JP5452985B2 - 光伝送システム - Google Patents
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Description
S1.トラフィック量監視:LAN側(イーサネット側)のトラフィック量を監視し、トラフィック量に応じて、リンクアグリゲーションのリンク数増減を判断する。なお、トラフィック量の監視、およびリンク数増減の判断手法については、L2SW間の転送パケット数のMIB(Management Information Base)情報を基に算出することができる(参考:特開2006−157102号公報)。
(I)同一L2リンク速度、および同一WDM信号速度の場合:
L2リンクの速度は全てある速度で一定(例:全リンクの速度が1Gbpsなど)、WDM信号の速度もある速度で一定の場合(例:全WDM信号の速度が10Gbpsなど)の場合、ただし、WDM信号の速度はL2リンクの速度より大きい。
増加させるL2リンクの数をm、L2リンクの1リンクあたりの帯域をBL2、WDM信号の帯域をBwdm、リンクアグリゲーションのリンク収容に用いられているWDM信号の残りの帯域をBr_wdmとする。(図4a参照)。
(1)Br_wdm<m*BL2の場合は、WDM信号数を増加させる必要がある。
・m=1の場合:WDM信号を1本増加させる。仮定より、Bwdm>=BL2を満たしているためである。
・mが2以上の整数の場合:増加させるWDM信号数をNとすると、Nは下記の式で与えられる。
N=([m−(Br_wdm/BL2)]*BL2)/Bwdm
ただし、割り算部分Br_wdm/BL2が割り切れない場合は数値を整数に切り下げる。
また、割り算部分([m−(Br_wdm/BL2)]*BL2)/Bwdmが割り切れない場合は、数値を整数に切り上げる。
増加させるWDM信号数を決定後、S4に進む。
(2)Br_wdm>=m*BL2の場合は、WDM信号数を増加させる必要がない。WDM信号の残りの帯域に、増加させるL2リンクを収容できるためである。
(II)L2リンク速度、およびWDM信号速度が混在の場合:
様々なL2リンク速度が混在(例:1GbE,10GbEなどが混在)、様々なWDM信号速度が混在(例:2.5Gbps,10Gbps信号などが混在)する場合、ただし、この場合もWDM信号の速度は収容されるL2リンクの速度より大きい。
既に収容されているL2リンクの1リンクあたりの帯域をBL2[i](iは1からαの整数)、リンクアグリゲーションのリンク収容に用いられているWDM信号の帯域をBwdm[j](jは1からβの整数)、リンクアグリゲーションのリンク収容に用いられているWDM信号の残りの帯域をBr_wdmとし、増加させるL2リンクの1リンクあたりの帯域をBL2[a](aは1からmの整数であり、mは増加させるリンクの数を示す)、増加するL2リンクを収容するために使用されるWDM信号の帯域をBwdm[b](bは1からNの整数であり、Nは増加させるWDM信号数を示す)とする。(図4b参照)。
(1)Br_wdm=0、もしくは
・m=1の場合:WDM信号を1本増加させる。仮定より、Bwdm[1]>=BL2[1]を満たしているためである。
・mが2以上の場合:まず、Br_wdmに収容されるリンク数をc本とすると、cは下記の条件を満たす最大数である。
(2)
(1)WDM装置の該当インタフェースが、リンク接続性監視状態に入っていた場合は、WDMリンク接続性監視を解除する。
(2)WDM装置の該当インタフェースが、リンク接続性監視状態でなかった場合は、何もしない。
S6.該当L1リンクを設定:該当するインタフェースのWDM信号光を設定する。
S7.該当L2リンクを設定:増加させる分のL2リンク(イーサネット)を、S6において設定したWDM信号光に収容されるように設定する。
S8.WDM装置の該当インタフェースの警報設定:S4において解除したWDM装置の警報を設定する。
(I)同一L2リンク速度、および同一WDM信号速度の場合:
減少させるL2リンクの数をm、L2リンクの1リンクあたりの帯域をBL2、WDM信号の帯域をBwdm、リンクアグリゲーションのリンク収容に用いられているWDM信号の残りの帯域をBr_wdmとする。また、Br_wdmを有するWDM信号においてリンク収容に使用されている帯域をBu_wdm(Bu_wdm=Bwdm−Br_wdm)とする(図5a参照)。
(1)Bu_wdm=<m*BL2の場合は、WDM信号数を減少させる必要がある。
