JP5614302B2 - 通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システム、通信方法、受信装置および送信装置に関する。
通信システムにおいて高速なデータ転送を実現するために、複数の通信リンクを束ねて大容量のリンクとして使用するリンクアグリゲーションが用いられている。リンクアグリゲーションの例としては、有線のイーサネットリンク(イーサネットは登録商標)についてリンクアグリゲーションを行うIEEE802.3adがある(たとえば、下記非特許文献1参照。)。IEEE802.3adにおいては、全てのイーサネットリンクの伝送速度が同じであることが前提となっている。また、IEEE802.3adは、データフローにおいてパケットの転送順序を保証する、パケットに変更を加えない、遅延を最小化するため受信側での順序整列を行わない、などの思想に基づいた方式設計となっている。
したがって、複数のイーサネットリンクを束ねているにも関わらず、基本的にデータフローごとにいずれか1つのイーサネットリンクを経由して転送を行うことになる。このため、個々のデータフローの最大スループットはイーサネットリンクの伝送速度までで頭打ちとなる。また、各イーサネットリンクの合計の伝送帯域を効率的に全て使用できない場合がある。ここで、データフローは、IEEE802.3adにおいてはConversationと呼ばれている。データフローは、たとえば、入力ポートや送信元/宛先MACアドレス、上位レイヤの種別などで識別されるデータパケットのグループである。
たとえば、伝送速度が100[Mbps]のリンク1,2があり、伝送速度が120[Mbps]および80[Mbps]のデータフロー1,2をそれぞれのリンク1,2に割り当てて転送するとする。この場合は、データフロー1はリンク1の伝送速度100[Mbps]しか転送されず、残りの20[Mbps]分をリンク2に振り分けてリンク2の残り帯域20[Mbps]を使って転送することはできない。
これに対して、リンクの伝送速度が変動するような場合において、データフローを複数のリンクに割り当てることでリンクの帯域を効率的に使用する技術が開示されている(たとえば、下記特許文献1,2参照。)。この技術においては、伝送される各パケットについて受信側で順序整列を行うことで、データフローを複数のリンクに割り当てても各パケットの順序が保証される。
特開2007−60494号公報 特開2009−239444号公報
IEEE Std 802.3ad−2000、"Amendment to Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection(CSMA/CD) Access Method and Physical Layer Specifications−Aggregation of Multiple Link Segments"、2000年3月30日、[online]、[平成23年1月4日検索]、インターネット<URL:http://voiplab.niu.edu.tw/IEEE/obsolete/802.3/802.3ad−2000.pdf>
しかしながら、上述した従来技術では、伝送される各パケットについて順序整列を行うため、順序整列のためのパケット待ち時間によってパケット伝送のスループットが低下するという問題がある。たとえば、パケットが伝送中にロストすると、受信側はロストしたパケットをタイムアウトするまで待ち続けてしまうため、大きな遅延が発生する。特に、無線リンクによるリンクアグリゲーションにおいては、有線リンクの場合に比べてパケットのロスが発生しやすく、パケット待ち時間によるスループットの低下が大きくなる。
また、伝送される各パケットについて順序整列を行うため、送信側では伝送する各パケットにシーケンス番号を付加する。このため、各パケットのオーバーヘッドが増加し、パケット伝送のスループットが低下するという問題がある。
開示の通信システム、通信方法、受信装置および送信装置は、上述した問題点を解消するものであり、スループットを向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、データフローを1つまたは複数のリンクにより送信し、送信される前記データフローのパケットを受信し、受信したパケットのデータフローが前記複数のリンクにより送信されている場合に前記受信したパケットを順序整列して出力し、前記データフローが1つのリンクにより送信されている場合に前記受信したパケットを順序整列せずに出力する。
開示の通信システム、通信方法、受信装置および送信装置によれば、スループットを向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる通信システムを示す図(その1)である。 図2は、実施の形態1にかかる通信システムを示す図(その2)である。 図3は、実施の形態1にかかる送信装置および受信装置の適用例を示す図である。 図4は、図3に示した転送装置の接続例を示す図である。 図5は、実施の形態1にかかる送信側の転送装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、リンクの割り当て処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例1を示すフローチャート(その1)である。 図8は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例1を示すフローチャート(その2)である。 図9は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例2を示すフローチャート(その1)である。 図10は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例2を示すフローチャート(その2)である。 図11は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例3を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例4を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態2にかかる通信システムを示す図である。 図14は、実施の形態2にかかる送信側の転送装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態2にかかる送信側の転送装置の処理の他の例を示すフローチャートである。 図16は、実施の形態2にかかる受信側の転送装置の処理の例1を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態2にかかる受信側の転送装置の処理の例2を示すフローチャート(その1)である。 図18は、実施の形態2にかかる受信側の転送装置の処理の例2を示すフローチャート(その2)である。 図19は、実施の形態3にかかる通信システムを示す図である。 図20は、実施の形態3にかかる送信装置および受信装置の適用例を示す図である。 図21は、実施の形態3にかかる稼動制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 図22は、転送装置を適用した通信システムの例1を示す図である。 図23は、転送装置を適用した通信システムの例2を示す図である。
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(通信システム)
図1は、実施の形態1にかかる通信システムを示す図(その1)である。図1に示すように、実施の形態1にかかる通信システム100は、送信装置110と、受信装置120と、を含んでいる。送信装置110と受信装置120は、アグリゲーションリンク#1,#2によって互いに接続されている。ただし、送信装置110と受信装置120は、3つ以上のアグリゲーションリンクによって互いに接続されていてもよい。各アグリゲーションリンクは、有線のリンクであってもよいし、無線のリンクであってもよい。
通信システム100は、送信装置110へ入力されるデータフローの各パケットをアグリゲーションリンク#1,#2によるリンクアグリゲーションによって受信装置120へ伝送する通信システムである。ここでは、送信装置110に対してデータフロー1,2の2つのデータフローが入力され、データフロー1,2の各パケットをアグリゲーションリンク#1,#2によって伝送する場合について説明する。図1に示すパケット101はデータフロー1のパケットである。パケット102はデータフロー2のパケットである。
<送信装置>
送信装置110は、入力されたデータフロー1,2の各パケットを、アグリゲーションリンク#1,#2を用いたリンクアグリゲーションによって受信装置120へ送信する。具体的には、送信装置110は、データフロー1のパケット101を、アグリゲーションリンク#1,#2のいずれかによって送信し、またはアグリゲーションリンク#1,#2に分散して送信する。また、送信装置110は、データフロー2のパケット102を、アグリゲーションリンク#1,#2のいずれかによって送信し、またはアグリゲーションリンク#1,#2に分散して送信する。
送信装置110は、計測部111と、割当部112と、送信部113と、を備えている。計測部111は、送信装置110へ入力されたパケットのサイズおよび入力時刻に基づいて、データフロー1,2のそれぞれのトラフィック量を計測する。トラフィック量は、たとえば単位時間当たりのデータサイズである。たとえば、送信装置110は入力されたパケットをバッファに格納し、計測部111はバッファに格納されたパケットのデータサイズを取得することでトラフィック量を計測する。ここでは、データフロー1,2のそれぞれのトラフィック量はともに50[Mbps]であるとする。
