JP2002166904A - 充填包装機 - Google Patents

充填包装機

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JP2002166904A
JP2002166904A JP2000364144A JP2000364144A JP2002166904A JP 2002166904 A JP2002166904 A JP 2002166904A JP 2000364144 A JP2000364144 A JP 2000364144A JP 2000364144 A JP2000364144 A JP 2000364144A JP 2002166904 A JP2002166904 A JP 2002166904A
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JP
Japan
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temperature
filling
packaging machine
power saving
seal
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JP2000364144A
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English (en)
Inventor
Yuichi Maruyama
裕一 丸山
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電力を低減することが可能な充填包装機を
提供する。 【解決手段】原反フイルム1Aから送出されるフイルム
1を縦,横シール機構5,6によって縦,横シールする
ことで連続包装袋を形成し、この連続包装袋P内に被充
填物を充填する充填包装機であって、縦,横シール機構
5,6の設けられる一対のヒートシールロール5A,6
Aに配設され、電気ヒータK7よって加熱されるシール
板5B,6Bと、シール板5B,6Bの温度を検出する
温度検出手段K6と、温度検出手段K6によって検出さ
れる温度情報に基づいてシール板5A,6Aの温度を調
整する温度調整手段K4と、温度調整手段K4における
適正温度の設定を可能とするとともに、シール板5A,
6Aへの発熱を中断するか、もしくは前記適正温度より
も低い設定温度となるように温度調整手段K4を制御す
る省電力モードを備えた制御手段K3と、を備えてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状に巻かれ
たフィルムを製袋して、その包装袋内に液体,粉体ある
いは粘稠物質などの被充填物を充填する充填包装機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】液体,粉体あるいは粘稠物質などの被充
填物を充填包装する充填包装機として、例えば特開平1
−153410号公報や特開平2−4626号公報ある
いは特開平2−32929号公報などに開示されている
ものがある。この充填包装機は、連続移送されるフィル
ムを折返し、そのフィルムの折返両端縁を重ねて縦シー
ル機構により縦シールし、この縦シールしたフィルム内
に被充填物を充填し、このフィルムを横シール機構によ
り横シールして小袋を製袋した後、カッター機構により
横シール部分の中央部を切断して単包の小袋として分離
して搬出したり、あるいは横シール機構により横シール
して小袋を製袋した後に、その繋がった連包状態の小袋
を連続して搬出させて収納箱内に梱包して包装するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような充填包装機
の前記縦,横シール機構には、電気ヒータを備えたシー
ル板が備えられおり、品種毎の包装形態に応じて前記シ
ール板が適正温度(例えば、180℃)を維持するよう
に温度調整手段が設けられている。しかしながら温度調
整手段によって調整される前記電気ヒータの消費電力
は、縦,横シール機構合わせて3KW/h以上で、充填
包装機の消費電力の内、80%〜90%を占めるにも関
わらず、休憩時間や包装形態を変える段取り換え等で長
時間に渡って充填包装機を停止させる場合であっても、
前記電気ヒータによる前記シール板の加熱に時間を要し
てしまうことから、前記ヒータへの給電を中止せず、そ
のままの状態で放置されていることが一般的であり、大
きな電力を消費してしまうといった問題点を有してい
る。
