JP2002171069A - 多層配線基板、及びその製造方法 - Google Patents

多層配線基板、及びその製造方法

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JP2002171069A
JP2002171069A JP2000368872A JP2000368872A JP2002171069A JP 2002171069 A JP2002171069 A JP 2002171069A JP 2000368872 A JP2000368872 A JP 2000368872A JP 2000368872 A JP2000368872 A JP 2000368872A JP 2002171069 A JP2002171069 A JP 2002171069A
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layer
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multilayer wiring
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Shinji Adachi
真治 安達
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Ibiden Co Ltd
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    • H05K1/189Printed circuits structurally associated with non-printed electric components characterised by the use of a flexible or folded printed circuit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一層内での厚さのバラツキが少なくかつ製
造工程が簡易な多層配線基板及びその製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 可撓性フィルムによって形成された絶縁
層1は、所定の折返し部分6で折り返されることによ
り、厚さ方向に積層されている。この絶縁層1の一面側
には、導体回路層4が形成されており、絶縁層1の折返
し操作に伴って多層化されている。両導体回路層4A,
4B間を絶縁する層間絶縁層7には、層間接続調整ビア
17が設けられている。また、絶縁層1には導体回路層
4A,4Bに到達する孔部8A,8B,9が開口され、
この孔部8A,8B,9内に導電性部材12が充填され
て接続部13,14が設けられている。接続部13,1
4は、電子部品10及びマザーボード11の端子部10
A,11Aと接続されることによって、導体回路層4と
接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線基板及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント基板の技術分野において
は、ICチップの小型化及び高密度化に伴って、複数の
導体回路を基板の厚さ方向に設けた多層配線基板が多く
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
多層配線基板を製造するには、例えばコアとなる片面銅
張積層板に対して、導体回路の一層毎に、エッチング工
程・メッキ工程・絶縁層形成工程・スルーホール形成工
程等の多くの工程を経る必要がある。また、絶縁層と導
体回路層とを順次に積層していく製造方法の場合には、
積層する層(上層)において、積層される層(下層)の
凸凹等の影響を受けやすいために、同一層内において厚
さにバラツキが発生しやすい。
【0004】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、同一層内での厚さのバラツキ
が少なく、かつ製造工程が簡易な多層配線基板及びその
製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに第1の発明に係る多層配線基板は、可撓性フィルム
で形成され所定の折返し部分で折り返されることにより
厚さ方向に積層された絶縁層と、この絶縁層の少なくと
も片面側に設けられて前記絶縁層の折返しに伴って多層
