JP2002167064A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2002167064A JP2002167064A JP2000369703A JP2000369703A JP2002167064A JP 2002167064 A JP2002167064 A JP 2002167064A JP 2000369703 A JP2000369703 A JP 2000369703A JP 2000369703 A JP2000369703 A JP 2000369703A JP 2002167064 A JP2002167064 A JP 2002167064A
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Abstract
り中継ローラ対の線速が遅くなり、用紙後端付近でたる
みが無くなって用紙の突っ張りが発生するという問題点
を簡単な構成で解決する。 【解決手段】 記録紙Pが搬送路上で中継ローラ対16
にもっとも近い給紙トレイから搬送された場合、レジス
トローラ対20に突き当たって斜行補正のために生じさ
せるたるみ量が他の給紙トレイから搬送された記録紙よ
りも大きくなるように設定して給送制御手段による記録
紙の停止時期を遅くする。
Description
タ、ファクシミリ、印刷機、電子黒板等の画像形成装置
の給紙装置に関する。
画像形成装置の一例としてレーザプリンタを示す断面図
で、その内部機構の全体構成が概略的に示してある。図
中1は装置本体で、感光体2の周りには、図1中矢印で
示す感光体2の駆動方向順に、帯電器3、現像器4、転
写器5、クリーニング器6を配置し、現像器4の左側に
は光書込器7を配置し、装置本体下部には複数の給紙ト
レイ8、9、10、11を配置してある。
を説明する。給紙トレイ9から給紙装置13の給紙コロ
によって送り出した記録紙Pを、グリップローラ対17
及び中継ローラ対16によりレジストローラ対20に運
び、タイミングを取って感光体2へ搬送する。感光体2
は、図中矢印で示すように反時計方向へ作動し、その際
に帯電器3によって表面が一様に帯電される。この感光
体2上に光書込器7からレーザ光Lを照射することによ
って静電潜像を形成し、この潜像を現像器4を通る時に
トナーによって可視像化し、可視像を感光体2へ搬送さ
れてきた用紙Pへ転写器5によって転写する。像を転写
された用紙Pは、定着器21の定着ローラ22と加圧ロ
ーラ23間に搬送し、可視像を定着する。そして定着器
21を出た用紙Pをさらに排紙切換爪24を経て排紙ロ
ーラ25によって排出する。他方、可視像転写後の感光
体2は、クリーニング器6で残留トナーを除去し、その
後除電器26で除電する。
0付近の部分拡大図である。中継ローラ対16により送
られた用紙Pは、その先端がレジストセンサ27を通過
し、レジストローラ対20のニップに突き当たるが、な
おも搬送を継続し、レジストセンサ27で用紙先端を検
知してから所定時間x経過後に、中継ローラ対16の駆
動が止り、用紙Pはあるたるみ量を持って、レジストロ
ーラ対20と中継ローラ対16間で停止する。これによ
り用紙先端全部がレジストローラ対20のニップに確実
に突き当たるため、用紙先端の斜行が補正される(図2
のP1の状態)。その後、レジストローラ対20と中継
ローラ対16の駆動を同時に開始して用紙Pを感光体2
へ搬送する。
ラ対16の線速の関係は、レジストローラ対20の線速
Vよりも中継ローラ対16の線速vの方がわずかに速い
か、同じ速度、またはわずかに遅い場合は、用紙Pの後
端が中継ローラ対16を抜けるときにレジストローラ対
20と中継ローラ対16の間でたるみが残っていること
が必要である。
ローラ線速が速すぎる場合、図2のP2の状態となって
用紙Pの腰が折れ、これによってレジストローラ対20
のニップに突き当たっていた用紙Pの先端が部分的にあ
るいは全体的に離れてしまうことがある。またレジスト
ローラ線速よりも中継ローラ線速が遅すぎる場合には、
図2のP3の状態となってレジストローラ対20間で用
紙Pの突っ張りが発生して、レジストローラ対20の搬
送精度に影響を与えるような用紙に対する負荷変動が起
こり、画像上にジッターや、画像長さの変化等の不具合
が発生する。
ている技術は、上述のような問題にかんがみ、中継ロー
ラの線速をレジストローラ線速よりも大きくし、各ロー
ラ間での用紙たるみを吸収する揺動ガイド板を設けてい
る。しかしながらこの技術では、揺動ガイド板が動くと
きに騒音が発生したり、薄紙を搬送すると用紙の腰が弱
いために紙折れが発生しやすかったり、ガイド板の揺動
構造のためにコスト高及び組立性を悪化するという問題
がある。
ーラ線速vをわずかに速く設定して上記不具合を回避し
ているが、近年のプリンタは機械の小型化、コストダウ
ン等の制約から搬送ローラ数は極力制限され、駆動源で
あるモータも小型化、少数化され、モータの負荷を低減
するために、各搬送ローラ対には最小限の搬送力しか持
たせないようになってきている。また機械の小型化から
レジストローラ・中継ローラ間の搬送パスも短くなり、
十分なたるみ量を設定できなくなっている。
この傾向が顕著である。図に示すように中継ローラ対1
6に一番近い給紙トレイ8以外では用紙がレジストロー
ラに到達するまでに給紙部の負荷を受け持つグリップロ
ーラ対と中継ローラ対の2カ所以上の搬送ローラで搬送
が行われるが、中継ローラ16に一番近い給紙トレイで
はグリップローラを中継ローラ16で兼用しているた
め、1対の搬送ローラ対による搬送となり、搬送スリッ
プが他給紙トレイより大きい。とくに大きいサイズの用
紙をこの給紙トレイから搬送すると搬送スリップにより
中継ローラ対の線速が遅くなり、用紙後端付近でたるみ
が無くなって上述の用紙の突っ張りが発生するという問
題があった。
で解決した用紙搬送装置を有する画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
搬送スリップの給紙トレイ差に対応できるようにし、操
作者がたるみ調整の状態を把握しやすくした画像形成装
置を提供することを目的とする。
しやすいようにして、たるみ調整を容易にした画像形成
装置を提供することを目的とする。
画像形成装置は、上記目的を達成するために、複数ある
給紙トレイの一つから記録紙を搬送し、中継ローラを経
て該記録紙の先端がレジストセンサによって検知された
時点から該記録紙の給送量を計数し、該計数値が該記録
紙の先端がレジストローラ対に突き当たって斜行補正の
ための所定量のたるみを生成できるだけの予め設定され
た値に達した時点で上記中継ローラによる上記記録紙の
給送を停止させ、画像に合わせて該記録紙の給送を開始
する給送制御手段を備える画像形成装置において、記録
紙が搬送路上で上記中継ローラ対にもっとも近い給紙ト
レイから搬送されたものである場合には、そのたるみ量
が他の給紙トレイから搬送された記録紙よりも大きくな
るように、上記給送制御手段による記録紙の停止時期を
遅くすることを特徴とする。
するために、複数ある給紙トレイの一つから記録紙を搬
送し、中継ローラを経て該記録紙の先端がレジストセン
サによつて検知された時点から該記録紙の給送量を計数
し、その計数値が上記記録紙の先端がレジストローラ対
に突き当たって斜行補正のための所定量のたるみを生成
できるだけの予め設定された値に達した時点で該中継ロ
ーラによる上記記録紙の給送を停止させ、画像に合わせ
て該記録紙の給送を開始する給送制御手段を備え、該給
送制御手段がたるみ量の設定値を調整できるよう操作部
等から任意の調整値を入力できる設定値調整手段を備え
る画像形成装置において、上記中継ローラ対にもっとも
近い給紙トレイが他の給紙トレイとは独立に上記設定値
を調整できることを特徴とする。
するために、請求項2の画像形成装置において、上記中
継ローラ下流に搬送センサを設け、該搬送センサから上
記レジストセンサまでの記録紙先端の通過時間を上記中
継ローラ対にもっとも近い給紙トレイ及びそれ以外の給
紙トレイでそれぞれ計時し、その結果からたるみ量の調
整値をそれぞれ算出して操作部等へ表示することを特徴
とする。
参照して説明する。なお以下では従来と共通する部分に
は共通する符号を付すにとどめ、重複する説明は省略す
る。
実施形態を説明するためのレジストローラ対付近の図2
相当の部分拡大図である。本実施形態では、給紙トレイ
9、10、11の一つから記録紙Pを搬送し、中継ロー
ラ対16を経て、この記録紙Pの先端がレジストセンサ
27によつて検知された時点からその記録紙Pの給送量
を搬送時間で計数し、その計数値が搬送中の記録紙Pの
先端がレジストローラ対20に突き当たって斜行補正の
ための所定量のたるみを生成できるだけの予め設定され
た定数値xに達した時点で、中継ローラ対16による記
録紙Pの給送を停止させ、画像に合わせて記録紙Pの給
送を開始する。
6にもっとも近い給紙トレイ8から搬送されたものであ
る場合には、そのたるみ量が他の給紙トレイから搬送さ
れた記録紙Pよりも大きくなるように、定数値x1を他
給紙トレイ9、10、11の定数値xより大きくして給
送制御手段による記録紙Pの停止時期を遅くする。
間で許容できる最大たるみ量の定数値Xとすると、X>
x1>xとなる。レジストセンサ27からレジストロー
ラ対20のニップまでの搬送パスをLr、給紙トレイ8
からの中継ローラ対16の線速v1、給紙トレイ9、1
0、11からの中継ローラ対16の線速vとし、理想的
なたるみ量δが、
成装置の第2の実施形態を説明する。給紙トレイ8、
9、10、11の一つから記録紙Pを搬送し、中継ロー
ラ対16を経て、この記録紙Pの先端がレジストセンサ
27によつて検知された時点からその記録紙Pの給送量
を計数し、その計数値が記録紙Pの先端がレジストロー
ラ対20に突き当たって斜行補正のための所定量のたる
みを生成できるだけの予め設定された定数値x’に達し
た時点で中継ローラ対16による記録紙Pの給送を停止
させ、画像に合わせて記録紙Pの給送を開始する。
x’を調整できるよう図示しない操作部等から任意の調
整値yを入力できる定数値調整手段を備える。これによ
りたるみ量の設定は(x’+y)となる。ただし、中継
ローラ対16にもっとも近い給紙トレイ8は他の給紙ト
レイ9、10、11と独立して定数値x’を調整する調
整値y1を入力できるようにした。これにより給紙トレ
イ8だけはたるみ量の設定が(x’+y1)となる。
場合には、他の給紙トレイから搬送された記録紙Pのた
るみ量より大きくなるように調整値y1を予め入力す
る。すなわち先の実施形態の定数値を考慮すると、
り
送を基準に考えるので、y=0とすると、
図示しない操作部上で確認できるよう表示手段を設ける
とよい。
装置の第3の実施形態を説明する。中継ローラ対16の
搬送下流に搬送センサ28を設け、搬送センサ28から
レジストセンサ27までの記録紙P先端の通過時間を計
時する。搬送センサ28からレジストセンサ27までの
搬送パスをLsとし、給紙トレイ9、10、11からの
搬送の場合におけるLsの搬送時間をtとすれば、線速
vは
sの搬送時間をt1とすれば、線速v1は
送を基準に考えるので、y=0とすると、
整値を参考値として図示しない操作部等へ表示し、調整
値設定の目安とする。また中継ローラ対16の線速v、
中継ローラ対16の線速v1からスリップ率R=100
×(1−v1/v)を算出し、参考値として表示しても
よい。
てきたように、中継ローラ対にもっとも近い給紙トレイ
から搬送された記録紙のたるみ量が他の給紙トレイから
搬送された記録紙よりも大きくなるように、給送制御手
段による記録紙の停止時期を遅くすることにより、中継
ローラ対にもっとも近い給紙トレイでの搬送スリップに
よって記録紙後端付近のたるみが無くなることや、それ
をカバーするためにその他の給紙トレイのたるみ量を過
剰にすることを回避でき、安定した搬送性能が得られる
という効果がある。
きたように、中継ローラ対にもっとも近い給紙トレイの
たるみ量を他の給紙トレイと独立して調整できるように
したことにより、ユーザの使用する紙種や給紙負荷の給
紙トレイ差によって生じる搬送スリップのバラツキに対
応でき、安定した搬送性能が得られるという効果があ
る。調整は各給紙トレイごとでもかまわないが、中継ロ
ーラ対にもっとも近い給紙トレイのみ独立にすることに
よっていたずらに調整項目を増やすこと無く、制御負荷
を軽減できるという効果が得られる。またたるみ量の定
数値は各給紙トレイで統一されるため、たるみ量の設定
差は調整値のみで管理でき、これを操作部上で確認でき
るよう表示手段を設ければたるみ調整の状態を把握しや
すいという効果もある。
きたように、中継ローラ下流に搬送センサを設け、搬送
センサからレジストセンサまでの記録紙先端の通過時間
を計時し、その結果からたるみ量の最適な調整値を算出
して操作部等へ表示することにより、操作者がたるみ調
整を容易にすることができるという効果がある。またス
リップ率等の参考値を表示することによって中継ローラ
の摩耗状況等を把握し、不具合を防止することができる
といいう効果もある。
す断面図である。
図である。
るためのレジストローラ対付近の図2相当の部分拡大図
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数ある給紙トレイの一つから記録紙を
搬送し、中継ローラを経て該記録紙の先端がレジストセ
ンサによって検知された時点から該記録紙の給送量を計
数し、該計数値が該記録紙の先端がレジストローラ対に
突き当たって斜行補正のための所定量のたるみを生成で
きるだけの予め設定された値に達した時点で上記中継ロ
ーラによる上記記録紙の給送を停止させ、画像に合わせ
て該記録紙の給送を開始する給送制御手段を備える画像
形成装置において、記録紙が搬送路上で上記中継ローラ
対にもっとも近い給紙トレイから搬送されたものである
場合には、そのたるみ量が他の給紙トレイから搬送され
た記録紙よりも大きくなるように、上記給送制御手段に
よる記録紙の停止時期を遅くすることを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項2】 複数ある給紙トレイの一つから記録紙を
搬送し、中継ローラを経て該記録紙の先端がレジストセ
ンサによつて検知された時点から該記録紙の給送量を計
数し、その計数値が上記記録紙の先端がレジストローラ
対に突き当たって斜行補正のための所定量のたるみを生
成できるだけの予め設定された値に達した時点で該中継
ローラによる上記記録紙の給送を停止させ、画像に合わ
せて該記録紙の給送を開始する給送制御手段を備え、該
給送制御手段がたるみ量の設定値を調整できるよう操作
部等から任意の調整値を入力できる設定値調整手段を備
える画像形成装置において、上記中継ローラ対にもっと
も近い給紙トレイが他の給紙トレイとは独立に上記設定
値を調整できることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項2の画像形成装置において、上記
中継ローラ下流に搬送センサを設け、該搬送センサから
上記レジストセンサまでの記録紙先端の通過時間を上記
中継ローラ対にもっとも近い給紙トレイ及びそれ以外の
給紙トレイでそれぞれ計時し、その結果からたるみ量の
調整値をそれぞれ算出して操作部等へ表示することを特
徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000369703A JP2002167064A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000369703A JP2002167064A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002167064A true JP2002167064A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18839707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000369703A Pending JP2002167064A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002167064A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7651194B2 (en) | 2004-08-25 | 2010-01-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus and conveyance amount correction method for the same |
JP2014194476A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Konica Minolta Inc | 画像形成システム及び中間装置 |
-
2000
- 2000-12-05 JP JP2000369703A patent/JP2002167064A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7651194B2 (en) | 2004-08-25 | 2010-01-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus and conveyance amount correction method for the same |
JP2014194476A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Konica Minolta Inc | 画像形成システム及び中間装置 |
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Legal Events
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RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
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A977 | Report on retrieval |
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|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061030 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |