JP2002170811A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

Info

Publication number
JP2002170811A
JP2002170811A JP2001287950A JP2001287950A JP2002170811A JP 2002170811 A JP2002170811 A JP 2002170811A JP 2001287950 A JP2001287950 A JP 2001287950A JP 2001287950 A JP2001287950 A JP 2001287950A JP 2002170811 A JP2002170811 A JP 2002170811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
liquid
pure water
supply unit
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001287950A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sugimoto
洋昭 杉本
Seiichiro Okuda
誠一郎 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001287950A priority Critical patent/JP2002170811A/ja
Publication of JP2002170811A publication Critical patent/JP2002170811A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ドライエッチングを経た基板にはドライエッチ
ング時に反応生成物が生成される。この反応生成物は次
工程のために除去される必要がある。よって、従来技術
では基板に対して、ノズルから処理液として反応生成物
の除去液、除去液を洗い流す中間リンス液、純水を順に
供給している。従来の基板処理装置においては基板に各
種処理液を供給するにあたっての工夫が特になされてお
らず、さらなる処理品質の向上の余地があった。 【解決手段】そこで本発明の基板処理装置1では、加圧
ポンプ27で処理液を加圧して基板に供給するため高圧
の処理液が反応生成物に供給される。このため反応生成
物が基板Wから良好に除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はレジスト膜をマスク
として基板の表面に存在する薄膜をドライエッチングす
るドライエッチング工程を経た基板から、該ドライエッ
チング工程によって基板上に生成された反応生成物を除
去する基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程においては半導体
ウエハなどの基板上に形成されたアルミや銅などの金属
の薄膜がレジスト膜をマスクとしてエッチングされて半
導体素子の配線とされる工程がある。例えば図11
(A)のように、基板101上に素子102が形成さ
れ、その上に金属膜103が形成される。この金属膜1
03は例えばアルミニウムである。そして金属膜103
の上にはレジスト膜104が形成されている。このレジ
スト膜104は金属膜103の上面にレジストを塗布し
て乾燥させ、乾燥したレジストに対して露光機によって
配線パターンを露光し、露光が済んだレジストに対して
現像液を供給して不要な部分を溶解除去することで得る
ことができる。これによって、金属膜103の必要部分
だけはレジスト膜103によってマスクされ、次のエッ
チング工程では該金属膜103の必要部分はエッチング
されずに残ることになる。次に、レジスト膜103によ
ってマスクされた金属膜103に対してRIEなどのド
ライエッチングを施すと金属膜103の内、レジスト膜
103によってマスクされていない部分はエッチングさ
れて除去され、エッチングされずに残った部分が金属配
線106となる。このようにドライエッチングを行うと
図11(B)のように、金属配線106の側方にレジス
ト膜103などに由来する反応生成物105が堆積す
る。この反応生成物105は後続するレジスト除去工程
では通常除去されず、レジスト膜104を除去した後も
図11(C)のように基板101上に残ってしまう。こ
のような反応生成物105を除去せずに基板101を次
工程に渡すと次工程以降の処理品質に悪影響を与えるの
で次工程に渡す前に除去する必要がある。従来の基板処
理装置では、基板に対して反応生成物の除去液を供給す
る除去液供給手段、除去液を洗い流す作用のある有機溶
剤などの中間リンス液を基板に供給する中間リンス供給
手段、基板に純水を供給して純水洗浄を行う純水供給手
段を有している。そして、このような反応生成物を除去
する基板処理装置ではノズルから基板に対して各種処理
液を供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種の基板処理装置においては基板に各種処理液を単に吐
出しているだけで特に工夫がなされておらず、さらなる
処理品質の向上の余地があった。本発明の目的は、レジ
スト膜をマスクとして基板の表面に存在する薄膜をドラ
イエッチングするドライエッチング工程を経た基板か
ら、該ドライエッチング工程によって基板上に生成され
た反応生成物を除去する処理の品質向上である。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
レジスト膜をマスクとして基板の表面に存在する薄膜を
ドライエッチングするドライエッチング工程を経た基板
から、該ドライエッチング工程によって基板上に生成さ
れた反応生成物を除去する基板処理装置であって、前記
ドライエッチング工程を経た基板を保持して回転する保
持回転部と、回転している基板に対して反応生成物を除
去する除去液を供給する除去液供給部と、回転している
基板に対して純水を供給する純水供給部と、液体を加圧
して送出する液体加圧部とを有し、前記液体加圧部は前
記除去液供給部に対して加圧された除去液を供給し、前
記除去液供給部は加圧された除去液を基板に噴射する除
去液噴射ノズルを有する基板処理装置である。
【0005】請求項2に記載の発明はレジスト膜をマス
クとして基板の表面に存在する薄膜をドライエッチング
するドライエッチング工程を経た基板から、該ドライエ
ッチング工程によって基板上に生成された反応生成物を
該基板から除去する基板処理装置であって、前記ドライ
エッチング工程を経た基板を保持して回転する保持回転
部と、回転している基板に対して反応生成物を除去する
除去液を供給する除去液供給部と、回転している基板に
対して純水を供給する純水供給部と、液体を加圧して送
出する液体加圧部とを有し、前記液体加圧部は前記純水
供給部に対して加圧された純水を供給し、前記純水供給
部は加圧された純水を基板に噴射する純水噴射ノズルを
有する基板処理装置である。
【0006】請求項3に記載の発明はレジスト膜をマス
クとして基板の表面に存在する薄膜をドライエッチング
するドライエッチング工程を経た基板から、該ドライエ
ッチング工程によって基板上に生成された反応生成物を
該基板から除去する基板処理装置であって、前記ドライ
エッチング工程を経た基板を保持して回転する保持回転
部と、回転している基板に対して反応生成物を除去する
除去液を供給する除去液供給部と、回転している基板に
対して基板上の除去液を洗い流す中間リンス液を供給す
る中間リンス液供給部と、回転している基板に対して純
水を供給する純水供給部と、液体を加圧して送出する液
体加圧部とを有し、前記液体加圧部は前記中間リンス液
供給部に対して加圧された中間リンス液を供給し、前記
中間リンス液供給部は加圧された中間リンス液を基板に
噴射する中間リンス液噴射ノズルを有する基板処理装置
である。
【0007】請求項4に記載の発明は請求項1ないし請
求項3に記載の基板処理装置において、前記液体加圧部
は、一端が閉止された筒状のシリンダと、該シリンダの
他端側から摺動自在に挿入されたピストンと、ピストン
をシリンダに対して摺動させるピストン駆動部と、ピス
トンとシリンダとの間に形成される空間に連通し、該空
