JP2003126010A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2003126010A
JP2003126010A JP2001327905A JP2001327905A JP2003126010A JP 2003126010 A JP2003126010 A JP 2003126010A JP 2001327905 A JP2001327905 A JP 2001327905A JP 2001327905 A JP2001327905 A JP 2001327905A JP 2003126010 A JP2003126010 A JP 2003126010A
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switch
plunger
pressing
endoscope
switch body
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Hideyuki Seto
秀幸 勢登
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、スイッチ押圧部をどの方向から押圧
しても、操作部の内部のスイッチ本体を正確に動作させ
ることができ、入力部の操作性が良好で、かつ入力部の
構成を簡素化できる内視鏡を提供することを最も主要な
特徴とする。 【解決手段】スイッチ押圧部12Bによるスイッチ操作
が行われていない非スイッチ操作時にプランジャ28に
よってスイッチ本体34を僅かに押圧する付勢状態で保
持する付勢状態保持手段39を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細長の挿入部を体
腔内へ挿入して観察を行うとともに、必要に応じて各種
治療や処置を行う内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を体腔内へ挿入して
観察を行うとともに、必要に応じて各種治療や処置を行
うことができる内視鏡が広く用いられている。この内視
鏡には細長の挿入部の基端部に手元側の操作部が連結さ
れている。さらに、挿入部の先端部には湾曲操作可能な
湾曲機構が設けられている。そして、操作部には、挿入
部の湾曲機構の湾曲操作を行うための湾曲操作ノブの
他、内視鏡に接続される光源装置やビデオプロセッサな
どの周辺装置の制御を行うための入力部が設けられてい
る。
【0003】この入力部には、操作部の内部に搭載した
電気信号を発生するスイッチ本体などで構成されるスイ
ッチ部と、例えば、操作する作業者の手指が触れるスイ
ッチ押圧部とが設けられている。そして、スイッチ押圧
部を押圧すると、その力はスイッチ押圧部に一体に成形
されたプランジャを介してスイッチ部のスイッチ本体に
伝達されて、スイッチ本体から電気信号が発せられる構
造が実用化されている。
【0004】しかしながら、上記従来構成の内視鏡の入
力部では、入力部の操作時にプランジャが弾性変形を起
こし、その結果、スイッチ押圧部を押圧する力が垂直に
スイッチ本体に伝わらず、入力部の操作感が低下するお
それがある。
【0005】これを解決する方法として、実公平4−6
722号公報には、スイッチ押圧部の内面に突設された
プランジャに筒状の変形防止部材を装着し、この筒状の
変形防止部材によってプランジャの弾性変形を防止する
構成にした内視鏡が示されている。
【0006】また、特開平5−211978号公報に
は、スイッチ押圧部に作用した押圧力に対応して変位す
る第1のステムと、この第1のステムに当接する一方、
第1のステムの変位により摺動する第2のステムと、こ
の第2のステムを弾性接点に対して垂直に摺動させる摺
動面を有する基板受け部材と、第2のステムに対して垂
直に押圧することによってスイッチング動作を行うスイ
ッチ部とを具備する内視鏡の入力部が開示されている。
ここでは、スイッチ押圧部を垂直方向だけでなく、横方
向、あるいは斜め方向から操作したときにも、スイッチ
本体を垂直に押圧するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実公平4−
6722号公報に示す内視鏡の入力部の構造によれば、
