体として、OECDの化
学物質毒性試験指針(1987)に準拠し、マウス及び
ラットを用いた単回経口投与による急性毒性試験(限度
試験)を行なった。 検査体:PL菌糸体の乾燥品をミキサーで粉末とした
もの 検査体:PL菌糸体熱水抽出物の乾燥粉末(前記
(A)−(ホ)の乾燥粉末) 検査体:PL菌糸体培養濾液の乾燥粉末:(前記
(B)の乾燥粉末) 投与量は、厚生省GLPガイドラインに準じ、上記3種
のPL菌糸体由来成分を検査試料として用い、限界量と
しての2,000mg/Kgとその半量である1,00
0mg/Kg投与群を設定し行なった。又、対照として
は媒体の0.5%carboxymethyl cellulose sodium sal
t(CMC-Na) 溶液投与群を用い実施した。
分を1,000mg/Kg、及び2,000mg/Kg
の割合で強制経口投与した結果、いずれの投与群におい
ても、14日間の観察期間中に死亡例は認められなかっ
た。したがって、LD50値は算出されず、検査体のマ
ウス及びラットにおける致死量は共に、2,000mg
/Kg以上であると認められた。 (ロ)一般状態(中毒症状を含む)及び病理解剖検査 いずれの投与群においても、投与直後より特記すべき一
過性の中毒症状並びに一般状態の変化は認められなかっ
た。又、投与後14日目に実施した病理解剖学的検査に
おいても主要臓器に肉眼的著変、異状は認められなかっ
た。
皮膚炎自然発生マウス、NC/ Nga,mouse )を用いた動物
実験(肉眼病理所見ならびに血中IgE総量の経時的測
定) (イ)検査体 検査体:PL菌糸体熱水抽出物の乾燥粉末(前記一般
毒性試験と同一) 検査体:PL菌糸体培養濾液の乾燥粉末(前記一般毒
性試験と同一) (ロ)マウスへの投与方法 飼料内への各検査体を下記の割合で混合したものを用い
た。 餌:検査体=10kg:5g 皮膚炎症モデルマウスの検査体摂取量は、1.5mg/
day(人換算3g/day)とした。
an,CV(雄、4週齢を日本SLCより入手)を用い
て、1群10匹の系で検査体投与群及びコントーロール
としての通常滅菌粉末飼料のみの投与群で実施した。上
記実験動物は入荷後1週間の予備飼育の後、第5週齢よ
り第16週齢に到るまでの間を観察期間とした。検査体
については、人(体重60kg)の経口摂取量(1日3
g)より換算し、マウス平均体重(30g)より約1.
5mgを1日摂取量とし、又1日の餌摂取量(5g)を
目安として投与量を決定した。なお、コントロール群
は、通常の滅菌粉末飼料のみの摂取とし行なった。 血
中IgE量の測定については、飼料摂取の1週間後(6
週齢)、4週間後(9週齢)、7週間後(12週齢)、
11週間後(16週齢)の4回にわたり、マウス眼底静
脈層より採血を行ない、血清中のIgE総量の経時的変
化をマウスIgEに対する特異抗体を用いたサンドイッ
チライサ法により算出した。又、投与11週間後(16
週齢)における肉眼的皮膚所見について、観察比較し
た。
1に示すように、コントロール群と比較し有意に血中I
gE産生の抑制が認められる結果が得られた。
において、特に顕著な結果であった。肉眼皮膚的所見に
おいては、コントロール群を除く各検査体の混合飼料摂
取群において明らかに皮膚アレルギー症状の抑制作用が
認められた。
メシマコブの菌糸体の培養方法について記載する。本願
発明に用いたメシマコブは、1998年10月に宮崎県
西諸県郡須木村で、子実体を採取し、株式会社アイビー
アイ(IBI)応用きのこ研究所で菌糸体化した上でP
L−08株として保存していたものを使用した。この菌
株は、子実体を農林水産省林野庁総合研究所 森林生物
部森林微生物科 腐朽病害研究室の阿部恭久博士の鑑定
により、メシマコブ子実体に特有の黄褐色の剛毛体を
持つこと、及び担子胞子の形態、からメシマコブと同
定されたものを用いた。供試菌株の前培養は、5℃で低
温保存してあった菌糸体を、内径90mmのペトリ皿内
