JP2002171111A - 携帯無線機及び携帯無線機用アンテナ - Google Patents

携帯無線機及び携帯無線機用アンテナ

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JP2002171111A
JP2002171111A JP2000368487A JP2000368487A JP2002171111A JP 2002171111 A JP2002171111 A JP 2002171111A JP 2000368487 A JP2000368487 A JP 2000368487A JP 2000368487 A JP2000368487 A JP 2000368487A JP 2002171111 A JP2002171111 A JP 2002171111A
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substrate
wireless device
ground plane
portable wireless
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Takao Ono
隆夫 尾野
Akira Ito
亮 伊藤
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Anten Corp
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NEC Corp
Anten Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/045Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna with particular feeding means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • H01Q1/242Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
    • H01Q1/243Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯無線機の地板に流れる高周波電流を打ち
消さないようにアンテナを配置することにより、放射効
率を向上させたアンテナを備えた携帯無線機を提供す
る。 【解決手段】 アンテナ(3)と、アンテナに対する地
板として作用する導体(2)とを有する携帯無線機にお
いて、前記地板は、前記アンテナから放射される電波の
略4分の1波長の辺を有し、前記アンテナは、前記地板
の略4分の1波長の辺において、前記地板の端部から略
3分の1より前記端部に近い位置に設けられることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、携帯無線機及び携
帯無線機用アンテナに関し、特に放射効率のよい携帯無
線機用アンテナ及びこのアンテナを備えた携帯無線機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯無線機は筐体の外部又は内部
にアンテナを設け、アンテナから電波を放射し、アンテ
ナにより電波を捕捉して送受信動作を行っていた。特
に、携帯電話機では、図7に示すように、携帯電話機の
筐体1の上部に伸長可能に構成されたホイップアンテナ
3を備えている。また、筐体に固定的に設けられたヘリ
カルアンテナ、筐体内に逆Fアンテナ等の内蔵アンテナ
を有している携帯無線機もある。
【0003】この携帯無線機は、地板として機能する筐
体等の導体を設け、アンテナと地板との間に給電するこ
とにより、地板にアンテナエレメントと対称な電気的イ
メージを作り、アンテナエレメントを送受信電波の略4
分の1波長の長さとしたダイポールアンテナを構成して
いる。具体的には、携帯無線機の筐体に設けられたシー
ルド、回路部品を覆うシールド、回路部品が配置された
プリント基板のグランドパターン等が地板として機能し
て、これらの導体の表面に高周波電流が流れる。このア
ンテナの入力インピーダンスや放射効率等のアンテナ特
性は、地板に流れる電流により変化する。
【0004】携帯無線機のうち携帯電話機は、1GHz
近辺の周波数を用いて送受信しているので、この送受信
電波の波長は約30cmであり、4分の1波長は約7.
5cmとなる。一方、携帯電話機は小型化しており、幅
が4cm程度のものが多く、この幅は送受信電波の4分
の1波長より短いものである。
【0005】しかし、近年、携帯電話機の加入者の増
加、高周波技術の進歩等により、高い周波数を送受信に
用いる携帯電話機が開発されており、送受信電波の波長
と、地板として機能する筐体の大きさとの関係に変化が
見られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近開発されている携
帯無線機では送受信周波数が2GHz近くとなってお
り、この送受信電波の波長は約15cmであり、4分の
1波長は4cm弱となる。一方、携帯電話機の幅が4c
m程度であり、送受信電波の4分の1波長とほぼ等し
い。よって、筐体の大きさがアンテナの特性に影響を及
ぼすようになってくる。
【0007】ここで、地板として機能する筐体に電気的
イメージを作る高周波電流を考えると、アンテナと地板
との間に給電することにより、給電点から筐体上に前後
左右に高周波電流が流れる。
【0008】図8にアンテナ3が地板2の上辺の中央に
配置された場合の地板に流れる高周波電流の様子を示
す。給電点4から左右に流れる電流5a、5bは同じ位
相で逆向きに流れるので、互いに打ち消し合ってしまう
ことから、電気的イメージを作る高周波電流は遠方から
は見えなくなってしまい、地板2にアンテナエレメント
3の電気的イメージが形成されなくなる。このようにア
ンテナエレメント3が地板の一辺の中央付近に配置され
ると、アンテナ3の放射効率が低下してしまう。
【0009】一方、地板である基板2の大きさ(給電点
4が設けられる部分の辺長)が送受信電波の4分の1波
長より短ければ、同位相で逆向きに高周波電流が流れ経
路が波長に比べて十分に短いことから、左右に流れる高
周波電流が互いに打ち消し合わず、アンテナエレメント
3の電気的イメージが形成される。
【0010】本発明は、携帯無線機の地板に流れる高周
波電流を打ち消さないような位置にアンテナを配置する
ことにより、送受信周波数が上昇しても、放射効率を向
上させたアンテナを備えた携帯無線機を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、アンテナ
(3)と、アンテナに対する地板として作用する導体
(例えば、基板2)とを有する携帯無線機において、前
記地板は前記アンテナから放射される電波の略4分の1
波長の辺を有し、前記アンテナは前記地板の略4分の1
波長の辺において、前記地板の端部から略3分の1より
前記端部に近い位置に設けられることを特徴とする。
【0012】第2の発明は、アンテナ(3)と、アンテ
ナに対する地板として作用する導体(例えば、基板2)
とを有する携帯無線機において、前記地板に流れる高周
波電流を前記アンテナから見て非対称とするように、前
記アンテナが前記地板に対して非対称の位置に設けられ
ることを特徴とする。
【0013】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記アンテナは、前記携帯無線機の下部に設けられ
ることを特徴とする。
【0014】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記アンテナは、前記携帯無線機に備えられた基板
に設けられることを特徴とする。
【0015】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記アンテナは、前記基板と同一面において屈曲さ
れていることを特徴とする。
【0016】第6の発明は、アンテナ(3)と、アンテ
ナに対する地板として作用する導体(例えば、基板2)
とを有する携帯無線機において、前記地板は、前記エレ
メントから放射される電波の略4分の1波長の辺を有
し、前記エレメントは、前記地板の略4分の1波長の辺
において、前記地板の端部から略3分の1より前記端部
に近い位置に、前記地板に流れる高周波電流の位相を前
記エレメントから見て非対称とするように設けられるこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の作用および効果】第1の発明では、地板はアン
テナにより送受信される電波の略4分の1波長の辺を有
し、アンテナは地板の略4分の1波長の辺を有する部分
であって、地板の端部から略3分の1より端部に近い位
置、すなわち地板の中心の略3分の1を外した位置、に
設けらるので、アンテナの放射効率を向上させることが
できる。
【0018】第2の発明では、地板に流れる高周波電流
の位相をアンテナの地板上の給電点から見て非対称とす
るようにアンテナが設けられているので、アンテナの放
射効率を向上させることができる。
【0019】第3の発明では、アンテナは携帯無線機の
下部に設けられるので、通話時にアンテナが邪魔になら
ない。
【0020】第4の発明では、アンテナは携帯無線機に
備えられた基板に設けられるので、アンテナエレメント
を別個に設ける必要がない。
【0021】第5の発明では、アンテナは基板と同一面
において屈曲されているので、携帯無線機を小型にする
ことができる。
【0022】第6の発明の携帯無線機用アンテナでは、
地板はエレメントから放射される電波の略4分の1波長
の辺を有し、エレメントは地板の略4分の1波長の辺を
有する部分であって、地板の端部から略3分の1より端
部に近い位置に設けられるので、地板に流れる高周波電
流を前記エレメントから見て非対称とすることにより、
アンテナの放射効率を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施の形態の携帯
無線機の構成図であり、携帯無線機を正面から見た内部
の構成を表す概念図である。
【0025】携帯電話機の筐体1の内部には送受信回路
が配置された基板2が設けられている。アンテナ3は、
基板2に設けられた給電点4において基板2上に配置さ
れた送受信回路(図示省略)と接続するように配置され
ている。また、アンテナ3の大部分は筐体1の下部から
下方向に突出するように設けられている。
【0026】基板2の中心より筐体1の端部に近い位置
には、アンテナ3が接続される給電点4が配置されてい
る。この基板2はアース電位のグランドパターンを有
し、アンテナ3は給電点4においてアンテナ3と基板2
とグランドとの間に給電される。よって、基板2のグラ
ンドパターンが地板として作用して、基板2のグランド
パターン(地板)にアンテナエレメント3と対称な電気
的イメージを作る。
【0027】図2は、本発明の第1の実施の形態の基板
2の電流分布を表す図である。
【0028】地板として機能する基板2を流れる高周波
電流5a、5bは、地板2の外周近くを矢線で示したよ
うに流れる。給電点4から水平方向(図で左右)に流れ
る高周波電流5a、5bは互いに同位相で逆向きなの
で、この給電点から左方向に流れる高周波電流5aと、
右方向に流れる高周波電流5bとは給電点4の左右で打
ち消し合う。しかし、本発明では給電点4が地板2の端
部近傍に設けられているので、高周波電流が地板2を水
平に流れる経路長は給電点4の左側5aと右側5bとで
異なり(左側5aは短く、右側5bは長い)、右側に流
れる電流5bは、左側に流れる電流5aの水平方向の経
路長の分は打ち消し合うが、給電点4から右側に流れる
電流5bの大部分は打ち消さないので、給電点4から右
側には十分な大きさの電流5bが流れる。
【0029】本実施の形態では、携帯無線機の筐体1内
に設けられた基板2のグランドパターンが地板として機
能するものであるが、前述したように、筐体1に設けら
れたシールド、基板2上に設けられた回路部品を覆うシ
ールド等も地板として機能する。より具体的には、携帯
無線機の筐体1の内面に設けたシールド、回路部品を覆
うシールド、回路部品が配置されたプリント基板2のグ
ランドパターン等のうち最も外側にある導体が地板とし
て機能することになる。要するに、本発明は、携帯無線
機の内部の地板として機能する部位に対して均等となら
ない位置に、地板に流れる高周波電流が打ち消しにくい
ように給電点4を配置しするものである。
【0030】このように、第1の実施の形態では、アン
テナ3が地板として機能する基板2と接続される点(給
電点4)が、基板2の中心より筐体1の端部に近い位置
にあるので、基板2に流れる高周波電流の位相がアンテ
ナ3から見て非対称となり、基板2に流れる高周波電流
が打ち消し合わないことから、基板2にアンテナエレメ
ント3の電気的イメージが作られ、放射効率が向上す
る。また、アンテナ3は筐体1の下部から下方に突出す
るように設けられるので、通話時にアンテナ3が邪魔に
ならない。
【0031】図3は、本発明の第2の実施の形態の携帯
無線機の構成図であり、携帯無線機を正面から見た内部
の構成を表す概念図である。この実施の形態では、アン
テナ3が基板2から突出した後、屈曲部6にて屈曲され
ている。その他の構成は図1において説明した第1の実
施の形態と同じであるので、同じ符号が付され同一の機
能を有する個々の構成の詳細な説明は省略する。
【0032】携帯電話機の筐体1の内部には送受信回路
が配置された基板2が設けられており、アンテナ3は基
板2に設けられた給電点4において基板2上に配置され
た送受信回路(図示省略)と接続されている。
【0033】第2の実施の形態でも、第1の実施の形態
と同様に、アンテナ3が接続される給電点4は地板とし
て機能する基板2の端部に近い位置に配置されている。
また、アンテナ3は給電点4において基板2から突出し
た後、基板2と同一平面上で屈曲部6にて左方向(図で
右側)に屈曲している。この屈曲されたアンテナ3は筐
体1から突出しないように、筐体1内に収容されてい
る。
【0034】この第2の実施の形態ではアンテナ3を基
板2から突出して配置しているが、アンテナ3を基板2
上に構成してもよい。具体的にはプリント基板2上の導
体パターンによりアンテナ3を形成し、導体パターンを
基板2上で水平方向に屈曲させてアンテナ3を形成す
る。この場合、アンテナ配置部以外のグランドパターン
や、基板の内層のグランドパターンが基板として機能す
る。
