JP2002321714A - ヒートシール装置 - Google Patents

ヒートシール装置

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JP2002321714A
JP2002321714A JP2001127004A JP2001127004A JP2002321714A JP 2002321714 A JP2002321714 A JP 2002321714A JP 2001127004 A JP2001127004 A JP 2001127004A JP 2001127004 A JP2001127004 A JP 2001127004A JP 2002321714 A JP2002321714 A JP 2002321714A
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heat
temperature
sealing
seal
vertical
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Yasuhito Miyazawa
泰人 宮澤
Masaji Osabe
雅二 長部
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間にて暖機を行うことのできる生産性の良
好なヒートシール装置を提供する。 【解決手段】連続移送されるフィルム2を挟持すること
によりヒートシールする縦シール機構5であって、軸部
5Dを軸心にして回転可能な一対の縦ヒートシールロー
ル5Aの外周に沿って設けられる縦シール体5Bと、縦
ヒートシールロール5Aに近接して設けられ軸部5Dを
軸支する軸受台5Fと、縦ヒートシールロール5A内に
設けられ縦シール体5Bを加熱する電気ヒータ5Cと、
装置の電源投入時から所定時間経過する、もしくは軸受
台5Fが安定温度に到達するまで、縦シール体5Bが通
常運転時よりも高温になるように電気ヒータ5Cを制御
する制御手段K3とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムにヒート
シールを施すヒートシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体,粉体あるいは粘稠物質などの被充
填物を充填包装する充填包装機として、例えば特開平1
−153410号公報や特開平2−4626号公報ある
いは特開平2−32929号公報などに開示されている
ものがある。この充填包装機は、連続移送されるフィル
ムを折返し、そのフィルムの折返両端縁を重ねて縦シー
ル機構により縦シールし、この縦シールしたフィルム内
に被充填物を充填し、このフィルムを横シール機構によ
り横シールして小袋を製袋した後、カッター機構により
横シール部分の中央部を切断して単包の小袋として分離
して搬出したり、あるいは横シール機構により横シール
して小袋を製袋した後に、その繋がった連包状態の小袋
を連続して搬出させて収納箱内に梱包して包装するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような充填包装機
のヒートシール装置となる前記縦,横シール機構には、
電気ヒータを有するシール体が備えられており、ヒート
シールする際には、前記シール体がヒートシール適正温
度(例えば、170℃)になるように加熱されている。
【0004】また、充填包装機の運転開始時(電源投入
時)には、前記シール体がヒートシール適正温度に達す
ることは勿論、前記シール体の周辺部品においても熱膨
張による寸法誤差を少なくするため、周辺部品の熱膨張
が収束し安定状態となるまで、暖機運転を続ける必要が
あった。
【0005】しかしながら、これらの周辺部品は、電気
ヒータ等からなる専用の加熱手段を有しておらず、加熱
された前記シール体等の輻射熱や各部品から熱伝達され
ることによって、少しづつ暖められていたため、暖機す
るための長い時間を必要とするものであった。したがっ
て、電源を投入してからしばらくの間、製品を生産する
ことができず、充填包装機の稼働時間を短縮してしまう
という問題を有していた。
【0006】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たもので、短時間にて暖機を行うことができる生産性の
良好なヒートシール装置を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のヒートシール装
置は、請求項1に記載したように、連続移送されるフィ
ルムを挟持することによりヒートシールするヒートシー
ル装置であって、軸部を軸心にして回転可能な一対のヒ
ートシールロールの外周に沿って設けられるシール体
と、前記ヒートシールロールに近接して設けられ前記軸
部を軸支する支持体と、ヒートシールロール内に設けら
れ前記シール体を加熱する加熱手段と、装置の電源投入
