JP2000261532A - 移動携帯端末 - Google Patents

移動携帯端末

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JP2000261532A
JP2000261532A JP5822399A JP5822399A JP2000261532A JP 2000261532 A JP2000261532 A JP 2000261532A JP 5822399 A JP5822399 A JP 5822399A JP 5822399 A JP5822399 A JP 5822399A JP 2000261532 A JP2000261532 A JP 2000261532A
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antenna
portable terminal
antenna device
mobile portable
mobile
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JP5822399A
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English (en)
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Susumu Fukushima
▲奨▼ 福島
Naoki Yuda
直毅 湯田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動携帯端末に関して、通話時におけるアン
テナ利得が自由空間においてのものと比較して著しく劣
化することを防ぎ、良好な通信品質を維持することを目
的とするものである。 【解決手段】 筐体106上部にスピーカ101、下部
にマイクロフォン102を内蔵した移動携帯端末におい
て、第1のアンテナ装置4をその筐体106のマイクロ
フォン102が設けられた下部側に配設したことを特徴
とする移動携帯端末であり、人体頭部よりアンテナ装置
をできるだけ離すことが可能となるため、人体頭部によ
る電界強度減衰、アンテナ入力インピーダンスの変化に
よるアンテナ給電時の反射損を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に携帯電話に使用
されている移動携帯端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10(a)、(b)に従来の国内携帯
電話の外観を示す。従来の国内携帯電話に用いられてい
るアンテナとしては、筐体106の上端表面より鉛直方
向に設置されるアンテナ100と、筐体106の上部に
内蔵されたスピーカ101とディスプレイ103との近
傍に配設される内蔵アンテナ104が挙げられる。
【0003】ここで、アンテナ100は移動体通信に使
用される送受信周波数帯域において機能するように設計
されており、内蔵アンテナ104は受信周波数帯域のみ
で機能するように設計されている。これによりダイバー
シティ方式を形成している。ダイバーシティ方式とはア
ンテナ100と内蔵アンテナ104の受信電力レベルを
比較し、そのレベルの大きな方のアンテナを選択するシ
ステムのことである。
【0004】このシステムの優位な点は、信号の伝搬路
上の存在する建造物による電波の反射、回折、減衰によ
り発生する電波伝搬フェージングに強いことである。電
波伝搬フェージングの発生している環境下にて移動通信
を行うと、通信品質が通信を行う場所または時間により
変化し、電波受信レベルの極めて低い場所、時間におい
ては通信不可能となることもありうる。故に、日本にお
ける従来の携帯端末では、ダイバーシティ方式を採用し
ている場合が多い。
【0005】筐体106の下部には、人の通話時におけ
る使用状況を踏まえてマイクロフォン102が内蔵され
ており、人の音声を電気信号へ変換している。さらにそ
の背面下部には、バッテリーユニット105へ充電する
時に充電器の電極と接触する充電用端子107が配置さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、通話時において、アンテナ100が人体頭部に
近接してしまうため、アンテナ利得が自由空間において
のものと比較して著しく劣化してしまい、通話時におけ
る良好な通信品質を維持できなくなる。アンテナ利得劣