【0035】このように、第2の実施の形態では、アン
テナ3が地板として機能する基板2と接続される給電点
4が、基板2の端部に近い位置にあるので、基板2に流
れる高周波電流が打ち消し合わないことから、放射効率
が向上することに加え、アンテナ3を基板2と同一平面
上で屈曲させたので、アンテナ3を小型に構成すること
ができ、筐体1からアンテナ3が突出せず、通話時にア
ンテナ3が邪魔にならない小型の携帯無線機とすること
ができる。また、アンテナ3は基板2に設けられるの
で、アンテナエレメント3を別個に設ける必要がなく、
部品点数を削減でき、コストを削減することができる。
【0036】図4は、本発明の第3の実施の形態の携帯
無線機の構成図であり、携帯無線機を正面側から斜視し
た内部の構成を表す概念図である。この実施の形態で
は、アンテナ3が基板2から突出した後に屈曲され、更
に折り返されている。その他の構成は図1において説明
した第1の実施の形態と同じであるので、同じ符号が付
され同一の機能を有する個々の構成の詳細な説明は省略
する。
【0037】携帯電話機の筐体1の内部には送受信回路
が配置された基板2が設けられており、アンテナ3は基
板2に設けられた給電点4において基板2上に配置され
た送受信回路(図示省略)と接続されている。
【0038】第3の実施の形態でも、他の実施の形態と
同様に、アンテナ3が接続される給電点4は地板として
機能する基板2の端部に近い位置に配置されている。ま
た、アンテナ3は給電点4において基板2から突出した
後、屈曲部6にて左方向(図で右側)に屈曲され、筐体
1の右側にて給電点4方向に折り返されている。この折
り返されたアンテナ3は筐体1から突出しないように、
筐体1内に収容されている。
【0039】この第3の実施の形態ではアンテナ3を基
板2から突出して配置しているが、アンテナ3を基板2
上に構成してもよい。具体的にはプリント基板2上の導
体パターンによりアンテナ3を形成し、導体パターンを
基板2上で水平方向に屈曲させてアンテナ3を形成し
て、導体パターンを基板2のスルーホールにより基板2
の裏面に延伸し、基板2の裏面において逆方向に折り返
して、アンテナエレメント3を形成する。
【0040】図5は、本発明の第4の実施の形態の携帯
無線機の構成図であり、携帯無線機を正面側から斜視し
た内部の構成を表す概念図である。この実施の形態で
は、アンテナ3が折り返され、アンテナエレメント3が
閉じないように周回している。その他の構成は図1にお
いて説明した第1の実施の形態と同じであるので、同じ
符号が付され同一の機能を有する個々の構成の詳細な説
明は省略する。
【0041】携帯電話機の筐体1の内部には送受信回路
が配置された基板2が設けられており、アンテナ3は基
板2に設けられた給電点4において基板2上に配置され
た送受信回路(図示省略)と接続されている。
【0042】第4の実施の形態でも、他の実施の形態と
同様に、アンテナ3が接続される給電点4は地板として
機能する基板2の端部に近い位置に配置されている。ま
た、アンテナ3は給電点4において基板2から突出した
後、屈曲部6にて基板2から突出して左方向(図で右
側)に屈曲され、筐体1の右側にて給電点4方向に折り
返され、さらにアンテナエレメント3の先端が閉じない
(アンテナエレメント3の他の部分に接触しない)よう
に周回している。この周回したアンテナ3は筐体1から
突出しないように、筐体1内に収容されている。
【0043】図5では、アンテナ3を基板2から突出し
て配置しているが、アンテナ3を基板2上に構成しても
よい。具体的にはプリント基板2上の導体パターンによ
りアンテナ3を形成し、導体パターンを基板2上で水平
方向に屈曲させ、スルーホールにより基板2の裏面に延
伸し、基板2の裏面において逆方向(給電点4の方向)
に折り返して延伸し、更にスルーホールにて基板2表面
に導体を延伸して、周回したアンテナエレメント3を形
成している。
【0044】このように、第3の実施の形態又は第4の
実施の形態では、アンテナ3が地板として機能する基板
2と接続される給電点4が、基板2の端部に近い位置に
あるので、基板2に流れる高周波電流が打ち消し合わな
いことから、放射効率が向上することに加え、アンテナ
3を筐体1から突出しないように基板2内で折り返した
ので、4分の1波長より長い(例えば、2分の1波長
の)アンテナ3を、筐体1から突出しないように小型に
構成することができる。
【0045】図6は、本発明の第5の実施の形態の携帯
無線機の構成図であり、携帯無線機を正面側から斜視し
た内部の構成を表す概念図である。この実施の形態で
は、アンテナ3は屈曲された後、幅広部7を設けてい
る。その他の構成は図1において説明した第1の実施の
形態と同じであるので、同じ符号が付され同一の機能を
有する個々の構成の詳細な説明は省略する。
【0046】携帯電話機の筐体1の内部には送受信回路
