JP2003092592A - 通信サーバ及び通信サーバを利用するデータの送受信方法 - Google Patents

通信サーバ及び通信サーバを利用するデータの送受信方法

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JP2003092592A
JP2003092592A JP2001284364A JP2001284364A JP2003092592A JP 2003092592 A JP2003092592 A JP 2003092592A JP 2001284364 A JP2001284364 A JP 2001284364A JP 2001284364 A JP2001284364 A JP 2001284364A JP 2003092592 A JP2003092592 A JP 2003092592A
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Shigeki Satomi
繁樹 里見
Hiroshi Seki
関  拓
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】即時送信要求の高い優先通信や即時送信要求の
低い非優先通信が混在するデータ伝送やデータ通信にお
いて、ノード間やサーバ間のデータ通信を効率よく行
い、低コストなデータ送受信の通信サービスを提供する
ことにある。 【解決手段】複数の端末装置間のデータの送受信を仲介
する通信サーバは、ある端末装置から受信するデータに
含まれる即時送信を示すフラグあるいは優先度を検出す
る。即時送信フラグあるいは即時送信を示す優先度を検
出した場合は、即時送信フラグあるいは優先度を含む即
時データの送信先サーバと接続を開始し、送信先サーバ
に、即時送信データを送信するとともに、送信先サーバ
からのデータ送信の要求をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信サーバ(ノード
等)、及び通信サーバ間のデータ送受信方法に係り、特
に回線の接続時間及び接続回数により課金されるネット
ワークシステムにおいて即時送信の必要なデータを優先
伝送する通信サーバ、及び通信サーバ間のデータ伝送方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では個人、企業を問わず電子メール
やファイル伝送など端末装置間におけるデータ送信が普
及している。このようなデータ送信において即時送信を
必要とするデータ送信を行おうとする利用者は、電子メ
ールサーバやファイル伝送サーバ等の中継ノードにより
予め指定された形式に従って、端末装置において即時送
信の指定を行いデータ送信を実施する。即時送信の必要
なデータを受信した中継ノードは即時送信の必要なデー
タを受信するとこれを優先的に送信先ノードへ送出す
る。
【0003】このようなノード間のデータ送信方法、特
にノードが電子メールサーバの場合の送信方法に関し特
開平10−32599号公報(従来技術1)では次のよう
な技術が開示されている。かかる技術は即時送信の必要
な電子メールが着信した場合にも、すぐにはノード間の
回線の接続をしない。ある一定の許容時間は即時送信の
必要なメールであっても送信を保留する。許容時間内に
即時送信の必要な他のメールが着信すれば、やはり保留
しておき許容時間の経過後に保留しておいた即時送信の
必要なメールをまとめて送信する。すなわち、毎回回線
を接続することなくまとめて送信することにより、回線
接続数増加による課金の増加を抑えつつ即時送信の必要
なメールを優先して送出する技術を開示する。
【0004】また、特開平5−316147号公報(従
来技術2)では、優先度の異なる複数のデータを優先度
に応じて送信するデータ量を制御する技術が開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の方法にお
いては、次のような問題がある。
【0006】従来技術1では、連続的な即時送信要求を
受けた場合には、毎回回線接続して送信することがな
く、まとめて即時送信の必要なメールを送信し回線接続
回数の増加を抑制できる。しかし、許容時間の設定幅に
よっては、許容時間中に保留する即時送信の必要なメー
ル数が少ない場合も考えられる。例えば、許容時間を超
えて非連続的に即時送信要求を受けた場合には、1つの
即時送信の必要なデータ送信しか行われず、データ送信
時の空き帯域が増加し、回線の利用効率が低下し、回線
料金の課金の増加を抑制できない。
【0007】上記問題に対し、本発明の目的は、即時送
信要求の高い優先通信や即時送信要求の低い非優先通信
が混在するデータ伝送やデータ通信において、ノード間