化の要因としては、人体頭部が誘電体であるため、その
内部を透過する電界強度が、人体頭部の誘電体損により
減衰することと、人体頭部によりアンテナの放射パター
ンが変化し、それによりアンテナのインピーダンスが変
化し、故に筐体内部のRF回路との整合が取れなくなっ
たことによる反射損の増加が挙げられる。
【0007】そこで本発明は、携帯電話の通話時におけ
る通信品質の劣化を抑制することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の移動携帯端末は、アンテナの配設位置を人体
頭部よりできるだけ遠ざけることにより構成され、これ
により人体頭部による電界強度減衰、アンテナ給電にお
ける反射損を低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、筐体上部にスピーカ、下部にマイクロフォンを内蔵
した移動携帯端末において、第1のアンテナ装置を前記
筐体の下部側に配設したことを特徴とする移動携帯端末
であり、人体頭部よりアンテナ装置をできるだけ離すこ
とが可能となるため、人体頭部による電界強度減衰、ア
ンテナ給電における反射損を低減することができる。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、筐体上部にスピーカ、下部に
マイクロフォンを内蔵した移動携帯端末において、第2
のアンテナ装置を前記筐体の上部側に配設したことを特
徴とする移動携帯端末であり、アンテナ装置を2つ用意
することで、待受け時においては第2のアンテナ装置の
み機能させ、第1のアンテナ装置は筐体内に収納させて
おき、通話時のみ第1のアンテナ装置を筐体外に引出し
て機能させることができ、これにより待受け時の携帯端
末のデザインを損ねることなく、従来通りの携帯端末の
外観を維持することができる。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に記載の発明において、筐体上部にスピー
カ、下部にマイクロフォンを内蔵した移動携帯端末にお
いて、第3のアンテナ装置を前記筐体内部に設けたこと
を特徴とする移動携帯端末であり、特に第1、第2のア
ンテナ装置と異なる放射パターンを第3のアンテナ装置
に持たせることにより、携帯端末に到来する信号の種々
の偏波面に対応でき、良好な無線回線を確保できる。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、第1のアンテナ装置を導電性
のヘリカルエレメントにて構成したことを特徴とする移
動携帯端末であり、ヘリカルエレメントのエレメント間
に発生する浮遊容量によりエレメント長を短縮すること
ができると共に、ヘリカルアンテナ自体の構成よりアン
テナ高をモノポールアンテナよりも低く設定することが
できるため、アンテナ装置を小さくコンパクトに設計す
ることが可能となる。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、第1のアンテナ装置がジグザ
グ状の導電性エレメントにて構成したことを特徴とする
移動携帯端末であり、アンテナ装置をジグザグ状の導電
性エレメントにより構成することによりアンテナ装置を
平面状に設計する事ができ、これによりアンテナ装置製
造時における工程を減らす事が可能となり、結果として
安価なアンテナ装置を提供できる。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、第1のアンテナ装置が、筐体
から引出し、収納の自在な導電性の棒状エレメントにて
構成されることを特徴とする移動携帯端末であり、第1
のアンテナ装置として導電性の棒状エレメントを使用す
る事により、通話時における人体頭部によるアンテナ特
性劣化を抑制する事ができ、通信品質を良好な状態にて
維持する事が可能となる。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、第1のアンテナ装置を構成す
る導電性の棒状エレメントとヘリカルエレメントが、互
いに電気的に非接触な状態にて配置されることにより構
成され、収納時にはヘリカルエレメントが第1のアンテ
ナ装置として機能し、引出し時には棒状エレメントが第
1のアンテナ装置として機能することを特徴とする移動
携帯端末であり、これにより人体効果をあまり気にしな
い待受け時においては、外観上コンパクトなヘリカルア