が配置された基板2が設けられており、アンテナ3は、
基板2に設けられた給電点4において基板2上に配置さ
れた送受信回路(図示省略)と接続されている。
【0047】第5の実施の形態でも、他の実施の形態と
同様に、アンテナ3が接続される給電点4は地板として
機能する基板2の端部に近い位置に配置されている。ま
た、アンテナ3は給電点4において基板2から突出し
て、屈曲部6にて左方向(図で右側)に屈曲された後、
基板2の表面と直交した面を形成するように幅広部7が
設けられている。また、この幅広部7を有するアンテナ
3は筐体1から突出しないように、筐体1内に収容され
ている。
【0048】この第5の実施の形態では、アンテナ3を
筐体1から離して配置しているが、アンテナ3を筐体1
上に構成してもよい。具体的には筐体1の内面にアンテ
ナエレメント3を構成する金属板を配置する。また、基
板にアンテナエレメント3を構成する導体を配置するこ
ともできる。
【0049】このように、第5の実施の形態では、アン
テナ3が地板として機能する基板2と接続される給電点
4が、基板2の端部に近い位置にあるので、基板2に流
れる高周波電流が打ち消し合わないことから、放射効率
が向上することに加え、アンテナエレメント3に幅広部
7を設けたので、周波数帯域が広く、VSWRがよい、
小型のアンテナを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の携帯無線機の構
成図である。
【図2】 本発明の実施の形態の基板の電流分布を表す
図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の携帯無線機の構
成図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態の携帯無線機の構
成図である。
【図5】 本発明の第4の実施の形態の携帯無線機の構
成図である。
【図6】 本発明の第5の実施の形態の携帯無線機の構
成図である。
【図7】 従来の携帯無線機のアンテナの配置を示す斜
視図である。
【図8】 従来の携帯無線機の基板の電流分布を表す図
である。
【符号の説明】
1 筐体 2 基板(地板) 3 アンテナ(エレメント) 4 給電点 5a、5b 高周波電流 6 屈曲部 7 幅広部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 亮 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内式会社 Fターム(参考) 5J047 AA04 AB06 FA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナと、アンテナに対する地板とし
    て作用する導体とを有する携帯無線機において、 前記地板は、前記アンテナから放射される電波の略4分
    の1波長の辺を有し、 前記アンテナは、前記地板の略4分の1波長の辺におい
    て、前記地板の端部から略3分の1より前記端部に近い
    位置に設けられることを特徴とする携帯無線機。
  2. 【請求項2】 アンテナと、アンテナに対する地板とし
    て作用する導体とを有する携帯無線機において、 前記地板に流れる高周波電流を前記アンテナから見て非
    対称とするように、前記アンテナが前記地板に対して非
    対称の位置に設けられることを特徴とする携帯無線機。
  3. 【請求項3】 前記アンテナは、前記携帯無線機の下部
    に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    携帯無線機。
  4. 【請求項4】 前記アンテナは、前記携帯無線機に備え
    られた基板に設けられることを特徴とする請求項1から
    3のいずれか一つに記載の携帯無線機。
  5. 【請求項5】 前記アンテナは、前記基板と同一面にお
    いて屈曲されていることを特徴とする請求項4に記載の
    携帯無線機。
  6. 【請求項6】 アンテナと、アンテナに対する地板とし
    て作用する導体とを有する携帯無線機において、 前記地板は、前記エレメントから放射される電波の略4
    分の1波長の辺を有し、 前記エレメントは、前記地板の略4分の1波長の辺にお
    いて、前記地板の端部から略3分の1より前記端部に近
    い位置に、前記地板に流れる高周波電流の位相を前記エ
    レメントから見て非対称とするように設けられることを
    特徴とする携帯無線機用アンテナ。
JP2000368487A 2000-12-04 2000-12-04 携帯無線機及び携帯無線機用アンテナ Pending JP2002171111A (ja)

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