間に液を流入させる流入口と、前記空間に連通し、流入
口から該空間に流入した液を流出させる流出口とを有す
る基板処理装置である。
【0008】請求項5に記載の発明は基板に付着した有
機物を有機物の除去液で除去する基板処理装置であっ
て、基板を保持して回転する保持回転部と、前記基板に
除去液を供給する除去液供給部と、前記基板に純水を供
給する純水供給部と、液体を加圧して送出する液体加圧
部とを有し、前記液体加圧部は前記除去液供給部に対し
て加圧された除去液を供給し、前記除去液供給部は加圧
された除去液を基板に噴射する除去液噴射ノズルを有す
る基板処理装置である。
【0009】請求項6に記載の発明は基板に付着した有
機物を有機物の除去液で除去する基板処理装置であっ
て、基板を保持して回転する保持回転部と、前記基板に
除去液を供給する除去液供給部と、前記基板に純水を供
給する純水供給部と、液体を加圧して送出する液体加圧
部とを有し、前記液体加圧部は前記純水供給部に対して
加圧された純水を供給し、前記純水供給部は加圧された
純水を基板に噴射する純水噴射ノズルを有する基板処理
装置である。
【0010】請求項7に記載の発明は基板に付着した有
機物を有機物の除去液で除去する基板処理装置であっ
て、基板を保持して回転する保持回転部と、前記基板に
除去液を供給する除去液供給部と、前記基板に除去液を
洗い流す中間リンス液を供給する中間リンス液供給部
と、前記基板に純水を供給する純水供給部と、液体を加
圧して送出する液体加圧部とを有し、前記液体加圧部は
前記中間リンス液供給部に対して加圧された中間リンス
液を供給し、前記中間リンス液供給部は加圧された中間
リンス液を基板に噴射する中間リンス液噴射ノズルを有
する基板処理装置である。
【0011】請求項8に記載の発明は前記有機物はレジ
ストが変質して生じた反応生成物であり、前記除去液は
該反応生成物を除去する除去液であることを特徴とする
基板処理装置である。
【0012】請求項9に記載の発明は請求項5ないし請
求項8に記載の基板処理装置において、前記液体加圧部
は、一端が閉止された筒状のシリンダと、該シリンダの
他端側から摺動自在に挿入されたピストンと、ピストン
をシリンダに対して摺動させるピストン駆動部と、ピス
トンとシリンダとの間に形成される空間に連通し、該空
間に液を流入させる流入口と、前記空間に連通し、流入
口から該空間に流入した液を流出させる流出口とを有す
る基板処理装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下の各実施形態において、基板
とは半導体基板であり、より詳しくはシリコン基板であ
る。また、当該基板は薄膜を有する。該薄膜は金属膜ま
たは絶縁膜である。金属膜を構成する金属としては銅や
アルミニウム、チタン、タングステンがある。絶縁膜と
してはシリコン酸化膜やシリコン窒化膜、有機絶縁膜、
低誘電体層間絶縁膜がある。なお、ここでいう薄膜と
は、薄膜が形成された基板の主面に対して垂直方向の断
面において高さ寸法が底部の長さ寸法より短いものはも
ちろん、高さ寸法が底部の長さ寸法より長いものも含
む。従って、基板上で部分的に形成されている膜や配線
など、基板主面に向ったとき線状や島状に存在するもの
も薄膜に含まれる。
【0014】以下の各実施形態における基板処理とは基
板から有機物を除去する有機物除去処理、または、レジ
ストが変質して生じた反応生成物を基板から除去する反
応生成物除去処理である。さらに具体的に述べると、有
機物としてのレジストを除去する処理、またはドライエ
ッチングによって生じた有機物であり、レジストや薄膜
に由来する反応生成物であるポリマーを基板から除去す
るポリマー除去処理である。
【0015】例えば、レジスト膜をマスクとして前記薄
膜をドライエッチングする工程を経た基板にはドライエ
ッチングによってレジストや薄膜に由来する反応生成物
であるポリマーが生成されている。このポリマーはレジ
ストそのものよりも薄膜に由来する成分(例えば金属)
が多く含まれた有機物である。なお、ここでいうレジス
トは感光性物質である。また、以下の各実施形態におけ
る除去液とは有機物を除去する有機物除去液であり、レ
ジストが変質して生じた反応生成物の除去液であり、レ
ジストを除去するレジスト除去液であって、ポリマー除
去液である。ポリマー除去液としては有機アルカリ液を
含む液体、無機酸を含む液体、フッ化アンモン系物質を
含む液体が使用できる。その内、有機アルカリ液を含む
液体としてはDMF(ジメチルホルムアミド)、DMS
O(ジメチルスルホキシド)、ヒドロキシルアミンが挙
げられる。また無機酸を含む液体としてはフツ酸、燐酸
が挙げられる。その他、ポリマー除去液としては1−メ
チル−2ピロリドン、テトラヒドロチオフェン1.1−
ジオキシド、イソプロパノールアミン、モノエタノール
アミン、2−(2アミノエトキシ)エタノール、カテコ
ール、N−メチルピロリドン、アロマテイックジオー
ル、パーフレン、フェノールを含む液体などがあり、よ
り具体的には、1−メチル−2ピロリドンとテトラヒド
ロチオフェン1.1−ジオキシドとイソプロパノールア
ミンとの混合液、ジメチルスルホシキドとモノエタノー
ルアミンとの混合液、2−(2アミノエトキシ)エタノ
ールとヒドロキシアミンとカテコールとの混合液、2−
(2アミノエトキシ)エタノールとN−メチルピロリド
ンとの混合液、モノエタノールアミンと水とアロマテイ
ックジオールとの混合液、パークレンとフェノールとの
混合液などが挙げられる。
【0016】なお、有機アミンを含む液体(有機アミン
系除去液という。)にはモノエタノールアミンと水とア
ロマティックトリオールとの混合溶液、2−(2−アミ
ノエトキシ)エタノールとヒドロキシアミンとカテコー
ルとの混合溶液、アルカノールアミンと水とジアルキル
スルホキシドとヒドロキシアミンとアミン系防食剤の混
合溶液、アルカノールアミンとグライコールエーテルと
水との混合溶液、ジメチルスルホキシドとヒドロキシア
ミンとトリエチレンテトラミンとピロカテコールと水の
混合溶液、水とヒドロキシアミンとピロガロールとの混
合溶液、2−アミノエタノールとエーテル類と糖アルコ
ール類との混合溶液、2−(2−アミノエトキシ)エタ
ノールとNとN−ジメチルアセトアセトアミドと水とト
リエタノールアミンとの混合溶液がある。
【0017】また、フッ化アンモン系物質を含む液体
(フッ化アンモン系除去液という。)には、有機アルカ
リと糖アルコールと水との混合溶液、フッ素化合物と有
機カルボン酸と酸・アミド系溶剤との混合溶液、アルキ
ルアミドと水と弗化アンモンとの混合溶液、ジメチルス
ルホキシドと2−アミノエタノールと有機アルカリ水溶
液と芳香族炭化水素との混合溶液、ジメチルスルホキシ
ドと弗化アンモンと水との混合溶液、弗化アンモンとト
リエタノールアミンとペンタメチルジエチレントリアミ
ンとイミノジ酢酸と水の混合溶液、グリコールと硫酸ア
ルキルと有機塩と有機酸と無機塩の混合溶液、アミドと
有機塩と有機酸と無機塩との混合溶液、アミドと有機塩
と有機酸と無機塩との混合溶液がある。
【0018】また、無機物を含む無機系除去液としては
水と燐酸誘導体との混合溶液がある。
【0019】また、以下の各実施形態における中間リン
ス液とは除去液を基板から洗い流す液体であり、例えば
イソプロピルアルコール(IPA)などの有機溶剤また
はオゾンを純水に溶解したオゾン水、水素を純水に溶解
した水素水などの機能水を使用することができる。な
お、中間リンス液としてオゾンを純水に溶解したオゾン
水を使用すれば、有機物、レジストが変質して生じた反
応生成物、ポリマーをより完全に除去できる。また、以
下の各実施形態において、除去液、中間リンス液、純水
を総称して処理液という。
【0020】<1 基板処理装置1>図1、図2は基板
処理装置1の構成を示す図である。なお、図1は図2の
I−I断面図であるが、便宜上、一部ハッチングを省略
している。基板処理装置1は図1のように断面が略コの
字状で、上面視では図2のように中央部分に開口を有す
る略リング状のカップ3と、図1のようにカップ3の開
口を通じて鉛直方向に立設され、基板Wを保持して回転
する保持回転部5と、保持回転部5に保持されている基
板Wに対して除去液を供給する除去液供給部7と、同じ
く保持回転部5に保持されている基板Wに対して純水を
供給する純水供給部9とを有する。カップ3は底部に複
数の排出口4を有する。そして、基板Wに供給された処
理液の剰余分はカップ3の内壁を伝って排出口4に至
り、該排出口4から装置外に排出される。保持回転部5
は不図示の機枠に固定され、鉛直方向に配された駆動軸
を有するスピンモータ13とスピンモータ13の駆動軸
に固定されたスピン軸14と、スピン軸14の頂部に設
けられた基板保持部材としてのチャック15とを有す
る。このチャック15は上面の吸着面に不図示の吸着孔
を有し、該吸着孔からエアを吸引するバキューム式チャ
ックである。そして、チャック15上に載置された基板
Wは前記吸着孔からのエアの吸引により保持される。こ
のような保持回転部5ではチャック15上に載置された
基板Wをチャック15による吸着で保持し、スピンモー
タ13を駆動することで前記チャック15上に保持した
基板Wを回転させる。除去液供給部7は、不図示の機枠
に固定され、鉛直方向に配された駆動軸を有する第1回
動モータ17と第1回動モータ17の駆動軸に固定され
た第1回動軸19と、第1回動軸19の頂部に接続され
た第1アーム21とを有する。第1アーム21の先端に
は除去液吐出ノズル11が設けられる。除去液吐出ノズ
ル11は略鉛直方向に長手方向が配された管状部材であ
り、一端から除去液が供給されるとともに、他端から基
板Wに対して除去液を供給する。また、同じく第1アー
ム21の先端にはブラケット23(図2では二点鎖線で
表示)を介して除去液噴射ノズル12が設けられてい
る。除去液噴射ノズル12は後述のように加圧された除
去液(以下、加圧除去液と言う場合もある。)を噴射す
るが、基板Wの表面に対して45度の傾斜をもって加圧
除去液を噴射するよう設置されている。そして、上記、
前記除去液吐出ノズル11および除去液噴射ノズル12
は、除去液吐出ノズル11から吐出される除去液と除去
液噴射ノズル12から噴射される加圧除去液とが基板W
表面において交差するように配置されているとともに、
除去液吐出ノズル11および除去液噴射ノズル12が第
1回動モータ17によって回動させられたとき除去液吐
出ノズル11から吐出される除去液と除去液噴射ノズル
12から噴射される加圧除去液とが図2のように基板W
の回転中心Cを通り、かつ、回転する基板Wの端縁が描
く回転円95の円周上の2点で交差する円弧85上を往
復移動するように配置されている。
【0021】純水供給部9は、不図示の機枠に固定さ
れ、鉛直方向に配された駆動紬を有する第2回動モータ
31と第2回動モータ31の駆動軸に固定された第2回
動軸33と、第2回動軸33の頂部に接続された第2ア
ーム35とを有する。第2アーム35の先端には純水吐
出ノズル24が設けられる。純水吐出ノズル24は略鉛
直方向に長手方向が配された管状部材であり、一端から
純水が供給されるとともに、他端から基板Wに対して純
水を供給する。また、同じく第2アーム35の先端には
ブラケット26(図2では二点鎖線で表示)を介して純
水噴射ノズル25が設けられている。純水噴射ノズル2
5は後述のように加圧された純水(以下、加圧純水と言
う場合もある。)を噴射するが、基板Wの表面に対して
45度の傾斜をもって加圧純水を噴射するよう設置され
ている。そして、前記純水吐出ノズル24および純水噴
射ノズル25は、純水吐出ノズル24から吐出される純
水と純水噴射ノズル25から噴射される加圧純水とが基
板W表面において交差するように配置されているととも
に、純水吐出ノズル24および純水噴射ノズル25が第
2回動モータ31によって回動させられたとき純水吐出
ノズル24から吐出される純水と純水噴射ノズル25か
ら噴射される加圧純水とが図2のように基板Wの回転中
心Cを通り、かつ、回転する基板Wの端縁が描く回転円
95の円周上の2点で交差する円弧87上を往復移動す
るように配置されている。
【0022】<2、除去液供給系、純水供給系>図3に
除去液供給系89と純水供給系91および、窒素供給系
93を示す。除去液供給系89は装置外の除去液源45
から除去液を汲み出す加圧ポンプ65と加圧ポンプ65
によって汲み出された除去液から汚染物質をフィルタリ
ングするフィルタ61とフィルタリングされた除去液の
除去液噴射ノズル12への流路を開閉する除去液噴射弁
53とを有する。また、除去液供給系89は除去液源4
5から除去液を汲み出す除去液ポンプ47と、除去液ポ
ンプ47によって汲み出された除去液から汚染物質をフ
ィルタリングするフィルタ49と、フィルタリングされ
た除去液の除去液吐出ノズル11への流路を開閉する除
去液吐出弁56とを有する。このような構成によって除
去液供給系89は清浄化された除去液を除去液噴射ノズ
ル12および、除去液吐出ノズル11に供給できる。
【0023】なお、除去液噴射ノズル12の先端には口
径0.5mm以下、好ましくは0.1mm以下の除去液
噴射口が設けられており、除去液加圧ポンプ65は前記
除去液噴射口から高圧の除去液が噴射されるように設定
されている。ここでの高圧とは2.94×10Pa
(30kgf/cm)以上の圧力で基板Wに到達する
ような圧力である。純水供給系91は装置外の純水源5
5から純水を汲み出す純水加圧ポンプ66と純水加圧ポ
ンプ66によって汲み出された純水から汚染物質をフィ
ルタリングするフィルタ64とフィルタリングされた純
水の純水噴射ノズル25への流路を開閉する純水噴射弁
63とを有する。また、純水供給系91は純水源55か
ら純水を汲み出す純水ポンプ57と、純水ポンプ57に
よって汲み出された純水から汚染物質をフィルタリング
するフィルタ59と、フィルタリングされた純水の純水
吐出ノズル24への流路を開閉する純水吐出弁56とを
有する。このような構成によって純水供給系91は清浄
化された純水を純水噴射ノズル25および、純水吐出ノ
ズル24に供給できる。なお、純水噴射ノズル25の先
端には口径0.5mm以下、好ましくは0.1mm以下
の純水噴射口が設けられており、純水加圧ポンプ66は
前記純水噴射口から高圧の純水が噴射されるように設定
されている。ここでの高圧とは2.94×10Pa
(30kgf/cm)以上の圧力で基板Wに到達する
ような圧力である。
【0024】<3、液体加圧部>上述の除去液加圧ポン
プ65および、純水加圧ポンプ66は同様の構成であっ
て、図4のような加圧ポンプ27を用いている。以下、
加圧ポンプ27を含む液体加圧部16について説明す
る。液体加圧部16は加圧ポンプ27と、装置外の圧空
源43からのエアの供給先をを後述の前ポート29また
は後ポート30に切り替え、エアの供給先が前ポート2
9であるときは後ポート30と装置外の排気部44とを
連通させて後ポート30から排気させ、エアの供給先が
後ポート30であるときは前ポート29と排気部44と
を連通させて前ポート29から排気させる電磁弁37と
を有する。加圧ポンプ27は前端が閉止され後端が開放
された筒状のシリンダ28、前端が該シリンダ28の後
端と気密に連結し後端が閉止されているとともに、シリ
ンダ28の内径よりも大なる径の円柱状の摺動空間67
をその中に有する摺動室52、シリンダ28内に摺動自
在に挿入されたピストン39、ピストン39に連結され
摺動室52内にて摺動することで、ピストン39をシリ
ンダ28に対して摺動させる摺動部材71、摺動部材7
1が分割している摺動空間67の内、ピストン39が配
されている側の空間(前室92)と連通する前ポート2
9、摺動部材71が分割している摺動空間67の内、前
室の反対側に形成される空間(後室93)と連通する後
ポート30、を有する。また、シリンダ28とピストン
39の前端とで空間(液室83という。)が形成され
る。また、シリンダ28の閉止されている側の先端には
液室83と連通する流入口74が開けられており、流入
口74から液室83へは流入側逆止弁74を介して処理
液源67から処理液が流入する。また、シリンダ28の
閉止されている側の先端には液室83と連通する流出口
82が開けられており、流出側逆止弁75を介して液室
83内の処理液が流出する。
【0025】このような液体加圧部16では電磁弁37
を操作することで圧空源43からのエアを前ポート29
に供給する。すると前室92にエアが供給されるので摺
動部材71は後壁73に向って移動する。これによりピ
ストン39は後退し、液室83に処理液が流入する。こ
のとき、流出口82には流出側逆止弁75が設けられて
いるので流出口82から液室83に流体が流入すること
はない。所定量の処理液を液室に溜めたら電磁弁37を
操作し、エアの供給先を後ポート30に切り替える。す
ると後室93にエアが供給されるので摺動部材71は前
壁72に向って移動する。これによりピストン39は前
進し、液室83内の処理液が流出口82から流出する。
このとき、流入口81には流入側逆止弁74が設けられ
ているので液室83から流入口81に処理液が逆流する
ことはない。このようにして液体加圧部16は加圧した
処理液を流出させることができる。
【0026】以上のような加圧ポンプ27を除去液加圧
ポンプ65として適用した場合、処理液源67は除去液
源45に相当する。そして、流出側逆止弁75から流出
する加圧除去液はフィルタ61に向って送出されること
になる。また、加圧ポンプ27を純水加圧ポンプ66と
して適用した場合、処理液源67は純水源55に相当す
る。そして、流出側逆止弁75から流出する加圧純水は
フィルタ64に向って送出されることになる。
【0027】<4、制御手段>図5は基板処理装置1の
制御手段69を示す。制御手段69にはスピンモータ1
3、第1回動モータ17、第2回動モータ31、除去液
ポンプ47、純水ポンプ57、除去液噴射弁53、純水
噴霧弁63、除去液吐出弁56、純水吐出弁58、除去
液側窒素弁66、純水側窒素弁65、温調器51、温調
器61が接続されており、制御手段69は後述の基板処
理方法に記載のとおり、これら接続されているものを制
御する。本基板処理装置1では除去液噴射ノズル12お
よび、純水噴射ノズル25に気液混合ノズル27を使用
している。気液混合ノズル27は直流部37を有するの
で除去液ミストや純水ミストの拡散が抑制される。この
ため、除去液ミストや純水ミストが所定の速度までに加
速されるとともに、除去液ミストや純水ミストはその速
度の減衰が小さい状態で基板Wに到達できる。
【0028】本基板処理装置1では除去液噴射ノズル1
2および、純水噴射ノズル25から除去液ミストおよび
純水ミストを基板Wの表面に対して45度の角度をもっ
て噴射しているが側壁の反応生成物を除去するためには
除去液ミストおよび純水ミストの噴射方向と基板Wの表
面との角度を30度から60度の範囲にするのが好まし
く、45度にするのがより好ましい。
【0029】<5、基板処理装置1を用いた基板処理方
法>図6のように基板処理装置1を用いた基板処理方法
は除去液供給工程s1と、除去液振切り工程s2と、純
水供給工程s3と純水振切り工程s4とを有する。以
下、各工程について図7を参照して説明する。なお、図
7では縦軸に記載の各要素が横軸に記載の時間におい
て、弁にあっては開状態に、その他の要素では動作状態
にある場合、網掛けが施されている。
【0030】(1、除去液供給工程s1)まず、制御手
段69がスピンモータ13を駆動して所定の回転数で基
板Wを回転させる。そして、第1回動モータ17を回動
させるるとともに除去液ポンプ47を駆動し、また、除
去液吐出弁58を開状態にすることで除去液吐出ノズル
11から基板Wに対して除去液を供給させる。これによ
り、基板Wは比較的多量の除去液の供給を受け、基板W
上の反応生成物は膨潤を開始する。次に除去液吐出ノズ
ル11からの除去液供給開始から第1の所定時間経過
後、除去液吐出弁58を閉じて除去液吐出ノズル11か
らの除去液を供給を停止するとともに除去液ポンプ47
も停止させる。そして、除去液加圧ポンプ65を駆動す
るとともに除去液噴射弁53を開き、除去液噴射ノズル
12から加圧除去液を基板Wに噴射する。これにより、
加圧された除去液が、膨潤してふやけつつある反応生成
物に叩き付けられる。よって、反応生成物には強力に除
去液が打ち込まれて、さらに膨潤が進むとともに、既に
膨潤していた反応生成物は基板Wから脱落する。しか
も、除去液噴射ノズル12は基板Wに対して45度の角
度をもって加圧除去液を噴射しているので加圧除去液は
基板Wの凹凸の側壁に付着している反応生成物に対して
勢いを弱められることが少ない状態で到達する。よっ
て、より、反応生成物の膨潤、基板Wからの脱落が促進
される。
【0031】なお、前記第1の所定時間は除去液吐出ノ
ズル11からの除去液供給開始後、除去液によって基板
W上の反応生成物が膨潤を開始するまでの時間であり、
予め実験で求めてある。次に制御手段69は除去液噴射
ノズル12がカップ3の上方から退避した状態にて第1
回動モータ17の駆動を停止させる。また、制御手段6
9は除去液噴射弁53閉状態にし、除去液加圧ポンプ6
5の駆動も停止して除去液供給部7からの除去液の供給
を停止させる。
【0032】(2、除去液振切り工程s2)次に制御手
段69は基板Wへの除去液の供給を停止させる一方で、
引き続きスピンモータ13を回転させ、基板Wを回転さ
せた状態を維持する。これにより、除去液振切り工程s
2が実行される。この除去液振切り工程s2において基
板Wは500rpm以上で回転され、好ましくは100
0rpmから4000rpmで回転される。また、回転
を維持する時間は少なくとも1秒以上、好ましくは2〜
5秒である。このように、基板Wに対する除去液の供給
を停止した状態で基板が回転する状態を維持するので基
板W上の除去液は遠心力によって基板W上から振切られ
る。
【0033】(3、純水供給工程s3)除去液振切り工
程s2の後、制御手段69が、第2回動モータ31を回
動させるとともに純水ポンプ57を駆動し、純水吐出弁
58を開状態にして純水吐出ノズル24から純水を供給
させる。これにより、基板Wは比較的多量の純水の供給
を受け、基板W上で膨潤している反応生成物は洗い流さ
れ始める。次に純水吐出ノズル24からの純水供給開始
から第2の所定時間経過後、純水吐出弁58を閉じて純
水吐出ノズル24からの純水の供給を停止するとともに
純水ポンプ57も停止させる。そして、純水加圧ポンプ
66を駆動するとともに純水噴射弁63を開き、純水噴
射ノズル25から加圧純水を基板Wに噴射する。これに
より、加速された純水が、膨潤してふやけた反応生成物
に叩き付けられ、反応生成物は基板Wから脱落する。し
かも、純水噴射ノズル25は基板Wに対して45度の角
度をもって加圧純水を噴射しているので加圧純水は基板
Wの凹凸の側壁に付着している反応生成物に対して勢い
を弱められることが少ない状態で到達する。よって、よ
り反応生成物の基板Wからの脱落が保進される。なお、
前記第2の所定時間は、純水吐出ノズル24からの純水
供給開始後、純水により基板W上の反応生成物がある程
度脱落するまでの時間であり、予め実験で求めてある。
次に制御手段69は純水噴射ノズル25がカップ3の上
方から退避した状態にて第2回動モータ31の駆動を停
止させる。また、制御手段69は純水噴射弁63を閉状
態にし、純水加圧ポンプ66の駆動も停止して純水供給
部9からの純水の供給を停止させる。
【0034】(4、純水振切り工程s4)純水供給工程
s3の後、制御手段69は基板Wへの純水の供給を停止
する一方で、引き続きスピンモータ13を回転させ、基
板Wを回転させた状態を維持する。これにより、純水振
切り工程s4が実行される。以上のようにして基板Wに
除去液および純水が供給されることによって反応生成物
が除去される。
【0035】本基板処理方法によれば除去液供給工程s
1開始以降、第1の所定時間が経過するまでは除去液吐
出ノズル11から液状の除去液を連続的に供給している
が、前記第1の所定時間経過後は除去液噴射ノズル12
から加圧除去液を供給しているので、除去液供給工程s
1全体において除去液吐出ノズル11のように連続的に
液状の除去液を供給するものに比べて除去液の消費量が
少なくて済む。しかも、除去液噴射ノズル12からは高
圧の加圧除去液を基板Wに噴射しているので、基板W上
の反応生成物の膨潤、基板Wからの脱落にかかる時間が
短くなりスループットが向上する。
【0036】また、純水供給工程s3開始以降、第2の
所定時間が経過するまでは純水吐出ノズル24から液状
の純水を連続的に供給しているが、前記第2の所定時間
経過後は純水噴射ノズル25から加圧純水を供給してい
るので、純水供給工程s3全体において純水吐出ノズル
24のように連続的に液状の純水を供給するものに比べ
て純水の消費量が少なくて済む。しかも、純水噴射ノズ
ル25からは高圧の加圧純水を基板Wに噴射しているの
で、反応生成物の基板Wからの脱落にかかる時間が短く
なりスループットが向上する。
【0037】なお、本基板処理方法によれば除去液振切
り工程s2において、基板W上の除去液が振切られ、基
板W上に残存する除去液が僅少または全く無くなる。よ
って、この状態で純水供給工程s3において基板Wに対
して純水を供給すれば純水が接触する除去液の量は僅少
または全く無いのでペーハーショックが発生しても基板
Wへの影響はほとんど無いか、ペーハーショック自体が
生じない。ペーハーショックとは除去液と純水とが接触
して強アルカリが生成されることを言い、このような強
アルカリが生成されると金属膜に損傷を与えるので可能
な限り抑制する必要がある。
【0038】また、本基板処理方法では除去液供給工程
s1開始後、第1の所定時間が経過するまでは除去液吐
出ノズル11から液状の除去液を供給し、第1の所定時
間経過後、除去液振切り工程s2開始直前まで除去液噴
射ノズル12から加圧除去液を基板Wに噴射している
が、以下のようにしてもよい。すなわち、除去液供給工
程s1全体にわたって除去液噴射ノズル12から加圧除
去液を供給してもよい。この場合、基板処理装置1には
除去液吐出ノズル11を設けなくてもよい。また、除去
液供給工程s1開始後、所定時間が経過するまでは除去
液噴射ノズル12から加圧除去液を供給し、該所定時間
経過後、除去液吐出ノズル11から液状の除去液を供給
してもよい。また、本基板処理方法では純水供給工程s
3開始から第2の所定時間が経過するまでは純水吐出ノ
ズル24から液状の純水を供給し、第2の所定時間経過
後、純水振切り工程s4直前まで純水噴射ノズル25か
ら加圧純水を基板Wに噴射しているが、以下のようにし
てもよい。すなわち、純水供給工程s3全体にわたって
純水噴射ノズル25から加圧純水を供給してもよい。こ
の場合、基板処理装置1には純水吐出ノズル24を設け
なくてもよい。また、純水供給工程s3開始から所定時
間が経過するまでは純水噴射ノズル25から加圧純水を
供給し、該所定時間経過後、純水吐出ノズル24から液
状の純水を供給してもよい。
【0039】<6、基板処理装置100>図7、図8に
従って基板処理装置100について説明する。なお、図
7は図8のVII−VII断面図であるが、便宜上、一
部ハッチングを省略している。基板処理装置100は前
述の基板処理装置1の構成に加えて、中間リンス液供給
部としての溶剤供給部2を有している。そして、基板処
理装置100は基板処理装置1と共通部分が多いので、
以下、基板処理装置1と共通の部分は図面に同一の参照
番号を付し説明を省略する。
【0040】基板処理装置100は溶剤供給部2を有
し、該溶剤供給部2は、不図示の機枠に固定され、鉛直
方向に配された駆動軸を有する第3回動モータ18と第
3回動モータ18の駆動軸に固定された第3回動軸20
と、第3回動軸20の頂部に接続された第3アーム22
とを有する。第3アーム22の先端には溶剤吐出ノズル
40が設けられる。溶剤吐出ノズル40は略鉛直方向に
長手方向が配された管状部材であり、一端から有機溶剤
が供給されるとともに、他端から基板Wに対して有機溶
剤を供給する。また、同じく第3アーム22の先端には
ブラケット41(図8では二点鎖線で表示)を介して溶
剤噴射ノズル39が設けられている。溶剤噴射ノズル3
9は後述のように加圧された有機溶剤(以下、加圧溶剤
と言うこともある。)を噴射するが、基板Wの表面に対
して45度の傾斜をもって加圧溶剤を噴射するよう設置
されている。そして、上記、前記溶剤吐出ノズル40お
よび溶剤噴射ノズル39は、溶剤吐出ノズル40から吐
出される有機溶剤と溶剤噴射ノズル39から噴射される
加圧溶剤とが基板W表面において交差するように配置さ
れているとともに、溶剤吐出ノズル40および溶剤噴射
ノズル39が第3回動モータ18によって回動させられ
たとき、溶剤吐出ノズル40から吐出される有機溶剤と
溶剤噴射ノズル39から噴射される加圧溶剤とが図8の
ように基板Wの回転中心Cを通り、かつ、回転する基板
Wの端縁が描く回転円95の円周上の2点で交差する円
弧86上を往復移動するように配置されている。
【0041】<7、溶剤供給系>図9に溶剤供給系90
を示す。溶剤供給系90は装置外の有機溶剤源45から
有機溶剤を汲み出す溶剤溶剤加圧ポンプ76と溶剤加圧
ポンプ76によって汲み出された有機溶剤から汚染物質
をフィルタリングするフィルタ32とフィルタリングさ
れた有機溶剤の溶剤噴射ノズル39への流路を開閉する
溶剤噴射弁54とを有する。また、溶剤供給系90は有
機溶剤源45から有機溶剤を汲み出す溶剤ポンプ48
と、溶剤ポンプ48によって汲み出された有機溶剤から
汚染物質をフィルタリングするフィルタ52と、フィル
タリングされた有機溶剤の溶剤吐出ノズル40への流路
を開閉する溶剤吐出弁62とを有する。このような構成
によって溶剤供給系90は清浄化された有機溶剤を溶剤
噴射ノズル39および、溶剤吐出ノズル40に供給でき
る。なお、溶剤噴射ノズル39の先端には口径0.5m
m以下、好ましくは0.1mm以下の溶剤噴射口が設け
られており、溶剤加圧ポンプ76は前記溶剤噴射口から
高圧の溶剤が噴射されるように設定されている。ここで
の高圧とは2.94×10Pa(30kgf/c
)以上の圧力で基板Wに到達するような圧力であ
る。
【0042】また、ここでは前述の加圧ポンプ27を溶
剤加圧ポンプ76として適用している。この場合、図4
の処理液源67は有機溶剤源46に相当する。そして、
流出側逆止弁75から流出する加圧溶剤はフィルタ32
に向って送出されることになる。
【0043】基板処理装置100は不図示の制御手段を
有し、その制御手段には基板処理装置1の制御手段69
と同様、スピンモータ13、第1回動モータ17、第2
回動モータ31、除去液ポンプ47、純水ポンプ57、
除去液噴射弁53、純水噴射弁53、除去液吐出弁5
6、純水吐出弁58、除去液加圧ポンプ65、純水加圧
ポンプ66が接続されているとともに、第3回動モータ
18、溶剤ポンプ48、溶剤噴射弁54、溶剤吐出弁6
2、溶剤加圧ポンプ76がさらに接続されている。
【0044】本基板処理装置100では溶剤噴射ノズル
39から加圧溶剤を基板Wの表面に対して45度の角度
をもって噴射しているが側壁の反応生成物を除去するた
めには加圧溶剤の噴射方向と基板Wの表面との角度を3
0度から60度の範囲にするのが好ましく、45度にす
るのがより好ましい。
【0045】<8、基板処理装置100を用いた基板処
理方法>図10に従って、上記基板処理装置100を用
いた基板処理方法について説明する。基板処理装置10
0を用いた基板処理方法は除去液供給工程s31と、除
去液振切り工程S32と、中間リンス工程としての溶剤
供給工程s33と純水供給工程s34と純水振切り工程
s35とを有する。この基板処理方法は実質的に、除去
液供給工程s1と、除去液振切り工程s2と、純水供給
工程s3と純水振切り工程s4とを有する基板処理装置
1を用いた基板処理方法において、除去液振切り工程s
2と純水供給工程s3との間に溶剤供給工程を加えたも
のである。よって、前記除去液供給工程s31と、除去
液振切り工程s32と、純水供給工程s34と純水振切
り工程s35とはそれぞれ基板処理装置1を用いた基板
処理方法における除去液供給工程s1と、除去液振切り
工程s2と、純水供給工程s3と純水振切り工程s4と
同じ内容なので説明を省略する。
【0046】次に溶剤供給工程s33につき説明する。
溶剤供給工程s33は除去液供給工程s31と、除去液
振切り工程s32とを経てから実行される。除去液振切
り工程s32では基板Wに対する除去液の供給を停止し
た状態で基板が回転する状態を維持するので基板W上の
除去液は遠心力によって基板W上から振切られ、基板W
上に残る除去液は限りなく少なくなっている。
【0047】溶剤供給工程s33開始時には前記不図示
の制御手段が、第3回動モータ18を回動させるととも
に溶剤ポンプ48を駆動し、溶剤吐出弁62を開状態に
して溶剤吐出ノズル40から有機溶剤を供給させる。こ
れにより、基板Wは比較的多量の有機溶剤の供給を受
け、基板W上の除去液が洗い流され始める。次に溶剤供
給工程s33開始から第3の所定時間経過後、溶剤吐出
弁62を閉じて溶剤吐出ノズル40からの有機溶剤の供
給を停止するとともに溶剤ポンプ48の駆動も停止する
