JP2002168015A - 非接触作動式の施錠機構を備えた鞄 - Google Patents

非接触作動式の施錠機構を備えた鞄

Info

Publication number
JP2002168015A
JP2002168015A JP2000368448A JP2000368448A JP2002168015A JP 2002168015 A JP2002168015 A JP 2002168015A JP 2000368448 A JP2000368448 A JP 2000368448A JP 2000368448 A JP2000368448 A JP 2000368448A JP 2002168015 A JP2002168015 A JP 2002168015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking mechanism
lock
locking
key
specific information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000368448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4582901B2 (ja
Inventor
Eiichi Kuwayama
栄一 桑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKO KABAN KK
Original Assignee
SANKO KABAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANKO KABAN KK filed Critical SANKO KABAN KK
Priority to JP2000368448A priority Critical patent/JP4582901B2/ja
Publication of JP2002168015A publication Critical patent/JP2002168015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4582901B2 publication Critical patent/JP4582901B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の、キー挿込式や、ダイヤル操作式の錠前
に比べて、施錠・開錠操作が遙かに簡単で、高齢者や肢
体不自由者にも使い易い様に、IDカード(IDキー)
等の無線キーを活用した非接触作動式の施錠機構を備え
た鞄を提供する。 【解決手段】施錠機構が、下記の各構成要素を具備する
ことを特徴とする。キーに電磁波を照射することにより
記録された特定情報を呼び出せる、IDカード等の無線
キー。無線キーからの情報が、所定の特定情報と同一か
否かを判別する特定情報同定手段。同定信号を入力され
て、施錠用ロック部材を、施錠位置又は開錠位置に交互
に変位させる電動式の錠前作動手段。施前作動手段の作
動制御部。施錠機構の作動状態表示手段。施錠機構の電
源電池。電源スイッチを、同定信号に基づいてオン作動
させ、所定時間経過後にオフ作動させる電源断続回路。
そして、施錠機構の不調時の為の、機械的開錠手段を付
設するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来の挿込式のキ
ーに代えて、IDカード(IDキー)等の、電磁波信号
を利用してキーの種類を判別出来る、無線キーを用いる
ことによって、施錠・開錠操作を極めて簡単・迅速に行
える様にした、非接触作動式の施錠機構を備えた鞄に関
する。
【0002】
【従来の技術】旅行鞄等の鞄類に取付けられている、従
来の錠前は、施錠・開錠する都度、キー穴にキーを挿し
込んで廻すことにって、錠前のロック部材を係・脱位置
に変位させるか、或いは、キー操作に代えて、施錠機構
を構成する回転部材又はスライド部材を操作して、刻印
された数字を合わせることにより、施錠・開錠出来る様
に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、キーをキ
ー穴に挿し込で廻す操作は、家電製品のリモコン操作に
慣れ親しんでいる現代人にとっては、いささか面倒であ
る。この面倒さは、年を追う毎に増えつつある高齢者
や、肢体不自由者にとっては、尚更である。そして、挿
し込んだキーの抜き取りを忘れることも、決して稀では
ない。又、ダイヤルの数字を合わせる方式は、操作の煩
わしさもさることながら、合わせるべき数字を忘れ勝ち
なのも大いに問題である。
【0004】そこで、本発明の目的は、キー挿込式や、
ダイヤル操作式の従来の錠前の、上述の如き欠点を解消
させるべく、昨今、例えば、重要な部屋の出入口等に広
く採り入れられている、ID(個人証明)カード乃至は
IDキー等の無線キーを活用した、非接触作動式の施錠
機構を備えた鞄を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による、非接触作動式の施錠機構を備えた鞄
は、その施錠機構が、下記(a)〜(g)の各構成要素
を具備することを特徴とする。 (a) キーに電磁波を照射することにより、このキー
に記録された特定情報を呼び出せる様に構成した、ID
キー(IDカード)、赤外線キー、超音波キー等の無線
キー。 (b)無線キーから受信した情報が、所定の特定情報と
同一か否かを判別する特定情報同定手段。 (c)特定情報同定手段から同定信号を入力されて、錠
前を構成する施錠用ロック部材を、施錠位置又は開錠位
置に交互に変位させる電動式の錠前作動手段。 (d)施前作動手段の作動を制御する作動制御部。 (e)施錠機構が、施錠・開錠のいずれの作動状態にあ
るかを表示する、作動状態表示手段。 (f)施錠機構を作動させる電源電池。 (g)電源電池からの給電断続用の電源スイッチを、前
記同定信号に基づいてオン作動させ、所定時間経過後に
オフ作動させる電源断続回路。そして、施錠機構には、
施錠されたままで、電動式の施錠機構が作動不調になっ
た時の為の、機械的開錠手段を付設するとよい。錠前作
動手段Hは、モータ23と、モータ23の回転動を前後
動に変えて施錠用ロック部材21に伝えるカム24とを
備える構成にするとよい。又、機械的開錠手段Gは、施
錠位置にある施錠用ロック部材21と、蓋ロック機構D
を構成するロックバー2との間に介在させた滑走子7
を、施錠用ロック部材21と干渉しない位置に押しやる
べく、手動操作により回転動させる開錠用部材30を備
える構成にするとよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例に就い
て、図1〜図9を参照しながら説明する。本発明による
鞄の特長部分である、非接触作動式の施錠機構は、本発
明に言う“無線キー”として、周知のIDカード(ID
キー)を用いている。そして、このIDカードを施錠機
構に近づけるだけで、IDカードに記憶された特定情報
の確認、施錠機構の作動電源の投入、施錠又は開錠作
動、作動状態の表示、そして、作動完了後の電源オフの
一連の動作が、逐次自動的に行われる様に構成されてい
る。
【0007】図1に、この実施例の施錠機構Aを、鞄
(スーツケース等)に取付けた状態を、要部の縦断面図
として示した。図中のB1は、鞄の身側の側壁、B2
は、蓋側の側壁である。Cは鞄のハンドルで、ハンドル
ベース10に跨がる様に組付けられている。そして、ハ
ンドルベース10の左右の側端には、側壁B1の側端近
くに迄達する長さの、蓋ロック機構Dを夫々連設してい
る。
【0008】図1に示した様に、施錠機構Aは、ボック
ス状のハンドルベース10内と、その底壁面の下側に連
設した駆動部ケース20内とに跨がって組付けられてい
る。図中のEは、施錠機構Aを作動させる電源電池であ
る。
【0009】ハンドルベース10内には、施錠機構Aに
近付けたIDカードからのID情報が、所定の情報と同
一か否かを判別する特定情報同定手段としての、アンテ
ナ基板Fを収めている。又、施錠したままで、電源電池
Eが消耗する等して、施錠機構Aが不調を来した時に使
用する為の、機械的開錠(及び施錠)手段Gも組付けて
いる。
【0010】この実施例の蓋ロック機構Dは、周知の構
造のものなので、その構成を概略的に説明すると、ハン
ドルベース10の両側端から延びて側壁B1の末端近く
に達する長さのフレーム1を、側壁B1に取付けてい
る。このフレーム1には、蓋閉じ用のロックバー2を、
フレーム1に沿って左右(図中で、以後同様)動可能に
組付けている。尚、ロックバー2は、組立等の便宜上、
その長手方向に複数部分に分割されている。
【0011】ロックバー2の先端部(側壁B1の両端
側)には、蓋側の側壁B2に設けた掛止孔3の孔縁部に
係合させる為の、掛止爪4を設けている。ロックバー2
の基端側は、ハンドルベース10の内空部に迄延びてい
る。ロックバー2は、常時は、バネ5によって先端方向
に前進付勢されることにより、掛止爪4が掛止孔3に係
合して、蓋閉じ状態がロックされる。6は、ロック解除
用のプッシュボタンである。
【0012】図2,3及び図7,8に示した様に、左右
1組の帯板状のロックバー2,2は、夫々の基端同士
が、ハンドルベース10内で、幾分かの間隙aを隔てて