やサーバ間のデータ通信を効率よく行い、低コストなデ
ータ送受信の通信サービスを提供することにある。
【0008】他の目的は、ノード間で発信元ノードから
送信先ノードへのデータ送信(以下、下りのデータ送信
と呼ぶ)と、送信先ノードから発信元ノードへのデータ
送信(以下、上りのデータ送信と呼ぶ)とを効率よく行
い、回線の空き帯域を減らし、回線の利用効率を高める
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では下記のように構成した。
【0010】複数の端末装置間のデータの送受信を仲介
する通信サーバは、ある端末装置から受信するデータに
含まれる即時送信を示すフラグあるいは優先度を検出す
る。即時送信フラグあるいは即時送信を示す優先度を検
出した場合は、即時送信フラグあるいは優先度を含む即
時データの送信先サーバと接続を開始し、送信先サーバ
に、即時送信データを送信するとともに、送信先サーバ
からのデータ送信の要求をする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用する実施例を
説明する。
【0012】図1は、本発明を遠隔地にある端末装置間
のファイル伝送に適用した一実施例のネットワークシス
テムのシステム構成を示す図である。図1に示す様に本
実施例のネットワークシステムは、端末装置10、2
0、30、40、50及び60と、ノード70及び80
と、受信データ格納部90及び130と、受信情報デー
タベース(以下、受信情報DB)100及び140と送
信情報格納部110及び150と、送信情報データベー
ス(以下、送信情報DB)120及び160とを有して
いる。
【0013】端末装置10、20、30は、ノード70
に接続され利用者が送信データ及び送信データのデータ
件名、送信先、発信元、即時送信要求の有無からなる送
信情報を入力する端末装置である。端末装置40、5
0、60はノード80に接続され利用者が送信データ及
び送信データのデータ件名、送信先、発信元、即時送信
の有無などからなる送信情報を入力する端末装置であ
る。
【0014】受信データ格納部90及び130は、受信
した送信情報が付与されたデータであるデータ本体また
は受信中途のデータ本体を格納するスプールである。受
信情報DB100及び140は、受信を完了したデータ
又は受信中途のデータの送信元、データ名、送信先、受
信が中途か完了かを示す仕掛フラグ、受信済バイト数、
データサイズ等の受信情報を格納するデータベースであ
る。送信データ格納部110及び150は、端末装置よ
り受信した送信先へ中継すべき送信データの本体及び送
信が中途のデータを格納するスプールである。送信情報
DB120及び160は送信先、即時送信の要否を示す
優先度、データ名、送信者識別子、優先通信が発生した
場合の転送モードを指定する指定フラグ、非優先データ
の通信が中途かを示す仕掛フラグ、送信済バイト数及び
データサイズ等の送信データに関する情報を有するデー
タベースである。
【0015】全二重回線170は、ノード70とノード
80とを通信網(ネットワーク)180を介して接続し、
同時に双方向に通信が可能な通信回線である。また、双
方向通信が可能な専用回線、WAN、LANでもよい。
【0016】次に、図2に用いて、端末装置より送出さ
れたデータを送信先ノードへ転送する通信サーバである
ノード70及びノード80の有するハードウェア構成を
制御の流れ(実線)とDBとの処理(破線)との流れと
ともに説明する。
【0017】端末側回線制御装置7001は、ノード7
0と接続される端末装置10〜30等と接続された回線
(構内回線を含む)の通信制御を行う。回線制御装置7
021は全二重回線170に接続され、全二重回線17
0及び通信先の回線制御装置との回線制御情報のやりと
りをする。
【0018】接続制御部7020は、全二重回線170
を介して接続された通信先サーバとノード70との通信
モードを制御することで通信セッション管理を行い接続
制御を実施する。DBMS(データベース制御管理装
置)7022は、送信データ格納部110、送信情報D
B120、受信情報DB100及び受信データ格納部9
0に接続されこれらのデータベースを制御するデータベ
ース統合管理装置である。
【0019】端末データ受信制御部7002は、端末装
置10〜30等より受信した送信すべきデータの受信制
御を行うとともに、正しく受信したデータを送信データ
格納部110へ格納しつつ送信すべきデータの送信情報
を送信情報DB120に格納する。優先度検出部700
3は、端末データ受信制御部の働きにより取得された端
末からの受信データから送信の優先度の情報を検出し取
得し、非優先を検知した場合は、受信データを送信デー
タ格納部110へ格納すべく端末データ受信制御部へ指
示を送り返す。
【0020】送信先検出部7004は、端末データ受信
制御部7002の働きにより取得された端末からの受信
データから送信先の情報を検出し取得する。非優先デー
タ検索制御部7005は、送信先検出部7004により
取得された送信先の情報をキーにDBMS7022に対
し送信情報DB120での検索を実行させ、優先データ
と同じ送信先の非優先データを検索及び取得する。送信
データ決定部7006は、非優先データ検索制御部70
05により検索・取得された非優先データがあれば予め
決定されたデータ送信順位決定手段に従い送信すべき非
優先データを決定する。送信要求送出部7007は、送
信先検出部7004により取得された送信先に対して、
自ノード向けの送信情報があれば送信する要求する旨の
電文を送出する要求送出部である。仕掛検出部7008
は、優先データと多重化されて同一の呼で一括して送出
される非優先データに対しそれ以前の呼での送信仕掛状
態の有無を検索し、仕掛状態の有無を検出する。仕掛デ
ータ送信開始位置決定部7009は仕掛検出部7008
により検出された仕掛情報をもとに、今回の呼により送
信を開始すべきデータ位置を決定・通知する。
【0021】多重化処理部7011は送信データ決定部
7006において決定された送信すべき非優先データと
優先データの多重化処理を実施する。送信制御部701
0は、送信要求送出部7007、仕掛データ送信開始位
置決定部7009及び多重化処理部7011の情報をも
とに正しく多重化された送信すべきデータの送信制御を
実施する。データ送信終了判定部7012は、優先デー
タの送信の終了を検知して指定フラグ検出部7013に
指定フラグ検出を指示する。
【0022】指定フラグ検出部7013は同一の呼にお
いてデータ伝送を継続すべき非優先データがあるかない
かを検索し、該当データが無ければデータ送信終了判定
部に全ての送信が完了したことを通知して送信を停止さ
せるとともに、非優先データ送信に仕掛がなく非優先デ
ータの送信処理も完了した場合には、送信完了時仕掛処
理部7015に該当非優先データの送信処理完了を通知
する。また、非優先データ送信に仕掛があり非優先デー
タの送信処理が優先データの送信完了により中断された
場合には、送信中断時仕掛処理部7014に当該非優先
データの送信仕掛を通知する。一方、指定フラグ検出部
7013は、指定フラグにより指定される該当データが
あれば、データ送信終了判定部7012に送信継続を指
示して同一の呼で指定フラグにより指定される非優先デ
ータの送信を実施させる。
【0023】送信中断時仕掛処理部7014は、指定フ
ラグがないため非優先データの送信が優先データ送信完
了により中断された場合に、仕掛状態を仕掛フラグや送
信済みバイト数等などの仕掛情報の保存命令を行う。送
信完了時仕掛処理部7015は、前回までの呼により送
信が中途であることを仕掛フラグにより指定された非優
先データの送信処理の完了により仕掛フラグを消去(仕
掛不指定)し、送信完了処理として送信完了した非優先
データを送信データ格納部110より消去指示する。
【0024】受信制御部7016は、接続制御部702
0及び回線制御装置7021を介して全二重回線170
及び接続先サーバ(ノード80)と接続し、ノード70向
けの伝送データを受信して受信データ格納部90に格納
して受信データの情報を受信情報DB100に格納する
とともに、接続先サーバ(ノード80)から受けた送信
要求により非優先データ検索制御部7005に検索指示
を実施し、受信した呼において上り通信路にて送信すべ
き非優先データの有無を非優先データ検索制御部700
5が検索する。
【0025】逆多重化処理部7017は、受信制御部7
016より通信先から受信したデータを受け取り、逆多
重化処理を実施して受信制御部7016に返送する。受
信完了時仕掛処理部7018は、受信した非優先データ
に仕掛状態がなく受信完了状態となった場合に仕掛フラ
グを指定なしの状態として受信情報DB100に保持す
る。受信中断時仕掛処理部7019は、接続先サーバか
らの優先データ送信が終了したため、優先データと多重
化されて同一の呼にて送信されてきた非優先データの受
信が中断した場合に仕掛フラグを指定ありの状態として
受信情報DB100に保持させる処理部である。
【0026】尚、本実施例においては端末装置が10、
20、30、40、50、60までの6台しか示されて
いないが、勿論実際にはこれ以上のパーソナルコンピュ
ータなどの端末装置が存在していることはいうまでもな
い。また、一実施例としてノードが70及び80のみ示
すが、2以上のノードがネットワーク180や通信回線
を介して存在していてもよい。
【0027】図3は本実施例の送信情報DB120に格
納されるテーブルの一例を示す送信情報テーブル121
である。図3に示す様に本実施例の送信情報121は送
信先122と、優先度123と、送信データ名124
と、送信者125と、指定フラグ126と、仕掛フラグ
127と、送信済バイト数128と、データサイズ12
9を有している。
【0028】送信先122はデータ送信の宛先端末装置
名である。優先度123は即時送信の必要なデータか否
かを指定するコードであり、即時送信が必要か否かのフ
ラグである。送信データ名124は、利用者が端末装置
にて入力する送信データの件名である。また、送信デー
タ名124は、受信データ格納部90に格納されている
各データと対応付けられている識別子である。送信者1
25は、送信元である送信者名を示す識別子である。
【0029】指定フラグ126は、内容が「有り」の場
合には優先データ送信終了後にも同一セッション内に送
信処理を行うべき伝送があるか否かにより伝送を実行
し、「無し」の場合にはセッションを優先データ送信終
了時に送信処理を終了することを示すフラグである。仕
掛フラグ127は、前回迄の送信によりデータ送信が中
途であるか否かを示すフラグである。送信済バイト数1
28は送信済のバイト数である。データサイズ129は
送信データのデータサイズであり、本実施例においては
バイト数にて示す。
【0030】尚、図3において指定フラグ126が「有
り」の場合には、即時送信の必要なデータ送信が終了し
た後も回線を切断せずに未送信データの送信が全て終了
するまで伝送を続行する。
【0031】図4は本実施例の受信情報DB140に格
納されるテーブルの一例を示す受信情報テーブル141
である。図4に示す様に本実施例の受信情報141は送
信元142と、受信データ名143と、送信先144
と、仕掛フラグ145と、受信済データ数146と、デ
ータサイズ147を有している。送信元142はデータ
送信元の端末装置名である。受信データ名143は端末
装置にて利用者がデータ送信時に指定したデータ件名で
ある。送信先144は利用者が端末装置にて入力する送
信データの宛先の識別子である。受信済バイト数146
は受信済のバイト数である。データサイズ147は受信
データのデータサイズであり、本実施例においてはバイ
ト数にて示す。
【0032】図5、6、7は、本実施例において図2に
示すような構成を有するノード70とノード80との間
でのデータ伝送処理の流れを示すフローチャートであ
る。ここでは、利用者のデータ送信が端末装置10から
行われ、ノード70が即時送信の要求を示すフラグを含
むデータを受信し、ノード80へ接続し、データの送信
を開始し伝送を行う例について説明する。
【0033】図5ないし図7は、情報の流れと時間的な
関係が明確になるように、横方向の矢印は情報の発信元
から送信先への関係を示し、縦方向の矢印は時間的な流
れを示している。
【0034】図5は、ノード70とノード80との接続
が完了するまでの処理を示した図である。
【0035】まず、端末装置10より送信情報を含む端
末装置40向けのデータを受信し(ステップ301
0)、データの優先度を検出する(ステップ3012)。
データ本体を送信データ格納部110へ、送信情報を送
信情報DB120へ格納する(ステップ3014)。次
に、即時送信が必要かどうか判断し(ステップ301
4)、不要な場合は、受信待機状態に戻りデータ伝送処
理せずに終了する。
【0036】一方、即時送信要求を示すフラグを参照
し、送信情報の優先度が即時送信が必要だと判断した場
合は、ノード80に向けて全二重回線170で通信網1
80を介し発呼し、ノード70はノード80に対し接続
要求を行う(ステップ302)。
【0037】ノード80は、ノード70よりの接続要求
を受け、着呼受付処理を実施し、続いて通信セッション
の確保処理を実施する(ステップ401)。通信セッシ
ョン確立処理が終了するとノード80は、ノード70に
対し接続完了通知を行う(ステップ4015)。ノード7
0は、ノード80から接続完了通知を受ける(ステップ
3025)。尚、接続先ノードはデータの送信先端末装
置を自ら管理するノード又はデータの送信先端末装置を
管理する別のサーバをもつ。接続先の決定は公知の通
り、接続先122の情報をもとに外部のDNSサーバ
(ドメインネームサーバ)、全二重回線170の中途に
接続されたルータ等のネットワーク中継器又はノード7
0など中継ノードに内蔵された経路指定ファイルを参照
して決定される。
【0038】図6は、接続状態になっているノード70
とノード80との間でのデータ伝送処理を行うフローを
示した図である。接続完了通知を受けたノード70は、
端末装置10より受信した送信データが送信情報テーブ
ル121内の優先度123にて示される蓄積された送信
待ちの非優先データのうち、ノード80向けの送信待ち
の非優先データが送信データ格納部110に存在するか
否かを送信先122にて判別する。蓄積された送信待ち
の非優先データが存在しない場合、ノード70からノー
ド80へ向けた下り向きの送信対象となるデータは優先
データのみと決定され、ステップ305へ進む。(ステ
ップ303)。
【0039】一方、ステップ303にて蓄積された送信
待ちの非優先データが存在した場合、送信情報DB12
0において予め定められたデータ送信順位決定手段によ
り送信順位を決定する。この送信順位は、端末装置から
の受信順やバイト数の大きい順など任意である。
【0040】次に、当該非優先データが前回までの接続
において優先データ送信終了時に送信が中途で中止され
仕掛状態となっているか否かを仕掛フラグ127にて判
定する。送信するデータが仕掛状態でなければ送信開始
位置を送信データ格納部110に格納されたデータ本体
の最初からとし、仕掛状態であれば送信済バイト数12
8、データサイズ129により送信開始位置を決定す
る。続いて優先データと送信対象となった非優先データ
の多重化を実施する。(ステップ304)。
【0041】送信対象データは少なくとも優先データ1
件を含み、送信対象データの送信をノード80へ向けて
実施する。ノード70はノード80に対しデータ受信指
示を行い、ステップ303にてノード80向けの蓄積さ
れた送信待ちの非優先データが有ればノード80に対し
多重化通信形式による受信を指示するとともに優先デー
タ等の送信対象データを送信する(ステップ305)。
この送信する情報には、ノード80からノード70向け
の上りのデータ送信をするよう要求する情報も含まれ
る。
【0042】ノード70より受信指示を受けたノード8
0は、優先データを含むデータ受信開始処理を行い、ノ
ード70からのデータ受信を開始する(ステップ40
2)。ノード80は、ノード70より受信したデータを
順次受信データ格納部130へ格納する(ステップ40
3)。ノード80は、送信情報161にノード70向け
の蓄積された非優先データが有るか否かを判断する(ス
テップ404)。当該非優先データが存在しない場合に
はノード80からノード70向けの上りのデータ送信が
無いと判断してノード80からノード70への上りデー
タがない旨を通知する。ノード70は、その通知を受け
(ステップ3055)、ノード70からノード80への下
り向けのデータ送信のみを実施し、ステップ308へ進
む。
【0043】一方、ノード80は、ステップ404にて
蓄積された非優先データのうち、ノード70向けのデー
タが有れば、送信情報161内にノード80からノード
70向けの蓄積された送信待ちの非優先データが複数あ
るか否かを判断する。当該非優先データが1つであれば
多重化が不要と判断してステップ407へ進み、複数有
ればノード80からノード70へ向けた上り向きのデー
タ送信において送信データの多重化が必要と判断してス
テップ406へ進む(ステップ405)。
【0044】送信情報DB140において予め定められ
たデータ送信順位決定手段によりノード70向けに送出
すべき非優先データの送信順位が決定される。次に、当
該非優先データが前回までの接続において優先データ送
信終了時に送信が中途で中止され仕掛状態となっている
か否かを仕掛フラグにてステップ303と同様に判定す
る。当該データの送信が、前記仕掛状態でなければ送信
開始位置を送信データ格納部150に格納されたデータ
本体の最初からとし、仕掛状態であれば送信情報DB1
60内の送信済バイト数、データサイズにより送信開始
位置をステップ303と同様に決定し、送信対象となっ
た複数の非優先データの多重化を実施する(ステップ4
06)。
【0045】ノード80よりノード70に向け送信対象
となった非優先データの送信を開始する。ノード80
は、ノード70に対し全二重回線170を経由してデー
タ受信指示を行い、ノード70向けの蓄積された送信待
ちの非優先データが複数有ればノード70に対し多重化
通信形式による受信を指示する(ステップ407)。
【0046】ノード80よりのデータ受信指示を受けた
ノード70は、データ受信開始処理を行い、ノード80
よりの非優先データの受信を開始する。この時、全二重
回線170の上り回線及び下り回線を同時に利用した回
線利用効率の高い双方向のデータ送信が行われる(ステ
ップ306)。ノード70は、ノード80より受信した
データを順次受信データ格納部90へ格納する(ステッ
プ307)。以上で、ノード70よりノード80に向け
て端末装置10より送信された即時送信を示す優先度で
あるデータの送信処理が終了する(ステップ308)。
【0047】最後に、優先データの送信処理を終了した
後の接続終了処理に関するフローを示した図7を用いて
説明する。
【0048】ノード70は、優先データ送信処理が終了
すると、送信中の非優先データが有るかどうか判断する
(ステップ309)。ない場合は、ステップ311に進
む。ある場合は、接続を切断せずに同一セッションにて
データの送信処理を完了するべきことを示す指定フラグ
126の指定の有無を送信情報DB120にて検索す
る。(ステップ310)。検索の結果、指定フラグ12
6の指定が有りのデータが存在しなければ同一セッショ
ン内に処理すべき伝送が無いと判断しステップ311へ
進む。従って、優先データはリアルタイム伝送が行われ
る一方、指定フラグ126の指定が有りの非優先データ
は即時送信要求度が中間のもの、指定フラグ126の指
定が無しのものは即時送信要求度が低いものとして伝送
を実施できることになる。
【0049】一方、送信中或いは指定フラグ126の指
定が有りのデータが存在すれば、同一セッション内に処
理すべき伝送があると判断しステップ331に進む。ス
テップ331では、呼を保持したまま続いて同一セッシ
ョンで伝送するデータを予め送信情報DB120にて定
められた送信順位決定手段により決定しステップ304
へ戻り送信中の非優先データの送信を継続する。
【0050】一方、指定が無ければ優先データ送信終了
と共に上り、下りとも非優先データの送信を全て中途で
停止するべきと判断しステップ311へ進む。ステップ
311では、優先データ送信も伝送処理すべき非優先デ
ータ送信も終了したノード70は、非優先データの送受
信の仕掛状態を送信情報121、送信情報161、受信
情報101、受信情報141へ各々保存する。この際送
信情報121、送信情報161において送信済バイト数
とデータサイズが一致すれば仕掛フラグを「無し」に一
致しなければ「有り」に設定し保存する。同様に受信情
報101、受信情報141においても受信済バイト数と
データサイズが一致すれば仕掛フラグを「無し」に、一
致しなければ「有り」に設定し保存する。続いてノード
70は、送信が完了した優先データ及び送信済非優先デ
ータのレコードを送信情報121より削除する(ステッ
プ312)。そして、必要な伝送が終了したためノード
70は、ノード80への切断処理要求を実施する(ステ
ップ313)。
【0051】ノード70より切断指示を受けたノード8
0は、ノード70とのセッション終了処理を実施し、回
線の切断受付処理を実施する。ノード80も同様に非優
先データで送信中のデータがあった場合には、ノード7
0で行ったステップ309からして312までの処理を
行う。回線切断受付処理が完了すると、ノード70に対
し切断準備完了通知を行う(ステップ408)。
【0052】ノード80より切断準備完了通知を受けた
ノード70は、ノード80とのセッション終了処理を実
施する(ステップ314)。続いてノード70はノード
80に対する呼を切断する(ステップ315)。ノード
70は、ノード80や端末装置10、20、30よりの
データ受信待ち状態へ復旧し、終了する(ステップ31
6)。
【0053】以上が、ノード70とノード80との間で
のデータ伝送処理の説明である。
【0054】本実施例では、図2に示すようなノードに
おいて、図5〜図7の処理について説明したが、この一
連の処理を備えるプログラムをノード等の通信サーバに
インストールすることにより本実施例を適用することも
可能である。
【0055】尚、本実施の形態においては端末装置間の
データ伝送を例として説明したが、各種ファイル伝送、
例えば電子メールシステムへ応用することができる。こ
の場合には、ノードとして電子メールサーバが該当す
る。又、広域災害時など緊急の電文の送信にも適用可能
である。
【0056】以上説明した実施例により、優先データ送
信時の回線の空き帯域の有効利用による非優先データの
送出により回線の利用効率を向上することで、端末装置
のデータ送受信において、データ送信者の希望するデー
タ送信の即時送信要求に柔軟に対応するだけでなく、優
先データの送信とともに送信先のノードからのデータの
送信要求をすることにより通信回線の空き帯域を有効利
用でき、効率の良いデータ伝送が可能になる。利用者に
とっては、送信データのバイト当りの課金の増加が抑制
され、ノードに接続された通信網への全二重回線を準備
する電気通信事業者にとっても空き帯域の利用による回
線の利用効率向上により、回線提供コストが少なくて済
み効率の良いデータ伝送が行え、データ伝送のために準
備する交換設備、線路設備及びその他電気的設備が少な
くて済み、コストを抑えることが可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、双方向伝送可能な回線
を用いた効率の良いデータの伝送が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の一実施例を示すシステム構成図であ
る。
【図2】本実施例の一実施例を示す図1のノード70の
ハードウェア構成図である。
【図3】送信情報DB120上に格納されるテーブルの
一例を示す送信情報テーブル121である。
【図4】受信情報DB140上に格納されるテーブルの
一例を示す受信情報テーブル141である。
【図5】本実施例において、ノード70とノード80と
の接続が完了するまでの処理を示した図である。
【図6】本実施例において、接続状態になっているノー
ド70とノード80との間でのデータ伝送処理を示した
図である。
【図7】優先データの送信処理を終了した後の接続終了
処理を示した図である。
【符号の説明】
10 端末装置A 40 端末装置X 70 ノード 80 ノード 170 全二重回線 180 通信網 7003 優先度検出部 7005 非優先データ検索制御部 7007 送信要求送出部 7011 多重化処理部 7013 指定フラグ検索部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末装置から受信したデータを通信回線を
    介して送信先サーバへ送信する通信サーバにおいて、前
    記受信したデータに含まれる即時送信を示すフラグを検
    出する検出手段と、前記フラグを含む即時送信データの
    送信先サーバに通信回線を介して接続を開始する接続開
    始手段と、前記送信先サーバに対して、前記即時送信デ
    ータを送信するとともに前記通信サーバ宛てに格納され
    ている送信待機状態のデータの送信要求を送信する送信
    手段とを有することを特徴とする通信サーバ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記送信手段は、前記
    通信サーバに格納されている送信待機状態の通常送信デ
    ータと前記即時送信データとを多重化して前記送信先サ
    ーバに送信することを特徴とする通信サーバ。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記通常送信データ
    は、前記即時送信フラグを有さないことを特徴とする通
    信サーバ。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記通常送信データ
    は、前記接続で送信処理の完了必須を示す送信処理フラ
    グを含まない場合、前記即時送信データの送信完了時に
    前記接続を切断することを特徴とする通信サーバ。
  5. 【請求項5】通信回線を介して互いに接続可能で、端末
    装置から受信したデータを格納し他へ送信する通信サー
    バにおいて、他の通信サーバから送信するデータととも
    に前記他の通信サーバを送信先とするデータの送信要求
    を受信する手段と、前記送信要求の受信に応じて、予め
    格納されているデータのうち、送信先が前記他の通信サ
    ーバであるデータを取得する手段と、前記取得したデー
    タを前記他の通信サーバへ送信する手段とを有すること
    を特徴とする通信サーバ。
  6. 【請求項6】第1の通信サーバを介して通信回線に接続
    する第1の端末から第2の通信サーバを介して前記通信
    回線に接続する第2の端末へデータを送る通信サーバを
    利用するデータの送受信方法において、前記第1の通信
    サーバは、前記第1の端末装置から送信された第2の端
    末装置宛てのデータを受信し、前記データに即時送信要
    求を示すフラグが付与されているか検出し、前記データ
    に前記フラグが付与されていた場合、前記第2の通信サ
    ーバとの接続要求情報を通信回線を介して送信し、前記
    第2の通信サーバからの前記接続要求情報の応答に応じ
    て前記第2の通信サーバと前記通信回線による接続を開
    始し、前記第2の通信サーバから前記第1の通信サーバ
    へのデータ送信を要求する送信要求とともに、前記フラ
    グが付与されているデータを前記第2の通信サーバに送
    信し、前記送信要求を受けた前記第2の通信サーバから
    データを受信することを特徴とするデータの送受信方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260277A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Sharp Corp 電子決済システム
JP2020088514A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 株式会社東芝 送信装置、通信装置、通信システム、送信方法、およびプログラム

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