JP2002170453A - 押しボタンスイッチ及び内視鏡の押しボタンスイッチ - Google Patents

押しボタンスイッチ及び内視鏡の押しボタンスイッチ

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JP2002170453A
JP2002170453A JP2000364390A JP2000364390A JP2002170453A JP 2002170453 A JP2002170453 A JP 2002170453A JP 2000364390 A JP2000364390 A JP 2000364390A JP 2000364390 A JP2000364390 A JP 2000364390A JP 2002170453 A JP2002170453 A JP 2002170453A
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JP
Japan
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button
push
switch
endoscope
button switch
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JP2000364390A
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English (en)
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Keiji Itou
慶時 伊藤
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数が近接して配置されながら、清掃が容易
で押圧操作性も損なわれない押しボタンスイッチを得
る。 【構成】 ボタン支持体から突出し押圧操作時に内部の
スイッチをオンする複数の凸状の押しボタンを隣接して
設け、各押しボタンを非導電性の弾性ボタンカバーで覆
った押しボタンスイッチにおいて、弾性ボタンカバー
を、複数の押しボタンをそれぞれ覆うボタン支持体側が
開放された複数の有底筒状部と、該複数の有底筒状部を
橋絡する橋絡部とを有する一体弾性ボタンカバーとし、
該一体弾性ボタンカバーの橋絡部が、複数の押しボタン
の間のボタン支持体上に支持されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、押しボタンスイッチ及び内視鏡
の押しボタンスイッチに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】医療用の電子内視鏡のよう
に、本体部分を把持しながらその把持した手によって本
体部分に設けた押しボタンスイッチを操作する機器で
は、押しボタンは操作者や術者が本体部を把持した状態
で指が届く範囲に設けられる。しかし、押しボタンが複
数ある場合にそれらを指の届く範囲に設けようとする
と、該複数の押しボタンが近接して間隔が狭くなり、そ
の隙間を清掃しにくくなる場合があった。押しボタンを
把持操作部からあまり突出しない平面的な構成とすれば
隙間部分の清掃はしやすくなるが、ボタン突出量が少な
いと他の操作部材との高さのバランスによっては押圧操
作しにくくなるおそれがある。
【0003】
【発明の目的】本発明は、複数が近接して配置されなが
ら、清掃が容易で押圧操作性も損なわれない押しボタン
スイッチ及び内視鏡の押しボタンスイッチを得ることを
目的とする。
【0004】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、ボ
タン支持体から突出し押圧操作時に内部のスイッチをオ
ンする複数の凸状の押しボタンを隣接して設け、各押し
ボタンを非導電性の弾性ボタンカバーで覆った押しボタ
ンスイッチにおいて、弾性ボタンカバーを、複数の押し
ボタンをそれぞれ覆うボタン支持体側が開放された複数
の有底筒状部と、この複数の有底筒状部を橋絡する橋絡
部とを有する一体弾性ボタンカバーとし、この一体弾性
ボタンカバーの橋絡部が、複数の押しボタンの間のボタ
ン支持体上に支持されていることを特徴としている。
【0005】この押しボタンスイッチによれば、一体弾
性ボタンカバーの橋絡部によって、隣接する押しボタン
の間の隙間(谷部)の深さを浅くさせることができるの
