JP2002171878A - 魚釣用片軸受リール - Google Patents

魚釣用片軸受リール

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JP2002171878A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】釣竿と共に握持保持した際、手の指によるスプ
ールへのサミング操作性及びホールド性を向上した魚釣
用片軸受リールを提供する。 【解決手段】本発明の魚釣用片軸受リールは、竿取付け
用の脚部2を有するリール本体1に設けた支軸3にスプ
ール5を回転自在に支持しており、リール本体1の反ス
プール側の側部1aの脚部側に、手の指の握持保持性の
安定化を図るホールド部1cを形成すると共に、スプー
ル5の側部5dの周縁側に、傾斜面からなるサミング部
5eを形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール本体の支軸
にスプールが回転自在に支持されている魚釣用片軸受リ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、片軸受リールの操作法とし
て、片方の手で釣竿と共にリール本体の脚部近傍をホー
ルドしたり、或いは、釣竿と共にホールドした手の指で
スプールの周縁部をサミング操作して魚のファイティン
グ状況に応じて釣糸の繰り出し状態を調節すること等が
行なわれている。
【0003】そして、このような操作法に適した構成例
として、実開平2−105357号には、釣竿を握持し
た際、手の指が挿入自在となるように、リール本体の脚
部近傍の外側面にホールド用の凹部を形成した片軸受リ
ールが開示されており、実開平5−55875号には、
スプール周縁部にサミングングリングを接着剤で装着固
定した片軸受リールが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した実開平2−1
05357号に開示されている構成は、凹部を形成した
ことにより、実釣時に強い負荷が加わるリール本体の脚
部近傍の強度が低下すると共に、ゴミやヌメリ等が溜ま
りやすくなってしまう。また、スプール周縁の側面が平
面状に構成されているため、握持保持した手の指でのサ
ミング操作性(指の位置や、制動力の調節等)が劣って
しまう。
【0005】また、上記した実開平5−55875号に
開示されている構成は、リール本体に凹部を形成しない
ため、上記のような問題は生じないものの、スプール周
縁部へのサミングリングの装着、固定に手間、コストが
かかると共に、外力、衝撃等でサミングリングが外れて
しまう可能性がある。また、サミングリングの側面が平
面状であるため、上記同様、握持保持した手の指でのサ
ミング操作性が劣ってしまう。さらに、リール本体の側
部近傍が、握持保持した際に滑りやすく、実釣時のホー
ルド性に、改良すべき課題が残されている。
【0006】本発明は、上記した問題点に基づいて成さ
れたものであり、釣竿と共に握持保持した際、手の指に
よるスプールへのサミング操作性及びホールド性を向上
した魚釣用片軸受リールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の魚釣用両軸受型リールは、竿取付け用の脚
部を有するリール本体に設けた支軸にスプールを回転自
在に支持しており、前記リール本体の反スプール側の側
部脚部側に、手の指の握持保持性の安定化を図るホール
ド部を形成すると共に、前記スプールの側部周縁側に、
傾斜面からなるサミング部を形成したことを特徴として
いる。
【0008】上記した構成において、ホールド部は、握
持保持した際の指が上方に抜け難くなるように構成され
て、握持保持性の安定化を図っている。また、スプール
の側部領域に傾斜面からなるサミング部を形成すること
で、スプールが回転した際、指で押圧操作(サミング操
作)が行ない易くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の第1の
実施形態を示す図であり、図1は、釣竿に装着した状態
の中央断面図(竿先側から見た状態)、図2は、その要
部の拡大図である。なお、この実施形態における片軸受
リールは、右手でハンドル操作を行なうよう構成された
ものであり、図1は、右手で釣竿及びリール本体を握持
保持した状態を示している。
【0010】本実施形態の片軸受リールのリール本体1
は、略円形状を成した側部1aと、側部1aと一体的に
形成され、釣竿Rに装着される脚部2を設けた脚部用の
基部1bを備えている。前記側部1aの中央には、支軸
3が圧入等によって取り付けられており、ここにスプー
ル5が回転可能に支持されている。なお、スプール5
は、カバー部材7が螺入されることによって、支軸3か
ら図中左側に抜けないように抜け止めされている。
【0011】スプール5は、略円筒形に形成されてお
り、釣糸が巻回される巻回胴部5aと巻回される釣糸の
両側を規制するフランジ5b,5cを備えている。この
場合、前記側部1aの反対側のフランジ5cは、スプー
ル側部5dの周縁側に形成されており、両者は一体成形
されている。また、スプール側部5dには、ハンドルツ
マミ10が回転可能に支持されている。
【0012】上記した構成において、リール本体の側部
1a(反スプール側の側部)には、釣竿と共に握持保持
される領域に、その握持保持性の安定化を図るべく、ホ
ールド部が形成されている。ホールド部は、握持保持し
た指の保持性の向上が図れるような構成であれば良く、
この実施形態では、図に示すように、径方向外方に向け
て次第に幅広となる傾斜面(支軸3から脚部2の方向へ
上昇するに従い、次第に脚部2から離反するような傾斜
面)1cによって形成されている。
【0013】また、スプール5の側部5dには、スプー
ルが回転した際、指を当接させて制動力を付与しやすい
ようにサミング部が形成されている。サミング部は、図
に示すように、傾斜面5eによって形成されており、こ
の実施形態では、支軸3から脚部2の方向へ上昇するに
従い、次第に脚部2に向けて傾斜するように形成されて