また、送信装置110は、アグリゲーションリンク#1,#2のそれぞれの伝送速度を取得する取得部を備えていてもよい。たとえば、アグリゲーションリンク#1,#2の伝送速度は通信システム100のメモリに記憶されている。取得部は、メモリに記憶された各伝送速度を取得する。または、取得部は、アグリゲーションリンク#1,#2を監視し、アグリゲーションリンク#1,#2のそれぞれの伝送速度を定期的に取得してもよい。ここでは、アグリゲーションリンク#1,#2のそれぞれの伝送速度はともに100[Mbps]であるとする。
割当部112は、データフロー1,2のそれぞれを、アグリゲーションリンク#1,#2の少なくともいずれかに割り当てる。たとえば、割当部112は、計測部111によって計測されたトラフィック量と、アグリゲーションリンク#1,#2の伝送速度と、に基づいてデータフロー1,2の割り当てを行う。
たとえば、割当部112は、データフローのトラフィック量より伝送速度が大きいリンクのうちのいずれか1つのリンクにデータフローを割り当てる。また、割当部112は、データフローのトラフィック量の変化、または各リンクの伝送速度の変化により、データフローのトラフィック量に対して1つのリンクの伝送速度では容量が不足する場合には、複数のリンクにデータフローを振り分けて割り当てる。
送信部113は、割当部112による割り当ての結果に基づいて、データフロー1,2の各パケットをアグリゲーションリンク#1,#2により受信装置120へ送信する。また、送信部113は、複数のリンクに割り当てられたデータフローの各パケットにはシーケンス番号を付加する。また、送信部113は、1つのリンクに割り当てられたデータフローの各パケットにはシーケンス番号を付加しない。シーケンス番号は、パケットの順序を示す順序情報である。
図1に示す例では、割当部112は、データフロー1のパケット101をアグリゲーションリンク#1のみに割り当て、データフロー2のパケット102をアグリゲーションリンク#2のみに割り当てている。この場合は、データフロー1のパケット101およびデータフロー2のパケット102のそれぞれは、1つのアグリゲーションリンクによって送信されるため、パケットの順序逆転が発生しない。この場合は、送信部113は、パケット101,102に対してシーケンス番号を付加しない。これにより、パケット101,102のオーバーヘッドを縮小し、スループットを向上させることができる。
<受信装置>
受信装置120は、受信部121と、判定部122と、整列部123と、を備えている。受信部121は、送信装置110からアグリゲーションリンク#1,#2により送信されたパケットを受信する。また、受信部121は、受信した各パケットのデータフローを識別する。受信部121は、たとえば、受信した各パケットを、識別したデータフローごとの送信待ちバッファに格納する。
判定部122は、受信部121によって受信されたパケットのデータフローが、複数のリンクにより送信されているか、1つのリンクにより送信されているかを判定する。ここでは、判定部122は、受信部121によって受信されたパケットのデータフローが、アグリゲーションリンク#1,#2の両方により送信されているか、アグリゲーションリンク#1,#2のいずれかにより送信されているかを判定する。
たとえば、判定部122は、パケットにシーケンス番号が付加されている場合は、データフローがアグリゲーションリンク#1,#2の両方により送信されていると判定する。また、判定部122は、パケットにシーケンス番号が含まれていない場合は、データフローがアグリゲーションリンク#1,#2のいずれかにより送信されていると判定する。
図1に示す例では、判定部122は、データフロー1が1つのリンク(アグリゲーションリンク#1)により送信されていると判定する。また、判定部122は、データフロー2が1つのリンク(アグリゲーションリンク#2)により送信されていると判定する。
整列部123は、データフローが複数のリンクにより送信されていると判定部122によって判定された場合は、受信部121によって受信されたパケットを、パケットに含まれるシーケンス番号に基づいて順序整列して出力する。たとえば、整列部123は、シーケンス番号に基づいてデータフローのパケット間の順序の逆転を検出し、遅延したパケットの受信待ちを行うことでデータフローの各パケットをシーケンス番号の順に出力する。
また、データフローが1つのリンクにより送信されていると判定部122によって判定された場合は、データフローのパケット間には順序の逆転が発生していない。この場合は、整列部123は、受信部121によって受信されたパケットを順序整列せずに出力する。具体的には、整列部123は、受信されたパケットを、他のパケットの受信待ちを行わずに出力する。
図1に示す例では、データフロー1,2のそれぞれは1つのリンクにより送信されていると判定部122によって判定される。このため、整列部123は、パケット101,102のいずれについても順序整列せずに出力する。これにより、データフローのパケット間に順序の逆転が発生しない状況において順序整列を行うことによるパケット伝送の遅延を回避することができる。たとえば、送信装置110と受信装置120との間でパケットがロスした場合に、ロスしたパケットの受信待ちをタイムアウトするまで行うことによるパケット伝送の遅延を回避することができる。
図2は、実施の形態1にかかる通信システムを示す図(その2)である。図2において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図2においては、図1に示した状態に対して、送信装置110へ入力されるデータフロー1のトラフィック量が50[Mbps]から120[Mbps]に増加している。
この場合は、割当部112は、データフロー1について、伝送速度が100[Mbps]のアグリゲーションリンク#1のみでは帯域が不足するため、アグリゲーションリンク#2を第2のリンクとしてさらに割り当てる。この場合は、送信部113は、データフロー1のパケット101にはシーケンス番号を付加し、シーケンス番号を付加したパケット101をアグリゲーションリンク#1,#2に振り分けて送信する。
図2の例では、送信装置110から受信装置120へ送信される9個のデータフロー1のパケット101について、それぞれシーケンス番号「1」〜「9」が付加されている。そして、シーケンス番号「1」,「2」,「4」,「5」,「7」,「8」のパケット101はアグリゲーションリンク#1に振り分けられ、シーケンス番号「3」,「6」,「9」のパケット101はアグリゲーションリンク#2へ振り分けられている。
データフロー2のパケット102については、図1の例と同様に、アグリゲーションリンク#2のみにより送信されている。したがって、データフロー2のパケット102にはシーケンス番号が付加されていない。
受信装置120の判定部122は、受信部121によって受信されたパケットのうちのシーケンス番号が付加されたパケット101については、複数のリンクによって送信されていると判定する。このため、整列部123は、パケット101については、シーケンス番号に基づいて順序整列を行う。
図2に示すパケット列101aは、アグリゲーションリンク#1,#2を介して受信部121によって受信されたパケット101のそれぞれを示している。ここでは、アグリゲーションリンク#2により送信されたシーケンス番号「3」のパケット101が、アグリゲーションリンク#1により送信されたシーケンス番号「2」のパケット101よりも早く受信部121に到着し、順序逆転が発生している。
この場合は、整列部123は、シーケンス番号「1」のパケット101の次にシーケンス番号「3」のパケット101が受信されるため、シーケンス番号「3」のパケット101をバッファに蓄積し、シーケンス番号「2」のパケット101の受信待ちを行う。そして、整列部123は、シーケンス番号「2」のパケットが受信されると、シーケンス番号「2」,「3」の順にパケット101を出力する。
これにより、パケット101のそれぞれをシーケンス番号の順に整列して出力することができる。パケット列101bは、整列部123によって順序整列されたパケット101のそれぞれを示している。また、整列部123は、順序整列が完了したパケット101のシーケンス番号を削除し、元のパケットの形に戻してから出力してもよい。
なお、図2は、アグリゲーションリンク#1の伝送速度は変わらず、データフロー1のトラフィック量が増加した場合の例を示している。これに対して、たとえば、データフロー1のトラフィック量は変わらず、アグリゲーションリンク#1の伝送速度が40[Mbps]に低下した場合などにも、データフロー1のパケット101をアグリゲーションリンク#1,#2へ振り分けてもよい。すなわち、各データフローのトラフィック量と、各アグリゲーションリンクの伝送速度の大小関係に基づいて、図2のようなパケット振り分け動作を実行するか否かを決定することができる。
シーケンス番号は、たとえばパケットがイーサネット(IEEE802.3)フレームの場合には、フレームヘッダの先頭部分の宛先MACアドレスや送信元MACアドレスの後に挿入されるオプションヘッダの一つとして独自に定義することができる。ただし、シーケンス番号の付加の方法はこれに限らず、他の方法を用いることもできる。なお、「イーサネット」は登録商標である。
(送信装置および受信装置の適用例)
図3は、実施の形態1にかかる送信装置および受信装置の適用例を示す図である。図3に示す転送装置300は、図1,図2に示した送信装置110および受信装置120を適用した転送装置である。転送装置300は、無線基地局やサーバなどの他の装置とリンク#0により接続される。また、転送装置300は、n個(n≧2)のアグリゲーションリンク#1〜#nにより対向側の転送装置と接続されている(たとえば図4参照)。リンク#0およびアグリゲーションリンク#1〜#nのそれぞれは、有線リンクであってもよいし、無線リンクであってもよい。
転送装置300は、回線IF部310と、転送処理部320と、回線IF部331〜33nと、を備えている。回線IF部310は、リンク#0を収容する通信インターフェースである。リンク#0が無線リンクである場合には、回線IF部310にはアンテナも含まれる。また、回線IF部310は、物理的な装置の構成上、転送処理部320と分離されており、使用するリンクの数に応じて増設することが可能な構成であってもよい。