スイッチ押圧部の操作時にプランジャの変形防止部材に
よってプランジャの弾性変形を防ぐことが可能である。
しかしながら、プランジャの軸に対して垂直ではない方
向からスイッチ押圧部を押圧した場合などには、プラン
ジャの軸それ自体が傾き、スイッチ押圧部を押圧する力
が正確にスイッチ本体に伝わらないおそれがあり、入力
部の操作性が低下するおそれがある。
【0008】また、特開平5−211987号公報に示
す内視鏡の入力部の構造では、スイッチ押圧部を押圧す
る方向によらず、スイッチ本体を垂直に押圧することが
できる。しかしながら、この場合には実公平4−672
2号公報に示す内視鏡の入力部の構造に比べて入力部の
周辺の構成が複雑になるので、部品数が多くなり、内視
鏡の入力部全体を小型化するうえで問題がある。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、スイッチ押圧部をどの方向から押圧し
ても、操作部の内部のスイッチ本体を正確に動作するこ
とができ、入力部の操作性が良好で、かつ入力部の構成
を簡素化することができる内視鏡を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、体腔
内に挿入する挿入部の基端側に操作部が設けられ、前記
操作部に各種操作指示用の電気信号を入力する入力部を
備え、前記操作部の内部に搭載したスイッチ本体などで
構成されるスイッチ部と、前記操作部の外部から指圧す
ることによって、前記スイッチ本体を操作するためのス
イッチ押圧部とで前記入力部を構成した内視鏡におい
て、前記操作部の外装部材に前記スイッチ押圧部の取付
け孔を形成し、前記操作部内における前記取付け孔と対
向する部位に前記スイッチ部を配設するとともに、前記
スイッチ押圧部に前記取付け孔を水密に覆う弾性材料か
らなる防水膜と、この防水膜の内面から突設させる状態
で一体成形され、前記取付け孔を通して前記スイッチ部
に向けて延設された細長のプランジャ部とをそれぞれ設
け、かつ前記プランジャ部の外周面に剛性を有する筒状
部材を外嵌し、前記プランジャ部を前記取付け孔の中心
軸に沿って進退可能に支持する支持部材を前記取付け孔
の内周面に配設し、さらに、前記スイッチ押圧部による
スイッチ操作時に前記プランジャ部による前記スイッチ
本体の押圧力を前記プランジャ部の軸方向に沿って前記
スイッチ本体に伝達させる押圧力伝達方向規制手段を設
けたことを特徴とする内視鏡である。そして、本請求項
1の発明では、スイッチ押圧部によるスイッチ操作時に
押圧力伝達方向規制手段によってプランジャ部によるス
イッチ本体の押圧力をプランジャ部の軸方向に沿ってス
イッチ本体に伝達させることにより、スイッチ押圧部の
押圧操作時にはスイッチ押圧部を押圧する力がプランジ
ャ部に対して斜めに作用しても、プランジャ部が垂直に
動き、スイッチ押圧部を押圧する力を正確にスイッチ本
体に伝えることができ、スイッチ押圧部をどの方向から
押圧しても、操作部の内部のスイッチ本体を正確に動作
できるようにしたものである。
【0011】請求項2の発明は、前記押圧力伝達方向規
制手段は、前記スイッチ押圧部によるスイッチ操作が行
われていない非スイッチ操作時に前記プランジャ部によ
って前記スイッチ本体を僅かに押圧する付勢状態で保持
する付勢状態保持手段であることを特徴とする請求項1
に記載の内視鏡である。そして、本請求項2の発明で
は、スイッチ押圧部によるスイッチ操作が行われていな
い非スイッチ操作時にプランジャ部によってスイッチ本
体を僅かに押圧する付勢状態で保持することにより、組
み立て誤差などにより、プランジャ部とスイッチ本体と
の位置関係に僅かにズレが生じても、プランジャ部の先
端部とスイッチ本体との間に隙間が発生しない。その結
果、スイッチ押圧部の押圧操作時にはスイッチ押圧部を
押圧する力がプランジャ部に対して斜めに作用しても、
プランジャ部が垂直に動き、スイッチ押圧部を押圧する
力を正確にスイッチ本体に伝えることができ、スイッチ
押圧部をどの方向から押圧しても、操作部の内部のスイ
ッチ本体を正確に動作できるようにしたものである。
【0012】請求項3の発明は、前記入力部は、前記ス
イッチ本体と、前記プランジャ部との接合部の少なくと
も一方に、前記プランジャ部のガイド部を設けたことを
特徴とする請求項1に記載の内視鏡である。そして、本
請求項3の発明では、スイッチ押圧部の押圧操作時には
スイッチ本体と、プランジャ部との接合部の少なくとも
一方のガイド部によってプランジャ部の動きをガイドす
ることにより、スイッチ押圧部を押圧する力がプランジ
ャ部に対して斜めに作用しても、プランジャ部が垂直に
動き、スイッチ押圧部を押圧する力を正確にスイッチ本
体に伝えることができ、スイッチ押圧部をどの方向から
押圧しても、操作部の内部のスイッチ本体を正確に動作
できるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1(A),(B)および図2(A),(B)を参照
して説明する。図1(A),(B)は図示しない固体撮
像素子を搭載した一般的な電子内視鏡1の概略構成を示
すものである。この電子内視鏡1には体腔内に挿入する
細長い挿入部2と、この挿入部2の基端側に連結された
操作部3とが設けられている。
【0014】また、挿入部2には、長尺で可撓性を有す
る軟性部4と、この軟性部4の先端に設けられた湾曲自
在の湾曲部5とこの湾曲部5の先端に設けられた先端部
6とが連設されて構成されている。
【0015】さらに、操作部3の挿入部2側には、術者
が把持する把持部3aが設けられている。また、操作部
3の一側面には、湾曲部5を湾曲操作するための湾曲操
作レバー7が設けられており、他側面にはユニバーサル
コード8の基端部が連結されている。
【0016】さらに、図1(B)に示すように操作部3
の長手方向の中心軸O上には、吸引操作を行うための吸
引釦10が設けられている。この吸引釦10の側部に
は、図示しない吸引装置にチューブを介して接続するた
めの吸引口金11が突設されている。なお、吸引釦10
を操作部3から取り外す場合には、この吸引口金11を
把持して吸引釦10を回転させることによって行われ
る。
【0017】また、操作部3の吸引釦10の下方側に
は、図示しないコントロールユニットに対して画像の制
御指示を行う第1の操作釦(入力部)12および第2の
操作釦(入力部)13がそれぞれ中心軸Oに対して直交
する方向に並設されている。これら第1および第2の操
作釦12,13は、術者の把持手の人差し指で押し易い
位置に配置されている。
【0018】さらに、操作部3には、挿入部2が延出し
ている側とは反対側の端部に釦台14が設けられてい
る。この釦台14には、湾曲操作レバー7側の端面に沿
った釦配置面15に、第3の操作釦(入力部)16およ
び第4の操作釦(入力部)17が中心軸Oに対して左右
対象位置に設けられている。ここで、釦配置面15は、
術者の把持手の親指が第3および第4の操作釦16,1
7を押し易いように操作部3の長手方向の中心軸Oに対
して15゜〜45゜の範囲程度の傾斜角度の傾斜面によ
って形成されている。
【0019】また、図2(A)は、図1(A)中のA部
分の内部構造を示すものである。ここで、操作部3の内
部から挿入部2側に向けて延出される略円筒状の構造体
18の先端部外周面には、雄ねじ部19が形成されてい
る。さらに、この構造体18の基端部外周面には操作部
3の把持部3aを固定するリング状の係合段部20が形
成されている。
【0020】また、操作部3の把持部3aの先端部内周
面には、構造体18の係合段部20と係合するリング状
のフランジ部21が内方に向けて突設されている。そし
て、操作部3の把持部3aは、操作部3に突き当てた状
態で、フランジ部21が構造体18の係合段部20と係
合されるようになっている。さらに、この状態で、構造
体18の雄ねじ部19に螺合されるナット体22をフラ
ンジ部21に突き当てることで、把持部3aが操作部3
に固定されている。
【0021】なお、把持部3aのフランジ部21とナッ
ト体22との間には、バネ座金や、合成ゴムなどで形成
された弾性体23が介設されており、例えば、オートク
レーブ滅菌により、樹脂材料で形成した把持部3aが僅
かに変形した場合でも、不用意にナット体22の固定力
が開放されることを防いでいる。
【0022】また、図2(B)は、本実施の形態の入力
部である第1の操作釦12の内部構成を示すものであ
る。この第1の操作釦12には操作部3の内部に搭載し
た後述するスイッチ本体34などで構成されるスイッチ
部12Aと、操作部3の外部から指圧することによっ
て、スイッチ本体34を操作するためのスイッチ押圧部
12Bとが設けられている。
【0023】さらに、操作部3の外装部品23には、第
1の操作釦12のスイッチ押圧部12Bを固定するため
の取付け孔24が穿設されている。この取付け孔24の
外面側の開口部周辺には、取付け孔24よりも大径な円
形凹部25が形成されている。
【0024】また、スイッチ押圧部12Bには取付け孔
24を水密に覆う合成ゴムなどの弾性材料でほぼ帽子状
に形成された防水膜26が設けられている。この防水膜
26には略円筒状の円筒部26aと、この円筒部26a
の図2(B)中で、上端部側に配設された略円形状の膜
部26bとが設けられている。そして、防水膜26の円
筒部26aは取付け孔24の円形凹部25に嵌合されて
いる。さらに、防水膜26の円筒部26aの図2(B)
中で、下端部側には内方向に向けてフランジ部27が突
設されている。
【0025】また、防水膜26における膜部26bの内
面の中央部分には、細長のプランジャ28が突設される
状態で一体成形されている。このプランジャ28は取付
け孔24を通してスイッチ部12Aに向けて延設され、
操作部3内のスイッチ本体34に対向配置されている。
【0026】さらに、外装部品23の取付け孔24には
略円筒状の支持部材29が嵌入されている。この支持部
材29には、一端部側に取付け孔24の円形凹部25に
挿入される大径な頭部29a、他端部側には取付け孔2
4から突起した部分に雄ねじ部29bがそれぞれ形成さ
れている。さらに、支持部材29の頭部29aには防水
膜26のフランジ部27の内面に当接する帯状の突起3
0と、取付け孔24の円形凹部25に当接する段部31
とが形成されている。
【0027】また、支持部材29の雄ねじ部29bには
外装部品23の下側からナット体32が螺合されてい
る。したがって、段部31が凹部25に当接するまでナ
ット体32を締め込むことで、支持部材29を外装部品
23に固定するとともに、防水膜26のフランジ部27
を支持部材29によって外装部品23に固定することが
できる。このとき、支持部材29の頭部29aの突起3
0はフランジ部27の内面に圧接され、外装部品23の
内部の防水性が確保されている。
【0028】したがって、第1の操作釦12のスイッチ
押圧部12Bを押圧操作し、防水膜26を外面から押圧
して変形させることにより、防水膜26のプランジャ2
8をスイッチ本体34を押圧する方向に移動させ、この
プランジャ28によって上記スイッチ本体34を作動さ
せることができる。
【0029】さらに、防水膜26のプランジャ28に
は、変形防止部材として、剛性を有する金属製の筒状体
(筒状部材)35が外嵌されている。そして、第1の操
作釦12のスイッチ押圧部12Bを押圧操作してプラン
ジャ28によってスイッチ本体34を押圧作動させる際
に、プランジャ28が弾性変形することを筒状体35に
よって防ぐようになっている。
【0030】また、プランジャ28の先端部にはスイッ
チ本体34を押圧する平面状の押圧面36が形成されて
いる。ここで、スイッチ本体34のステム37には同じ
ようにプランジャ28の押圧面36と対向する平面状の
プランジャ受け面38が形成されている。
【0031】さらに、本実施の形態ではスイッチ押圧部
12Bによるスイッチ操作が行われていない非スイッチ
操作時にプランジャ28によってスイッチ本体34を僅
かに押圧する付勢状態で保持する付勢状態保持手段(押
圧力伝達方向規制手段)39が設けられている。この付
勢状態保持手段39は、スイッチ本体34が作動しない
範囲で僅かに付勢するように構成されている。なお、第
2の操作釦13、第3の操作釦16および第4の操作釦
17も第1の操作釦12と同様に構成されている。
【0032】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の内視鏡1では操作部3の各操作釦、例え
ば第1の操作釦12の操作時には術者の把持手の人差し
指でスイッチ押圧部12Bを押圧操作する。このとき、
術者の指で防水膜26が外面から押圧されて変形され
る。これにより、防水膜26のプランジャ28がスイッ
チ本体34を押圧する方向に移動され、このプランジャ
28によって上記スイッチ本体34が作動される。
【0033】さらに、第1の操作釦12のスイッチ押圧
部12Bを押圧操作してプランジャ28によってスイッ
チ本体34を押圧作動させる際に、プランジャ28が弾
性変形することが筒状体35によって防ぐことができ
る。
【0034】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではスイッチ押圧
部12Bによるスイッチ操作が行われていない非スイッ
チ操作時にプランジャ28によってスイッチ本体34を
僅かに押圧する付勢状態で保持する付勢状態保持手段3
9を設けたので、組み立て誤差などにより、プランジャ
28とスイッチ本体34との位置関係に僅かにズレが生
じても、プランジャ28の先端部の押圧面36とスイッ
チ本体34のステム37のプランジャ受け面38との間
に隙間が発生しない。その結果、スイッチ押圧部12B
の押圧操作時にはこのスイッチ押圧部12Bを押圧する
力がプランジャ28に対して斜めに作用しても、プラン
ジャ28が垂直に動き、スイッチ押圧部12Bを押圧す
る力を正確にスイッチ本体34に伝えることができる。
したがって、スイッチ押圧部12Bをどの方向から押圧
しても、操作部3の内部のスイッチ本体34を正確に動
作させることができ、良好な操作性が得られる効果があ
る。
【0035】また、図3は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1(A),(B)および図2(A),(B)参照)の操
作部3の各操作釦、例えば第1の操作釦12の構成を次
の通り変更したものである。
【0036】すなわち、本実施の形態では図3に示すよ
うに、スイッチ本体34のステム37にプランジャ28
に嵌合する凹陥状の円形穴41が形成されている。この
ステム37の円形穴41はプランジャ28の外径と略同
一径に形成されている。その他の構成は、第1の実施の
形態と同様である。
【0037】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではスイッチ押圧
部12Bの押圧操作時にはスイッチ本体34のステム3
7の円形穴41と、スイッチ押圧部12Bのプランジャ
28との嵌合部によってプランジャ28の動きを規制す
ることができる。そのため、スイッチ押圧部12Bの押
圧操作時にこのスイッチ押圧部12Bを押圧する力がプ
ランジャ28に対して斜めに作用しても、スイッチ本体
34のステム37の円形穴41と、スイッチ押圧部12
Bのプランジャ28との嵌合部に沿ってプランジャ28
が垂直に動き、スイッチ押圧部12Bを押圧する力を正
確にスイッチ本体34に伝えることができる。したがっ
て、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様にスイッ
チ押圧部12Bをどの方向から押圧しても、操作部3の
内部のスイッチ本体34を正確に動作させることがで
き、良好な操作性が得られる効果がある。
【0038】さらに、本実施の形態ではスイッチ本体3
4のステム37の円形穴41と、スイッチ押圧部12B
のプランジャ28との嵌合部によってプランジャ28の
動きを規制しているので、第1の実施の形態のようにス
イッチ押圧部12Bによるスイッチ操作が行われていな
い非スイッチ操作時にプランジャ28によってスイッチ
本体34を僅かに押圧する付勢状態で保持する場合のよ
うにスイッチ本体34のステム37を付勢することがな
い。その結果、例えば、スイッチ本体34のステム37
を付勢した状態でオートクレーブ滅菌を実施した場合の
ように、ステム37に連設するスイッチ本体34の内部
の可動接点の劣化が加速し、スイッチ本体34の操作感
が低下するという課題を解決することができ、スイッチ
本体34の耐久性を高めることができる効果がある。
【0039】また、図4は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第2の実施の形態(図
3参照)の操作部3の各操作釦、例えば第1の操作釦1
2の構成を次の通り変更したものである。
【0040】すなわち、本実施の形態では、プランジャ
28側に凹陥状の円形穴51が形成されている。この円
形穴51にはスイッチ本体34のステム37が挿入され
た状態で嵌合されている。そして、このプランジャ28
の円形穴51とスイッチ本体34のステム37との嵌合
部によってプランジャ28の動きを規制するガイド部5
2が形成されている。そのため、本実施の形態でも第2
の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0041】また、図5は本発明の第4の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1(A),(B)および図2(A),(B)参照)の操
作部3の各操作釦、例えば第1の操作釦12の構成を次
の通り変更したものである。
【0042】すなわち、本実施の形態ではスイッチ本体
34のステム37の外径寸法と、プランジャ28の外径
寸法とを略同一径に形成するとともに、スイッチ本体3
4のステム37とプランジャ28との接合部が挿入され
る円筒状のガイド部材61をスイッチ本体34に設け、
このガイド部材61によってプランジャ28の動きを規
制するようにしたものである。なお、これ以外の部分は
第1の実施の形態と同様である。
【0043】そこで、上記構成の本実施の形態ではスイ
ッチ本体34のステム37とプランジャ28との接合部
が挿入される円筒状のガイド部材61を設け、このガイ
ド部材61によってプランジャ28の動きを規制してい
るので、本実施の形態でも第2の実施の形態と同様の効
果が得られる。
【0044】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 体腔内に挿入する挿入部と、その基端側
に設けられた操作部とを有し、前記操作部に各種操作指
示用の電気信号を入力する入力部を備えた内視鏡におい
て、前記入力部は、前記操作部の内部に搭載したスイッ
チ本体などで構成されるスイッチ部と、前記操作部の外
部から指圧することによって、前記スイッチ本体を操作
するためのスイッチ押圧部とで構成され、前記スイッチ
押圧部が、前記スイッチ本体を僅かに付勢するように構
成したことを特徴とする内視鏡。
【0045】(付記項2) 請求項1に記載の入力部に
おいて、スイッチ本体と、スイッチ押圧部の少なくとも
一方に、スイッチ押圧部のガイド部を設けたことを特徴
とする前記請求項1に記載の内視鏡。
【0046】(付記項3) 外装部材に設けられて前記
外装部材の外部と内部を連通して所定の内径を有してな
る孔部と、前記孔部を水密に覆う弾性材料からなる防水
膜と、前記防水膜に一体成形にて設けられ該防水膜の内
面から突接させて前記孔部の内径よりも小径の外径を有
する細長のプランジャ部と、前記プランジャ部の端面に
対向して設けられて前記防水膜の押圧操作による該防水
膜の弾性変形に応じて該プランジャ部の端面を押圧可能
な被押圧面と、前記被押圧面に前記プランジャ部の端面
が押圧されることによってスイッチング動作を行うスイ
ッチ部と、前記孔部の内周に配設されて前記プランジャ
部の外径よりも大径を有して該プランジャ部をその中心
軸に沿って進退可能に支持する支持部材と、前記プラン
ジャ部の外周に外嵌されるとともに前記支持部材の内径
より小径の外径に形成された剛性を有する筒状の筒部材
と、を具備したことを特徴とする内視鏡。
【0047】(付記項1〜3の従来技術) 近年、細長
の挿入部を体腔内へ挿入して観察を行うとともに、必要
に応じて各種治療や処置を行うことができる内視鏡が広
く用いられている。
【0048】内視鏡の操作部には、挿入部に設けられた
湾曲機構の湾曲操作を行うための湾曲操作ノブの他、内
視鏡に接続される光源装置やビデオプロセッサなどの周
辺装置の制御を行うための入力部が設けられている。
【0049】このような入力部は、例えば、操作する指
が触れるスイッチ押圧部と、電気信号を発生するスイッ
チ本体を配設したスイッチ部とから構成され、前記スイ
ッチ押圧部を押圧すると、その力はスイッチ押圧部に一
体に成形されたプランジャを介してスイッチ部のスイッ
チ本体に伝達されて、スイッチ本体から電気信号が発せ
られる構造が実用化されている。
【0050】しかしながら、前記構成では、操作時にプ
ランジャが弾性変形を起こし、その結果、スイッチ押圧
部を押圧する力が垂直にスイッチ本体に伝わらず、入力
部の操作感が低下するという問題があった。これを解決
する方法として、実公平4−6722号公報に開示する