いる。
【0014】上記のように、傾斜面によるホールド部1
c、及びサミング部5eを形成したことによって、以下
のような作用効果が得られる。
【0015】図1に示すように、釣竿Rを跨いで握持保
持を行なう際、ホールド部1cによってホールド性の安
定化を図りつつ、スプールの周縁部に形成されているサ
ミング部5eを指で無理なく押圧操作できるので、魚と
の対応を確実かつ容易に行なえるようになる。すなわ
ち、従来のように、サミング部をフラット面で形成した
場合と比べて傾斜面にしたことにより、握持する手の自
然な位置で挟持、押圧できると共に、制動面が広くなっ
てサミング性の向上が図れる。
【0016】また、サミング部である傾斜面5eを脚部
側に向けて傾斜させたことにより、図1に示すように、
釣竿と共に握持する手の指の挟持方向と同方向になり、
スプールに対するサミング操作がより向上すると共に、
スプールと一体成形されるため(別体として構成しない
ため)、部品が外れる等の問題が発生せず、コストも安
くなる。
【0017】また、ホールド部を、径方向外方に向けて
次第に幅広となるような傾斜面1cとしたことによっ
て、握持保持した手の指が上方に抜け難くなり、そのホ
ールド性がより向上する。
【0018】そして、上記した構成によれば、ホールド
部を構成する傾斜面1c、及びサミング部を構成する傾
斜面5eを、基部1bの表面に対して同方向に傾斜させ
ているので、図1に示すように、握持保持した手の指に
よるホールド性及びサミング性が一段と向上する。この
場合、各傾斜面1c,5eの側部平面に対しての傾斜角
度θ1、θ2は、図に示した構成の場合、θ1、θ2共
に、1°〜20°の範囲で形成されるが、リール全体の
幅、握持保持性、サミング操作性等を考慮した場合、θ
1(リール本体側)は、2°〜8°、θ2(スプール
側)は10°〜18°に形成するのが望ましい。
【0019】図3は、上記した実施形態におけるホール
ド部を構成する傾斜面の変形例を示す図である。この変
形例では、ホールド部を構成する傾斜面1eを、図に示
すように曲率を付けたR形状としており、このように湾
曲させることにより、上記した実施形態の傾斜面1cよ
りも引っ掛かりが大きくなって、ホールド性の向上が図
れるようになる。
【0020】図4は、ホールド部を構成する傾斜面の更
に別の変形例を示す図である。この変形例では、ホール
ド部を構成する傾斜面1fを、図に示すように階段状に
しており、このような傾斜した段部を形成しておくこと
によって、指が引っ掛かり易くなって握持保持した際の
指の位置変化に充分対応できるようになる。また、外部
にこのような傾斜した段部を形成することで、特徴ある
外観性が得られるようになる。
【0021】図5は、本発明の第2の実施形態を示す図
である。この実施形態では、リール本体1の側部1aの
脚部側に形成されるホールド部を、平坦状(傾斜させな
い)にすると共に、その部分に摩擦係数の大きい滑止め
部材1g、例えば、皮、コルク、ゴム、樹脂等によって
構成されている滑止め部材を貼着して構成している。こ
のように、ホールド部に摩擦係数の大きい部材を貼着し
ておくことで、握持保持した指を上方に抜け難くするこ
とができ、そのホールド性の向上が図れる。
【0022】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、例えば、以下のように構成しても良い。
図5に示す摩擦係数の大きい部材1gは、上述した第1
の実施形態や変形例のホールド部1c,1e,1fに貼
着しても良い。また、サミング部の傾斜面5eについて
も、サミング性の向上が図れるように、曲率を付けたR
形状にしたり段部を付けたり、あるいは摩擦係数の大き
い部材を貼着しても良い。さらに、サミング部の傾斜面
5eは、径方向外方に向けて幅広となるように構成して
も良い。
【0023】
【発明の効果】以上、本発明によれば、釣竿と共に握持
保持した際、手の指によるスプールへのサミング操作性
の向上が図れ、かつそのホールド性が向上した魚釣用片
軸受リールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚釣用片軸受リールの第1の実施
形態を示す図であり、釣竿に装着した状態の中央断面図
(竿先側から見た状態)。
【図2】図1の要部の拡大図。
【図3】上記した実施形態におけるホールド部を構成す
る傾斜面の変形例を示す図。
【図4】ホールド部を構成する傾斜面の別の変形例を示
す図。
【図5】本発明に係る魚釣用片軸受リールの第2の実施
形態を示す図。
【符号の説明】
1 リール本体 1a リール本体の側部 1c,1e,1f 傾斜面(ホールド部) 1g 滑止め部材(ホールド部) 2 脚部 3 支軸 5 スプール 5d スプールの側部 5e 傾斜面(サミング部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竿取付け用の脚部を有するリール本体に
    設けた支軸にスプールを回転自在に支持してなる魚釣用
    片軸受リールにおいて、 前記リール本体の反スプール側の側部脚部側に、手の指
    の握持保持性の安定化を図るホールド部を形成すると共
    に、前記スプールの側部周縁側に、傾斜面からなるサミ
    ング部を形成したことを特徴とする魚釣用片軸受リー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記サミング部が、前記リール本体の脚
    部側に向けて傾斜されていることを特徴とする請求項1
    に記載の魚釣用片軸受リール。
  3. 【請求項3】 前記ホールド部が、径方向外方に向けて
    幅広となるような傾斜面に形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の魚釣用片軸受リール。
  4. 【請求項4】 前記サミング部とホールド部の傾斜面
    が、夫々同方向に形成されていることを特徴とする請求
    項3に記載の魚釣用片軸受リール。
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