で、ボタン支持体からの押しボタン自体の突出高さを格
別に低くすることなく、押しボタン間を清掃しやすくで
きる。またこの橋絡部は、複数の押しボタンを覆うため
の有底筒状部と一体に形成されて弾性ボタンカバーを構
成するため、部品点数の削減にも寄与して、特に複数の
押しボタンを備える押しボタンスイッチの製造コストを
抑えることが可能になる。
【0006】一体弾性ボタンカバーの橋絡部は、その両
端に位置する一対の有底筒状部の中心軸を含む平面と直
交する断面において、該断面上に頂線が位置し、該頂線
から徐々に徐々にボタン支持体に近づく方向に傾斜する
両側傾斜面を有する山形断面形状をなしていることが好
ましい。このような橋絡部の形状であると、汚れがたま
りにくい。
【0007】複数の押しボタンはボタン支持体からの突
出高さがそれぞれ異なっていてもよく、この場合、一体
弾性ボタンカバーの橋絡部のボタン支持体からの高さ
は、その両端に位置する一対の押しボタンのうちボタン
支持体からの高さが低い側の押しボタンよりもさらに低
くなっていることが好ましい。該構成によって突出高さ
が低い押しボタンでも、橋絡部に妨げられることなく確
実に押圧操作させることができる。
【0008】また、複数の押しボタンはそれぞれ、ボタ
ン支持体に固定されたガイドシリンダと、該ガイドシリ
ンダに摺動可能に設けられ、押圧操作時にガイドシリン
ダ内のスイッチをオンする可動押圧部材とを備えてお
り、該可動押圧部材をガイドシリンダに対して挿脱自在
な外形形状に形成し、一体弾性ボタンカバーをガイドシ
リンダに対して固定し、該一体弾性ボタンカバーの有底
筒状部を介して各押しボタンの可動押圧部材をガイドシ
リンダから抜け止めるようにすることが好ましい。この
ように、一体弾性ボタンカバーを可動押圧部材の抜け止
め手段とさせれば、別に抜け止め用の部材を設ける必要
がないので、部品点数を少なくできる。
【0009】一体弾性ボタンカバーは、シリコンゴムや
フッ素ゴム等からなることが好ましい。
【0010】以上の本発明の押しボタンスイッチは電子
内視鏡に好適であり、例えば、ボタン支持体を電子内視
鏡の把持操作部とし、押しボタンを該電子内視鏡の操作
ボタンとすることができる。
【0011】本発明はまた、内視鏡の把持操作部から突
出し押圧操作時に該把持操作部内のスイッチをオンする
複数の凸状の押しボタンを隣接して設け、該押しボタン
を非導電性の弾性ボタンカバーで覆った内視鏡の押しボ
タンスイッチにおいて、弾性ボタンカバーを、複数の押
しボタンをそれぞれ覆う複数の有底筒状部と、この複数
の有底筒状部を橋絡する橋絡部とを有する一体弾性ボタ
ンカバーとし、この一体弾性ボタンカバーの橋絡部が、
複数の押しボタンの間の把持操作部上に支持されている
ことを特徴としている。
【0012】この本発明の押しボタンスイッチは、特
に、一体弾性ボタンカバーに覆われる複数の押しボタン
に隣接して、該複数の押しボタンよりも把持操作部から
の突出高さが高い別の操作部材が設けられているような
内視鏡に好適である。別の操作部材とは、例えば、把持
操作部に接続する内視鏡挿入部の先端部より流体を吸引
させるための吸引ボタンである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2に外観を示す電子内
視鏡10は、気管支内観察用の医療用内視鏡であり、柔
軟な挿入部11とその基部に接続された把持操作部(ボ
タン支持体)12を有している。挿入部11の先端部に
は、図示しない対物レンズ、処置具チャンネル出口部、
照明用の配光レンズ、吸引ノズル等が配置されている。
対物レンズによる体腔内の像は撮像素子(CCD)によ
って画像信号に変換され、挿入部11から把持操作部1
2を通ってユニバーサルチューブ13まで延設された信
号伝送ケーブルによって、電子内視鏡10本体とは別に
設けた画像表示処理装置に送られる。画像表示処理装置
では、電子画像をテレビモニタに表示したり、記録媒体
に記録することができる。配光レンズには、挿入部11
から把持操作部12を通ってユニバーサルチューブ13
まで延設されたライトガイドとその先端部に接続される
照明装置を介して照明光が与えられる。把持操作部12
には、挿入部11の先端側の処置具チャンネル出口部に
通じる処置具チャンネル入口部15が設けられている。
また、挿入部11の先端付近の一部領域は、把持操作部
12に設けた湾曲操作レバー16の回動操作に応じて湾
曲状態を変化させることが可能な湾曲部(不図示)とな
っている。