ように、スイッチ押圧部の内面に突設されたプランジャ
に装着され、前記プランジャの弾性変形を防止する変形
防止部材を構成した内視鏡が開示されている。
【0051】また、スイッチ押圧部を垂直方向だけでな
く、横方向、あるいは斜め方向から操作したときにも、
スイッチ本体を垂直に押圧する方法として、特開平5−
211978公報に開示するように、スイッチ押圧部に
作用した押圧力に対応して変位する第1のステムと、こ
の第1のステムに当設する一方、前記第1のステムの変
位により摺動する第2のステムと、この第2のステムを
弾性接点に対して垂直に摺動させる摺動面を有する基板
受け部材と、前記第2のステムに対して垂直に押圧する
ことによってスイッチング動作を行うスイッチ部とを具
備する内視鏡の入力部が開示されている。
【0052】(付記項1〜3が解決しようとする課題)
実公平4−6722号公報に示す構造によれば、プラ
ンジャの変形防止部材によって、スイッチ押圧部の操作
時のプランジャの弾性変形を防ぐことが可能である。し
かしながら、プランジャの軸に対して垂直ではない方向
からスイッチ押圧部を押圧した場合などには、プランジ
ャの軸それ自体が傾き、スイッチ押圧部を押圧する力が
正確にスイッチ本体に伝わらないという課題があった。
【0053】一方、特開平5−211987号公報に示
す構造では、スイッチ押圧部を押圧する方向によらず、
スイッチ本体を垂直に押圧することが可能であるが、実
公平4−6722号公報に示す構造に比べて入力部周辺
の設計が複雑になるという課題があった。
【0054】(付記項1〜3の目的) 入力部の操作性
が良好な内視鏡を提供する。
【0055】(付記項1の課題を解決するための手段)
操作部に設けた各種操作指示用の電気信号を入力する
入力部において、前記入力部は、前記操作部の内部に搭
載したスイッチ本体などで構成されるスイッチ部と、前
記操作部の外部から指圧することによって、前記スイッ
チ本体を操作するためのスイッチ押圧部とで構成され、
前記スイッチ押圧部が、前記スイッチ本体を僅かに付勢
するように構成した。
【0056】(付記項2の課題を解決するための手段)
付記項2に記載の入力部において、スイッチ本体と、
スイッチ押圧部の少なくとも一方に、スイッチ押圧部の
ガイド部を設けた。
【0057】(付記項1〜3の作用) この手段によれ
ば、単純な構造にて、スイッチ押圧部をどの方向から押
圧しても、操作部の内部に設けたスイッチ本体を正確に
動作できる内視鏡を提供することができる。 (付記項1〜3の効果) この手段によれば、単純な構
造にて、スイッチ押圧部をどの方向から押圧しても、操
作部の内部に設けたスイッチ本体を正確に動作できる。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、スイッチ押圧
部によるスイッチ操作時に押圧力伝達方向規制手段によ
ってプランジャ部によるスイッチ本体の押圧力をプラン
ジャ部の軸方向に沿ってスイッチ本体に伝達させるよう
にしたので、スイッチ押圧部をどの方向から押圧して
も、操作部の内部のスイッチ本体を正確に動作すること
ができ、入力部の操作性が良好で、かつ入力部の構成を
簡素化することができる。
【0059】請求項2の発明によれば、押圧力伝達方向
規制手段をスイッチ押圧部によるスイッチ操作が行われ
ていない非スイッチ操作時にプランジャ部によってスイ
ッチ本体を僅かに押圧する付勢状態で保持する付勢状態
保持手段で構成したので、組み立て誤差などにより、プ
ランジャ部とスイッチ本体との位置関係に僅かにズレが
生じても、プランジャ部の先端部とスイッチ本体との間
に隙間が発生しない。その結果、スイッチ押圧部の押圧
操作時にはスイッチ押圧部を押圧する力がプランジャ部
に対して斜めに作用しても、プランジャ部が垂直に動
き、スイッチ押圧部を押圧する力を正確にスイッチ本体
に伝えることができ、スイッチ押圧部をどの方向から押
圧しても、操作部の内部のスイッチ本体を正確に動作さ
せることができる。
【0060】請求項3の発明によれば、スイッチ押圧部
の押圧操作時にはスイッチ本体と、プランジャ部との接
合部の少なくとも一方のガイド部によってプランジャ部
の動きをガイドすることにより、スイッチ押圧部を押圧
する力がプランジャ部に対して斜めに作用しても、プラ