時から所定時間経過する、もしくは前記支持部が所定温
度に到達するまで、前記シール体が通常運転時よりも高
温になるように前記加熱手段を制御する制御手段とを備
えてなることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明のヒートシール装置は、請求
項2に記載したように、連続移送されるフィルムを挟持
することによりヒートシールする一対のシール体と、前
記シール体の周辺に設けられ、前記シール体を支持する
支持部と、前記シール体を加熱する加熱手段と、装置の
電源投入時から所定時間経過する、もしくは前記支持部
が所定温度に到達するまで、前記シール体が通常運転時
よりも高温になるように前記加熱手段を制御する制御手
段とを備えてなることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明のヒートシール装置は、請求
項3に記載したように、連続移送されるフィルムを挟圧
することによりヒートシールする一対のシール体と、前
記シール体の周辺に設けられ、ヒートシール適正温度に
加熱された一対の前記シール体によるフィルムの押し圧
力を調整する調整手段と、前記シール体を加熱する加熱
手段と、装置の電源投入時から所定時間経過する、もし
くは前記調整手段が所定温度に到達するまで、前記シー
ル体が前記ヒートシール適正温度よりも高温になるよう
に前記加熱手段を制御する制御手段とを備えてなること
を特徴とするものである。
【0010】また、請求項4に記載したように、請求項
1または請求項2に記載のヒートシール装置において、
前記支持体には、前記支持体の温度を検出する温度検出
手段を備えてなることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき説明するが、本発明のヒートシール装置及
びヒートシール方法を充填包装機に適用した例を挙げて
説明する。
【0012】図1において、充填包装機の全体構造を説
明すると、充填包装機は、原反軸1が設けられ、この原
反軸1に包装用のフィルム2をロール上に巻回した原反
フィルム1Aが着脱交換可能に設けられている。また、
充填包装機には、被充填物Wを密閉包装するために、フ
ィルム案内機構3及びフィルム折返し機構4を配設し、
縦シール機構5、横シール機構6、充填機構7、切断機
構8が備えられており、縦,横シール機構5,6は、ヒ
ートシール装置を構成するものである。
【0013】フィルム2は、後述するシール部対応箇所
が透明なナイロンと低密度ポリエチレンとの積層体から
なり、前記ロール状原反フィルム1Aからフィルム2の
繰り出し機構となる縦シール機構5により引き出され、
フィルム案内機構3を介してフィルム折返し機構4に導
出され、フィルム折返し機構4に設けられた折返しガイ
ドによりフィルム2を長手方向に沿って二つ折りにされ
る。
【0014】縦シール機構5は、サーボモータからなる
駆動手段M1によって回転可能に設けられ、対向する一
対の縦ヒートシールロール5Aの外周に沿って設けられ
た縦シール体(シール体)5Bによって、二つ折りにさ
れたフィルム2の各々折返し縁部と折返し端部同志(左
右両縁部)とを、繰り出しながら縦方向にヒートシール
して縦シール部2Aを形成するものである。
【0015】また、図2を用いて詳しく説明すると、縦
シール機構5は、外周に縦シール体5Bを配設し、内部
に電気ヒータ(加熱手段)5Cを配設するとともに、軸
部5Dを中心に回転可能な一対の縦ヒートシールロール
5Aと、装置の機台に固定配設され、ベアリング5Eを
介して軸部5Dを回転可能に軸支する軸受台(支持部)
5Fと、それぞれの縦ヒートシールロール5Aの軸部5
Dの端部に配設されるギア5Gを介して各縦ヒートシー
ルロール5Aを回転駆動する駆動手段M1とから主に構
成されるものである。なお、縦シール体5B近辺には、
縦シール体5Bの温度を検出するための熱電対等からな
るシール体温度検出手段(図示しない)が設けられてい
る。また、軸受台5Fの内部には、熱電対からなる軸受
温度検出手段(温度検出手段)が設けられている。
【0016】横シール機構6は、サーボモータからなる
駆動手段M2によって回転可能に設けられ、対向する一
対の横ヒートシールロール6Aに設けられた横シール体
(シール体)6Bによって、フィルム2を横方向にヒー
トシールして、包装袋Pとなる底部、即ち横シール部2
Bを形成するものである。また、横シール機構6は、縦
シール機構5と比べてヒートシールロール6Aの形状及
び軸受する構造が異なるものの、その他の構成は、縦シ
ール機構5と同様な構成であるため詳細な説明は省く。
【0017】充填機構7は、縦シール部2A及び横シー
ル部2Bによって、連続する有底筒状に形成されたフィ
ルム2内に、例えば胡麻や肉片等の固形物を含む調味料
やスープからなる被充填物Wを充填するものである。ま
た、この被充填物Wを含むフィルム2袋口部は、更に送
られて再び横シール機構6によって横方向にヒートシー
ルされて封止状態となる。