のPotato Dextrose Agar培地(Difco 社製)へ接種し
て、25℃暗黒下で15日間表面培養した。この培養菌
糸体を内径5mmのコルクボーラーで切り取り(乾燥菌
糸体重量 0.35mgに相当)、試験に供した。
行なった。 (1)菌糸体成長の温度特性 (2)菌糸体成長の初発pH特性 (3)菌糸体成長に及ぼす炭素源の種類の効果 (4)菌糸体成長に及ぼす窒素源の種類の効果 (5)菌糸体成長に及ぼす至適炭素源濃度 (6)3種のキノコ菌糸体成長に対する通気液体培養効
果 (7)3種の炭素源を用いた通気液体培養 (8)炭素源として用いたグルコースの通気液体培養に
よる消費率 次に、これらの試験について更に詳しく記載する。
のペプトンA) (b)10g/lスクロース (c)3g/lイーストエキス(アサヒビール食品株式
会社製のミーストP2G) (d)0.5g/lKH2 PO4 (e)0.5g/Na2 HPO4 (f)以上を蒸留水に溶解して用いた。 (ロ)培養方法 前記培地を100ml容三角フラスコに50mlずつ分
注し、オートクレーブ滅菌後(121℃,10分間)
に、培地が室温に降下してから、前記直径5mmの接種
源を接種した。10〜35℃の範囲を2.5℃の間隔に
調製したインキュベーターを用いて、菌糸体を15日間
静置培養し、経時的に菌糸体乾燥重量を測定した。 (ハ)菌糸体乾燥重量の測定 培養液を、高速冷却遠心機(日立製 CR20G)で遠
心分離(38,800×G)して、菌糸体と培養液に分
けた。菌糸体画分に再度蒸留水を加えて遠心する洗浄を
3回行なった後、105℃で24時間乾燥させて菌糸体
乾燥重量を測定した。全ての試験を通して、培養は1試
験区分あたり6個のフラスコを用いて行なった。各試験
区で得られた6つの菌糸体乾燥重量から平均値と標準偏
差(SD)を計算した。なお、得られた菌糸体収量は培
地1lあたりの菌糸体乾燥重量に換算して示した。
糸体乾燥重量を図1に示す。図1の結果によれば、メシ
マコブの菌糸体は、22℃〜35℃(特に25℃〜3
2.5℃)で培養すると収量が上がることがわかる。
を、初発pHを、3.0,3.5,4.0,
4.5,5.0,5.5,6.0,6.5,
7.0の各値に、1N・HCl,及び1N・KOHを用
いて調製して用いた。 (ロ)培養方法 前記(1)の(ロ)の培養方法に準じて、メシマコブの
菌糸体を接種し、培養は、25℃のインキュベーター内
で15日間静置培養し、菌糸体乾燥重量を測定した。 (ハ)菌糸体乾燥重量の測定 前記(1)の(ハ)に記載した方法で測定した。
メシマコブ菌糸体乾燥重量を図2に示す。又、菌糸体の
増殖の間に培地pHが変化した巾を図3に示す。図2の
結果によれば、メシマコブの菌糸体は、培地の初発pH
を(4.5〜6.5)とすることにより収量が上がるこ
とがわかる。
効果 (イ)培地は、前記(1)の(イ)の培地からスクロー
スを除き(これをAとする)、次の12種類の炭素源を
1%添加したものを調製して用いた。 A:炭素源無添加 B:キシロース(1%、以下同じ) C:リボース D:グルコース E:ガラクトース F:アラビノース G:マンノース H:スクロース I:マルトース J:セロビオース K:トレハロース L:ラクトース M:ラフィノース (ロ)培養方法 前記(1)の(ロ)の培養方法に準じて、メシマコブの
菌糸体を接種し、培養は、25℃のインキュベーター内
で15日間静置培養し、菌糸体乾燥重量を測定した。 (ハ)菌糸体乾燥重量の測定 前記(1)の(ハ)に記載した方法で測定した。
乾燥重量を図4に示す。図4の結果によれば、炭素源と
して、グルコース、マンノース、ガラクトース、スクロ
ース、トレハロース、セロビオース、マルトース、ラク
トース、ラフィノースが適しており、その中でも特に、
グルコース、スクロース、トレハロースが優れているこ
とがわかる。
効果 (イ)培地は、前記(1)の(イ)の培地からポリペプ
トン、及びイーストエキスを除き(これをAとする)、
次の8種類の窒素源を、そのN含有量が0.05%にな
るように添加したものを調製して用いた。 A:窒素源無添加 B:ポリペプトン C:イーストエキス D:カザミノ酸 E:酒石酸アンモニウム F:硝酸カリウム G:硝酸アンモニウム H:塩化アンモニウム I:イーストエキストラクト+ポリぺプトン (ロ)培養方法 前記(1)の(ロ)の培養方法に準じて、メシマコブの
菌糸体を接種し、培養は、25℃のインキュベーター内
で15日間静置培養し、菌糸体乾燥重量を測定した。 (ハ)菌糸体乾燥重量の測定 前記(1)の(ハ)に記載した方法で測定した。
乾燥重量を図5に示す。図5の結果によれば、窒素源と
しては、天然物由来窒素源イーストエキス、及びポリぺ
プトンが優れていることがわかる。
ース、スクロース、セロビオース、及びトレハロースの
各々について、至適濃度検索試験を行なった。(イ)培
地は、前記(1)の(イ)の培地からスクロースを除い
たものに、各炭素源を,0%,1%,2%,3%,4
%,5%添加して調製したものを用いた。 (ロ)培養方法 前記(1)の(ロ)の培養方法に準じて、メシマコブの
菌糸体を接種し、25℃のインキュベーター内で15日
間静置培養し、糸体乾燥重量を測定した。 (ハ)菌糸体乾燥重量の測定 前記(1)の(ハ)に記載した方法で測定した。
菌糸体乾燥重量を図6に示す。図6の結果によれば、グ
ルコース、スクロース、及びトレハロースの培地濃度を
3〜5%とすることにより、特にメシマコブの菌糸体の
収量が上がることがわかる。
ケ、ヒメマツタケ)菌糸体成長に対する通気液体培養効
果 本願発明に係るメシマコブと、シイタケ(Lentinus edo
des)及びヒメマツタケ(Agaricus blazei) を同一の条件
で通気培養して菌糸体の成長を比較した。シイタケは、
株式会社ウインドヒル応用きのこ研究所に保有するLe01
株を、又ヒメマツタケは、同研究所のAB7002株を用い
た。 (イ)培地は、前記(1)の(イ)の培地を用いた。 (ロ)培養方法 通気培養は、10l用のカルスターを用い、これに前記
培地を10lずつ分注し、滅菌した後、25℃まで培地
温度が低下したのを確かめてから,前記3種の接種源を
接種した。その後、強制的に0.22μmフィルターを
通した無菌空気を通気量2l/minで培地内へ通気
し、温度25℃で18日間培養した。 (ハ)菌糸体乾燥重量の測定 前記(1)の(ハ)に記載した方法で測定した。
マコブ、シイタケ、ヒメマツタケ)の菌糸体乾燥重量
(経時変化)を図7に示す。図7の結果によれば、菌糸
体を得るには、好気的条件下で、シイタケやヒメマツタ
ケと異なり、10日以上培養する必要があることがわか
る。
ース、トレハロース)を用いた通気液体培養 3種の炭素源(グルコース、スクロース、トレハロー
ス)を用いて、通気培養における至適炭素源を検索し
た。 (イ)培地は、前記(1)の(イ)の培地からスクロー
スを除いたものに、検討すべき炭素源(グルコース、ス
クロース、トレハロース)を、各4%添加して調製した
ものを用いた。 (ロ)培養方法 前記(6)の(ロ)の培養方法に準じて、温度25℃で
18日間通気培養して、菌糸体乾燥重量を測定した。 (ハ)菌糸体乾燥重量の測定 前記(1)の(ハ)に記載した方法で測定した。
的に得られたメシマコブ菌糸体乾燥重量を図8に示す。
して用いたグルコースの通気液体培養による消費率を調
べた。培地中の炭素源量(グルコース)の測定は、高速
液体クロマトグラフィー(HPLC)により行なった。
すなわち、培養濾液を一定量採取し、イオン交換水で希
釈後、口径0.45μmメンブランフィルターで微粒物
質を除去して試験溶液とした。島津製作所製の高速液体
クロマトグラフ(LC-10ADvp)でカラム(Wakosil 5NH2
4.6×15cm) を用い、糖標準溶液と試験溶液を、移動層
アセトニトリル:水(75:25)、カラム温度を室
温、移動層流量を1ml/min、レンジは5×105