回線IF部331〜33nは、それぞれアグリゲーションリンク#1〜#nを収容する通信インターフェースである。アグリゲーションリンク#1〜#nが無線リンクである場合には、それぞれ回線IF部331〜33nにはアンテナも含まれる。また、回線IF部331〜33nは、物理的な装置の構成上、転送処理部320と分離されており、使用するアグリゲーションリンクの数に応じて増設することが可能な構成であってもよい。
転送処理部320は、たとえばDSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などによって実現することができる。転送処理部320は、識別部321と、計測部322と、割当部323と、リンク管理部324と、メッセージ処理部325と、送信処理部327と、受信処理部328と、を備えている。
識別部321は、他の装置からリンク#0および回線IF部310を介して受信されたパケットのデータフローを識別する。データフローの識別は、たとえば、パケットが入力された回線IF部310の入力リンク(入力ポート)、宛先または送信元のMACアドレス、宛先または送信元のIPアドレス、宛先または送信元のポート番号、その他のデータ種別を表す識別子などに基づいて行うことができる。
計測部322は、識別部321によって識別されたデータフローについて、パケットのサイズに基づいて、入力されるトラフィック量を計測する。トラフィック量は、たとえば単位時間当たりのデータサイズである。たとえば、転送装置300は、リンク#0および回線IF部310を介して受信したパケットを送信待ちバッファに格納し、計測部322は送信待ちバッファに格納されたパケットのデータサイズを取得することでトラフィック量を計測する。
割当部323は、計測部322によって計測されるデータフローのトラフィック量と、リンク管理部324によって取得されるアグリゲーションリンク#1〜#nの伝送速度と、に基づいてデータフローに1つ以上のアグリゲーションリンクを割り当てる。
リンク管理部324は、アグリゲーションリンク#1〜#nの伝送速度を取得し管理する。なお、アグリゲーションリンク#1〜#nの伝送速度が固定の場合は、たとえばアグリゲーションリンク#1〜#nの伝送速度を送信装置110のメモリに記憶しておく。そして、リンク管理部324は、メモリに記憶された伝送速度を取得する。
アグリゲーションリンク#1〜#nの伝送速度は、それぞれアグリゲーションリンク#1〜#nの品質情報に基づいて回線IF部331〜33nにおいて決定される。リンク管理部324は、たとえば受信処理部328を介して回線IF部331〜33nからアグリゲーションリンク#1〜#nの伝送速度を取得する。
たとえば、アグリゲーションリンク#1〜#nが無線リンクである場合には、転送装置300の対向側の転送装置における回線IF部で計測された無線チャネルの品質情報をフィードバックにより回線IF部331〜33nが取得する。そして、回線IF部331〜33nは、取得した品質情報に基づいて変調方式を選択し、選択した変調方式に対応する伝送速度をリンク管理部324へ通知する。
品質情報は、たとえば受信信号強度(RSSI:Russian Space Science Internet)、信号対雑音比(SNR:Signal to Noise Ratio)、信号対干渉雑音比(SINR:Signal−to−Interference and Noise power Ratio)などである。
または、リンク管理部324が、対向側の転送装置からフィードバックされた無線チャネルの品質情報を、回線IF部331〜33nおよび受信処理部328を介して取得してもよい。そして、リンク管理部324は、取得した品質情報に基づいて変調方式を選択し、選択した変調方式に対応する伝送速度を取得する。また、リンク管理部324は、選択した変調方式を回線IF部331〜33nへ通知する。回線IF部331〜33nは、リンク管理部324によって通知された変調方式によって対向側の転送装置と通信を行う。
メッセージ処理部325は、たとえば回線IF部331〜33nを介して、割当部323による割り当て結果に基づいて、対向する転送装置との間で制御メッセージ(制御情報)の送受信を行う。制御メッセージは、送信処理部327によってデータフローが1つのリンクにより送信されているかまたは複数のリンクによって送信されているかを示すメッセージである。なお、制御メッセージの送受信を行わない場合には、メッセージ処理部325を省いた構成としてもよい。
送信処理部327は、割当部323による割り当て結果に基づいて、送信待ちバッファの各パケットを、回線IF部331〜33nのいずれかに振り分けることによって対向側の転送装置へ送信する。また、送信処理部327は、割当部323によって複数のリンクに振り分けて割り当てられたデータフローのパケットにはシーケンス番号を付加する。
受信処理部328は、アグリゲーションリンク#1〜#nおよび回線IF部331〜33nを介して対向側の転送装置からパケットを受信する。また、受信処理部328は、受信したパケットについて、シーケンス番号が付加されているかの判定や、シーケンス番号に基づく順序整列などを行う。
図4は、図3に示した転送装置の接続例を示す図である。図4において、図3に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図4に示す転送装置400A,400Bのそれぞれは、図3に示した転送装置300と同様の転送装置である。転送装置400A,400Bは、アグリゲーションリンク#1〜#nによって互いに接続されている。ここでは、転送装置400Aがリンクアグリゲーションの送信側の転送装置であり、転送装置400Bがリンクアグリゲーションの受信側の転送装置である。
たとえば、転送装置400Aに接続される他の装置1からのパケットは、転送装置400Aの回線IF部310によって受信される。転送装置400Aの回線IF部310によって受信されたパケットは、転送装置400Aの転送処理部320および回線IF部331〜33nを介して、アグリゲーションリンク#1〜#nのいずれかにより転送装置400Bへ送信される。転送装置400Bへ送信されたパケットは、転送装置400Bの回線IF部331〜33nによって受信され、転送装置400Bの転送処理部320および回線IF部310を介して、転送装置400Bに接続される他の装置2へ送信される。
図1に示した計測部111は、たとえば転送装置400Aの計測部322によって実現することができる。図1に示した割当部112は、たとえば転送装置400Aの割当部323によって実現することができる。図1に示した送信部113は、たとえば転送装置400Aの送信処理部327および回線IF部331〜33nによって実現することができる。図1に示した受信部121は、転送装置400Bの回線IF部331〜33nおよび受信処理部328によって実現することができる。図1に示した判定部122および整列部123は、転送装置400Bの受信処理部328によって実現することができる。
以下の説明において、1つのデータフローを1つのリンクによって送信する場合に、データフローに割り当てるリンクを「第1のリンク」と称する。また、1つのデータフローを複数のリンクによって送信する場合に、データフローに対して第1のリンクに加えて割り当てるリンクを「第2のリンク」と称する。
3つ以上のアグリゲーションリンクを使用する場合(n≧3の場合)には、第2のリンクとして、2つ以上のアグリゲーションリンクを割り当ててもよい。たとえば、3つのアグリゲーションリンクを使用する場合に、3つのアグリゲーションリンクのうちの1つのアグリゲーションリンクを第1のリンクとして割り当て、他の2つのアグリゲーションリンクを第2のリンクとして割り当ててもよい。この場合は、データフローのパケットが3つのアグリゲーションリンク全てに振り分けられる。
(送信側の転送装置の処理)
図5は、実施の形態1にかかる送信側の転送装置の処理の一例を示すフローチャートである。送信側の転送装置400Aは、たとえば以下の各ステップを繰り返し実行する。まず、回線IF部310が、他の装置1からのパケットを受信する(ステップS501)。つぎに、識別部321が、ステップS501によって受信されたパケットのデータフローを識別する(ステップS502)。
つぎに、計測部322が、ステップS502によって識別されたデータフローについて、パケットのサイズや到着間隔に基づいてトラフィック量を計測する(ステップS503)。つぎに、リンク管理部324が、アグリゲーションリンク#1〜#nのそれぞれの伝送速度を取得する(ステップS504)。
つぎに、割当部323が、ステップS502によって識別されたデータフローについてリンクの割り当てを行う(ステップS505)。具体的には、割当部323は、ステップS503によって計測されたトラフィック量と、ステップS504によって取得された伝送速度と、に基づいてリンクの割り当てを行う。ステップS505によるリンクの割り当てについては後述する(たとえば図6参照)。
つぎに、送信処理部327が、ステップS505によるリンクの割り当ての結果、データフローに第1のリンクのみが割り当てられているか否かを判断する(ステップS506)。第1のリンクのみが割り当てられている場合(ステップS506:Yes)は、送信処理部327が、第1のリンクを用いてデータフローのパケットを転送装置400Bへ送信し(ステップS507)、一連の処理を終了する。
ステップS506において、データフローに第1のリンクおよび第2のリンクが割り当てられている場合(ステップS506:No)は、送信処理部327が、データフローのパケットにシーケンス番号を付加する(ステップS508)。つぎに、送信処理部327が、ステップS508によってシーケンス番号が付加されたパケットを、データフローに割り当てられた第1のリンクおよび第2のリンクを用いて転送装置400Bへ送信し(ステップS509)、一連の処理を終了する。
