JP2002167585A - 櫛型ポリマーを含む低温安定性の改善された脂肪酸混合物および燃料油におけるそれらの使用 - Google Patents

櫛型ポリマーを含む低温安定性の改善された脂肪酸混合物および燃料油におけるそれらの使用

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JP2002167585A
JP2002167585A JP2001301434A JP2001301434A JP2002167585A JP 2002167585 A JP2002167585 A JP 2002167585A JP 2001301434 A JP2001301434 A JP 2001301434A JP 2001301434 A JP2001301434 A JP 2001301434A JP 2002167585 A JP2002167585 A JP 2002167585A
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    • C10L10/08Use of additives to fuels or fires for particular purposes for improving lubricity; for reducing wear
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】添加剤用として、中間留出燃料の潤滑性を改善
でき、且つ低温安定性に優れた脂肪酸と櫛型ポリマーと
の混合物を提供する。 【解決手段】A)A1)一つ以上の飽和モノまたはジカ
ルボン酸を1〜99重量%、およびA2)一つ以上の不
飽和モノまたはジカルボン酸を1〜99重量%含む10
〜99.99重量%の脂肪酸混合物と、 B)B1)一般式 (Xは0またはN−R、aおよびbは0または1であ
り、a+b=1である。)の二価構造単位を40〜60
mol%、および B2)一般式 −H2C−CR23
− の二価構造単位を60〜40mol%を含む、低温
安定化脂肪酸混合物、および低硫黄中間留分の潤滑性を
改善のためのこの混合物の使用。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、低温安定性が改善された脂肪酸と櫛型ポリマ
ーとの混合物、および中間留出燃料油の潤滑性を改善す
るためのそれらの使用に関する。
【0001】燃料油として用いられる鉱物油および鉱物
油留分は、一般に、燃焼による二酸化硫黄の生成に起因
する0.5重量%以上の硫黄を含有する。結果として生
ずる環境汚染を低減するために、燃料油の硫黄含量は、
一定して低下させられ続けている。現在、ドイツでは、
ディーゼル燃料に関係するEN590基準によって、最
大硫黄含量を350ppmに規定している。北欧では、
50ppm未満、例外的な場合には10ppm未満の硫
黄含量の燃料油がすでに用いられている。これらの燃料
油は、一般に、原油から蒸留によって得られる留分を還
元精製に付すことによって製造される。しかし、脱硫の
間に、燃料油に固有の潤滑性を付与するその他の物質も
除去されてしまう。これらの物質には、とりわけ、ポリ
芳香族および極性化合物が挙げられる。
【0002】しかし、燃料油の摩擦および摩耗を低減す
る特性は、脱硫の度合いが増加すると悪化することが現
在わかっている。多くの場合、これらの特性が不充分で
あるため、例えば、ディーゼルエンジンの噴射ポンプな
どの燃料によって潤滑化される物質に対して、ほんの短
期間の後、もう腐食現象を予期しなければならない。2
000年からEN590に規定されている最大360℃
の95%蒸留温度という最大値、および一方、北欧にお
いて施行されている95%蒸留温度の350℃未満、一
部の場合、330℃未満へのさらなる低下は、これらの
問題をさらに強めている。
【0003】このため、先行技術は、この問題に対する
解決を表わすためのアプローチ(いわゆる、潤滑性添加
剤)について説明されてきた。
【0004】特開平11−1692は、少なくとも75
重量%の1および2個の二重結合を有する不飽和脂肪酸
を含み、その一不飽和脂肪酸と二不飽和脂肪酸の間の比
率が、重量で1:3〜15:1である、0.001〜
