JP2002167020A - 移載装置 - Google Patents

移載装置

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JP2002167020A
JP2002167020A JP2000362615A JP2000362615A JP2002167020A JP 2002167020 A JP2002167020 A JP 2002167020A JP 2000362615 A JP2000362615 A JP 2000362615A JP 2000362615 A JP2000362615 A JP 2000362615A JP 2002167020 A JP2002167020 A JP 2002167020A
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frame
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arm
traveling
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Masahiro Ijiri
正裕 井尻
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦長ワークの移載、或いは縦旋回を伴う移載
の移載作業を簡単に行うことができること。 【解決手段】 本移載装置1は、水平軌道10上を走行
可能な走行部11の走行フレーム111に、ワーク5を
昇降させる昇降部9と、ワーク5を縦方向に旋回させる
旋回フレーム部8とを設けるとともに、ワーク5を昇降
部9で昇降させつつ旋回フレーム部8で縦旋回させ、か
つ走行フレーム111を走行させることにより、ワーク
5を横倒しにして所定の移載作業を行うように構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機のフ
ィニッシャ(完成品)等の重い縦長ワークを横倒しにし
て移載するための移載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機のフィニッシャ等の
重い縦長ワークでは、チェーンブロック等にてワークを
直立姿勢でリフトアップし、梱包ケースに移載してい
た。しかし、そのままの姿勢での梱包は不安定であり、
転倒防止対策として横置梱包に変更することがある。そ
の梱包時にワークを台車から移載して横倒しする作業
は、作業者2人が両側からワークを抱えて床に移載し、
梱包ケース底板の横にて横倒しセットしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法では、ワ
ークのハンドリングが複雑で、1人作業は困難であった
ため、ワークの移載作業の効率が悪く、その機械化が望
まれていた。
【0004】本発明は、上記問題を解決するもので、重
い縦長ワークの移載、或いは縦旋回を伴う移載などの移
載作業を簡単に行うことのできる移載装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
縦長ワークを横倒しにして移載するための装置であっ
て、水平軌道上を走行可能なフレームに、ワークを昇降
させる昇降機構と、この昇降動作と連動して、ワークを
上記軌道と直交する水平軸心回りに略90度旋回させる
旋回機構とを設けたことを特徴とするものである。
【0006】上記構成によれば、フレームの走行中ある
いは走行停止中に、ワークは昇降機構での昇降動作と連
動した旋回機構での縦旋回動作によりワークが横倒しさ
れ、その状態でワークの移載がなされるので、重い縦長
ワークの移載、或いは縦旋回を伴う移載などの移載作業
が簡単化され、1人作業が可能となる。
【0007】ところで、ワークをハンドリングする際、
ワークの保持の仕方が甘いと、ワークががたついたり、
最悪の場合には装置等と干渉したりして、そのワークを
傷つけてしまうことがある。そこで、請求項2記載の発
明のように、上記フレームはワークを抱え込むように前
方が左右方向に開放されたコの字状に形成され、上記旋
回により下側となるワークの背面側から中間緩衝材を挟
んで該ワークを保持するべく上記開放端部に左右方向に
伸縮可能なアームを設けたこととすれば、ワークはフレ
ームに抱え込まれる際に、その背面側が中間緩衝材を介
して確実に保持されるので、フレームを昇降や縦旋回さ
せてもワークを傷つけるおそれがなくなる。
【0008】さらに、請求項3記載の発明のように、ワ
ークの背面側に嵌合される中間緩衝材に対し、上記伸縮
するアームは挿抜可能であることとすれば、アームの伸
縮動作により中間緩衝材を簡単にワークへの取り付け或
いは取り外しができ、ワークを中間緩衝材を介して保持
したままフレームを昇降や縦旋回させてもそのワークが
移動によりずれてきて、アームの伸縮動作と接触するこ
とがなくなるので、ワークを傷つけるおそれがなくな
る。
【0009】さらに、請求項4記載の発明のように、上
記アームの伸縮動作を操作するための操作部をフレーム
内に組み込んだこととすれば、一切の操作が装置側で可
能となるので、1人作業が可能となり、かつ装置がコン
パクト化される。
【0010】さらに、請求項5記載の発明のように、上
記昇降機構によるワークの昇降動作と、上記旋回機構に
よるワークの旋回動作と、上記フレームの走行動作とを
同時に行うように制御する制御部を設けたこととすれ
ば、ワークの移載作業が迅速化される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態におけ
る移載装置の全体構成を示す平面図、図2はその側面図
である。
【0012】図に示すように、この移載装置1は、主要
部が軽量の型材からなる金属製であり、ワーク5の重心
位置付近を囲むようにコの字型に形成したアームフレー
ム2の先端にアーム3,3が伸縮して、例えば複写機の
フィニッシャ等の縦長製品としてのワーク5をクランプ
・アンクランプするアーム部6と、アーム部6を旋回軸
7を中心として旋回する旋回フレーム部(旋回機構)8
と、旋回フレーム部8を上下にスライド移動させる昇降
部(昇降機構)9と、これらを搭載した走行フレーム
(フレーム)111を水平軌道10上を走行させる走行
部11と、それらの動作を適所に配置された光電管やリ
ミットスイッチ等のセンサ12で検知し、駆動モータ等
のアクチュエータ13を制御する制御部14とから構成
され、アーム部3でワーク5をクランプ・アンクランプ
するときに保護する中間緩衝材15等を装備している。
なお、制御部(操作部を含む)14は、上記走行フレー
ム111内に組み込まれている。
【0013】図3は本移載装置の各要素の詳細構造を示
す分解斜視図(ただし、アームは左側のみ表示してい
る)、図4,図5はアームの開閉動作の原理を示す説明
図であって、(a)は背面図(ただし、上下逆転してい
る)、(b)は上面図を示している。以下、同図を用い
て説明する。
【0014】アーム部6は、上記コの字型のフレーム2
の両先端開口部に伸縮自在なアーム3,3を取り付け、
上下タイミングベルト61a,61b等を備えた連動部
61で両方のアーム3,3が連動して開閉するように両
アームを連結しており、さらに、アーム3,3が旋回し
てワーク5の下側になったときに、アームフレーム2の
背後部より開閉できる上下連結スライダ62a,62b
等を備えた連結スライド機構62を、上記連動部61に
連結するようになっている。
【0015】具体的には、上下タイミングベルト61
a,61bが複数の固定プーリ61c及び可動プーリ6
1dを介してアームフレーム2の背面と左右側面に沿っ
て延設され、その一端側がアーム3,3のスライド部分
31,31(3c、3c)に連結される一方、他端側が
上記連結スライド機構62の上下連結スライダ62a,
62bに連結されている。
【0016】ここでは、上下タイミングベルト61a,
61bのかけ方は互いに逆ループとなっているので、上
下連結スライダ62a,62bは、アームフレーム2の
背面側で互いに逆方向に摺動可能である。また、上下連
結スライダ62a,62bは、アーム3,3の閉状態を
保持するように所定位置で互いに係合可能な保持機構6
3が設けられ、その係合状態をリミットスイッチ等の閉
状態感知センサ121(12)で検知することによりア
ーム3,3の閉状態を検知できるようになっている。
【0017】保持機構63としては、図4(a),
(b)に示すように、例えば下部連結スライダ62bに
対向する上部連結スライダ62aの摺動面に、その本体
の長手方向の一端側から弾性的に支持されたバネ舌片6
3aが設けられている。一方、下部連結スライダ62b
の摺動面には、その本体の長手方向と直角の軸心63b
回りに揺動可能に軸支されたレバー63cが、一端側は
バネ63dで上部連結スライダ62a側に弾性付勢さ
れ、他端側は逆方向に弾性付勢されて、閉状態感知セン
サ121に対峙している。
【0018】そして、上下連結スライダ62a,62b
を図4(a),(b)中の矢印方向に摺動させること
で、図5(a),(b)に示すように、レバー63cの
一端側がバネ舌片63aを押圧変形させながら移動し、
バネ舌片63aの他端側に達したときに、その一端側が
バネ舌片63aと本体との間に形成された隙間63eに
はまり込む。このはまり込みにより、バネ舌片63aが
原形(水平)に復帰してその先端がレバー63cの一端
側に当接するので、上下連結スライダ62a,62bは
相互にロック状態となり、その状態を上記センサ121
が感知する。ロック解除は、レバー63cの他端側に設
けられたレバー開閉ロッド63fを手動操作すればよ
い。
【0019】アーム3,3のスライド部分31,31は
旋回してもワーク5の重量に十分に耐えるものとし、ア
ーム3,3のストロークを稼ぐために、スライド部分3
1,31を二段構成にしている。すなわち、図3に示す
ように、左側アーム3は、アームフレーム2の先端への
取付部3aと、取付部3aからフレーム内側に伸縮自在
に延びる一段目スライド3bと、一段目スライド3bか
らさらにフレーム内側に伸縮自在に延びる二段目スライ
ド3cとから構成されており、右側アーム3についても
同様の構成である。
【0020】アーム3,3の二段目スライド3c,3c
の形状は、発泡スチロール製の中間緩衝材15を介して
ワーク5を保持できるように、スライド方向に略矩形で
あって、二段目スライド3c,3cがスライドして抜き
差しできるように中間緩衝材15側にはスライドぬすみ
(挿抜溝)15a,15aを設けている。
【0021】旋回フレーム部8は、アーム部6を固定す
る逆L字状の中間フレーム81と、中間フレーム81の
正面側でワーク5を保持する2枚の保持板82,82
と、その下部でワーク5を支持する支持板83と、支持
板83の背面側で昇降部9に旋回可能に支持されるため
に上記旋回軸7を挿通する軸受84とを設けており、中
間フレーム81の上部背面側がチェーン85にて連結さ
れ、モータ86により駆動されて旋回するように構成さ
れている。また、中間フレーム81が垂直時には、ワー
ク5の重心が旋回軸7に近く、走行時の慣性で中間フレ
ーム81が不安定となるため、当たりバネ87と当たり
片88を昇降部9に弾性的に当接させることにより中間
フレーム81の姿勢を安定化させている。
【0022】昇降部9は、中間フレーム91に左右昇降
ガイド92,92と、昇降用のチェーン93とを取り付
け、昇降用チェーン93をモータ94により移動させて
昇降を行わせる構成である。この昇降ガイド92,92
も取付部の長さの制約により、スライドストロークを確
保するために両側抱き合わせの二段スライド機構として
いる。すなわち、右側昇降ガイド92は、中間フレーム
91の側面に取り付けられた案内レール92aと、案内
レール92a上を案内されるスライダ92bと、走行フ
レーム111の垂直部に取り付けられた案内レール92
dと、案内レール92d上を案内されるスライダ92e
と、スライダ92b,92e間を連結するコの字状のサ
ドル92c等から構成され、案内レール92aとスライ
ダ92bとの間で一段目のスライドを行い、案内レール
92dとスライダ92eとの間で二段目のスライドを行
うことができるようになっている。
【0023】走行部11は、アングル状の板金レールの
山側を上にして形成した2条の軌道10の両側を跨ぐよ
うにして上記走行フレーム111を設けており、この走
行フレーム111の下部にはさらに軌道10に沿って走
行するV溝型の従動車輪113と駆動車輪112とを設
けて、駆動車輪112をその軸に連結した走行モータ
(図略)により駆動するようになっている。
【0024】制御部14は、アーム3,3の伸縮操作用
のアームスライドスイッチ145(図6参照)等の各種
操作スイッチを備えることで操作部としての機能を有す
るとともに、旋回、昇降、走行の両極限及びその移動範
囲の適所に設けたセンサ群12からの出力信号により、
各軸をシーケンス制御する機能をも有している。例え
ば、走行方向には、光電管等のセンサにて安全確認を行
い、上記走行モータとしてサーボモータを使用すること
で円滑に加減速された制動が可能となる。
【0025】本実施形態では、アーム部6のアーム3,
3の開閉はもちろん、アーム部6と旋回フレーム部8と
で形成されるワーク5のセット台が作業台ともなり、そ
れが昇降部9により電動で昇降され、かつ走行部11に
より走行されるが、その動作も一連のシーケンス制御が
なされ、かつインターロックがとられている。
【0026】このインターロックとしては、図略の光電
管等のセンサでの検知によって本移載装置1を自動停止
させるものであるが、例えば本移載装置1がリフタ50
側へ向かって走行を開始する条件は、リフタ50上で梱
包ケース51の取り替え(ワーク搬出)後であり、一方
本移載装置1が台車60側へ向かって走行中であれば、
アーム3,3の閉状態又は台車60の検知ありでその走
行は自動停止されるようになっている。シーケンス制御
については後述する。
【0027】中間緩衝材15は、例えば発泡スチロール
製の略直方体に形成されており、上述したアーム3,3
の挿抜溝15a,15aの他、ワーク5に形成した嵌合
溝に嵌合可能な突起部(図略)を設けている。そして、
ワーク5が垂直時にアーム3,3を介してセットされ、
搬送旋回時はこの中間緩衝材15とアーム3,3とがワ
ーク5の下側になるため、上述の連結スライド機構62
にてアーム3,3の開閉をロックするようになってい
る。この時、中間緩衝材15は、上記突起部をワーク5
に嵌合することにより、既知の重心位置にセットされて
いるため、安定した設置ができ、コーナ緩衝材52,5
3とでワーク5は安定にセットされる(図1,図2参
照)。
【0028】図6は、本移載装置の制御系の主要部を示
すブロック図である。図に示すように、本移載装置1の
制御系は、主として、図略の走行モータ、昇降モータ9
4、旋回モータ86、図略のアームスライドモータとい
った、各アクチュエータ13と、各センサ12とを一括
制御する制御部14と、各センサ12からのデータ等を
一旦記憶するRAM141、シーケンスプログラム等を
記憶するROM142とから構成されている。上記機能
を発揮するために、制御部14には操作用の電源スイッ
チ143、スタートスイッチ144、アームスライドス
イッチ145等や、作業者への警告用のスピーカ14
6、パトライト147等が接続されている。
【0029】図7は各要素の動作位置を示す模式図、図
8は本移載装置1による移載作業の手順を示すフローチ
ャートである。
【0030】まず、本移載装置1は電源スイッチ143
がONされると起動するが、このとき、走行部11が原
点P1にあれば、そのままワーク5の待機状態となり
(ステップS1)、原点P1になければ、原点復帰した
後、ワーク5の待機状態となる(ステップS2)。原点
P1は、台車60の高さを一定にし、ワーク5がその台
車60に載置された状態で移載装置1がワーク5をその
まま移載できる高さにセットされる。したがって、移載
装置1へのセット作業での台車側の昇降作業は不要であ
る。ただし、台車の昇降機構(図略)の最下点を調整し
ておき、その位置でのワーク5の底板と台車の上板の中
間位置に、ワークリフトのための上記支持板83の原点
位置をセットし、この原点位置に上記台車の昇降機構の
高さを予めセットしておくのが好ましい。
【0031】ついで、リフタ50に梱包ケース(底ケー
ス)51がセットされるまで待機状態となり(ステップ
S3でNO)、そのセット状態がリフタ50に取り付け
られたセンサにて感知されると次ステップに進む(ステ
ップS3でYES)。本移載装置1の台車入口側へ台車
60がセットされるまで待機状態となり(ステップS4
でNO)、そのセット状態が台車入口側に取り付けられ
たセンサにて感知されると次のステップに進む(ステッ
プS4でYES)。ワーク5に中間緩衝材15がセット
されるまで待機状態となり(ステップS5でNO)、こ
の中間緩衝材15にアームスライドスイッチ145が操
作されてアーム3,3が挿入されると、その挿入状態が
当該アームに取り付けられたセンサにて感知されて次の
ステップに進む(ステップS5でYES)。
【0032】そして、スタートスイッチ144がONさ
れるまで待機状態となり(ステップS6でNO)、スタ
ートスイッチ144がONされると(ステップS6でY
ES)、以下のシーケンス動作が開始される(ステップ
S7)。ここでは、図7の記号〜に示すように、ワ
ーク5が原点P1から高さP4まで上昇された後、リフ
タ側への走行、高さP3まで下降、前方への90度旋回
(縦旋回)といった一連の動作がほぼ同時になされる。
なお、上記ワーク5のセット時には、当該位置に取り付
けられたセンサにてワーク高さが検知され、このワーク
高さに応じて移載位置が選択変更される。上記走行後
に、空台車が本移載装置1から引き抜かれる。
【0033】リフタ50側で両端の緩衝材52、底緩衝
材53をセットした後、再度スタートスイッチ144が
ONされるまで待機状態となり(ステップS8でN
O)、スタートスイッチがONされると(ステップS8
でYES)、図7の記号に示すように、ワーク5は高
さP3から高さP2まで下降する(ステップ9)。
【0034】この高さP3は、ワーク5の中間緩衝材1
5以外の両端の緩衝材52をワーク5に当てて位置決め
セットできるような位置であって、底緩衝材53の若干
上方にセットするのが好ましい。この場合には、作業者
が両端の緩衝材52をワーク5にセットし、底緩衝材5
3への移載位置がずれていないかを容易に確認すること
ができ、ワーク位置がずれている場合には底緩衝材53
をワーク5に合わせることができる。
【0035】アーム3,3の開閉のロックが解除され、
ワーク5がリフタ50の梱包ケース51上に移載された
後(ステップS10)、再度スタートスイッチ144が
ONされるまで待機状態となり(ステップS11でN
O)、スタートスイッチ144がONされると(ステッ
プS11でYES)、以下のシーケンス動作が開始され
る(ステップS12)。ここでは、図7の記号〜に
示すように、ワーク5が高さP2から高さP3まで上昇
された後、台車60側への走行、高さP3から高さP4
までの上昇、前方への90度旋回がほぼ同時になされ、
しかる後に高さP4から原点P1に下降して原点復帰す
る。本移載装置1の移動後に、リフタ50側での梱包作
業が行われる。すなわち、手動スイッチにより、リフタ
50がリフトアップされ、完成品が搬出され、その後リ
フタ50がダウンさせられる。
【0036】そして、作業の終了が判定され(ステップ
S13)、終了でなければ上記ステップS1に戻るが、
終了であれば本移載装置1が停止される。
【0037】このようにして、本実施形態によれば、ワ
ーク5は昇降機構での昇降動作と連動した旋回機構での
縦旋回動作によりワーク5が横倒しされ、その状態でフ
レーム2が移動されることによりワーク5が移載される
ので、重い縦長ワークの移載、或いは縦旋回を伴う移載
などの移載作業が簡単化され、1人作業が可能となる。
また、上記昇降動作、旋回動作及び走行動作がほぼ同時
になされるので、移載作業が迅速化され、作業効率が大
幅に向上する。
【0038】なお、上記実施形態では、昇降動作、旋回
動作及び走行動作がほぼ同時になされるように構成して
いるが、各動作を所定のシーケンスに従って順次に実行
することとしてもよく、その場合には各動作間での干渉
のおそれがなくなるので、装置をさらにコンパクト化で
きる。
【0039】また、上記実施形態では、アーム3,3の
スライド部分を二段スライド構成とし、昇降ガイド9
2,92を二段スライド機構としているが、ワーク5の
ハンドリング時に要求されるストローク長さによって
は、それぞれ一段構成とすることができる。
【0040】また、上記実施形態では、例えばアーム部
6の連動部61のように上下タイミングベルト61a,
61bを使用しているものについては、チェーン等を代
用することができ、この逆に、例えば昇降部9のように
昇降用チェーン93を使用しているものについては、ベ
ルト等を代用することができる。
【0041】また、上記実施形態では、ワークとして複
写機のフィニッシャを用いて説明しているが、これに限
られず、本発明は、あらゆる種類の縦長ワークの梱包等
に適用することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ワークは
昇降機構で昇降されつつ縦旋回機構で縦旋回され、かつ
フレームが移動されることにより、該ワークは横倒しに
されて移載されるので、移載作業を簡単化でき、1人作
業をすることができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、フレームを
昇降や縦旋回させてもワークを傷つけるおそれがなくな
るので、ワークの移載作業における作業者の負担を軽減
できる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、アームの伸
縮動作により中間緩衝材を簡単にワークへの取り付け或
いは取り外しができ、ワークを中間緩衝材を介して保持
したままフレームを昇降や縦旋回させてもそのワークが
移動によりずれてきて、アームの伸縮動作と接触するこ
とがなくなるので、ワークを傷つけるおそれがなくなる
ので、ワークの移載作業における作業者の負担をさらに
軽減できる。
【0045】請求項4記載の発明によれば、一切の操作
が装置側で可能となるので、1人作業が可能となり、か
つ装置をコンパクト化できる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、ワークの移
載作業を迅速化できるので、作業効率を大幅に向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における移載装置の概略構
成を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態における移載装置の概略構
成を示す側面図である。
【図3】本移載装置の各要素の詳細構造を示す斜視図で
ある。
【図4】アームの開動作の原理を示す説明図であって、
(a)は背面図(ただし、上下逆転している)、(b)
は上面図を示している。
【図5】アームの閉動作の原理を示す説明図であって、
(a)は背面図(ただし、上下逆転している)、(b)
は上面図を示している。
【図6】本移載装置の制御系の主要部を示すブロック図
である。
【図7】本移載装置の各要素の動作位置を示す模式図で
ある。
【図8】本移載装置による移載作業の手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 移載装置 2 アームフレーム 3 アーム 5 ワーク 6 アーム部 7 旋回軸 8 旋回フレーム(旋回機構) 9 昇降部(昇降機構) 10 軌道 11 走行部 111 走行フレーム(フレーム) 12 センサ 13 アクチュエータ 14 制御部(操作部を含む) 15 中間緩衝材 15a 挿抜溝 61 連動部 62 連結スライド機構 63 保持機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長ワークを横倒しにして移載するため
    の装置であって、水平軌道上を走行可能なフレームに、
    ワークを昇降させる昇降機構と、この昇降動作と連動し
    て、ワークを上記軌道と直交する水平軸心回りに略90
    度旋回させる旋回機構とを設けたことを特徴とする移載
    装置。
  2. 【請求項2】 上記フレームはワークを抱え込むように
    前方が左右方向に開放されたコの字状に形成され、上記
    旋回により下側となるワークの背面側から中間緩衝材を
    挟んで該ワークを保持するべく上記開放端部に左右方向
    に伸縮可能なアームを設けたことを特徴とする請求項1
    記載の移載装置。
  3. 【請求項3】 ワークの背面側に嵌合される中間緩衝材
    に対し、上記伸縮するアームは挿抜可能であることを特
    徴とする請求項2記載の移載装置。
  4. 【請求項4】 上記アームの伸縮動作を操作するための
    操作部をフレーム内に組み込んだことを特徴とする請求
    項2又は3記載の移載装置。
  5. 【請求項5】 上記昇降機構によるワークの昇降動作
    と、上記旋回機構によるワークの旋回動作と、上記フレ
    ームの走行動作とを同時に行うように制御する制御部を
    設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の移載装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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