JP2002171882A - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JP2002171882A JP2000371102A JP2000371102A JP2002171882A JP 2002171882 A JP2002171882 A JP 2002171882A JP 2000371102 A JP2000371102 A JP 2000371102A JP 2000371102 A JP2000371102 A JP 2000371102A JP 2002171882 A JP2002171882 A JP 2002171882A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部材により規制状態を切換可能なスピニ
ングリールにおいて、釣りの状況に合わせて、釣り竿を
安定して支持したり、規制操作を行い易くしたりするこ
とができるようにする。 【解決手段】 スピニングリールは、リール本体2と、
ロータ3と、制動部20と、スプール4と、補助レバー
22とを備えている。リール本体は、釣り竿の装着部2
cと、装着部と間隔を隔てて配置されたリールボディ2
aと、装着部とリールボディとを連結する脚部2bとを
有する。制動部は、ロータ3の糸繰り出し方向の回転を
制動する。補助レバーは、中間操作部26aと中間操作
部26aより先端に配置された先端操作部26bとを有
し、いずれかの操作部を操作すると制動部によりロータ
を所定制動状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピニングリー
ル、特に、釣り竿に装着され、釣り竿の長手方向に沿う
軸回りに釣り糸を巻き取るレバーブレーキ型のスピニン
グリールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磯釣りを行う場合、遠方に仕掛
けを投げられるように比較的細い糸が使用される。この
ような細い糸はよれやすいため、制動レバー(制動力調
整操作部の一例)によってロータが制動操作される逆転
制動機構を有するレバーブレーキ型のスピニングリール
がしばしば使用される。レバーブレーキ型のスピニング
リールは、ロータを張力に応じて逆転させて魚と簡単に
やりとりするために使用される。
【0003】この種のレバーブレーキ型のスピニングリ
ールにおいて、制動状態が解除される中立位置と、中立
位置より釣り竿から離反し所定の制動状態を維持する制
動位置とに制動レバーを保持可能なスピニングリールが
知られている。また、逆転制動機構に加えて逆転禁止機
構を有するものでは、制動状態が解除されかつ逆転許可
される中立位置と、中立位置より釣り竿から離反し制動
状態が解除されかつ逆転が禁止される逆転禁止位置とに
制動レバーを保持可能なスピニングリールも知られてい
る。
【0004】このようなスピニングリールでは、魚との
やり取りを行う場合には、制動レバーで制動操作を行
う。この制動操作を行う際には、たとえば人差し指の腹
で制動レバーの先端下面を装着部に接近する方向に引き
込む。一方、仕掛けに誘いのアクションを加えたり、仕
掛けに掛かった魚を玉網に取り込んだり、釣り場を移動
するときなどには、規制操作によりロータの糸繰り出し
方向の回転を規制する。規制操作を行う際には、中指の
背で制動レバーの先端より基端側の上面を押し込み規制
状態にする。規制を解除する際には、制動レバーの先端
を僅かに引き込む操作を行えばよい。このような制動レ
バーの操作により規制状態の切換操作を行えるので、釣
り竿を持つ片手で手を離すことなく逆転制動機構や逆転
禁止機構等の逆転規制機構の切換操作を行え、規制操作
が容易になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
いずれの場合にも、釣り竿に荷重が作用している状態
(たとえば釣れた魚を取り込んでいる状態)で規制操作
を行うためには、制動レバーを押し込むために中指を釣
り竿から離間させる方向に操作する必要がある。このた
め、釣り竿を握っている中指を釣り竿から離さなければ
ならず、釣り竿を支持する力が弱まって釣り竿が不安定
になる。
【0006】これを避けるために、先端側の人差し指で
操作可能な部位に規制のための操作部を設けることが考
えられる。しかし、人差し指で規制操作を行うと、たと
えば、釣り竿の穂先から出た釣り糸が風の影響を受けて
ふけるのを防止するために釣り竿の先端を海面に近づけ
ようとして腕を前下方に伸ばす動作を行うと、その状態
から人差し指を釣り竿から離反する方向に伸ばすのは非
常に困難になる。
【0007】本発明の課題は、操作部材により規制状態
を切換可能なスピニングリールにおいて、釣りの状況に
合わせて、釣り竿を安定して支持したり、規制操作を行
い易くしたりすることができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールは、釣り竿に装着され、釣り竿の長手方向に沿う
軸回りに釣り糸を巻き取るリールであって、リール本体
と、ロータと、スプールと、回転規制手段と、規制操作