【0018】切断機構8は、図示しない対向する一対の
刃体によって、上下方向に連包状態のフィルム2の横シ
ール部2Bの略中央部を切り離し切断し、包装袋Pをぞ
れぞれ1つずつに切り離すものである。
【0019】次に、本発明の実施の形態の充填包装機の
縦シール機構5における電気的な構成について、図3を
用いて説明する。
【0020】電源スイッチK1は、充填包装機の電源を
オン/オフ切換するボタンスイッチなどからなる。ま
た、電源スイッチK1が、オンされることで、縦シール
機構5の電気ヒータ5Cなどの部品に電力供給が行われ
る。
【0021】軸受温度検出手段K2は、軸受台5Fに設
けられる熱電対からなるもので、軸受台5Fの温度値に
基づいた軸受温度信号を後述する制御手段へ出力するも
のである。
【0022】制御手段(切換手段)K3は、例えば、マ
イクロコンピュータからなるもので、後述する処理動作
のプログラムや各種設定値が記憶されたROM、演算値
を一時的に記憶するRAM、後述する温度データを不揮
発的に記憶するためのEEPROMまたはバックアップ
RAMからなる温度データ記憶部や前記プログラムを実
行するためのCPUを有するとともに、電源スイッチK
1や軸受温度検出手段K2,後述する各手段に対して電
気的な接続関係をなすためのI/Oインターフェイスを
備えるものである。なお、制御手段K3は、充填包装機
を電気制御する制御手段と兼用することも可能である。
【0023】電気ヒータ5Cは、縦シール機構5にそれ
ぞれ設けられる一対の縦ヒートシールローラ5A内にそ
れぞれ配設され、交流電源(例えばAC200V)によ
る電力供給によって発熱するもので、交流電源との電気
的な接続はスリップリングを介して行うものである。
【0024】電源遮断手段K4は、後述する温度調整手
段の指令に応じて電気ヒータ5Cへの電力供給の供給/
遮断を行うもので、例えばソリッドステートリレー(S
SR)が用いられる。また、電源遮断手段K4は、制御
手段K3からの温度データに基づく前記温度調整手段の
温度制御、例えば前記温度調整手段からの通電率に従う
デューティー比制御を受けることで縦シール体5Bの温
度を調整することになる。
【0025】シール体温度検出手段K5は、縦シール機
構5にそれぞれ設けられる一対の縦ヒートシールローラ
5A内に配設され縦シール体5Bの温度を検出する熱電
対からなるもので、後述する温度調整手段との電気的な
接続はスリップリングを介して行われる。
【0026】温度調整手段K6は、制御手段K3から出
力される温度データ(シール適正温度、または暖機加熱
温度)に応じて、縦シール体5Bの温度がヒートシール
適正温度または暖機加熱温度になるように、シール体温
度検出手段K5によって縦シール体5Bの温度を監視す
るとともに、シール体温度検出手段K5からの温度情報
に基づき縦シール体5Bの温度を決定する電気ヒータ5
Cへの電力供給を電源遮断手段K4を介して調整するも
のである。なお、温度調整手段K6は、縦シール機構5
に複数設けられる縦ヒートシールロール5A用の温度調
整手段としてそれぞれ同様のものが設けられてなり、図
2おいては、これを省略して示すものである。
【0027】表示手段K7は、各種設定値や運転状態を
表示する表示装置からなり、例えば、ヒートシール適正
温度や「暖機運転中」などの表示を行うものである。ま
た、シール体温度検出手段K6や軸受温度検出手段K2
からの検出温度を表示することもできる。なお、表示手
段K7は、各種設定値の入力手段(図示しない)を兼ね
た表示入力可能なタッチパネルにて構成することができ
る。
【0028】次に、制御手段K3における処理動作を図
4を用いて説明する。
【0029】制御手段K3は、電源のオン/オフ状態を
監視し(ステップS1)、オフからオン状態に切換えら
れた場合、縦シール体5Bが暖機加熱温度(例えば、2
20℃)となるように温度データを温度調整手段K6に
出力する(ステップS2)。なお、暖機加熱温度は、ベ
アリング5E周辺に塗設される潤滑剤などの部材におけ
る耐熱性や電気ヒータ5Cの性能を考慮した予め設定さ
れた温度であり、できるだけ高い温度に設定されてな
る。
【0030】また、制御手段K3は、軸受温度検出手段
K2によって検出される軸受台5Fの温度が安定温度
(例えば、100℃)に達しているか否かを判断し(ス
テップS3)、軸受台5Fの温度が安定温度未満である
と判断した場合は、暖機運転中であることを示す、例え
ば「暖機運転中」などの表示を行うように表示手段K7
を制御し(ステップS4)、ステップS3において、軸
受台5Fの温度が安定温度以上であると判断した場合
は、縦シール体5Bがシール適正温度(例えば、169
〜171℃)となるように温度データを温度調整手段K
6に出力する(ステップS5)。なお、安定温度(所定
温度)は、通常の運転時における軸受台5Fの安定した
温度(熱膨張の収束した温度)であり、経験的な温度値
を予め設定されてなる。
【0031】また、制御手段K3は、シール体温度検出
手段K5の検出結果から縦シール体5Bがシール適正温