対向する様に配設している。そして、ロックバー2の基
端部を、図6に示した様に、上向きに折曲することによ
ってガイドレール2aを形成させている。
【0013】このガイドレール2aには、滑走子7を、
このレールに沿って前後動し得る様に遊嵌させている。
この遊嵌状態で、滑走子7の一部は、間隙aに向けて幾
分突出している(図6参照)。滑走子7の、上記突出側
と反対の側面には、図2〜図4に示した様に、ガイドプ
レート8を摺接させている。更に、滑走子7の上面に
は、小溝7aを、ガイドレール2aに対して直交向きに
向けて設けている(図6参照)。
【0014】又、ハンドルベース10の底面には、図6
〜図8に示した様に、左右のガイドレール2a,2aに
挟まれた間隙aの箇所に於いて、駆動部ケース20内に
連通する2つの貫通孔9,9を、互いに前後方向にズラ
せた位置関係で設けている。
【0015】ハンドルベース10内には、錠前を操作す
べく、施錠機構Aに近づけたIDカードのID情報(特
定情報)が、所定の特定情報と同一か否かを判別する機
能を備えたアンテナ基板(特定情報同定手段)Fを収め
ている(図1参照)。
【0016】その一例を図9に示した様に、アンテナ基
板Fには、ID情報の読取用のアンテナ11、読み取っ
たID情報が、所定のID情報と同一か否かを判別する
為の判別回路、そして、施錠機構Aが、施錠・開錠のい
ずれの作動状態にあるかを表示する為のLED(作動状
態表示手段)12等が組付けられている。
【0017】駆動部ケース20の内部には、図1に示し
た様に、左右1組のロックバー2,2の後退動を阻止し
て施錠状態に保つ役割を果たす、施錠用ロック部材21
と、この部材を、1組のガイドレール2a,2a間の間
隙aに向けて出・没させる錠前作動手段Hと、施錠機構
Aの作動を制御する制御基板J(作動制御部)と、施錠
・開錠のいずれの状態にあるかを検知する作動状態検知
部Kとが組込まれている。wは配線である。
【0018】施錠用ロック部材21は、図5,図6に示
した様に、水平向きの基板21aの、前縁側の右端と後
縁側の左端との夫々に、突片状のストッパ21bを上向
きに延設した形態を備えている。この施錠用ロック部材
21は、施錠時には押し上げられて、図4,図6に示し
た様に、そのストッパ21bがハンドルベース10の底
面の貫通孔9を通過して間隙aに突出し、開錠時には、
図3に示した様に、駆動部ケース20内に引っ込められ
る。
【0019】施錠用ロック部材21の上記の作動を司る
錠前作動手段Hは、その構成の模式的説明図としての、
図3〜図6に示した様に、ブラケット22に横向きに取
付けた減速機付のモータ23と、その出力軸23aに軸
嵌した偏心回転カム24とを備えている。施錠用ロック
部材21は、偏心回転カム24の上面に圧接させた状態
で、ブラケット22に組付けられている。
【0020】更に、図1に示した様に、モータ23の出
力軸23aの先端には回転板25を軸嵌して、その回動
位置を、回動位置センサ26に検知させている。この回
転板25と回動位置センサ26とによって、錠前の作動
状態検知部Kが構成されている。
【0021】駆動部ケース20内に収めた制御基板Jに
は、アンテナ基板FからID情報の同定信号が入力され
ると、電源電池Eの電源スイッチを投入させ、投入後所
定時間が経過するとこのスイッチをオフ作動させる、電
源断続回路(図示略)が組込まれている。そして、同定
信号が入力される都度、偏心回転カム24を所定角度づ
つ回動させる為の、モータ23の作動制御回路が組込ま
れている。
【0022】次に、この実施例の機械的開錠手段Gの構
造を、図2,3及び図6〜8を参照しながら説明する。
機械的開錠手段Gの本体は、小円柱状の開錠用部材30
で、図3に示した様に、間隙aの直上箇所に於いて、そ
の軸心周りに回動させられる様に、ハンドルベース10
に組付けられている。
【0023】開錠用部材30の頂面には、図7に示した
様に、この部材を手動操作で回動させる為の、所定の幅
と深さの溝30aを設けている。この溝30aに、ID
カドーの縁部等を挿し込めば、開錠用部材30を廻すこ
とが出来る。
【0024】開錠用部材30の底面には、その直径線の
両端箇所に、突起30bを下向きに夫々突設している。
この1組の突起30b,30bは、図7に示した様に、
蓋ロック機構Dを構成する1組のロックバー2の各基端
に設けたガイドレール2a上の滑走子7の小溝7aに遊
嵌させ得る配置で設けられている。
【0025】次に、施錠機構Aの作用に就いて説明す
る。施錠機構Aは、従来のキーに代えて使用する、ID
カードに記録されたID情報が、施錠機構Aに記憶させ
てあるID情報と一致しなければ、操作出来ない。
【0026】施錠・開錠の仕方は、手に持ったIDカー
ド(図示略)を、施錠機構Aに接近させると、ID情報
の検知用のアンテナ11を備えたアンテナ基板Fによっ
て、基板に記憶されたID情報が、IDカードのそれと
一致するか否かが判断される。
【0027】両ID情報が同定されると、先ず、施錠機
構Aの第1作動段階として、この同定信号が、制御基板
Jの電源断続回路に入力されて、電源電池Eの電源スイ
ッチをオン作動させる。すると、回動位置センサ26
が、施錠・開錠のいずれの状態にあるかを検知して、L
ED12を、赤(施錠)又は緑(開錠)色に発光させ
る。その逆でもよい。
【0028】開錠状態では、偏心回転カム24は、図3
に示した回動位置にあり、施錠用ロック部材21のスト
ッパ21bは、駆動部ケース20内に引き込まれてい
る。
【0029】錠前を施錠したい時に、上記の第1作動段
階で、LED12が緑色に発光すれば、鞄の錠前は施錠
されていないので、IDカードを施錠機構Aに接近させ
たままに保つ。すると、施錠機構Aは第2作動段階に移
行して、ID情報の同定信号が、制御基板Jの錠前操作
回路(図示略)に入力される。
【0030】それに伴って、モータ23が、偏心回転カ
ム24を180度回動させて、図3の位置から、図4〜
図6に示した位置に変位させる。その為、施錠用ロック
部材21が押上げられて、その1組のストッパ21b,
21bは、図6に示した様に、ハンドルベース10の底
面に設けた貫通孔9を通過して、間隙aの箇所に突出す
る。
【0031】この突出した両ストッパ21b,21b
は、夫々ロックバー2の基端のガイドレール2aに組付
けた滑走子7の側面に当接した状態になる(図6参
照)。その為、常時は、バネ5により前進付勢されて蓋
ロック位置を占めているロックバー2を、バネ5の付勢
力に抗して後退動させることが出来なくなる。即ち、施
錠機構Aは、施錠状態になる。施錠されたことは、LE
D12の発光色が緑から赤に代わることによって確認出
来る。
【0032】この施錠作動後、所定時間が経過すると、
電源断続回路が備えるタイマー機能によって、電源電池
Eの電源スイッチが自動的に切られて、電池の無駄な消
耗が防がれる。
【0033】次に、施錠状態にある施錠機構Aを、開錠
作動させるには、施錠時と同様に、IDカードを、施錠
機構Aに接近させる。すると、先ず、電源スイッチが自
動的に投入された後、モータ23が作動して、偏心回転
カム24を、更に180度だけ回動させる。
【0034】それに伴って、偏心回転カム24に押圧付
勢されているストッパ21bは、下降動して、貫通孔9
の下方に引っ込む。その為、鞄の蓋を開くべく、プッシ
ュボタン6を押せば、ロックバー2を支障無く後退動さ
せられる。つまり、施錠機構Aは開錠状態となる。
【0035】次に、機械的開錠手段Gの作用に就いて、
図6〜図8を参照しながら説明する。電動式の施錠機構
Aは、施錠状態のままで、電源電池Eが消耗していた
り、施錠機構Aそのものが不調を来たしていることも皆
無とは言えない。
【0036】その様な場合には、ハンドルベース10の
上面に露出している開錠用部材30の頂面の溝30a
に、IDカードの縁部等を挿し込んで、開錠用部材30
を反時計廻り方向に回動させる。開錠用部材30の下面
に突設した1組の突起30bの夫々は、図7に示した様
に、1組の滑走子7の夫々の小溝7aに遊嵌されている
ので、開錠用部材30の回動操作に伴って、1組の滑走
子7は、図8に示した様に、ガイドレール2aに沿って
互いに逆方向に移動される。
【0037】この移動によって、両滑走子7は、施錠用
ロック部材21のストッパ21bに当接した状態から開
放される(図8参照)。従って、ストッパ21bが、間
隙aの領域に突出しているにも拘わらず、プッシュボタ
ン6を押せば、両ロックバー2は支障無く後退させられ
て、蓋のロック状態を解くことが出来る。
【0038】尚、施錠機構Aを施錠・開錠するのに必要
な“無線キー”は、上記のIDカード(IDキー)に限
られない。即ち、キーに、電波、赤外線、超音波等の各
種の電磁波を照射することによって、このキーに記録さ
れた特定情報(ID情報)を呼び出せる様に構成されて
いれば足りる。そして、キーの形態は、勿論カード形で
ある必要はない。
【0039】又、錠前作動手段H、機械的開錠手段G等
の具体的な構造は、上記実施例に限らず、周知の各種の
機械要素の組合わせ方を変えることによって、様々に設
計変更が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明による非接触作動式の施錠機構を備えた鞄は、施錠・
開錠の都度、錠前のキー孔にキーを挿し込んで廻した
り、ダイヤルの数字合わせをする等の、甚だ面倒な操作
