JP2002124502A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法および基板処理装置

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JP2002124502A
JP2002124502A JP2001212948A JP2001212948A JP2002124502A JP 2002124502 A JP2002124502 A JP 2002124502A JP 2001212948 A JP2001212948 A JP 2001212948A JP 2001212948 A JP2001212948 A JP 2001212948A JP 2002124502 A JP2002124502 A JP 2002124502A
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Japan
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liquid
removing liquid
pure water
supplying
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Application number
JP2001212948A
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English (en)
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Seiichiro Okuda
誠一郎 奥田
Hiroaki Sugimoto
洋昭 杉本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US10/838,926 priority patent/US7428907B2/en
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】基板に存在する有機物を、有機物の除去液で除
去する基板処理方法において、基板からレジスト膜を除
去する基板処理のスループットを向上させること。 【解決手段】基板処理装置1では、基板Wに除去液を供
給し、除去液の供給を停止させた後、基板Wに除去液の
供給をしない状態で基板Wを回転させることで基板Wに
付着する除去液を一旦振切る。そして、その上で基板W
に純水を供給する。これにより、中間リンス液を供給す
る工程を削除または短縮でき、スループットが向上し、
コストが低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は基板に存在する有機
物を、有機物の除去液で除去する基板処理方法および基
板処理装置に係る。特に、基板からレジスト膜を除去す
る基板処理方法および基板処理装置に係る。
【0002】また、本発明はレジストが変質して生じた
反応生成物が存在する基板に、反応生成物の除去液を供
給して除去する基板処理方法および基板処理装置に係
り、特にレジスト膜をマスクとして基板の表面に存在す
る薄膜をドライエッチングするドライエッチング工程を
経た基板から、該ドライエッチング工程によって基板上
に生成された反応生成物を除去する基板処理方法および
基板処理装置に関する。
【0003】
【従来の技術】半導体装置の製造工程においては半導体
ウエハなどの基板上に形成されたアルミや銅などの金属
の薄膜がレジスト膜をマスクとしてエッチングされて半
導体素子の配線とされる工程がある。例えば図14
(A)のように、基板101上に素子102が形成さ
れ、その上に金属膜103が形成される。この金属膜1
03は例えばアルミニウムである。そして金属膜103
の上にはレジスト膜104が形成されている。このレジ
スト膜104は金属膜103の上面にレジストを塗布し
て乾燥させ、乾燥したレジストに対して露光機によって
配線パターンを露光し、露光が済んだレジストに対して
現像液を供給してレジストの不要な部分を溶解除去する
ことで得ることができる。これによって、金属膜103
の必要部分だけはレジスト膜103によってマスクさ
れ、次のエッチング工程では該金属膜103の必要部分
はエッチングされずに残ることになる。次に、レジスト
膜103によってマスクされた金属膜103に対してR
IEなどのドライエッチングを施すと金属膜103の
内、レジスト膜103によってマスクされていない部分
はエッチングされて除去され、エッチングされずに残っ
た部分が金属配線106となる。このようにドライエッ
チングを行うと図14(B)のように、金属配線106
の側方にレジスト膜103などに由来する反応生成物1
05が堆積する。この反応生成物105は後続するレジ
スト除去工程では通常除去されず、レジスト膜104を
除去した後も図14(C)のように基板101上に残っ
てしまう。このような反応生成物105を除去せずに基
板101を次工程に渡すと次工程以降の処理品質に悪影
響を与えるので次工程に渡す前に除去する必要がある。
【0004】このため、従来では、基板に対して反応生
成物の除去液を供給する除去液供給工程、除去液を洗い
流す作用のある有機溶剤などの中間リンス液を基板に供
給する中間リンス工程、基板に純水を供給して純水洗浄
を行う純水洗浄工程を実施することで基板から反応生成
物を除去している。ところで、除去液と純水とが混合す
ると強アルカリが生成される「ペーハーショック」と呼
ばれる現象が生じ、金属配線に損傷を与えることが知ら
れている。このため従来、除去液と純水とが直接混合し
ないように、中間リンス液によって基板上から一旦除去
液を除去し、その上で基板に純水を供給して純水洗浄を
行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
では中間リンス工程に時間が掛かり、スループットに影
響がある。
【0006】本発明の目的は基板に存在する有機物を、
有機物の除去液で除去する基板処理、特に、基板からレ
ジスト膜を除去する基板処理のスループットを向上させ
ることである。
【0007】また、本発明の目的はレジストが変質して
生じた反応生成物が存在する基板に、反応生成物の除去
液を供給して、基板から反応生成物を除去する基板処
理、特にレジスト膜をマスクとして基板の表面に存在す
る薄膜をドライエッチングするドライエッチング工程を
経た基板から、該ドライエッチング工程によって基板上
に生成された反応生成物を除去する基板処理のスループ
ットを向上させることである。
【0008】また、従来の技術では中間リンス工程で多
くの中間リンス液を使用するためコストがかさんでしま
う。
【0009】本発明の別の目的は、本発明の目的は基板
に存在する有機物を、有機物の除去液で除去する基板処
理、特に、基板からレジスト膜を除去する基板処理のコ
ストを削減することであり、また、レジストが変質して
生じた反応生成物が存在する基板に、反応生成物の除去
液を供給して、基板から反応生成物を除去する基板処
理、特にレジスト膜をマスクとして基板の表面に存在す
る薄膜をドライエッチングするドライエッチング工程を
経た基板から、該ドライエッチング工程によって基板上
に生成された反応生成物を除去する基板処理のコストを
削減することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
レジスト膜をマスクとして基板の表面に存在する薄膜を
ドライエッチングするドライエッチング工程を経た基板
から、該ドライエッチング工程によって基板上に生成さ
れた反応生成物を除去する基板処理方法であって、ドラ
イエッチング工程を経た基板に対して反応生成物を除去
する除去液を供給する除去液供給工程と、除去液の供給
を停止した状態で基板を回転させる除去液振切り工程
と、除去液振切り工程後、基板に対して純水を供給する
純水供給工程とを有する基板処理方法である。
【0011】なお、純水供給工程を、除去液振切り工程
後、基板に対してリンス液を供給するリンス液供給工程
としてもよい。この場合、リンス液は常温、常圧で放置
すれば水になる液体であり、例えば、オゾンを純水に溶
解したオゾン水、水素を純水に溶解した水素水、二酸化
炭素を純水に溶解した炭酸水がリンス液に使用できる。
また、リンス液としてオゾン水を用いれば、反応生成物
をより完全に除去できる。
【0012】請求項2に記載の発明は請求項1に記載の
基板処理方法において、前記除去液振切り工程と純水供
給工程との間で基板に対して除去液を洗い流す中間リン
ス液を供給する中間リンス工程をさらに有する基板処理
方法である。
【0013】なお、中間リンス液として、オゾンを純水
に溶解したオゾン水を用いれば、反応生成物をより完全
に除去できる。
【0014】請求項3に記載の発明は請求項1または請
求項2に記載の基板処理方法において、前記反応生成物
はポリマーであって、前記除去液は有機アルカリ液また
は無機酸である基板処理方法である。
【0015】請求項4に記載の発明は請求項3に記載の
基板処理方法において、前記有機アルカリ液はジメチル
ホルムアミドまたは、ジメチルスルホキシドまたは、ヒ
ドロキシルアミンの何れかを含む基板処理方法である。
【0016】請求項5に記載の発明は請求項3に記載の
基板処理方法において、前記無機酸はフッ酸または燐酸
を含む基板処理方法である。
【0017】請求項6に記載の発明はレジスト膜をマス
クとして基板の表面に存在する薄膜をドライエッチング
するドライエッチング工程を経た基板から、該ドライエ
ッチング工程によって基板上に生成された反応生成物を
除去する基板処理装置であって、ドライエッチング工程
を経た基板を保持して回転する保持回転手段と、保持回
転手段に保持された基板に対して、反応生成物を除去す
る除去液を供給する除去液供給手段と、保持回転手段に
保持された基板に対して純水を供給する純水供給手段
と、保持回転手段と除去液供給部と純水供給部とを制御
する制御手段とを有し、前記制御手段は、除去液供給手
段から基板に対して除去液を供給させ、除去液供給手段
からの除去液の供給を停止させ、除去液の供給を停止さ
せた状態で保持回転手段によって基板を回転させ、純水
供給手段から基板に対して純水を供給させる基板処理装
置である。
【0018】なお、純水供給手段を、保持回転手段に保
持された基板に対してリンス液を供給するリンス液供給
手段としてもよい。この場合、制御手段は除去液供給手
段から基板に対して除去液を供給させ、除去液供給手段
からの除去液の供給を停止させ、除去液の供給を停止さ
せた状態で保持回転手段によって基板を回転させ、リン
ス液供給手段から基板に対してリンス液を供給させる。
【0019】なお、リンス液は常温、常圧で放置すれば
水になる液体であり、例えば、オゾンを純水に溶解した
オゾン水、水素を純水に溶解した水素水、二酸化炭素を
純水に溶解した炭酸水がリンス液に使用できる。また、
リンス液としてオゾン水を用いれば、反応生成物をより
完全に除去できる。
【0020】請求項7に記載の発明は請求項6に記載の
基板処理装置において、保持回転手段に保持された基板
に対して、除去液を洗い流す中間リンス液を供給する中
間リンス液供給手段をさらに有し、前記制御手段は、除
去液供給手段から基板に対して除去液を供給させ、除去
液供給手段からの除去液の供給を停止させ、除去液の供
給を停止させた状態で保持回転手段によって基板を回転
させ、中間リンス液供給手段から中間リンス液を供給さ
せ、純水供給手段から基板に対して純水を供給させる基
板処理装置である。
【0021】なお、中間リンス液として、オゾンを純水
に溶解したオゾン水を用いれば、反応生成物をより完全
に除去できる。
【0022】請求項8に記載の発明は基板に存在する有
機物を、有機物の除去液で除去する基板処理方法であっ
て、基板に除去液を供給する除去液供給工程と、除去液
の供給を停止した状態で基板を回転させる除去液振切り
工程と、除去液振切り工程後、基板に純水を供給する純
水供給工程とを有する基板処理方法である。
【0023】なお、純水供給工程を、除去液振切り工程
後、基板に対してリンス液を供給するリンス液供給工程
としてもよい。この場合、リンス液は常温、常圧で放置
すれば水になる液体であり、例えば、オゾンを純水に溶
解したオゾン水、水素を純水に溶解した水素水、二酸化
炭素を純水に溶解した炭酸水がリンス液に使用できる。
また、リンス液としてオゾン水を用いれば、有機物をよ
り完全に除去できる。
【0024】請求項9に記載の発明は請求項8に記載の
基板処理方法において、前記除去液振切り工程と純水供
給工程との間で、除去液を洗い流す中間リンス液を基板
に供給する中間リンス工程をさらに有する基板処理方法
である。
【0025】なお、中間リンス液として、オゾンを純水
に溶解したオゾン水を用いれば、有機物をより完全に除
去できる。
【0026】請求項10に記載の発明は請求項8または
請求項9に記載の基板処理方法において、前記有機物は
ポリマーである基板処理方法である。
【0027】請求項11に記載の発明は請求項8ないし
請求項10の何れかに記載の基板処理方法において、前
記除去液は有機アミンを含む有機アミン系除去液また
は、フッ化アンモンを含むフッ化アンモン系除去液また
は、無機系の除去液である基板処理方法である。
【0028】請求項12に記載の発明は基板に存在する
有機物を、有機物の除去液で除去する基板処理装置であ
って、前記基板を保持して回転する保持回転手段と、保
持回転手段に保持された基板に対して、除去液を供給す
る除去液供給手段と、保持回転手段に保持された基板に
対して純水を供給する純水供給手段と、保持回転手段と
除去液供給部と純水供給部とを制御する制御手段とを有
し、前記制御手段は、除去液供給手段から基板に対して
除去液を供給させ、除去液供給手段からの除去液の供給
を停止させ、除去液の供給を停止させた状態で保持回転
手段によって基板を回転させ、純水供給手段から基板に
対して純水を供給させる基板処理装置である。
【0029】なお、純水供給手段を、保持回転手段に保
持された基板に対してリンス液を供給するリンス液供給
手段としてもよい。この場合、制御手段は除去液供給手
段から基板に対して除去液を供給させ、除去液供給手段
からの除去液の供給を停止させ、除去液の供給を停止さ
せた状態で保持回転手段によって基板を回転させ、リン
ス液供給手段から基板に対してリンス液を供給させる。
【0030】なお、リンス液は常温、常圧で放置すれば
水になる液体であり、例えば、オゾンを純水に溶解した
オゾン水、水素を純水に溶解した水素水、二酸化炭素を
純水に溶解した炭酸水がリンス液に使用できる。また、
リンス液としてオゾン水を用いれば、有機物をより完全
に除去できる。
【0031】請求項13に記載の発明は請求項12に記
載の基板処理装置において、保持回転手段に保持された
基板に対して、除去液を洗い流す中間リンス液を供給す
る中間リンス液供給手段をさらに有し、前記制御手段
は、除去液供給手段から基板に対して除去液を供給さ
せ、除去液供給手段からの除去液の供給を停止させ、除
去液の供給を停止させた状態で保持回転手段によって基
板を回転させ、中間リンス液供給手段から中間リンス液
を供給させ、純水供給手段から基板に対して純水を供給
させる基板処理装置である。
【0032】なお、中間リンス液として、オゾンを純水
に溶解したオゾン水を用いれば、有機物をより完全に除
去できる。
【0033】請求項14に記載の発明は請求項12また
は請求項13に記載の基板処理装置において、前記有機
物はポリマーである基板処理装置である。
【0034】請求項15に記載の発明は請求項11ない
し請求項13の何れかに記載の基板処理装置において、
前記除去液は有機アミンを含む有機アミン系除去液また
は、フッ化アンモンを含むフッ化アンモン系除去液また
は、無機系の除去液である基板処理装置である。
【0035】請求項16に記載の発明はレジストが変質
して生じた反応生成物が存在する基板に、反応生成物の
除去液を供給して除去する基板処理方法であって、基板
に除去液を供給する除去液供給工程と、除去液の供給を
停止した状態で基板を回転させる除去液振切り工程と、
除去液振切り工程後、基板に純水を供給する純水供給工
程とを有する基板処理方法である。
【0036】なお、純水供給工程を、除去液振切り工程
後、基板に対してリンス液を供給するリンス液供給工程
としてもよい。この場合、リンス液は常温、常圧で放置
すれば水になる液体であり、例えば、オゾンを純水に溶
解したオゾン水、水素を純水に溶解した水素水、二酸化
炭素を純水に溶解した炭酸水がリンス液に使用できる。
また、リンス液としてオゾン水を用いれば、反応生成物
をより完全に除去できる。
【0037】請求項17に記載の発明は請求項16に記
載の基板処理方法において、前記除去液振切り工程と純
水供給工程との間で、除去液を洗い流す中間リンス液を
基板に供給する中間リンス工程をさらに有する基板処理
方法である。
【0038】なお、中間リンス液として、オゾンを純水
に溶解したオゾン水を用いれば、反応生成物をより完全
に除去できる。
【0039】請求項18に記載の発明は請求項16また
は請求項17に記載の基板処理方法において、前記有機
物はポリマーである基板処理方法である。
【0040】請求項19に記載の発明は請求項16ない
し請求項18の何れかに記載の基板処理方法において、
前記除去液は有機アミンを含む有機アミン系除去液また
は、フッ化アンモンを含むフッ化アンモン系除去液また
は、無機系の除去液である基板処理方法である。
【0041】請求項20に記載の発明はレジストが変質