度であるか否かを判断し(ステップS6)、縦シール体
5Bがシール適正温度であると判断された場合、通常運
転が可能であることを示す、例えば「運転可能」等の表
示を行うように表示手段K7を制御する(ステップS
7)。
【0032】かかる充填包装機のヒートシール装置によ
れば、連続移送されるフィルム2を挟持することにより
ヒートシールする縦シール機構5であって、軸部5Dを
軸心にして回転可能な一対の縦ヒートシールロール5A
の外周に沿って設けられる縦シール体5Bと、縦ヒート
シールロール5Aに近接して設けられ軸部5Dを軸支す
る軸受台5Fと、縦ヒートシールロール5A内に設けら
れ縦シール体5Bを加熱する電気ヒータ5Cと、装置の
電源投入時から軸受台5Fが安定温度に到達するまで、
縦シール体5Bが通常運転時よりも高温になるように温
度調整手段K7等を介して電気ヒータ5Cを制御する制
御手段K3とを備えてなることにより、縦シール体5B
や軸部5Dなどの構成部品が通常運転時よりも高温状態
になり、他の周辺部品である軸受台5Fなどの部品へ伝
達する熱が大きくなるため、短時間にて前記周辺部品を
暖めることができる。特に、フィルム2を挟持する縦シ
ール体5B間の隙間距離に影響する軸受台5Fや軸部5
Dをいち早く安定温度とすることができるため、電源を
投入してから従来よりも短時間にて暖機運転を終了する
ことができるようになり、稼働時間の長い生産性の優れ
たヒートシール装置となる。
【0033】また、上述した実施の形態の他にも、連続
移送されるフィルムを挟圧することによりヒートシール
装置に対しても本発明を適応することができ、本発明の
ヒートシール装置を前述と同様の充填包装機の横シール
機構6として図5を用いて説明する。
【0034】横シール機構6は、外周に複数の横シール
体6Bを配設し、上述した縦シール機構5と同様に、内
部に電気ヒータ6C(加熱手段)を配設するとともに、
軸部6Dを中心に回転可能な一対の横ヒートシールロー
ル6Aと、装置の機台に固定配設され、ベアリング6E
を介して一方の横ヒートシールロール6Aの軸部6Dを
回転可能に軸支する軸受台6Fと、この軸受台6Fに固
定されるガイド6Gに沿って滑動可能に設けられ他方の
横ヒートシールロール6Aをベアリング6Eを介して回
転可能に軸支するスライド台6Hと、このスライド台6
Hを軸受台6F方向に押し付けるエアーシリンダからな
る押圧部材6Iと、軸受台6Fとスライド台6Hとの間
に介在し横ヒートシールロール6Aが挟み込むフィルム
2への押圧力を調整するシリコンゴムやばね等からなる
弾性部材(調整部材)6Jと、それぞれの横ヒートシー
ルロール6Aの軸部6Dの端部に配設されるギア6Kを
介して各横ヒートシールロール6Aを回転駆動する駆動
手段M2と、から主に構成されるものである。なお、横
シール体6B近辺には、横シール体6Bの温度を検出す
るための熱電対等からなるシール体温度検出手段(図示
しない)が設けられている。また、弾性部材6Jに近接
し、暖機運転時において、弾性部材6Jの温度変化と略
同等な温度変化をする軸受台6Fの位置に、熱電対等か
らなる軸受温度検出手段(図示しない)が設けられてい
る。
【0035】また、上述の横シール機構6における電気
的な構成及び制御手段の処理動作においては、前述した
縦シール機構5と略同様なものであり、説明を省略す
る。
【0036】かかる横シール機構6の構成によれば、連
続移送されるフィルム2を挟圧することによりヒートシ
ールする一対の横シール体6Bと、横シール体6Bの周
辺に設けられ、ヒートシール適正温度に加熱された一対
の横シール体6Bによるフィルム2の押圧力を調整する
弾性部材6Jと、横シール体6Bを加熱する電気ヒータ
6Cと、装置の電源投入時から弾性部材6Jが安定温度
に到達するまで、横シール体6Bがヒートシール適正温
度よりも高温になるように温度調整手段K7等を介して
電気ヒータ6Cを制御する制御手段とを備えてなること
により、横シール体6Bや軸部6Dなどの構成部品が通
常運転時よりも高温状態になり、他の周辺部品である軸
受台6Fや弾性部材6Jなどの部品へ伝達する熱が大き
くなるため、短時間にて前記周辺部品を暖めることがで
きる。特に、フィルム2を挟圧する横シール体6B間の
押圧力に影響する弾性部材5Jや軸受台5Fやスライド
台6Hをいち早く安定温度とすることができるため、電
源を投入してから従来よりも短時間にて暖機運転を終了
することができるようになり、稼働時間の長い生産性の
優れたヒートシール装置となる。
【0037】なお、本発明の実施の形態の制御手段K3
は、軸受温度検出手段K2を用いて軸受台5Fの温度を
監視し、経験的な安定温度(所定温度)となるまで、シ
ール体5B,6Bがヒートシール適正温度よりも高温に
なるように電気ヒータ5Cを制御して暖機運転するもの
を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、経験的な暖機時間(所定時間)を予め設定