【0004】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たもので、消費電力を低減することが可能な充填包装機
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の充填包装機は、
請求項1に記載したように、原反フイルムから送出され
るフイルムを縦,横シール機構によって縦,横シールす
ることで連続包装袋を形成し、この連続包装袋内に被充
填物を充填する充填包装機であって、縦,横シール機構
の設けられる一対のヒートシールロールに配設され、加
熱手段よって加熱されるシール板と、前記シール板の温
度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段によっ
て検出される温度情報に基づいて前記シール板の温度を
調整する温度調整手段と、前記シール板における基準温
度の設定を可能とするとともに、前記シール板への発熱
を中断するか、もしくは前記基準温度よりも低い設定温
度となるように前記温度調整手段を制御する省電力機能
を設けた制御手段と、を備えてなることを特徴とするも
のである。
【0006】また、請求項2に記載したように、請求項
1に記載した充填包装機において、前記省電力機能への
移行を許可する切替手段を備えてなることを特徴とする
ものである。
【0007】また、請求項3に記載したように、請求項
1に記載した充填包装機において前記制御手段は、前記
ヒートシールロールが動作しない待機状態が所定時間以
上になった際、あるいは予め定められた時間になった際
に前記省電力機能に移行してなることを特徴とするもの
である。
【0008】また、請求項4に記載したように、請求項
1もしくは請求項3に記載した充填包装機において、前
記制御手段は、前記省電力機能に移行した際に、前記
縦,横シール機構における駆動手段に供給する電力を遮
断してなることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項5に記載したように、請求項
1もしくは請求項3に記載した充填包装機において、前
記制御手段は、前記省電力機能に移行した後、所定時間
経過後に前記シール板が前記基準温度になるように前記
温度調整手段を復帰させるシール温度復帰機能を備えて
なることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項6に記載したように、請求項
5に記載した充填包装機において、前記制御手段は、前
記シール温度復帰機能に移行した際に、前記駆動手段へ
の電力供給を許可してなることを特徴とするものであ
る。
【0011】また、請求項7に記載したように、請求項
1から請求項4の何れかに記載した充填包装機におい
て、前記制御手段は、前記省電力機能に移行している際
に、充填包装機の運転を許可しない運転禁止機能を備え
てなることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項8に記載したように、請求項
1に記載した充填包装機において、品種毎の包装形態に
応じた前記基準温度、もしくは前記基準温度及び前記設
定温度を設定する設定値入力手段を備えてなることを特
徴とするものである。
【0013】また、請求項9に記載したように、請求項
1に記載した充填包装機において、前記省電力機能であ
ることを報知する報知手段を備えてなることを特徴とす
るものである。
【0014】また、本発明の充填包装機は請求項10に
記載したように、原反フイルムから送出されるフイルム
を縦,横シール機構によって縦,横シールすることで連
続包装袋を形成し、この連続包装袋内に被充填物を充填
する充填包装機であって、前記原反フイルムから前記縦
シール機構までの前記フイルムの送出経路間に設けら
れ、電気ヒータによって予備加熱板を熱して前記フイル
ムを予備加熱する予備加熱手段と、前記予備加熱手段に
設けられる前記予備加熱板の温度を調整する加熱板温度
調整手段と、前記予備加熱板における基準温度の設定を
可能とするとともに、前記予備加熱板の発熱を中断する
か、もしくは前記予備加熱板の前記基準温度よりも低い
設定温度になるように前記加熱板温度調整手段を制御す
る省電力機能を設けた制御手段と、を備えてなることを
特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
充填包装機について添付図面を参照して説明する。
【0016】図1において、充填包装機の全体構造を説
明すると、充填包装機は、保持枠1が設けられ、この保
持枠1に包装用のフィルム2をロール上に巻回した原反
フィルム1Aが着脱交換可能に設けられている。また、
