JP2985802B2 - ターミナルアダプタとリンク解放予定通知方法 - Google Patents

ターミナルアダプタとリンク解放予定通知方法

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JP2985802B2 JP8318344A JP31834496A JP2985802B2 JP 2985802 B2 JP2985802 B2 JP 2985802B2 JP 8318344 A JP8318344 A JP 8318344A JP 31834496 A JP31834496 A JP 31834496A JP 2985802 B2 JP2985802 B2 JP 2985802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ端末装置とサ
ービス総合デジタル網(ISDN)とのインタフエース
を備え、マルチリンク通信制御を行うターミナルアダプ
ターに関し、特に全リンクを使用したマルチリンク通信
中に新らたに着信した着信呼の切断処理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ISDNを介してデータ端末装置
相互でデータ転送を行う場合、転送するデータ量に応じ
てチャネル数を増減するマルチリンクサービスが行われ
ている。
【0003】例えば、可変マルチリンク制御装置を介し
てISDNとデータ回線終端装置とを接続し、データ回
線終端装置からデータリンク確立要求時に要求サービス
品質(データリンクレイヤでの最大許容遅延時間)と初
期マルチリンク本数を可変マルチリンク制御装置へ通知
し、可変マルチ制御装置はISDNを介して相手側の可
変マルチリンク制御装置へデータリンク確立要求と初期
マルチリンク本数を通知すると共に、ISDNに初期マ
ルチリンク本数で指定された本数のBチャネルの接続を
Dチャネルを使用してISDNへ要求することにより、
データリンクを確立し、データ転送開始後は所定の時間
毎にデータ転送量を監視し、このデータ転送量と現在の
データ転送Bチャネルの本数とから各Bチャネルの平均
使用率と平均サービス所要時間を算出して要求サービス
品質と比較し、データ転送Bチャネルの増減が発生した
場合には相手側の可変マルチリンク制御装置へ通知し、
相手側の可変マルチリンク制御装置から確認応答を受信
した後、Bチャネルの増減(接続,切断)制御を行うI
SDNデータ転送制御方式が特開昭63−305644
号公報に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のISDNデータ
転送制御方式は、データリンク確立要求時に通知される
要求サービス品質(データリンクレイヤでの最大許容遅
延時間)と初期マルチリンク本数を基にデータ転送を開
始した後、データ転送量を周期的に監視し、このデータ
転送量と現在のデータ転送Bチャネルの本数(初期マル
チリンク本数)とから各Bチャネルの平均使用率と平均
サービス所要時間を算出して要求サービス品質と比較
し、データ転送Bチャネルの増減が発生した場合には相
手側の可変マルチリンク制御装置へ通知し、相手側の可
変マルチリンク制御装置から確認応答を受信した後、B
チャネルの増減(接続,切断)制御を行う構成である
が、例えば、データ端末装置A,B間相互間でデータ転
送中に、他のデータ端末装置Cからデータ端末装置Aま
たはBへ着信した場合のマルチリンク制御が記述されて
いない。
【0005】データ端末装置A,B間相互間でシングル
チャネル(B1チャネル)を使用してデータ転送を行っ
ている途中で、例えば大きなファイルを転送する場合、
高速転送するために一時的にマルチリンク(B1+B2
チャネル)を使用して転送し、このファイルの転送が終
了すると再びシングルチャネルでデータ転送を継続する
ことはできるが、この大きなファイルを転送中(余剰B
チャネルが無いとき)に、データ端末装置Aに対しデー
タ端末装置Cから着信があった場合、データ端末装置C
に対してビジー信号が送出され、データ端末装置Aが通
信中である旨を通知してこの着信呼(データ端末装置
C)を切断するので、データ端末装置Cはマルチリンク
通信がいつシングルリンク通信に復旧するのか、あるい
はデータ端末装置A,B間のデータ転送がいつ終了する
かを知ることができず、無駄な再発信を繰り返すことに
なる。
【0006】また、データ端末装置Cからの着信呼に対
し、データ端末装置Aがデータ端末装置Bの了承を得て
マルチリンクをシングルリンクに変更して対応できる場
合であっても、着信可能情報をデータ端末装置Cへ通知
することができないので、緊急なデータ転送が遅延する
ことにもなる。
【0007】更に、再発信を繰り返えしてもビジーの場
合には、再発信をあきらめたり、忘れてしまう恐れがあ
る。
【0008】従って、すべてのリンクを使用したマルチ
リンク通信中に他のデータ端末装置から着信があり、余
剰リンクがないとき、あるいは現在使用中マルチリンク
の一部を削減できないとき、余剰リンクができ着信可能
となる時刻情報を通信中に着信した他のデータ端末装置
に通知するマルチリンク制御が望まれる。
【0009】本発明の目的は、許容最大Bチャネル数を
使用したマルチリンク通信中に、他のデータ端末装置か
ら着信があったとき、後刻着信可能となる時間情報を切
断メッセージに付加して他のデータ端末装置へ通知する
ことがきるマルチリンク制御機能を備えたターミナルア
ダプタとリンク解放予定通知方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のリンク解放予定
通知方法は、DTEインタフエースとISDNインタフ
エースを有するターミナルアダプタを介してサービス総
合デジタル網と接続された複数のデータ端末装置相互間
でデータ転送を行うマルチリンク通信システムにおい
て;第1のデータ端末装置と第2のデータ端末装置間で
全リンクを使用したマルチリンク通信中に第3のデータ
端末装置から前記第1または第2のデータ端末装置に着
信したとき、現在通信中のマルチリンクの一部または全
リンクのリンク解放予定情報を前記第3のデータ端末装
置に通知することを特徴とする。
【0011】また、前記リンク解放予定情報は切断メッ
セージに付加するユーザユーザ情報に含めて通知するこ
とを特徴とする。
【0012】また、本発明のターミナルアダプタは、D
TEインタフエースとISDNインタフエースを有する
ターミナルアダプタを介してサービス総合デジタル網と
接続された複数のデータ端末装置相互間でデータ転送を
行うマルチリンク通信システムにおいて;マルチリンク
通信時に相手の前記データ端末装置との間で転送するデ
ータ量に応じて使用するチャネルとこのチャネル個々の
リンク解放予定時刻とを相手の前記データ端末装置の端
末番号に対応して格納するためのマルチリンク管理メモ
リと;前記切断メッセージを受信したとき、発信先の前
記データ端末装置の端末番号に対応して、前記切断メッ
セージに含まれている前記リンク解放予定時刻を格納す
るための再発信時刻メモリと;前記再発信時刻メモリに
格納された前記リンク解放予定時刻を計数するタイマ
と;第1のデータ端末装置が第2のデータ端末装置と通
信するとき、転送するデータ量と使用チャネルを指定し
て前記第2のデータ端末装置へ通知すると共に、前記デ
ータ量と前記使用チャネルの数とからデータ転送に必要
な通信時間を前記使用チャネル個々に演算してリンク解
放予定時刻として、前記マルチリンク管理メモリに通信
先である前記第2の端末番号に対応して使用チャネル個
々に格納し、前記第2のデータ端末装置と全リンクを使
用したマルチリンク通信中の前記第1のデータ端末装置
に第3のテータ端末装置から着信があったとき、前記第
1のデータ端末装置は通信中の前記第2のデータ端末装
置とマルチリンクの削減折衝を行い、削減折衝が成功し
たとき前記第3のデータ端末装置からの着信の着信処理
を行い、前記削減折衝が不成功のとき、前記マルチリン
ク管理メモリを参照し前記第3のデータ端末装置が要求
する通信データ量に相当する使用チャネルの前記リンク
解放予定時刻を切断メッセージに付加して前記第3のデ
ータ端末装置へ通知するマルチリンク制御部と;Dチャ
ネルで呼制御を行うと共に、前記切断メッセージを受信
したとき、この切断メッセージに前記リンク解放予定時
刻が含まれているか否かを識別し、前記リンク解放予定
時刻を識別したとき、前記第1のデータ端末装置の端末
番号に対応して前記リンク解放予定時刻を前記再発信時
刻メモリに格納すると共に前記リンク解放予定時刻を前
記第3のデータ端末装置の表示部に表示し、且つ前記タ
イマを起動,監視し、前記タイマのタイムアウトを検出
したとき前記再発信時刻メモリに格納されている前記第
1のデータ端末装置の端末番号の発信を指示する呼制御
部と;を有することを特徴とする。
【0013】マタ、前記リンク解放予定時刻は、現在通
信中のマリチリンクの一部または全リンクが解放される
絶対時刻であること特徴とする。
【0014】また、前記リンク解放予定時刻は、現在通
信中のマリチリンクの一部または全リンクが解放される
までの所要時刻であること特徴とする。
【0015】このように、マルチリンク管理メモリにデ
ータ転送に先立ちそのデータ転送に使用するマルチリン
クのリンク個々のリンク解放予定時刻を格納しておき、
マルチリンク通信中に他データ端末装置から着信があっ
たき、マルチリンク制御部が現在マルチリンク通信中の
相手データ端末装置とマルチリンクの削減折衝を行い、
削減折衝が不成功のとき、呼制御部が切断メッセージに
リンク解放予定時刻をユーザ間情報の中に含めてマルチ
通信中に発信してきたデータ端末に対し送信し、切断メ
ッセージを受信したデータ端末装置は、切断メッセージ
からリンク解放予定時刻を抽出し再発信時刻メモリに格
納し、この再発信時刻メモリに格納したリンク解放予定
時刻を経過すると再発信することにより、確実に接続す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のターミ
ナルアダプタの主要構成を示すブロック図である。図2
は本発明のターミナルアダプタを使用したデータ通信シ
ステムの構成例を示す図である。図3は本発明のマルチ
リンク制御のシーケンス図である。図4は本発明の発信
処理を示すフローチャートである。図5は本発明の受信
処理を示すフローチャートである。図6は本発明の切断
メッセージの一例を示す図であり、(A)はリンク解放
予定時刻が絶対時間の場合を示し、(B)はリンク解放
予定時刻が所要時間の場合を示し、(C)はリンク解放
予定時刻が不明の場合を示す。図7は本発明のマルチリ
ンク管理メモリの構成例を示す図である。図8は本発明
の再発信時刻メモリの構成例を示す図である。
【0017】図2に示すデータ通信システムは、パーソ
ナルコンピュータ等の複数のデータ端末装置10−1,
10−2,10−3,……10−nがそれぞれターミナ
ルアダプタ20−1,20−2,20−3,……20−
nおよびデータ伝送制御装置30−1,30−2,30
−3,……30−nを介してISDN40に接続され、
データ端末装置相互間でデータ通信を行う。
【0018】ターミナルアダプタ20−1,20−2,
20−3,……20−nは図1に示すように、ISDN
40をインタフェースするISDNインタフェース部1
01と、データ端末装置10−1,10−2,10−
3,……10−nをインタフェースするDTEインタフ
ェース部107と、Dチャネルで呼制御を行う呼制御部
103と、再発信時刻を計数する複数のタイマ104−
1〜104−nと、リソースの帯域幅(Bチャネル数)
の動的割り当てを管理するBAP(Bandwidth
Allocation Protocol)を実装
し、マルチリンクをサポートするマルチリンク制御部1
02と、マルチリンクで通信中の各リンク個々が空リン
クとなり得る時刻(リンク解放予定時刻)を格納するた
めのマルチリンク管理メモリ105と、すべてのBチャ
ネル(許容最大Bチャネル)を使用してマルチリンク通
信中で着信できなかったとき、切断メッセージに付加さ
れたユーザ間情報に含まれているリンク解放予定時刻を
格納するための再発信時刻メモリ106とから構成して
いる。
【0019】なお、データ端末装置10−1〜10−n
がマルチリンク通信をする場合、データ端末装置10−
1のキーボード(図示せず)を操作して相手のデータ端
末装置の端末番号を入力すると、入力されたデータ端末
装置の端末番号は表示部(図示せず)に表示されるもの
とする。
【0020】最初に図3に図1,図2を併せて参照し、
本発明のマルチリンク制御について説明する。例えばデ
ータ端末装置10−1と10−2との間でマルチリンク
通信中(図3のステップS301)に、データ端末装置
10−1にデータ端末装置10−3から着信があり呼設
定メッセージを受信したとき(S302)、データ端末
装置10−1のマルチリンク制御部102はBAPをサ
ポートしているので、現在の通信相手であるデータ端末
装置10−2に対し、現在通信中のリンク数の削減要求
を行い(S303)、データ端末装置10−3から現在
のデータ転送の継続を希望するために送信された、リン
ク削減拒否メッセージを受信した場合は(S304)、
マルチリンク管理メモリ105から現在通信中のマルチ
リンクに空リンクが発生し通信可能となる時刻(リンク
解放予定時刻)を読み出しユーザ間情報を生成して切断
メッセージに付加し、データ端末装置10−3へ送信し
て次回再発信時における着信成功時刻を通知する(S3
05)。
【0021】切断メッセージを送信したデータ端末装置
10−1は、データ端末装置10−3から解放メッセー
ジを受信すると(S306)、データ端末装置10−3
へ解放完了メッセージを送信(S307)してデータ端
末装置10−3からの着信呼を切断する。
【0022】データ端末装置10−1は、例えば大きな
ファイル転送が終了し通信中のマルチリンクに余裕がで
きた場合、あるいは、データ端末装置10−2とのデー
タ転送がすべて終了した場合は、データ端末装置10−
2に対し余剰リンクあるいは全リンクの切断メッセージ
を送信し(S308)、データ端末装置10−2から解
放メッセージを受信した後(S309)、解放完了メッ
セージをデータ端末装置10−2へ送信し(S31
0)、マルチリンクの一部あるいは全リンクを解放す
る。
【0023】データ端末装置10−3は、再発信時刻メ
モリ106に記憶したリンク解放予定時刻(t)が経過
するとデータ端末装置10−1に対し、呼設定メッセー
ジを送信し(S311)、データ端末装置10−1から
呼設定受付メッセージ,呼出メッセージ,応答メッセー
ジをそれぞれ受信し(S312,313,314)た
後、データ端末装置10−1へ応答確認メッセージを送
信し(S315)、通信状態となる(S316)。
【0024】テータ通信を開始する際にはデータ端末装
置10−1,10−2間でその転送データ量と使用チャ
ネル数を相互連絡し、互に相手の端末番号に対応して決
定したマルチリンクの各チャネル番号とその解放予定時
刻でるリンク解放予定時刻をマルチリンク管理メモリ1
05へ格納するが、何らかの理由で相互連絡ができなか
ったとき、あるいはシングルリンク通信中の場合には、
現在通信中のリンク解放予定時刻はマルチリンク管理メ
モリ105には格納しない。
【0025】マルチリンク管理メモリ105は、図7に
示すように、通信先(通信相手)の端末番号に対応し
て、そのデータ転送に使用するチャネル個々の使用時刻
(リンク解放予定時刻)を格納する。
【0026】例えばデータ端末装置10−1とデータ端
末装置10−2で行うデータ転送はB1 チャネルのみ
(シングルリンク)を使用して10分で終了するとした
場合、ターミナルアダプタ20−1のマルチリンク管理
メモリ105には相手のデータ端末装置10−2の端末
番号に対応して、B1 チャネルのリンク解放予定時刻t
1 (10分)が登録される。
【0027】このデータ転送中に例えば新たに大きなフ
ァイル転送が必要となり、高速で効率良くファイル転送
するためにB2 チャネルも使用しマルチリンク転送する
とき、そのファイル転送時間が5分で終了するとする
と、B2 チャネルのリンク解放予定時刻t2 (5分)が
登録される。
【0028】この状態でデータ端末装置10−3からデ
ータ端末装置10−1に着信があり、リンクの削減がで
きないときは、B2 チャネルのリンク解放予定時刻が5
分後であるので、切断メッセージにリンク解放予定時刻
5分を含むユーザ間情報を付加してデータ端末装置10
−2へ通知する。
【0029】次に図5に図1を併せて参照し、データ端
末装置10−1と10−2との間でマルチリンク通信中
に、データ端末装置10−1にデータ端末装置10−3
から着信があったときのデータ端末装置10−1の動作
手順について説明する。
【0030】なお、ここではデータ端末装置10−1と
データ端末装置10−2との間では、例えば大きなファ
イルを効率よく短時間で転送するために、予め付与され
た許容最大Bチャネル数(全リンク)を使用したマルチ
リンク通信中とする。
【0031】ターミナルアダプタ20−1のマルチリン
ク制御部102は、マルチリンク通信中(図5のステッ
プS501)、呼設定メッセージにより着信呼の有無を
判定する(S502)。呼設定メッセージを受信した場
合は、マルチリンク管理メモリ105を参照して現在通
信中のマルチリンクのうち、データ端末装置10−3か
らの着信呼を接続可能な余剰リンク(空リンク)が有る
か否かを判定する(S503)。
【0032】マルチリンク制御部102は、着信可能な
空リンクが有る場合はステップS508へ移行し接続処
理を実行する。ここでは現在大きなファイルを高速転送
中で余剰リンクがないので、データ端末装置10−2へ
リンク削減要求メッセージを送信しマルチリンクの一部
削減を折衝し(S504)、データ端末装置10−2か
らの応答によりリンク削減の可/不可を判定する(S5
05)。
【0033】マルチリンク削減折衝が成功しリンク削減
可の場合にはマルチリンクの一部を解放し、ステップS
508において接続処理を行う。またデータ端末装置1
0−2にマルチリンクの一部削減を拒否されマルチリン
ク削減折衝が不成功の場合には、マルチリンク管理メモ
リ105を参照し、通信開始時または、通信途中にデー
タ端末装置10−1,10−2の相互間で設定したリン
ク個々のリンク解放予定時刻の中から第3のデータ端末
装置が要求する転送データ量に相当するリンク数のリン
ク解放予定時刻t2 (例えば5分)を読み出し、図6に
示すようにリンク解放予定時刻を含むユーザ間情報を生
成して(S505)切断メッセージに付加し(S50
6)、データ端末装置10−3へ送信した後切断処理を
行う(S507)。
【0034】データ端末装置10−1のマルチリンク管
理メモリ105には、図7に示すように通信相手である
データ端末装置10−2の端末番号例えば200に対応
して、データ転送に使用するチャネルB1 ,B2 ,……
と、Bチャネル毎にリンク解放予定時刻例えばt1 ,t
2 ,……が格納される。第3のデータ端末装置10−3
が要求するデータ転送量が例えばB2 チャネルに相当す
る場合には、B2 チャネルのリンク解放予定時刻t2 を
切断メッセージのユーザ間情報に付加して通知する。B
2 チャネルのみでは対応できない場合には、B1 チャネ
ルのリンク解放予定時刻t1 を切断メッセージのユーザ
間情報に付加して通知する。
【0035】従って、例えば23B+D,30B+Dの
伝送速度の場合には、B1 〜B23,B1 〜B30チャネル
個々に対し異るリンク解放予定時刻t1 ,t2 ,……t
n をデータ転送の内容に応じて木目細かく設定すること
ができ、データ端末装置10−3が要求するテータ転送
量に応じてリンク解放予定時刻を通知することにより、
再発信時刻を短縮することができる。
【0036】次に図4に図1,図2を併せて参照し、デ
ータ端末装置10−2とマルチリンク通信中のデータ端
末装置10−1へ発信するデータ端末装置10−3の動
作手順について説明する。
【0037】データ端末装置10−3の呼制御部103
は、データ端末装置10−1に対し呼設定メッセージを
送信し(図4のステップS401)、データ端末装置1
0−1からの応答を監視し(S402)、通信可/不可
を判定する(S403)。
【0038】データ端末装置10−1から呼設定受付メ
ッセージを受信した場合は、通信可と判定し、データ転
送を開始する(S410)。切断メッセージ受信した場
合は、通信不可と判定し、受信した切断メッセージのユ
ーザ間情報にリンク解放予定時刻が含まれているか否か
識別し(S404)、リンク解放予定時刻が含まれてい
ない場合には、データ端末装置10−3のユーザは所定
の操作により再発信の要否を設定する(S408)。
【0039】呼制御部103は、ユーザが設定した再発
信要否情報を基に再発信するか否かを判定し(S40
9)、再発信要の場合にはステップS401へ移行し、
再び呼設定メッセージをデータ端末装置10−1へ送信
する。
【0040】ステップS404において、切断メッセー
ジにリンク解放予定時刻が含まれているときは、そのリ
ンク解放予定時刻をデータ端末装置10−1の端末番号
に対応して再発信時刻メモリ106へ格納する(S40
5)と共に、例えばタイマ104−1を起動する(S4
06)。
【0041】呼制御部103は、タイマ104−1を監
視し、タイムアウトを検出すると(S407)、ステッ
プS401へ移行しデータ端末装置10−1へ呼設定メ
ッセージを再発信する。
【0042】データ端末装置10−3がデータ端末装置
10−2とマルチリンク通信中のデータ端末装置10−
1へ発信し、データ端末装置10−1からリンク解放予
定時刻t1 を含む切断メッセージを受信し、そのリンク
解放予定時刻になる前に、例えば他のデータ端末装置と
マルチリンク通信中のデータ端末装置10−nへ発信
し、データ端末装置10−nからもリンク解放予定時刻
tnを含む切断メッセージを受信した場合、再発信時刻
メモリ106には図8に示すように、それぞれの発信先
のデータ端末装置の端末番号(例えば200,230
0)に対応して再発信時刻(例えばt1 :10分,t
n:7分)が受信順に登録される。
【0043】この状態では先に発信したデータ端末装置
10−1に対する再発信時刻(t1)より後から発信し
たデータ端末装置10−nに対する再発信時刻(tn)
の方が早いので、データ端末装置10−3は時刻tnを
経過するとデータ端末装置10−nに対し呼設定メッセ
ージを送信しデータ端末装置10−nとデータ転送を開
始する。
【0044】このデータ転送中にデータ端末装置10−
1に対する再発信時刻t1 (10分)を経過すると、デ
ータ端末装置10−3はデータ端末装置10−nと現在
通信中のデータ転送が終了次第、データ端末装置10−
1へ再発信すべく再発信優先順位1をデータ端末装置1
0−1の端末番号100に対応して設定する。
【0045】呼制御部103は、データ端末装置10−
nとのデータ転送が終了すると、再発信時刻メモリ10
6の再発信優先順位を検索し、優先順位の最も高いデー
タ端末装置10−1に対し再発信する。なお、再発信優
先順位に従って再発信したデータ端末装置とのデータ転
送が終了すると、その再発信優先順位は消去される。
【0046】従って、複数の異るデータ端末装置に対し
発信した結果すべてが再発信待状態の場合には、再発信
時刻の早い順に再発信処理を実行し、その通信中に他の
データ端末装置に対する再発信時刻になった場合には、
再発信時刻の経過順に再発信優先順位を設定し、その優
先順位に従って対応するデータ端末装置に対し再発信す
る。
【0047】マルチリンク通信中で余剰リンクがないと
き、あるいはリンク削減折衝に失敗したとき、着信した
発信側データ端末装置に通知するリンク解放予定時刻
は、図6に示すように、ユーザ間(ユーザユーザ情報)
を生成して切断メッセージに付加する。このリンク解放
予定情報は、図6(B)に示すマルチリンクの一部また
は全リンクが解放されるまでの残り時間(所要時間)の
外に、図6(A)に示すマルチリンクの一部または全リ
ンクが解放される絶対時刻であってもよい。なお図6
(C)は、リンク解放予定時間が不明の場合を示す。
【0048】第1のデータ端末装置と第2のデータ端末
装置とマルチリンク通信中に、第3のデータ端末装置が
第1のデータ端末装置に着信し、リンク解放予定時刻を
切断メッセージから抽出し、再発信時刻メモリ106に
格納する際、そのリンク解放予定時刻をデータ端末装置
10−3の表示部(図示せず)に表示することにより、
データ端末装置10−3のユーザは再発信時刻を認識す
ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1およ
び第2のデータ端末装置間で大容量のファイル転送時な
ど、短時間で効率良くデータ転送を行うべく、許容され
た最大チャネル数を使用してマルチリンク通信中に第3
のデータ端末装置から第1のデータ端末装置に着信要求
があったとき、呼設定メッセージを受信した第1のデー
タ端末装置から第2のデータ端末装置へ現在使用中のマ
ルチリンクのうち、一部を削減してデータ転送を継続す
ることが可能か否かを問合せてマルチリンクの削減を折
衝し、折衝が成功した場合には着信要求のあった第3の
データ端末装置を第1のデータ端末装置と接続し、第1
のデータ端末装置は第2のデータ端末装置および第3の
データ端末装置双方とデータ転送を並行して行い、マル
チリンク削減折衝が不成功に終った場合には、マルチリ
ンク管理メモリ105に現在使用中のマルチリンクのリ
ンク個々に記憶されているリンク解放予定時刻のうち、
第3のデータ端末装置が要求したデータ転送量に相当す
るリンク解放予定時刻tを切断メッセージのユーザ間情
報に付加して第3のデータ端末装置へ送信し、切断メッ
セージを受信した第3のデータ端末装置は、切断メッセ
ージからリンク解放予定時刻を抽出し再発信時刻メモリ
に格納し、且つタイマを起動,監視し、タイムアウトを
検出すると自動的に第1のデータ端末装置に対し再発信
処理を実行するので、第3のデータ端末装置は無駄な再
発信を繰り返えすことがなくなる。
【0050】また、第3のデータ端末装置からの着信呼
に対し、リンク削減折衝の結果余剰リンクで対応できる
場合には第3のデータ端末装置を接続することができ、
緊急なデータ転送を遅延することなく行うことができ
る。
【0051】また、自動的に再発信が行われので、再発
信をあきらめたり、忘れしまう心配がない。
【0052】また、リンク解放予定時刻t1 ,t2 ,…
…tn をデータ転送の要求内容に応じて木目細かく通知
することができるので、再発信時刻を短縮することがで
きる。
【0053】また、受信した切断メッセージに含まれて
いるリンク解放予定時刻を表示することができるので、
ユーザは再発信時刻を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のターミナルアダプタの主要構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明のターミナルアダプタを使用したデータ
通信システムの構成例を示す図である。
【図3】本発明のマルチリンク制御のシーケンス図であ
る。
【図4】本発明の発信処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の切断メッセージの一例を示す図であ
り、(A)はリンク解放予定時刻が絶対時間の場合を示
し、(B)はリンク解放予定時刻が所要時間の場合を示
し、(C)はリンク解放予定時刻が不明の場合を示す。
【図7】本発明のマルチリンク管理メモリの構成例を示
す図である。
【図8】本発明の再発信時刻メモリの構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10−1〜10−n データ端末装置 20−1〜20−n ターミナルアダプタ 30−1〜30−n データ伝送制御装置 40 サービス総合デジタル網(ISDN) 101 ISDNインタフェース部 102 マルチリンク制御部 103 呼制御部 104−1〜14−n タイマ 105 マルチリンク管理メモリ 106 再発信時刻メモリ 107 DTEインタフエース部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/02 H04L 29/08 H04M 11/00 303

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DTEインタフエースとISDNインタ
    フエースを有するターミナルアダプタを介してサービス
    総合デジタル網と接続された複数のデータ端末装置相互
    間でデータ転送を行うマルチリンク通信システムにおい
    て; 第1のデータ端末装置と第2のデータ端末装置間で全リ
    ンクを使用したマルチリンク通信中に第3のデータ端末
    装置から前記第1または第2のデータ端末装置に着信し
    たとき、現在通信中のマルチリンクの一部または全リン
    クのリンク解放予定情報を切断メッセージに付加するユ
    ーザユーザ情報に含めて前記第3のデータ端末装置に通
    知することを特徴とするリンク解放予定通知方法。
  2. 【請求項2】 DTEインタフエースとISDNインタ
    フエースを有するターミナルアダプタを介してサービス
    総合デジタル網と接続された複数のデータ端末装置相互
    間でデータ転送を行うマルチリンク通信システムにおい
    て; マルチリンク通信時に相手の前記データ端末装置との間
    で転送するデータ量に応じて使用するチャネルとこのチ
    ャネル個々のリンク解放予定時刻とを相手の前記データ
    端末装置の端末番号に対応して格納するためのマルチリ
    ンク管理メモリと; 前記切断メッセージを受信したとき、発信先の前記デー
    タ端末装置の端末番号に対応して、前記切断メッセージ
    に含まれている前記リンク解放予定時刻を格納するため
    の再発信時刻メモリと; 前記再発信時刻メモリに格納された前記リンク解放予定
    時刻を計数するタイマと; 第1のデータ端末装置が第2のデータ端末装置と通信す
    るとき、転送するデータ量と使用チャネルを指定して前
    記第2のデータ端末装置へ通知すると共に、前記データ
    量と前記使用チャネルの数とからデータ転送に必要な通
    信時間を前記使用チャネル個々に演算してリンク解放予
    定時刻として、前記マルチリンク管理メモリに通信先で
    ある前記第2の端末番号に対応して使用チャネル個々に
    格納し、前記第2のデータ端末装置と全リンクを使用し
    たマルチリンク通信中の前記第1のデータ端末装置に第
    3のテータ端末装置から着信があったとき、前記第1の
    データ端末装置は通信中の前記第2のデータ端末装置と
    マルチリンクの削減折衝を行い、削減折衝が成功したと
    き前記第3のデータ端末装置からの着信の着信処理を行
    い、前記削減折衝が不成功のとき、前記マルチリンク管
    理メモリを参照し前記第3のデータ端末装置が要求する
    通信データ量に相当する使用チャネルの前記リンク解放
    予定時刻を切断メッセージに付加して前記第3のデータ
    端末装置へ通知するマルチリンク制御部と; Dチャネルで呼制御を行うと共に、前記切断メッセージ
    を受信したとき、この切断メッセージに前記リンク解放
    予定時刻が含まれているか否かを識別し、前記リンク解
    放予定時刻を識別したとき、前記第1のデータ端末装置
    の端末番号に対応して前記リンク解放予定時刻を前記再
    発信時刻メモリに格納すると共に前記リンク解放予定時
    刻を前記第3のデータ端末装置の表示部に表示し、且つ
    前記タイマを起動,監視し、前記タイマのタイムアウト
    を検出したとき前記再発信時刻メモリに格納されている
    前記第1のデータ端末装置の端末番号の発信を指示する
    呼制御部と; を有することを特徴とするターミナルアダプタ。
  3. 【請求項3】 前記リンク解放予定時刻は、現在通信中
    のマリチリンクの一部または全リンクが解放される絶対
    時刻であること特徴とする記載のターミナルアダプ
    タ。
  4. 【請求項4】 前記リンク解放予定時刻は、現在通信中
    のマリチリンクの一部または全リンクが解放されるまで
    の所要時刻であること特徴とする請求項記載のターミ
    ナルアダプタ。
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