0.5重量%のC8〜C30脂肪酸混合物を含む燃料油を
開示しており、この燃料油組成物は、多くとも0.2重
量%の硫黄および多くとも40重量%の芳香族化合物を
含む。この油は、さらに、酸化防止剤および流動性向上
剤などの添加剤を含むことができる。
【0005】特開平10−110175は、燃料油の潤
滑性を改善するための添加剤を開示している。この添加
剤は、直鎖飽和または不飽和C8〜C28脂肪酸から選択
される脂肪酸、および流動点降下剤または低温流動性向
上剤を含む。この燃料油は、0.05重量%の最大硫黄
含量を有する。
【0006】先行技術に従って用いられる脂肪酸は、低
温、すなわち、多くの場合は室温、通常は0℃〜現行の
−5℃で貯蔵すると凝固するか、または結晶留分が堆積
して、取り扱い上、問題を生じるという不利益を有す
る。留分もこれらの溶液または溶液ゲルから結晶化し、
凝固するので、この問題は、有機溶媒で希釈しても部分
的にしか解決することができない。このため、潤滑剤と
して用いるには、それらをかなり希釈するか、または加
熱した貯蔵容器で貯蔵して加熱したラインによって分取
しなければならない。特開平10−110175に提示
されている添加剤混合物は、その好ましい脂肪酸に必要
である高比率の流動点降下剤または低温流動性向上剤に
関する問題、およびその結果として生じる、低貯蔵温度
で濃縮物の曇りまたはゲル化をもたらす、これらの添加
剤の高い粘性または乏しい溶解性を有する。
【0007】本発明の基礎を成す目的は、分配速度(di
spensing rate)の低下い中間留分の潤滑性を改善する
が、低温であっても均質で透明な、特に、流動可能な状
態は維持する潤滑性添加剤を見出すことであった。
【0008】驚くべきことに、脂肪酸と櫛型ポリマーと
の混合物は、かなり低下した温度、一部の場合には−2
0℃未満に低下した温度、特別な場合には−30℃未満
に低下した温度、および特殊な場合には−40℃未満に
低下した温度でさえ、長期間流動可能で透明な状態を維
持し、さらに、中間留分の潤滑性を先行技術の純粋な脂
肪酸より有効に改善することがわかった。
【0009】従って、本発明は、 A)A1)6〜50個の炭素原子を有する少なくとも一
つの飽和モノまたはジカルボン酸を1〜99重量%、お
よび A2)6〜50個の炭素原子を有する少なくとも一つの
不飽和モノまたはジカルボン酸を1〜99重量%含む1
0〜99.99重量%の脂肪酸混合物と、 B)B1)式:
【0010】
【化2】 (式中、Xは、OまたはN−R1であり、aおよびb
は、0または1であり、a+bは、1である)の二価構
造単位を40〜60mol%、および B2)式: −H2C−CR23− B2 の二価構造単位を60〜40mol%、および所望とあ
らば、 B3)ポリオレフィンから誘導される(この場合、ポリ
オレフィンは、3〜5個の炭素原子を有するモノオレフ
ィンから誘導することができる)二価構造単位を0〜2
0mol%を含み、式中の、 a)R1が10〜40個の炭素原子を有するアルキルま
たはアルケニル基、またはアルキル基中に1〜100個
のアルコキシ単位および1〜30個の炭素原子を有する
アルコキシアルキルであり、 b)R3が、式OCOR4またはCOOR4(式中、R
4は、C1〜C24アルキルである)の基であり、 c)構造単位B3)に基づくポリオレフィン分子中の炭
素原子数が、35〜350であり、および d)R2が、水素またはメチルである、0.01〜90
重量%のコポリマーとを含む、低温安定化脂肪酸混合物
に関する。
【0011】本発明は、例えば、脂肪族および/または
芳香族炭化水素または炭化水素混合物、および酸素含有
炭化水素、またはそれらの混合物などの溶媒中の本発明
による脂肪酸混合物の低温安定化溶液にも関する。本発
明による脂肪酸混合物は、好ましくは1〜80%、とり
わけ10〜70%、特に25〜60%の溶媒を含む。
【0012】さらに、本発明は、硫黄含量が0.05重
量%以下の比較的大きな比率の中間留分に加えて、比較
的小さな比率の上で定義したような低温安定化脂肪酸混
合物を含む燃料油に関する。
【0013】さらに、本発明は、硫黄含量が0.05重
量%以下の低硫黄中間留分の潤滑性を改善するための成
分AおよびBを含む前記脂肪酸混合物の使用に関する。
【0014】好ましい脂肪酸(成分A)は、8〜40個
の炭素原子、特に12〜22個の炭素原子を有するもの
である。脂肪酸中のアルキル基は、本質的には炭素およ
び水素から成る。しかし、脂肪酸は、さらに、例えば、
ヒドロキシ、ハロゲン、アミノまたはニトロ基などの置
換基を、それらが主となる炭化水素の特性を損なわない
限りにおいて有することができる。
【0015】成分A2)は、一つ以上の二重結合を含
み、天然由来のものであってもよいし、または合成起源
のものであってもよい。ポリ不飽和カルボン酸の場合、
二重結合は孤立していてもよいし、共役していてもよ
い。A1)およびA2)の混合物中の飽和脂肪酸A1)
の比率は、好ましくは20重量%未満、特に10重量%
未満、とりわけ5重量%未満である。本明細書ではA
1)およびA2)の組合わせを意味するものとする好ま
しい脂肪酸混合物は、少なくとも50重量%、特に少な
くとも75重量%、とりわけ少なくとも90重量%の成
分は、一つ以上の二重結合を有する。これらの好ましい
脂肪酸(混合物)は、少なくとも40gのI/100
g、好ましくは少なくとも80gのI/100g、特に
少なくとも125gのI/100gのヨウ素価を有す
る。
【0016】適する脂肪酸の例は、ラウリル酸、トリデ
カン酸、ミリスチル酸、ペンタデカン酸、パルミチン
酸、マルガリン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
アラキン酸、およびベヘン酸、オレイン酸およびエルカ
酸、パルミトレイン酸、ミリストレイン酸、リノール
酸、リノレイン酸、結晶性不飽和脂肪酸(elaeos
teric acid)およびアラキドン酸、リシノー
ル酸、および例えば、ヤシ油、ラッカセイ油、魚、アマ
ニ油、パーム油、ナタネ油(rape oil)、リシ
ネン油、ヒマシ油、特に上質なナタネ油(colza
oil)、ダイズ油、ヒマワリ油およびトール油脂肪酸
などの天然脂肪および油から得られる脂肪酸混合物であ
る。
【0017】同様に、二量体脂肪酸、およびC8〜C50
−アルキル基、−アルケニル基を含む、好ましくはC8
〜C40−、特にC12〜C22−アルキル基を含むアルキル
コハク酸およびアルケニルコハク酸などのジカルボン酸
も適する。アルキル基は、直鎖であってもよいし、枝分
れしていてもよい(オリゴマー化アルケン、PIB)。
【0018】脂肪酸は、さらに、A1)およびA2)を
合わせた重量に対して、1〜40重量%、とりわけ1〜
25重量%の樹脂酸を含むことができる。
【0019】式B1)に基づく化合物中の構造単位は、
マレイン酸、フマル酸またはイタコン酸の誘導体であ
る。好ましくは、R1は、好ましく10〜24個、特に
12〜20個の炭素原子を有するアルキル基である。
【0020】好ましいアルコールR1−OHは、例え
ば、1−デカノール、1−ドデカノール、1−トリデカ
ノール、イソトリデカノール、1−テトラデカノール、
1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、エイコ
サノール、ドコサノール、テトラコサノール、それらの
混合物、および例えば、ココナッツ脂肪アルコール、牛
脂脂肪アルコールおよびベヘニルアルコールなどの天然
物由来の混合物である。アルコールは、天然物由来のも
のであってもよいし、または合成起源のものであっても
よい。
【0021】エステル化のための個々のアルコールR1
−OHの使用に加えて、アルコール混合物、例えば、ド
デカノールとテトラデカノール、またはテトラデカノー
ルとヘキサデカノールの、1:10〜10:1、特に
3:1〜1:3の比率での混合物の使用は、本発明にお
いて、特に成功することが判明した。アルコール成分を
変化させることによって、添加剤を処理すべき脂肪酸に
合わせることができる。従って、例えば15重量%のベ
ヘニルアルコールを上述の混合物に例えば添加すると、
比較的高い比率の飽和脂肪酸、特に飽和C18−およびC
20−脂肪酸を有する脂肪酸の有効性を最適化することが
できる。R1基は、直鎖であってもよいし、または枝分
れしていてもよく、この場合、枝分れ鎖は、第二級炭素
原子を含んでもよいし、または第三級炭素原子を含んで
もよい。直鎖R1基が好ましい。R1が枝分れしている場
合には、この枝分れ鎖を2位に有するのが好ましい。異
なるR1基を用いること、すなわち、マレイン酸、イタ
コン酸および/またはフマル酸エステル混合物の製造
に、異なるアルコールを用いることができる。
【0022】さらに好ましい実施例において、式B1)
中のR1基は、以下の式のアルコキシアルキル基であ
る: −(O−A)x−R5 式中、Aは、C2〜C4−アルキレン基であり、xは、1
〜100の整数であり、R5は、C1〜C30−アルキル基
である。(O−A)単位は、好ましくはエトキシまたは
プロポキシ単位である。アルコキシル化単位をR1に用
いる場合、これは、混合物中で、アルコキシル化されて
いないR1で発生するのが好ましい。アルコキシル化さ
れたR1基の比率は、好ましくは20mol%を超えな
い(全R1基に対して)。R5基は、直鎖であってもよい
し、または枝分れしていてもよい。R5基が枝分れして
いる場合、枝分れ鎖は2位にあるのが好ましい。R5
は、好ましくは直鎖である。
【0023】12〜30個の炭素原子を有する第一アミ
ン、特に、ドデシルアミン、テトラデシルアミン、ヘキ
サデシルアミン、オクタデシルアミンおよびエイコシル
アミンなどの12〜22個の炭素原子を有する第一アミ
ン、およびそれらの混合物、例えば、ココナッツ脂肪ア
ミンおよび牛脂脂肪アミンは、イミド化(構造単位B1
b)に特に適していることが判明した。
【0024】式B2)の構造単位は、最初にα−オレフ
ィンから誘導される。これらのα−オレフィンは、好ま
しくは10〜40個の炭素原子、特に12〜26個の炭
素原子を有する。C14〜C24−α−オレフィンは、特に
好ましい。α−オレフィンの炭素鎖は、直鎖であっても
よいし、または枝分れしていてもよいが、好ましくは直
鎖である。適するオレフィンの冷には、1−ドデセン、
1−テトラデセン、1−トリデセン、1−ヘキサデセ
ン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデ
セン、1−エイコセン、1−ヘミコセン、1−ドコセ
ン、1−テトラコセン、1−ヘキサコセン、1−オクタ
コセンなど、およびそれらの混合物がある。例えば、C
20〜C24−またはC30+−オレフィンなどの市販のオレ
フィン留分も同様に適している。
【0025】式B2)の構造単位は、さらに、1〜3個
の炭素原子を有するアルキル基を含むビニルエステル、
アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルから誘
導される。特に好ましいものとして、酢酸ビニルまたは
プロピオン酸ビニルから誘導される構造単位B2)が上
げられる。
【0026】B3)のもとで述べた二価構造単位は、
3、4または5個の炭素原子を有するモノオレフィンか
ら誘導されるポリオレフィンから誘導される。ポリオレ
フィンの親構造として特に好ましいモノオレフィンは、
プロピレンおよびイソブチレンであり、これらから、ポ
リオレフィンとして、ポリプロピレンおよびポリイソブ
チレンが生成される。ポリオレフィンは、好ましくは少
なくとも50mol%、特に少なくとも70mol%、
とりわけ少なくとも75mol%のアルキルビニリデン
含量を有する。ラジカル重合されにくいポリオレフィン
は、一般に、非共重合化成分として生成物中に残留し、
これらもポリマーの溶解性および有効性に明確な影響を
及ぼす。用語「アルキルビニリデン含量」は、ポリオレ
フィン中の、式:
【0027】
【化3】 (式中、R6またはR7は、メチルまたはエチルであり、
その他の基は、C3〜C5−オレフィンのオリゴマーであ
る)の化合物に基づく構造単位の含量を意味するものと
考える。ポリオレフィン中の炭素原子数は、35〜35
0である、本発明の好ましい実施例において、炭素原子
数は、45〜250である。本発明のさらに好ましい実
施例において、構造単位B3)の比率は、1〜20mo
l%、特に2〜15mol%である。
【0028】構造単位B3)に基づくポリオレフィン
は、イオン重合によって得ることができ、また市販品
(例えば、Ultravis(登録商標)、Napvi
s(登録商標)、Hyvis(登録商標)、Gliss
opal(登録商標)(多様なアルキルビニリデン含量
および分子量を有するBPおよびBASFから入手でき
るポリイソブテン))として入手することができる。
【0029】本発明によるコポリマーB)の平均分子量
は、一般に1500〜200,000g/mol、特に
2000〜100,000g/mol(THF中のポリ
スチレン標準物質に対するGBC)である。
【0030】本発明によるコポリマーB)は、好ましく
は50〜220℃、特に100℃〜190℃、とりわけ
130℃〜170℃の温度で製造する。好ましい製造方
法は無溶媒塊状重合であるが、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族、脂肪族またはイ
ソ脂肪族非プロトン性溶媒、またはケロシンもしくはソ
ルベントナフサなどの溶媒混合物の存在のもとで重合を
行うこともできる。溶液重合の場合、温度は、特に、単
純に溶媒の沸点によって定めることができ、または部分
真空下もしくは高真空下での作業によって定めることも
できる。
【0031】モノマーの反応は、ラジカル生成開始剤
(ラジカル連鎖開始剤)によって開始させる。この種の
物質には、例えば、酸素、ならびにクメンヒドロペルオ
キシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、ジラウロイル
ペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、ビス(2−
エチルヘキシル)ペルオキシドカーボネート、t−ブチ
ルペルピバレート、t−ブチルペルマレエート、t−ブ
チルペルベンゾエート、ジクミルペルオキシド、t−ブ
チルクミルペルオキシド、ジ(t−ブチル)ペルオキシ
ド、2,2’−アゾビス(2−メチルプロパノニトリ
ル)または2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニト
リル)などのヒドロペルオキシド、過酸化物およびアゾ
化合物が挙げられる。開始剤は、個々に、または二つ以
上の物質の混合物として、モノマー混合物に対して0.
01〜20重量%、好ましくは0.05〜10重量%の
量で用いる。
【0032】コポリマーは、オレフィンおよび/または
不飽和エステル(成分B2)、および所望とあらば、ポ
リオレフィン(成分B3)と、マレイン酸、フマル酸、
イタコン酸、無水イタコン酸または無水マレイン酸、あ
るいはマレイン酸エステル、フマル酸エスエルもしくは
イタコン酸エステルまたはマレイミドもしくはイタコン
ミド(成分B1)との共重合によって製造することがで
きる。共重合を酸または酸無水物を用いて行う場合、得
られるコポリマーは、製造後にエステル化またはイミド
化する。このエステル化またはイミド化は、例えば、酸
無水物1molに対して1.5〜2.5molのアルコ
ールまたは0.8〜1.2molのアミンを用いる50
〜300℃、特に120〜250℃での反応によって行
う。反応水は、蒸留して不活性ガス流よって除去する
か、または共沸蒸留によって除去することができる。5
0mg未満のKOH/g、特に30mg未満のKOH/
g、とりわけ20mg未満のKOH/gの酸価を有する
コポリマーB)が好ましい。
【0033】コモノマーB1およびB2は、好ましくは
等モル量で用いる。コモノマーB3の比率は、好ましく
は0.5〜10mol%、特に1〜5mol%である。
【0034】AとBの間の混合比は、広い範囲内で変化
させることができる。従って、脂肪酸溶液中、100p
pm〜50,000ppm、好ましくは1000ppm
〜10,000ppmという少ない量でさえ、低温添加
剤としてAに作用する。これらは、脂肪酸固有の晶出を
抑制することができ、その結果、曇り点を低下させ、適
切な場合には、形成される結晶の沈降を防止することに
よって、低下した温度において容易に取り扱えるように
する。しかし、特に問題の多い溶液には、成分Aの量に
対して5%〜50%、特別な場合には90%以下の成分
Bが存在してもよい。特に、添加剤の固有流動点を低下
させ、添加剤含有油の潤滑性を改善する。従って、A:
Bの好ましい混合比は、1:10〜1:0.0001、
特に1:4〜1:0.0005、とりわけ1:1〜1:
0.001である。
【0035】本発明による脂肪酸混合物は、0.001
〜5重量%、好ましくは0.001〜0.1重量%の量
で油に添加する。本脂肪酸混合物は、このように用いる
こともできるし、または例えば、脂肪族および/または
芳香族炭化水素などの溶媒、または例えば、トルエン、
キシレン、エチルベンゼン、デカン、ペンタデカン、ガ
ソリン留分、ケロシンなどの炭化水素混合物、またはソ
ルベントナフサ、(登録商標)Shellsol A
B、(登録商標)Solvesso 150、(登録商
標)Solvesso 200、(登録商標)Exxo
l、(登録商標)Isoparおよび(登録商標)Sh
ellsol Dグレードなどの市販溶媒混合物に溶解
することもできる。適する溶媒には、酸素含有炭化水素
もある。本発明による脂肪酸混合物は、好ましくは1〜
80%、とりわけ10〜70%、特に25〜60%の溶
媒を含む。例えば0℃、一部の場合には−20℃未満
も、特別な場合には−40℃以下の低温で問題なく用い
ることができる本脂肪酸混合物は、添加剤含有油の潤滑
性およびそれらの低温特性ならびに防食特性を改善す
る。
【0036】特に問題の多い溶液に対する添加剤パッケ
ージを製造するために、本発明の脂肪酸混合物は、原
油、潤滑油または燃料油の低温流動性および/または潤
滑性をそれ自体でも改善する一つ以上の油溶性共添加剤
と共に用いてもよい。このタイプの共添加剤の例には、
エチレンの酢酸ビニル含有コポリマーまたはターポリマ
ー、パラフィン分散剤、およびアルキルフェノール−ア
ルデヒド樹脂がある。
【0037】このように、本発明による脂肪酸と、10
〜40重量%の酢酸ビニルと60〜90重量%のエチレ
ンを含むコポリマーとの混合物は、非常にうまくいくこ
とが判明した。本発明のさらに進んだ実施例によると、
本発明による脂肪酸混合物は、鉱物油または鉱物油留分
の流動性を改善するために、エチレン−酢酸ビニル−ネ
オノナン酸ビニルターポリマーまたはエチレン−酢酸ビ
ニル−ネオデカン酸ターポリマーとして用いられる。ネ
オノナン酸ビニルまたはネオデカン酸ビニルのターポリ
マーは、エチレンに加えて、10〜35重量%の酢酸ビ
ニルおよび1〜25重量%のそれぞれのネオ化合物を含
む。さらに好ましいコポリマーは、エチレンおよび10
〜35重量%のビニルエステルに加えて、ジイソブチレ
ン、4−メチルペンテンまたはノルボルネンなどのオレ
フィンも0.5〜20重量%含む。本発明による脂肪混
合物と上記のエチレン−酢酸ビニルコポリマーとの、ま
たはエチレン、酢酸ビニルおよびネオノナン酸またはネ
オデカン酸のビニルエステルのターポリマーとの混合比
は、(重量部で)20:1〜1:20、好ましくは1
0:1〜1:10である。
【0038】さらに、本発明による脂肪酸混合物は、パ
ラフィン分散剤との混合物として用いることができる。
パラフィン分散剤は、パラフィン結晶のサイズを低下さ
せると共に、パラフィンが析出せず、むしろ自発的な沈
降を有意に低減しながらコロイド状で分散した状態を維
持するという効果を有する。さらに、それらは、本発明
の脂肪酸混合物の潤滑性を向上する。良い結果を生ずる
ことが判明したパラフィン分散剤は、イオンまたは極性
基を有する油溶性極性化合物、例えば、アミン塩および
/またはアミドであり、これらは脂肪族または芳香族ア
ミン、好ましくは長鎖脂肪族アミンと、脂肪族または芳
香族モノ、ジ、トリまたはテトラカルボン酸またはそれ
らの無水物との反応によって得られる(US 4,22
1,534参照)。同様に、窒素含有ポリカルボン酸と
長鎖アミンとの反応生成物も適する(EP 05972
78参照)。その他のパラフィン分散剤には、第一モノ
アルキルアミンおよび/または脂肪酸アルコールとも同
様に反応することができる無水マレイン酸とα,β−不
飽和化合物のコポリマー(EP 0154177参
照)、アルケニルスピロビスラクトンとアミンの反応生
成物(EP 0413279 B1参照)、およびEP
0606055 A2に従って、α,β−不飽和ジカ
ルボン酸無水物、α,β−不飽和化合物および低級不飽
和アルコールのポリオキシアルキレンエステルに基づく
ターポリマーの反応生成物がある。アルキルフェノール
−アルデヒド樹脂もパラフィン分散剤として適する。
【0039】このように、本発明による脂肪酸混合物
は、アルキルフェノール樹脂と共に用いることができ
る。本発明の好ましい実施例には、例えば、式:
【0040】
【化4】 (式中、R50は、C4〜C50−アルキルまたは−アルケ
ニルであり、R51は、エトキシおよび/またはプロポキ
シであり、nは、5〜100の数であり、pは、0〜5
0の数である)のアルキルフェノール−ホルムアルデヒ
ド樹脂がある。
【0041】本発明による脂肪酸混合物と上記パラフィ
ン分散剤およびアルキルフェノール樹脂との混合比は、
(重量部で)20:1〜1:20、好ましくは10:1
〜1:10である。
【0042】本発明による脂肪酸混合物は、低い分配速
度しか有さない動物性、植物性、鉱物または合成燃料油
の潤滑性を改善することに適している。それらの改善さ
れた低温特性は、貯蔵中および使用の必要性がない期間
に加温、および/または希釈を施す。さらに、それら
は、同時に、添加剤含有油の低温特性および防食特性を
改善する。さらに、添加剤含有油の乳化特性は、公知の
潤滑剤を用いた場合より損なわれない。本発明の脂肪酸
混合物は、中間留分における使用に特に適する。用語
「中間留分」は、詳細には、原油の蒸留によって得られ
る沸点範囲が120〜450℃の鉱物油、例えば、ケロ
シン、ジェット燃料、ディーゼル油および暖房用オイル
を意味するものとする。これらの油は、メタノールおよ
び/またはエタノールなどのアルコールも含むか、また
はそれらから成ってもよい。本発明による脂肪酸混合物
は、好ましくは、0.05重量%以下の硫黄、特に好ま
しくは350ppm未満の硫黄、特に、200ppm未
満の硫黄、特別な場合には50ppm未満の硫黄を含有
する中間留分に用いる。一般に、これらは、還元精製に
付され、そのために、それらに固有の潤滑性を与えるポ
リ芳香族および極性化合物を小さな比率でしか含有しな
い中間留分である。さらに好ましくは、本発明による脂
肪酸混合物は、370℃未満、特に350℃、特別な場
合には330℃未満の95%蒸留温度を有する中間留分
に用いる。これらは、潤滑油中の構成成分として用いる
こともできる。
【0043】本混合物は、単独で用いることもできる
し、またはその他の脂肪酸混合物、例えば、腐食防止
剤、酸化防止剤、スラッジ防止剤、曇り止め剤、導電性
向上剤、潤滑剤、および曇り点を低下させるための添加
剤を伴う、その他の流動点降下剤または脱蝋助剤と併せ
て用いることもできる。本混合物は、なかでも、既知の
無灰分散剤、洗浄剤、消泡剤および腐食防止剤を含む添
加剤パッケージと併せて用いると、さらに好結果が得ら
れる。
【0044】潤滑剤としての本発明による脂肪酸混合物
の改善された低温安定性および有効性を、以下の実施例
によって、より詳細に説明する。
【0045】(実施例)以下の物質を用いた: A1)主成分として、30%のオレイン酸、60%のリ
ノール酸およびその他のポリ右方和脂肪酸、および4%
の飽和脂肪酸を含むトール油脂肪酸。ヨウ素価:155
gのI/100g。 A2)主成分として、53%のオレイン酸、24%のリ
ノール酸、および16%の飽和脂肪酸を含むオレイン酸
(工業用品質)。ヨウ素価:94gのI/100g。 B1)ソルベントナフサ中50%の、C18−α−オレフ
ィン、無水マレイン酸およびポリイソブチレンのターポ
リマー(分子量約1300g/mol)と、テトラデカ
ノールおよびベヘニルアルコールとの反応生成物。 B2)ソルベントナフサ中50%の、フマル酸ジ−C14
/C16−アルキルおよび酢酸ビニルのコポリマー。 B3)ソルベントナフサ中50%の、等部の無水マレイ
ン酸およびオクタデセンを含むステアリルアミンイミド
化コポリマー。 B4)ソルベントナフサ中50%の、 a)等部のフマル酸ジ(テトラデシル)および酢酸ビニ
ルを含むコポリマー、および b)1molの無水フタル酸および2molのジ牛脂脂
肪酸アミンをを含むアミドアンモニウム塩の等部混合
物。
【0046】低温特性を評価するために、本発明による
脂肪酸混合物の曇り点を、ISO3015に従って測定
した(表1)。その後、脂肪酸混合物を多様な温度で、
長い日数保管した後、視覚的に評価した(表2)。C
は、比較例を示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】 MSは、一連の脂肪族および環式、非芳香族炭化水素の
混合物である。MSの主成分を以下の表に示す。
【0051】
【表5】 中間留分における潤滑性 脂肪酸混合物の潤滑性は、添加剤潤滑油に関して、60
℃で、PCS InstrumentsからのHFRR
計器によって測定した。高周波往復装置(HFRR)試
験は、D.Wei,H.Spikes,Wear,Vo
l.111,No.2,p.217,1986に記載さ
れている。結果を摩擦係数および摩耗痕(WS1.4)
として与える。低い摩擦係数および少ない摩耗痕は、良
好な潤滑性を示す。
【0052】
【表6】 表6:試験油の特性記述:潤滑性を試験するために、以
下の特性を有する試験油を用いた:沸騰特性は、AST
M D−86に従って決定し、曇り点は、ISO 30
15に従って決定した。
【0053】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴエルナー・ライマン ドイツ連邦共和国、フランクフルト・ア ム・マイン、ローレライストラーセ、28 Fターム(参考) 4H013 CC01 CE02 4J002 AE05W BH00X EF056 FD17W FD176

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)A1)6〜50個の炭素原子を有す
    る少なくとも一つの飽和モノまたはジカルボン酸を1〜
    99重量%、および A2)6〜50個の炭素原子を有する少なくとも一つの
    不飽和モノまたはジカルボン酸を1〜99重量%含む1
    0〜99.99重量%の脂肪酸混合物と、 B)B1)式: 【化1】 (式中、Xは、OまたはN−R1であり、aおよびb
    は、0または1であり、a+bは、1である)の二価構
    造単位を40〜60mol%、および B2)式: −H2C−CR23− B2 の二価構造単位を60〜40mol%、および所望なら
    ば、 B3)ポリオレフィンから誘導される(この場合、ポリ
    オレフィンは、3〜5個の炭素原子を有するモノオレフ
    ィンから誘導することができる)二価構造単位を0〜2
    0mol%を含み、式中の、 a)R1は10〜40個の炭素原子を有するアルキルま
    たはアルケニル基、またはアルキル基中に1〜100個
    のアルコキシ単位および1〜30個の炭素原子を有する
    アルコキシアルキルであり、 b)R3は、式OCOR4またはCOOR4(式中、R
    4は、C1〜C24アルキルである)の基であり、 c)構造単位B3)に基づくポリオレフィン分子中の炭
    素原子数が、35〜350であり、および d)R2は、水素またはメチルである、0.01〜90
    重量%のコポリマーとを含む、低温安定化脂肪酸混合
    物。
  2. 【請求項2】 成分Aが12〜22個の炭素原子を有す
    るカルボン酸を含む、請求項1に記載の低温安定化脂肪
    酸混合物。
  3. 【請求項3】 1から20重量%未満までのA1)およ
    び80を超えて99重量%までのA2)を含む、請求項
    1または2に記載の低温安定化脂肪酸混合物。
  4. 【請求項4】 A1)とA2)の混合物が少なくとも4
    0gのI/100gのヨウ素価を有する、請求項1から
    3のいずれか1つに記載の低温安定化脂肪酸混合物。
  5. 【請求項5】 A1)とA2)の混合物が1〜40重量
    %の樹脂酸を含む、請求項1から4のいずれか1つに記
    載の低温安定化脂肪酸混合物。
  6. 【請求項6】 有機溶媒中の請求項1から5のいずれか
    1つに記載の物質の低温安定化溶液であって、前記溶液
    が1〜80重量%の前記溶媒を含む、低温安定化溶液。
  7. 【請求項7】 使用される溶媒が脂肪族および/または
    芳香族および/または酸素含有炭化水素である、請求項
    6に記載の低温安定化溶液。
  8. 【請求項8】 中間留分に加えて、0.05重量%以下
    の硫黄含量、請求項1から7のいずれか1つに記載の添
    加剤を含む燃料油。
  9. 【請求項9】 0.05重量%以下の硫黄含量を有する
    低硫黄中間留分の潤滑性を改善するための、請求項1か
    ら7の一項以上に記載の添加剤の使用。
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