充填包装機には、被充填物Wを密閉包装するために、フ
ィルム案内機構3及びフィルム折返し機構4を配設し、
縦シール機構5、横シール機構6、充填機構7、切断機
構8が備えられている。
【0017】フィルム2は、後述するシール部対応箇所
が透明なナイロンと低密度ポリエチレンとの積層体から
なり、前記ロール状原反フイルム1Aからフイルム2の
繰り出し機構となる縦シール機構5により引き出され、
フイルム案内機構3を介してフイルム折返し機構4に導
出され、フイルム折返し機構4に設けられた折返しガイ
ドによりフイルム2を長手方向に沿って二つ折りにされ
る。
【0018】縦シール機構5は、駆動手段M1によって
回転可能に設けられ、対向する一対の縦ヒートシールロ
ール5Aの外周に沿ってに設けられた縦シール板(シー
ル板)5Bによって、二つ折りにされたフイルム2の各
々折返し縁部と折返し端部同志(左右両縁部)とを、繰
り出しながら縦方向にヒートシールして縦シール部2A
を形成するものである。尚、両縦ヒートシールロール5
A内部には、後述する電気ヒータ(加熱手段)と後述す
る熱伝対(温度検出手段)とを内蔵している。
【0019】横シール機構6は、駆動手段M2によって
回転可能に設けられ、対向する一対の横ヒートシールロ
ール6Aに設けられた横シール板(シール板)6Bによ
って、フイルム2を横方向にヒートシールして、包装袋
Pとなる底部、即ち横シール部2Bを形成するものであ
る。尚、両横ヒートシールロール6A内部には、縦シー
ル機構5と同様に電気ヒータと熱伝対とを内蔵してい
る。
【0020】充填機構7は、縦シール部2A及び横シー
ル部2Bによって、連続する有底筒状に形成されたフィ
ルム2内に、例えば胡麻や肉片等の固形物を含む調味料
やスープからなる被充填物Wを充填するものである。ま
た、この被充填物Wを含むフィルム2袋口部は、更に送
られて再び横シール機構6によって横方向にヒートシー
ルされて封止状態となる。
【0021】切断機構8は、図示しない対向する一対の
刃体によって、上下方向に連包状態のフィルム2の横シ
ール部2Bの略中央部を切り離し切断し、包装袋Pをぞ
れぞれ1つずつに切り離すものである。
【0022】次に、本発明の充填包装機における電気的
な構成について、図2を用いて説明する。
【0023】切替手段K1は、後述する通常モードと省
電力モード(省電力機能)とを切替ることのできるもの
であり、後述する省電力モードにおける処理を許可する
スイッチ手段であって、例えばタッチパネル上のキー操
作によって切替操作できるものである。
【0024】設定値入力手段K2は、フィルムの材質や
厚み,シール形状等の品種毎に異なる包装形態に応じて
設定されるシール板5B,6Bの適正温度(基準温度)
や省電力モード時の設定温度等の各種設定値を入力可能
な生産条件入力手段であって、例えばタッチパネルから
なるものである。
【0025】制御手段K3は、例えばマイクロコンピュ
ータからなるもので、後述する処理動作のプログラムや
各種設定値が記憶されたROMや演算値を一時的に記憶
するRAM,前記プログラムを実行するためのCPU,
時間を判断する内部タイマ等を有するとともに、切替手
段K1や設定値入力手段K2,後述する各手段に対して
電気的な接続関係をなすためのI/Oインターフェイス
を有するものである。尚、制御手段K3は、充填包装機
を電気制御する制御手段と兼用することも可能である。
【0026】温度調整手段K4は、温調器K5と、温度
検出手段K6と、電気ヒータK7と、電源遮断手段K8
とから構成されている。尚、温度調整手段K4は、縦,
横シール機構5,6に各々設けられるヒートシールロー
ル5A,6A用の温度調整手段としてそれぞれ同様のも
のが設けられてなり、図2おいては、これを省略して示
すものである。
【0027】温調器K5は、制御手段K3から出力され
る温度データ(適正シール温度)に応じて、シール板5
B,6Bの温度が適正温度になるように、温度検出手段
によってシール板5B,6Bの温度を監視するととも
に、温度検出手段K4からの温度情報に基づきシール板
5B,6Bの温度を決定する電気ヒータK7への電力供
給を電源遮断手段K8を介して調整するものである。
【0028】温度検出手段K6は、縦,横シール機構
5,6にそれぞれ設けられる一対の縦,横ヒートシール
ローラ5A,6A内に配設されシール板5B,6Bの温
度を検出する熱伝対からなるもので、温調器K5との電
気的な接続はスリップリングを介して行われる。
【0029】電気ヒータK7は、縦,横シール機構5,
6にそれぞれ設けられる一対の縦,横ヒートシールロー
ラ5A,6A内にそれぞれ配設され、交流電源(例えば
AC200V)による電力供給によって発熱するもの
で、交流電源との電気的な接続は温度検出手段K6と同
様にスリップリングを介して行うものである。
【0030】電源遮断手段K8は、温調器K5の指令に
応じて電気ヒータK7への電力供給の供給/遮断を行う
もので、例えばソリッドステートリレー(SSR)が用
いられる。電源遮断手段は、制御手段からの温度データ
に基づく温調器K5の温度制御、例えば温調器K5から
の通電率に従うデューティー比制御を受けることでシー
ル板5B、6Bの温度を調整することになる。
【0031】駆動手段M1,M2は、縦,横ヒートシー
ルロール5A,6Aを回転駆動させるためのサーボモー
タからなり、制御手段K3とは、ドライバD1,D2を
介して電気的に接続されるものである。
【0032】表示手段(報知手段)K9は、各種設定値
や運転状態を表示する表示装置からなり、例えば、温度
検出手段K6の検出温度を表示することができる。尚、
表示手段K9は、切替手段K1や設定値入力手段K2を
兼ねた表示入力可能なタッチパネルにて構成することが
できる。
【0033】次に、制御手段K3における処理動作を図
3を用いて説明する。
【0034】制御手段K3は、予め設定値入力手段K2
にて入力された設定値に基づく省電力モードであるか通
常モードであるかを切替手段K1の入力状態から判断す
る(ステップS1)。ここで省電力モードである場合、
充填包装機の運転状態を、例えば、充填包装機の運転が
5分以上停止しているか否かを横ヒートシールロール6
Aに設けられる回転検出センサSからの出力に基づいて
判断する(ステップS2)。尚、回転検出センサSから
の信号に基づいてヒートシールロール6Aの運転状態を
確認することができる。
【0035】ステップS2において、充填包装機が5分
以上停止している場合、制御手段K3は、充填包装機の
各機構の運転を禁止状態とし、各シール板5B,6Bの
温度が品種毎の包装形態に応じた適正温度(例えば、1
80℃)よりも低く設定された設定温度(例えば、14
0℃)になるように、温度調整手段K4へ制御信号を出
力するとともに、各ヒートシールロール5A,6Aに設
けられる駆動手段M1,M2への電力供給の停止を促す
サーボOFF命令を各ドライバD1,D2に出力する
(ステップS3)。尚、温度調整手段K4は、前記制御
信号に応じた温度になるように温調器K5により電源遮
断手段K8をデューティー比制御することができる。
【0036】そして、制御手段K3は、省電力状態を解
除するために切替手段K1が通常モードに切替わってい
るか否かを判断する(ステップS4)。ステップS4に
おいて、切替手段K1の入力がなく、省電力モードのま
まである場合は省電力状態を継続する。尚、切替手段K
1の他に省電力状態を解除するため専用スイッチを設け
ることもできる。
【0037】また、制御手段K3は、ステップS4にお
いて切替手段K1が通常モードに切り替わっていた場合
は、縦,横ヒートシールロール5A,6Aの各シール板
5B,6Bが適正温度(180℃)に加熱されるための
温度データを温度調整手段K4に出力し(ステップS
5)、シール板5B,6Bが温められ適正温度になるま
で待機する(ステップS6)。尚、適正温度であるか否
かは、温度検出手段K6の温度情報にて判断することが
できる。
【0038】また、制御手段K3は、ステップS6にお
いてシール板5B,6Bが適正温度であると判断した場
合、各駆動手段M1,M2のドライバにサーボON命令
を出力するとともに、各充填包装機の各機構の運転を許
可し、充填包装機の運転が可能となる(ステップS
7)。
【0039】また、制御手段K3は、前述した処理手順
に加え、省電力モードに移行した後の所定時間経過後
(充填包装機の運転を開始する時間と、シール板が基準
温度に達するまでの時間とを考慮した時間)に、シール
板5B,6Bの温度を基準温度(180℃)に復帰(シ
ール温度復帰機能)させ、また駆動手段M1,M2への
電力供給を許可(サーボON)する自動復帰機能を備え
てなるものであって良い。この自動復帰機能を備えるこ
とによって、作業者の作業を軽減させることが可能とな
る。また、切替手段K1による手動復帰機能と自動復帰
機能とを切り換える選択スイッチを設けることで、省電
力機能を有する充填包装機の商品性が向上する。
【0040】かかる充填包装機は、原反フイルム1Aか
ら送出されるフイルム1を縦,横シール機構5,6によ
って縦,横シールすることで連続包装袋を形成し、この
連続包装袋P内に被充填物を充填する充填包装機であっ
て、縦,横シール機構5,6の設けられる一対のヒート
シールロール5A,6Aに配設され、電気ヒータK7よ
って加熱されるシール板5B,6Bと、シール板5B,
6Bの温度を検出する温度検出手段K6と、温度検出手
段K6によって検出される温度情報に基づいてシール板
5A,6Aの温度を調整する温度調整手段K4と、温度
調整手段K4における適正温度の設定を可能とするとと
もに、シール板5A,6Aへの発熱を中断するか、もし
くは前記適正温度よりも低い設定温度となるように温度
調整手段K4を制御する省電力モードを設けた制御手段
K3と、を備えてなることによって、包装作業の休憩時
間や包装形態を変える段取り換え等で長時間に渡って充
填包装機を停止させる場合に、充填包装機の消費電力の
内、大部分を占める電気ヒータへの給電が必要以上にな
されないため、節電することができる。また、省電力モ
ードにて、縦,横ヒートシールロール5A,6Aを適正
シール温度より低温にすることができるため、電気ヒー
タ周辺の機器への熱負荷を軽減できる。
【0041】また、省電力モードへの移行を許可する切
替手段を備えてなることによって、省電力モードを使用
するか否かを作業者が選択できるものとなる。
【0042】また、制御手段K3は、例えば、横シール
機構6に設けられた回転検出センサの出力信号に基づい
て、縦,横ヒートシールロール5A,6Aが動作しない
待機状態が所定時間以上になったと判断し、この際に自
動的に省電力モードに移行することによって、充填包装
機が運転状態でないことを自動的に判断することがで
き、作業者が操作をすることなく前記省電力モードに移
行することができる。
【0043】また、制御手段K3は、省電力モードに移
行した際に、縦,横シール機構5,6における駆動手段
M1,M2に供給する電力を遮断することにより、充填
包装機の消費電力を更に低減できる。
【0044】また、制御手段K3は、ステップS5にお
いてシール温度復帰機能に移行し、シール板5B,6B
が適正温度であると判断した場合、各駆動手段M1,M
2のドライバにサーボON命令を出力する。つまり駆動
手段M1,M2への電力供給を許可してなることによ
り、作業者が操作することなく自動的に駆動手段M1,
M2を復帰状態にすることができ、直ちに通常運転に移
行することが可能となる。
【0045】また、制御手段K3は、省電力モードに移
行している際に、充填包装機の運転を許可しない運転禁
止機能を備えてなることにより、適正温度ではない縦,
横シール板5B,6Bによってなされるヒートシールに
より発生するシール不良を防止することができる。
【0046】また、品種毎の包装形態に応じた適正温
度、もしくは前記適正温度と設定温度を設定する設定値
入力手段K2を備えてなることにより、多くの品種毎の
包装形態に対応することのできる充填包装機となる。
【0047】また、省電力モードであることを報知する
ための表示手段を備えてなることによって、作業者が容
易にして充填包装機の状態を確認することができる。
【0048】次に、図4を用いて本発明の他の実施の形
態を説明するが、前述した実施の形態と同一もしくは相
当箇所については同一符号を付して説明を省く。
【0049】本発明の他の実施の形態が前述した実施の
形態と比べ異なる点は、熱伝導率の低いフィルム21を
用いて充填包装する場合に用いられるフィルム21の予
備加熱手段9を充填包装機に備える点にある。この予備
加熱手段9について、本願出願人は、特願2000−2
97048号にて提案している。
【0050】かかる充填包装機は、縦,横シール機構
5,6の前段としてフィルム21を温めるための電気ヒ
ータK7を有する予備加熱板91を備え、図1に示す原
反フイルム1Aから縦,横シール機構5,6までのフイ
ルム21の送出経路間に設けられる予備加熱手段9と、
予備加熱手段9に設けられる予備加熱板91の温度を調
整する温度調整手段K4と、予備加熱板91における適
正温度(基準温度)の設定を可能とするとともに、予備
加熱板91の発熱を中断するか、もしくは予備加熱板9
1の前記適正温度よりも低い設定温度になるように温度
調整手段K4を制御する省電力機能を設けた制御手段K
3と、を備えてなる構成である。
【0051】すなわち、制御手段K3は、縦,横シール
機構5,6の電気ヒータK7に対する節約を行うととも
に、予備加熱手段9における電気ヒータの節電も行うも
のであって、このように予備加熱手段9を備える充填包
装機において、節電効果を高めることが可能となる。
【0052】尚、本発明の実施の形態では、省電力モー
ドの際にシール板の温度を基準温度より低い設定温度に
なるようにしたが、省電力モードの際に電源遮断手段を
動作させ電気ヒータへの電力供給を遮断し、前記シール
板の発熱を中断するものであっても良く、このように制
御することで電力の消費を更に抑制することが可能とな
る。
【0053】また、本発明の実施の形態では、縦,横シ
ール機構5,6における駆動手段M1,M2のドライバ
D1,D2にサーボOFFなる命令を出力し、駆動手段
M1,M2への電力供給を遮断しているが、ドライバD
1,D2への電源供給を直接遮断することで、駆動機構
M1,M2における電力消費を低減させるものであって
も良い。また、縦,横シール機構5,6における駆動手
段M1,M2の電力供給の遮断のみならず、切断機構8
等の他の駆動手段への電力供給を遮断(例えば、サーボ
OFF命令)することで、消費電力を更に低減すること
が可能となる。
【0054】また、本発明の実施の形態では、縦,横シ
ール機構5,6の縦,横ヒートシールロール5A,6A
単位で電気ヒータK7を備える充填包装機を例に挙げた
が、各ヒートシールロール5A,6Aに設けられる複数
のシール板5B,6B単位に電気ヒータK7を備える充
填包装機に本発明を適用することによって、節電効果は
更に絶大となる。
【0055】また、本発明の実施の形態では、省電力モ
ードへの移行は、制御手段K3によって充填包装機が停
止してから所定時間後に移行するものを例に挙げて説明
したが、本発明にあっては、例えば制御手段K3に設け
られたカレンダータイマ機能によって、予め定められる
時間帯に省電力モードに移行するものであっても良い。
【0056】また、制御手段に設けられるカレンダータ
イマ機能によって充填包装機の運転開始を行う場合は、
充填包装機の予定運転開始時刻よりも、例えば2時間前
に省電力モードによって予備加熱し、前記予定運転開始
時刻の30分前にシール板温度が適正温度(基準温度)
になるように制御することが可能であり、速やかに充填
包装機の運転開始を行うことができる。
【0057】また、本発明の実施の形態では、省電力モ
ードに切り換える手段を充填包装機を制御する制御手段
K3によって構成したが、本発明は、温調器K5の温度
設定を切り換え可能な専用の制御手段(例えば複数の温
調器をロータリースイッチやディップスイッチにより切
り換え可能とする回路構成)を設けるものであって良
い。
【0058】また、制御手段K3は、省電力モードに移
行した後、所定時間経過後(例えば1時間後)に縦,横
シール板5B,6Bが適正温度になるように温度調整手
段K4を復帰させるシール温度復帰機能を備えてなるこ
ともでき、作業者の手動操作によるシール温度復帰動作
を必要とせず、作業者による操作を軽減する充填包装機
となる。
【0059】また、本発明の実施形態では、温度検出手
段K6からの温度情報を温調器K5に取り込み、制御手
段K3によって設定され縦,横シール板5B,6Bが適
正温度になるように温調器K5が制御手段K3とは無関
係に温度調整するものであったが、例えば前述した制御
手段に温度調整手段である温度調整機能部を設けるとと
もに、前記制御手段が温度検出手段K6からの温度情報
を入力し、前記温度情報に基づいた制御信号(例えばデ
ューティー比制御信号)を電源遮断手段に出力すること
によって、シール板の温度を制御するものであっても良
い。
【0060】
【発明の効果】本発明は、原反フイルムから送出される
フイルムを縦,横シール機構によって縦,横シールする
ことで連続包装袋を形成し、この連続包装袋内に被充填
物を充填する充填包装機であって、縦,横シール機構の
設けられる一対のヒートシールロールに配設され、加熱
手段よって加熱されるシール板と、前記シール板の温度
を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段によって
検出される温度情報に基づいて前記シール板の温度を調
整する温度調整手段と、前記シール板における基準温度
の設定を可能とするとともに、前記シール板への発熱を
中断するか、もしくは前記基準温度よりも低い設定温度
となるように前記温度調整手段を制御する省電力機能を
設けた制御手段と、を備えてなることによって、消費電
力を低減することが可能な充填包装機を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体平面図。
【図2】本発明の実施の形態による制御手段の電気的構
成を示すブロック図。
【図3】本発明の実施の形態による制御手段の処理方法
を示す流れ図。
【図4】本発明の他の実施の形態による充填包装機を一
部断面で示す側面図。
【符号の説明】
1A 保持枠 2 フィルム W 被充填物 P 包装袋 5 縦シール機構 6 横シール機構 5A 縦シール板(シール板) 6A 横シール板(シール板) 9 予備加熱手段 91 予備加熱板 M1,M2 駆動手段 K1 切替手段 K2 設定値入力手段 K3 制御手段 K4 温度調整手段 K6 温度検出手段 K7 電気ヒータ K8 電源遮断手段 K9 表示手段(報知手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反フイルムから送出されるフイルムを
    縦,横シール機構によって縦,横シールすることで連続
    包装袋を形成し、この連続包装袋内に被充填物を充填す
    る充填包装機であって、縦,横シール機構の設けられる
    一対のヒートシールロールに配設され、加熱手段よって
    加熱されるシール板と、前記シール板の温度を検出する
    温度検出手段と、前記温度検出手段によって検出される
    温度情報に基づいて前記シール板の温度を調整する温度
    調整手段と、前記シール板における基準温度の設定を可
    能とするとともに、前記シール板への発熱を中断する
    か、もしくは前記基準温度よりも低い設定温度となるよ
    うに前記温度調整手段を制御する省電力機能を設けた制
    御手段と、を備えてなることを特徴とする充填包装機。
  2. 【請求項2】 前記省電力機能への移行を許可する切替
    手段を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の充
    填包装機。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記ヒートシールロー
    ルが動作しない待機状態が所定時間以上になった際、あ
    るいは予め定められた時間になった際に前記省電力機能
    に移行してなることを特徴とする請求項1に記載の充填
    包装機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記省電力機能に移行
    した際に、前記縦,横シール機構における駆動手段に供
    給する電力を遮断してなることを特徴とする請求項1も
    しくは請求項3に記載の充填包装機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記省電力機能に移行
    した後、所定時間経過後に前記シール板が前記基準温度
    になるように前記温度調整手段を復帰させるシール温度
    復帰機能を備えてなることを特徴とする請求項1もしく
    は請求項3に記載の充填包装機。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記シール温度復帰機
    能に移行した際に、前記駆動手段への電力供給を許可し
    てなることを特徴とする請求項5に記載の充填包装機。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記省電力機能に移行
    している際に、充填包装機の運転を許可しない運転禁止
    機能を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項
    4の何れかに記載の充填包装機。
  8. 【請求項8】 品種毎の包装形態に応じた前記基準温
    度、もしくは前記基準温度及び前記設定温度を設定する
    設定値入力手段を備えてなることを特徴とする請求項1
    に記載の充填包装機。
  9. 【請求項9】 前記省電力機能であることを報知する報
    知手段を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の
    充填包装機。
  10. 【請求項10】 原反フイルムから送出されるフイルム
    を縦,横シール機構によって縦,横シールすることで連
    続包装袋を形成し、この連続包装袋内に被充填物を充填
    する充填包装機であって、前記原反フイルムから前記縦
    シール機構までの前記フイルムの送出経路間に設けら
    れ、電気ヒータによって予備加熱板を熱して前記フイル
    ムを予備加熱する予備加熱手段と、前記予備加熱手段に
    設けられる前記予備加熱板の温度を調整する加熱板温度
    調整手段と、前記予備加熱板における基準温度の設定を
    可能とするとともに、前記予備加熱板の発熱を中断する
    か、もしくは前記予備加熱板の前記基準温度よりも低い
    設定温度になるように前記加熱板温度調整手段を制御す
    る省電力機能を設けた制御手段と、を備えてなることを
    特徴とする充填包装機。
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