・m=1の場合(Bu_wdm=BL2の場合):減少させるL2リンクを収容しているWDM信号を1本減少させる。ただし、WDM信号は、他のL2リンクを収容していないこととする。
・mが2以上の整数の場合:減少させるWDM信号数をNとすると、Nは下記の式で与えられる。
N=([m−(Bu_wdm/BL2)]*BL2)/Bwdm
ただし、割り算部分が割り切れない場合は数値を整数に切り下げる。なお、Bu_wdm/BL2は割り切れる。
減少させるWDM信号数を決定後、S14に進む。
(2)Bu_wdm>m*BL2の場合は、WDM信号数を減少させる必要がない。
(II)L2リンク速度、およびWDM信号速度が混在の場合:
既に収容されているL2リンクの1リンクあたりの帯域をBL2[i](iは1からαの整数)、リンクアグリゲーションのリンク収容に用いられているWDM信号の帯域をBwdm[j](jは1からβの整数)、リンクアグリゲーションのリンク収容に用いられているWDM信号の残りの帯域をBr_wdmとし、減少させるL2リンクの1リンクあたりの帯域をBL2[a](aは1からmの整数であり、mは減少させるリンクの数を示す)、減少させるL2リンクを収容するために使用されているWDM信号の帯域をBwdm[b](bは、1からNの整数であり、Nは減少させるWDM信号数を示す)とする。また、Br_wdmを有するWDM信号においてリンク収容に使用されている帯域をBu_wdm(Bu_wdm=Bwdm[β]−Br_wdm)とする(図5b参照)。
(1)
・m=1の場合(Bu_wdm=BL2[1]の場合):減少させるL2リンクを収容しているWDM信号を1本削減する。ただし、削減するWDM信号は、他のL2リンクを収容していないこととする。
・mが2以上の場合:Bu_wdmに収容されているリンク数をc本とすると、減少させるWDM信号数Nは、下記の式を満足する最小数である。
(2)
・変調器ドライバ
・変調器バイアス電源部
・データ処理部(クライアント信号をカプセリングする処理機能部分)
受信機側において以下の部分の電源をオフにする。
・データ処理部(カプセリングされたクライアント信号からクライアント信号を取り出す処理機能部分)
・クロック抽出部(受信信号からクロックを抽出する部分)
(1)監視用通信の設定:
WDM装置の光送受信機のL1リンクを削除したインタフェースにおいて、WDM信号のビットレートよりも低速ビットレートの監視用通信設定を行う(図6参照)。システムで用いられる監視用通信ビットレートは、予め決めておくこととする。送信側では、監視時に直接変調を用いて一定期間ごとに監視信号を送信する。このとき、変調器に対してデータ信号の印加をオフすることにより、変調器を監視用信号が通過することになる。受信側では、ある期間監視信号が受信不能になった場合に、線路障害が発生したと判断する。
(2)監視光の設定:
WDM装置の光送受信機のL1リンクを削除したインタフェースにおいて、図7のように光源はオフせずに、連続光を用いてリンクの接続性を確認可能とする設定を行う。受信側では、光パワーを観測し、観測された光パワーがしきい値以下になった場合に線路障害が発生したと判断する。
(1)S17において監視用通信を設定した場合:監視用通信を用いて、定期的なパケット交換を行うことによりリンクの接続性を監視する。このとき、監視用信号の受信側では、監視信号用のクロック抽出機能を動作させる。
(2)S17において監視光を設定した場合:監視光を用いてリンク接続性を監視する。
S22.該当線路の障害警報通知を上位装置(ネットワーク管理システム等)に行う。
S23.予備リンクの有無:予備リンクの有無を確認する。予備リンクがない場合、S26に進み、予備リンクがある場合、S24に進む。
S24.予備リンクをすぐに使用するかどうか判断する。例えば、障害状況確認後に手動でバックアップするような時は、予備リンクをすぐに使用する必要がない場合がある。予備リンクをすぐに使用する場合は、S25に進み、すぐに使用しない場合は、S27に進む。
S25.リンク数を増加させ、障害回線のバックアップを行う。
S26.予備リンクがないため、バックアップ不可能であることを上位装置に通知して終了する。
S27.WDM装置の該当インタフェースの監視用通信(もしくは監視光)設定、およびリンク接続性監視設定を行い、スタンバイ状態とする。ただし、予備リンクがすでに、監視用通信(もしくは監視光)設定、およびリンク接続性監視が設定されていた場合は、そのままの状態で予備リンクとして待機する。
2 WDM装置
3、4 L2スイッチ/WDM装置連携・制御部
5 OSC
6 L2スイッチ制御部
7 WDM装置制御部
Claims (4)
- クライアント信号のL2リンクを設定する手段、およびWDM装置との連携を行う手段を有するクライアント装置と、
前記クライアント装置のL2リンク数の削減および増加と連携して、WDM信号の削減および増加を設定する手段を有するWDM装置と、
前記WDM信号を削減する際に、WDM信号の変調器ドライバ、変調器バイアス電源部およびデータ処理部の電源をオフにする手段と、
前記WDM装置のWDM信号を増加させるときに、
前記WDM装置の該当インタフェースがリンク接続性監視状態に入っていた場合には、WDMリンク接続性監視を解除し、該当WDMリンクを設定した後に、該当L2リンクを設定し、前記WDM装置の該当インタフェースの警報を設定し、
前記WDM装置の該当インタフェースがリンク接続性監視状態に入っていない場合には、該当WDMリンクを設定した後に、該当L2リンクを設定し、WDM装置の該当インタフェースの警報を設定する手段と、
前記WDM装置のWDM信号を減少させるときに、
前記WDM装置の該当インタフェースの警報設定を解除し、該当L2リンクを削除した後に、該当WDMリンクを削除し、前記WDM装置の該当インタフェースに対して監視用通信もしくは監視光を設定し、リンク接続性監視を設定する手段と、
を備えていることを特徴とする光伝送システム。 - 前記クライアント装置は、LAN側のトラフィック量を監視する監視手段をさらに有し、前記クライアント装置の設定手段は、前記トラフィック量が増加した場合にL2リンク数を増加させ、前記トラフィック量が減少した場合にL2リンク数を減少させる手段であることを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
- 前記WDM装置の設定手段は、
L2リンク数が増加したとき、リンクアグリケーションのリンク収容に用いられているWDM信号の残りの帯域が、増加するL2リンクの帯域より小さい場合、WDM信号を増加させ、
L2リンク数が減少したとき、リンクアグリケーションのリンク収容に用いられているWDM信号の残りの帯域を有しているWDM信号においてリンク収容に使用されている帯域が、減少するL2リンクの帯域より小さい場合、WDM信号を減少させる手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の光伝送システム。 - 線路障害を検出したときに、
予備リンクが有り、かつ、予備リンクをすぐに使用する場合には、WDMリンク数を増加させ、
予備リンクが有り、かつ、予備リンクをすぐには使用しない場合には、前記WDM装置の該当インタフェースに対して監視用通信もしくは監視光を設定し、リンク接続性監視設定を行い、スタンバイ状態とする手段、
をさらに備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光伝送システム。
Priority Applications (1)
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JP2009134932A JP5452985B2 (ja) | 2009-06-04 | 2009-06-04 | 光伝送システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009134932A JP5452985B2 (ja) | 2009-06-04 | 2009-06-04 | 光伝送システム |
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Family Applications (1)
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JP2009134932A Active JP5452985B2 (ja) | 2009-06-04 | 2009-06-04 | 光伝送システム |
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2009
- 2009-06-04 JP JP2009134932A patent/JP5452985B2/ja active Active
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