を要する従来の鞄に比べて、以下に列挙した如き実用上
の優れた効果が得られる (1)従来の挿込式のキーに代わる、IDカード等の無
線キーを施錠機構に近づけるだけで、施錠又は開錠出来
て、その操作が極めて簡便である。 (2)施錠機構の電源電池は、IDカードを近付けるだ
けで自動的に投入出来る。 (3)然も、施錠機構の施錠・開錠作動が終わると、電
源が自動的に切られるので、電池の無駄な消耗を防げ
る。 (4)キー孔にキーを挿し込む操作が不要なので、肢体
障害者や高齢者でも極めて容易に施錠・開錠出来る。 (5) 施錠状態で電池が消耗する等していても、付設
の、簡単な構造の機械的開錠手段によって容易に開錠
(施錠)出来る。 (6)IDカード等の無線キーは、機械的に作動させる
キーとは異なって、その種類を容易に、殆ど無限に増や
せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、施錠機構を組
付けた鞄の要部の縦断面図である。
【図2】同上、ハンドルベースの内部構造に就いて、そ
の要部を示した平面図である。
【図3】同上、施錠機構の全体構成を、開錠状態で示し
た模式的縦断面図である。
【図4】同上、施錠機構の全体構成を、施錠状態で示し
た模式的縦断面図である。
【図5】同上、施錠用ロック部材と、その駆動機構(錠
前作動手段)を示した部分斜視図である。
【図6】同上、施錠用ロック部材が、左右一組のロック
バーの夫々の後退動を阻止した状態(施錠状態)を示す
部分斜視図である。
【図7】同上、機械的開錠手段の構成を示した部分斜視
図である。
【図8】同上、機械的開錠手段の作動説明図である。
【図9】同上、アンテナ基盤の一例を示した平面図であ
る。
【符号の説明】
A 施錠機構 B1 鞄の身側の側壁 B2 鞄の蓋側の側壁 C ハンドル D 蓋ロック機構 E 電源電池 F アンテナ基板(特定情報同定手段) G 機械的開錠手段 H 錠前作動手段 J 制御基板(作動制御部) K 作動状態検知部 1 フレーム 2 ロックバー 2a ガイドレール 3 掛止孔 4 掛止爪 5 バネ 6 プッシュボタン 7 滑走子 7a 子溝 8 ガイドプレート 9 貫通孔 10 ハンドルベース 11 アンテナ 12 LED(作動状態表示手段) 20 駆動部ケース 21 施錠用ロック部材 21a 基板 21b ストッパ 22 ブラケット 23 モータ 23a 出力軸 24 偏心回転カム 25 回転板 26 回転位置センサ 30 開錠用部材 30a 溝 30b 突起 a 間隙 w 配線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E05B 47/00 E05B 47/00 J 65/52 65/52 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)〜(g)の各構成要素を具備
    した非接触作動式の施錠機構を備えることを特徴とする
    鞄。 (a) キーに電磁波を照射することにより、このキー
    に記録された特定情報を呼び出せる様に構成した、ID
    キー(IDカード)、赤外線キー、超音波キー等の無線
    キー。 (b)無線キーから受信した情報が、所定の特定情報と
    同一か否かを判別する特定情報同定手段。 (c)特定情報同定手段から同定信号を入力されて、錠
    前を構成する施錠用ロック部材を、施錠位置又は開錠位
    置に交互に変位させる電動式の錠前作動手段。 (d)施前作動手段の作動を制御する作動制御部。 (e)施錠機構が、施錠・開錠のいずれの作動状態にあ
    るかを表示する、作動状態表示手段。 (f)施錠機構を作動させる電源電池。 (g)電源電池からの給電断続用の電源スイッチを、前
    記同定信号に基づいてオン作動させ、所定時間経過後に
    オフ作動させる電源断続回路。
  2. 【請求項2】 施錠機構には、施錠されたままで、電動
    式の施錠機構が作動不調になった時の為の、機械的開錠
    手段が付設されていることを特徴とする請求項1記載の
    非接触作動式の施錠機構を備えた鞄。
  3. 【請求項3】 錠前作動手段Hは、モータ23と、モー
    タ23の回転動を前後動に変えて施錠用ロック部材21
    に伝えるカム24とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の非接触作動式の施錠機構を備えた鞄。
  4. 【請求項4】 機械的開錠手段Gは、施錠位置にある施
    錠用ロック部材21と、蓋ロック機構Dを構成するロッ
    クバー2との間に介在させた滑走子7を、施錠用ロック