ンジャ部が垂直に動き、スイッチ押圧部を押圧する力を
正確にスイッチ本体に伝えることができ、スイッチ押圧
部をどの方向から押圧しても、操作部の内部のスイッチ
本体を正確に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すもので、
(A)は一般的な電子内視鏡の概略構成を示す斜視図、
(B)は内視鏡の操作部の側面図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡の要部構成を示す
もので、(A)は図1(A)のA部分の拡大図、(B)
は入力部の要部構成を示す縦断面図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡の入力部
の要部構成を示す縦断面図。
【図4】 本発明の第3の実施の形態の内視鏡の入力部
の要部構成を示す縦断面図。
【図5】 本発明の第4の実施の形態の内視鏡の入力部
の要部構成を示す縦断面図。
【符号の説明】
3 操作部 12A スイッチ部 12B スイッチ押圧部 23 外装部材 24 取付け孔 26 防水膜 28 プランジャ 29 支持部材 35 筒状体(筒状部材) 39 付勢状態保持手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入する挿入部の基端側に操作
    部が設けられ、前記操作部に各種操作指示用の電気信号
    を入力する入力部を備え、 前記操作部の内部に搭載したスイッチ本体などで構成さ
    れるスイッチ部と、 前記操作部の外部から指圧することによって、前記スイ
    ッチ本体を操作するためのスイッチ押圧部とで前記入力
    部を構成した内視鏡において、 前記操作部の外装部材に前記スイッチ押圧部の取付け孔
    部を形成し、前記操作部内における前記取付け孔部と対
    向する部位に前記スイッチ部を配設するとともに、 前記スイッチ押圧部に前記取付け孔部を水密に覆う弾性
    材料からなる防水膜と、この防水膜の内面から突設させ
    る状態で一体成形され、前記取付け孔部を通して前記前
    記スイッチ部に向けて延設された細長のプランジャ部と
    をそれぞれ設け、 かつ前記プランジャ部の外周面に剛性を有する筒状部材
    を外嵌し、前記プランジャ部を前記取付け孔部の中心軸
    に沿って進退可能に支持する支持部材を前記取付け孔部
    の内周面に配設し、 さらに、前記スイッチ押圧部によるスイッチ操作時に前
    記プランジャ部による前記スイッチ本体の押圧力を前記
    プランジャ部の軸方向に沿って前記スイッチ本体に伝達
    させる押圧力伝達方向規制手段を設けたことを特徴とす
    る内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記押圧力伝達方向規制手段は、前記ス
    イッチ押圧部によるスイッチ操作が行われていない非ス
    イッチ操作時に前記プランジャ部によって前記スイッチ
    本体を僅かに押圧する付勢状態で保持する付勢状態保持
    手段であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記押圧力伝達方向規制手段は、前記ス
    イッチ本体と、前記プランジャ部との接合部の少なくと
    も一方に、前記プランジャ部のガイド部を設けたもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235815A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Fujifilm Corp 内視鏡の操作部
US10239250B2 (en) 2014-05-01 2019-03-26 Gr8 Engineering Limited Blow moulded container and manufacture thereof
WO2019207915A1 (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 オリンパス株式会社 医療機器

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