手段とを備えている。リール本体は、釣り竿に装着され
る装着部と、装着部と間隔を隔てて配置されたリールボ
ディと、装着部とリールボディとを連結する脚部とを有
する。ロータは、リールボディの前部に回転自在に装着
されたものである。スプールは、ロータの前部でリール
本体に前後移動自在かつ回転不能に装着され、ロータに
より外周面に釣り糸が巻き付けられるものである。回転
規制手段は、ロータの回転に対して第1規制状態と第1
規制状態より規制が強い第2規制状態とを取り得る手段
である。規制操作手段は、装着部と接離する方向にリー
ル本体に移動自在に設けられ、中間操作部と中間操作部
より先端側に配置された先端操作部とを有し、回転規制
手段を第1規制状態と第2規制状態とに切り換え操作可
能な手段である。
【0009】このスピニングリールでは、釣り竿に荷重
がかかっているために釣り竿を握ったままの状態で規制
操作を行いたい場合には、先端操作部により規制操作手
段を規制操作し、腕を伸ばして釣り竿を操作する場合に
は中間操作部により規制操作手段を操作する。規制操作
手段を操作すると、回転規制手段によるロータの規制状
態が第1規制状態と第2規制状態との間で切り換わる。
ここでは、規制操作手段に中間操作部及び先端操作部の
2つの操作部を設けたので、2つの操作部を任意に使い
分けることができる。このため、釣り竿に荷重が作用し
ているときには先端操作部でたとえば人差し指による規
制操作を行えば、釣り竿を安定して支持できる。また、
腕を伸ばして釣り竿を操作する場合には、中間操作部で
たとえば中指による規制操作を行えば、規制操作を簡単
に行える。このため、釣りの状況に合わせて、釣り竿を
安定して支持したり、規制操作を行い易くしたりするこ
とができる。
【0010】発明2に係るスピニングリールは、発明1
に記載のリールにおいて、ロータの糸繰り出し方向の回
転を制動可能な制動手段と、ロータと装着部との間に配
置された制動操作部を先端に有し、装着部と接離する方
向に移動自在にリール本体に設けられ、制動操作部が装
着部に接近する方向に操作されると制動手段による制動
力が増加する制動力調整操作手段とをさらに備え、中間
操作部は、制動操作部より基端側で制動力調整操作手段
と装着部との間に配置され、先端操作部は、制動操作部
とロータとの間に配置されている。この場合には、制動
力調整操作手段をたとえば人差し指の腹で装着部に接近
する方向に引き込み操作すると、制動手段によるロータ
の糸繰り出し方向の回転に対する制動力が増加する。ま
た、人差し指の背で先端操作部を押し込み操作したり中
指の背で押し込み操作すると、規制状態が切り換わる。
ここでは、ロータの回転の規制を行う操作手段とロータ
の回転の制動を行う操作手段とを別々に設けたので、回
転規制を行う際の操作ストロークを制動力調整操作手段
の操作ストローク以下にすることができ、規制操作をさ
らに容易に行える。
【0011】発明3に係るスピニングリールは、発明2
に記載のリールにおいて、第1規制状態はロータの回転
を規制解除する状態であり、第2規制状態は前記ロータ
の回転を規制する状態である。この場合には、ロータに
対する規制を解除できるのでロータを自由に回転させる
ことができるようになる。
【0012】発明4に係るスピニングリールは、発明3
に記載のリールにおいて、規制操作手段は、中間操作部
が装着部に接近した第1規制位置と、装着部から離反し
た第2規制位置とに揺動自在に前記リール本体に設けら
れている。この場合には、規制操作部材を押し込んで第
1規制位置から第2規制位置に向けて装着部から離反す
る方向に揺動させると、ロータに対する規制状態が切り
換わる。
【0013】発明5に係るスピニングリールは、発明4
に記載のリールにおいて、規制操作手段は、第2規制位
置にあるとき、制動力調整操作手段の装着部に接近する
方向の移動に連動して装着部に接近する方向に移動して
第1規制位置に戻る。この場合には、規制状態を元に戻
すために、第2規制位置から第1規制位置に戻すときに
は、規制操作手段ではなく、制動力調整操作手段を装着
部に接近する方向に操作すればよいので、規制を元に戻
す操作が容易になる。そして、そのまま制動力調整操作
手段を装着部に接近する方向に操作すれば、制動力を増
加させることができる。
【0014】発明6係るスピニングリールは、発明2か
ら5のいずれかに記載のリールにおいて、制動力調整操
作手段は、リール本体に揺動軸回りに揺動自在に装着さ
れ先端に制動操作部を有する制動レバーと、制動レバー
を装着部から離反する方向に付勢する第1付勢部材とを
有する。この場合には、指で制動レバーを第1付勢部材
の付勢力に抗して装着部に接近する方向に操作すると、
その操作力に応じて制動力が増加し、指を離すと制動レ
バーが制動解除側に戻る。ここでは、指を離すだけで制
動力を解除できる。
【0015】発明7に係るスピニングリールは、発明4
から6のいずれかに記載のリールにおいて、規制操作手
段を第2規制位置で保持する規制保持手段をさらに備え
る。この場合には、第2規制位置で規制操作手段が保持
されるので、ロータの第2規制状態での規制が容易にな
る。
【0016】発明8に係るスピニングリールは、発明7