ンテナが機能し、人体効果の大きい通話時においては、
アンテナ特性の劣化が少ない棒状アンテナを機能させる
事が可能となる。
【0016】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、第1のアンテナ装置を筐体内
部の基板上に所望の周波数にて共振する導電性パターン
を形成することにより構成したことを特徴とする移動携
帯端末であり、アンテナを内蔵化できるとともにアンテ
ナをパターン形成により実現できるので、製造時の工程
が削減でき、またアンテナ自体のコストを低く抑える事
が可能となり、結果として安価なアンテナ装置を実現で
きる。
【0017】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、第1のアンテナ装置を筐体内
部の基板上にチップ状の誘電体アンテナを実装すること
により構成したことを特徴とする移動携帯端末であり、
アンテナを誘電体内またはその表面に形成することによ
りアンテナサイズを小さくする事が可能となり、これに
よりアンテナ実装スペースを減らす事が可能となるとと
もに、その外観がチップ形状を有している事により、そ
の実装が容易であり、生産コストを低く抑える事が可能
である。
【0018】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項2に記載の発明において、電波の受信電力レベルによ
り第1、第2のアンテナ装置を選択するスイッチを設け
たことを特徴とする移動携帯端末であり、これによりマ
ルチパスフェージングの発生する環境下において、良好
な無線通信回線を確保することが可能となるとともに、
携帯端末への到来波の種々の偏波面に対応する事が容易
なアンテナ装置を提供する事ができる。
【0019】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項3に記載の発明において、電波の受信電力レベルによ
り第1、第2、第3のアンテナ装置を選択的に切り換え
るスイッチを設けたことを特徴とする移動携帯端末であ
り、これによりマルチパスフェージングの発生する環境
下において、特に待受け時における良好な無線通信回線
を確保することが可能となる。
【0020】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項2に記載の発明において、第2のアンテナ装置が受信
帯域においてのみ機能することを特徴とする移動携帯端
末であり、待受け時において、第1のアンテナ装置を機
能させる必要が無くなるため、第1のアンテナ装置を筐
体内部に収納し、携帯端末の外観をコンパクトなものと
する事ができ、持ち運びに優位な携帯端末の形状を実現
できるとともに、アンテナ自体がカバーしなければなら
ない周波数帯域を約半分に抑える事ができ、アンテナ設
計が容易となる。
【0021】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項3に記載の発明において、第2のアンテナ装置または
第3のアンテナ装置の少なくとも一方が受信帯域におい
てのみ機能することを特徴とする移動携帯端末であり、
第3のアンテナ装置のように筐体内部に内蔵化されるア
ンテナの比帯域が狭いという問題を克服するための有効
な手段となる。
【0022】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項13に記載の発明において、第3のアンテナ装置を絶
縁状態にて配設された第1及び第2のアンテナエレメン
トにより構成し、筐体内部のスピーカ側、マイクロフォ
ン側にそれぞれ第1のアンテナエレメント、第2のアン
テナエレメントが設置され、電波の受信レベルにより第
1のアンテナエレメントまたは第2のアンテナエレメン
トを選択可能なスイッチを設けたことを特徴とする移動
携帯端末であり、アンテナ利得の小さい筐体内蔵アンテ
ナの短所を克服するために、ある間隔をもって配設され
た2つのアンテナエレメントにより空間ダイバーシティ
を実現し、良好な無線通信回線を実現する。
【0023】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項3に記載の発明において、第2、第3のアンテナ装置
の少なくとも一方のアンテナ装置が、移動携帯端末のバ
ッテリーユニットの外側表面にバッテリーユニットに対
して絶縁された状態にて配設されたことを特徴とする移