なお、伝送速度の取得およびリンクの割り当てを、パケットを受信するごとに実行する処理(ステップS504,S505)について説明したが、リンクの伝送速度の取得およびリンクの割り当てをたとえば一定時間ごとに実行してもよい。
図6は、リンクの割り当て処理の一例を示すフローチャートである。割当部323は、図5に示したステップS505において、たとえば以下に示す処理を実行する。まず、割当部323は、割り当て対象のデータフローについて、既に第1のリンクを割り当て済みか否かを判断する(ステップS601)。
既に第1のリンクを割り当て済みである場合(ステップS601:Yes)は、割当部323は、割り当て対象のデータフローにさらに第2のリンクを割り当てるか否かを判断する(ステップS602)。ステップS602においては、割当部323は、図5に示したステップS503によって計測されたデータフローのトラフィック量と、図5に示したステップS504によって取得された各リンクの伝送速度と、に基づいて判断する。
たとえば、割当部323は、第1のリンクの伝送速度から第1のリンクに割り当て済みの総トラフィック量を減算した値(第1のリンクの空き帯域)が閾値より大きい場合は、割り当て対象のデータフローに第2のリンクを割り当てないと判断する。また、割当部323は、第1のリンクの伝送速度から第1のリンクに割り当て済みの総トラフィック量を減算した値(第1のリンクの空き帯域)が閾値以下である場合は、割り当て対象のデータフローに第2のリンクを割り当てると判断する。
または、割当部323は、第1のリンクに割り当て済みの総トラフィック量を第1のリンクの伝送速度で除算した値(第1のリンクの使用率)が閾値より小さい場合は、割り当て対象のデータフローに第2のリンクを割り当てないと判断する。また、割当部323は、第1のリンクの総トラフィック量を第1のリンクの伝送速度で除算した値(第1のリンクの使用率)が閾値以上である場合は、割り当て対象のデータフローに第2のリンクを割り当てると判断する。
ステップS602において、さらに第2のリンクを割り当てると判断した場合(ステップS602:Yes)は、割当部323は、第1のリンク以外のリンクの中から第2のリンクを割り当て(ステップS603)、一連の処理を終了する。このとき、メッセージ処理部325が、第2のリンクを割り当てたことを通知する制御メッセージを転送装置400Bへ送信してもよい。制御メッセージには、データフローを識別するための情報などを含めてもよい。
ステップS603において、割当部323は、たとえば、第1のリンク以外のリンクのうちの空き帯域(伝送速度−総トラフィック量)が最も大きいリンクを割り当てる。または、割当部323は、第1のリンク以外のリンクのうちの使用率(総トラフィック量/伝送速度)が最も小さいリンクを割り当ててもよい。または、割当部323は、第1のリンク以外のリンクのうちの伝送速度が最も高いリンクを割り当ててもよい。または、割当部323は、第1のリンク以外のリンクのうちの伝送速度が第1のリンクと同じ、または第1のリンクに最も近いリンクを第2のリンクとして割り当ててもよい。
ステップS602において、さらに第2のリンクを割り当てないと判断した場合(ステップS602:No)は、割当部323は、割り当て対象のデータフローについて、既に第2のリンクが割り当て済みか否かを判断する(ステップS604)。第2のリンクが割り当て済みでない場合(ステップS604:No)は、割当部323は、割り当て対象のデータフローに対して新たなリンクの割り当てを行わずに一連の処理を終了する。
ステップS604において、第2のリンクが割り当て済みである場合(ステップS604:Yes)は、割当部323は、割り当て対象のデータフローから第2のリンクの割り当てを解除し(ステップS605)、一連の処理を終了する。これにより、割り当て対象のデータフローのパケットは、第1のリンクのみを使用して送信されるようになる。このとき、メッセージ処理部325が、第2のリンクの割り当てを解除したことを通知する制御メッセージを転送装置400Bへ送信してもよい。制御メッセージには、データフローを識別するための情報などを含めてもよい。
ステップS601において、第1のリンクを割り当て済みでない場合(ステップS601:No)は、割当部323は、割り当て対象のデータフローに第1のリンクを割り当て(ステップS606)、一連の処理を終了する。ステップS606において、割当部323は、たとえば、空き帯域(伝送速度−総トラフィック量)が最も大きいリンクを第1のリンクとして割り当てる。または、割当部323は、使用率(総トラフィック量/伝送速度)が最も小さいリンクを第1のリンクとして割り当ててもよい。または、割当部323は、伝送速度が最も高いリンクを第1のリンクとして割り当ててもよい。
(受信側の転送装置の処理)
<受信側の転送装置の処理の例1>
図7は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例1を示すフローチャート(その1)である。受信側の転送装置400Bは、たとえば以下の各ステップを繰り返し実行する。まず、回線IF部331〜33nのいずれかが、アグリゲーションリンク#1〜#nのいずれかを介して、送信側の転送装置400Aからのパケットを受信する(ステップS701)。つぎに、受信処理部328が、ステップS701によって受信されたパケットのデータフローを識別する(ステップS702)。パケットのデータフローは、たとえばパケットのヘッダ情報などに基づいて識別することができる。
つぎに、受信処理部328が、ステップS701によって受信されたパケットを、ステップS702によって識別されたデータフローに対応するバッファに格納し(ステップS703)、一連の処理を終了する。また、受信処理部328は、パケットをバッファに格納する際に、転送装置400Bの内部で保持するバッファの管理情報を更新してもよい。バッファの管理情報は、たとえば各データフローについて送信待ちパケットをキューとして管理する情報であり、送信待ちパケットの有無や、パケットのバッファ上の格納位置を取得するために用いられる。
図8は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例1を示すフローチャート(その2)である。受信側の転送装置400Bの送信処理部327は、転送装置400Bの内部で保持するバッファの管理情報に基づいて、各データフローの送信待ちパケットのキューの状態を定期的に取得する。そして、送信処理部327は、各データフローを対象として以下の各ステップを実行する。
まず、送信処理部327は、対象のデータフローについて、他の装置2への送信待ちパケットがバッファにあるか否かを判断する(ステップS801)。送信待ちのパケットがバッファにない場合(ステップS801:No)は、送信処理部327は、一連の処理を終了する。送信待ちのパケットがバッファにある場合(ステップS801:Yes)は、送信処理部327は、送信待ちパケットにシーケンス番号が付加されているか否かを判断する(ステップS802)。
ステップS802において、シーケンス番号が付加されている場合(ステップS802:Yes)は、送信処理部327は、送信待ちパケットのシーケンス番号が、次回送信すべき送信待ちのシーケンス番号であるか否かを判断する(ステップS803)。たとえば、前回送信したパケットのシーケンス番号が「0」の場合は、次回送信すべき送信待ちシーケンス番号は「1」である。送信処理部327は、送信待ちパケットのシーケンス番号が「1」である場合は送信待ちのシーケンス番号であると判断し、送信待ちパケットのシーケンス番号が「1」以外である場合は送信待ちのシーケンス番号でないと判断する。
ステップS803において、次回送信すべき送信待ちのシーケンス番号である場合(ステップS803:Yes)は、送信処理部327は、送信待ちパケットを送信する(ステップS804)。つぎに、送信処理部327は、次回送信すべき送信待ちのシーケンス番号をインクリメントする(ステップS805)。たとえば、送信処理部327は、シーケンス番号が「1」のパケットを送信した場合は、次回送信すべき送信待ちシーケンス番号を「2」とする。つぎに、送信処理部327は、順序整列の待ち時間を管理するための送信待ちタイマをリセットし(ステップS806)、一連の処理を終了する。
ステップS803において、次回送信すべき送信待ちのシーケンス番号でない場合(ステップS803:No)は、送信処理部327は、送信待ちタイマがタイムアウトしたか否かを判断する(ステップS807)。送信待ちタイマのタイムアウト時間は、たとえばあらかじめ転送装置400Bに設定されていてもよい。
ステップS807において、送信待ちタイマがタイムアウトした場合(ステップS807:Yes)は、次回送信すべき送信待ちシーケンス番号を付加されたパケットは、転送途中でエラーなどによりロスしたものと判断することができる。この場合は、送信処理部327は、ステップS805へ移行する。これにより、次回送信すべき送信待ちシーケンス番号をインクリメントしてスキップすることができる。
ステップS807において、送信待ちタイマがタイムアウトしていない場合(ステップS807:No)は、送信処理部327は、一連の処理を終了する。これにより、送信待ちタイマがタイムアウトするまでは、次回送信すべき送信待ちシーケンス番号を付加されたパケットの受信を待つことができる。
ステップS802において、送信待ちパケットにシーケンス番号が付加されていない場合(ステップS802:No)は、送信待ちパケットのデータフローは1つのリンクによって送信されたと判断することができる。したがって、この場合は、転送装置400Aから転送装置400Bへの伝送においてパケットの順序逆転が発生していないと判断することができる。この場合は、送信処理部327は、順序整列を行わず、送信待ちパケットを直ちに送信し(ステップS808)、一連の処理を終了する。
<受信側の転送装置の処理の例2>
図9は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例2を示すフローチャート(その1)である。受信側の転送装置400Bは、たとえば以下の各ステップを繰り返し実行してもよい。まず、回線IF部310が、回線IF部331〜33nのいずれかを介して、送信側の転送装置400Aからのパケットを受信する(ステップS901)。つぎに、受信処理部328が、ステップS901によって受信されたパケットにシーケンス番号が付加されているか否かを判断する(ステップS902)。
ステップS902において、シーケンス番号が付加されている場合(ステップS902:Yes)は、受信処理部328が、ステップS901によって受信されたパケットのデータフローを識別する(ステップS903)。つぎに、受信処理部328が、ステップS901によって受信されたパケットを、ステップS903によって識別されたデータフローに対応するバッファに格納し(ステップS904)、一連の処理を終了する。
ステップS902において、シーケンス番号が付加されていない場合(ステップS902:No)は、受信したパケットのデータフローは1つのリンクによって送信されたと判断することができる。したがって、この場合は、転送装置400Aから転送装置400Bへの伝送においてパケットの順序逆転が発生していないと判断することができる。この場合は、送信処理部327が、順序整列を行わず、受信したパケットを直ちに送信し(ステップS905)、一連の処理を終了する。このように、受信したパケットのデータフローが1つのリンクによって送信された場合は、データフローの識別および順序整列を行わずにパケットを出力してもよい。
図10は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例2を示すフローチャート(その2)である。転送装置400Bは、図9に示した処理を行う場合は、各データフローを対象としてたとえば以下に示す処理を実行してもよい。まず、送信処理部327が、対象のデータフローについて送信待ちのパケットがバッファにあるか否かを判断する(ステップS1001)。対象のデータフローについて送信待ちのパケットがない場合(ステップS1001:No)は、転送装置400Bは、一連の処理を終了する。
ステップS1001において、対象のデータフローについて送信待ちのパケットがある場合(ステップS1001:Yes)は、転送装置400Bは、ステップS1002へ移行する。ステップS1002〜S1006は、図8に示したステップS803〜S807と同様である。すなわち、図9に示した処理を行う場合は、バッファに格納されるパケットはシーケンス番号が付加されているパケットであるため、転送装置400Bは、バッファに格納されている各パケットについて順序整列を行う。
図9および図10に示したように、転送装置400Bは、受信したパケットについて、まずシーケンス番号が付加されているかを判断し、シーケンス番号が付加されていた場合にデータフローの識別および順序整列を行う。また、転送装置400Bは、受信したパケットにシーケンス番号が付加されていない場合は、受信したパケットを直ちに送信する。
<受信側の転送装置の処理の例3>
図11は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例3を示すフローチャートである。受信側の転送装置400Bの送信処理部327は、たとえば、図7に示した処理とともに、図11に示す処理を実行してもよい。図11に示すステップS1101〜S1108は、図8に示したステップS801〜S808と同様である。
ただし、ステップS1102においては、送信処理部327は、転送装置400Aが対象のデータフローに第2のリンクを割り当て中か否かを判断する(ステップS1102)。具体的には、送信処理部327は、メッセージ処理部325によって転送装置400Aから受信された制御メッセージに基づいて、転送装置400Aが対象のデータフローに第2のリンクを割り当て中か否かを判断する。
ステップS1102において、第2のリンクを割り当て中でない場合(ステップS1102:No)は、転送装置400Bは、ステップS1108へ移行する。第2のリンクを割り当て中である場合(ステップS1102:Yes)は、転送装置400Bは、ステップS1103へ移行する。このように、データフローが複数のリンクによって送信されているか、または1つのリンクによって送信されているかを、転送装置400Aから受信された制御メッセージに基づいて判定してもよい。
<受信側の転送装置の処理の例4>
図12は、実施の形態1にかかる受信側の転送装置の処理の例4を示すフローチャートである。受信側の転送装置400Bの送信処理部327は、たとえば以下の各ステップを実行してもよい。図12に示すステップS1201〜S1205は、図9に示したステップS901〜S905と同様である。
ただし、ステップS1202においては、送信処理部327は、メッセージ処理部325が転送装置400Aから受信した制御メッセージに基づいて、第2のリンクを割り当て中のデータフローがあるか否かを判断する(ステップS1202)。第2のリンクを割り当て中のデータフローがない場合(ステップS1202:No)は、送信処理部327は、ステップS1205へ移行する。第2のリンクを割り当て中のデータフローがある場合(ステップS1202:Yes)は、送信処理部327は、ステップS1205へ移行する。また、転送装置400Bは、図12に示した処理とともに、たとえば図10に示した処理を行う。
このように、転送装置400Bは、いずれかのデータフローについて第2のリンクが割り当てられたことを対向側の転送装置400Aから通知されている場合に、データフローの識別および順序整列を行ってもよい。また、転送装置400Bは、いずれのデータフローにも第2のリンクが割り当てられていない場合にはパケットを直ちに送信する。
また、転送装置400Bは、転送装置400Aから制御メッセージを受信した場合に、転送装置400Aへ応答メッセージを返してもよい。転送装置400Aは、転送装置400Bから送信された応答メッセージを受信した時点から、データフローのパケットの第1のリンクおよび第2のリンクへの振り分けを開始してもよい。
このように、実施の形態1にかかる通信システム100においては、送信装置110は、データフローを1つまたは複数のリンクによって送信する。そして、受信装置120は、データフローが複数のリンクによって送信された場合には受信したデータフローのパケットの順序整列を行い、データフローが1つのリンクによって伝送された場合には受信したデータフローのパケットの順序整列を行わない。これにより、順序整列に起因する遅延時間を低減し、パケット伝送のスループットを向上させることができる。
特に、アグリゲーションリンクが無線リンクである場合は、パケットロスが発生しやすいため順序整列に起因する遅延時間が大きい。これに対して、通信システム100によれば、順序整列に起因する遅延時間を低減し、スループットを向上させることができる。また、データフローが1つのリンクによって伝送された場合にはパケット間で順序の逆転が発生しないため、順序整列を行わなくても通信品質を維持することができる。
また、送信装置110は、データフローを複数のリンクにより送信する場合はデータフローの各パケットにシーケンス番号(順序情報)を付加して送信し、データフローを1つのリンクにより送信する場合はシーケンス番号を付加しない。これにより、パケットのオーバーヘッドを縮小し、パケット伝送のスループットを向上させることができる。また、データフローを1つのリンクにより送信する場合はパケット間で順序の逆転が発生しないため、シーケンス番号を付加しなくても通信品質を維持することができる。
この場合は、受信装置120は、受信したパケットにシーケンス番号が付加されているか否かに基づいて、データフローが複数のリンクにより送信されているか1つのリンクにより送信されているかを判定することができる。このため、データフローが複数のリンクにより送信されているか1つのリンクにより送信されているかを示すフラグ情報や制御情報を用いなくても、データフローが複数のリンクにより送信されているか1つのリンクにより送信されているかを判定することができる。
または、送信装置110は、データフローを複数のリンクにより送信するか1つのリンクにより送信するかを示す制御メッセージ(制御情報)を受信装置120へ送信してもよい。この場合は、受信装置120は、送信装置110によって送信された制御メッセージに基づいて、データフローが複数のリンクにより送信されているか1つのリンクにより送信されているかを判定することができる。
また、送信装置110は、データフローのトラフィック量を計測し、計測したトラフィック量に基づいて受信装置120との間の各リンクの少なくともいずれかにデータフローを割り当てて送信する。これにより、伝送すべきデータフローのトラフィック量に応じて、データフローを1つのリンクにより送信し、またはデータフローを複数のリンクにより送信することができる。これにより、各リンクの帯域を効率的に使用することができる。
また、送信装置110は、各リンクの伝送速度を取得し、取得した伝送速度とデータフローのトラフィック量とに基づいてデータフローを各リンクの少なくともいずれかに割り当てて送信する。これにより、各リンクが無線リンクであり、各リンクの伝送速度が変動する通信システムにおいて、1つのリンクでは帯域が不足する場合は複数のリンクによりデータフローを送信して各リンクの帯域を効率的に使用することができる。また、1つのリンクで帯域が足りる場合は1つのリンクによりデータフローを送信するとともに、順序整列を行わないことでスループットを向上させることができる。
(実施の形態2)
(通信システム)
図13は、実施の形態2にかかる通信システムを示す図である。図13において、図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図13に示すように、実施の形態2にかかる送信装置110は、複数のリンクによって送信するデータフロー1のパケット101に加えて、1つのリンクによって送信するデータフロー2のパケット102にもシーケンス番号を付加する。これにより、シーケンス番号の付加においてデータフローの割り当てを考慮しなくてもよいため、処理を簡単にすることができる。
データフロー1,2のトラフィック量およびアグリゲーションリンク#1,#2の伝送速度は、図2に示した例と同様であるとする。送信部113は、複数のリンクに割り当てられたデータフローの各パケットにはフラグ(フラグ情報)を設定する。また、送信部113は、1つのリンクに割り当てられたデータフローの各パケットにはフラグを設定しない。ここでは、送信部113は、データフロー1のパケット101にはフラグを設定し、データフロー2のパケット102にはフラグを設定しない。パケット101のシーケンス番号の下線は、フラグが設定されていることを示している。
受信装置120の判定部122は、受信部121によって受信されたパケットにフラグが設定されているか否かによって、パケットのデータフローが複数のリンクにより送信されているか、または1つのリンクにより送信されているかを判定する。整列部123は、データフロー1のパケット101については、図2と同様にシーケンス番号に基づいて順序整列を行う。また、受信装置120は、データフロー2のパケット102については、シーケンス番号は付加されているが、送信装置110から受信装置120への送信において順序逆転が発生しないため、順序整列は行わずに出力する。
図13に示す例では、アグリゲーションリンク#2により送信されたデータフロー2のシーケンス番号「2」のパケット102が、エラーにより受信装置120において正しく受信されずパケットロスとなっている。パケット列102aは、受信装置120によって受信されたデータフロー2の各パケットである。この場合は、データフロー2のパケット102として、シーケンス番号「1」,「3」の順にパケット102が受信部121によって受信されるが、シーケンス番号「2」のパケット102が抜けることになる。
このような場合にも、整列部123は、データフロー2については順序整列を行わず、シーケンス番号「1」,「3」のパケット102をそれぞれ受信した時点で直ちに出力する。これにより、ロスしたシーケンス番号「2」のパケット102の受信待ちをタイムアウトするまで行うことによるパケット伝送の遅延を回避することができる。
パケットへのフラグの設定方法としては、たとえばパケットにシーケンス番号のためのオプションヘッダを挿入する場合には、オプションヘッダ内の1ビットをフラグとして使用することが考えられる。ただし、パケットへのフラグの設定方法はこれに限らず、他の方法によってフラグを設定してもよい。
(送信装置および受信装置の適用例)
実施の形態2にかかる送信装置110および受信装置120の適用例については、図3,図4に示した転送装置300、転送装置400A,400Bと同様である。
(送信側の転送装置の処理)
図14は、実施の形態2にかかる送信側の転送装置の処理の一例を示すフローチャートである。実施の形態2にかかる送信側の転送装置400Aは、図7に示した処理を行うとともに、たとえば図14に示した各ステップを繰り返し実行する。図14に示すステップS1401〜S1406は、図5に示したステップS501〜S506と同様である。
ステップS1406において、第1のリンクのみが割り当てられている場合(ステップS1406:Yes)は、送信処理部327が、データフローのパケットにシーケンス番号を付加する(ステップS1407)。またステップS1406において、第1および第2のリンクが割り当てられている場合(ステップS1406:No)は、送信処理部327が、データフローのパケットにシーケンス番号の付加(ステップS1409)、およびフラグ情報の付加(ステップS1410)を行う。
ただし、送信側の転送装置400Aのメッセージ処理部325が、データフローに対し第1および第2のリンクを割り当てていることの制御メッセージを受信側の転送装置400Bへ送信する場合には、フラグ情報の付加(ステップS1410)はしなくてもよい。図14に示すステップS1408,S1409,S1411は、図5に示したステップS507〜S509と同様である。このように、実施の形態2にかかる送信側の転送装置400Aは、第1のリンクのみが割り当てられている場合にもデータフローのパケットにシーケンス番号を付加する。
図15は、実施の形態2にかかる送信側の転送装置の処理の他の例を示すフローチャートである。実施の形態2にかかる送信側の転送装置400Aは、図7に示した処理を行うとともに、たとえば図15に示す処理を繰り返し実行してもよい。図15に示すステップS1501,S1502は、図14に示したステップS1401,S1402と同様である。ステップS1502のつぎに、送信処理部327が、データフローのパケットにシーケンス番号を付加する(ステップS1503)。図15に示すステップS1504〜S1507は、図14に示したステップS1403〜S1406と同様である。
ステップS1507において、第1のリンクのみが割り当てられている場合(ステップS1507:Yes)は、転送装置400Aは、ステップS1508へ移行する。第1のリンクおよび第2のリンクが割り当てられている場合(ステップS1507:No)は、転送装置400Aは、ステップS1509へ移行する。ステップS1509では、送信処理部327が、データフローのパケットにフラグ情報の付加を行う。
ただし、送信側の転送装置400Aのメッセージ処理部325が、データフローに対し第1および第2のリンクを割り当てていることの制御メッセージを受信側の転送装置400Bへ送信する場合には、フラグ情報の付加(ステップS1509)はしなくてもよい。図15に示すステップS1508,S1510は、図14に示したステップS1408,S1410と同様である。このように、転送装置400Aは、ステップS1506によってデータフローにリンクを割り当てる前にパケットにシーケンス番号を付加してもよい。
(受信側の転送装置の処理)
<受信側の転送装置の処理の例1>
図16は、実施の形態2にかかる受信側の転送装置の処理の例1を示すフローチャートである。受信側の転送装置400Bの送信処理部327は、たとえば、図7に示した処理とともに、図16に示す処理を実行してもよい。図16に示すステップS1601〜S1608は、図8に示したステップS801〜S808と同様である。
ただし、ステップS1602においては、送信処理部327は、転送装置400Aによってパケットにフラグが設定されているか否かを判断する(ステップS1602)。パケットにフラグが設定されていない場合(ステップS1602:No)は、転送装置400Bは、ステップS1608へ移行する。パケットにフラグが設定されている場合(ステップS1602:Yes)は、転送装置400Bは、ステップS1603へ移行する。
このように、実施の形態2にかかる送信処理部327は、データフローが複数のリンクによって送信されているか、または1つのリンクによって送信されているかを、転送装置400Aによってパケットにフラグが設定されているか否かによって判定する。
<受信側の転送装置の処理の例2>
図17は、実施の形態2にかかる受信側の転送装置の処理の例2を示すフローチャート(その1)である。受信側の転送装置400Bは、たとえば図17に示す処理を実行してもよい。図17に示すステップS1701〜S1705は、図9に示したステップS901〜S905と同様である。ただし、ステップS1702においては、受信処理部328が、ステップS1701によって受信されたパケットにフラグが設定されているか否かを判断する(ステップS1702)。
ステップS1702において、フラグが設定されている場合(ステップS1702:Yes)は、転送装置400Bは、ステップS1703へ移行する。フラグが設定されていない場合(ステップS1702:No)は、転送装置400Bは、ステップS1705へ移行する。このように、受信したパケットのデータフローが1つのリンクによって送信された場合は、データフローの識別および順序整列を行わずにパケットを出力してもよい。
図18は、実施の形態2にかかる受信側の転送装置の処理の例2を示すフローチャート(その2)である。転送装置400Bは、図17に示した処理を行う場合は、各データフローを対象としてたとえば以下に示す処理を実行してもよい。まず、送信処理部327が、対象のデータフローについて送信待ちのパケットがバッファにあるか否かを判断する(ステップS1801)。対象のデータフローについて送信待ちのパケットがない場合(ステップS1801:No)は、転送装置400Bは、一連の処理を終了する。
ステップS1801において、対象のデータフローについて送信待ちのパケットがある場合(ステップS1801:Yes)は、転送装置400Bは、ステップS1802へ移行する。ステップS1802〜S1806は、図16に示したステップS1603〜S1607と同様である。すなわち、図17に示した処理を行う場合は、バッファに格納されるパケットは複数のリンクにより送信されているデータフローのパケットであるため、転送装置400Bは、バッファに格納されている各パケットについて順序整列を行う。
図17および図18に示したように、転送装置400Bは、受信したパケットについて、まずフラグが設定されているかを判断し、フラグが設定されていた場合にデータフローの識別および順序整列を行う。また、転送装置400Bは、受信したパケットにフラグが設定されていない場合は、受信したパケットを直ちに送信する。
また、実施の形態2にかかる受信側の転送装置400Bの送信処理部327は、たとえば、図7に示した処理とともに、図11に示す処理を実行してもよい。
このように、実施の形態2にかかる通信システム100においては、送信装置110は、データフローを複数のリンクにより送信するか1つのリンクにより送信するかを示すフラグ情報をデータフローのパケットに設定する。そして、受信装置120は、受信したパケットに設定されたフラグ情報に基づいて、データフローが複数のリンクにより送信されているか1つのリンクにより送信されているかを判定することができる。
この場合は、送信装置110は、データフローを複数のリンクにより送信する場合にも、データフローを1つのリンクにより送信する場合にも、各パケットにシーケンス番号を付加してもよい。これにより、シーケンス番号を付加する処理においてデータフローの割り当てを判断しなくてもよいため、送信装置110の処理を簡単にすることができる。
(実施の形態3)
図19は、実施の形態3にかかる通信システムを示す図である。図19において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図19に示す例では、データフロー1,2のトラフィックがそれぞれ30[Mbps]であり、アグリゲーションリンク#1,#2の伝送速度がそれぞれ100[Mbps]であるとする。
この場合は、アグリゲーションリンク#1,#2のいずれか1つのリンクによりデータフロー1,2の両方を転送しても帯域は不足しない。このような場合には、送信装置110は、たとえばデータフロー1,2の両方について、第1のリンクとしてアグリゲーションリンク#1を割り当て、第2のリンクはいずれのデータフローにも割り当てなくてもよい。この場合は、アグリゲーションリンク#2は、いずれのデータフローの第1のリンクまたは第2のリンクとしても使用されない。
この場合に、送信装置110の送信部113は、アグリゲーションリンク#2の動作状態を一時的に無効化する。たとえば、送信部113は、アグリゲーションリンク#1,#2が無線リンクである場合には、送信部113からの無線信号の出力を停止し、または断続的にする。これにより、省電力化を図ることができる。また、送信部113は、割当部112によって無効化中のアグリゲーションリンクにもデータフローが割り当てられた場合に、無効化中のアグリゲーションリンクを有効化する。
このように、通信システム100は、データフローのトラフィック量や各リンクの伝送速度に基づいて、データフローを複数のリンクに分散して割り当て、またはデータフローを1つのリンクに割り当てる。したがって、いずれのデータフローにも割り当てられないリンクが存在する場合がある。このような場合に、割り当てのないリンクの処理を一時的に停止することで、送信装置110の消費電力を削減することができる。
(送信装置および受信装置の適用例)
図20は、実施の形態3にかかる送信装置および受信装置の適用例を示す図である。図20において、図3に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図20に示す転送装置300は、図19に示した送信装置110および受信装置120を適用した転送装置である。転送装置300は、図3に示した転送装置300の構成に加えて稼動制御部326を備えている。
稼動制御部326は、割当部323による割り当て結果に基づいて、回線IF部331〜33nのうちの、データフローの割り当てがないアグリゲーションリンクに対応する回線IF部を一時的に無効化する。具体的には、稼動制御部326は、回線IF部による無線信号の出力を停止し、または断続的にする。また、稼動制御部326は、割当部323による割り当て結果に基づいて、無効化している回線IF部のうちの、データフローが割り当てられた回線IF部を有効化する。
(送信側の転送装置の処理)
図21は、実施の形態3にかかる稼動制御部の処理の一例を示すフローチャートである。実施の形態3にかかる送信側の転送装置400Aの稼動制御部326は、上述した処理に加えて、たとえば図21に示す各ステップを実行する。図21に示す各ステップは、パケットの転送処理とは独立に定期的に実行してもよいし、たとえば図6に示したリンクの割り当て処理によってリンクの割り当て状態が変化するごとに実行してもよい。
まず、稼動制御部326は、割当部323による割り当て結果に基づいて、有効なアグリゲーションリンクのうちの、データフローの割り当てがないリンクがあるか否かを判断する(ステップS2101)。データフローの割り当てがないリンクがある場合(ステップS2101:Yes)は、稼動制御部326は、データフローの割り当てがないリンクを無効化するか否かを判断する(ステップS2102)。
ステップS2102において、たとえば、稼動制御部326は、データフローの割り当てがないリンクについては常に無効化すると判断する。または、稼動制御部326は、有効なリンクのうちの空き帯域が最大のリンクの空き帯域が閾値より小さい場合は無効化しないと判断し、有効なリンクのうちの空き帯域が最大のリンクの空き帯域が閾値以上である場合は無効化すると判断してもよい。
または、稼動制御部326は、有効なリンクの空き帯域の合計が閾値より小さい場合は無効化しないと判断し、有効なリンクの空き帯域の合計が閾値以上である場合は無効化すると判断してもよい。または、稼動制御部326は、有効なリンクのうちの使用率が最小のリンクの使用率が閾値より大きい場合は無効化しないと判断し、有効なリンクのうちの使用率が最小のリンクの使用率が閾値以下である場合は無効化すると判断してもよい。
または、稼動制御部326は、有効なリンクの総トラフィック量を有効なリンクの伝送速度の合計で除算した値(全体の使用率)が閾値より大きい場合は無効化しないと判断してもよい。この場合は、稼動制御部326は、有効なリンクの総トラフィック量を有効なリンクの伝送速度の合計で除算した値(全体の使用率)が閾値以下である場合は無効化すると判断する。
ステップS2102において、データフローの割り当てがないリンクを無効化しないと判断した場合(ステップS2102:No)は、稼動制御部326は、一連の処理を終了する。データフローの割り当てがないリンクを無効化すると判断した場合(ステップS2102:Yes)は、稼動制御部326は、データフローの割り当てがないリンクを無効化し(ステップS2103)、一連の処理を終了する。
ステップS2101において、データフローの割り当てがないリンクがない場合(ステップS2101:No)は、稼動制御部326は、無効化しているリンクがあるか否かを判断する(ステップS2104)。ステップS2104において、無効化しているリンクがない場合(ステップS2104:No)は、稼動制御部326は、一連の処理を終了する。無効化しているリンクがある場合(ステップS2104:Yes)は、稼動制御部326は、無効化しているリンクを有効化するか否かを判断する(ステップS2105)。
ステップS2105において、たとえば、稼動制御部326は、有効なリンクのうちの空き帯域が最大のリンクの空き帯域が閾値より大きい場合は有効化しないと判断してもよい。この場合は、稼動制御部326は、有効なリンクのうちの空き帯域が最大のリンクの空き帯域が閾値以下である場合は有効化すると判断する。
または、稼動制御部326は、有効なリンクの空き帯域の合計が閾値より大きい場合は有効化しないと判断し、有効なリンクの空き帯域の合計が閾値以下である場合は有効化すると判断してもよい。または、稼動制御部326は、有効なリンクのうちの使用率が最小のリンクの使用率が閾値より小さい場合は有効化しないと判断し、有効なリンクのうちの使用率が最小のリンクの使用率が閾値以上である場合は有効化すると判断してもよい。
または、稼動制御部326は、有効なリンクの総トラフィック量を有効なリンクの伝送速度の合計で除算した値(全体の使用率)が閾値より小さい場合は有効化しないと判断してもよい。この場合は、稼動制御部326は、有効なリンクの総トラフィック量を有効なリンクの伝送速度の合計で除算した値(全体の使用率)が閾値以上である場合は有効化すると判断する。
ステップS2105において、リンクを有効化しないと判断した場合(ステップS2105:No)は、稼動制御部326は、一連の処理を終了する。無効化しているリンクを有効化すると判断した場合(ステップS2105:Yes)は、稼動制御部326は、無効化しているリンクを有効化し(ステップS2106)、一連の処理を終了する。
このように、実施の形態3にかかる通信システム100においては、送信装置110は、受信装置120との間の各リンクのうちのデータフローを割り当てていないリンクを無効化する。これにより、送信装置110の消費電力を低減することができる。
(各実施の形態にかかる転送装置の適用例)
つぎに、上述した各実施の形態にかかる転送装置の適用例について説明する。
<無線ネットワークの基地局とコアネットワーク間のバックボーン部分への適用>
図22は、転送装置を適用した通信システムの例1を示す図である。図22において、図4に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図22に示す通信システム2200は、無線基地局2210と、転送装置400A,400Bと、無線システムコア網2220と、を含んでいる。
転送装置400Aおよび転送装置400Bは、無線基地局2210と無線システムコア網2220との間で送受信される各データフローを、アグリゲーションリンク#1〜#nによるリンクアグリゲーションによって転送する。このように、転送装置400Aおよび転送装置400Bは、通信システム2200の無線基地局2210と無線システムコア網2220の間のバックホール回線部分に適用することができる。
<無線基地局と無線端末の通信リンク部分への適用>
図23は、転送装置を適用した通信システムの例2を示す図である。図23において、図4に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図23に示す通信システム2300は、無線端末2310と、無線基地局2320と、を含んでいる。無線端末2310および無線基地局2320は、キャリア周波数f1〜fnのアグリゲーションリンク#1〜#nによるリンクアグリゲーションによって互いにデータフローを送受信するマルチキャリア通信を行う。
マルチキャリア通信において、複数のキャリア周波数f1〜fnを同時に使用するため、各キャリア周波数の無線リンクを、それぞれアグリゲーションリンク#1〜#nとして用いることができる。図4に示した転送装置400Aおよび転送装置400Bは、無線端末2310および無線基地局2320のそれぞれに適用することができる。このように、転送装置400Aおよび転送装置400Bは、通信システム2300の無線基地局2320と無線端末2310の通信リンク部分に適用することができる。
