JP2002171358A - 回線制御装置 - Google Patents

回線制御装置

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JP2002171358A
JP2002171358A JP2000364392A JP2000364392A JP2002171358A JP 2002171358 A JP2002171358 A JP 2002171358A JP 2000364392 A JP2000364392 A JP 2000364392A JP 2000364392 A JP2000364392 A JP 2000364392A JP 2002171358 A JP2002171358 A JP 2002171358A
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Hironori Tanaka
宏典 田中
Toru Asahi
徹 朝日
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのBチャネルのうち一方が電話端末で使
用されており他方が情報通信端末で使用されている状態
であっても、電話端末での通話を優先してその発着信に
柔軟に対応できるようにする。 【解決手段】 B1チャネルがボタン電話機20Aで使
用されており、B2チャネルが情報通信端末40Aで使
用されている状態で、網側からの着信に応じたBチャネ
ル使用要求、あるいはボタン電話機20Bによる発呼操
作に応じたBチャネル使用要求があった場合、主制御部
15では、情報通信端末40Aが使用しているB2チャ
ネルを解放し、そのB2チャネルをBチャネル使用要求
に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線制御装置に関
し、特にISDN回線と電話端末および情報通信端末と
の間に接続され、電話端末および情報通信端末とISD
N回線の2つのチャネルとを個別に交換接続する回線制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットやISDN回線の普及に
応じて、ターミナルアダプタやルータ、あるいはこれら
装置と同様の機能を有するボタン電話装置などの回線制
御装置が一般家庭でも使用されつつある。この種の回線
接続装置は、ISDN回線と電話端末および情報通信端
末との間に接続され、電話端末および情報通信端末とI
SDN回線の2つのチャネルとを個別に交換接続する機
能を有している。このような回線接続装置では、ISD
N回線の2つのBチャネルを有効に利用するため、BO
D(Bandwidth On Demand)とよばれる機能を有するも
のがある。このBODとは、パソコンなどの情報通信端
末がデータ通信している際に、ネットワークなどの要請
に応じて使用チャネル数を自動的に増減する技術であ
り、リソースBODとスループットBODの2つの方式
がある。
【0003】リソースBODは、2つのBチャネルの両
方を用いてデータ通信している際に電話端末での発着信
があった場合、一方のBチャネルを解放してデータ通信
を1つのBチャネルで継続し、解放したBチャネルで電
話端末による通話を行う方式である。またスループット
BODは、通信中のデータ量に応じて1つのBチャネル
を用いたデータ通信と2つのチャネルを用いたデータ通
信とを切り替え制御する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の回線
制御装置では、2つのBチャネルを用いてデータ通信し
ている際に電話端末への発着信があった場合、一方のB
チャネルを解放し、その解放したBチャネルで電話端末
による通話を行うことができる。しかしながら、この状
態においてさらに電話端末での発着信があった際、デー
タ通信がそれほど重要でないデータを送受信している場
合、あるいはパスを確立しているものの実際にデータを
送受信していない場合でも、その発着信は拒否されてし
まうという問題点があった。本発明はこのような課題を
解決するためのものであり、2つのBチャネルのうち一
方が電話端末で使用されており他方が情報通信端末で使
用されている状態であっても、電話端末での通話を優先
してその発着信に柔軟に対応できる回線制御装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかる回線制御装置は、ISDN回
線の第1および第2のBチャネルに関する呼制御をそれ
ぞれ行う呼制御部と、1つ以上の電話端末を接続し、第
1または第2のBチャネルを用いた電話端末による通話
を行うための電話機インターフェース部と、1つ以上の
情報通信端末を接続し、第1または第2のBチャネルを
用いた情報通信端末によるデータ通信を行うためのデー
タ制御部と、電話機インターフェース部およびデータ制
御部へ第1および第2のBチャネルを個別に切り替え接
続するスイッチと設け、呼制御部で、第1および第2の
Bチャネルのうち、第1のBチャネルが電話端末で使用
されており第2のBチャネルが情報通信端末で使用され
ている状態で、網側からの着信に応じたBチャネル使用
要求があった場合、あるいは第1のBチャネルを使用し
ている電話端末またはこの電話端末以外の電話端末によ
る発呼操作に応じたBチャネル使用要求があった場合、
情報通信端末が使用している第2のBチャネルを解放
し、その第2のBチャネルをBチャネル使用要求に対応
する通話に用いるようにしたものである。
【0006】第2のBチャネルを解放する際、呼制御部
で、第2のBチャネルを解放する前に、データ制御部に
対して第2のBチャネルの解放要求を通知し、これに応
じたデータ制御部からの切断要求に応じて第2のBチャ
ネルを解放し、データ制御部で、第2のBチャネルでの
データ通信の種別に基づき、第2のBチャネルの解放可
否を判断し、解放可と判断した場合に呼制御部へ第2の
Bチャネルの切断要求を通知するようにしてもよい。