動携帯端末であり、少なくとも一方のアンテナエレメン
トをバッテリーユニット表面に配設する事により、RF
回路部やベースバンド処理回路部の配置が容易となり、
基板上レイアウトの設計自由度を向上させる事ができ
る。
【0024】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項14または15に記載の発明において、第3のアンテ
ナ装置を板状逆Fアンテナにて構成したことを特徴とす
る移動携帯端末であり、筐体内蔵に有利であり、また製
造の容易な構成である板状逆Fアンテナを第3のアンテ
ナ装置として使用する事により、安価な携帯端末を実現
できる。
【0025】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項14または15に記載の発明において、第3のアンテ
ナ装置を基板上または誘電体シート上に形成したパッチ
アンテナにより構成したことを特徴とする移動携帯端末
であり、これにより第3のアンテナ装置を薄く実現で
き、バッテリーユニット表面などのスペースのない所に
も配設可能となるとともに、アンテナパターンを印刷又
はエッチング等の簡易な製造方法により実現できるた
め、アンテナ自体を安価に作製できる。
【0026】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項1に記載の発明において、絶縁性樹脂にて形成され、
その上部に凹部を有し、前記凹部表面に設けられた電極
より電力の供給が可能となる充電器の前記電極と、充電
時において接触する移動携帯端末の充電用端子が、スピ
ーカ側の筐体表面に設けられたことを特徴とする移動携
帯端末であり、これによりマイクロフォン側に固定式の
アンテナが配設された場合においても、問題無くバッテ
リーの充電が可能となる。
【0027】(実施の形態1)図1(a)、(b)は本
発明の第1の実施の形態による移動携帯端末の上面外観
図であり、従来と同様の構成については同一の符号を付
して説明する。同図において、絶縁樹脂製の筐体106
の表面に設置されたディスプレイ103の上方近傍に内
蔵されたスピーカ101と、筐体106の下方側に設置
されたマイクロフォン102により移動携帯端末が構成
されており、ヘリカルアンテナ1と、ヘリカルアンテナ
1の一端に電気的に接続されたヘリカルアンテナ給電部
3と、ヘリカルアンテナ給電部3の他端に設けられ、図
1(a)のように収納可能なロッドアンテナ2により構
成される第1のアンテナ装置4が筐体106の下端部に
配置されている。これにより通話時においてアンテナ装
置4を人体頭部より離して使用する事が可能となり、人
体頭部による電界強度減衰、アンテナ給電における反射
損を低減することができる。
【0028】(実施の形態2)図2(a)、(b)は本
発明の第2の実施の形態による移動携帯端末の上面外観
図であり、従来と同様の構成については同一の符号を付
して説明する。同図において、棒状導体の表面を絶縁樹
脂によりコーティングされたロッドアンテナ6と、その
下端に設置され、ロッドアンテナ6を引出したり収納し
たりする時に指により支持される絶縁部7により構成さ
れる第1のアンテナ装置4は筐体106の下端面に配置
されている。また、ヘリカルアンテナにより構成される
第2のアンテナ装置5は筐体106の上端面に配置さ
れ、待受け状態では、図2(a)に示すように第1のア
ンテナ装置4を筐体106内に収納し、第2のアンテナ
装置5のみをアンテナとして機能させ、通話時には図2
(b)に示すように、第1のアンテナ装置4を引出し
て、第1のアンテナ装置4のみを機能させ、より良好な
無線通信品質を確保する。
【0029】なお、待受け時において、収納された第1
のアンテナ装置4にも給電し、アンテナとして機能させ
ても良いし、また通話時に第2のアンテナ装置5にも給
電し、アンテナとして機能させてもよい。さらに、第1
のアンテナ装置4、第2のアンテナ装置5により、空間
ダイバーシティアンテナを構成して、通信品質の向上を
図ってもよい。
【0030】図3に空間ダイバーシティの概略図を示
す。空間ダイバーシティとは、第1のアンテナ装置4、
第2のアンテナ装置5により受信される電力の一部を分
波器21a、21bによりそれぞれ検波器22に送り、
検波器22においてどちらのアンテナ装置においてより
大きな受信レベルを確保できているかを判断し、その結
果によりスイッチ23を制御して、アンテナ装置の切り
換えを行い、RF回路24に伝達するものである。