    部材21と干渉しない位置に押しやるべく、手動操作に
    より回転動させる開錠用部材30を備えることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の非接触作動式の
    施錠機構を備えた鞄。
JP2000368448A 2000-12-04 2000-12-04 非接触作動式の施錠機構を備えた鞄 Expired - Fee Related JP4582901B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000368448A JP4582901B2 (ja) 2000-12-04 2000-12-04 非接触作動式の施錠機構を備えた鞄

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000368448A JP4582901B2 (ja) 2000-12-04 2000-12-04 非接触作動式の施錠機構を備えた鞄

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002168015A true JP2002168015A (ja) 2002-06-11
JP4582901B2 JP4582901B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=18838679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000368448A Expired - Fee Related JP4582901B2 (ja) 2000-12-04 2000-12-04 非接触作動式の施錠機構を備えた鞄

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4582901B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012031603A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 xi-wu Jiang ロック装置
CN105520334A (zh) * 2014-09-29 2016-04-27 中山市德斯邦电子科技有限公司 一种带摄像头的多功能防盗行李箱
CN105520335A (zh) * 2014-09-29 2016-04-27 中山市德斯邦电子科技有限公司 一种带红外感应及短信通知的防盗行李箱
CN107305708A (zh) * 2016-04-20 2017-10-31 珠海优特电力科技股份有限公司 智能钥匙
CN107305707A (zh) * 2016-04-20 2017-10-31 珠海优特电力科技股份有限公司 智能钥匙
CN107489313A (zh) * 2017-08-09 2017-12-19 罗菊芳 一种智能箱包电子锁
CN110614956A (zh) * 2019-10-23 2019-12-27 重庆延锋安道拓汽车部件系统有限公司 车用座椅解锁机构

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109826502B (zh) * 2019-01-17 2021-04-09 宁波生久柜锁有限公司 通装型光交箱智能锁
CN110374410B (zh) * 2019-06-10 2021-10-08 国网山西省电力公司忻州供电公司 通信机柜智能锁

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62185985A (ja) * 1986-02-10 1987-08-14 セイコーインスツルメンツ株式会社 自動ロツク・キ−
JPH0340775U (ja) * 1989-08-29 1991-04-18
JPH07166743A (ja) * 1993-12-15 1995-06-27 Itoki Crebio Corp 電子錠における非常用開錠装置
JPH09119247A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Shinko Electric Co Ltd 手荷物収容装置
JPH09217528A (ja) * 1995-12-06 1997-08-19 Seiko Instr Inc 電子キー

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62185985A (ja) * 1986-02-10 1987-08-14 セイコーインスツルメンツ株式会社 自動ロツク・キ−