【0007】第2のBチャネルでのデータ通信の種別に
基づき解放可否を判断する場合、具体的には、呼制御部
で、第2のBチャネルを解放する前に、データ制御部に
対して第2のBチャネルの解放要求を通知し、これに応
じたデータ制御部からの切断要求に応じて第2のBチャ
ネルを解放し、データ制御部で、情報通信端末が使用し
ているBチャネルでやり取りしているデータを監視する
ことにより、そのBチャネルでのデータ通信に用いてい
るプロトコルを検出するプロトコル検出手段を有し、呼
制御部からの解放要求に応じて、プロトコル検出手段で
第2のBチャネルでのデータ通信に用いているプロトコ
ルを検出し、その検出結果に基づき第2のBチャネルの
解放可と判断した場合に、呼制御部へ第2のBチャネル
の切断要求を通知するようにしてもよい。
【0008】このとき、データ制御部で、呼制御部から
の解放要求に応じて、プロトコル検出部により第2のB
チャネルで用いられているプロトコルがWeb閲覧用プ
ロトコルであると検出された場合、第2のBチャネルの
切断要求を呼制御部へ通知し、呼制御部で、データ制御
部からの切断要求の通知に応じて、直ちに第2のBチャ
ネルを解放するようにしてもよい。また、データ制御部
では、呼制御部からの解放要求に応じて、プロトコル検
出部により第2のBチャネルで用いられているプロトコ
ルがファイル転送用プロトコルであると検出された場
合、第2のBチャネルの解放不可を呼制御部へ通知し、
呼制御部は、解放不可の通知に応じて第2のBチャネル
を解放せず、Bチャネル使用要求を拒否するようにして
もよい。
【0009】このほか、データ制御部で、情報通信端末
が使用しているBチャネルでやり取りしているデータを
監視することにより、そのBチャネルでのメール転送用
プロトコルによる通信終了を検出する通信終了検出手段
をさらに有し、呼制御部からの解放要求に応じて、プロ
トコル検出手段で第2のBチャネルで用いているプロト
コルがメール転送用プロトコルであることが検出され、
さらに通信終了検出手段でメール転送用プロトコルによ
る通信終了が検出された場合に、第2のBチャネルの切
断要求を呼制御部へ通知し、呼制御部で、データ制御部
からの切断要求の通知に応じて、直ちに第2のBチャネ
ルを解放するようにしてもよい。
【0010】また、第2のBチャネルを解放する際、呼
制御部で、第2のBチャネルを解放する前に、データ制
御部に対して第2のBチャネルの解放要求を通知し、こ
れに応じたデータ制御部からの切断要求に応じて第2の
Bチャネルを解放し、データ制御部で、第2のBチャネ
ルでのデータ通信の状態に基づき、第2のBチャネルの
解放可否を判断し、解放可と判断した場合に呼制御部へ
第2のBチャネルの切断要求を通知するようにしてもよ
い。
【0011】第2のBチャネルでのデータ通信の状態に
基づき解放可否を判断する場合、具体的には、データ制
御部で、情報通信端末が使用しているBチャネルでやり
取りしているデータを監視することにより、そのBチャ
ネルでの無通信状態を検出する無通信検出手段を有し、
呼制御部からの解放要求に応じて、無通信検出手段で第
2のBチャネルでの無通信状態が検出された場合に、第
2のBチャネルの切断要求を呼制御部へ通知し、呼制御
部で、データ制御部からの切断要求の通知に応じて、直
ちに第2のBチャネルを解放するようにしてもよい。
【0012】第2のBチャネルをBチャネル使用要求に
基づき使用している状態で、その第2のBチャネルの空
きを検出した場合、第2のBチャネルをBチャネル使用
要求に応じて解放する以前のデータ通信状態へ復旧する
ようにしてもよい。このとき、呼制御部では、第2のB
チャネルでの通信を復旧する際、データ制御部に対して
第2のBチャネルの空きを通知し、これに応じてデータ
制御部から再接続要求が通知された場合に、第2のBチ
ャネルでの通信を復旧するようにしてもよく、あるい
は、第2のBチャネルでの通信を復旧する際、データ制
御部に対して第2のBチャネルの空きを通知せず、直ち
に第2のBチャネルでの通信を復旧するようにしてもよ
い。
【0013】また、呼制御部では、第2のBチャネルを
Bチャネル使用要求に基づき使用している状態で、その
第2のBチャネルの空きを検出した後に、データ制御部
から接続要求が通知された場合、その接続要求先と第2
のBチャネルの解放前の接続先とが一致する場合にの
み、第2のBチャネルでの通信を復旧するようにしても
よい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形
態にかかる回線制御装置を含むボタン電話装置のブロッ
ク図である。このボタン電話装置は、1本以上のISD
N回線11に接続される主装置10と、内線伝送路20
を介してこれら主装置10に接続される複数のボタン電
話機(子機)20A〜20Nから構成されている。主装
置10には、外線インターフェース部(以下、外線I/
F部という)12、内線インターフェース部(以下、内
線I/F部という)13、スイッチ14、主制御部1
5、主記憶部16、データ制御部17が設けられてい
る。
【0015】外線I/F部12は、網側からのISDN
回線11に接続され、通話・通信用のBチャネルや制御
・通信用のDチャネルを用いて各種データを送受信する
終端制御を回線ごとに個別に行う。内線I/F部13
(電話機I/F部)は、内線伝送路20を介して各ボタ
ン電話機20A〜20Nとデータ伝送を行うことによ
り、音声データや制御データをやり取りする。データ制
御部17は、伝送路40を介して1つ以上の情報通信端
末40A〜40Mを接続し、これら情報通信端末40A
〜40Mとスイッチ14からのBチャネルやDチャネル
との間でデータ変換することにより、情報通信端末40
A〜40MによるBチャネルあるいはDチャネルを用い
たデータ通信を実現するとともに、これらデータ通信の
状態を管理する。
【0016】スイッチ14は、主制御部15からの指示
に応じて、外線I/F部12と内線I/F部13とをパ
スで接続し、符号化された音声データのやり取りを可能
とすることにより、ISDN回線11の所定Bチャネル
とボタン電話機2A〜2Nのいずれかとの間の音声通話
を形成する。また、外線I/F部12とデータ制御部1
7とをパスで接続し、各種データのやり取りを可能とす
ることにより、ISDN回線11の所定Bチャネルある
いはDチャネルと情報通信端末40A〜40Mとの間の
データ通信を形成する。
【0017】主制御部15(呼制御部)は、CPUから
構成され、予め主制御部15や主記憶部16に格納され
ている所定のプログラムにより動作して主装置の各部を
制御することにより、ボタン電話機20A〜20Nや情
報通信端末40A〜40Mに関する呼制御を行う。主記
憶部16は、必要に応じて主制御部15で実行するプロ
グラムを予め格納し、また主制御部15の処理動作に必
要な情報を記憶する。処理動作に必要な情報としては、
例えばISDN回線11の各チャネルの使用状態や、ボ
タン電話機2A〜2Nの個別の動作状態、短縮電話番号
やリダイヤル電話番号などを記憶する。また、データ通
信時の接続先電話番号も記憶しておく。
【0018】以上では、本実施の形態の適用可能な回線
制御装置として、回線制御装置を含むボタン電話装置を
説明したが、これに限定されるものではなく、図2に示
すようなルータ(ターミナルアダプタ)にも本実施の形
態を適用可能である。図2はルータを示すブロック図で
あり、図1と同じまたは同様の構成について同一符号を
付してある。このルータ10Aは、1本以上のISDN
回線11と接続されるとともに、アナログ回線30を介
して複数のアナログ電話機30A〜30Nが接続されて
いる。
【0019】ルータ10Aでは、主装置10の内線I/
F部13に代えて、電話機制御部13Aが設けられてい
る。電話機制御部(電話機I/F部)13Aは、アナロ
グ回線30を介してアナログ電話機30A〜30Nを接
続して各電話機30A〜30Nを個別に管理するととも
に、符号化された音声データと音声信号とを相互に変換
することにより、スイッチ14からのBチャネルを用い
た各電話機30A〜30Nによる音声通話を実現する。
ルータ10Aでは、データ伝送路40としてLANなど
のデータ通信網を用いて複数の情報通信端末40A〜4
0Mを接続している。しかし、データ伝送路40として
シリアル通信回線を用いて1つの情報通信端末40Aを
接続する場合には、一般にルータではなくターミナルア
ダプタと呼ばれており、このようなターミナルアダプタ
についても本実施の形態を適用できる。
【0020】次に、図3を参照し、本発明の動作とし
て、網側からの通話中着信に応じたBチャネル使用要求
発生時の動作について説明する。図3は通話中着信時の
チャネル制御処理を示すシーケンス図である。なお、以
下の各動作説明では、図1に示したボタン電話装置を例
として説明する。図3において、ISDN回線11のB
1,B2チャネルのうち、B1チャネルを用いてボタン
電話機20Aが外線通話中であり(ステップ100)、
B2チャネルを用いて情報通信端末40Aがデータ通信
中である(ステップ101)ものとする。
【0021】B1チャネルを用いた通話は、スイッチ1
4を介して外線I/F部12のB1チャネル入出力と内
線I/F部13のボタン電話機20A用通話チャネル入
出力とを相互に交換接続するパスにより形成される。ま
た、B2チャネルを用いたデータ通信は、スイッチ14
を介して外線I/F部12のB2チャネル入出力とデー
タ制御部17の情報通信端末40A用通信チャネル入出
力とを相互に交換接続するパスにより形成される。
【0022】このような状態において、ISDN回線1
1のDチャネルを介して網側から通話中着信を示す呼設
定メッセージが通知された場合(ステップ110)、主
制御部15は、外線I/F部12を介してこれを受信
し、主記憶部16からB1,B2チャネルの使用状態を
取得して確認する。ここで、B1,B2チャネルの両方
が使用されていることから、そのうちデータ通信に使用
されているB2チャネルの解放をデータ制御部17へ要
求する(ステップ111)。データ制御部17では、こ
の要求に応じてチャネルの解放可否を判定する(ステッ
プ112)。
【0023】データ制御部17における解放可否判定に
ついては、データ制御部17が管理しているB2チャネ
ルでのデータ通信の種別や状態に基づき判定する。ま
ず、データ通信の種別に基づき解放可否を判定する方法
について説明する。データ通信には各種の種別があり、
これら種別によってそのデータ通信を中断した場合の情
報通信端末利用者に対する影響が異なる。ここでは、そ
の影響が小さい場合にのみチャネル解放可能と判断し、
影響が大きい場合はチャネル解放不可と判断している。
なお、通信プロトコルの種別については、そのデータ通
信で用いている通信プロトコルに基づき識別でき、その
通信プロトコルはデータ通信するパケットのヘッダ情報
で確認できる(プロトコル検出手段)。
【0024】データ制御部17では、そのデータ通信で
用いている通信プロトコルがWeb閲覧用のプロトコ
ル、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)
やこれに類するプロトコルであった場合、解放可能と判
断する。このような情報閲覧は、その後にチャネルが空
き状態となった場合に直ちに再開することができるとと
もに、情報閲覧を中断した場合でも、中断せずに情報閲
覧を継続した場合とほとんど変わらない結果を得ること
ができる。したがって、Web閲覧用のプロトコルが使
用されている場合は、利用者に対する影響が小さいこと
から、解放可能と判断される。
【0025】また、通信プロトコルがファイル転送用の
プロトコル、例えばFTP(File Transfer Protocol)
やこれに類するプロトコルであった場合、解放不可と判
断する。このようなファイル転送は、転送したいファイ
ルを細かく分割して順に転送するものであり、比較的サ
イズの大きなファイルの転送に用いられる。このため、
通信を中断した場合はその再送に時間を要する場合が多
く、中断により不完全なファイルが生成される場合もあ
る。したがって、ファイル転送用のプロトコルが使用さ
れている場合は、利用者に対する影響が少なくないこと
から、解放不可と判断される。
【0026】また、通信プロトコルがメール転送用のプ
ロトコル、例えばIMAP(Internet Messaging Acces
s Protocol)、POP(Post office Protocol)、SMT
P(Simple Mail Transfer Protocol)やこれに類する
プロトコルであった場合、解放可能と判断する。このよ
うなメール転送は、メールという比較的サイズの小さい
データを転送するものであり、データ通信時間は比較的
短いため、解放可能と判断される。なお、主制御部15
からの解放要求に応じて直ちに解放した場合は、メール
データが中断されてしまうため、メール転送用プロトコ
ルが終了した時点で切断要求を主制御部15へ通知すれ
ばよい。
【0027】一方、データ通信の状態に基づき解放可否
を判定する方法について説明する。情報通信端末からB
チャネルを用いてデータ通信を行う場合、Bチャネルは
継続して使用しているものの実際にはデータ転送を行っ
ていない期間も存在する。例えば、ISDN回線を用い
たインターネット・プロバイダとの常時接続サービスで
は、情報閲覧やメール転送などを行っていない期間すな
わち無通信状態でもBチャネルを使用している。このよ
うな無通信状態の場合には、利用者に対する影響がほと
んどないことから、Bチャネルを解放可能となる。
【0028】無通信状態を検出する方法としては、デー
タ転送に用いるパケットの転送間隔をタイマで計時し、
そのパケット転送間隔が所定のしきい値を越えた場合に
無通信状態と判定できる。このとき上記のような各プロ
トコルごとにパケット転送間隔が異なるため、それぞれ
のプロトコルごとにタイマを設けて、個々のプロトコル
に用いるパケットを対象として個別にパケット転送間隔
を計時し、それぞれのしきい値と比較すればよい(無通
信検出手段)。なお、上記したメール転送プロトコルの
終了検出については、上記の無通信状態の検出方法をメ
ール転送プロトコル用のパケットに対してのみ適用した
ものを利用すればよい(通信終了検出手段)。
【0029】このようにして、データ制御部17では、
主制御部15からの切断要求に応じて、使用中のプロト
コルに基づき解放可否を判定し(ステップ112)、解
放可能な場合は、主制御部15へ外線解放許可を通知す
る(ステップ113)。このときメール転送プロトコル
の場合のように直ちに切断できない場合は、外線解放許
可通知後すぐに切断要求を通知しない。
【0030】一方、主制御部15では、データ制御部1
7からの外線解放許可の通知に応じて、ステップ100
での通話中着信を示す呼設定メッセージに対して返答す
る。そして、その外線開放可通知の後、すぐに切断要求
がデータ制御部17から通知されないことから、網側に
対して呼出中メッセージを送信する(ステップ11
4)。これにより、メール転送プロトコルが終了するま
で呼出状態として着信元に待機してもらうことが可能と
なる。
【0031】その後、メール転送プロトコルの終了に応
じてデータ制御部17から切断要求が通知され(ステッ
プ120)、主制御部15では、その切断要求に応じて
網側へB2チャネルに関する切断メッセージを送信する
(ステップ121)。データ制御部17で、B2チャネ
ルを直ちに解放可能と判断され、外線解放許可通知に現
状保持が含まれていない場合、主制御部15では、呼出
中メッセージを送出せず、その後まもなく通知されるス
テップ120の切断要求に応じて、ステップ121でB
2チャネルに関する切断メッセージを送信すればよい。
【0032】また、データ制御部17において解放不可
と判断され外線解放不可が通知された場合、主制御部1
5は網側に対して使用可能なチャネルがなく着信できな
い旨の解放完了メッセージを送信し、ステップ110で
の呼設定メッセージの受信以前の状態を保持する。これ
により通話中着信が拒否され、B1チャネルを用いたボ
タン電話機20Aによる外線通話、およびB2チャネル
を用いた情報通信端末40Aによるデータ通信が継続さ
れる。
【0033】一方、主制御部15では、ステップ121
において、網側へ切断メッセージを送信した後に、網側
から解放メッセージを受信した場合は(ステップ12
2)、スイッチ14を制御して、B2チャネルを用いた
データ通信のためのパスを切断する(ステップ12
3)。そして、網側へ解放完了メッセージを送信すると
ともに(ステップ124)、データ制御部17へB2チ
ャネルを切断した旨の外線切断通知を行う(ステップ1
25)。
【0034】その後、主制御部15では、ボタン電話機
20A〜20Nに対して外線着信を通知する(ステップ
130)。この外線着信に対して応答するため、ボタン
電話機20Bでオフフック操作が行われた場合、このオ
フフックが主制御部15へ通知される(ステップ13
1)。主制御部18では、このオフフック通知に応じて
網側へ応答メッセージを送信する(ステップ132)。
【0035】主制御部18では、その後、網側からの応
答確認メッセージを受信し(ステップ133)、これに
応じてスイッチ14を制御することにより、スイッチ1
4を介して外線I/F部12のB2チャネル入出力と内
線I/F部13のボタン電話機20B用通話チャネル入
出力とを相互に交換接続するパスを接続する(ステップ
134)。これにより、B2チャネルを用いたボタン電
話機20Bによる外線通話が開始される(ステップ13
5)。
【0036】以上説明した図3では、網側からの通話中
着信に応じたBチャネル使用要求が発生した場合を例と
して説明したが、図4に示すように、ボタン電話機から
の発呼要求によりBチャネル使用要求が発生する場合も
ある。図4は発呼要求時のチャネル制御処理を示すシー
ケンス図であり、前述の図3と同じまたは同等のステッ
プには同一符号を付してある。図4に示すように、B1
チャネルで外線通話しており(ステップ100)、B2
チャネルでデータ通信している(ステップ101)とい
う状態で、ボタン電話機20Bから外線発呼要求があっ
た場合(ステップ140)、主制御部15は、データ制
御部17に対して外線解放要求を通知する(ステップ1
41)。
【0037】データ制御部17では、これに応じて上記
と同様にして解放可否判定を行い(ステップ142)、
解放可能であれば外線解放許可を主制御部15へ通知す
る(ステップ143)。これにより、前述したステップ
120〜125(図3参照)が実行されて、データ通信
に用いていたB2チャネルが一旦解放されるとともにそ
のパスが切断される。
【0038】その後、主制御部15では、そのB2チャ
ネルを用いた発呼のための呼設定メッセージを網側へ送
信し(ステップ150)、網側からの受付メッセージ、
呼出メッセージおよび相手応答メッセージを順に受信す
る(ステップ151〜153)。そして、スイッチ14
を制御することにより、スイッチ14を介して外線I/
F部12のB2チャネル入出力と内線I/F部13のボ
タン電話機20B用通話チャネル入出力とを相互に交換
接続するパスを接続する(ステップ154)。これによ
り、B2チャネルを用いたボタン電話機20Bによる外
線通話が開始される(ステップ155)。
【0039】このように、各Bチャネルのうち一方が電
話端末で使用されており他方が情報通信端末で使用され
ている状態で、網側からの着信に応じたBチャネル使用
要求あるいは電話端末のいずれかによる発呼要求に応じ
たBチャネル使用要求があった場合、主制御部(呼制御
部)15において、情報通信端末が使用しているBチャ
ネルを解放し、そのBチャネルをBチャネル使用要求の
ためのBチャネルとして用いるようにしたので、従来の
ように、データ通信に用いているBチャネル数を単に1
または2のいずれかとする回線制御装置と比較して、2
つのBチャネルのうち一方が電話端末で使用されており
他方が情報通信端末で使用されている状態であっても、
電話端末での発着信に柔軟に対応できる。
【0040】また、データ制御部17で、情報通信端末
が使用しているBチャネルでやり取りしているデータを
監視することにより、そのBチャネルでの通信に用いて
いるプロトコルを検出するものとし(プロトコル検出手
段)、主制御部15で、データ通信に用いているBチャ
ネルを解放する前に、データ制御部17からBチャネル
での通信に用いているプロトコルを取得し、そのプロト
コルに基づきそのBチャネルの解放可否を判断するよう
にしたので、これから解放するチャネルを用いたデータ
通信の種別に応じて、解放可否を適切に判定できる。
【0041】このチャネル解放可否の判定として、デー
タ通信に用いているBチャネルでWeb閲覧用プロトコ
ルが用いられている場合、そのBチャネルを直ちに解放
し、そのBチャネルをBチャネル使用要求のためのBチ
ャネルとして用いるようにしたので、チャネル解放によ
る利用者への影響が比較的小さい場合には、そのチャネ
ルを直ちに解放して、通話を優先させることができる。
また、データ通信に用いているBチャネルでファイル転
送用プロトコルが用いられている場合、そのBチャネル
の解放を中止し、チャネル使用要求を拒否するようにし
たので、利用者への影響が大きい場合は、通話のための
使用要求を拒否することができる。
【0042】また、データ通信に用いているBチャネル
で電子メール転送用プロトコルが用いられている場合、
データ制御部17により電子メールプロトコルによる通
信終了が検出された後にそのBチャネルを解放するよう
にしたので、直ちに切断できないような場合であっても
柔軟に対応できる。一方、データ制御部17により、デ
ータ通信に用いているBチャネルでの無通信状態が検出
された場合には、主制御部(呼制御部)15において、
そのBチャネルを直ちに解放するようにしたので、チャ
ネルが使用されているにもかかわらず実際にデータ通信
が行われていない場合には、そのチャネルを通話に用い
ることができ、チャネルを有効利用することができる。
【0043】以上で説明した図3,4では、チャネル使
用要求が発生した時点で、データ制御部17へチャネル
解放可否を問い合わせる場合を例として説明したが、例
えば情報通信端末によるデータ通信の種別が固定されて
いる場合など、チャネル解放を無条件に行える状況で
は、データ制御部17への問い合わせをすることなく、
チャネル使用要求に応じて直ちにチャネルを解放するこ
ともできる。図5は通話中着信時の他のチャネル制御処
理を示すシーケンス図であり、前述の図3と同じまたは
同等のステップには同一符号を付してある。このような
場合は図5に示すように、主制御部15で、網側からの
呼設定メッセージ(通話中着信)の受信に応じて(ステ
ップ160)、直ちに網側へ呼出中メッセージおよびB
2チャネルに関する切断メッセージを送信する(ステッ
プ161,162)。
【0044】そして、網側からの解放メッセージの受信
に応じて(ステップ163)、主制御部15では、スイ
ッチ14を制御してB2を用いたデータ通信のためのパ
スを切断し(ステップ164)、網側へ解放完了メッセ
ージを送信する(ステップ165)。その後、図3のス
テップ130〜135が実行されて、着信に応答したボ
タン電話機20BによるB2チャネルを用いた外線通話
が開始される。このように、データ制御部17への問い
合わせをすることく直ちにチャネルを解放するようにし
たので、データ制御部17における解放可否判定を省く
ことができ、チャネル使用要求に対して迅速に対応する
ことができる。
【0045】以上では、B2チャネルを解放する際、B
2チャネルでのデータ通信の種別あるいは状態に基づ
き、その解放可否を判断する場合についていくつか例を
挙げて説明した。このような判断基準は、使用する状況
や利用者によって異なるため、いずれの判断基準を用い
るか、予め利用者が選択し設定できるようにしてもよ
い。例えば、ボタン電話機20Aや情報通信端末40A
と主制御部15とが通信を行い、このようなチャネル解
放可否判断として、予め用意されている複数の判断基準
から、いずれかを選択して主記憶部16に設定するよう
にしてもよい。
【0046】また、以上のようにして、データ通信に用
いていたBチャネルを一旦解放して通話に用い、その後
その通話が終了してBチャネルが空き状態となった場合
は、そのBチャネルを用いて中断したデータ通信を復旧
するようにしてもよい。図6はデータ通信復旧処理を示
すシーケンス図であり、前述の図4と同じまたは同等の
ステップには同一符号を付してある。
【0047】図6に示すように、B1チャネルでボタン
電話機20Aが外線通話しており(ステップ100)、
B2チャネルでボタン電話機20Bで外線通話している
(ステップ101)という状態で、ボタン電話機20B
からオンフック操作が通知された場合(ステップ17
0)、主制御部15では、そのB2チャネルに関する切
断メッセージを網側へ送信する(ステップ171)。そ
して、網側からの解放メッセージの受信に応じて(ステ
ップ172)、スイッチ14を制御してB2チャネルで
の通話に用いていたパスを切断し(ステップ173)、
網側へ解放完了メッセージを送信する(ステップ17
4)。
【0048】その後、データ制御部17に対してB2チ
ャネルの空き通知を行い(ステップ180)、これによ
りデータ制御部17において再接続要否判定が行われる
(ステップ181)。この接続要否判定では、先にデー
タ通信中にB2チャネルを解放したときの状況や、解放
後の情報通信端末からの接続要求の有無などに基づい
て、再接続要否が判定される。例えば、B2チャネル解
放の際、メール転送用のプロトコルの終了を確認して解
放した場合には再接続する必要はない。また、Web閲
覧用のプロトコルを使用中にチャネルを解放した場合
は、再接続が必要と判断できる。
【0049】このようにして、データ制御部17で再接
続の要否が判断され、再接続が必要であると判定された
場合、再接続要求が通知される(ステップ182)。こ
の再接続要求に応じて、図4のステップ150〜154
が実行され、B2チャネルを用いた情報通信端末40A
によるデータ通信が形成される。なお、再接続時の相手
先電話番号については、先のデータ通信の際に主記憶部
16に記憶しておき、再接続のための呼設定メッセージ
でその相手先電話番号を指定すればよい。また、データ
制御部17に対して再接続要否の問い合わせを行わず、
B2チャネルが空き状態となった時点、例えば図6のス
テップ174を終えた時点で、ステップ150へ移行
し、B2チャネルの空きに応じて直ちに再接続を行い、
B2チャネルを用いたデータ通信を復旧するようにして
もよい。
【0050】なお、データ制御部17では、無通信状態
においてそのデータ通信で用いているB2チャネルが解
放された場合、その無通信状態が継続している間は、そ
のチャネル解放により直ちに障害が発生することはな
い。したがって、データ通信を復旧しておけば、その後
に情報通信端末40からのパケットを正常に網側へ転送
できる。したがって、データ通信に用いていたB2チャ
ネルの空きを検出した場合には、そのB2チャネルを解
放する以前の通信状態へそのB2チャネルを用いて復旧
するようにしたので、中断されていたデータ通信を必要
に応じてあるいは直ちに再開できる。
【0051】以上説明したデータ通信復旧処理では、デ
ータ制御部17からの再接続要求に応じて、あるいは無
条件でデータ通信を復旧する場合について説明したが、
このようなデータ通信の復旧を自動で行わず、その後の
接続要求に応じてデータ通信を復旧するようにしてもよ
い。図7は他のデータ通信復旧処理を示すシーケンス図
であり、図6と同じまたは同等のステップには同一符号
を付してある。主制御部15では、ステップ174にお
いてB2チャネルの解放が完了した後、データ制御部1
7からの接続要求待ちとなる。ここで、情報通信端末4
0Aからの接続要求がデータ制御部17で検出され(ス
テップ190)、これに応じてデータ制御部17から主
制御部15へ接続要求が通知された場合(ステップ19
1)、主制御部15では、その接続要求で指定された接
続先の判定を行う(ステップ192)。
【0052】ここでは、その接続要求で指定された接続
先の電話番号が、一旦解放される前にB2チャネルでの
データ通信と同じ相手先電話番号かどうかを判定する。
そして、両者が一致する場合にのみ、そのB2チャネル
を用いたデータ通信を可する。これにより、データ通信
が許可された場合には、前述したステップ150〜15
4が実行され、B2チャネルを用いた情報通信端末40
Aによるデータ通信が形成される。また、両者が不一致
の場合は、そのB2チャネルを用いたデータ通信が許可
されない。この不一致のとき、このB2チャネル以外の
Bチャネルに空きがあれば、そのB2チャネルを使用せ
ず他のBチャネルを優先して用いるようにしてもよい。
【0053】これにより、先にデータ通信で用いていた
B2チャネルが復旧用として保持され、復旧要求に応じ
て直ちにデータ通信を復旧できる。なお、復旧用として
保持する期間として有限時間長を設定しておくことによ
り、B2チャネルを有効利用できる。以上の動作説明で
は、図1のボタン電話装置を例として説明したが、これ
に限定されるものではなく、図2のルータ(あるいはタ
ーミナルアダプタ)へも前述と同様にして本発明を適用
でき、同様の作用効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ISD
N回線の第1および第2のBチャネルに関する呼制御を
それぞれ行う呼制御部と、1つ以上の電話端末を接続
し、第1または第2のBチャネルを用いた電話端末によ
る通話を行うための電話機インターフェース部と、1つ
以上の情報通信端末を接続し、第1または第2のBチャ
ネルを用いた情報通信端末によるデータ通信を行うため
のデータ制御部と、電話機インターフェース部およびデ
ータ制御部へ第1および第2のBチャネルを個別に切り
替え接続するスイッチと設け、呼制御部で、第1および
第2のBチャネルのうち、第1のBチャネルが電話端末
で使用されており第2のBチャネルが情報通信端末で使
用されている状態で、網側からの着信に応じたBチャネ
ル使用要求があった場合、あるいは第1のBチャネルを
使用している電話端末またはこの電話端末以外の電話端
末による発呼操作に応じたBチャネル使用要求があった
場合、情報通信端末が使用している第2のBチャネルを
解放し、その第2のBチャネルをBチャネル使用要求に
対応する通話に用いるようにしたものである。
【0055】したがって、従来のように、データ通信に
用いているBチャネル数を単に1または2のいずれかと
する回線制御装置と比較して、2つのBチャネルのうち
一方が電話端末で使用されており他方が情報通信端末で
使用されている状態であっても、電話端末による通話を
優先し、その発着信に柔軟に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による回線制御装置を
含むボタン電話装置のブロック図である。
【図2】 本発明の一実施の形態によるルータを示すブ
ロック図である。
【図3】 通話中着信時のチャネル制御処理を示すシー
ケンス図である。
【図4】 外線発呼時のチャネル制御処理を示すシーケ
ンス図である。
【図5】 通話中着信時の他のチャネル制御処理を示す
シーケンス図である。
【図6】 データ通信復旧処理を示すシーケンス図であ
る。
【図7】 他のデータ通信復旧処理を示すシーケンス図
である。
【符号の説明】
10…主装置、10A…ルータ、11…ISDN回線、
12…外線I/F部、13…内線I/F部、13A…電
話機制御部、14…スイッチ、15…主制御部、16…
主記憶部、17…データ制御部、20…内線伝送路、2
0A〜20N…ボタン電話機、30…アナログ回線、3
0A〜30M…アナログ電話機、40…データ伝送路、
40A〜40M…情報通信端末。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 HC04 HC14 HD01 JT01 JT02 LB01 LE05 5K034 CC01 CC05 EE13 JJ24 LL02 5K051 AA05 BB01 BB02 CC04 DD03 FF02 FF12 FF26 GG07 HH02 HH15 5K101 LL03 MM04 NN32 QQ02 QQ03 QQ12 QQ13 QQ14 QQ16 TT03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN回線と電話端末および情報通信
    端末との間に接続され、電話端末および情報通信端末と
    前記ISDN回線の第1および第2の2つのBチャネル
    とを個別に交換接続する回線制御装置において、 ISDN回線の第1および第2のBチャネルに関する呼
    制御をそれぞれ行う呼制御部と、 1つ以上の電話端末を接続し、第1または第2のBチャ
    ネルを用いた前記電話端末による通話を行うための電話
    機インターフェース部と、 1つ以上の情報通信端末を接続し、第1または第2のB
    チャネルを用いた前記情報通信端末によるデータ通信を
    行うためのデータ制御部と、 前記電話機インターフェース部およびデータ制御部へ第
    1および第2のBチャネルを個別に切り替え接続するス
    イッチとを備え、 前記呼制御部は、第1および第2のBチャネルのうち、
    第1のBチャネルが前記電話端末で使用されており第2
    のBチャネルが前記情報通信端末で使用されている状態
    で、網側からの着信に応じたBチャネル使用要求があっ
    た場合、あるいは第1のBチャネルを使用している電話
    端末またはこの電話端末以外の前記電話端末による発呼
    操作に応じたBチャネル使用要求があった場合、前記情
    報通信端末が使用している第2のBチャネルを解放し、
    その第2のBチャネルを前記Bチャネル使用要求に対応
    する通話に用いることを特徴とする回線制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回線制御装置において、 前記呼制御部は、前記第2のBチャネルを解放する前
    に、前記データ制御部に対して第2のBチャネルの解放
    要求を通知し、これに応じたデータ制御部からの切断要
    求に応じて第2のBチャネルを解放し、 前記データ制御部は、第2のBチャネルでのデータ通信
    の種別に基づき、第2のBチャネルの解放可否を判断
    し、解放可と判断した場合に前記呼制御部へ第2のBチ
    ャネルの切断要求を通知することを特徴とする回線制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回線制御装置において、 前記呼制御部は、前記第2のBチャネルを解放する前
    に、前記データ制御部に対して第2のBチャネルの解放
    要求を通知し、これに応じたデータ制御部からの切断要
    求に応じて第2のBチャネルを解放し、 前記データ制御部は、前記情報通信端末が使用している
    Bチャネルでやり取りしているデータを監視することに
    より、そのBチャネルでのデータ通信に用いているプロ
    トコルを検出するプロトコル検出手段を有し、前記呼制
    御部からの解放要求に応じて、前記プロトコル検出手段
    で第2のBチャネルでのデータ通信に用いているプロト
    コルを検出し、その検出結果に基づき第2のBチャネル
    の解放可と判断した場合に、前記呼制御部へ第2のBチ
    ャネルの切断要求を通知することを特徴とする回線制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の回線制御装置において、 前記データ制御部は、前記呼制御部からの解放要求に応
    じて、前記プロトコル検出部により前記第2のBチャネ