化された導体回路層と、互いに対向する面側に設けられ
た一対の前記導体回路層の間に設けられて両導体回路層
間を絶縁する層間絶縁層とを備えたものであって、前記
層間絶縁層には、この層間絶縁層を挟んで設けられた前
記両導体回路層間を接続する層間接続調整ビアが設けら
れていることを特徴とする。「可撓性フィルム」は、例
えば絶縁性の樹脂を薄いシート状に形成したものを使用
することができる。「導体回路層」は、絶縁層の片面側
のみに設けられていてもよく、両面側に設けられていて
もよい。また、絶縁層及び導体回路層は、少なくとも二
層に積層されていればよく、三層以上の多層に積層され
ていてもよい。「層間絶縁層」は、積層された絶縁層間
を固定しておく接着層を兼ねるものとすることができ
る。また、「層間絶縁層」を剥離可能な絶縁性シートに
よって構成した場合には、多層配線基板をリサイクルす
る際に絶縁性シートを剥離して、絶縁層の折返し部分を
展開した状態とした後に、導体回路層の回収が可能とな
るので、リサイクルの容易な多層配線基板とできる。
【0006】第2の発明は、第1の発明に記載のもので
あって、前記絶縁層には、少なくとも相異なる二層以上
の前記導体回路層に接続する電子部品が搭載されている
ことを特徴とする。第3の発明は、第1の発明に記載の
多層配線基板を製造する方法であって、(a)可撓性フィ
ルムの少なくとも片面側に導体回路を形成する回路形成
工程、(b)前記導体回路の表面に、層間絶縁層を形成す
る層間絶縁層形成工程、(c)前記層間絶縁層に、この層
間絶縁層の厚さ方向に貫通すると共に、当該層間絶縁層
を挟んで対向する一対の導体回路間を接続可能な層間接
続調整ビアを形成するビア形成工程、(d)前記可撓性フ
ィルムを所定の折返し部分で折り返すことにより、厚さ
方向に積層された絶縁層と、前記導体回路を多層化した
導体回路層とを形成する折返し工程、を含むことを特徴
とする。
【0007】第4の発明は、第2の発明に記載の多層配
線基板を製造する方法であって、請求項3に記載の製造
方法に加えて、更に、(e)前記絶縁層の外側から所定の
前記導体回路層に到達する孔部を形成する孔部形成工
程、(f)前記孔部を導電性部材で充填して接続部を形成
した後、この接続部に前記電子部品の端子部を接続する
部品実装工程、を含むことを特徴とする。なお、第4の
発明において、(d)折返し工程と(e)孔部形成工程との順
番は、必ずしも(d)(e)である必要はなく、(e)(d)の順番
であってもよい。但し、(d)折返し工程を行った後に、
(e)孔部形成工程を行う場合には、折返しに伴う位置ず
れが発生した場合にも、孔部を所定の位置に形成しやす
いので、折返しに対する誤差の許容幅が広くなり、製造
が容易とできる。
【0008】
【発明の作用、および発明の効果】第1の発明によれ
ば、可撓性フィルムで形成された絶縁層の少なくとも片
面側に導体回路層を形成した後に、絶縁層を所定の折返
し部分で折り返すことにより、絶縁層と導体回路層とが
多層化される。このように、折り返す前の展開された絶
縁層上に一層の導体回路層を形成することで、導体回路
層を多層化できるので、従来のように順次に多層化する
製造工程に比べると、簡易な製造工程で済む。また、層
間絶縁層には、この層間絶縁層を挟んで設けられた一対
の導体回路層間を接続する層間接続調整ビアが設けられ
ているので、多層配線基板の一層の高密度化が容易とな
る。
【0009】第2の発明によれば、電子部品は少なくと
も相異なる二層以上の導体回路層に接続されているの
で、高密度化された多層配線基板を提供することが容易
となる。第3の発明によれば、第1の発明に記載の多層
配線基板を提供できる。また、第4の発明によれば、第
2の発明に記載の多層配線基板を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>次に本発明の第
1実施形態について、図1〜図5を参照しつつ、詳細に
説明する。図1には、可撓性フィルムである絶縁層1の
表面に、導体回路層4を形成したときの様子を示した。
このものは、図2に示すように、折り紙のようにして、
所定の位置で折り曲げることにより、多層配線基板3と
なる。次に、多層配線基板3の製造方法について説明す
る。図3(A)には、ポリイミドからなる可撓性フィル
ムを絶縁層1とし、その絶縁層1の片面に圧延銅箔2を
設けたものを示した。絶縁層1は、約50μm程度の厚
さとされている。また、圧延銅箔2は、約9μm程度の
厚さとされている。圧延銅箔2から形成される導体回路