JPH0340775U (ja) * 1989-08-29 1991-04-18
JPH07166743A (ja) * 1993-12-15 1995-06-27 Itoki Crebio Corp 電子錠における非常用開錠装置
JPH09119247A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Shinko Electric Co Ltd 手荷物収容装置
JPH09217528A (ja) * 1995-12-06 1997-08-19 Seiko Instr Inc 電子キー

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012031603A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 xi-wu Jiang ロック装置
CN105520334A (zh) * 2014-09-29 2016-04-27 中山市德斯邦电子科技有限公司 一种带摄像头的多功能防盗行李箱
CN105520335A (zh) * 2014-09-29 2016-04-27 中山市德斯邦电子科技有限公司 一种带红外感应及短信通知的防盗行李箱
CN107305708A (zh) * 2016-04-20 2017-10-31 珠海优特电力科技股份有限公司 智能钥匙
CN107305707A (zh) * 2016-04-20 2017-10-31 珠海优特电力科技股份有限公司 智能钥匙
CN107489313A (zh) * 2017-08-09 2017-12-19 罗菊芳 一种智能箱包电子锁
CN107489313B (zh) * 2017-08-09 2022-07-05 罗菊芳 一种智能箱包电子锁
CN110614956A (zh) * 2019-10-23 2019-12-27 重庆延锋安道拓汽车部件系统有限公司 车用座椅解锁机构
CN110614956B (zh) * 2019-10-23 2023-07-18 安道拓(重庆)汽车部件有限公司 车用座椅解锁机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4582901B2 (ja) 2010-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4901545A (en) Self-contained electromechanical locking device
US5887467A (en) Pawl & solenoid locking mechanism
US8056376B2 (en) Dual-lock type padlock having double reminding function
US6338508B1 (en) Motor-vehicle latch system with power open
JP2002168015A (ja) 非接触作動式の施錠機構を備えた鞄
KR20110052832A (ko) 도어록 해정장치
KR200438979Y1 (ko) 디지털식 도어록
JP3527573B2 (ja) ダイヤル錠付き什器
CN209457584U (zh) 一种指纹箱包锁及采用该锁的箱包
KR101383289B1 (ko) 푸쉬-풀 구조의 도어락의 내부 강제잠금 구조체
JP3060832U (ja) 引き違い窓のロック装置
KR102643221B1 (ko) 팝업형 손잡이유닛을 갖춘 사물함용 전자식 도어록
JPH0728355Y2 (ja) 電子錠
JP2799309B2 (ja) 電気錠
JP2595277Y2 (ja) デスク用引出しの電子ロック装置
JPH10184133A (ja) ダイヤル錠付き什器
JPH07166743A (ja) 電子錠における非常用開錠装置
KR200367874Y1 (ko) 도어 잠금장치
JP3709122B2 (ja) 窓サッシ等の換気用補助錠
KR200444841Y1 (ko) 디지털 도어록
KR101086296B1 (ko) 디지털 잠금장치
JP2003013642A (ja) 錠装置及び錠装置における解錠防止方法
JPH0341009Y2 (ja)
KR200444840Y1 (ko) 디지털 도어록
JPH0624534Y2 (ja) キーレス貸しロッカーの暗証番号表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4582901

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees