JPH0543762Y2 - - Google Patents

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JPH0543762Y2
JPH0543762Y2 JP4439189U JP4439189U JPH0543762Y2 JP H0543762 Y2 JPH0543762 Y2 JP H0543762Y2 JP 4439189 U JP4439189 U JP 4439189U JP 4439189 U JP4439189 U JP 4439189U JP H0543762 Y2 JPH0543762 Y2 JP H0543762Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、操作部の外側に設けられる内視鏡の
押釦装置に関するものである。
[従来の技術と考案が解決しようとする課題] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することに
よりこの体腔内の観察を行うと共に、必要に応じ
て処理具を使用した簡単な治療処理を行つたり、
或いは上記挿入部を管孔内に挿入して該管孔内の
観察を行うことが可能な内視鏡装置が広く使用さ
れている。
一般に、これらの内視鏡装置の操作部には湾曲
部の湾曲操作を行うアングルノブや、複数の押釦
装置が設けられている。そして、この押釦装置を
介して上記内視鏡装置に接続されることのあるカ
メラ等の周辺機器の操作や、送気、送水、送ガス
等の操作を行うことが可能となつている。また、
撮像手段として固体撮像素子が用いられている内
視鏡装置では、モニターの多面を静止させるフリ
ーズ釦、VTR装置を操作するVTR釦等もこの操
作部に設けられている。
このように複数の操作釦が設けられている内視
鏡装置を操作する場合には、術者は例えば左手で
操作部を把持し、右手で上記アングルノブを操作
する一方、左手の指で上記複数の押釦装置を押圧
操作するのが一般的である。
しかし、操作部を操作する手の大きさには個人
差があり、術者によつてはすべての押釦に指が届
かない場合もある。また、把持する手の位置によ
つては正確な押圧操作が困難となることもある。
このような場合、上記押釦装置が押釦の鉛直方
向に押圧した際にのみ動作するよう構成されてい
るものであると、操作に際して上記操作部を持ち
かえる必要が生じるなど操作性が悪化すると共
に、作業の効率が落ち、内視鏡装置が医療用のも
のである場合には、それだけ被験者の苦痛が増大
することにもなりかねない。
そこで、本出願人は特開昭63−197430号公報に
係る先願にて、どのような方向から押圧しても動
作することが可能な押釦装置を提案している。
この先行技術を第9図を参照して説明すると、
操作部1の側壁を構成する外装板1aに孔2が形
成され、この孔2の内側にスイツチ部3が、また
外側にキートツプゴム等の指掛け部材4がそれぞ
れ固定されている。
上記スイツチ部3には弾性にて復帰可能なロツ
ド5が設けられていて、このロツド5が上記孔2
を介して指掛け部材4の内奥部まで延設されてい
る。一方、この指掛け部材4には上記ロツド5の
上端に対向する押圧部材6が設けられていると共
に、このロツド5の端部を囲繞する操作部材7が
固定されている。
そして、上記操作部材4の上部に指等による押
圧力が加えられると、ロツド5が押圧部材にて図
の下方へ移動されたり、或いは操作部材7に回動
されることによりスイツチがオンされるようにな
つている。
しかしながら、このような構成では、誤つて操
作部材の側方や斜め方向から大きな押圧力が加え
られた場合に、操作部材7の端面がロツド5の端
面相対的に乗上げてしまい、オン状態のままオフ
状態に復帰することが困難となる可能性がある。
これに対処するに、上記操作部材7を外装板1
a方向に長く形成することも考えられるが、操作
部材7が長く形成されていると指掛け部材4の上
面が下方に押圧された際に該操作部材7がスイツ
チ部3を固定するねじ3a等に当接する可能性が
ある。
また、上記ロツド5の端部を操作部材7の端部
との断面形状を所定の角度を有して形成すること
により、操作部材7がロツド5端部へ乗上げるこ
とを防止することも考えられるが、ロツド5の端
部に角度が付けられていると、押圧部材6にてこ
の端部が押圧された際に、これら押圧部材6とロ
ツド5との間に所謂逃げが発生して操作性が悪化
する可能性がある。
[考案の目的] 本考案は前述の事情に鑑みてなされたものであ
り、指掛け部材の側方や斜め方向から大きな押圧
力が加えられても、操作部材の端面がロツドの端
面に乗上げてオン状態が維持されることを防止す
ると共に、操作性が悪化することを防止し、更に
大型化を防止することが可能な内視鏡の押釦装置
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段及び作用] 本考案による内視鏡の押釦装置は、弾性を有す
る指掛け部材を操作部に設ける一方、スイツチン
グ動作を行うロツドをこの指掛け部材内に配設
し、該指掛け部材の内側に、上記ロツドの端部を
囲繞する操作部材を設けた内視鏡の押釦装置にお
いて、上記操作部材の内側に係合部を設ける一
方、上記ロツドに、この係合部が係合する被係合
部を設けたものである。
かかる構成により、指掛け部材に側方や斜め方
向より大きな押圧力が加えられることがあつて
も、操作部材の係合部とロツドの被係合部とが係
合することにより、操作部材の端面がロツドの端
面へ相対的に乗上げることが防止される。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図乃至第5図は本考案の第一実施例に係
り、第1図は押釦装置の側面図、第2図は押釦装
置の動作状態説明図、第3図はシステムの概略構
成図、第4図は操作部の側面図、第5図は第4図
の−線矢示図である。
まず、第3図を参照してシステムの概要を説明
すると、符号11は例えばビデオエンドスコープ
として構成された内視鏡、12は光源装置、13
はビデオプロセツサであり、このビデオプロセツ
サ12には、モニター14、VTRデツキ15、
ビデオプリンタ16、ビデオデイスク17等の周
辺機器が接続されるようになつている。
上記内視鏡11は体腔内等へ挿入することが可
能な細長で可撓性を有する挿入部18と、この挿
入部18の基端側に連設された太径の操作部19
とを有している。
この操作部19の一側からはユニバーサルコー
ド21が延設されている。該ユニバーサルコード
21の先端部にはコネクタ装置21aが設けられ
ており、上記ユニバーサルコード21はこのコネ
クタ装置21aを介して光源装置に接続され、該
光源装置12にて発生される照明光をユニバーサ
ルコード21内に設けられたライトガイド22を
介して内視鏡11方向へ導くことができるように
なつている。
このライトガイド22は、上記挿入部18を介
して該挿入部の先端に設けられた先端部23まで
延出されていて、照明光をこの先端部23に形成
された図示しない照明透孔を介して被観察部位に
照射することができるようになつている。
また、上記先端部23には図示しない固体撮像
素子が配設され、この固体撮像素子にて上記被観
察部位の映像が電気信号に変換されて、該固体撮
像素子に接続された複数の信号線24を介して上
記操作部19方向へ導かれるように構成されてい
る。
第5図に示す如く、上記挿入部18は金属製の
螺旋管25の外周にブレード26が巻かれ、更に
その外周がカバーチユーブにて被覆されて構成さ
れている一方、上記螺旋管25の内側に一対のラ
イトガイド22や鉗子チヤンネルチユーブ28、
送気・送水チユーブ29等の内蔵物が配設されて
いる。
これらの内蔵物の断面形状は円形であることが
一般的であるため、内蔵物間にはデツドスペース
となる間隙が形成されて挿入部18や先端部23
等が太径化されがちである。そこで、本実施例で
は、内蔵物間の間隙に上記固体撮像素子に接続さ
れている複数の信号線24を互いに離間した状態
で配設することによりデツドスペースの減少化を
図り、信号線24を一本に纏めることによつて必
要となる容積分だけ、上記挿入部18、先端部2
3の小径化が実現されている。
尚、上記鉗子チヤンネルチユーブ28、送気・
送水チユーブ29の一端は、先端部23に形成さ
れた図示しない開口部に連通されている一方、鉗
子チヤンネルチユーブ28の他端は上記操作部1
9の先端側に設けられた鉗子挿入口28aに連通
され、送気・送水チユーブ29の他端は上記コネ
クタ装置21aを介して図示しない送気・送水装
置へ接続されるようになつている。
また、挿入部18内に互いに離間した状態で配
設されている信号線24の一端もコネクタ装置2
1aまで延設され、このコネクタ装置21aに連
設された他のユニバーサルコード31を介して上
記ビデオプロセツサ13に接続されるようになつ
ている。そしてこのビデオプロセツサ13にて信
号処理を施されてモニター14に出力されること
により、上記被観察部位の映像がこのモニター1
4の画面に映し出されるようになつている。
一方、第4図に示す如く、上記先端部23の後
端側に湾曲部32が連設されている。この湾曲部
32は例えば互いに屈曲可能な複数の節輪にて構
成され、その最も先端部23側に配設されている
節輪の内側4方に、アングルワイヤ33の一端が
固定されている。
該アングルワイヤ33は、上記挿入部18内に
設けられた案内部材34を介して上記操作部19
へ延設され、この操作部19の基端側に設けられ
たアングルノブ35に連設されている。そしてこ
のアングルノブ35を操作すると上記アングルワ
イヤ33が弛緩或いは引張されることにより湾曲
部32が湾曲され、上記先端部23を被観察部位
へ指向させることができるようになつている。
ところで、上記操作部19の、上記鉗子挿入口
28aとアングルノブ35との間は手指等にて把
持することが可能なグリツプ部36として設定さ
れている。またこの操作部19の、上記グリツプ
部36を把持した際に親指が位置する部位には上
記アングルノブ35が配設されていると共に、人
差し指が位置する部位に送気・送水チユーブ3
7、吸引スイツチ38及びフリーズ操作スイツチ
39が配設されている。
また、上記操作部19の頭部、即ち操作部19
の挿入部18と反対側の端部にはスイツチ部41
が設けられて、このスイツチ部41にVTRデツ
キ操作スイツチ42、ビデオプリンタ操作スイツ
チ43、ビデオデイスク操作スイツチ44等のス
イツチ類が設けられている。そして、これらのス
イツチ類にて前述の周辺機器の操作を行うことが
できるようになつている。
これらのスイツチ類のうち、例えば上記フリー
ズ操作スイツチ39は第1図に示す如き構成とな
つている。
即ち、上記操作部19の外側を構成する外装板
19aの内側に、スイツチ部45を有する保持部
材46が配設されている一方、上記外装板19a
を挟んだ保持部材46と反対側に指掛け部材の一
例である例えばシリコンゴム等で形成されたキー
トツプゴム47が操作部19の側方に突出して配
設されている。
上記保持部材46は、内側板46aと外側板4
6bとが支柱板46cを介して平行に固定されて
構成され、上記外側板46bの内側板46aと反
対側の面が外装板19aの内面に固定されてい
る。
上記外側板19aのこの外側板46bが当接さ
れている部位には該外側板46bよりも小さい孔
48が形成されていて、この孔48に、上記外側
板46bに設けられた突出部46bが嵌入される
ことにより上記保持部材47が位置決めされてい
る。
一方、上記キートツプゴム47は一端が閉塞さ
れた筒状に形成されており、この筒状の開口側端
部に例えば金属等の硬質の部材にて形成されたイ
ンサート49が固定されている。そしてこの開口
側端部が上記孔48に保持部材46と反対側より
挿入され、該孔48に形成された段部48aに上
記インサート49が当接されて位置決めされてい
る。
またこのインサート49の内周には複数のナツ
ト部材51が固定されている一方、上記外側板4
6bにはこのナツト部材51に対応する孔51a
が形成されていて、該孔51aに挿通されたボル
ト51bが上記ナツト部材51に螺合されること
により上記保持部材46とキートツプゴム47と
が固定されている。
また、このキートツプゴム47の外周であつ
て、上記外装板19aの孔48に挿入されている
部位には突出部47aが設けられており、この突
出部47aが上記孔48の内周に形成された凹部
48bに嵌入されることにより、キートツプゴム
47と孔48との間に液密が確保されている。そ
のため内視鏡1に洗浄や消毒等の処理が施されて
も、洗浄液や消毒液等の液体がキートツプゴム4
7と孔48の内周壁との間を介して操作部19内
に浸入することはない。
ところで、上記保持部材47の内側板47aに
は、外側板46b側の面にスイツチ部45が固定
されている。
該スイツチ部45は、上記外側板46bに対向
する側に凹部52aが形成されたスイツチ本体5
2を有しており、この凹部52aの底部中央に固
定接点45aが、またこの固定接点45aより外
側板46b側に離間して、ダイヤフラムに形成さ
れた可動接点45bが配設されており、これら可
動接点45bと固定接点45aとが接触すること
によりスイツチ部45がオン動作されると、上記
モニター14に映しだされている被観察部位の画
像が一時停止されるよう構成されている。
また、上記可動接点45bの固定接点45aと
反対側の面にはロツド53が湾曲された下端部5
3aが当接されており、ロツド53に外力による
操作が加えられると、該ロツド53の端部53a
にてダイヤフラムに形成された可動接点45bが
変形されることにより該可動接点45bが上記固
定接点45aに接触されるようになつている一
方、上記ロツド53に該力が加えられないときに
は、可動接点45bは自身の弾性力にてロツド5
3を固定接点45aと反対側へ付勢し、該可動接
点45bは固定接点45aから離間されるよう、
この可動接点45aの弾性係数が設定されてい
る。
また、上記ロツド53の凹部52a上端に位置
する部位は該凹部52aの直径よりもわずかに小
さな直径を有して形成されたフランジ53bが設
けられている一方、上記凹部52aの上端部には
該凹部52aの内側に突出する庇部54が設けら
れていて、上記ロツド53は可動接点45bの弾
性力により上方へ付勢され、フランジ部53bが
庇部54の下面に当接することにより停止されて
いる。
また、上記ロツド53の上端部53cは、保持
部材46の外側板46bに形成された孔46eを
介して上記キートツプゴム47の内奥部へ挿入さ
れている。このキートツプゴム47の上端部内側
には、ロツド53の上端部53cに対向する押圧
部55が突出して設けられており、上記キートツ
プゴム47の上端部に指等による押圧力が加えら
れると、該キートツプゴム47の側壁が座屈され
ることにより押圧部55にてロツド53が下方へ
移動され、上記可動接点45bが固定接点45a
に接触されるようになつている。
また、上記キートツプゴム47の上部内面に
は、上記押圧部55を囲繞する操作部材56が固
定されている。
この操作部材56の下端部は下方へ延設されて
いて、上記ロツド53の上端部53はこの操作部
材56の下端部にて囲繞されている。そのため、
上記キートツプゴム47に、第2図に示すような
横方向からの押圧力が加えられると、操作部材5
6にてロツド53の上端部53cが押圧されるこ
とによりロツド53がフランジ53bと庇部54
との接触した部分を中心にして回動し、該ロツド
53aの下端部53aにてダイヤフラムが変形さ
れ、可動接点45bが固定接点45aに接触され
るようになつている。
尚、上記操作部材56は、該操作部材56かス
イツチ部45方向へ移動された際にその下端面が
上記ナツト部材51の上端面に当接するような直
径を有して形成されている。そのため、上記押圧
部55がロツド53の上端部53cに当接してス
イツチ部45がオン動作された後、更にキートツ
プゴム47の上部が下方へ押圧されても、該操作
部材56の下端面がナツト部材51の上端面に当
接してロツド53がそれ以上下方へ移動されるこ
とが防止され、スイツチ部45に破損等の不具合
が生じることが防止されるようになつている。ま
た、上記ロツド53の上端面と押圧部材55の下
端面との間に形成されている間隙は、上記操作部
材56の下端面とナツト部材51の上端面との間
の間隙よりも狭く形成されていると共に、操作部
材56の下端面とナツト部材51の上端面との間
の間隙は、上記スイツチ部45がオン動作された
際にはごく僅かしか残余されないように設定され
ている。
また、上記操作部材56の下端部内周には、係
合部の一例である溝57が周回形成されている。
一方、上記ロツド53の上端部53cは細径に形
成され、その上端に、下面58aが平坦に形成さ
れた被係合部の一例である傘状のフランジ部58
が設けられている。このフランジ部58の上端面
は平坦に形成されていると共に、下面58aは上
記溝57を構成する一対の側壁57a,57bの
うちの下方、すなわち上記スイツチ部45側の側
壁57aよりも上方に位置されている。そのた
め、第2図に示す如く、操作部材56によりロツ
ド33が回動された後更にキートツプゴム47の
側方が押圧されても上記側壁57aとフランジ部
58の下面58aとが係合することにより、上記
操作部材56の下端面がフランジ部58の上端
面、即ちロツド33の上端面方向へ移動すること
が防止される。
また、上記溝部57の幅はフラジ部58の厚さ
よりも広く形成されていると共に、上方の側壁5
7bは操作部材56の中央部へ向かうに従つて次
第に拡径するよう傾斜されている一方、上記フラ
ンジ部58の側壁58bも、上記側壁57bと略
同傾斜率にて傾斜されており、操作部材56が上
記ロツド53の上端部53cに当接された際にフ
ランジ部58が溝部57内へ移動することが容易
であると共に、該フラジ部58の下面58bと溝
部58の側壁58aとの係合が容易であるように
配慮されている。
このような構成を有する内視鏡1にて体腔内や
管孔内の観察等を行う場合、コネクタ装置21a
を介してユニバーサルコード21を光源装置12
へ接続すると共に、他のユニバーサルコード31
をビデオプロセツサ13へ接続する。
次いで、これら光源装置12、ビデオプロセツ
サ13の電源をオンすると共に、例えば左手の親
指と人差し指とを除く3本の指で操作部19のグ
リツプ部36を把持し、挿入部18を体腔内等へ
挿入し、例えば左手の親指にてアングルノブ35
を操作することにより湾曲部32を湾曲させて先
端部23を被観察部位へ指向させる。
すると、上記光源装置12にて発生される照明
光がライトガイド22を介して先端部23へ導か
れ、この先端部23に形成された図示しない照明
用透孔を介して被観察部位へ照射されると共に、
この被観察部位の映像が固体撮像素子にて電気信
号に変換される。該電気信号は、上記挿入部18
内の内蔵物間に互いに離間された状態で配設され
ている信号線24を介して上記ビデオプロセツサ
13に伝達され、信号処理されてモニター14へ
出力されることにより、上記被観察部位の画像が
このモニター14の画面に映し出される。
また、必要に応じて上記操作部19やスイツチ
部41に配設されているスイツチ類を操作するこ
とにより、例えば送気・送水操作を行つたり、フ
リーズ装置スイツチ39を操作して上記モニター
14の画像を一時停止させる等の操作を行う。
このフリーズ操作スイツチ39を操作する場合
に、グリツプ部39を把持した手が充分な大きな
を有していたり、或いは上記スイツチ部41側に
偏つた位置を把持していると、例えばこの手の人
差し指にてキートツプゴム47の上端部を第1図
の下方へ押圧することが可能である。
キートツプゴム47にこのような押圧力が加え
られると、該キートツプゴム47の側壁に座屈が
発生して上端部が下方へ移動されると共に、この
上端部内側に突出して設けられている押圧部55
も下方へ移動されて該押圧部55にてロツド53
の上端部53cが押圧される。すると、該ロツド
53の下端部53aにてダイヤフラムに形成され
た可動接点45bが自身の弾性力に抗して変形さ
れることにより該可動接点45bと固定接点45
aとが接触されてスイツチ部45がオン動作さ
れ、上記モニター14の画像が停止される。
また、上記スイツチ部45がオン動作された
後、更にキートツプゴム47の上端部に押圧力が
加えられることがあつても、スイツチ部45がオ
ン動作された際には操作部材56の下端面がナツ
ト部材51の上端面に近接されているため、操作
部材56下端面がナツト部材51上端面に当接さ
れることによりロツド53にそれ以上下方へ移動
することが防止されるため、上記スイツチ部45
に損傷等の不具合が発生することはない。
キートツプゴム47の上端部への押圧力が解除
されると、上記可動接点45bの弾性力にて該可
動接点45bが固定接点45aより離間されるこ
とにより画像の一時停止が解除されると共に、ロ
ツド53が可動接点45bの弾性力にて上方へ移
動され、フランジ53bが庇部54に当接されて
停止される。
一方、上記グリツプ部36を把持する手が充分
な大きさを有していない場合や、挿入部18側に
偏つた部位が把持されている場合には、例えば人
差し指によるキートツプゴム47の上端部を下方
へ押圧することが困難となり、第2図aに示すよ
うに、このキートツプゴム47が側方或いは斜め
方向から押圧されることになる。
このような押圧力が加えられると、該キートツ
プゴム47の上端部が略平行に移動されて、この
上端部内側に押圧部材55を囲繞して固定されて
いる操作部材56の内周面にてロツド53の上端
部53cが付勢される。
すると、このロツド53が、フランジ53bと
庇部54との接触した部位を中心に回動されるこ
とにより、湾曲して形成されたロツド53の下端
部53aにて可動接点45bが変形されてスイツ
チ部45がオン動作される。
このような作用は、上記キートツプゴム47が
側方より押圧された際のみならず、斜め方向から
押圧された場合も同様であると共に、全周方向の
どの方向から該キートツプゴム47に押圧力が加
えられても同じ作用が惹起される。そのため、第
2図a,bに示す如く、このキートツプゴム47
はどんな方向から押圧力を加えて操作することも
可能となる。
もし、上記スイツチ部45がオン動作された
後、更にキートツプゴム47に側方や斜め方向か
らの押圧力が加えられることがあつても、上記ロ
ツド53の上端部に設けられているフランジ部5
8の下面58aが、上記操作部材56の下端部内
周に周回形成されている溝57に係入されること
により、上記フランジ部58の下面58aと溝の
下方の側壁57aとが係合される。その結果、上
記操作部材56とロツド53との相対的移動は停
止され、上記操作部材56の下端面がロツド53
の上端面に乗上げてしまうことは完全に防止され
る。
一方、キートツプゴム47への側方や斜め方向
からの押圧力が解除されると、このキートツプゴ
ム47は自身のもつ弾性力にて元の位置に復帰す
ると共に、上記ロツド53は、操作部材56によ
る回動力が解除されるため、可動接点45bの弾
性力により付勢され、フランジ53bの全周が庇
部54に当接する位置まで回動復帰されて、画像
の一時停止が解除される。
尚、本実施例では指掛け部材がシリコンゴム等
で形成されたキートツプゴム47として構成され
ている例を説明したが、この指掛け部材は例えば
硬質のプラスチツク等で形成し、弾性を有する部
材を介して操作部19の外装板19aに配設する
よう構成することも可能である。
また、本実施例では内視鏡1をビデオエンドス
コープとして構成すると共に、本考案による押釦
装置をフリーズ操作スイツチ39として使用した
例を説明したが、上記内視鏡1をフアイバスコー
プとして構成すると共に、押釦装置を他のスイツ
チ類に用いることも可能である。
更に、係合部57及び被係合部58は、操作部
材56、ロツド53と一体に設けても、また別体
に形成して固定するように構成しても差し支えな
い。
また、本実施例ではスイツチ部45を操作部1
9の内側に配設すると共に、ロツド53を操作部
19の内側から操作部19の外側へ延出して設け
た例を上げたが、本考案はこの例に限定されるも
のではなく、上記スイツチ部45を外装板19a
の外側に設けることにより、ロツド53を操作部
19の外側のみに配設することも可能である。
第6図及び第7図は本考案の第二実施例に係
り、第6図は押釦装置の側面図、第7図は操作部
の部分側面図である。尚、前述の第一実施例と同
じ部材及び同様の作用をなす部材には同一符号を
付して説明を省略する。
この実施例は、本考案による押釦装置がフリー
ズ操作スイツチ39に用いられていると共に、ス
イツチ部41に設けられているビデオデイスク操
作スイツチ44にも用いられている。そして、人
差し指で上記フリーズ操作スイツチ39を操作す
ることが可能であると共に、第7図に示す如く、
グリツプ部36を把持して手の親指を伸ばすこと
によつて上記ビデオデイスク操作スイツチ44を
操作することができるようになつている。
また、操作部材56の下端部内周には係合部の
一例である突起57が設けられ、この突起57
が、ロツド53の上端部53cに設けられた被係
合部の一例であるフランジ部58の下面58aに
係合されるようになつている。上記突起57の上
面は平坦に形成されていて、傘状に形成されたフ
ランジ部58の下面58aとの係合が容易である
よう配慮されている。
このような構成により、キートツプゴム47に
側方や斜め方向からの押圧力が加えられて可動接
点45bと固定接点45aとが接触された状態
で、キートツプゴム47が更に押圧されることが
あつても、突起57の上面がフランジ部58の下
面に係合することにより、操作部材56の下端面
がロツド52の上異端面へ相対的に移動すること
が防止される。
第8図は本考案の第三実施例に係る押釦装置の
側面図である。
この実施例は、ロツド53の上端部53cに設
けられているフランジ部58を丸棒状に形成する
一方、操作部材56の下端部外周にねじ部56a
を刻設し、このねじ部56aにナツト59を螺合
したものである。
該ナツト59には、上記ロツド53方向へ突出
する係合部としての鐔部59aが形成されている
と共に、該鐔部59aの中央に、ロツド53の上
端部53cよりも太径で、且つ上記フランジ部5
8よりも小径の径59bが形成されていて、上記
ロツド53の上端部はこの孔59bを介して操作
部材56内に挿入されている。
このような構成によると、鐔部59aの上面が
フランジ部58の下面58aに当接することによ
り操作部材56の下端面がロツド53の上端面に
乗上げることが防止されると共に、キートツプゴ
ム47に操作部材19より離間する方向の付勢力
が誤つて加えられることがあつても、ロツド53
の上端部53cの操作部材56による囲繞状態が
解除されることがない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による内視鏡の押
釦装置では、指掛け部材の側方や斜め方向から大
きな押圧力が加えられても、操作部材の端面がロ
ツドの端面に乗上げることがなく、また、操作性
が悪化することが防止されるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の第一実施例に係
り、第1図は押釦装置の側面図、第2図は押釦装
置の動作状態説明図、第3図はシステムの概略構
成図、第4図は操作部の側面図、第5図は第4図
の−線矢示図、第6図及び第7図は本考案の
第二実施例に係り、第6図は押釦装置の側面図、
第7図は操作部の部分側面図、第8図は本考案の
第三実施例に係る押釦装置の側面図、第9図は従
来の技術に係る押釦装置の側面図である。 19……操作部、19a……外装板、47……
指掛け部材、53……ロツド、56……操作部
材、57……係合部、58……被係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 弾性を有する指掛け部材を操作部に設ける一
    方、スイツチング動作を行うロツドをこの指掛け
    部材内に配設し、該指掛け部材の内側に、上記ロ
    ツドの端部を囲繞する操作部材を設けた内視鏡の
    押釦装置において、 上記操作部材内側に係合部を設ける一方、上記
    ロツドに、この係合部が係合する被係合部を設け
    たことを特徴とする内視鏡の押釦装置。
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JP2014117574A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Fujifilm Corp 内視鏡用押釦装置

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