層4は、予め折り曲げられることが予定されていること
から、電解メッキで形成した電解銅、または無電解メッ
キで形成した無電解銅に比べると、より延性に富む圧延
銅箔2を使用するのが好ましい。
【0011】次に、圧延銅箔2の表面に図示しないフォ
トレジストフィルムを設けた状態で、回路パターンを露
光・現像し、圧延銅箔2をエッチングすることにより、
導体回路を形成した後、フォトレジストフィルムを剥離
する(回路形成工程)。こうして、図3(B)に示すよ
うに、絶縁層1の一面側に導体回路層4を備えた二層状
の原板5が製造される。
【0012】次に、導体回路層4の表面に層間絶縁層7
を形成する(層間絶縁層形成工程)。原板5の折返し
は、導体回路層4A,4Bが互いに対向する面側に位置
するようになされており、これら上下一対の導体回路層
4A,4Bの間に、両導体回路層4A,4B間を絶縁す
る層間絶縁層7を設ける。
【0013】層間絶縁層7は、ポリイミド製の両面接着
フィルムであり、両導体回路層4A,4Bを接着する接
着層を兼ねる構成となっている。また、層間絶縁層7の
厚さは、約50μmである。なお、層間絶縁層7に設け
られた接着剤は、多層配線基板3の使用が終了した後
に、導体回路層4の回収のために、剥離可能なものを使
用することが好ましい。層間絶縁層7の片面側の接着面
(図示せず)を、折返した後に下面側となる導体回路層
4Bの位置に接着する。そして、所定の位置に層間絶縁
層7を厚さ方向に貫通し、導体回路層4Bに到達するす
るビアホール16を開口する(図3(C))。このビア
ホール16は、例えば炭酸ガスレーザを使用することに
より形成することが可能である。その場合の条件は、パ
ルスエネルギーが0.5mJ〜100mJ、パルス幅が
1μs〜100μs、パルス間隔が0.5ms以上、シ
ョット数が3〜50の範囲であることが好ましい。な
お、ビアホール16の内壁面から樹脂残滓を取り除くた
めに、例えばプラズマ放電、コロナ放電等を用いたデス
ミア処理を行うことが好ましい。
【0014】次に、図4(D)に示すように、ビアホー
ル16の内側空間に導電性部材12を充填して、両導体
回路層4A,4B間を電気的に接続するための層間接続
調整ビア17を形成する(ビア形成工程)。導電性部材
12としては、例えば、金・銀・銅等の導電性金属粒を
含有した導電性ペースト、ハンダボール、ハンダペース
ト、電解法または無電解法による各種金属メッキ、ボン
ディングワイヤ等を単独あるいは組み合わせて用いるこ
とができる。次に、折り紙の要領で、原板5の所定の折
返し部分6で折返し、熱プレスすることにより、図4
(E)に示すように、絶縁層1及び導体回路層4を厚さ
方向に積層する(折返し工程)。この熱プレスは、例え
ば180℃、70分で低圧下(真空度20Torr)におい
て行う。熱プレスにより層間接続層7の接着剤が硬化し
て絶縁層1と導体回路層4A,4Bとが一体化する。な
お、折返し工程に先立ち、原版5を折り曲げやすくする
ために、折返し部分6の絶縁層1をあらかじめ除去して
おくこともできる。こうして、層間絶縁層7を挟んで、
一対の導体回路層4A,4Bが積層されると共に、両導
体回路層4A,4B間は層間接続調整ビア17を介して
接続される。
【0015】次に、図4(F)に示すように、上下両面
に露出された絶縁層1の外側から導体回路層4A,4B
に貫通する孔部8A,8B,9を開口する(孔部形成工
程)。この工程では、上述のビアホール16の形成時と
同様に、例えば炭酸ガスレーザを使用することができ
る。なお、孔部8A,8B,9の内壁面から樹脂残滓を
取り除くために、例えばプラズマ放電、コロナ放電等を
用いたデスミア処理を行うことが好ましい。
【0016】孔部8A,8B,9のうち、図示上面側に
設けられた小径の孔部8A,8Bは、約20μm程度の
直径を備えており、電子部品10を接続するために使用
される。また、下面側に設けられた大径の孔部9は、約
100μm程度の直径を備えており、他の部材(例え
ば、マザーボード11)との接続を行うために使用され
る。また、小径の孔部8A,8Bのうち、より浅い孔部
8Aは、最も外側(上面側)に位置する絶縁層1のみを
貫通しており、図示上側の導体回路層4Aに到達してい
る。一方、より深い孔部8Bは、絶縁層1と層間絶縁層
7とを貫通しており、下側の導体回路層4Bに到達して
いる。なお、詳細には図示しないが、導体回路層4A,
4Bにおいて、孔部8A,8B,9が貫通している場所
には、所定の面積を備えた接続用ランド15が設けられ