そして同じく、第3の所定時間経過後、溶剤加圧ポンプ
76を駆動するとともに溶剤噴射弁54を開き、溶剤噴
射ノズル39から加圧溶剤を基板Wに噴射する。これに
より、高圧の加圧溶剤が、膨潤してふやけた反応生成物
に叩き付けられ、反応生成物は基板Wから脱落する。し
かも、溶剤噴射ノズル39は基板Wに対して45度の角
度をもって加圧溶剤を噴射しているので加圧溶剤は基板
Wの凹凸の側壁に付着している反応生成物に対して勢い
を弱められることが少ない状態で到達する。よって、よ
り反応生成物の基板Wからの脱落が促進される。このた
め、処理に要する時間が短くなる。なお、前記第3の所
定時間は、溶剤供給工程s33開始以降、溶剤吐出ノズ
ル40から供給される有機溶剤により、基板W上の除去
液がある程度洗い流されるまでの時間であり、予め実験
で求めてある。純水供給工程s34直前において前記不
図示の制御手段は溶剤噴射ノズル39がカップ3の上方
から退避した状態にて第3回動モータ18の駆動を停止
させる。また、不図示の制御手段は溶剤噴射弁54を閉
状態にし、溶剤加圧ポンプ76の駆動も停止して溶剤供
給部2からの有機溶剤の供給を停止させる。
【0048】このように溶剤供給工程s33では有機溶
剤を基板Wに供給することによって、基板Wから除去液
を洗い流してしまう。このため、後続する純水供給工程
s34にて基板Wに純水が供給されたとき、純水に接触
する除去液はまったく無くなるのでペーハーショックの
発生を防止することができる。このため、基板W上の薄
膜に対するダメージの発生を防止することができる。ま
た、本基板処理方法では除去液振切り工程s32におい
て基板Wから除去液を振切っているのでこの時点で基板
Wに残存する除去液は僅かである。このため、溶剤供給
工程s33において有機溶剤によって除去液を洗い流す
のに必要な時間を短縮することができる。このためスル
ープットが向上する。また、同じく、基板Wに残存する
除去液は僅かであるため、溶剤供給工程s33において
必要となる有機溶剤の量を低減することができるのでコ
ストを削減することもできる。なお、本基板処理方法で
は溶剤供給工程s33の直後に純水供給工程s34を実
行しているが、溶剤供給工程s33と純水供給工程s3
4との間に基板W上の溶剤を振切る溶剤振切り工程を設
けてもよい。
【0049】また、本基板処理方法では除去液供給工程
s31開始から純水振切り工程s35終了まで基板Wの
回転を停止させていないが、除去液供給工程s31との
間、除去液振切り工程s32と溶剤供給工程s33との
間、溶剤供給工程s33と純水供給工程s34との間、
純水供給工程s34と純水振切り工程s35との間の何
れかで一旦基板Wの回転を停止させてもよい。また、本
基板処理方法では除去液供給工程s31開始後、第1の
所定時間が経過するまでは除去液吐出ノズル11から液
状の除去液を供給し、第1の所定時間経過後、除去液振
切り工程s32開始直前まで除去液噴射ノズル12から
加圧除去液を基板Wに噴射しているが、以下のようにし
てもよい。すなわち、除去液供給工程s31全体にわた
って除去液噴射ノズル12から加圧除去液を供給しても
よい。この場合、基板処理装置1には除去液吐出ノズル
11を設けなくてもよい。また、除去液供給工程s31
開始後、所定時間が経過するまでは除去液噴射ノズル1
2から加圧除去液を供給し、該所定時間経過後、除去液
吐出ノズル11から液状の除去液を供給してもよい。ま
た、本基板処理方法では溶剤供給工程s33開始後、第
3の所定時間が経過するまでは溶剤吐出ノズル40から
液状の有機溶剤を供給し、第3の所定時間経過後、純水
供給工程s34開始直前まで溶剤噴射ノズル39から加
圧溶剤を基板Wに噴射しているが、以下のようにしても
よい。すなわち、溶剤供給工程s33全体にわたって溶
剤噴射ノズル39から加圧溶剤を供給してもよい。この
場合、基板処理装置100には溶剤吐出ノズル40を設
けなくてもよい。また、溶剤供給工程s33開始跡、所
定時間が経過するまでは溶剤噴射ノズル39から加圧溶
剤を供給し、該所定時間経過後、純水供給工程s34開
始直前まで溶剤吐出ノズル40から液状の有機溶剤を供
給してもよい。また、本基板処理方法では純水供給工程
s33開始から第2の所定時間が経過するまでは純水吐
出ノズル24から液状の純水を供給し、第2の所定時間
経過後、純水振切り工程s4直前まで純水噴射ノズル2
5から加圧純水を基板Wに噴射しているが、以下のよう
にしてもよい。すなわち、純水供給工程s33全体にわ
たって純水噴射ノズル25から加圧純水を供給してもよ
い。この場合、基板処理装置1には純水吐出ノズル24
を設けなくてもよい。また、純水供給工程s33開始か
ら所定時間が経過するまでは純水噴射ノズル25から加
圧純水を供給し、該所定時間経過後、純水吐出ノズル2
4から液状の純水を供給してもよい。
【0050】<9、まとめ>以上の基板処理装置1、1
00の保持回転部は基板を水平に保持して回転させてい
るが、基板の主面を水平面に対して傾斜させて、または
基板の主面を鉛直方向に沿わせて保持回転する保持回転
部としてもよい。また、以上の基板処理装置1、100
の保持回転部は唯1枚の基板を保持しているが、複数の
基板を保持する保持回転部としてもよい。また基板処理
装置1では除去液供給部7は除去液噴射ノズル12を、
純水供給部9は純水噴射ノズル25をそれぞれ有する
が、除去液噴射ノズル12、純水噴射ノズル25のいず
れかを省略してもよい。また基板処理装置100では除
去液供給部7は除去液噴射ノズル12を、純水供給部9
は純水噴射ノズル25を、溶剤供給部2は溶剤噴射ノズ
ル39をそれぞれ有するが、除去液噴射ノズル12、純
水噴射ノズル25、溶剤噴射ノズル39のいずれか1つ
または2つを省略してもよい。以上の実施形態の基板処
理ではドライエッチングを経て表面にポリマーが生成さ
れた基板を対象としているが、該ドライエッチングを経
てさらにアッシングを経た基板を対象とした場合に特に
効果がある。アッシングは例えば酸素プラズマ中にレジ
スト膜を有する基板を配して行われるが、アッシングを
経ると、より多くのポリマーが生成される。このため、
ドライエッチングとアッシングとを経た基板からポリマ
ーを除去する処理を行う場合、本願発明によれば、より
スループットが向上でき、また、コストを削減できる。
また、基板W上に反応生成物が凸状に堆積している場
合、以上の基板処理装置1、100においては処理液の
ミストは基板Wに対して傾斜した方向から噴射されてい
るので該凸状に堆積している反応生成物は処理液のミス
トによりへし折られる。このため、反応生成物の除去処
理を速く済ませることができる。また基板処理装置1、
100では除去液噴射ノズル12、純水噴射ノズル2
5、溶剤噴射ノズル39から高圧の処理液を噴射させる
ための液体加圧部にて加圧ポンプ27を用いているが以
下のような構成としてもよい。すなわち、処理液を貯留
する密閉容器と、密閉容器内の空間に加圧されたガスを
供給する加圧ガス供給手段と、一端が密閉容器内の処理
液に接し、他端が密閉容器外に導かれている処理液供給
管とを設け、該処理液供給管から除去液噴射ノズル12
または純水噴射ノズル25または溶剤噴射ノズル39に
対して処理液を供給する構成としてもよい。この場合の
ガスは処理液の変質を防止するため不活性ガスが望まし
く、例えば、窒素、アルゴンが使用できる。
【0051】なお、上記実施形態では基板Wを回転させ
ながら、少なくとも基板Wの回転中心Cに処理液を供給
しているが、本発明は回転する基板Wに処理液を供給す
ることに限られない。例えば、間欠的に回動または回転
している基板Wの回転中心Cに処理液を供給してもよ
い。また、静止した状態の基板Wの中央に処理液を供給
した後、基板Wを回動または回転させてもよい。この場
合の回動または回転は連続的でも間欠的でもよい。
【0052】また、チャック15は基板Wの裏面のみと
接触して基板Wを保持しているため、基板Wの表面全
体、特に基板Wの表面の周辺部分にもまんべんなく液体
が供給されるので処理における基板Wの面内均一性が確
保できる。
【0053】また、同じくチャック15は基板Wの裏面
のみと接触して基板Wを保持しているため、基板Wの周
部分に接触するものは何も無い。よって、基板Wから液
体を振り切るとき、液が基板Wから円滑に排出される。
【0054】なお、上記実施形態ではドライエッチング
工程を経た基板に対して、ドライエッチング時に生成さ
れたポリマーを除去することを開示したが、本発明はド
ライエッチング時に生成されたポリマーが存在する基板
から前記ポリマーを除去することに限定されるものでは
ない。例えば、先にも言及したが、本発明はプラズマア
ッシングの際に生成されたポリマーを基板から除去する
場合も含む。よって、本発明は、必ずしもドライエッチ
ングとは限らない各種処理において、レジストに起因し
て生成されたポリマーを基板から除去する場合も含む。
また、本発明は、ドライエッチングや、プラズマアッシ
ングによる処理で生成されるポリマーだけを除去するこ
とに限定されるものではなく、レジストに由来する各種
反応生成物を基板から除去する場合も含む。
【0055】また、本発明ではレジストに由来する反応
生成物を基板から除去することに限らず、レジストその
ものを基板から除去する場合も含む。例えば、レジスト
が塗布され、該レジストに配線パターン等の模様が露光
され、該レジストが現像され、該レジストの下層に対し
て下層処理(例えば下層としての薄膜に対するエッチン
グ処理)が施された基板を対象とし、下層処理が終了し
て、不要になったレジスト膜を除去する場合も含まれ
る。なお、この場合、不要になったレジスト膜を除去す
るのと同時に、レジスト膜が変質して生じた反応生成物
があればこれも同時に除去できるので、スループットが
向上するとともに、コストを削減できる。例えば、上記
下層処理において、下層である薄膜に対してドライエッ
チングを施した場合は反応生成物も生成される。よっ
て、ドライエッチング時に下層をマスクすることに供さ
れたレジスト膜そのもの、および、レジスト膜が変質し
て生じた反応生成物も同時に除去できる。
【0056】また、本発明はレジストに由来する反応生
成物やレジストそのものを基板から除去することに限ら
ず、レジストに由来しない有機物、例えば人体から発塵
した微細な汚染物質などを基板から除去することも含
む。
【0057】また、上記実施形態の基板処理装置では純
水供給部が設けられているがこれをリンス液供給部とし
てもよい。この場合は純水源の代わりにリンス液源を設
け、リンス液源のリンス液を基板に供給する。ここでの
リンス液は常温(摂氏20度〜28度程度)、常圧(約1気
圧)で放置すれば水になる液体である。例えば、オゾン
を純水に溶解したオゾン水、水素を純水に溶解した水素
水、二酸化炭素を純水に溶解した炭酸水である。特に、
純水の代わりにリンス液として、オゾン水を使用すれば
有機物、レジストが変質して生じた反応生成物、ドライ
エッチによって生じたポリマーをより完全に除去でき
る。よって、この場合は有機物、レジストが変質して生
じた反応生成物、ポリマーを基板から除去する処理の処
理品質を向上させるという課題を解決できる。
【0058】また上記実施形態の基板処理方法では純水
供給工程において、基板に純水を供給し、純水振切り工
程で基板から純水を振切っているが、純水供給工程をリ
ンス液供給工程とし、純水振切り工程をリンス液振切り
工程としてもよい。この場合はリンス液供給工程で前記
リンス液を基板に供給し、リンス液振切り工程で基板か
ら前記リンス液を振切る。従って、上記実施形態におい
て、除去液振切り工程または中間リンス工程に続いてリ
ンス液供給工程、リンス液振切り工程を行ってもよい。
【0059】なお、リンス液供給工程で使用するリンス
液がオゾン水であるときは、有機物、レジストが変質し
て生じた反応生成物、ドライエッチによって生じたポリ
マーをより完全に除去できる。よって、この場合は有機
物、レジストが変質して生じた反応生成物、ドライエッ
チによって生じたポリマーを基板から除去する処理の処
理品質を向上させるという課題を解決できる。
【0060】
【発明の効果】本発明の基板処理装置によれば、加圧し
た除去液または純水または中間リンス液を基板に供給す
る。このため、基板から反応生成物を良好に除去でき、
処理の品質向上を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板処理装置1の側面図である。
【図2】基板処理装置1の上面図である。
【図3】除去液供給系89、純水供給系91を示す図で
ある。
【図4】液体加圧部16を示す図である。
【図5】基板処理装置1のハード構成図である。
【図6】基板処理装置1を用いた基板処理方法のフロー
図である。
【図7】基板処理装置100の側面図である。
【図8】基板処理装置100の上面図である。
【図9】溶剤供給系90を示す図である。
【図10】基板処理装置100を用いた基板処理方法の
フロー図である。
【図11】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 2 溶剤供給部 5 保持回転部 7 除去液供給部 9 純水供給部 12 除去液噴射ノズル 16 液体加圧部 25 純水噴射ノズル 27 加圧ポンプ 28 シリンダ 39 溶剤噴射ノズル 81 流入口 82 流出口 100 基板処理装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レジスト膜をマスクとして基板の表面に存
    在する薄膜をドライエッチングするドライエッチング工
    程を経た基板から、該ドライエッチング工程によって基
    板上に生成された反応生成物を除去する基板処理装置で
    あって、 前記ドライエッチング工程を経た基板を保持して回転す
    る保持回転部と、 回転している基板に対して反応生成物を除去する除去液
    を供給する除去液供給部と、 回転している基板に対して純水を供給する純水供給部
    と、 液体を加圧して送出する液体加圧部とを有し、 前記液体加圧部は前記除去液供給部に対して加圧された
    除去液を供給し、 前記除去液供給部は加圧された除去液を基板に噴射する
    除去液噴射ノズルを有する基板処理装置。
  2. 【請求項2】レジスト膜をマスクとして基板の表面に存
    在する薄膜をドライエッチングするドライエッチング工
    程を経た基板から、該ドライエッチング工程によって基
    板上に生成された反応生成物を該基板から除去する基板
    処理装置であって、 前記ドライエッチング工程を経た基板を保持して回転す
    る保持回転部と、 回転している基板に対して反応生成物を除去する除去液
    を供給する除去液供給部と、 回転している基板に対して純水を供給する純水供給部
    と、 液体を加圧して送出する液体加圧部とを有し、 前記液体加圧部は前記純水供給部に対して加圧された純
    水を供給し、 前記純水供給部は加圧された純水を基板に噴射する純水
    噴射ノズルを有する基板処理装置。
  3. 【請求項3】レジスト膜をマスクとして基板の表面に存
    在する薄膜をドライエッチングするドライエッチング工
    程を経た基板から、該ドライエッチング工程によって基
    板上に生成された反応生成物を該基板から除去する基板
    処理装置であって、 前記ドライエッチング工程を経た基板を保持して回転す
    る保持回転部と、 回転している基板に対して反応生成物を除去する除去液
    を供給する除去液供給部と、 回転している基板に対して基板上の除去液を洗い流す中
    間リンス液を供給する中間リンス液供給部と、 回転している基板に対して純水を供給する純水供給部
    と、 液体を加圧して送出する液体加圧部とを有し、 前記液体加圧部は前記中間リンス液供給部に対して加圧
    された中間リンス液を供給し、 前記中間リンス液供給部は加圧された中間リンス液を基
    板に噴射する中間リンス液噴射ノズルを有する基板処理
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3に記載の基板処理
    装置において、 前記液体加圧部は、 一端が閉止された筒状のシリンダと、該シリンダの他端
    側から摺動自在に挿入されたピストンと、ピストンをシ
    リンダに対して摺動させるピストン駆動部と、ピストン
    とシリンダとの間に形成される空間に連通し、該空間に
    液を流入させる流入口と、前記空間に連通し、流入口か
    ら該空間に流入した液を流出させる流出口とを有する基
    板処理装置。
  5. 【請求項5】基板に付着した有機物を有機物の除去液で
    除去する基板処理装置であって、 基板を保持して回転する保持回転部と、 前記基板に除去液を供給する除去液供給部と、 前記基板に純水を供給する純水供給部と、 液体を加圧して送出する液体加圧部とを有し、 前記液体加圧部は前記除去液供給部に対して加圧された
    除去液を供給し、 前記除去液供給部は加圧された除去液を基板に噴射する
    除去液噴射ノズルを有する基板処理装置。
  6. 【請求項6】基板に付着した有機物を有機物の除去液で
    除去する基板処理装置であって、 基板を保持して回転する保持回転部と、 前記基板に除去液を供給する除去液供給部と、 前記基板に純水を供給する純水供給部と、 液体を加圧して送出する液体加圧部とを有し、 前記液体加圧部は前記純水供給部に対して加圧された純
    水を供給し、 前記純水供給部は加圧された純水を基板に噴射する純水
    噴射ノズルを有する基板処理装置。
  7. 【請求項7】基板に付着した有機物を有機物の除去液で
    除去する基板処理装置であって、 基板を保持して回転する保持回転部と、 前記基板に除去液を供給する除去液供給部と、 前記基板に除去液を洗い流す中間リンス液を供給する中
    間リンス液供給部と、 前記基板に純水を供給する純水供給部と、 液体を加圧して送出する液体加圧部とを有し、 前記液体加圧部は前記中間リンス液供給部に対して加圧
    された中間リンス液を供給し、 前記中間リンス液供給部は加圧された中間リンス液を基
    板に噴射する中間リンス液噴射ノズルを有する基板処理
    装置。
  8. 【請求項8】前記有機物はレジストが変質して生じた反
    応生成物であり、前記除去液は該反応生成物を除去する
    除去液であることを特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】請求項5ないし請求項8に記載の基板処理
    装置において、 前記液体加圧部は、 一端が閉止された筒状のシリンダと、該シリンダの他端
    側から摺動自在に挿入されたピストンと、ピストンをシ
    リンダに対して摺動させるピストン駆動部と、ピストン
    とシリンダとの間に形成される空間に連通し、該空間に
    液を流入させる流入口と、前記空間に連通し、流入口か
    ら該空間に流入した液を流出させる流出口とを有する基
    板処理装置。
JP2001287950A 2000-09-22 2001-09-21 基板処理装置 Pending JP2002170811A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001287950A JP2002170811A (ja) 2000-09-22 2001-09-21 基板処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-288077 2000-09-22
JP2000288077 2000-09-22
JP2001287950A JP2002170811A (ja) 2000-09-22 2001-09-21 基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002170811A true JP2002170811A (ja) 2002-06-14

Family

ID=26600487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001287950A Pending JP2002170811A (ja) 2000-09-22 2001-09-21 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002170811A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100458920C (zh) * 2005-06-24 2009-02-04 株式会社东芝 用于制造晶格介质的方法和设备
US7524771B2 (en) 2002-10-29 2009-04-28 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Substrate processing method using alkaline solution and acid solution
JP2014131033A (ja) * 2012-12-18 2014-07-10 Lam Research Ag ウエハ形状物品を処理するための方法および装置
CN111822211A (zh) * 2020-08-06 2020-10-27 章茂水 一种水性涂料喷涂成套设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7524771B2 (en) 2002-10-29 2009-04-28 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Substrate processing method using alkaline solution and acid solution
CN100458920C (zh) * 2005-06-24 2009-02-04 株式会社东芝 用于制造晶格介质的方法和设备
JP2014131033A (ja) * 2012-12-18 2014-07-10 Lam Research Ag ウエハ形状物品を処理するための方法および装置
CN111822211A (zh) * 2020-08-06 2020-10-27 章茂水 一种水性涂料喷涂成套设备
CN111822211B (zh) * 2020-08-06 2022-02-15 上海波什尔新材料有限公司 一种水性涂料喷涂成套设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4005326B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
US7428907B2 (en) Substrate processing apparatus
US7479205B2 (en) Substrate processing apparatus
JP5789598B2 (ja) 粘弾性洗浄材料を使用して基板上の粒子を除去するための方法
JP2003275696A (ja) 基板処理装置および基板洗浄方法
TW201624558A (zh) 基板處理方法及基板處理裝置
JP2004113934A (ja) スリットノズル洗浄装置及び洗浄方法
JP2003234323A (ja) 基板処理装置
JP2002170811A (ja) 基板処理装置
CN111106033B (zh) 基板处理装置及基板处理方法
JP4502854B2 (ja) 基板の処理装置及び処理方法
JP2000061362A (ja) 基板処理装置の処理液吐出ノズル
JP4312542B2 (ja) 2流体ノズル装置、洗浄処理装置、およびミスト発生方法
KR101976798B1 (ko) 스팀 재사용 노즐
JP2004146594A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2002124502A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP4004266B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JPH05275408A (ja) 平面状基板の洗浄装置
JP4183122B2 (ja) 現像処理方法及び現像処理装置
WO2007072571A1 (ja) 基板の乾燥装置および洗浄装置並びに乾燥方法および洗浄方法
JP5224876B2 (ja) 基板の処理装置
JP2005167089A (ja) 基板洗浄装置および基板洗浄方法
JPH09270410A (ja) 液吐出ノズル及びこのノズルを備えた洗浄装置
JP4068316B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2002367973A (ja) 基板処理装置