に記載のリールにおいて、規制操作手段は、揺動軸回り
に揺動自在に装着され中間操作部と先端操作部とを有す
る規制レバーを有し、規制保持手段は、規制レバーを第
1規制位置と第2規制位置とに振り分けて付勢するトグ
ルばね機構を有する。この場合には、規制レバーをトグ
ルばね機構により第1規制位置と第2規制位置とに付勢
及び保持できるので、規制レバーの付勢及び保持の構造
が簡素になる。
【0017】発明9に係るスピニングリールは、発明2
から8のいずれかに記載のリールにおいて、制動操作部
と前記先端操作部とは対向して配置されている。この場
合には、制動操作をおこなうための制動操作部と規制操
作を行うための先端操作部が対向配置されているので、
制動操作と規制操作とを同じ指で行いやすい。
【0018】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕 〔全体構成〕図1に示す本発明の一実施形態によるスピ
ニングリールは、ハンドル1を備えたリール本体2と、
リール本体2の前部に回転自在に支持されたロータ3
と、ロータ3の前部に配置された釣り糸を巻き取るスプ
ール4とを備えている。
【0019】リール本体2は、例えば合成樹脂製又は金
属製である。リール本体2は、釣り竿に装着される前後
に長い装着部2cと、装着部2cと間隔を隔てて配置さ
れたリールボディ2aと、装着部2cとリールボディ2
aとを連結する脚部2bとを有している。リールボディ
2aの内部には、ロータ3を回転させるためのロータ駆
動機構5と、ロータ3の糸繰り出し方向の回転(逆転)
を制動するためのレバーブレーキ機構6と、スプール4
を回転軸芯Xに沿って前後方向に移動させてスプール4
に釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機構
7とが設けられている。
【0020】ロータ3は例えば合成樹脂又は金属製であ
り、リール本体2に回転自在に支持されている。ロータ
3は、円筒部3aと、円筒部3aの側方に互いに対向し
て設けられた第1アーム部3b及び第2アーム部3cと
を有している。円筒部3aの前壁3dの中央部には貫通
孔3eを有するボス部3fが形成されている。この貫通
孔3eにスプール軸8及びピニオンギア12(後述)が
貫通している。第1アーム部3bの先端と第2アーム部
3cの先端部とには、揺動自在にベールアーム9が設け
られている。このベールアーム9により釣り糸をスプー
ル4に案内する。
【0021】スプール4は例えば金属製であり、ロータ
3の第1アーム部3bと第2アーム部3cとの間に配置
されている。スプール4はスプール軸8の先端に着脱自
在かつ回転不能に装着されている。スプール4は、外周
に釣り糸が巻かれる糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部4a
の後部に一体形成されたスカート部4bと、糸巻き胴部
4aの前端に固定されたフランジ部4cとを有してい
る。スプール軸8は、オシレーティング機構7により前
後方向に移動可能である。
【0022】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れたハンドル軸10とともに回転するマスターギア11
と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア12
とを有している。ハンドル軸10は、リール本体2に回
転自在に支持されている。ピニオンギア12は筒状に形
成されており、その前部12aはロータ3中心部を貫通
してスプール4側に延びている。この前部12aで、ロ
ータ3はナット13によりピニオンギア12に回転不能
に固定されている。ピニオンギア12は、中間部と後部
とで軸受14,15によりリール本体2に回転自在に支
持されている。
【0023】〔レバーブレーキ機構の構成〕レバーブレ
ーキ機構6は、図1〜図3に示すように、制動部20
と、制動部20を制動操作するための制動レバー21
と、制動部20を所定制動状態に操作するための補助レ
バー22と、制動レバー21を装着部2cから離反する
方向に付勢するコイルばね23と、補助レバー22を制
動解除位置と所定制動位置とに保持するトグルばね機構
24とを有している。
【0024】図1に示すように、制動レバー21は、リ
ール本体2に装着された支持軸33によりリール本体2
に揺動自在に支持されている。また、前述したように、
制動レバー21は、コイルばね23により装着部2cと
離反する方向に付勢されている。制動レバー21は、図
3に示す制動解除位置と、制動解除位置より装着部2c
に接近した図5に示す制動位置との間で揺動自在にリー
ル本体2に取り付けられている。
【0025】制動レバー21は、支持軸33による支持
部分から湾曲して前方に延びる操作部21aと、支持部
分から湾曲して斜め前下方に延びる作用部21bとを有
している。操作部21aは、支持部分から装着部2cに
沿ってベールアーム9の外方付近まで前方に延びた後、
径方向外方に向けて延び、さらに先端が前方に向けて湾
曲した形状である。この湾曲部分から前方が釣り竿を握
る手の人差し指で操作可能な制動操作部21cとなって
いる。操作部21aは、脚部2bから前方部分から、径
方向外方に延びる部分まで幅が大きくなっており、その
幅広部分には、略矩形の開口21eが形成されている。
この開口21eから後述する補助レバー22の操作部材
26が上方及び前方に露出している。
【0026】作用部21bの先端は、制動部20の内周
側に対向して配置され、そこには、図3に示すように、
制動部20に接触可能な圧接部21dが着脱自在に取り
付けられている。圧接部21dは合成樹脂製であり、制
動レバー21の揺動により制動部20を外方に配置され
たリール本体2側に押圧する。制動レバー21は、何も
操作されないとコイルばね23により付勢されて、図1
に示すように、制動解除位置に配置されて圧接部21d
が制動部20から離反している。
【0027】補助レバー22は、ロータ3を図3及び図
5に示す制動解除状態と図4に示す所定制動状態とに切
り換えて規制を行うためのものである。この実施形態1
では、制動解除状態が第1規制状態に相当し、所定制動
状態が第2規制状態に相当する。補助レバー22は、図
3及び図5に示すように装着部2cに接近した第1規制
位置である制動解除位置と、図4に示すように装着部2
cから離反した第2規制位置である所定制動位置との間
で揺動する。補助レバー22は、図2及び図3に示すよ
うに、支持軸33回りに揺動自在にリール本体2に支持
された第1レバー部材25と、第1レバー部材25と連
動して揺動する第2レバー部材27とを有している。
【0028】第1レバー部材25は、制動レバー21の
図3手前側側面に並べて配置されている。第1レバー部
材25は、支持部分から制動レバー21に沿って上前方
及び下前方に延びたレバー本体25aと、レバー本体2
5aの上方に延びた先端にねじ29により固定された操
作部材26とを有している。レバー本体25aの先端は
制動レバー21の操作部21aの幅広部分に位置してい
る。また、支持部分より斜め前下方に延びたレバー本体
25aの基端は、制動部20の外周側に対向して配置さ
れている。この基端に制動部20に接触する圧接部25
bが着脱自在に装着されている。レバー本体25aの基
端側の途中には、第2レバー部材27が係止される矩形
の係止孔25cが形成されている。
【0029】操作部材26は、基端側(図3右側)に中
間操作部26aを有しており、先端に先端操作部26b
を有している。中間操作部26aは、制動レバー21の
制動操作部21cより基端側に配置され、先端操作部2
6bは、装着部2cから離反する側に制動操作部21c
と対向して配置されている。このため、中間操作部26
aは、釣り竿を握る手の中指で操作可能であり、先端操
作部26bは、釣り竿握る手の人差し指で操作可能であ
る。とくに、制動操作部21cと先端操作部26bは、
同じ指による引き込み動作と押し込み動作とにより操作
可能である。中間操作部26a及び先端操作部26bの
先端部は後端部に比べて装着部2cに接近する形状に湾
曲して形成されている。これにより、中指の背や人差し
指の背で各操作部26a,26bを押し込み操作すると
きに、指が先端側に滑りにくくなる。
【0030】操作部材26は、操作部21aの幅広部分
に設けられた開口21eから装着部2cに向けて上方に
突出して配置されている。この突出部分に中間操作部2
6aが設けられている。したがって中間操作部26a
は、開口21eに三方を囲まれた状態で設けられてい
る。操作部材26は、開口21eの下部から先端側に延
びており、延びた先端に先端操作部26bが形成されて
いる。また、中間操作部26aの先端には、操作部21
aの上面に係止される係止部26cが僅かに凹んで形成
されている。係止部26cは、補助レバー22が制動解
除位置にあるとき、操作部21aの開口21eの前部上
面と間隔を隔てて配置されている。また、補助レバー2
2が所定制動位置に配置されると、図4に示すように、
中間操作部26aの係止部26cは、操作部21aの開
口21eの前部上面にほぼ接触する。
【0031】また、操作部材26と制動レバー21の操
作部21aとは、規制状態に関わらず、前方から見て両
者が装着部2cと接離する方向で重複するように配置さ
れている。これにより、糸ふけしやすい制動解除状態で
あっても、リールの前方から釣り糸が操作部材26と操
作部21aとの隙間に侵入しにくくなり、制動レバー2
1や補助レバー22に糸絡みが生じにくくなる。
【0032】第2レバー部材27は、図2及び図6に示
すように、リール本体2の前部にスプール軸8と平行な
軸回りに揺動自在に装着されている。第2レバー部材2
7の先端は、係止孔25cに係止されており、第2レバ
ー部材27は、第1レバー部材25aと連動して制動解
除位置に対応する第1位置(図6(a))と所定制動位
置に対応する第2位置(図6(b))との間で揺動す
る。第2レバー部材27は、第1レバー部材25の制動
解除位置と所定制動位置との僅かな揺動距離に対してト
グルばね機構24の反転に必要な距離を生み出すために
設けられている。このため、第2レバー部材27の基端
から揺動中心までの距離は、先端から揺動中心までの距
離より2倍以上長い コイルばね23は、制動レバー21の操作部21aとリ
ール本体2の脚部2bとの間に圧縮状態で配置されてい
る。コイルばね23は、制動レバー21を制動解除側に
付勢している。これにより、制動レバー21から手を離
すとロータ3は、制動解除状態になる。
【0033】トグルばね機構24は、図2及び図6に示
すように、補助レバー22を装着部2cに接近した制動
解除位置と離反した所定制動位置とに振り分けて付勢す
るものである。トグルばね機構24は、第2レバー部材
27の先端に装着された捩じりコイルばね28を有して
いる。捩じりコイルばね28は、一端が第2レバー部材
27の先端に係止され、他端がリールボディ2aの前端
面に係止されている。ここでは、第2レバー部材27の
基端から揺動中心までの距離が先端から揺動中心までの
距離より2倍以上長いので、第1レバー部材25が揺動
すると、その揺動が第2レバー部材27の先端側で2倍
以上の揺動距離となって現れ、捩じりコイルばね28が
反転可能になる。
【0034】捩じりコイルばね28は、図6に示すよう
に、第2レバー部材27が第1位置に配置されると、第
2レバー部材27を図6(a)の時計回りに付勢し、第
2位置に配置されると図6(b)の反時計回りに付勢す
る。これにより、第2レバー部材27が第1位置と第2
位置とで保持され、さらに第1レバー部材25が制動解
除位置と所定制動位置とに保持される。
【0035】制動部20は、図1に示すように、制動レ
バー21により制動される制動部本体31と、制動部本
体31をロータ3の糸繰り出し方向の回転にのみ連動し
て回転させるワンウェイクラッチ32とを有している。
【0036】制動部本体31は、ロータ3の内周側にロ
ータ3と同心に配置された制動円筒40と、制動円筒4
0を傾動自在かつ回転不能に支持する回転円筒41と、
リールボディ2aに設けられた円弧状の突出部42とを
有している。
【0037】制動円筒40は薄肉の有底円筒形状の金属
製円筒であり、その周部の先端の周接部40aが外周側
に配置された突出部42と内周側に配置された制動レバ
ー21の圧接部21dとの間に配置される。また、周接
部40aの外周側に補助レバー22の圧接部25bが配
置されている。制動円筒40はその中心部に鋸歯形状の
内歯部(図示せず)を有している。回転円筒41は、大
径部41aと小径部41bとを有する段付きの金属製円
筒部材であり、大径部41aに内歯部に噛み合う外歯部
(図示せず)が形成されている。この外歯部にワンウェ
イクラッチ32及び制動円筒40が回転不能に係止され
ている。大径部41aの内側には、ピニオンギア12と
の間に軸受43が配置されている。小径部41bの外側
にはリールボディ2aとの間に軸受44が配置されてい
る。このため、回転円筒41は、前部が軸受43により
ピニオンギア12に回転自在に支持され、後部が軸受4
4によりリールボディ2aに回転自在に支持されてい
る。また、回転円筒41はワンウェイクラッチ32によ
りロータ3の糸繰り出し方向の回転には一体で回転し、
巻き取り時にはロータ3の回転力が作用しないようロー
タ3に連結されている。
【0038】制動円筒40とワンウェイクラッチ32と
の間には傾動した制動円筒40を元の姿勢に戻すための
円錐コイルばね45が配置されている。図2に示すよう
に、突出部42には、円弧状の合成樹脂製の制動シュー
42aが装着されている。ワンウェイクラッチ32は外
輪遊転型のものであり、ロータ3の円筒部3aの内周面
に回転不能に外輪が連結され、内輪が回転円筒41に回
転不能に連結されている。
【0039】〔リールの動作及び操作〕キャスティング
時にはベールアーム9を糸開放姿勢側に倒し、釣り竿を
降り出すことにより、スプール4の外周から釣り糸が繰
り出される。糸巻取時には、ハンドル1を糸巻き取り方
向に回転させると、ベールアーム9が図示しない戻し機
構により糸巻き取り姿勢に戻る。ハンドル1の回転力は
ハンドル軸10、マスターギア11を介してピニオンギ
ア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達された回
転力は、ピニオンギアの前部12aを介してロータ3に
伝達される。このときロータ3は糸巻き取り方向に回転
するので、この回転力は回転円筒41には伝達されな
い。ピニオンギア12が回転すると図示しない中間ギア
によりその回転がオシレーティング機構7に伝達され、
スプール軸8が前後方向に往復移動する。
【0040】制動レバー21を何も操作しなければ、制
動レバー21はコイルばね23により押圧され制動解除
位置側に配置される。このとき、補助レバー22が制動
解除位置側に配置されていると、図3、図6(a)及び
図7(a)に示すように、圧接部21d及び圧接部25
bが制動円筒40から離反し、ロータ3は制動解除状態
になる。
【0041】ロータ3を逆転させて魚とやりとりする時
には、制動レバー21の制動操作部21cを例えば人差
し指により装着部2c側に引き込み操作し魚とのやりと
りを行う。釣り糸が魚により引かれてロータ3が糸繰り
出し方向に逆転すると、その回転力がワンウェイクラッ
チ32を介して回転円筒41に伝達され、さらに制動円
筒40に伝達される。この結果、制動円筒40がロータ
3と一体で回転する。
【0042】制動レバー21の制動操作部21cを装着
部2cに接近する方向に引き込み操作すると、たとえ第
1レバー部材25が所定制動位置にあっても、図5に示
すように、操作部21aが操作部材26の係止部26c
を装着部2cに接近する方向に押圧し、補助レバー22
が制動レバー21に連動して所定制動位置から制動解除
位置側に揺動する。この結果、補助レバー22による所
定制動状態が一旦解除される。このとき、トグルばね機
構24では、第2レバー部材27の揺動により捩じりコ
イルばね28が反転し、第2レバー部材27が第1位置
側に付勢され、第1レバー部材25が制動解除位置側に
保持される(図6(a))。
【0043】この状態でさらに制動レバー21を装着部
2cに接近する方向に操作すると、図5に示すように、
制動レバー21の圧接部21dが制動円筒40の周接部
40aを径方向外方に強く押圧し、制動円筒40を傾
け、周接部40aの外面が制動シュー42aに圧接す
る。この制動力は制動レバー21に加える力を加減する
ことにより調整でき、ロータ3の逆転量を任意に調整で
きる。この結果、制動レバー21の操作力に応じた制動
力がロータ3に付与される。このように、所定制動状態
の解除を忘れても、制動レバー21を引き込み操作する
だけで、所定制動状態を解除できる。
【0044】釣り場を移動する時やリールを収納する時
には、制動操作部21cから手を離した状態で、補助レ
バー22の中間操作部26a又は先端操作部26bを装
着部2cから離反する方向に押し込み操作する。する
と、図4、図6(b)及び図7(b)に示すように、補
助レバー22が制動解除位置から所定制動位置に揺動し
トグルばね機構24によりその位置で保持される。この
所定制動位置では、中間操作部26aの係止部26cが
操作部21aの開口21eにほぼ接触する。また、制動
円筒40の周接部40aの外周面が圧接部25bにより
径方向外方から押圧されてロータ3が所定の制動力で制
動される。この結果、釣り場を移動するときなリールを
収納するときに、仕掛けの重さなどにより釣り用リール
が不意にスプール4から繰り出されることがなくなる。
【0045】さらに、仕掛けの垂らし長さを変更するた
めや、魚に当たりがあった時に魚に仕掛けを確実に食い
込ませるために、ロータ3を所定制動状態から制動解除
状態にしたい場合には、制動レバー21を僅かに装着部
2cに接近する方向に操作すればよい。すると、前述し
た図3に示すように、制動レバー21により中間操作部
26aが押圧されて補助レバー22が制動解除位置側に
揺動する。この結果、所定制動状態がいったん解除され
る。
【0046】ここでは、制動レバー21ではなく、別に
設けられた補助レバー22を装着部2cから離反する方
向に操作することにより制動解除状態(第1規制状態)
と所定制動状態(第2規制状態)とを切換操作できるの
で、回転規制操作を行う際に必要なストロークを制動レ
バーの操作ストローク以下にすることができる。このた
め、制動レバー21の操作ストロークを増やすことなく
片手でロータ3の回転規制操作を簡単に行えるようにな
る。しかも制動による規制を加えているだけであるの
で、所定制動状態で大きな負荷が作用しても釣り糸が切
れにくくなる。
【0047】また、制動解除状態と所定制動状態とで2
つのレバー21,22の位置関係が異なるので、ロータ
3が制動解除状態にあるのか所定制動状態にあるのかを
瞬時に判別できる。とくに、たとえば補助レバーの操作
部材26の側面を色付けして制動解除位置にあるときそ
の色が見え、所定制動位置にあるとき見えないようにす
れば、ロータ3の状態判別をより瞬時に行いやすくな
る。
【0048】さらに、補助レバー22に中間操作部26
a及び先端操作部26bの2つの操作部を設けたので、
2つの操作部を任意に使い分けることができる。このた
め、釣り竿に荷重が作用しているときには先端操作部2
6bでたとえば人差し指による規制操作を行えば、釣り
竿を安定して支持できる。また、腕を伸ばして釣り竿を
操作する場合には、中間操作部26aでたとえば中指に
よる規制操作を行えば、規制操作を簡単に行える。この
ため、釣りの状況に合わせて、釣り竿を安定して支持し
たり、規制操作を行い易くしたりすることができる。
【0049】〔実施形態2〕前記実施形態1では、圧接
部25bを第1レバー部材25に設けて圧接部21dに
近接して配置したが、図8に示すように、第2レバー部
材27に圧接部27aを設けてもよい。なお、実施形態
2以降の説明において、実施形態1と同一または同様の
部材についてはその構造及び動作の説明を省略する。
【0050】この場合、圧接部27aは制動円筒40の
周接部40aの内周側に配置されており、その外周側に
圧接部27aに対向してリールボディ2aに円弧状の突
出部46が形成されている。この突出部46には、制動
シュー46aが装着されている。ここでは、第1レバー
部材25が、図8(a)に示す制動解除位置から図8
(b)に示す所定制動位置側に揺動すると、第2レバー
部材27が第2位置に揺動し、圧接部27aが制動円筒
40を制動シュー46aで挟持してロータ3を制動す
る。このため、前記実施形態1に比べて所定制動状態に