ている。
【0017】次に、図5(G)に示すように、孔部8
A,8B,9の内側空間に導電性部材12を充填して、
導体回路層4を電気的に外部に接続するための接続部1
3,14を形成する。導電性部材12としては、例え
ば、金・銀・銅等の導電性金属粒を含有した導電性ペー
スト、ハンダボール、ハンダペースト、電解法または無
電解法による各種金属メッキ、ボンディングワイヤ等を
単独あるいは組み合わせて用いることができる。このと
き、接続部13,14は、最外層の絶縁層1の表面から
僅かに突設した状態とすることにより、電子部品10ま
たはマザーボード11との接続を行いやすくなる。こう
して、多層配線基板3の製造が完了する。
【0018】次に、図5(H)に示すように、上側の接
続部13と電子部品10の端子部10Aとを接続して、
電子部品10を多層配線基板3に実装し(部品実装工
程)、更に、下側の接続部14とマザーボード11の端
子部11Aとを接続することにより、多層配線基板3を
マザーボード11に接続する。部品実装工程において実
装された電子部品10は、上側及び下側の両導体回路層
4A,4Bのいずれに対しても、直接的に接続されてい
る。
【0019】このように、本実施形態によれば、可撓性
フィルムで形成された絶縁層1の片面側に導体回路層4
を形成した後に、絶縁層1を所定の折返し部分6で折り
返すことにより、絶縁層1と導体回路層4A,4Bとが
多層化される。このように、折り返す前の展開された絶
縁層1上に一層の導体回路層4を形成することで、導体
回路層4A,4Bを多層化できるので、従来のように順
次に多層化する製造工程に比べると、簡易な製造工程で
済む。また、層間絶縁層7には、この層間絶縁層7を挟
んで設けられた一対の導体回路層4A,4B間を接続す
る層間接続調整ビア17が設けられているので、多層配
線基板3の一層の高密度化が容易となる。
【0020】また、一層のみの導体回路層4を形成すれ
ばよいので、下層の影響を受けることがなく、層内での
厚さのバラツキの少ない導体回路層4を形成しやすい。
加えて、そのようにバラツキが少なく均一化された導体
回路層4が折返しによって多層化されるので、層間での
バラツキも小さくできる。さらに、導体回路層4の厚さ
のバラツキが少ないので、従来のように凸凹した表面に
順次多層化して導体回路を形成する場合に比べると、ピ
ッチが小さな回路基板を形成しやすい。
【0021】また、電子部品10は少なくとも相異なる
二層以上の導体回路層4A,4Bに接続されているの
で、より高密度化された多層配線基板3を提供すること
ができる。また、導体回路層4は、層内での厚さのバラ
ツキが少ないので、絶縁層1を折返したときに位置決め
精度が向上するため、電子部品10を接続するための導
体回路層4A,4B上の接続用ランド15の面積(通
常、孔部8A,8B,9の位置ずれを見込んで、孔部8
A,8B,9の径よりも大きく形成されている)を小さ
くすることができ、高密度化に寄与しうる。
【0022】また、本実施形態では、層間絶縁層7を剥
離可能な構成としてあるので、多層配線基板3の使用が
終了した後には、折返した絶縁層1を展開した後に、導
体回路層4を回収することができる。このため、多層配
線基板3のリサイクルが容易となる。
【0023】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態について、図6を参照しつつ説明する。なお、本実
施形態と第1実施形態とにおいて、同一の構成には同一
の符号を付して、説明を省略する。図6に示した多層配
線基板20についても、絶縁層1の一面側に導体回路層
4が設けられ、その絶縁層1が折り紙のように所定の折
返し部分6で折り返されることで、絶縁層1が互いに対
向する面側に導体回路層4A,4Bが位置している。ま
た両導体回路層4A,4Bの間には、層間絶縁層7が設
けられている。この層間絶縁層7には、両導体回路層4
A,4B間を接続する層間接続調整ビア17が設けられ
ている。
【0024】本実施形態と第1実施形態との構成上の主
たる相違は、(1)孔部21,22の形状と、(2)電子部品
10の取付け状態である。孔部21,22は、その奥部
分(外表面から遠ざかる部分)においては、第1実施形
態と同様に導体回路層4A,4Bに貫通する部分からほ
ぼ同径状に設けられているが、その表面部分は拡開点2
1B,22Bから拡開方向に拡げられて、奥部分の径よ
りも大径の大径部21A,22Aが設けられている。こ
のようにして、大径部21A,22Aを設けることによ
り、孔部21,22の内側空間に充填される導電性部材
12が孔部21,22から溢れ出すことを規制する、い
わば「流出防止ダム」として機能させることが可能とな
る。
【0025】また、絶縁層1において、電子部品10が
取り付けられるべき場所には、電子部品10の外形とほ
ぼ同形状の部品装着凹部23が凹設されている。この部
品装着凹部23は、絶縁層1の表面から、絶縁層1の全
層厚の約1/4程度まで掘り込まれており、その奥面
(電子部品10が装着される面)には、電子部品10の
端子部10Aを接続する接続部13が設けられている。
このようにして、電子部品10を絶縁層1に埋め込んだ
状態で装着することにより、電子部品10からの発熱が
多層配線基板20に伝わりやすくなり、多層配線基板2
0に設けられた放熱板(図示せず)への伝熱が容易とな
る。
【0026】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態について、図7を参照しつつ説明する。なお、本実
施形態と、第1実施形態または第2実施形態とにおい
て、同一の構成には同一の符号を付して、説明を省略す
る。本実施形態の多層配線基板30では、8層の導体回
路層31A〜31D、32A〜32Dが設けられてい
る。この多層配線基板30を構成する絶縁層1には、展
開状態において表裏両面に圧延銅箔が設けられており、
その圧延銅箔が所定の形状の導体回路層に形成されてい
る。そして、絶縁層1が所定の折返し部分6で折り紙の
ようにして折り返されることにより、表裏両面の導体回
路層が積層されている。なお、図中には、折返す前の絶
縁層1において、表面または裏面のうち同一面上に設け
られた圧延銅箔から形成された導体回路層について、3
1または32の同一符号で示してある。
【0027】また、本実施形態の多層配線基板30で
は、上下一対の導体回路層(32Aと32B、または3
1Bと31C)の間に設けられた層間絶縁層7には、こ
の層間絶縁層7を挟んで対向する表裏一対の導体回路層
を接続する層間接続調整ビア17が設けられている。ま
た、層間絶縁層7の内部には、電子部品33が内蔵され
ている。各電子部品33の端子部33Aには、導体回路
32Aが直接に、または孔部8内に充填された導電性部
材12によって形成された接続部13に接続されてい
る。また、導体回路層31A、31B(の一部)におい
て、図中右下方端部(マザーボード11に近接している
部分)は、グランド層Gとして使用されている。なお、
図示はしないが、グランド層Gの上面側に、カバーレイ
等の保護層を形成することが好ましい。さらに、その保
護層は剥離可能としておくことにより、多層配線基板3
0のリサイクルを容易とできる。
【0028】本実施形態のように、折返し部分6を折返
して、絶縁層1が厚さ方向に三層以上となるように構成
すれば、三層以上の導体回路層を備えた多層配線基板3
0を容易に形成することができる。また、層間絶縁層7
を剥離可能としておけば、導体回路層31A〜31D,
32A〜32Dの回収が容易となり、リサイクルが簡単
な多層配線基板30を提供できる。また、層間絶縁層7
がほぼ同じ高さにある展開状態で層間接続調整ビア17
を形成しておけばよいので、ビア17を製造する工程が
容易となる。
【0029】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その
他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶもの
である。 (1)上記の実施形態では、絶縁層1の周囲は露出され
た状態となっているが、絶縁層の周囲を、例えば射出成
形法によって、樹脂で硬化させてもよい。 (2)上記の実施形態では、折り紙のようにして絶縁層
を所定の折返し部分で折返すことにより、導体回路層を
多層化する構成を示したが、これに加えて、折り紙のそ
の他の方法、例えば折返した後の不要部分の切断・展開
・再度の折返し・立体化等の手法を用いることにより、
複雑な多層配線基板を簡易に製造することが可能とな
る。 (3)上記の実施形態では、絶縁層1をポリイミドから
なる可撓性フィルムとしたが、リサイクルし易い可撓性
フィルムを使用することも可能である。特に、熱可塑性
材料を使用すると,層間絶縁層7に接着性のないものを
使用することもできる。 (4)上記の実施形態では、最終製品である多層配線基
板3を全て本発明により構成しているが、本発明と公知
の配線基板製造技術を組合わせて、最終製品を完成させ
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態において、折返し前の可撓性フィ
ルムの斜視図
【図2】第1実施形態において、可撓性フィルムを折り
返すときの様子を示す斜視図
【図3】第1実施形態の製造工程を説明する側断面図
(1)
【図4】第1実施形態の製造工程を説明する側断面図
(2)
【図5】第1実施形態の製造工程を説明する側断面図
(3)
【図6】第2実施形態の多層配線基板とマザーボードと
を接続したときの側断面図
【図7】第3実施形態の多層配線基板とマザーボードと
を接続したときの側断面図
【符号の説明】
1…絶縁層 3,20,30…多層配線基板 4…導体回路層 6…折返し部分 7…層間絶縁層 8,9…孔部 10,33…電子部品 10A,11A…端子部 13,14…接続部 17…層間接続調整ビア
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/11 H05K 1/18 F 1/18 3/40 K 3/40 H01L 23/12 N Fターム(参考) 5E317 AA01 AA24 BB03 BB11 CC17 CC25 CC31 CD27 CD31 CD32 CD34 GG01 GG16 5E336 AA04 AA14 BB03 BB12 BB15 BC21 BC28 BC34 CC31 GG30 5E338 AA03 AA12 AA16 BB02 BB13 BB25 BB51 BB75 CC01 CD33 CD40 EE21 EE32 5E346 AA12 AA15 AA16 AA43 BB11 BB16 CC08 CC31 DD02 DD32 EE01 EE06 EE42 FF03 FF04 FF18 FF19 FF45 GG15 GG17 GG19 GG28 GG40 HH21 HH32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性フィルムで形成され所定の折返し
    部分で折り返されることにより厚さ方向に積層された絶
    縁層と、この絶縁層の少なくとも片面側に設けられて前
    記絶縁層の折返しに伴って多層化された導体回路層と、
    互いに対向する面側に設けられた一対の前記導体回路層
    の間に設けられて両導体回路層間を絶縁する層間絶縁層
    とを備えた多層配線基板であって、 前記層間絶縁層には、この層間絶縁層を挟んで設けられ
    た前記両導体回路層間を接続する層間接続調整ビアが設
    けられていることを特徴とする多層配線基板。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層には、少なくとも相異なる二
    層以上の前記導体回路層に接続する電子部品が搭載され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の多層配線基
    板。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の多層配線基板を製造す
    る方法であって、 (a)可撓性フィルムの少なくとも片面側に導体回路を形
    成する回路形成工程、 (b)前記導体回路の表面に、層間絶縁層を形成する層間
    絶縁層形成工程、 (c)前記層間絶縁層に、この層間絶縁層の厚さ方向に貫
    通すると共に、当該層間絶縁層を挟んで対向する一対の
    導体回路間を接続可能な層間接続調整ビアを形成するビ
    ア形成工程、 (d)前記可撓性フィルムを所定の折返し部分で折り返す
    ことにより、厚さ方向に積層された絶縁層と、前記導体
    回路を多層化した導体回路層とを形成する折返し工程、
    を含むことを特徴とする多層配線基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の多層配線基板を製造す
    る方法であって、請求項3に記載の製造方法に加えて、
    更に、 (e)前記絶縁層の外側から所定の前記導体回路層に到達
    する孔部を形成する孔部形成工程、 (f)前記孔部を導電性部材で充填して接続部を形成した
    後、この接続部に前記電子部品の端子部を接続する部品
    実装工程、を含むことを特徴とする請求項3記載の多層
    配線基板の製造方法。
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