JP2002166789A - 伸縮ポール - Google Patents

伸縮ポール

Info

Publication number
JP2002166789A
JP2002166789A JP2000364042A JP2000364042A JP2002166789A JP 2002166789 A JP2002166789 A JP 2002166789A JP 2000364042 A JP2000364042 A JP 2000364042A JP 2000364042 A JP2000364042 A JP 2000364042A JP 2002166789 A JP2002166789 A JP 2002166789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
drive cord
telescopic
tip
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000364042A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Ono
貞夫 大野
Rumi Miyashita
瑠美 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokowo Co Ltd, Yokowo Mfg Co Ltd filed Critical Yokowo Co Ltd
Priority to JP2000364042A priority Critical patent/JP2002166789A/ja
Publication of JP2002166789A publication Critical patent/JP2002166789A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数が少なく小型化および軽量化に好適
で、多段ポール部10の上昇端および下降端で生ずる衝
撃を吸収できる伸縮ポールを提供する。 【解決手段】伸縮自在な多段ポール部10内にドライブ
コード12を挿通し、ドライブコード12の先端部を多
段ポール部10の先端ポール10aに連結し、多段ポー
ル部10の基端側で、モータ16に駆動連結したギアを
ドライブコード12に刻設したラック12aに噛合し、
モータ16の駆動回転で多段ポール部10を伸長および
収縮させる伸縮ポールであって、ドライブコード12の
突出で先端ポール10aを伸長方向に押圧する箇所と、
ドライブコード12の引き込みで先端ポール10aを収
縮方向に押圧する箇所にそれぞれの第1と第2ゴム部材
20、24を配設する。第1と第2ゴム部材20、24
の弾性変形により、ドライブコード12と先端ポール1
0aが相対的に軸方向にずれ得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動で多段
ポール部が伸長および収縮する伸縮ポールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車用コーナポールは、伸縮自在なテ
レスコープ状の多段ポール部内にドライブコードが挿通
され、このドライブコードの先端が多段ポール部の先端
ポールに連結される。そして、多段ポール部の基端側
で、モータに駆動連結されたギアがドライブコードに刻
設されたラックに噛合される。そこで、モータの駆動回
転によりドライブコードが突出しまたは引き込まれ、こ
れに伴って多段ポール部が伸長または収縮する。さら
に、先端ポールの先端部は透明樹脂で形成され、先端ポ
ール内にLEDが配設されて構成される。そして、多段
ポール部が伸長された状態で、LEDが点灯されて、先
端ポールの位置が夜間でも視認できるようになされる。
【0003】また、伸縮ポールアンテナは、自動車用コ
ーナポールと同様な構造であるが、多段ポール部の各段
のポールが導電材でそれぞれに形成されるとともに、各
段のポール間が適宜な導電接触バネなどを介して確実に
電気的接続するように構成される。そして、伸長状態で
受信周波数帯に対して所定の電気長となるように設定さ
れる。なお、先端ポールには、先端側が透明樹脂で形成
されることやLEDが設けられる必要がないことは勿論
である。
【0004】上記自動車用コーナポールおよび伸縮ポー
ルアンテナにあっては、多段ポールが最も伸長した状態
および最も収縮状態でモータの駆動を停止する手段が設
けられる。その一例として、多段ポール部の伸縮状態の
上昇端と下降端をそれぞれリミットスイッチで検出する
ものがある。また、他の例として、上昇端および下降端
でモータに加わる負荷が急激に増大するのに伴って増加
する電流の変化を検出するものがある。
【0005】いずれの検出手段でも、多段ポール部が上
昇端および下降端となった時点で、モータを急激に停止
してその回転を止めることは困難である。そこで、多段
ポール部およびドライブコードに加わる衝撃を緩和する
機構が必要となる。
【0006】従来のこの衝撃を緩和する機構として、以
下のごときものがあった。まず、モータの回転軸にウォ
ームギアを固定し、これをハスバギアに噛合させる。こ