して生じた反応生成物が存在する基板に、反応生成物の
除去液を供給して除去する基板処理装置であって、前記
基板を保持して回転する保持回転手段と、保持回転手段
に保持された基板に対して、除去液を供給する除去液供
給手段と、保持回転手段に保持された基板に対して純水
を供給する純水供給手段と、保持回転手段と除去液供給
部と純水供給部とを制御する制御手段とを有し、前記制
御手段は、除去液供給手段から基板に対して除去液を供
給させ、除去液供給手段からの除去液の供給を停止さ
せ、除去液の供給を停止させた状態で保持回転手段によ
って基板を回転させ、純水供給手段から基板に対して純
水を供給させる基板処理装置である。
【0042】なお、純水供給手段を、保持回転手段に保
持された基板に対してリンス液を供給するリンス液供給
手段としてもよい。この場合、制御手段は除去液供給手
段から基板に対して除去液を供給させ、除去液供給手段
からの除去液の供給を停止させ、除去液の供給を停止さ
せた状態で保持回転手段によって基板を回転させ、リン
ス液供給手段から基板に対してリンス液を供給させる。
【0043】なお、リンス液は常温、常圧で放置すれば
水になる液体であり、例えば、オゾンを純水に溶解した
オゾン水、水素を純水に溶解した水素水、二酸化炭素を
純水に溶解した炭酸水がリンス液に使用できる。また、
リンス液としてオゾン水を用いれば、反応生成物をより
完全に除去できる。
【0044】請求項21に記載の発明は請求項20に記
載の基板処理装置において、保持回転手段に保持された
基板に対して、除去液を洗い流す中間リンス液を供給す
る中間リンス液供給手段をさらに有し、前記制御手段
は、除去液供給手段から基板に対して除去液を供給さ
せ、除去液供給手段からの除去液の供給を停止させ、除
去液の供給を停止させた状態で保持回転手段によって基
板を回転させ、中間リンス液供給手段から中間リンス液
を供給させ、純水供給手段から基板に対して純水を供給
させる基板処理装置である。
【0045】なお、中間リンス液として、オゾンを純水
に溶解したオゾン水を用いれば、反応生成物をより完全
に除去できる。
【0046】請求項22に記載の発明は請求項20また
は請求項21に記載の基板処理装置において、前記有機
物はポリマーである基板処理装置である。
【0047】請求項23に記載の発明は請求項20ない
し請求項22の何れかに記載の基板処理装置において、
前記除去液は有機アミンを含む有機アミン系除去液また
は、フッ化アンモンを含むフッ化アンモン系除去液また
は、無機系の除去液である基板処理装置である。
【0048】
【発明の実施の形態】以下の各実施形態において、基板
とは半導体基板であり、より詳しくはシリコン基板であ
る。また、当該基板は薄膜を有する。該薄膜は銅やアル
ミニウム、チタン、タングステンなどの金属膜、または
シリコン酸化膜やシリコン窒化膜などの絶縁膜である。
【0049】また、該薄膜は前記銅やアルミニウム、チ
タン、タングステンなどの金属の混合物で構成されるも
のも含む。また、前記絶縁膜は有機絶縁膜、低誘電体層
間絶縁膜も含む。なお、ここでいう薄膜とは、薄膜が形
成された基板に対して垂直方向の断面において高さ寸法
が底部の長さより短いものはもちろん、高さ寸法が底部
の長さより長いものも含む。従って、基板上で部分的に
形成されている膜や配線など、基板に向ったとき線状や
島状に存在するものも薄膜に含まれる。
【0050】また以下の各実施形態における基板処理と
は基板から有機物を除去する有機物除去処理、または、
レジストが変質して生じた反応生成物を基板から除去す
る反応生成物除去処理である。さらに具体的に述べる
と、有機物としてのレジストを除去する処理、またはド
ライエッチングによって生じた有機物であり、レジスト
や薄膜に由来する反応生成物であるポリマーを基板から
除去するポリマー除去処理である。例えば、レジスト膜
をマスクとしてこの薄膜をドライエッチングする工程を
経た基板にはドライエッチングによってレジストや薄膜
に由来する反応生成物であるポリマーが生成されてい
る。なお、ここでいうレジストは感光性物質である。
【0051】また、以下の各実施形態における除去液と
は有機物を除去する有機物除去液であり、レジストが変
質して生じた反応生成物の除去液であり、レジストを除
去するレジスト除去液であって、ポリマー除去液であ
る。
【0052】除去液はDMF(ジメチルホルムアミ
ド)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、ヒドロキシ
ルアミンなどの有機アルカリ液を含む液体、有機アミン
を含む液体、フッ酸、燐酸などの無機酸を含む液体、フ
ッ化アンモン系物質を含む液体などがある。その他、ポ
リマー除去液としては1−メチル−2ピロリドン、テト
ラヒドロチオフェン1.1−ジオキシド、イソプロパノ
ールアミン、モノエタノールアミン、2−(2アミノエ
トキシ)エタノール、カテコール、N−メチルピロリド
ン、アロマテイックジオール、パーフレン、フェノール
を含む液体などがあり、より具体的には、1−メチル−
2ピロリドンとテトラヒドロチオフェン1.1−ジオキ
シドとイソプロパノールアミンとの混合液、ジメチルス
ルホシキドとモノエタノールアミンとの混合液、2−
(2アミノエトキシ)エタノールとヒドロキシアミンと
カテコールとの混合液、2−(2アミノエトキシ)エタ
ノールとN−メチルピロリドンとの混合液、モノエタノ
ールアミンと水とアロマテイックジオールとの混合液、
パーフレンとフェノールとの混合液などが挙げられる。
【0053】なお、有機アミンを含む液体(有機アミン
系除去液という。)にはモノエタノールアミンと水とア
ロマティックトリオールとの混合溶液、2−(2−アミ
ノエトキシ)エタノールとヒドロキシアミンとカテコー
ルとの混合溶液、アルカノールアミンと水とジアルキル
スルホキシドとヒドロキシアミンとアミン系防食剤の混
合溶液、アルカノールアミンとグライコールエーテルと
水との混合溶液、ジメチルスルホキシドとヒドロキシア
ミンとトリエチレンテトラミンとピロカテコールと水の
混合溶液、水とヒドロキシアミンとピロガロールとの混
合溶液、2−アミノエタノールとエーテル類と糖アルコ
ール類との混合溶液、2−(2−アミノエトキシ)エタ
ノールとNとN−ジメチルアセトアセトアミドと水とト
リエタノールアミンとの混合溶液がある。また、フッ化
アンモン系物質を含む液体(フッ化アンモン系除去液と
いう。)には、有機アルカリと糖アルコールと水との混
合溶液、フッ素化合物と有機カルボン酸と酸・アミド系
溶剤との混合溶液、アルキルアミドと水と弗化アンモン
との混合溶液、ジメチルスルホキシドと2−アミノエタ
ノールと有機アルカリ水溶液と芳香族炭化水素との混合
溶液、ジメチルスルホキシドと弗化アンモンと水との混
合溶液、弗化アンモンとトリエタノールアミンとペンタ
メチルジエチレントリアミンとイミノジ酢酸と水の混合
溶液、グリコールと硫酸アルキルと有機塩と有機酸と無
機塩の混合溶液、アミドと有機塩と有機酸と無機塩との
混合溶液、アミドと有機塩と有機酸と無機塩との混合溶
液がある。また、無機物を含む無機系除去液としては水
と燐酸誘導体との混合溶液がある。
【0054】また、以下の各実施形態における中間リン
ス液とは除去液を基板から洗い流す液体であり、例えば
イソプロピルアルコール(IPA)などの有機溶剤また
はオゾンを純水に溶解したオゾン水、水素を純水に溶解
した水素水などの機能水である。
【0055】なお、中間リンス液としてオゾンを純水に
溶解したオゾン水を使用すれば、有機物、レジストが変
質して生じた反応生成物、ポリマーをより完全に除去で
きる。
【0056】<1 基板処理装置の第1実施形態>以
下、本発明の基板処理装置の第1実施形態について説明
する。図1、図2は基板処理装置1の構成を示す図であ
る。なお、図1は図2のI−I断面図であるが、便宜上
一部ハッチングを省略している。基板処理装置1は図1
のように断面が略コの字状で、上面視では図2のように
中央部分に開口を有する略リング状のカップ3と、図1
のようにカップ3の開口を通じて鉛直方向に立設され、
基板Wを保持して回転する保持回転手段5と、保持回転
手段5に保持されている基板Wに対して除去液を供給す
る除去液ノズル7と、同じく保持回転手段5に保持され
ている基板Wに対して純水を供給する純水ノズル9とを
有する。また、基板処理装置1は保持回転手段5に保持
されている基板Wの裏面に対して純水を供給する裏面洗
浄ノズル11も有する。なお、除去液ノズル7は本発明
に言う除去液供給手段に当たり、純水ノズル9は本発明
に言う純水供給手段に当たる。
【0057】カップ3は底部に複数の排出口4を有す
る。そして、基板Wに供給された液体の剰余分はカップ
3の内壁を伝って排出口4に至り、該排出口4から装置
外に排出される。
【0058】保持回転手段5は不図示の機枠に固定さ
れ、鉛直方向に配された駆動軸を有するスピンモータ1
3とスピンモータの駆動軸に固定されたスピン軸14
と、スピン軸14の頂部に設けられた基板保持部材とし
てのバキュームチャック15とを有する。バキュームチ
ャック15は上面に基板を吸着する吸着面を有し、吸着
面は上面視で基板Wの面積よりも小さい。本実施形態で
はバキュームチャックは略円柱状部材であり、上部の吸
着面は円形である。このバキュームチャック15は上面
の吸着面に不図示の吸着孔を有し、該吸着孔からエアを
吸引する。そして、バキュームチャック15上に載置され
た基板Wは前記吸着孔からのエアの吸引により保持され
る。このようにバキュームチャック15は基板Wの裏面
のみと接触して基板Wを保持している。このような保持
回転手段5ではバキュームチャック15上に載置された
基板Wをバキュームチャック15による吸着で保持し、
スピンモータ13を駆動することで前記バキュームチャ
ック15上に保持した基板Wを軸71を回転中心として
回転させる。
【0059】除去液ノズル7は、不図示の機枠に固定さ
れ、鉛直方向に配された駆動軸を有する第1回動モータ
17と第1回動モータ17の駆動軸に固定された第1回動
軸19と、第1回動軸19の頂部に接続された第1アーム
21とを有する。第1アーム21の先端には除去液ノズ
ル本体23が設けられている。除去液ノズル本体23に
は軸線方向が基板Wの上面に向かう第1通孔29が開け
られ、第1通孔29には第1チューブ27が接続されてい
る。また、第1通孔29内には第1通孔29内を通過する
除去液と接触する位置に第1振動子25が設けられてい
る。
【0060】第1通孔29は第1アーム21が軸73を中
心に矢印79のように回動したとき、図2のように第1
通孔29から噴射される除去液81の基板Wに対する到
達点が基板Wの回転中心Cを通って矢印85のように円
弧状に基板Wを移動するように設けられている。
【0061】なお、除去液ノズル7は基板Wの表面を含
む面に対して交わる方向に除去液を噴射する。すなわ
ち、除去液ノズル7から噴射される除去液の方向と基板
表面とがなす角は0度より大きく90度以下である。換言
すると基板Wに対して除去液ノズル7は直交方向または
斜め上方から除去液を噴射する。なお、好ましくは前記
噴射される除去液の方向と基板表面とがなす角は30度以
上60度以下で、より好ましくは45度である。
【0062】第1チューブ27は第1通孔29に対して除
去液を供給する。第1振動子25は後述の発振器67か
らの電気信号により振動し、第1通孔29を通る除去液
に対して超音波を付与する。このような除去液ノズル7
では第1回動モータ17が第1回動軸19を回動させるこ
とにより、第1アーム21が軸73を中心に回動する。
これにより、図2のように除去液ノズル7から噴射され
る除去液81の基板Wに対する到達点は基板Wの回転中
心Cを通って矢印85のように円弧状に基板Wを移動す
る。そして基板Wに対しては超音波が付与された除去液
が供給される。
【0063】純水ノズル9は、不図示の機枠に固定さ
れ、鉛直方向に配された駆動軸を有する第2回動モータ
31と第2回動モータ31の駆動軸に固定された第2回
動軸33と、第2回動軸33の頂部に接続された第2ア
ーム35とを有する。第2アーム35の先端には純水ノ
ズル本体37が設けられている。純水ノズル本体37に
は軸線方向が基板Wの上面に向かう第2通孔43が開け
られ、第2通孔43には第2チューブ41が接続されて
いる。また、第2通孔43内には第2通孔43内を通過
する純水と接触する位置に第2振動子39が設けられて
いる。
【0064】第2通孔43は第2アーム35が軸75を
中心に矢印77のように回動したとき、図2のように第
2通孔43から噴射される純水83の基板Wに対する到
達点が基板Wの回転中心Cを通って矢印87のように円
弧状に基板Wを移動するように設けられている。
【0065】なお、純水ノズル9は基板Wの表面を含む
面に対して交わる方向に純水を噴射する。すなわち、純
水ノズル9から噴射される純水の方向と基板表面とがな
す角は0度より大きく90度以下である。換言すると基板
Wに対して純水ノズル7は直交方向または斜め上方から
純水を噴射する。なお、好ましくは前記噴射される純水
の方向と基板表面とがなす角は30度以上60度以下で、よ
り好ましくは45度である。
【0066】第2チューブ41は第2通孔43に対して
純水を供給する。第2振動子39は後述の発振器67か
らの電気信号により振動し、第2通孔43を通る純水に
対して超音波を付与する。このような純水ノズル9では
第2回動モータ31が第2回動軸33を回動させること
により、第2アーム35が軸75を中心に回動する。こ
れにより、図2のように純水ノズル9から噴射される純
水83の基板Wに対する到達点は基板Wの回転中心Cを
通って矢印87のように円弧状に基板Wを移動する。そ
して基板Wに対しては超音波が付与された純水が供給さ
れる。
【0067】裏面洗浄ノズル11はカップ3を貫通して
基板Wの裏面に向って略鉛直方向に伸びる管状の部材
で、後述の裏面洗浄弁65を通じて純水が供給される。
これによって、基板Wの裏面に対して純水を噴射するこ
とができる。
【0068】次に図3に従って除去液ノズル7への除去
液供給系について、また、純水ノズル9、裏面洗浄ノズ
ル11への純水供給系91について説明する。除去液供
給系89は装置外の除去液源45から除去液を汲み出す
除去液ポンプ47と、除去液ポンプ47によって汲み出
された除去液を所定温度に加熱または冷却することで除
去液の温度を調節する温調器51と、温調器51で温度
調節された除去液から汚染物質をフィルタリングするフ
ィルタ49と、フィルタリングされた除去液の除去液ノ
ズル7への流路を開閉する除去液ノズル弁53とを有す
る。このような構成によって除去液供給系89は温調器
51によって所定温度に温度調節され、フィルタ49で
清浄化された除去液を除去液ノズル7に供給できる。
【0069】純水供給系91は装置外の純水源55から
純水を汲み出す純水ポンプ57と、純水ポンプ57によ
って汲み出された純水を所定温度に加熱または冷却する
ことで純水の温度を調節する温調器61と、温調器61
によって温度調節された純水から汚染物質をフィルタリ
ングするフィルタ59と、フィルタリングされた純水の
純水ノズル9への流路を開閉する純水ノズル弁63と、
同じくフィルタ59によってフィルタリングされた純水
の裏面洗浄ノズルへの流路を開閉する裏面洗浄弁65と
を有する。このような構成によって純水供給系91は温
調器61によって所定温度に温度調節され、フィルタ5
9で清浄化された純水を純水ノズル9に供給できる。
【0070】次に同じく図3に従って超音波付与手段9
3について説明する。超音波付与手段93は除去液ノズ
ル7内に設けられた第1振動子25と第1振動子25に対
して電気信号を送信して第1振動子25を振動させる発
振器67とを有する。このような構成によって、超音波
付与手段93は除去液ノズル7から基板Wに供給される
べき除去液に超音波を付与する。また、超音波付与手段
93は純水ノズル9内に設けられた第2振動子39を有
し、第2振動子39は発振器67から送信される電気信
号によって振動する。このような構成によって超音波付
与手段93は純水ノズル9から基板Wに供給されるべき
純水に超音波を付与する。
【0071】このように超音波を付与した除去液または
超音波を付与した純水を基板Wに供給できるので、反応
生成物の除去をより迅速に行うことができ、スループッ
トが向上する。なお、除去液、純水のいずれかに超音波
を付与するだけでスループットが向上するが、除去液、
純水の両方に超音波を付与すればより迅速に反応生成物
の除去を行え、スループットが向上する。
【0072】次に図4に従って、基板処理装置1のハー
ド構成について説明する。
【0073】制御手段69にはスピンモータ13、第1
回動モータ17、第2回動モータ31、発振器67、除
去液ポンプ47、純水ポンプ57、除去液ノズル弁7、
純水ノズル弁63、裏面洗浄弁65、温調器51、温調
器61が接続されており、制御手段69は後述の基板処
理方法の第1実施形態および第2実施形態に記載のとお
り、これら接続されているものを制御する。
【0074】<2 基板処理方法の第1実施形態>図5
は、上記基板処理装置1を用いた基板処理方法の第1実
施形態を示す図である。図5のように本実施形態の基板
処理方法は除去液供給工程s1と、除去液振切り工程s
2と、純水供給工程s3と純水振切り工程s4とを有す
る。以下、図6に従って各工程について説明する。 (1、除去液供給工程s1)まず、時刻t0にいたるま
でに制御手段69は温調器51、61を制御して除去
液、純水の温度が所定温度になるようにしている。
【0075】また、時刻t0にいたるまでに制御手段6
9がスピンモータ13を駆動して基板Wを回転させ、時
刻t0において基板Wは所定の回転数で回転している。
そして、時刻t0において制御手段69が、第1回動モ
ータ17を回動させて除去液ノズル7を回動させる。ま
た時刻t0において制御手段69は除去液ポンプ47を
駆動させることで除去液を除去液ノズル7に向って送出
させるとともに、除去液ノズル弁53を開状態にし、除
去液ノズル7から基板Wに対して除去液を供給させる。
これらにより、除去液ノズル7から供給される除去液は
基板Wへの到達点が図2の矢印85のように基板W表面
を含む水平面において、基板Wの回転中心Cを通り、少
なくとも異なる2点で基板Wの端縁と交わる円弧上を移
動するように基板W上に供給される。このようにして、
除去液供給工程s1が実行される。なお、時刻t0にお
いて制御手段69は発振器67から除去液ノズル7内の
第1振動子25に電気信号を発信させて第1振動子25を
振動させる。これにより、除去液ノズル7から供給され
る除去液には超音波が付与される。このため、基板Wに
付着している反応生成物には超音波振動が加えられ基板
Wから取れやすくなる。所定時間経過後の時刻t1にお
いて制御手段69は除去液ノズル7がカップ3の上方か
ら退避した状態にて第1回動モータ17の駆動を停止さ
せる。また、制御手段69は除去液ノズル弁53を閉状
態にし、除去液ポンプ47の駆動も停止して除去液ノズ
ル7からの除去液の供給を停止させる。また制御手段6
9は時刻t1において発振器67から第1振動子25へ
の電気信号の発信を停止させる。 (2、除去液振切り工程s2)次に時刻t1において制
御手段69は基板Wへの除去液の供給を停止させる一方
で、引き続きスピンモータ13を回転させ、基板Wを回
転させた状態を維持する。これにより、除去液振切り工
程s2が実行される。この除去液振切り工程s2におい
て基板Wは500rpm以上で回転され、好ましくは1
000rpmから4000rpmで回転される。また、
回転を維持する時間は少なくとも1秒以上、好ましくは
2〜5秒である。このように、基板Wに対する除去液の
供給を停止した状態で基板が回転する状態を維持するの
で基板W上の除去液は遠心力によって基板W上から振切
られる。また、基板は水平状態に保持された状態で回転
されるので除去液は均一に基板Wから振切られる。この
ため基板Wの面内均一性が保持される。また、バキュー
ムチャック15は基板Wの裏面のみと接触していること
から基板Wの端縁と接触している部材が無い。このた
め、基板Wの上面から基板Wの外側に向って水平方向に
振切られる除去液の進行を妨げるものが無いので基板W
から除去液が振切られるために必要な時間が短くなる。
よって、スループットを向上させることができる。ま
た、保持回転手段5は唯1枚の基板Wを保持するだけで
あるので、容易に基板Wの回転数を上げることができ
る。このため、基板Wから除去液が振切られるために必
要な時間が短くなる。よって、スループットを向上させ
ることができる。
【0076】(3、純水供給工程s3)次に時刻t2に
おいて制御手段69が、第2回動モータ32を回動させ
て純水ノズル9を回動させる。また時刻t2において制
御手段69は純水ポンプ57を駆動させることで純水を
純水ノズル9に向って送出させるとともに、純水ノズル
弁63を開状態にし、純水ノズル9から純水を供給させ
る。これらにより、純水ノズル9から供給される純水は
基板Wへの到達点が図2の矢印87が示すように基板W
表面を含む水平面において、基板Wの回転中心Cを通
り、少なくとも異なる2点で基板Wの端縁と交わる円弧
上を移動するように基板W上に供給される。このように
して、純水供給工程s3が実行される。なお、時刻t2
において制御手段69は発振器67から純水ノズル9内
の第2振動子39に電気信号を発信させて第2振動子39
を振動させる。これにより、純水ノズル9から供給され
る純水には超音波が付与される。このため、基板Wに付
着している反応生成物には超音波振動が加えられ基板W
から取れやすくなる。また、時刻t2において制御手段
69は裏面洗浄弁65を開状態にして裏面洗浄ノズル1
1から基板Wの裏面に対して純水を供給させ、基板Wの
裏面も洗浄する。所定時間経過後の時刻t3において制
御手段69は純水ノズル9がカップ3の上方から退避し
た状態にて第2回動モータ31の駆動を停止させる。ま
た、制御手段69は純水ノズル弁63を閉状態にし、純
水ポンプ57の駆動も停止して純水ノズル9からの純水
の供給を停止させる。また制御手段69は時刻t3にお
いて発振器67から第2振動子39への電気信号の発信
を停止させる。
【0077】(4、純水振切り工程s4)
【0078】時刻t3において制御手段69は基板Wへ
の純水の供給を停止する一方で、引き続きスピンモータ
13を回転させ、基板Wを回転させた状態を維持する。
これにより、純水振切り工程s4が実行される。
【0079】以上のようにして基板Wに除去液および純
水が供給されることによって反応生成物が除去される。
【0080】本実施形態によれば除去液振切り工程s2
において、基板W上の除去液が振切られ、基板W上に残
存する除去液が僅少または全く無くなる。よって、この
状態で純水供給工程s3において基板Wに対して純水を
供給すれば純水が接触する除去液の量は僅少または全く
無いのでペーハーショックが発生しても基板Wへの影響
はほとんど無いか、ペーハーショック自体が生じない。
従って、中間リンス工程が不要となり、スループットが
向上する。また、中間リンス工程を省略することでコス
トを削減できるとともに中間リンス工程で用いられる有
機溶剤を使用せずに済むので装置の安全性を向上させる
こともできる。
【0081】また超音波が付与された除去液、および純
水を供給しているのでより迅速に反応生成物を除去でき
る。
【0082】なお、本実施形態の基板処理方法では除去
液供給工程s1開始から純水振切り工程s4終了まで基
板Wの回転を停止させていないが、除去液供給工程s1
と除去液振切り工程s2との間、除去液振切り工程s2
と純水供給工程s3との間、純水供給工程s3と純水振
切り工程s4との間の何れかで一旦基板Wの回転を停止
させてもよい。
【0083】要は純水供給工程s3を開始する前に少し
でも基板Wを回転させて基板W上の除去液を減少させる
工程があればよい。
【0084】また、除去液供給工程s1と、除去液振切
り工程s2と、純水供給工程s3と純水振切り工程s4
とにおける基板Wの回転数は同じであってもそれぞれ異
なっていてもよい。
【0085】<3 基板処理方法の第2実施形態>図7
に従って第2実施形態の基板処理方法について説明す
る。
【0086】第2実施形態の基板処理方法は第1実施形態
の基板処理方法を2度繰り返すものである。すなわち、
本実施形態の基板処理方法は第1除去液供給工程s11
と、第1除去液振切り工程s12と、第1純水供給工程
s13と、第1純水振切り工程s14と、第2除去液供
給工程s21と、第2除去液振切り工程s22と、第2純
水供給工程s23と、第2純水振切り工程s24とから
なる。ここで、第1除去液供給工程s11、第2除去液供
給工程s21は第1実施形態の除去液供給工程s1と同
一内容である。また、第1除去液振切り工程s12と第
2除去液振切り工程s22は第1実施形態の除去液振切り
工程s2と同一内容である。また、第1純水供給工程s
13と、第2純水供給工程s23は第1実施形態の純水供
給工程s3と同一内容である。また、第1純水振切り工
程s14と、第2純水振切り工程s24は第1実施形態の
純水振切り工程s4と同一内容である。この第2実施形
態の基板処方法では第1純水供給工程s13と第2除去液
供給工程s21との間で第1純水振切り工程s14が存
在する。このため第1純水供給工程s13で基板W上に
供給された純水が第1純水振切り工程s14によって振
切られ基板W上に残存する純水は僅少またはまったく無
くなる。この状態で基板Wに対して除去液を供給すれば
除去液が接触する純水の量は僅少または全く無いのでペ
ーハーショックによる基板Wへの影響はほとんど無い
か、ペーハーショック自体が生じない。
【0087】なお、本実施形態では第1実施形態の基板
処理方法を2回繰り返しているが、2回より多く、繰り返
してもよい。
【0088】<4 基板処理装置の第2実施形態>図
8、図9に従って本発明の基板処理装置の第2実施形態
について説明する。なお、図8は図9のVIII−VI
II断面図であるが、便宜上、一部ハッチングを省略し
ている。本第2実施形態の基板処理装置100は第1実施
形態の基板処理装置1に加えて、中間リンス液供給手段
としての溶剤ノズル2を有する。第2実施形態の基板処
理装置100は第1実施形態の基板処理装置1と共通部
分が多いので、以下、基板処理装置1と共通の部分は図
面に同一の参照番号を付し説明を省略する。
【0089】図8のように基板処理装置100は溶剤ノ
ズル2を有する。溶剤ノズル2は、不図示の機枠に固定
され、鉛直方向に配された駆動軸を有する第3回動モー
タ18と第3回動モータ18の駆動軸に固定された第3
回動軸20と、第3回動軸20の頂部に接続された第3
アーム22とを有する。第3アーム22の先端には溶剤
ノズル本体24が設けられている。溶剤ノズル本体24
には軸線方向が基板Wの上面に向かう第3通孔30が開
けられ、第3通孔30には第3チューブ28が接続され
ている。また、第3通孔30内には第3通孔30内を通
過する有機溶剤と接触する位置に第3振動子26が設け
られている。第3通孔30は第3アーム22が軸74を
中心に回動したとき、図9のように第3通孔30から噴
射される有機溶剤81の基板Wに対する到達点が基板W
の回転中心Cを通って矢印86のように円弧状に基板W
を移動するように設けられている。
【0090】なお、溶剤ノズル2は基板Wの表面を含む
面に対して交わる方向に有機溶剤を噴射する。すなわ
ち、溶剤ノズル2から噴射される有機溶剤の方向と基板
表面とがなす角は0度より大きく90度以下である。換言
すると基板Wに対して溶剤ノズル2は直交方向または斜
め上方から有機溶剤を噴射する。なお、好ましくは前記
噴射される有機溶剤の方向と基板表面とがなす角は30度
以上60度以下で、より好ましくは45度である。
【0091】第3チューブ28は第3通孔30に対して
有機溶剤を供給する。第3振動子26は発振器67から
の電気信号により振動し、第3通孔30を通る有機溶剤
に対して超音波を付与する。
【0092】このような溶剤ノズル2では第3回動モー
タ18が第3回動軸20を回動させることにより、第3
アーム22が軸74を中心に矢印78のように回動す
る。これにより、図9のように溶剤ノズル2から噴射さ
れる有機溶剤81の基板Wに対する到達点は基板Wの回
転中心Cを通って矢印86のように円弧状に基板Wを移
動する。そして基板Wに対しては超音波が付与された有
機溶剤が供給される。
【0093】裏面溶剤ノズル12はカップ3を貫通して
基板Wの裏面に向って略鉛直方向に伸びる管状の部材
で、後述の裏面溶剤弁66を通じて有機溶剤が供給され
る。これによって、基板Wの裏面に対して有機溶剤を噴
射することができる。
【0094】図10は溶剤ノズル2に対して有機溶剤を
供給する溶剤供給系90を示す。溶剤供給系90は装置
外の溶剤源46から有機溶剤を汲み出す溶剤ポンプ48
と、溶剤ポンプ48によって汲み出された有機溶剤を所
定温度に加熱または冷却することで有機溶剤の温度を調
節する温調器52と、温調器52によって温度調節され
た有機溶剤から汚染物質をフィルタリングするフィルタ
50と、フィルタリングされた有機溶剤の溶剤ノズル2
への流路を開閉する溶剤ノズル弁54と、同じくフィル
タ50によってフィルタリングされた有機溶剤の裏面溶
剤ノズル12への流路を開閉する裏面溶剤弁66とを有
する。このような構成によって溶剤供給系90は温調器
52によって所定温度に温度調節され、フィルタ50で
清浄化された有機溶剤を溶剤ノズル2に供給できる。
【0095】また、超音波付与手段93は溶剤ノズル2
内に設けられた第3振動子26を有し、第3振動子26
は発振器67から送信される電気信号によって振動す
る。このような構成によって超音波付与手段93は溶剤
ノズル2から供給されるべき有機溶剤に超音波を付与す
る。このように超音波を付与した有機溶剤を基板Wに供
給できるので、反応生成物の除去をより迅速に行うこと
ができ、スループットが向上する。なお、除去液、有機
溶剤、純水のいずれかに超音波を付与するだけでスルー
プットが向上するが、除去液、有機溶剤、純水の内のど
れか2つまたは全てに超音波を付与すればより迅速に反
応生成物の除去を行え、スループットが向上する。
【0096】次に図11に従って基板処理装置100の
ハード構成について説明する。
【0097】制御手段70には第1実施形態における制
御手段69と同様、スピンモータ13、第1回動モータ
17、第2回動モータ31、発振器67、除去液ポンプ
47、純水ポンプ57、除去液ノズル弁7、純水ノズル
弁63、裏面洗浄弁65、温調器51、温調器61が接
続されている。さらに、制御手段70には第3回動モー
タ18、溶剤ポンプ48、溶剤ノズル弁54、裏面溶剤
弁66、温調器52が接続されている。そして、この制
御手段70は後述の基板処理方法の第3実施形態および
第4実施形態に記載のとおり、これら接続されているも
のを制御する。
【0098】<5 基板処理方法の第3実施形態>図1
2に従って、上記基板処理装置100を用いた基板処理
方法の第3実施形態について説明する。本実施形態の基
板処理方法は除去液供給工程s31と、除去液振切り工
程s32と、中間リンス工程としての溶剤供給工程s3
3と純水供給工程s34と純水振切り工程s35とを有
する。この本実施形態の基板処理方法は、実質的に除去
液供給工程s1と、除去液振切り工程s2と、純水供給
工程s3と純水振切り工程s4とを有する第1実施形態
の基板処理方法において、除去液振切り工程s2と純水
供給工程s3との間に溶剤供給工程を加えたものであ
る。よって、前記除去液供給工程s31と、除去液振切
り工程s32と、純水供給工程s34と純水振切り工程
s35とはそれぞれ第1実施形態の基板処理方法におけ
る除去液供給工程s1と、除去液振切り工程s2と、純
水供給工程s3と純水振切り工程s4と同じ内容なので
説明を省略する。
【0099】次に本実施形態の溶剤供給工程s33につ
いて説明する。図13のように除去液供給工程s31
と、除去液振切り工程s32とを経て溶剤供給工程s3
3が実行される。除去液振切り工程s32では基板Wに
対する除去液の供給を停止した状態で基板が回転する状
態を維持するので基板W上の除去液は遠心力によって基
板W上から振切られ、基板W上に残る除去液は限りなく
少なくなっている。次に時刻t2において制御手段70
が、第3回動モータ18を回動させて溶剤ノズル2を回
動させる。また時刻t2において制御手段70は溶剤ポ
ンプ48を駆動させることで有機溶剤を溶剤ノズル2に
向って送出させるとともに、温調器52を駆動して有機
溶剤を所定温度にし、さらに溶剤ノズル弁54を開状態
にして溶剤ノズル2から有機溶剤を供給させる。これら
により、溶剤ノズル2から供給される有機溶剤は基板W
への到達点が図9の矢印86に示されるように基板W表
面を含む水平面において、基板Wの回転中心Cを通り、
少なくとも異なる2点で基板Wの端縁と交わる円弧上を
移動するよう、基板W上に供給される。このようにし
て、溶剤供給工程s33が実行される。なお、時刻t2
において制御手段70は発振器67から溶剤ノズル2内
の第3振動子26に電気信号を発信させて第3振動子2
6を振動させる。これにより、溶剤ノズル2から供給さ
れる有機溶剤には超音波が付与される。このため、基板
Wに付着している反応生成物には超音波振動が加えられ
基板Wから取れやすくなる。また、時刻t2において制
御手段70は裏面溶剤弁66を開状態にして裏面溶剤ノ
ズル12から基板Wの裏面に対して有機溶剤を供給さ
せ、基板Wの裏面の除去液も洗い流す。
【0100】このように溶剤供給工程s33では有機溶
剤を基板Wに供給することによって、基板Wから除去液
を完全に洗い流してしまう。このため、後続する純水供
給工程s34にて基板Wに純水が供給されたとき、純水
に接触する除去液はまったく無くなるのでペーハーショ
ックの発生を防止することができる。このため、基板W
上の薄膜に対するダメージの発生を防止することができ
る。また、本実施形態では除去液振切り工程s32にお
いて基板Wから除去液を振切っているのでこの時点で基
板Wに残存する除去液は僅かである。このため、溶剤供
給工程s33において有機溶剤によって除去液を洗い流
すのに必要な時間を短縮することができる。このためス
ループットが向上する。また、同じく、基板Wに残存す
る除去液は僅かであるため、溶剤供給工程s33におい
て必要となる有機溶剤の量を低減することができるので
コストを削減することもできる。なお、本実施形態では
溶剤供給工程s33の直後に純水供給工程s34を実行
しているが、溶剤供給工程s33と純水供給工程s34
との間に基板W上の溶剤を振切る溶剤振切り工程を設け
てもよい。
【0101】また、本実施形態では除去液供給工程s3
1開始から純水振切り工程s35終了まで基板Wの回転
を停止させていないが、除去液供給工程s31との間、
除去液振切り工程s32と溶剤供給工程s33との間、
溶剤供給工程s33と純水供給工程s34との間、純水
供給工程s34と純水振切り工程s35との間の何れか
で一旦基板Wの回転を停止させてもよい。
【0102】要は溶剤供給工程s33を開始する前に少
しでも基板Wを回転させて基板W上の除去液を減少させ
る工程があればよい。それによって、溶剤供給工程s3
5に要する時間が短縮でき、スループットが向上すると
ともに、コストを削減することができる。
【0103】また本実施形態では超音波が付与された除
去液、有機溶剤、純水を供給しているのでより迅速に反
応生成物を除去できる。また、本実施形態では除去液供
給工程s31と、除去液振切り工程s32と、溶剤供給
工程s33と純水供給工程s34と純水振切り工程s3
5という一連の工程を一度のみ行っているが、この一連
の工程を複数回繰り返してもよい。
【0104】以上の各実施形態の保持回転手段は基板を
水平に保持して回転させているが、基板の主面を水平面
に対して傾斜させて、または基板の主面を鉛直方向に沿
わせて保持回転する保持回転手段としてもよい。
【0105】また、以上の各実施形態の保持回転手段は
唯1枚の基板を保持しているが、複数の基板を保持する
保持回転手段としてもよい。
【0106】また、以上の各実施形態の基板処理ではド
ライエッチングを経て表面にポリマーが生成された基板
を対象としているが、該ドライエッチングを経てさらに
アッシングを経た基板を対象とした場合に特に効果があ
る。アッシングは例えば酸素プラズマ中にレジスト膜を
有する基板を配して行われるが、アッシングを経ると、
より多くのポリマーが生成される。このため、ドライエ
ッチングとアッシングとを経た基板からポリマーを除去
する処理を行う場合、本願発明によれば、よりスループ
ットが向上でき、また、コストを削減できる。
【0107】また、基板を水平に保持して回転する場合
は基板の凹凸内にまんべんなく液体が進入するので処理
を良好に行うことができる。
【0108】また、除去液や純水などの液が少なくとも
基板Wの回転中心Cに供給されていると共に、基板Wが
回転するので基板に供給された液が基板Wの周辺にむら
無く供給される。特に水平に保持して回転した場合は基
板W全面にむら無く液が供給されるので、均一な処理が
実行できる。
【0109】また、バキュームチャック15は基板Wの
裏面のみと接触して基板Wを保持しているため、基板W
の表面全体、特に基板Wの表面の周辺部分にもまんべん
なく液体が供給されるので処理品質が損なわれない。
【0110】また、同じくバキュームチャック15は基
板Wの裏面のみと接触して基板Wを保持しているため、
基板Wの周部分に接触するものは何も無い。よって、基
板Wから液体を振り切るとき、液が基板Wから円滑に排
出される。
【0111】なお、上記実施形態ではドライエッチング
工程を経た基板に対して、ドライエッチング時に生成さ
れたポリマーを除去することを開示したが、本発明はド
ライエッチング時に生成されたポリマーが存在する基板
から前記ポリマーを除去することに限定されるものでは
ない。例えば、先にも言及したが、本発明はプラズマア
ッシングの際に生成されたポリマーを基板から除去する
場合も含む。よって、本発明は、必ずしもドライエッチ
ングとは限らない各種処理において、レジストに起因し
て生成されたポリマーを基板から除去する場合も含む。
また、本発明は、ドライエッチングや、プラズマアッシ
ングによる処理で生成されるポリマーだけを除去するこ
とに限定されるものではなく、レジストに由来する各種
反応生成物を基板から除去する場合も含む。
【0112】また、本発明ではレジストに由来する反応
生成物を基板から除去することに限らず、レジストその
ものを基板から除去する場合も含む。例えば、レジスト
が塗布され、該レジストに配線パターン等の模様が露光
され、該レジストが現像され、該レジストの下層に対し
て下層処理(例えば下層としての薄膜に対するエッチン
グ)が施された基板を対象とし、下層処理が終了して、
不要になったレジスト膜を除去する場合も含まれる。な
お、この場合、不要になったレジスト膜を除去するのと
同時に、レジスト膜が変質して生じた反応生成物があれ
ばこれも同時に除去できるので、スループットが向上す
るとともに、コストを削減できる。例えば、上記下層処
理において、下層である薄膜に対してドライエッチング
を施した場合は反応生成物も生成される。よって、ドラ
イエッチング時に下層をマスクすることに供されたレジ
スト膜そのもの、および、レジスト膜が変質して生じた
反応生成物も同時に除去できる。
【0113】また、本発明はレジストに由来する反応生
成物やレジストそのものを基板から除去することに限ら
ず、レジストに由来しない有機物、例えば人体から発塵
した微細な汚染物質などを基板から除去することも含
む。
【0114】また、上記実施形態の基板処理装置では純
水供給手段が設けられているがこれをリンス液供給手段
としてもよい。この場合は純水源の代わりにリンス液源
を設け、リンス液源のリンス液を基板に供給する。ここ
でのリンス液は常温(摂氏20度〜28度程度)、常圧(約
1気圧)で放置すれば水になる液体である。例えば、オ
ゾンを純水に溶解したオゾン水、水素を純水に溶解した
水素水、二酸化炭素を純水に溶解した炭酸水である。特
に、純水の代わりにリンス液として、オゾン水を使用す
れば有機物、レジストが変質して生じた反応生成物、ポ
リマーをより完全に除去できる。よって、この場合は有
機物、レジストが変質して生じた反応生成物、ポリマー
を基板から除去する処理の処理品質を向上させるという
課題を解決できる。
【0115】また上記実施形態の基板処理方法では純水
供給工程において、基板に純水を供給し、純水振切り工
程で基板から純水を振切っているが、純水供給工程をリ
ンス液供給工程とし、純水振切り工程をリンス液振切り
工程としてもよい。この場合はリンス液供給工程で前記
リンス液を基板に供給し、リンス液振切り工程で基板か
ら前記リンス液を振切る。従って、上記実施形態におい
て、除去液振切り工程または中間リンス工程に続いてリ
ンス液供給工程、リンス液振切り工程を行ってもよい。
【0116】なお、リンス液供給工程で使用するリンス
液がオゾン水であるときは、有機物、レジストが変質し
て生じた反応生成物、ポリマーをより完全に除去でき
る。よって、この場合は有機物、レジストが変質して生
じた反応生成物、ポリマーを基板から除去する処理の処
理品質を向上させるという課題を解決できる。
【0117】
【発明の効果】本発明の基板処理方法および基板処理装
置によれば、中間リンス工程を省略または短縮できるの
でスループットを向上させることができ、コストも削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の基板処理装置の側面図
である。
【図2】本発明の第1実施形態の基板処理装置の上面図
である。
【図3】本発明の第1実施形態の基板処理装置の配管図
である。
【図4】本発明の第1実施形態の基板処理装置のハード
構成図である。
【図5】本発明の第1実施形態の基板処理方法のフロー
図である。
【図6】本発明の第1実施形態の基板処理方法のフロー
の詳細図である。
【図7】本発明の第2実施形態の基板処理方法のフロー
図である。
【図8】本発明の第2実施形態の基板処理装置の側面図
である。
【図9】本発明の第2実施形態の基板処理装置の上面図
である。
【図10】本発明の第2実施形態の基板処理装置の配管
図である。
【図11】本発明の第2実施形態の基板処理装置のハー
ド構成図である。
【図12】本発明の第3実施形態の基板処理方法のフロ
ー図である。
【図13】本発明の第3実施形態の基板処理方法のフロ
ーの詳細図である。
【図14】従来例を説明する図である。
【符号の説明】 1 第1実施形態の基板処理装置 2 溶剤ノズル 5 保持回転手段 7 除去液ノズル 8 純水ノズル

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジスト膜をマスクとして基板の表面に
    存在する薄膜をドライエッチングするドライエッチング
    工程を経た基板から、該ドライエッチング工程によって
    基板上に生成された反応生成物を除去する基板処理方法
    であって、 ドライエッチング工程を経た基板に対して反応生成物を
    除去する除去液を供給する除去液供給工程と、 除去液の供給を停止した状態で基板を回転させる除去液
    振切り工程と、 除去液振切り工程後、基板に対して純水を供給する純水
    供給工程とを有する基板処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理方法におい
    て、前記除去液振切り工程と純水供給工程との間で基板
    に対して除去液を洗い流す中間リンス液を供給する中間
    リンス工程をさらに有する基板処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板処
    理方法において、 前記反応生成物はポリマーであって、 前記除去液は有機アルカリ液または無機酸である基板処
    理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板処理方法におい
    て、 前記有機アルカリ液はジメチルホルムアミドまたは、ジ
    メチルスルホキシドまたは、ヒドロキシルアミンの何れ
    かを含む基板処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の基板処理方法におい
    て、 前記無機酸はフッ酸または燐酸を含む基板処理方法。
  6. 【請求項6】 レジスト膜をマスクとして基板の表面に
    存在する薄膜をドライエッチングするドライエッチング
    工程を経た基板から、該ドライエッチング工程によって
    基板上に生成された反応生成物を除去する基板処理装置
    であって、 ドライエッチング工程を経た基板を保持して回転する保
    持回転手段と、 保持回転手段に保持された基板に対して、反応生成物を
    除去する除去液を供給する除去液供給手段と、 保持回転手段に保持された基板に対して純水を供給する
    純水供給手段と、 保持回転手段と除去液供給部と純水供給部とを制御する
    制御手段とを有し、 前記制御手段は、除去液供給手段から基板に対して除去
    液を供給させ、除去液供給手段からの除去液の供給を停
    止させ、除去液の供給を停止させた状態で保持回転手段
    によって基板を回転させ、純水供給手段から基板に対し
    て純水を供給させる基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の基板処理装置におい
    て、 保持回転手段に保持された基板に対して、除去液を洗い
    流す中間リンス液を供給する中間リンス液供給手段をさ
    らに有し、 前記制御手段は、除去液供給手段から基板に対して除去
    液を供給させ、除去液供給手段からの除去液の供給を停
    止させ、除去液の供給を停止させた状態で保持回転手段
    によって基板を回転させ、中間リンス液供給手段から中
    間リンス液を供給させ、純水供給手段から基板に対して
    純水を供給させる基板処理装置。
  8. 【請求項8】 基板に存在する有機物を、有機物の除去
    液で除去する基板処理方法であって、 基板に除去液を供給する除去液供給工程と、 除去液の供給を停止した状態で基板を回転させる除去液
    振切り工程と、 除去液振切り工程後、基板に純水を供給する純水供給工
    程とを有する基板処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の基板処理方法におい
    て、前記除去液振切り工程と純水供給工程との間で、除
    去液を洗い流す中間リンス液を基板に供給する中間リン
    ス工程をさらに有する基板処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の基板
    処理方法において、 前記有機物はポリマーである基板処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし請求項10の何れかに
    記載の基板処理方法において、 前記除去液は有機アミンを含む有機アミン系除去液また
    は、フッ化アンモンを含むフッ化アンモン系除去液また
    は、無機系の除去液である基板処理方法。
  12. 【請求項12】 基板に存在する有機物を、有機物の除
    去液で除去する基板処理装置であって、 前記基板を保持して回転する保持回転手段と、 保持回転手段に保持された基板に対して、除去液を供給
    する除去液供給手段と、 保持回転手段に保持された基板に対して純水を供給する
    純水供給手段と、 保持回転手段と除去液供給部と純水供給部とを制御する
    制御手段とを有し、 前記制御手段は、除去液供給手段から基板に対して除去
    液を供給させ、除去液供給手段からの除去液の供給を停
    止させ、除去液の供給を停止させた状態で保持回転手段
    によって基板を回転させ、純水供給手段から基板に対し
    て純水を供給させる基板処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の基板処理装置にお
    いて、 保持回転手段に保持された基板に対して、除去液を洗い
    流す中間リンス液を供給する中間リンス液供給手段をさ
    らに有し、 前記制御手段は、除去液供給手段から基板に対して除去
    液を供給させ、除去液供給手段からの除去液の供給を停
    止させ、除去液の供給を停止させた状態で保持回転手段
    によって基板を回転させ、中間リンス液供給手段から中
    間リンス液を供給させ、純水供給手段から基板に対して
    純水を供給させる基板処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13に記載の
    基板処理装置において、 前記有機物はポリマーである基板処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項11ないし請求項13の何れか
    に記載の基板処理装置において、 前記除去液は有機アミンを含む有機アミン系除去液また
    は、フッ化アンモンを含むフッ化アンモン系除去液また
    は、無機系の除去液である基板処理装置。
  16. 【請求項16】 レジストが変質して生じた反応生成物
    が存在する基板に、反応生成物の除去液を供給して除去
    する基板処理方法であって、 基板に除去液を供給する除去液供給工程と、 除去液の供給を停止した状態で基板を回転させる除去液
    振切り工程と、 除去液振切り工程後、基板に純水を供給する純水供給工
    程とを有する基板処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の基板処理方法にお
    いて、前記除去液振切り工程と純水供給工程との間で、
    除去液を洗い流す中間リンス液を基板に供給する中間リ
    ンス工程をさらに有する基板処理方法。
  18. 【請求項18】 請求項16または請求項17に記載の
    基板処理方法において、 前記有機物はポリマーである基板処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項16ないし請求項18の何れか
    に記載の基板処理方法において、 前記除去液は有機アミンを含む有機アミン系除去液また
    は、フッ化アンモンを含むフッ化アンモン系除去液また
    は、無機系の除去液である基板処理方法。
  20. 【請求項20】レジストが変質して生じた反応生成物が
    存在する基板に、反応生成物の除去液を供給して除去す
    る基板処理装置であって、 前記基板を保持して回転する保持回転手段と、 保持回転手段に保持された基板に対して、除去液を供給
    する除去液供給手段と、 保持回転手段に保持された基板に対して純水を供給する
    純水供給手段と、 保持回転手段と除去液供給部と純水供給部とを制御する
    制御手段とを有し、 前記制御手段は、除去液供給手段から基板に対して除去
    液を供給させ、除去液供給手段からの除去液の供給を停
    止させ、除去液の供給を停止させた状態で保持回転手段
    によって基板を回転させ、純水供給手段から基板に対し
    て純水を供給させる基板処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の基板処理装置にお
    いて、 保持回転手段に保持された基板に対して、除去液を洗い
    流す中間リンス液を供給する中間リンス液供給手段をさ
    らに有し、 前記制御手段は、除去液供給手段から基板に対して除去
    液を供給させ、除去液供給手段からの除去液の供給を停
    止させ、除去液の供給を停止させた状態で保持回転手段
    によって基板を回転させ、中間リンス液供給手段から中
    間リンス液を供給させ、純水供給手段から基板に対して
    純水を供給させる基板処理装置。
  22. 【請求項22】 請求項20または請求項21に記載の
    基板処理装置において、 前記有機物はポリマーである基板処理装置。
  23. 【請求項23】 請求項20ないし請求項22の何れか
    に記載の基板処理装置において、 前記除去液は有機アミンを含む有機アミン系除去液また
    は、フッ化アンモンを含むフッ化アンモン系除去液また
    は、無機系の除去液である基板処理装置。
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