【0031】(実施の形態3)図4は本発明の第3の実
施の形態による移動携帯端末の上面外観図であり、従来
と同様の構成については同一の符号を付して説明する。
同図において、筐体106内に内蔵されているシールド
ケース11の下部側に配置され、筐体106内に内蔵さ
れた第1のアンテナ装置4は、シールドケース11の下
端面と対向するように配置された導体板8と、導体板8
の一端部からシールドケース11へ垂直に電気的に接続
される接地導体9と、接地導体9と導体板8との接点以
外の点へ筐体内部のRF回路より給電する給電ライン1
0により構成される板状逆Fアンテナにより実現されて
いる。
【0032】ヘリカルアンテナにより構成される第2の
アンテナ装置5は筐体106の上端面に垂直に設置さ
れ、第1のアンテナ装置4と同タイプのアンテナである
板状逆Fアンテナにより構成される第3のアンテナ装置
12がスピーカ101の近傍の筐体106内に内蔵され
ている。
【0033】図5に示すように、第1のアンテナ装置
4、第2のアンテナ装置5、第3のアンテナ装置12で
受信された電力の一部をそれぞれ分波器21a〜21c
を介して検波器22に送り、検波器22にてどのアンテ
ナ装置において最も大きな受信電力が受かっているかを
判断し、第1のスイッチ23aおよび第2のスイッチ2
3bを制御し、アンテナを切り換えることで、マチルパ
スフェージングの発生する環境下において、良好な通信
回線を確保する事が可能となる。
【0034】なお、図5においては入力2ポート出力1
ポートのスイッチを2つ使用したが、入力3ポート出力
1ポートの1つのスイッチにて構成してもよい。また、
各アンテナの機能する周波数帯域を送信帯、受信帯で各
々割り当ててやり、内蔵アンテナのように比帯域の狭い
アンテナのカバーをしなければならない周波数帯域を狭
く設定する事も可能である。その場合の一例として図6
に示す。
【0035】図6において、第1のアンテナ装置4は送
信専用、第2、第3のアンテナ装置5、12は受信専用
アンテナとして設計し、第2、第3のアンテナ装置5、
12により空間ダイバーシティを実現し、送信時は、人
体効果が少なく、信号レベルの劣化の少ない第1のアン
テナ装置4を使用する。この場合、さらに第1のアンテ
ナ装置4を送受信可能なものとして設計し、受信信号に
関しては第1、第2、第3のアンテナ装置4、5、12
による空間ダイバーシティにより行い、送信は第1のア
ンテナ装置4のみで行ってもよいし、第1のアンテナ装
置4を送信専用アンテナ、第3のアンテナ装置12を受
信専用アンテナとして、第2のアンテナ装置5無しの構
成にて移動携帯端末のアンテナを構成してもよい。
【0036】(実施の形態4)図7(a)、(b)は本
発明の第4の実施の形態による移動携帯端末の上面外観
図であり、従来と同様の構成については同一の符号を付
して説明する。同図において、筐体106の下端面によ
りロッドアンテナ6を引出したり収納したりする際に、
指により支持される絶縁部7により構成される第1のア
ンテナ装置4と、筐体106の上部に配置されたスピー
カの近傍に筐体106に内蔵される形で配設された板状
の導体板よりなる板状逆Fアンテナ14と、筐体106
の下部に配置されたマイクロフォンの近傍のシールドケ
ース11の外表面にマウントされたチップ状の誘電体ア
ンテナ13により移動携帯端末のアンテナが構成されて
いる。
【0037】待受け時においては、板状逆Fアンテナ1
4とチップ状の誘電体アンテナ13が空間ダイバーシテ
ィを構成することによりアンテナとして機能し、通話時
においては、引出された第1のアンテナ素子4が機能す
る。なお、通話時における受信帯域をカバーするアンテ
ナとして、第1のアンテナ素子4と板状逆Fアンテナ1
4とチップ状の誘電体アンテナ13による空間ダイバー
シティを形成してもよい。図7のように、第2のアンテ
ナ素子無しの構成により、待受け時のアンテナがすべて
筐体内部に収納され、スマートなデザインを有する移動
携帯端末を実現できるとともに、移動携帯端末を落下さ
せた時のアンテナ破損事故の低減に役立つと思われる。
【0038】(実施の形態5)図8(a)は本発明の第
5の実施の形態による移動携帯端末の背面外観図であ
り、従来と同様の構成については同一の符号を付して説
明する。同図において、移動携帯端末のアンテナをヘリ
カルアンテナにより構成される第1のアンテナ素子4と
筐体106の上部に内蔵された板状逆Fアンテナとバッ