のハスバギアの回転軸に平歯車を配設し、この平歯車が
ドライブコードに刻印されたラックに噛合される。そし
て、ハスバギアと平歯車を回転軸回りに相対回転自在と
し、しかも両者の間に粘性クラッチ機構を設けて、ハス
バギアから平歯車に伝達し得る回転動力が制限される。
または、ハスバギアと平歯車を回転軸回りに所定の範囲
で相対的に揺動自在とし、両者間に弾性部材を設け、こ
の弾性部材の弾性変形によって衝撃力が吸収される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、部品
点数が多く、それだけ構造を小型化および軽量化しにく
い。また、多くの部品を組み込むためには、多くの工数
を必要とし、製品を安価に提供できない。
【0008】本発明は、かかる従来技術の事情に鑑みて
なされたもので、部品点数が少なく小型化および軽量化
に好適であって、衝撃を吸収しえる伸縮ポールを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の伸縮ポールは、伸縮自在な多段ポール部
内にドライブコードを挿通し、このドライブコードの先
端部を前記多段ポール部の先端ポールに連結し、前記多
段ポール部の基端側で、モータに駆動連結したギアを前
記ドライブコードに刻設したラックに噛合し、前記モー
タの駆動回転で前記多段ポール部を伸長および収縮させ
る伸縮ポールであって、前記ドライブコードの先端部と
前記先端ポールとを弾性部材を介して連結してこの弾性
部材の弾性変形により前記ドライブコードと前記先端ポ
ールが相対的に軸方向にずれ得るように構成されてい
る。
【0010】そして、前記ドライブコードの突出で前記
先端ポールを伸長方向に押圧する箇所と、前記ドライブ
コードの引き込みで前記先端ポールを収縮方向に押圧す
る箇所にそれぞれのゴム部材からなる前記弾性部材を配
設して構成しても良い。
【0011】また、伸縮自在な多段ポール部内にドライ
ブコードを挿通し、このドライブコードの先端部を前記
多段ポール部の先端ポールに連結し、前記多段ポール部
の基端側で、モータに駆動連結した平歯車を前記ドライ
ブコードに刻設したラックに噛合し、前記モータの駆動
回転で前記多段ポール部を伸長及び収縮させる伸縮ポー
ルであって、前記モータの出力軸にウォームギアを固定
し、このウォームギアにハスバギアを噛合し、このハス
バギアと前記平歯車を回転軸回りに相対回転しないよう
に連結し、少なくとも前記ハスバギアを前記回転軸の軸
方向にずれ得るようになし、前記ハスバギアを前記回転
軸の所定位置に弾性部材で弾力的に保持するように構成
しても良い。
【0012】そして、前記ハスバギアと平歯車を一体成
形し、この一体成形体を前記回転軸の軸方向にずれ得る
ようになすとともに、軸方向の両端側にゴム部材からな
る前記弾性部材を配設して構成することもできる。
【0013】さらに、前記先端ポールの先端側を透明樹
脂で形成するとともに先端ポール内にLEDを配設し、
自動車用コーナポールとして用いるように構成すること
もできる。
【0014】さらにまた、前記多段ポール部の各段のポ
ールを導電材でそれぞれ形成するとともに前記各段のポ
ール間が電気的接続するようになし、伸縮ポールアンテ
ナとして用いるように構成することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
および図2を参照して説明する。図1は、本発明の伸縮
ポールの第1実施例を自動車用コーナポールに適用した
切り欠き全体構成図である。図2は、先端ポールとドラ
イブコードの連結を示す要部縦断面図であり、(a)は
ドライブコードが先端ポールを押圧しない状態を示し、
(b)はドライブコードが先端ポールを先端側に押圧し
ている状態を示し、(c)はドライブコードが先端ポー
ルを先端側と反対側に押圧している状態を示す。なお、
図1で多段ポール部の中間部は、図示が省略されてい
る。
【0016】図1において、テレスコープ状の伸縮自在
な多段ポール部10内に一側面にラック12aが刻設さ
れたドライブコード12が挿通され、多段ポール部10
の基端側から突出するドライブコード12のラック12
aに、平歯車14が噛合される。この平歯車14には一
体的に図1では図示しないハスバギアが設けられ、この
ハスバギアにモータ16の出力軸に固定されたウォーム
ギア18が噛合される。
【0017】また、ドライブコード12の先端部は、多
段ポール部10の先端ポール10aに対して軸方向にず
れ得るように連結される。具体的には、ドライブコード
12の先端側で、弾性部材としての第1ゴム部材20を
介して先端ポール10aを先端側に押圧するようにな
し、またドライブコード12の引き込みに対して、先端
ポール10aの基端側に設けた抜け止め部材22に弾性
部材としての第2ゴム部材24を介して押圧するように
構成される。なお、先端ポール10aの先端側は透明樹
脂26で形成される。また、先端ポール10a内でドラ
イブコード12の先端に、適宜に点灯させ得るLED2
8が配設される。
【0018】かかる構成において、ドライブコード12
が先端ポール10aを軸方向のいずれにも押圧していな
い状態では、図2(a)に示すごとく、第1ゴム部材2
0および第2ゴム部材24はともに弾性変形していない
状態にある。そして、ドライブコード12が突出されて
多段ポール部10が伸長される間は、第1ゴム部材20
がある程度弾性変形しながら先端ポール10aを伸長方
向に押圧し、多段ポール部10が上昇端に至ると、第1
ゴム部材20が図2(b)のごとく大幅に弾性変形し
て、先端ポール10aに対してドライブコード12の先
端部が軸方向にずれるのを許容し、この弾性変形により
多段ポール部10が上昇端に達した瞬間に生ずるであろ
う衝撃力が吸収される。また、ドライブコード12が引
き込まれて多段ポール部10が収縮される間は、第2ゴ
ム部材24がある程度弾性変形しながら先端ポール10
aの抜け止め部材22を収縮方向に押圧し、多段ポール
部10が下降端に至ると、第2ゴム部材24が図2
(c)のごとく大幅に弾性変形して、先端ポール10a
に対してドライブコード12の先端部が軸方向にずれる
のを許容し、この弾性変形により衝撃力が吸収される。
【0019】本発明の第1実施例の伸縮ポールは、第1
ゴム部材20と第2ゴム部材24の弾性変形により衝撃
力を吸収するものであって、ドライブコード12をモー
タ16で駆動するための平歯車14とハスバギアは一体
で良い。そこで、従来の平歯車とハスバギアとの間に衝
撃を吸収する機構を組み込んだものに比べて、その構造
が簡単であって部品点数が少ない。この結果、本発明の
伸縮ポールは、小型化および軽量化に好適であるととも
に、部品の組み込み工数が少なく、製品を安価に提供で
きる。
【0020】次に、本発明の第2実施例を図3ないし図
7を参照して説明する。図3は、本発明の伸縮ポールの
第2実施例を自動車用コーナポールに適用した一部切り
欠き全体構造図である。図4は、図3のA−A断面矢視
拡大図である。図5は、ウォームギアとハスバギアの噛
合を示す図である。図6は、ウォームギアの時計回りの
回転に対してハスバギアが左側にずれることを示す図で
ある。図7は、ウォームギアの反時計回りの回転に対し
てハスバギアが右側にずれることを示す図である。な
お、図3で、多段ポール部の中間部は、図示が省略され
ている。
【0021】図3において、テレスコープ状の伸縮自在
な多段ポール部10内に一側面にラック12aが刻設さ
れたドライブコード12が挿通され、多段ポール部10
の基端側から突出するドライブコード12のラック12
aに平歯車14が噛合される。この平歯車14には図3
では図示しないハスバギアが一体成形で設けられ、この
ハスバギアに、モータ16の出力軸に固定されたウォー
ムギア18が噛合される。また、ドライブコード12の
先端部は、多段ポール部10の先端ポール10aに連結
される。そして、先端ポール10aの先端側は透明樹脂
26で形成され、先端ポール10a内でドライブコード
12の先端部には適宜に点灯させ得るLED28が配設
させる。
【0022】そして、図4に示すごとく、平歯車14と
これと樹脂材などで一体成形されたハスバギア36は、
回転軸30に対して軸方向にずれ得るように支承され
る。また、平歯車14とハスバギア36の一体成形体
を、回転軸30に対して軸方向の両側へのずれを弾力的
に規制して、回転軸30に対して所定位置に弾力的に保
持するための弾性部材としての第1ゴム部材32および
第2ゴム部材34が軸方向の両側にそれぞれ配設され
る。
【0023】かかる構成において、モータ16の回転駆
動によりウォームギア18とハスバギア36を介して平
歯車14が回転し、これにラック12aが噛合するドラ
イブコード12が突出または引き込まれて多段ポール部
10が伸長または収縮することは、従来技術と同様であ
る。しかしながら、例えば、多段ポール部10が上昇端
に至ると、ドライブコード12はそれ以上突出移動でき
ず、ラック12aに噛合する平歯車14の回転が停止さ
れる。ここで、ウォームギア18とハスバギア36の噛
合状態は、回転軸30に対して斜め方向の歯で互いに当
接している。そこで、平歯車14の回転の停止にともな
い、ハスバギア36の回転が停止すると、図6に示すご
とく、ウォ−ムギア18の時計回りの回転に対して、ハ
スバギア36を回転軸30の軸方向で左側にずらす方向
の力が作用する。そこで、図6で左側にある第1ゴム部
材32が強く押圧されて弾性変形してハスバギア36が
左側にずれるのを許容する。この結果、多段ポール部1
0が上昇端で、ドライブコード12の急激な移動停止と
ウォームギア18の回転継続で生ずるであろう衝撃力が
吸収される。
【0024】また、多段ポール10が下降端に至ると、
ドライブコード12はそれ以上引き込み移動できず、平
歯車14の回転が停止される。すると、平歯車14の回
転停止にともない、ハスバギア36の回転が停止する
と、図7に示すごとく、ウォームギア18の反時計回り
の回転に対して、ハスバギア36の回転軸30の軸方向
で右側にずらす方向の力が作用する。そこで、図7で右
側にある第2ゴム部材34が強く押圧されて弾性変形し
てハスバギア36が右側にずれるのを許容する。その結
果、多段ポール部10が下降端で、ドライブコード12
の急激な移動停止とウォームギア18の回転継続で生ず
るであろう衝撃力が吸収される。
【0025】本発明の第2実施例の伸縮ポールは、ハス
バギア36の軸方向のずれを第1ゴム部材32と第2ゴ
ム部材34が弾性変形して許容し、この弾性変形により
衝撃力を吸収するものであって、ドライブコード12を
移動させるためにラック12aと噛合する平歯車14
と、ウォームギア18の回転を平歯車14に伝達するハ
スバギア36とが一体で良い。そして、平歯車14とハ
スバギア36の一体成形体が、回転軸30に対して所定
位置を保持するように、第1ゴム部材32と第2ゴム部
材34が設けられた比較的に簡単な構造である。そこ
で、従来の平歯車とハスバギアとの間に粘性クラッチ機
構などを組み込んだものに比べて、その構造が簡単であ
って、部品点数が少ない。この結果、本発明の第2実施
例の伸縮ポールは、小型化および軽量化に好適であると
ともに、部品の組み込み工数が少なく、製品を安価に提
供できる。
【0026】なお、上記第1および第2実施例は、本発
明の伸縮ポールを自動車用コーナポールに適用したもの
であるが、これに限られず、伸縮ポールアンテナに適用
できることは勿論である。この伸縮ポールアンテナへの
適用において、多段ポール部10を伸長状態でポールア
ンテナとして作用させるために、各段のポールが導電材
で形成されるとともに各段のポール間が適宜な導電接触
バネなどを介して確実に電気的接続するように構成され
る。そして、伸長状態で、受信周波数帯に対して所定の
電気長に設定されることは、従来と同様である。なお、
透明樹脂26およびLED28は不要である。
【0027】また、上記第1実施例において第1ゴム部
材20および第2ゴム部材24を介して、先端ポール1
0aにドライブコード12の先端部を連結しているが、
これに限られず、1つのゴム部材で上昇端および下降端
のいずれの衝撃力を吸収するようにしても良い。そし
て、衝撃力を吸収する弾性部材は、ゴム部材に限られ
ず、コイルバネなどを用いても良い。さらに、弾性部材
によって、上昇端または下降端のいずれか一方の衝撃力
が吸収されるものであっても良い。
【0028】そしてまた、上記第2実施例において、第
1ゴム部材32と第2ゴム部材34により、ハスバギア
36を回転軸30に対して所定位置に保持するように構
成されているが、これに限られず、1つのゴム部材で所
定位置に保持するようにしても良い。そして、衝撃力を
吸収する弾性部材は、ゴム部材に限られず、コイルバネ
などを用いても良い。さらに、弾性部材によって、ハス
バギア36が回転軸30に対して軸方向で一方にのみず
れて衝撃力が吸収されるものであっても良い。そしてま
た、衝撃力を吸収するには、ハスバギア36が回転軸3
0の軸方向にずれることができれば良く、平歯車14自
体は回転軸30に対して軸方向に必ずしもずれる必要は
ない。そこで、平歯車14に対してハスバギア36が回
転軸30の軸回りには相対的に回転ができないが、軸方
向には相対的に接近および分離できる構造であっても良
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の伸縮ポー
ルは構成されているので、以下のごとき格別な効果を奏
する。
【0030】請求項1記載の伸縮ポールにあっては、ド
ライブコードの先端部と先端ポールを弾性部材を介して
連結したので、強い力に対して弾性部材が弾性変形して
先端ポールに対してドライブコードの先端部が軸方向に
相対的にずれることができ、衝撃力を確実に吸収するこ
とができる。そして、構造が簡単であって部品点数が少
なく、組み込み工数が少ない。また、モータでドライブ
コードを突出および引き込むためのギア機構に、従来の
ごとき粘性クラッチ機構や衝撃力を吸収させる弾性部材
を組み込む必要がなく、ギア機構の構成が極めて簡単と
なり、この部分の小型化が容易である。
【0031】請求項2記載の伸縮ポールにあっては、多
段ポール部の上昇端および下降端でそれぞれに衝撃力が
確実に吸収される。また、弾性部材をゴム部材で形成す
るので、成形などにより安価に製造できるとともにドラ
イブコードの先端部への組み込み作業が容易である。
【0032】請求項3記載の伸縮ポールにあっては、回
転軸に対してハスバギアを所定位置に弾性部材で保持
し、強い力に対してハスバギアが軸方向にずれて弾性部
材が弾性変形して衝撃力を確実に吸収することができ
る。そして、構造が簡単であって部品点数が少なく、組
み込み工数が少ない。
【0033】請求項4記載の伸縮ポールにあっては、ハ
スバギアと平歯車を一体成形し、回転軸の軸方向の両端
側に弾性部材を配設してなり、その構造が極めて簡単で
あり、また部品点数が少ない。
【0034】請求項5記載の伸縮ポールは、本発明を自
動車用コーナポールに適用することで、自動車コーナポ
ールの上昇端および下降端での衝撃力が確実に吸収で
き、しかも部品点数が少ない分だけ自動車コーナポール
を安価に製造することができる。
【0035】請求項6記載の伸縮ポールは、本発明を伸
縮ポールアンテナに適用することで、伸縮ポールアンテ
ナの上昇端および下降端でも衝撃力が確実に吸収でき、
しかも部品点数が少ない分だけ収縮ポールアンテナを安
価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸縮ポールを自動車用コーナポールに
適用した切り欠き全体構成図である。
【図2】先端ポールとドライブコードの連結を示す要部
縦断面図であり、(a)はドライブコードが先端ポール
を押圧しない状態を示し、(b)はドライブコードが先
端ポールを先端側に押圧している状態を示し、(c)は
ドライブコードが先端ポールを先端側と反対側に押圧し
ている状態を示す。
【図3】本発明の伸縮ポールの第2実施例を自動車用コ
ーナポールに適用した一部切り欠き全体構造図である。
【図4】図3のA−A断面矢視拡大図である。
【図5】ウォームギアとハスバギアの噛合を示す図であ
る。
【図6】ウォームギアの時計回りの回転に対してハスバ
ギアが左側にずれることを示す図である。
【図7】ウォームギアの反時計回りの回転に対してハス
バギアが右側にずれることを示す図である。
【符号の説明】
10 多段ポール部 10a 先端ポール 12 ドライブコード 12a ラック 14 平歯車 16 モータ 18 ウォームギア 20,32 第1ゴム部材 22 抜け止め部材 24,34 第2ゴム部材 26 透明樹脂 28 LED 30 回転軸 36 ハスバギア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮自在な多段ポール部内にドライブコ
    ードを挿通し、このドライブコードの先端部を前記多段
    ポール部の先端ポールに連結し、前記多段ポール部の基
    端側で、モータに駆動連結したギアを前記ドライブコー
    ドに刻設したラックに噛合し、前記モータの駆動回転で
    前記多段ポール部を伸長および収縮させる伸縮ポールで
    あって、前記ドライブコードの先端部と前記先端ポール
    とを弾性部材を介して連結してこの弾性部材の弾性変形
    により前記ドライブコードと前記先端ポールが相対的に
    軸方向にずれ得るように構成したことを特徴とする伸縮
    ポール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の伸縮ポールにおいて、前
    記ドライブコードの突出で前記先端ポールを伸長方向に
    押圧する箇所と、前記ドライブコードの引き込みで前記
    先端ポールを収縮方向に押圧する箇所にそれぞれのゴム
    部材からなる前記弾性部材を配設して構成したことを特
    徴とする伸縮ポール。
  3. 【請求項3】 伸縮自在な多段ポール部内にドライブコ
    ードを挿通し、このドライブコードの先端部を前記多段
    ポール部の先端ポールに連結し、前記多段ポール部の基
    端側で、モータに駆動連結した平歯車を前記ドライブコ
    ードに刻設したラックに噛合し、前記モータの駆動回転
    で前記多段ポール部を伸長及び収縮させる伸縮ポールで
    あって、前記モータの出力軸にウォームギアを固定し、
    このウォームギアにハスバギアを噛合し、このハスバギ
    アと前記平歯車を回転軸回りに相対回転しないように連
    結し、少なくとも前記ハスバギアを前記回転軸の軸方向
    にずれ得るようになし、前記ハスバギアを前記回転軸の
    所定位置に弾性部材で弾力的に保持するように構成した
    ことを特徴とする伸縮ポール。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の伸縮ポールにおいて、前
    記ハスバギアと平歯車を一体成形し、この一体成形体を
    前記回転軸の軸方向にずれ得るようになすとともに、軸
    方向の両端側にゴム部材からなる前記弾性部材を配設し
    て構成したことを特徴とする伸縮ポール。
  5. 【請求項5】 請求項1または3記載の伸縮ポールにお
    いて、前記先端ポールの先端側を透明樹脂で形成すると
    ともに先端ポール内にLEDを配設し、自動車用コーナ
    ポールとして用いるように構成したことを特徴とする伸
    縮ポール。
  6. 【請求項6】 請求項1または3記載の伸縮ポールにお
    いて、前記多段ポール部の各段のポールを導電材でそれ
    ぞれ形成するとともに前記各段のポール間が電気的接続
    するようになし、伸縮ポールアンテナとして用いるよう
    に構成したことを特徴とする伸縮ポール。
JP2000364042A 2000-11-30 2000-11-30 伸縮ポール Pending JP2002166789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364042A JP2002166789A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 伸縮ポール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364042A JP2002166789A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 伸縮ポール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002166789A true JP2002166789A (ja) 2002-06-11

Family

ID=18835055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000364042A Pending JP2002166789A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 伸縮ポール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002166789A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109987034A (zh) * 2019-04-26 2019-07-09 深圳市车安达机电有限公司 一种超薄手机支架
WO2021002463A1 (ja) * 2019-07-04 2021-01-07 株式会社東海理化電機製作所 ウェビング支持装置
CN115107978A (zh) * 2022-07-29 2022-09-27 广东逸动科技有限公司 伸缩装置、推进器以及船舶

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109987034A (zh) * 2019-04-26 2019-07-09 深圳市车安达机电有限公司 一种超薄手机支架
CN109987034B (zh) * 2019-04-26 2024-01-23 深圳市车安达机电有限公司 一种超薄手机支架
WO2021002463A1 (ja) * 2019-07-04 2021-01-07 株式会社東海理化電機製作所 ウェビング支持装置
JP2021011148A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 株式会社東海理化電機製作所 ウェビング支持装置
CN114025998A (zh) * 2019-07-04 2022-02-08 株式会社东海理化电机制作所 织带支承装置
US11951933B2 (en) 2019-07-04 2024-04-09 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Webbing support device
CN115107978A (zh) * 2022-07-29 2022-09-27 广东逸动科技有限公司 伸缩装置、推进器以及船舶
CN115107978B (zh) * 2022-07-29 2023-08-11 广东逸动科技有限公司 伸缩装置、推进器以及船舶

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100444296C (zh) 触发开关
US7204167B2 (en) Motor-driven power steering apparatus
JP4979801B2 (ja) ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置
CN104943736A (zh) 转向装置
US11022181B2 (en) Steering apparatus for vehicle
JP2008121892A (ja) 駆動装置
CN114364595A (zh) 车辆的转向柱
US20100212377A1 (en) Electric steering lock for vehicle
US20090158868A1 (en) Crank-Type Linear Actuator
JP2002166789A (ja) 伸縮ポール
JP3536296B2 (ja) 車両用操舵制御装置
US6439339B1 (en) Electronic power steering apparatus for vehicle
JP2009162367A (ja) アクチュエータ
JP5090991B2 (ja) 操舵装置
JP2001339906A (ja) 回転駆動装置
JP5072663B2 (ja) 車両の後輪操舵装置
EP1279865A2 (en) Jackscrew apparatus
WO1995008468A1 (en) Power steering device for an automobile
JP2008232185A (ja) ボールねじ機構
JP2008213667A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP4239946B2 (ja) 車両用ステアリングシステム
JP2533217B2 (ja) 電動伸縮形アンテナ駆動制御装置
JP3856606B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
CN110752706A (zh) 一种线性致动器的马达自锁装置和线性致动器
JP2006044545A (ja) ステアリングコラム装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101006