し、前記暖機時間(例えば、2時間)が経過するまで、
シール体5B,6Bがヒートシール適正温度よりも高温
になるように電気ヒータ5Cを制御するものであっても
良く、上述した実施の形態と同様な効果が得られる。ま
た、前記暖機時間や暖機運転時のシール体の設定温度を
設定変更可能にする入力手段を設けることもでき、生産
する包装袋Pの品質などに応じたヒートシール適正温度
や室温などに基づいて適切な暖機運転を行うことができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、連続移送されるフィルムを挟
持することによりヒートシールするヒートシール装置で
あって、短時間にて暖機を行うことのできる生産性の良
好なヒートシール装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体平面図。
【図2】縦シール機構を一部断面で示す平面図。
【図3】本発明の実施の形態による制御手段の電気的構
成を示すブロック図。
【図4】本発明の実施の形態による制御手段の処理方法
を示す流れ図。
【図5】横シール機構を一部断面で示す平面図。
【符号の説明】
2 フィルム 5 縦シール機構(ヒートシール装置) 5A 縦ヒートシールロール(ヒートシールロール) 5B 縦シール体(シール体) 5C 電気ヒータ(加熱手段) 5D 軸部 5F 軸受台(支持体) 6 横シール機構(ヒートシール装置) 6A 横ヒートシールロール(ヒートシールロール) 6B 横シール体(シール体) 6C 電気ヒータ(加熱手段) 6J 弾性部材(調整部材) K2 軸受温度検出手段(温度検出手段) K3 制御手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3E050 AB02 BA01 BA02 BA03 DB01 DD04 DF02 FB01 FB07 GB03 HA02 HA03 HB01 HB09 3E094 AA13 BA01 BA04 BA06 CA03 CA08 DA07 EA03 GA01 GA10 GA13 HA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続移送されるフィルムを挟持することに
    よりヒートシールするヒートシール装置であって、軸部
    を軸心にして回転可能な一対のヒートシールロールの外
    周に沿って設けられるシール体と、前記ヒートシールロ
    ールに近接して設けられ前記軸部を軸支する支持体と、
    ヒートシールロール内に設けられ前記シール体を加熱す
    る加熱手段と、装置の電源投入時から所定時間経過す
    る、もしくは前記支持部が所定温度に到達するまで、前
    記シール体が通常運転時よりも高温になるように前記加
    熱手段を制御する制御手段とを備えてなることを特徴と
    するヒートシール装置。
  2. 【請求項2】連続移送されるフィルムを挟持することに
    よりヒートシールする一対のシール体と、前記シール体
    の周辺に設けられ、前記シール体を支持する支持部と、
    前記シール体を加熱する加熱手段と、装置の電源投入時
    から所定時間経過する、もしくは前記支持部が所定温度
    に到達するまで、前記シール体が通常運転時よりも高温
    になるように前記加熱手段を制御する制御手段とを備え
    てなることを特徴とするヒートシール装置。
  3. 【請求項3】連続移送されるフィルムを挟圧することに
    よりヒートシールする一対のシール体と、前記シール体
    の周辺に設けられ、ヒートシール適正温度に加熱された
    一対の前記シール体によるフィルムの押し圧力を調整す
    る調整手段と、前記シール体を加熱する加熱手段と、装
    置の電源投入時から所定時間経過する、もしくは前記調
    整手段が所定温度に到達するまで、前記シール体が前記
    ヒートシール適正温度よりも高温になるように前記加熱
    手段を制御する制御手段とを備えてなることを特徴とす
    るヒートシール装置。
  4. 【請求項4】前記支持体には、前記支持体の温度を検出
    する温度検出手段を備えてなることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のヒートシール装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006027672A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Fujimori Kogyo Co Ltd ヒートシール方法及びヒートシール装置
JP2008505816A (ja) * 2004-07-09 2008-02-28 ミードウエストヴェイコ・パッケージング・システムズ・エルエルシー カートンを密封するための装置
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