テリーユニット105の外表面に筐体106に内蔵され
る形で配設されたパッチアンテナ15により構成され、
パッチアンテナ15は図8(b)に示すように、方形の
アンテナ導体面16とその一部に電気的に接続されるア
ンテナ給電線18をフレキシブルな誘電体フィルム17
上にパターン形成し、誘電体フィルム17のアンテナ導
体面16の印刷されていない面に設けられた誘電性の粘
着材により、バッテリーユニット105の外表面に固着
される。図8(b)のようなアンテナ構成を用いる事に
より、アンテナ高を低く設計でき、結果としてバッテリ
ーユニット105と筐体106の狭い領域にアンテナを
内蔵する事が可能となる。
【0039】(実施の形態6)図9(a)は本発明の第
6の実施の形態による移動携帯端末の背面外観図であ
り、同図において、充電用端子107を筐体106の上
部に配置する事により、第1のアンテナ装置19のため
にバッテリーユニットへの充電が困難になることを防い
でいる。図9(b)は移動携帯端末の充電時の様子を示
した図であり、簡易な形状を有する充電器20によりバ
ッテリーユニット105への充電が可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通話時に
おける人体頭部によるアンテナ利得の低下を防ぎ、良好
な無線通信回線を確保できるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施の形態による第1の
アンテナ装置の収納時における移動携帯端末の上面外観
図 (b)同第1のアンテナ装置の引出し時における移動携
帯端末の上面外観図
【図2】(a)本発明の第2の実施の形態による第1の
アンテナ装置の収納時における移動携帯端末の上面外観
図 (b)同第1のアンテナ装置の引出し時における移動携
帯端末の上面外観図
【図3】同空間ダイバーシティの回路ブロック図
【図4】本発明の第3の実施の形態による第1のアンテ
ナ装置の収納時における移動携帯端末の上面外観図
【図5】同空間ダイバーシティの回路ブロック図
【図6】同空間ダイバーシティの回路ブロック図
【図7】(a)本発明の第4の実施の形態による第1の
アンテナ装置の収納時における移動携帯端末の上面外観
図 (b)同第1のアンテナ装置の引出し時における移動携
帯端末の上面外観図
【図8】(a)本発明の第5の実施の形態による第1の
アンテナ装置の収納時における移動携帯端末の背面外観
図 (b)同パッチアンテナ外観図
【図9】(a)本発明の第6の実施の形態による移動携
帯端末の背面外観図 (b)同移動携帯端末充電時の外観図
【図10】(a)従来の移動携帯端末の上面外観図 (b)従来の移動携帯端末の背面外観図
【符号の説明】
1 ヘリカルアンテナ 2 ロッドアンテナ 3 ヘリカルアンテナ給電部 4 第1のアンテナ装置 5 第2のアンテナ装置 6 ロッドアンテナ 7 絶縁部 8 導体板 9 接地導体 10 給電ライン 11 シールドケース 12 第3のアンテナ装置 13 チップ状誘電体アンテナ 14 板状逆Fアンテナ 15 パッチアンテナ 16 アンテナ導体面 17 誘電体フィルム 18 アンテナ給電線 19 第1のアンテナ装置 20 充電器 21a〜21c 分波器 22 検波器 23 スイッチ 23a 第1のスイッチ 23b 第2のスイッチ 24 RF回路 100 メインアンテナ 101 スピーカ 102 マイクロフォン 103 ディスプレイ 104 内蔵アンテナ 105 バッテリーユニット 106 筐体 107 充電用端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J046 AA03 AA12 AB06 AB10 AB12 5J047 AA03 AA12 AB06 AB10 AB12 FA01 FA09 5K023 AA07 BB06 LL05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体上部にスピーカ、下部にマイクロフ
    ォンを内蔵した移動携帯端末において、第1のアンテナ
    装置を前記筐体の下部側に配設したことを特徴とする移
    動携帯端末。
  2. 【請求項2】 筐体上部にスピーカ、下部にマイクロフ
    ォンを内蔵した移動携帯端末において、第2のアンテナ
    装置を前記筐体の上部側に配設したことを特徴とする請
    求項1に記載の移動携帯端末。
  3. 【請求項3】 筐体上部にスピーカ、下部にマイクロフ
    ォンを内蔵した移動携帯端末において、第3のアンテナ
    装置を前記筐体内部に設けたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の移動携帯端末。
  4. 【請求項4】 第1のアンテナ装置を導電性のヘリカル
    エレメントにて構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の移動携帯端末。
  5. 【請求項5】 第1のアンテナ装置がジグザグ状の導電
    性エレメントにて構成したことを特徴とする請求項1に
    記載の移動携帯端末。
  6. 【請求項6】 第1のアンテナ装置が、筐体から引出
    し、収納の自在な導電性の棒状エレメントにて構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の移動携帯端末。
  7. 【請求項7】 第1のアンテナ装置が、導電性の棒状エ
    レメントとヘリカルエレメントにより構成され、それら
    は互いに電気的に非接触な状態にて配置され、収納時に
    はヘリカルエレメントが第1のアンテナ装置として機能
    し、引出し時には棒状エレメントが第1のアンテナ装置
    として機能することを特徴とする請求項1に記載の移動
    携帯端末。
  8. 【請求項8】 第1のアンテナ装置を筐体内部の基板上
    に所望の周波数にて共振する導電性パターンを形成する
    ことにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    移動携帯端末。
  9. 【請求項9】 第1のアンテナ装置を筐体内部の基板上
    にチップ状の誘電体アンテナを実装することにより構成
    したことを特徴とする請求項1に記載の移動携帯端末。
  10. 【請求項10】 電波の受信電力レベルにより第1、第
    2のアンテナ装置を選択するスイッチを設けたことを特
    徴とする請求項2に記載の移動携帯端末。
  11. 【請求項11】 電波の受信電力レベルにより第1、第
    2、第3のアンテナ装置を選択的に切り換えるスイッチ
    を設けたことを特徴とする請求項3に記載の移動携帯端
    末。
  12. 【請求項12】 第2のアンテナ装置が受信帯域におい
    てのみ機能することを特徴とする請求項2に記載の移動
    携帯端末。
  13. 【請求項13】 第2のアンテナ装置または第3のアン
    テナ装置の少なくとも一方が受信帯域においてのみ機能
    することを特徴とする請求項3に記載の移動携帯端末。
  14. 【請求項14】 第3のアンテナ装置を絶縁状態にて配
    設された第1及び第2のアンテナエレメントにより構成
    し、筐体内部のスピーカ側、マイクロフォン側にそれぞ
    れ第1のアンテナエレメント、第2のアンテナエレメン
    トが設置され、電波の受信レベルにより第1のアンテナ
    エレメントまたは第2のアンテナエレメントを選択する
    スイッチを設けたことを特徴とする請求項13に記載の
    移動携帯端末。
  15. 【請求項15】 第2、第3のアンテナ装置の少なくと
    も一方のアンテナ装置が、移動携帯端末のバッテリーユ
    ニットの外側表面にバッテリーユニットに対して絶縁さ
    れた状態にて配設されたことを特徴とする請求項3に記
    載の移動携帯端末。
  16. 【請求項16】 第3のアンテナ装置を板状逆Fアンテ
    ナにて構成したことを特徴とする請求項14または15
    に記載の移動携帯端末。
  17. 【請求項17】 第3のアンテナ装置を基板上または誘
    電体シート上に形成したパッチアンテナにより構成した
    ことを特徴とする請求項14または15に記載の移動携
    帯端末。
  18. 【請求項18】 絶縁性樹脂にて形成され、その上部に
    凹部を有し、前記凹部表面に設けられた電極より電力の
    供給が可能となる充電器の前記電極と、充電時において
    接触する移動携帯端末の充電用端子が、スピーカ側の筐
    体表面に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の
    移動携帯端末。
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