RIUFS 、及び注入量を20μlの条件で注入し、炭素源
濃度を示差屈折計(RID-10A) で測定した。
イーストエキス、及びポリぺプトンを各0.3%を含
み、初発培地pH5.5の培養液1000lにメシマコ
ブの菌糸体を接種して、前期試験(6)の(ロ)に準じ
て、12日間、28℃で通気培養を行い、メシマコブの
乾燥菌糸体9.75kgを得た。 ▲乾燥菌糸体の製造例2 炭素源としてトレハロースを4.0%、天然物由来窒素
源イーストエキス、及びポリぺぷトンを各0.3%を含
み、初発培地pH5.5の培養液1000lにメシマコ
ブの菌糸体を接種して、前期試験(6)の(ロ)に準じ
て、10日間、25℃で通気培養を行い、メシマコブの
乾燥菌糸体3.9kgを得た。 ▲乾燥菌糸体の製造例3 炭素源としてスクロースを4.0%、天然物由来窒素源
イーストエキス、及びポリぺぷトンを各0.3%を含
み、初発培地pH5.5の培養液1000lにメシマコ
ブの菌糸体を接種して、前期試験(6)の(ロ)に準じ
て、12日間、28℃で通気培養を行い、メシマコブの
乾燥菌糸体5.2kgを得た。
出物)、及びメシマコブ菌糸体の培養濾液の炭素源とし
てグルコースを4.0%、天然物由来窒素源イーストエ
キス、及びポリぺプトンを各0.3%を含み、初発培地
pH5.5の培養液1000lにメシマコブの菌糸体を
接種して、前期試験(6)の(ロ)に準じて、12日
間、28℃で通気培養を行い、メシマコブの乾燥菌糸体
9.75kgを得た。
よれば、メシマコブの菌糸体由来物質を含有し、アレル
ギー反応抑制作用を有する健康食品が容易に得られると
いう効果を有する。
果を示す図である。
ある。
H特性を示す図である。
殖の間に示す培地pHの変化の巾を示す図である。
の効果を示す図である。
の効果効果を示す図である。
度を示す図である。
効果を示す図である。
を用いた通気液体培養の効果を示す図である。
として用いたグルコースの消費率を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 メシマコブの菌糸体由来物質を含有する
ことを特徴とする健康食品。 - 【請求項2】 メシマコブの菌糸体由来物質が、下記の
(1)〜(3)に記載する工程を順次経て得られるメシ
マコブ菌糸体の熱水抽出物である請求項1に記載する健
康食品。 (1)液体培地でメシマコブの菌糸体を培養する工程 (2)培養液からメシマコブの菌糸体を分離する工程 (3)メシマコブの菌糸体から熱水抽出物を得る工程 - 【請求項3】 メシマコブの菌糸体由来物質が、メシマ
コブ菌糸体培養濾液である請求項1に記載する健康食
品。 - 【請求項4】 メシマコブ菌糸体、又はメシマコブ菌糸
体培養濾液が、下記の(1)〜(4)の条件を採用した
メシマコブ菌糸体の培養方法により得られるものを用い
る請求項1〜請求項3に記載する健康食品。 (1)液体培地にメシマコブ菌糸体を接種して、22℃
〜35℃で培養すること。 (2)液体培地の炭素源として、グルコース、マンノー
ス、ガラクトース、スクロース、トレハロース、セロビ
オース、マルトース、ラクトース、ラフィノースから選
択される1以上の糖類を使用すること。 (3)好気的条件下で培養すること。 (4)培養開始時の培地のpHを4.5〜6.5とする
こと。 - 【請求項5】 メシマコブ菌糸体の培養方法として、
培養期間が10日以上であり、通気培養を行ない、か
つ炭素源として3〜5%のグルコース、スクロース、
又は/及びトレハロースを含有させた培養基を用いる請
求項4記載の健康食品。 - 【請求項6】 請求項2、請求項4、又は請求項5で得
られるメシマコブ菌糸体の熱水抽出物、又はメシマコブ
の菌糸体培養濾液を乾燥粉末とし、これを他の食品粉
末、又は健康食品粉末と混合することを特徴する健康食
品の製造方法。
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