以上説明したように、通信システム、通信方法、受信装置および送信装置によれば、スループットを向上させることができる。なお、上述した各実施の形態においては、複数のデータフローを伝送する構成について説明したが、1つのデータフローを伝送する構成としてもよい。上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)データフローを1つまたは複数のリンクにより送信する送信装置と、
前記送信装置によって送信されるデータフローのパケットを受信し、受信したパケットのデータフローが前記複数のリンクにより送信されている場合に前記受信したパケットを順序整列して出力し、前記データフローが1つのリンクにより送信されている場合に前記受信したパケットを順序整列せずに出力する受信装置と、
を含むことを特徴とする通信システム。
(付記2)前記送信装置は、前記データフローを前記複数のリンクにより送信する場合は前記データフローの各パケットに前記各パケットの順序を示す順序情報を付加し、前記データフローを前記1つのリンクにより送信する場合は前記各パケットに前記順序情報を付加しないことを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)前記受信装置は、前記受信したパケットに前記順序情報が付加されているか否かに基づいて、前記データフローが前記複数のリンクにより送信されているか前記1つのリンクにより送信されているかを判定することを特徴とする付記2に記載の通信システム。
(付記4)前記送信装置は、前記データフローを前記複数のリンクにより送信するか1つのリンクにより送信するかを示すフラグ情報を前記データフローのパケットに設定し、
前記受信装置は、前記受信したパケットに設定されたフラグ情報に基づいて、前記データフローが前記複数のリンクにより送信されているか前記1つのリンクにより送信されているかを判定することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記5)前記送信装置は、前記データフローを前記複数のリンクにより送信するか1つのリンクにより送信するかを示す制御情報を前記受信装置へ送信し、
前記受信装置は、前記送信装置によって送信された制御情報に基づいて、前記データフローが前記複数のリンクにより送信されているか前記1つのリンクにより送信されているかを判定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記6)前記送信装置は、前記データフローのトラフィック量を計測し、計測したトラフィック量に基づいて、前記データフローを前記受信装置との間の各リンクのうちの1つのリンクにより送信し、または前記データフローを前記各リンクのうちの複数のリンクにより送信することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記7)前記送信装置は、前記各リンクの伝送速度を取得し、取得した伝送速度と前記トラフィック量とに基づいて、前記データフローを前記受信装置との間の各リンクのうちの1つのリンクにより送信し、または前記データフローを前記各リンクのうちの複数のリンクにより送信することを特徴とする付記6に記載の通信システム。
(付記8)前記送信装置は、前記伝送速度と前記トラフィック量とに基づく前記各リンクの空き帯域または使用率を取得し、取得した空き帯域または使用率に基づいて、前記データフローを前記受信装置との間の各リンクのうちの1つのリンクにより送信し、または前記データフローを前記各リンクのうちの複数のリンクにより送信することを特徴とする付記7に記載の通信システム。
(付記9)前記送信装置は、前記受信装置との間の各リンクのうちの前記データフローを割り当てていないリンクを無効化することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記10)前記送信装置は、前記受信装置との間の無線の各リンクのうちの前記1つまたは複数のリンクにより前記データフローを送信することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記11)前記送信装置は、複数のデータフローを送信し、
前記受信装置は、前記送信装置によって送信される複数のデータフローをそれぞれ識別して受信することを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の通信システム。
(付記12)データフローを1つまたは複数のリンクにより送信し、
送信される前記データフローのパケットを受信し、
受信したパケットのデータフローが前記複数のリンクにより送信されている場合に前記受信したパケットを順序整列して出力し、
前記データフローが1つのリンクにより送信されている場合に前記受信したパケットを順序整列せずに出力することを特徴とする通信方法。
(付記13)送信装置から1つまたは複数のリンクにより送信されるデータフローのパケットを受信する受信部と、
前記受信部によって受信されたパケットのデータフローが、前記複数のリンクにより送信されているか、または1つのリンクにより送信されているかを判定する判定部と、
前記判定部によって前記複数のリンクにより送信されていると判定された場合に前記受信されたパケットを順序整列して出力し、前記1つのリンクにより送信されていると判定された場合に前記受信されたパケットを順序整列せずに出力する整列部と、
を備えることを特徴とする受信装置。
(付記14)入力されたデータフローのトラフィック量を計測する計測部と、
前記計測部によって計測されたトラフィック量に基づいて、前記データフローを受信装置との間の各リンクのうちの1つのリンクに割り当て、または前記データフローを前記各リンクのうちの複数のリンクに割り当てる割当部と、
前記割当部による割り当て結果に基づいて前記各リンクの少なくともいずれかにより前記データフローを前記受信装置へ送信する送信部と、
を備えることを特徴とする送信装置。
(付記15)前記送信部は、前記データフローを前記複数のリンクにより送信する場合は前記データフローの各パケットに前記各パケットの順序を示す順序情報を付加し、前記データフローを前記1つのリンクにより送信する場合は前記各パケットに前記順序情報を付加しないことを特徴とする付記14に記載の送信装置。
#1〜#n アグリゲーションリンク
100,2200,2300 通信システム
101,102 パケット
101a,101b,102a パケット列
300,400A,400B 転送装置
2210,2320 無線基地局
2220 無線システムコア網
2310 無線端末

Claims (5)

  1. データフローを1つまたは複数のリンクにより送信し、前記データフローを前記複数のリンクにより送信する場合は前記データフローの各パケットに前記各パケットの順序を示す順序情報を付加し、前記データフローを前記1つのリンクにより送信する場合は前記各パケットに前記順序情報を付加しない送信装置と、
    前記送信装置によって送信されるデータフローのパケットを受信し、受信したパケットに前記順序情報が付加されているか否かに基づいて、前記データフローが前記複数のリンクにより送信されているか前記1つのリンクにより送信されているかを判定し、前記受信したパケットのデータフローが前記複数のリンクにより送信されていると判定した場合に前記受信したパケットを順序整列して出力し、前記データフローが1つのリンクにより送信されていると判定した場合に前記受信したパケットを順序整列せずに出力する受信装置と、
    を含むことを特徴とする通信システム。
  2. 前記送信装置は、前記データフローを前記複数のリンクにより送信するか1つのリンクにより送信するかを示すフラグ情報を前記データフローのパケットに設定し、
    前記受信装置は、前記受信したパケットに設定されたフラグ情報に基づいて、前記データフローが前記複数のリンクにより送信されているか前記1つのリンクにより送信されているかを判定することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記送信装置は、前記データフローを前記複数のリンクにより送信するか1つのリンクにより送信するかを示す制御情報を前記受信装置へ送信し、
    前記受信装置は、前記送信装置によって送信された制御情報に基づいて、前記データフローが前記複数のリンクにより送信されているか前記1つのリンクにより送信されているかを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記送信装置は、前記データフローのトラフィック量を計測し、計測したトラフィック量に基づいて、前記データフローを前記受信装置との間の各リンクのうちの1つのリンクにより送信し、または前記データフローを前記各リンクのうちの複数のリンクにより送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信システム。
  5. データフローを1つまたは複数のリンクにより送信し、前記データフローを前記複数のリンクにより送信する場合は前記データフローの各パケットに前記各パケットの順序を示す順序情報を付加し、前記データフローを前記1つのリンクにより送信する場合は前記各パケットに前記順序情報を付加せず、
    送信される前記データフローのパケットを受信し、
    受信したパケットに前記順序情報が付加されているか否かに基づいて、前記データフローが前記複数のリンクにより送信されているか前記1つのリンクにより送信されているかを判定し、
    前記受信したパケットのデータフローが前記複数のリンクにより送信されていると判定した場合に前記受信したパケットを順序整列して出力し、
    前記データフローが1つのリンクにより送信されていると判定した場合に前記受信したパケットを順序整列せずに出力することを特徴とする通信方法。
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