おける制動力を強くすることができる。
【0051】このような、構造においても、実施形態1
と同様な効果を得ることができる。 〔実施形態3〕前記実施形態2では、制動シュー46a
を突出部46に固定したが、図9に示すように、制動シ
ュー51の押圧力を調整可能な調整機構50を設けても
よい。
【0052】図9において、圧接部27aは第2レバー
部材27の途中に設けられており、制動円筒40の周接
部40aの内周側に配置されている。第2レバー部材2
7は、さらに折れ曲がって延びており、延びた基端に捩
じりコイルばね28が装着されている。圧接部27aに
対向して制動シュー51が配置されている。
【0053】制動シュー51は、調整機構50により押
圧されている。制動シュー51は、周接部40aに対向
して配置された接触部51aと、リールボディ2aに案
内されるガイド部51bと、外周にコイルばね52が配
置される軸部51cとを有している。接触部51aは周
接部40aに接触する円弧状に形成されている。ガイド
部51bは、リールボディ2aの前部に形成されたガイ
ド溝53に係合して制動円筒40の径方向に案内され
る。軸部51cは径方向に沿って配置され、その基端側
に調整部材54が対向して配置されている。調整部材5
4は、リールボディ2aの前端にねじにより制動円筒4
0の径方向に進退自在に装着されている。この調整部材
54と制動シュー51との間にコイルばね52が配置さ
れ、制動シュー51を制動円筒40の中心側に付勢して
いる。
【0054】調整部材54の基端には、リール本体2の
外部に露出する調整つまみ54aが形成されており、こ
の調整つまみ54aを回すことによりコイルばね52の
付勢力を調整できる。これにより、制動シュー51の付
勢力が変化し、所定制動状態における制動力を調整でき
る。
【0055】ここでは、第1レバー部材25が、図9
(a)に示す制動解除位置から図9(b)に示す所定制
動位置側に揺動すると、第2レバー部材27が第2位置
に揺動し、圧接部27aが制動円筒40を制動シュー5
1で挟持してロータ3を制動する。このため、前記実施
形態1に比べて所定制動状態における制動力を強くする
ことができる。さらに、調整つまみ54aを回すことに
より、制動シュー51の押圧力が変化し、所定制動状態
における制動力が調整可能である。
【0056】このような、構造においても、実施形態1
及び実施形態2と同様な効果を得ることができる。 〔実施形態4〕前記3つの実施形態では、補助レバー2
2の押し込み操作により規制するように構成したが、図
10に示すように、補助レバー22の装着部2cから離
反する押し込み操作により規制を解除してもよい。
【0057】この場合、たとえば、第2レバー部材27
に設けられた圧接部27aは制動円筒40の周接部40
aの外周側に配置されている。ここでは、第1レバー部
材25が、図10(a)に示す所定制動位置から図10
(b)に示す制動解除位置側に揺動すると、第2レバー
部材27が第2位置に揺動し、圧接部27aが制動円筒
40から離反してロータ3の制動を解除する。
【0058】このような、構造においても、実施形態1
から3と同様な効果を得ることができる。 〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、補助レバー22により所定
制動状態で制動することによりロータ3を規制したが、
逆転禁止機構を設けて補助レバー22により逆転禁止状
態と逆転許可状態とに切り換えてロータ3の回転を規制
してもよい。
【0059】(b) 前記実施形態では、制動レバー2
1をリール本体2に揺動自在に装着したが、装着部2c
に接離する方向に移動するのであれば直線移動するよう
にしてもよい。
【0060】(c) 前記実施形態では、制動レバー2
1の制動操作により所定制動状態が解除されるように構
成したが、補助レバー22の操作により所定制動状態を
解除するように構成してもよい。
【0061】(d) 前記実施形態では、第1規制状態
を制動解除状態にし第2規制状態を所定制動状態にした
が、第1規制状態を所定制動状態とし、第2規制状態を
それより強い制動状態に設定してもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明に係るスピニングリールでは、規
制操作手段に中間操作部及び先端操作部の2つの操作部
を設けたので、2つの操作部を任意に使い分けることが
できる。このため、釣り竿に荷重が作用しているときに
は先端操作部でたとえば人差し指による規制操作を行え
ば、釣り竿を安定して支持できる。また、腕を伸ばして
釣り竿を操作する場合には、中間操作部でたとえば中指
による規制操作を行えば、規制操作を簡単に行える。こ
のため、釣りの状況に合わせて、釣り竿を安定して支持
したり、規制操作を行い易くしたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1によるスピニングリールの
側面断面図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】制動解除状態の各レバーと制動円筒の状態を示
す断面模式図。