    ルで用いられているプロトコルがWeb閲覧用プロトコ
    ルであると検出された場合、第2のBチャネルの切断要
    求を前記呼制御部へ通知し、 前記呼制御部は、前記データ制御部からの前記切断要求
    の通知に応じて、直ちに第2のBチャネルを解放するこ
    とを特徴とする回線制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の回線制御装置において、 前記データ制御部は、前記呼制御部からの解放要求に応
    じて、前記プロトコル検出部により前記第2のBチャネ
    ルで用いられているプロトコルがファイル転送用プロト
    コルであると検出された場合、第2のBチャネルの解放
    不可を前記呼制御部へ通知し、 前記呼制御部は、前記解放不可の通知に応じて第2のB
    チャネルを解放せず、前記Bチャネル使用要求を拒否す
    ることを特徴とする回線制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の回線制御装置において、 前記データ制御部は、前記情報通信端末が使用している
    Bチャネルでやり取りしているデータを監視することに
    より、そのBチャネルでのメール転送用プロトコルによ
    る通信終了を検出する通信終了検出手段をさらに有し、
    前記呼制御部からの解放要求に応じて、前記プロトコル
    検出手段で前記第2のBチャネルで用いているプロトコ
    ルがメール転送用プロトコルであることが検出され、さ
    らに前記通信終了検出手段で前記メール転送用プロトコ
    ルによる通信終了が検出された場合に、第2のBチャネ
    ルの切断要求を前記呼制御部へ通知し、 前記呼制御部は、前記データ制御部からの前記切断要求
    の通知に応じて、直ちに第2のBチャネルを解放するこ
    とを特徴とする回線制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の回線制御装置において、 前記呼制御部は、前記第2のBチャネルを解放する前
    に、前記データ制御部に対して第2のBチャネルの解放
    要求を通知し、これに応じたデータ制御部からの切断要
    求に応じて第2のBチャネルを解放し、 前記データ制御部は、第2のBチャネルでのデータ通信
    の状態に基づき、第2のBチャネルの解放可否を判断
    し、解放可と判断した場合に前記呼制御部へ第2のBチ
    ャネルの切断要求を通知することを特徴とする回線制御
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の回線制御装置において、 前記データ制御部は、前記情報通信端末が使用している
    Bチャネルでやり取りしているデータを監視することに
    より、そのBチャネルでの無通信状態を検出する無通信
    検出手段を有し、前記呼制御部からの解放要求に応じ
    て、前記無通信検出手段で前記第2のBチャネルでの無
    通信状態が検出された場合に、第2のBチャネルの切断
    要求を前記呼制御部へ通知し、 前記呼制御部は、前記データ制御部からの前記切断要求
    の通知に応じて、直ちに第2のBチャネルを解放するこ
    とを特徴とする回線制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の回線制御装置において、 前記呼制御部は、前記第2のBチャネルを前記Bチャネ
    ル使用要求に基づき使用している状態で、その第2のB
    チャネルの空きを検出した場合、第2のBチャネルを前
    記Bチャネル使用要求に応じて解放する以前のデータ通
    信状態へ復旧することを特徴とする回線制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の回線制御装置におい
    て、 前記呼制御部は、前記第2のBチャネルでの通信を復旧
    する際、前記データ制御部に対して第2のBチャネルの
    空きを通知し、これに応じて前記データ制御部から再接
    続要求が通知された場合に、第2のBチャネルでの通信
    を復旧することを特徴とする回線制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の回線制御装置におい
    て、 前記呼制御部は、前記第2のBチャネルでの通信を復旧
    する際、前記データ制御部に対して第2のBチャネルの
    空きを通知せず、直ちに第2のBチャネルでの通信を復
    旧することを特徴とする回線制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の回線制御装置におい
    て、 前記呼制御部は、前記第2のBチャネルを前記Bチャネ
    ル使用要求に基づき使用している状態で、その第2のB
    チャネルの空きを検出した後に、前記データ制御部から
    接続要求が通知された場合、その接続要求先と第2のB
    チャネルの解放前の接続先とが一致する場合にのみ、第
    2のBチャネルでの通信を復旧することを特徴とする回
    線制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009044447A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Canon Inc 通信端末及び通信方法

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JP2009044447A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Canon Inc 通信端末及び通信方法

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