【0014】把持操作部12にはさらに、挿入部11の
先端部に設けた吸引ノズルから体液等の流体を吸引する
ための吸引ボタン20、この吸引ボタン20に隣接して
設けた3連のリモート操作ボタン(押しボタン)21、
22及び23、該3連リモートボタン操作21ないし2
3とは反対側の面に位置するリモート操作ボタン24が
設けられている。把持操作部12から側方へ向けて突出
した吸引チューブ接続管25には図示しない吸引ポンプ
の吸引チューブが接続しており、吸引ボタン20を押圧
することによって吸引チューブ接続管25側と挿入部側
の流路が連通されて、吸引ノズルから流体を吸引するこ
とが可能になる。リモート操作ボタン21ないし24は
電子画像処理関連の制御ボタンであり、その押圧操作に
よって前述の画像表示処理装置を遠隔操作する。リモー
ト操作ボタン21ないし24によって行う遠隔操作と
は、例えば、テレビモニタ上の画面を静止(フリーズ)
させる操作、測光パターン(平均測光やピーク測光)の
切換操作、ビデオや光磁気ディスク等の画像記録媒体に
静止画像や動画を記録させる操作である。各ボタン20
ないし24や湾曲操作レバー16は、把持操作部12を
手で把持したときに人差し指と親指で押圧操作で可能な
位置に配置されている(図1参照)。
【0015】本発明の特徴部分は、把持操作部12から
突出する3連のリモート操作ボタン21、22及び23
にある。このリモート操作ボタン21ないし23は、把
持操作部12を把持する手の人差し指の可動範囲内に収
めるために互いに近接して配置されている。図3及び図
4の断面図を参照して、リモート操作ボタン21、22
及び23の詳細を説明する。なお、リモート操作ボタン
21、22及び23は、把持操作部12からの突出高さ
や外面形状が若干異なる以外は実質的に共通の内部構造
を有しており、図4ではリモート操作ボタン21を代表
して示している。また、各リモート操作ボタン21、2
2及び23で実質的に共通する部材は同符号で表し、形
状などに相違のある部材は、リモート操作ボタン21で
は符号の最後にA、リモート操作ボタン22では符号の
最後にB、リモート操作ボタン23では符号の最後にC
を付して区別している。
【0016】図3に示すように、電子内視鏡10の把持
操作部12には、内部と外部を連通する3つの貫通穴2
6が形成されている。各貫通穴26は途中に段部が形成
されており、該段部を挟んで把持操作部12の外面側の
開口径が大きく、内面側の開口径が小さくなっている。
【0017】各貫通穴26には、両端部を開放させた筒
状のガイドシリンダ30(30A、30B、30C)が
挿脱可能である。ガイドシリンダ30A、30B及び3
0Cはそれぞれ、Oリング31を装着する環状フランジ
を外周面から突出させており、対応する貫通穴26に対
して把持操作部12の外部側から内部側に向けて挿入さ
せると、環状フランジが貫通穴26の段部に当接して挿
入が規制される。この挿入規制時点でガイドシリンダ3
0の下端部の外周面に形成した雄ねじが把持操作部12
の内部に突出し、この雄ねじに対してシリンダ抑え環2
7に形成した雌ねじを螺合させると、ガイドシリンダ3
0は把持操作部12の外部側へ移動しないように抜け止
められる。
【0018】ガイドシリンダ30A、30B及び30C
の内周部には、その軸線方向(図4の上下方向)へ摺動
移動可能に可動押圧部材34(34A、34B、34
C)が支持されている。可動押圧部材34A、34B及
び34Cはそれぞれ、例えば合成樹脂で形成されてお
り、その外周面の略全体がガイドシリンダ30A、30
B及び30Cの内周面に摺接するように一様な外径サイ
ズに構成されている。ガイドシリンダ30A、30B及
び30Cの上端部付近は一様な内径サイズに形成され、
可動押圧部材34A、34B及び34Cを抜け止めする
部分を有していない。つまり、各可動押圧部材34A、
34B及び34Cは、ガイドシリンダ30A、30B及
び30Cの上端部に対しては挿脱自在である。
【0019】各可動押圧部材34A、34B及び34C
の下端部は、タクトスイッチ35のスイッチヘッドに当
接している。スイッチヘッドは、タクトスイッチ35本
体内の弾性スイッチ接片(不図示)の弾性力によって、
可動押圧部材34A、34B及び34Cと当接する方向
に移動付勢されている。タクトスイッチ35は、スイッ
チ受け枠36に形成した凹部内に支持されており、スイ
ッチ受け枠36の下面側に複数の電極部37を延出させ
ている。スイッチ受け枠36は、その外周面をガイドシ
リンダ30A、30B及び30Cの内周面に当接させて
おり、さらにガイドシリンダ30A、30B及び30C
の下端部方向に脱落しないように、スイッチ抜止環38
によって抜け止めされている。スイッチ抜止環38は外
周部に雄ねじを有し、ガイドシリンダ30A、30B及
び30Cの下端部付近の内周面には、該スイッチ抜止環
38の雄ねじが螺合する雌ねじが形成されている。
【0020】図4に示すように、タクトスイッチ35の
電極部37にはリード線39の一端部が半田付けされて
いる。スイッチ受け枠36の下面部には、この半田付け
部を覆うように接着剤が充填され、接着剤によってタク
トスイッチ35はスイッチ受け枠36に固定されてい
る。リード線39の他端部は、把持操作部12内のスイ
ッチ信号入力回路(不図示)に接続される。
【0021】各リモート操作ボタン21、22及び23
の外面は、非導電性で非通水性の弾性ボタンカバー(一
体弾性ボタンカバー)32によって覆われている。弾性
ボタンカバー32はシリコンゴムやフッ素ゴム等の弾性
材料からなっており、3つのリモート操作ボタン21、
22及び23をそれぞれ覆う3つの有底筒状部33A、
33B及び33Cを有し、さらに有底筒状部33Aと3
3Bを橋絡する第1橋絡部40と、有底筒状部34Bと
34Cを橋絡する第2橋絡部41を有する一体構造とな
っている。弾性ボタンカバー32の各有底筒状部33
A、33B及び33Cは、把持操作部12に面する側が
開放されており、該開放側をガイドシリンダ30A、3
0B及び30Cの外周面に被着させることができる。有
底筒状部33A、33B及び33Cは、該被着状態でそ
の内周面がガイドシリンダ30A、30B及び30Cの
外周面に接着剤等によって固定され、これらガイドシリ
ンダ30A、30B及び30Cから突出する可動押圧部
材34A、34B及び34Cの外面に密着する。前述の
ように、ガイドシリンダ30A、30B及び30C自体
は可動押圧部材34A、34B及び34Cを外方に抜け
止めする構造を有しておらず、弾性ボタンカバー32を
各ガイドシリンダ30A、30B及び30Cに固定する
と、この弾性ボタンカバー32の各有底筒状部33A、
33B及び33Cによって可動押圧部材34A、34B
及び34Cが抜け止められる。さらに、弾性ボタンカバ
ー32の第1橋絡部40と第2橋絡部41は、各リモー
ト操作ボタン21、22及び23の間に位置する。この
第1橋絡部40と第2橋絡部41については後述する。
【0022】3つのリモート操作ボタン21、22及び
23は、把持操作部12に組み付ける前に、予め各構成
要素を組み付けてユニット状にすることができる。ま
ず、各ガイドシリンダ30A、30B及び30Cの外周
面に予め一体の弾性ボタンカバー32を固定して、ガイ
ドシリンダ30A、30B及び30Cの上端部が塞がれ
るようにしておく。そして、各ガイドシリンダ30A、
30B及び30Cの下端から可動押圧部材34A、34
B及び34Cを挿入して、弾性ボタンカバー32に接す
るまで移動させる。このとき、弾性ボタンカバー32の
有底筒状部33A、33B及び33Cの内面に対して可
動押圧部材34A、34B及び34Cを接着剤等で固定
させてもよい。続いて、タクトスイッチ35が固定され
た状態のスイッチ受け枠36を各ガイドシリンダ30
A、30B及び30Cの下端から挿入し、それぞれのス
イッチ受け枠36をスイッチ抜止環38によって下方か
ら抜け止めさせる。すると、各タクトスイッチ35のス
イッチヘッドが、可動押圧部材34A、34B及び34
Cの底面部に当接する。さらに、各ガイドシリンダ30
A、30B及び30Cの環状フランジに形成した環状溝
内にOリング31を嵌めると、3つのリモート操作ボタ
ン21ないし23が一体とされた押しボタンユニットが
形成される。
【0023】この押しボタンユニットは、把持操作部1
2の外部側から内部側へ向けて、各ガイドシリンダ30
A、30B及び30Cを対応する貫通穴26に挿入させ
ることができる。ガイドシリンダ30A、30B及び3
0Cがある程度挿入されると、ガイドシリンダ30A、
30B及び30Cの外周面に形成した環状フランジが各
貫通穴26の段部に係合して挿入が規制される。各ガイ
ドシリンダ30A、30B及び30Cは、軸線方向長さ
がそれぞれ挿入された貫通穴26よりも長く、がい挿入
規制時点でその下端部が把持操作部12の内部に突出し
ている。そして、突出された各ガイドシリンダ30A、
30B及び30Cの下端付近の外面に形成した雄ねじ部
に対して、シリンダ抑え環27の雌ねじを螺合させる
と、ガイドシリンダ30A、30B及び30Cが把持操
作部12に対して抜け止められ、図3の完成状態とな
る。この完成状態では、各ガイドシリンダ30A、30
B及び30Cと各貫通穴26の間はOリング31によっ
て水密に塞がれる。また、各リモート操作ボタン21、
22及び23のうち、把持操作部12から突出する箇所
は、その全体が弾性ボタンカバー32で覆われているた
め、該弾性ボタンカバー32によってガイドシリンダ3
0A、30B及び30Cの内側も水密に保たれる。
【0024】以上のようにして把持操作部12に設けた
各リモート操作ボタン21、22及び23はそれぞれ、
非押圧操作状態では可動押圧部材34A、34B及び3
4Cがタクトスイッチ35内の弾性スイッチ接片の弾性
力によって、ガイドシリンダ30A、30B及び30C
の上端部から所定の高さで突出され、タクトスイッチ3
5はスイッチオフになっている。そして、各可動押圧部
材34A、34B及び34Cを押圧操作すると、対応す
るスイッチヘッドが押し込まれてタクトスイッチ35が
スイッチオン状態になり、スイッチオン信号が電子内視
鏡10内の回路に送られる。押圧状態から可動押圧部材
34A、34B及び34Cに対する押圧操作を解除する
と、各可動押圧部材はタクトスイッチ35内の弾性スイ
ッチ接片の弾性力で非押圧時の位置に戻って、再びスイ
ッチオフとなる。
【0025】この3連のリモート操作ボタン21、22
及び23では、弾性ボタンカバー32を、各ボタンを覆
う有底筒状部33A、33B及び33Cの間に橋絡部4
0と41を設けた一体部材として形成し、この橋絡部4
0、41によって各ボタン相互の隙間部分を浅くさせて
いることに特徴を有する。図3に示すように、弾性ボタ
ンカバー32における第1橋絡部40は、リモート操作
ボタン21と22の間の隙間を埋めるように把持操作部
12の外面上に支持されており、第2橋絡部41は、リ
モート操作ボタン22と23の間の隙間を埋めるように
把持操作部12の外面上に支持されている。より詳細に
は、図5及び図6に示すように、第1橋絡部40は、リ
モート操作ボタン21(有底筒状部33A)の中心軸X
Aとリモート操作ボタン22(有底筒状部33B)の中
心軸XBを含む平面と直交する断面において、該断面上
に頂線が位置し、該頂線から徐々に把持操作部12の外
面に近づくように傾斜する一対の傾斜面を有する山形の
断面形状をなしており、その山形断面形状をなす第1橋
絡部40の底部は把持操作部12の外面に支持されてい
る。同様に、第2橋絡部41は、リモート操作ボタン2
2(有底筒状部33B)の中心軸XBとリモート操作ボ
タン23(有底筒状部33C)の中心軸XCを含む平面
と直交する断面において、該断面上に頂線が位置し、該
頂線から徐々に把持操作部12の外面に近づくように傾
斜する一対の傾斜面を有する山形の断面形状をなしてお
り、その山形断面形状をなす第2橋絡部41の底部は把
持操作部12の外面に支持されている。
【0026】したがって、第1橋絡部40を設けること
によって、隣接するリモート操作ボタン21と22の間
の隙間部分の実質的深さは、把持操作部12外面からの
各リモート操作ボタン21と22の突出高さよりも浅く
なる。また、第2橋絡部41を設けることによって、隣
接するリモート操作ボタン22と23の間の隙間部分の
実質的深さは、把持操作部12外面からの各リモート操
作ボタン22と23の突出高さよりも浅くなる。つま
り、各リモート操作ボタン間における隙間部分の底面が
橋絡部40、41によって構成されて該隙間部分の深さ
が浅くなるので、ブラシ等の清掃用具を挿入しやすくな
り、清掃作業が容易になる。
【0027】特に、本実施形態の電子内視鏡10では、
リモート操作ボタン21に隣接して、該リモート操作ボ
タン21よりも高く突出する吸引ボタン20が設けられ
ているため、3つのリモート操作ボタン21、22及び
23の突出高さをあまり低くすると、吸引ボタン20と
の高低差が大きくなってリモート操作ボタン21、22
及び23を押圧操作しにくくなるおそれがある。しか
し、以上で説明したように弾性ボタンカバー32の橋絡
部40、41でボタンの隙間を埋めるようにすれば、各
リモート操作ボタン21、22及び23の突出高さは高
くしつつ、その隙間部分のみ浅くすることが可能なの
で、清掃は容易でありながら押圧操作性が損なわれない
ようにできる。
【0028】なお、3つのリモート操作ボタン21、2
2及び23は把持操作部からの突出高さがそれぞれ異な
っており、吸引ボタン20に近いリモート操作ボタン2
1の突出高さが最も高く、次いでリモート操作ボタン2
2の突出高さが高く、リモート操作ボタン23の突出高
さが最も低くなっている。弾性ボタンカバー32の第1
橋絡部40は、把持操作部12からの最大突出高さが、
その両端に位置するリモート操作ボタン21と22のい
ずれよりも低くなるように設定されている。また、第2
橋絡部41は、把持操作部12からの最大突出高さが、
その両端に位置するリモート操作ボタン22と23のい
ずれよりも低くなるように設定されている。これによ
り、第1橋絡部40の両端部に位置するリモート操作ボ
タン21と22のうち、突出高さが低い方のリモート操
作ボタン22は、第1橋絡部40よりも高く突出するの
で該第1橋絡部40によって押圧操作が妨げられること
がない。同様に、第2橋絡部41の両端部に位置するリ
モート操作ボタン22と23のうち、突出高さが低い方
のリモート操作ボタン23は、第2橋絡部41よりも高
く突出するので該第2橋絡部41によって押圧操作が妨
げられることがない。
【0029】また、弾性ボタンカバー32の第1橋絡部
40と第2橋絡部41は、前述のような山形断面形状に
形成されているので、汚れや洗浄後の水をその両側に容
易に排出させることができ、清掃作業をより簡単にさせ
ることができる。
【0030】また、本実施形態のリモート操作ボタン2
1、22及び23では、一体形成された弾性ボタンカバ
ー32が、各ガイドシリンダ30A、30B及び30C
からの可動押圧部材34A、34B及び34Cの抜け止
めを行うため、この抜け止めを行うための部材を別途設
けるよりも部品点数を少なくして、低コストに製造する
ことが可能になる。
【0031】医療用の内視鏡では、操作部材を含めた外
観部に導電性部品を露出させない目的で、あるいは防水
性を得る目的で、押しボタンをゴムなどの非導電性材料
からなるボタンカバーによって覆う場合が多い。そのた
め、弾性ボタンカバーを構成する橋絡部を複数の押しボ
タンの間に支持させることを特徴とした本発明の押しボ
タンスイッチは、この種の医療用内視鏡に好適である。
但し、本発明の押しボタンスイッチは、電子内視鏡に以
外にも様々な電子機器に適用することもできる。
【0032】また、図示実施形態では隣接して設ける押
しボタンを3つとしたが、本発明の押しボタンスイッチ
では、隣接する押しボタンは2つでもよいし4つ以上で
あってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、複数が近接して配置されながら、清掃が容易で押圧
操作性も損なわれない押しボタンスイッチ及び内視鏡の
押しボタンスイッチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である押しボタンスイッチ
を設けた内視鏡を側方から見た図である。
【図2】図1の内視鏡を上方から見た図である。
【図3】押しボタンスイッチ付近を図2のIII-III断面
線に沿う断面として示した、内視鏡の把持操作部の拡大
図である。
【図4】一つの押しボタンスイッチを拡大して示す断面
図である。
【図5】図1の矢印V方向から見た把持操作部の外面図
である。
【図6】図5のVI-VI断面線に沿う、弾性ボタンカバー
の橋絡部の断面図である。
【符号の説明】
10 電子内視鏡 11 挿入部 12 把持操作部(ボタン支持体) 16 湾曲操作レバー 20 吸引ボタン 21 22 23 リモート操作ボタン(押しボタン) 24 リモート操作ボタン 26 貫通穴 27 シリンダ抑え環 30A 30B 30C ガイドシリンダ 31 Oリング 32 弾性ボタンカバー(一体弾性ボタンカバー) 33A 33B 33C 有底筒状部 34A 34B 34C 可動押圧部材 35 タクトスイッチ 36 スイッチ受け枠 37 電極部 38 スイッチ抜止環 39 リード線 40 第1橋絡部 41 第2橋絡部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボタン支持体から突出し押圧操作時に内
    部のスイッチをオンする複数の凸状の押しボタンを隣接
    して設け、各押しボタンを非導電性の弾性ボタンカバー
    で覆った押しボタンスイッチにおいて、 上記弾性ボタンカバーを、上記複数の押しボタンをそれ
    ぞれ覆うボタン支持体側が開放された複数の有底筒状部
    と、該複数の有底筒状部を橋絡する橋絡部とを有する一
    体弾性ボタンカバーとし、 該一体弾性ボタンカバーの橋絡部が、上記複数の押しボ
    タンの間のボタン支持体上に支持されていることを特徴
    とする押しボタンスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の押しボタンスイッチにお
    いて、上記一体弾性ボタンカバーの橋絡部は、その両端
    に位置する一対の上記有底筒状部の中心軸を含む平面と
    直交する断面において、該断面上に頂線が位置し、該頂
    線から徐々に上記ボタン支持体に近づく方向に傾斜する
    両側傾斜面を有する山形断面形状をなしている押しボタ
    ンスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の押しボタンスイ
    ッチにおいて、上記複数の押しボタンは上記ボタン支持
    体からの突出高さがそれぞれ異なり、 上記一体弾性ボタンカバーの橋絡部のボタン支持体から
    の高さは、その両端に位置する一対の押しボタンのうち
    ボタン支持体からの高さが低い押しボタンよりも低くな
    っている押しボタンスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項記載の押
    しボタンスイッチにおいて、上記複数の押しボタンはそ
    れぞれ、 上記ボタン支持体に固定されたガイドシリンダと;該ガ
    イドシリンダに摺動可能に設けられ、押圧操作時にガイ
    ドシリンダ内のスイッチをオンする可動押圧部材と;を
    備え、 該可動押圧部材をガイドシリンダに対して挿脱自在な外
    形形状に形成し、 上記一体弾性ボタンカバーを上記ガイドシリンダに対し
    て固定し、 該一体弾性ボタンカバーの有底筒状部を介して各押しボ
    タンの可動押圧部材をガイドシリンダから抜け止めてい
    る押しボタンスイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項記載の押
    しボタンスイッチにおいて、上記一体弾性ボタンカバー
    はシリコンゴムからなる押しボタンスイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれか1項記載の押
    しボタンスイッチにおいて、上記一体弾性ボタンカバー
    はフッ素ゴムからなる押しボタンスイッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項記載の押
    しボタンスイッチにおいて、上記ボタン支持体は電子内
    視鏡の把持操作部であり、上記押しボタンは該電子内視
    鏡の操作ボタンである押しボタンスイッチ。
  8. 【請求項8】 内視鏡の把持操作部から突出し押圧操作
    時に該把持操作部内のスイッチをオンする複数の凸状の
    押しボタンを隣接して設け、該押しボタンを非導電性の
    弾性ボタンカバーで覆った内視鏡の押しボタンスイッチ
    において、 上記弾性ボタンカバーを、上記複数の押しボタンをそれ
    ぞれ覆う複数の有底筒状部と、該複数の有底筒状部を橋
    絡する橋絡部とを有する一体弾性ボタンカバーとし、 該一体弾性ボタンカバーの橋絡部が、上記複数の押しボ
    タンの間の把持操作部上に支持されていることを特徴と
    する内視鏡の押しボタンスイッチ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の内視鏡の押しボタンスイ
    ッチにおいて、上記一体弾性ボタンカバーに覆われる複
    数の押しボタンに隣接して、該複数の押しボタンよりも
    上記把持操作部からの突出高さが高い別の操作部材が設
    けられている内視鏡の押しボタンスイッチ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の内視鏡の押しボタンス
    イッチにおいて、内視鏡は上記把持操作部に接続する柔
    軟な挿入部を備え、 上記別の操作部材は、該挿入部の先端部から流体を吸引
    させるための吸引ボタンである内視鏡の押しボタンスイ
    ッチ。
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