【図4】所定制動状態の各レバーと制動円筒の状態を示
す断面模式図。
【図5】制動状態における各レバーと制動円筒の状態を
示す断面模式図。
【図6】制動解除状態と所定制動状態での第2レバー部
材の動作を示す模式図。
【図7】制動解除状態と所定制動状態での第1レバー部
材の動作を示す模式図。
【図8】実施形態2の図6に相当する図。
【図9】実施形態3の図6に相当する図。
【図10】実施形態4の図6に相当する図。
【符号の説明】
2 リール 2a リールボディ 2b 脚部 2c 装着部 3 ロータ 4 スプール 6 レバーブレーキ機構 20 制動部 21 制動レバー 21a 操作部 21c 制動操作部 22 補助レバー 23 コイルばね 24 トグルばね機構 25 第1レバー部材 26 操作部材 26a 中間操作部 26b 先端操作部 27,67 第2レバー部材 28 捩じりコイルばね 33 支持軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り竿に装着され、釣り竿の長手方向に沿
    う軸回りに釣り糸を巻き取るスピニングリールであっ
    て、 前記釣り竿に装着される装着部と、前記装着部と間隔を
    隔てて配置されたリールボディと、前記装着部と前記リ
    ールボディとを連結する脚部とを有するリール本体と、 前記リールボディの前部に回転自在に装着されたロータ
    と、 前記ロータの前部で前記リール本体に前後移動自在に装
    着され、前記ロータにより外周面に釣り糸が巻き付けら
    れるスプールと、 前記ロータの回転に対して第1規制状態と前記第1規制
    状態より規制が強い第2規制状態とを取り得る回転規制
    手段と、 前記装着部と接離する方向に前記リール本体に移動自在
    に設けられ、中間操作部と前記中間操作部より先端側に
    配置された先端操作部とを有し、前記回転規制手段を前
    記第1規制状態と前記第2規制状態とに切り換え操作可
    能な規制操作手段と、を備えたスピニングリール。
  2. 【請求項2】前記ロータの糸繰り出し方向の回転を制動
    可能な制動手段と、 前記ロータと前記装着部との間に配置された制動操作部
    を先端に有し、前記装着部と接離する方向に移動自在に
    前記リール本体に設けられ、前記制動操作部が前記装着
    部に接近する方向に操作されると前記制動手段による制
    動力が増加する制動力調整操作手段とをさらに備え、 前記中間操作部は、前記制動操作部より基端側で前記制
    動力調整操作手段と前記装着部との間に配置され、前記
    先端操作部は、前記制動操作部と前記ロータとの間に配
    置されている、請求項1に記載のスピニングリール。
  3. 【請求項3】前記第1規制状態は前記ータの回転を規制
    解除する状態であり、前記第2規制状態は前記ロータの
    回転を規制する状態である、請求項2に記載のスピニン
    グリール。
  4. 【請求項4】前記規制操作手段は、前記中間操作部が前
    記装着部に接近した第1規制位置と、前記装着部から離
    反した第2規制位置とに揺動自在に前記リール本体に設
    けられている、請求項3に記載のスピニングリール。
  5. 【請求項5】前記規制操作手段は、前記第2規制位置に
    あるとき、前記制動力調整操作手段の前記装着部に接近
    する方向の移動に連動して前記装着部に接近する方向に
    移動して前記第1規制位置に戻る、請求項4に記載のス
    ピニングリール。
  6. 【請求項6】前記制動力調整操作手段は、前記リール本
    体に揺動軸回りに揺動自在に装着され先端に前記制動操
    作部を有する制動レバーと、前記制動レバーを前記装着
    部から離反する方向に付勢する第1付勢部材とを有す
    る、請求項2から5のいずれかに記載のスピニングリー
    ル。
  7. 【請求項7】前記規制操作手段を前記第2規制位置で保
    持する規制保持手段をさらに備える、請求項4から6の
    いずれかに記載のスピニングリール。
  8. 【請求項8】前記規制操作手段は、前記揺動軸回りに揺
    動自在に装着され前記中間操作部と前記先端操作部とを
    有する規制レバーを有し、 前記規制保持手段は、前記規制レバーを前記第1規制位
    置と前記第2規制位置とに振り分けて付勢するトグルば
    ね機構を有する、請求項7に記載のスピニングリール。
  9. 【請求項9】前記制動操作部と前記先端操作部とは対向
    して配置されている、請求項2から8のいずれかに記載
    のスピニングリール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101990874A (zh) * 2009-08-20 2011-03-30 株式会社岛野 纺车式渔线轮的转子制动装置
JP2011062194A (ja) * 2009-08-20 2011-03-31 Shimano Inc スピニングリールのロータ制動装置

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